JP2002145260A - 仕切り板付き折り畳み式コンテナ - Google Patents

仕切り板付き折り畳み式コンテナ

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JP2002145260A
JP2002145260A JP2000339308A JP2000339308A JP2002145260A JP 2002145260 A JP2002145260 A JP 2002145260A JP 2000339308 A JP2000339308 A JP 2000339308A JP 2000339308 A JP2000339308 A JP 2000339308A JP 2002145260 A JP2002145260 A JP 2002145260A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 仕切り板が一体的に設けられ、仕切り板の組
立がコンテナ本体の組立て作動に連動して自動的に行わ
れる仕切り板付き折り畳み式コンテナの提供。 【解決手段】 第1の側壁40と第2の側壁50は、互
いに対向し、上端部で枠20に回動可能に連結されてお
り、第3の側壁と第4の側壁は、互いに対向し、上端部
で枠20に第1、第2の側壁40、50と直交する方向
に回動可能に連結され、下端部でトレイ30に回動可能
に連結され、上下方向途中部位で折れ曲がり可能とされ
ており、仕切り板80は、第1、第2の側壁40、50
との間の位置に設けられ、上端部で枠20に第1、第2
の側壁40、50の回動方向と同方向に回動可能に連結
されており、ロッド90は、第1の側壁40の上端部か
ら離れた部位と仕切り板80の上端部から離れた部位に
回動可能に連結されている、仕切り板付き折り畳み式コ
ンテナ10。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、仕切り板が設けら
れている折り畳み式コンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図10〜図13に示すようた折り
畳み式コンテナ1が用いられている。コンテナ1は、使
用時には、枠2を上方に持ち上げることで簡単に使用可
能状態にされ、不使用時には、折り畳まれて保管スペー
スが減少される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の折り畳
み式コンテナ1には、つぎの問題がある。簡単な構造で
底面と4側面を形成してコンテナ1になるが、収納物の
大きさや収納物が何種類もある場合、仕切り板3が必要
となり、折り畳み式コンテナ1と別体の仕切り板2を設
けなければならないとともに、その組立が必要となる。
本発明の目的は、仕切り板が一体的に設けられ、仕切り
板の組立がコンテナ本体の組立て作動に連動して自動的
に行われる仕切り板付き折り畳み式コンテナを提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】(1) 枠と、トレイ
と、第1〜第4の側壁と、仕切り板と、ロッドと、から
なり、前記第1の側壁と前記第2の側壁は、互いに対向
し、上端部で前記枠に回動可能に連結されており、下端
部は前記トレイとは連結されておらず、前記第3の側壁
と前記第4の側壁は、互いに対向し、上端部で前記枠に
前記第1、第2の側壁の回動方向と直交する方向に回動
可能に連結され、下端部で前記トレイに前記第1、第2
の側壁の回動方向と直交する方向に回動可能に連結さ
れ、上下方向途中部位で前記第1、第2の側壁の回動方
向と直交する方向に折れ曲がり可能とされており、前記
仕切り板は、前記第1の側壁と前記第2の側壁との間の
位置に設けられ、上端部で前記枠に前記第1、第2の側
壁の回動方向と同方向に回動可能に連結されており、前
記ロッドは、前記第1の側壁の上端部から離れた部位と
前記仕切り板の上端部から離れた部位に回動可能に連結
されている、仕切り板付き折り畳み式コンテナ。 (2) 前記枠は前記仕切り板の回動軸と直交する方向
に延び前記仕切り板の上端部が内部を移動可能な溝を有
しており、前記ロッドは前記第1の側壁の下端部が連結
される第1の通常部と前記仕切り板の下端部が連結され
る第2の通常部とを有し、前記第2の通常部は前記第1
の通常部に対して前記溝の長手方向と同方向に移動可能
とされている、(1)記載の仕切り板付き折り畳み式コ
ンテナ。 (3) 前記ロッドの前記仕切り板との連結部位に上方
に延びる上方延接部が形成されており、該上方延接部に
上下方向に延びる長穴が形成されており、前記仕切り板
の前記ロッドとの連結部位には切欠きが形成されてお
り、該切欠きに前記長穴内を摺動可能なピンが設けられ
ている、(1)または(2)記載の仕切り板付き折り畳
み式コンテナ。
【0005】上記(1)の仕切り板付き折り畳み式コン
テナでは、仕切り板が第1の側壁と第2の側壁との間の
位置に設けられているので、仕切り板がコンテナと一体
に設けられる。また、ロッドが第1の側壁の上端部から
離れた部位と仕切り板の上端部から離れた部位に回動可
能に連結されているので、仕切り板が第1の側壁の回動
に連動して回動し、仕切り板の組立てをコンテナの組立
て作動に連動して自動的に行うことができる。上記
(2)の仕切り板付き折り畳み式コンテナでは、仕切り
板と第1の側壁との間隔を変えることができる。そのた
め、コンテナに収納される収納物の大きさに合わせて仕
切り板の位置を変えることができる。上記(3)の仕切
り板付き折り畳み式コンテナでは、仕切り板を収納する
時、仕切り板は上下方向と直交する方向(水平方向)に
延びる姿勢をとることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1〜図5は、本発明の第1実施
例の仕切り板付き折り畳み式コンテナを示しており、図
6〜図9は、本発明の第2実施例の仕切り板付き折り畳
み式コンテナを示している。本発明の第1実施例と第2
実施例に共通する部分には、本発明の第1実施例と第2
実施例にわたって同じ符号を付してある。
【0007】まず、本発明の第1実施例と第2実施例に
共通な部分を、たとえば図1〜図6を参照して、説明す
る。本発明実施例の仕切り板付き折り畳み式コンテナ
(以下、単にコンテナという)10は、図1に示すよう
に、枠20と、トレイ30と、第1の側壁40と、第2
の側壁50と、第3の側壁60と、第4の側壁70と、
仕切り板80と、ロッド90と、からなる。
【0008】枠20は、コンテナ10の上端部に配置さ
れ、コンテナ10の開口を形成する。枠20は、外側壁
21と内側壁22と上壁23とからなる。外側壁21と
内側壁22は、コンテナ10の全周にわたって設けられ
ている。外側壁21と内側壁22とは、コンテナ10の
上下方向と直交する方向に、互いに平行に設けられてい
る。内側壁22は、外側壁21より内周側に設けられて
いる。内側壁22には、上端以外の部位で、かつ下端以
外の部位に、穴または溝22aが形成されている(図
4、図6参照)。上壁23は、外側壁21の上端と内側
壁22の上端とを、コンテナ10の全周にわたって連結
している。
【0009】トレイ30は、底壁部31と、立ち上がり
部32と、からなる。底壁部31は、コンテナ10の底
壁である。立ち上がり部32は、底壁部31の外周端か
ら上方に向って所定距離立ち上がっている。
【0010】第1の側壁40は、コンテナ10の1側壁
である。第1の側壁40は、上端部で枠20の内側壁2
2に回動可能に連結されている。第1の側壁40の下端
部は、トレイ30に連結されていない。図4に示すよう
に、第1の側壁40の下端部で、第1の側壁40の軸芯
方向の一方の端部または両端部に、切欠き41が形成さ
れている。切欠き41は、断面矩形とされている。切欠
き41の上下方向長さは、ロッド90の後述の通常部9
1の上下方向長さよりも長く、トレイ30の立ち上がり
部32の上下方向長さよりも短い。切欠き41の、第1
の側壁40の軸芯方向長さは、ロッド90の厚みよりも
長い。切欠き部41には、ピン42が設けられている。
ピン42は、切欠き部41から第1の側壁40の軸芯方
向と平行な方向に延びている。
【0011】第2の側壁50は、コンテナ10の1側壁
である。第2の側壁50は、第1の側壁40と対向する
位置に設けられている。第2の側壁50は、上端部で枠
20に回動可能に連結されている。第2の側壁50の軸
芯と第1の側壁40の軸芯とは、互いに同方向に延びて
いる。第2の側壁50の下端部は、トレイ30に連結さ
れていない。
【0012】第3の側壁60は、図2、図3に示すよう
に、コンテナ10の1側壁である。第3の側壁60は、
コンテナ10が組み立てられた状態にある時(コンテナ
10が使用可能状態にある時)、コンテナ10の収容部
11側の面で、第1の側壁40および第2の側壁50と
接触する。第3の側壁60は、上側壁61と下側壁62
とからなる。上側壁61と下側壁62とは一体に形成さ
れていてもよく、別体に形成されていてもよい。上側壁
61の上端部は、枠20に、第1の側壁40と第2の側
壁50の回動方向と直交する方向に回動可能に連結され
ている。上側壁61の下端部は、下側壁62の上端部に
対して、第1の側壁40と第2の側壁50の回動方向と
直交する方向に折れ曲がり(回動)可能とされている。
下側壁62の下端部は、トレイ30に、第1の側壁40
と第2の側壁50の回動方向と直交する方向に回動可能
に連結されている。
【0013】第4の側壁70は、コンテナ10の1側壁
である。第4の側壁70は、第3の側壁60と対向する
位置に設けられている。第4の側壁70は、コンテナ1
0が組み立てられた状態にある時、第3の側壁60側の
面で、第1の側壁40および第2の側壁50と接触す
る。第4の側壁70は、上側壁71と下側壁72とから
なる。上側壁71と下側壁72は一体に形成されていて
もよく、別体に形成されていてもよい。上側壁71の上
端部は、枠20に、第1の側壁40と第2の側壁50の
回動方向と直交する方向に回動可能に連結されている。
上側壁71の下端部は、下側壁72の上端部に対して、
第1の側壁40と第2の側壁50の回動方向と直交する
方向に折れ曲がり(回動)可能とされている。下側壁7
2の下端部は、トレイ30に、第1の側壁40と第2の
側壁50の回動方向と直交する方向に回動可能に連結さ
れている。
【0014】仕切り板80は、コンテナ10の収容部1
1を2つの収容部11a、11bに分ける。仕切り板8
0は、第1の側壁40と第2の側壁50との間に設けら
れる。仕切り板80は、第1の側壁40と平行な位置に
ある。仕切り板80の下端部は、トレイ30に連結され
ていない。仕切り板80は、図4に示すように、突起8
1と、切欠き82と、ピン83とを、有する。突起81
は、仕切り板80の上端部に設けられている。突起81
は、枠20の内側壁22の穴または溝22a内を移動お
よび/または回動可能とされている。ここで、移動およ
び/または回動とは、移動、移動と回動、回動の何れか
からなることを示している。突起81が穴または溝22
a内を回動することにより、仕切り板80は、枠20に
対して回動する。仕切り板80の軸芯方向と、第1の側
壁40および第2の側壁の軸芯方向とは同方向に延びて
いる。
【0015】切欠き82は、仕切り板80の下端部で、
仕切り板80の、軸芯方向の一方の端部または両端部に
形成されている。切欠き82は、断面矩形とされてい
る。切欠き82の上下方向長さは、ロッド90の後述の
上方延接部92の上下方向長さよりも長い。切欠き82
の、仕切り板80の軸芯方向長さは、ロッド90の厚み
よりも長い。ピン83は、切欠き部82に設けられてい
る。ピン83は、切欠き部82から仕切り板80の軸芯
方向に延びている。ピン83は、コンテナ10が組み立
てられた状態にある時、第1の側壁40のピン42と同
じ上下方向位置に設けられている。
【0016】ロッド90は、第1の側壁40と仕切り板
80を連結している。ロッド90は、コンテナ10の収
容部11内にある。ロッド90は、通常部91と、上方
延接部92と、からなる。通常部91は、1部材または
2部材からなる。通常部91は、上下方向と直交する方
向で、第1の側壁40の軸芯方向と直交する方向に延び
ている。通常部91の長手方向長さは、仕切り板80の
上端からピン83までの距離よりも大である。通常部9
1の長手方向の一端部には、ロッド90を貫通する貫通
穴91aが形成されている。貫通穴91aは、断面丸形
状である。貫通穴91aには、第1の側壁40の軸芯方
向中央側から第1の側壁40の軸芯方向外側に向って、
第1の側壁40のピン42が嵌め込まれる。ピン42
は、貫通穴91a内で回動可能である。
【0017】上方延接部92は、通常部91の長手方向
の他端部(貫通穴91aが設けられていない側の端部)
に設けられている。上方延接部92の板厚は、通常部9
1の板厚と同じである。上方延接部92は、通常部91
よりも上下方向長さが大とされている。上方延接部92
には、上下方向に延びる長穴92aが形成されている。
長穴92aの下端の上下方向位置は、貫通穴91aの下
端の上下方向位置と同じである。長穴92aの上端の上
下方向位置は、通常部91の上端から仕切り板80の板
厚分だけ上方の位置にある。
【0018】ここで、作動を説明する。まず、コンテナ
10が組み立てられている状態にある時(コンテナ10
が使用可能状態にある時)を説明する。第1〜第4の側
壁40、50、60、70は、立ち上がっており、上下
方向に延びている。仕切り板80も上下方向に延びてい
る。仕切り板80のピン83は、ロッド90の長穴92
a内で下端部にある。
【0019】コンテナ10が組み立てられている状態か
ら、第1の側壁40を第2の側壁50に向って手で押し
上げるとともに、第2の側壁50を第1の側壁40に向
って手で押し上げる時を説明する。第1の側壁40と第
2の側壁50は、それぞれ、上端部と下端部が同じ上下
方向位置となるまで回動する。仕切り板80は、ロッド
90を介して第1の側壁40と連結されているので、第
1の側壁40の上方への回動とともに上方に向って回動
する。仕切り板80が上方に向って回動する時、仕切り
板80のピン83は、仕切り板80のうち切欠き82の
上壁82aがロッド90の通常部91の上面91bに接
触するまで、ロッド90の長穴92a内の下端で回動す
る。仕切り板80の上壁82aがロッド90の通常部9
1の上面91bに接触した後、さらに仕切り板80を上
方に回動させると、仕切り板80の上壁82aが通常部
91の上面91bに接触した状態で、仕切り板80のピ
ン83がロッド90の長穴92a内を上方に向って移動
する。仕切り板80を水平方向に延びる姿勢になるまで
上方に回動させた時、仕切り板80のピン83はロッド
90の長穴92aの上端に位置する(図5参照)。
【0020】第1の側壁40と第2の側壁50と仕切り
板80とが水平方向に延びる姿勢をとるまで第1の側壁
40と第2の側壁50を押し上げた時、第3の側壁60
と第4の側壁70とは折れ曲がり可能な状態にある。そ
のため、第1の側壁40と第2の側壁50と仕切り板8
0とが水平方向に延びた状態で枠20をトレイ30側に
移動させることにより、図3に示すように、第3の側壁
60と第4の側壁70は折れ曲がり、コンテナ10を折
り畳むことができる。
【0021】コンテナ10が折り畳まれた状態にある時
を、図5を参照して、説明する。第1〜第4の側壁4
0、50、60、70は、水平方向に延びている。仕切
り板80も水平方向に延びている。仕切り板80のピン
83は、ロッド90の長穴92a内で上端に位置してい
る。仕切り板80のうち、第1の側壁40側の面80a
は、ロッド90の通常部91の上面91bに接触してい
る。
【0022】コンテナ10が折り畳まれた状態から組み
立てる時を説明する。枠20をトレイ30に対して上方
に引き上げると、図3に示すように、第1の側壁40と
第2の側壁50と仕切り板80とが水平方向に延びたま
ま、第3の側壁60と第4の側壁70が立ち上がる。第
3の側壁60と第4の側壁70とが上下方向に延びる姿
勢となった時、第1の側壁40と第2の側壁50と仕切
り板80は、図2に示すように、自重で下方に向って回
動し、仕切り板80付きのコンテナ10が組み立てられ
る。
【0023】次に、本発明の第1実施例と第2実施例に
共通する作用を説明する。本発明実施例では、仕切り板
80が上端部で枠20に第1の側壁40の回動方向と同
方向に回動可能に連結されており、ロッド90が第1の
側壁40の下端部と仕切り板80の下端部に回動可能に
連結されている。そのため、仕切り板80は、組立時、
第1の側壁40と連動して自重で下方へ回転し、折り畳
み時、第1の側壁40を上方へ回転させるとロッド90
を介して第1の側壁40と連動して上方へ回転する。し
たがって、第1の側壁40の組立てと同時に仕切り板8
0を組み立てることができ、第1の側壁40の折り畳み
と同時に仕切り板80を収納できる。また、仕切り板8
0のピン83はロッド90の長穴92a内を移動可能で
あるので、仕切り板80を収納する時、仕切り板80は
水平方向に延びる姿勢をとることができる。そのため、
コンテナ10を折り畳んだ時のコンテナ10の上下方向
高さは、仕切り板80を設けていない場合のコンテナの
上下方向高さと、同じかまたはほとんど同じである。
【0024】次に、本発明の各実施例に特有な部分を説
明する。本発明の第1実施例では、図1〜図5に示すよ
うに、枠20の内側壁22に、内側壁22を貫通する穴
22aが形成されている場合を示している。また、ロッ
ド90の通常部91は1部材からなる場合を示してい
る。
【0025】本発明の第2実施例では、図6〜図9に示
すように、枠20の内側壁22に、内側壁22を貫通す
る溝22aが形成されている場合を示している。また、
ロッド90の通常部91は、第1の通常部93と第2の
通常部94の2部材からなる場合を示している。溝22
aは、ロッド90の通常部91の長手方向と同方向に延
びている。溝22aには、2以上の凹部22bが設けら
れている。
【0026】ロッド90の第1の通常部93は、通常部
91と同方向に延びている。第1の通常部93の長手方
向一端部に貫通穴91aが設けられている。第1の通常
部93の長手方向途中の側壁に、凸部93aが1つ設け
られている。第1の通常部93の上壁および底壁に、上
壁から上方に突出し、下壁から下方に突出する突出部9
3bが設けられている。ロッド90の第2の通常部94
は、通常部91と同方向に延びている。第2の通常部9
4の長手方向一端部に上方延接部92が設けられてい
る。第2の通常部94は、第1の通常部93に対して、
摺動可能である。第2の通常部94は、長手方向途中の
側壁に、第1の通常部93の凸部93aが出入り可能と
された節度穴94aが2以上設けられている。節度穴9
4aは、枠20の溝22aの凹部22bと同数設けられ
ており、ロッド90の長手方向において、溝22aと同
じ位置にある。第2の側壁94の上壁および底壁に、上
壁および底壁を上下方向に貫通する規制溝94bが設け
られている。規制溝94bは、ロッド90の長手方向に
延びている。規制溝94bは、第1の通常部93の突出
部93bの移動範囲を規制する。
【0027】本発明の第2実施例では、枠20に仕切り
板80の突起81が移動可能な溝22aが設けられてお
り、ロッド90の通常部91は第1の通常部93と第2
の通常部94からなるので、仕切り板80と第1の側壁
40との間隔を変えることができる。そのため、コンテ
ナ10に収納される収納物の大きさに合わせて仕切り板
80の位置を変えることができる。
【0028】
【発明の効果】請求項1記載の仕切り板付き折り畳み式
コンテナによれば、仕切り板が第1の側壁と第2の側壁
との間の位置に設けられているので、仕切り板がコンテ
ナと一体に設けられる。また、ロッドが第1の側壁の上
端部から離れた部位と仕切り板の上端部から離れた部位
に回動可能に連結されているので、仕切り板が第1の側
壁の回動に連動して回動し、仕切り板の組立てをコンテ
ナの組立て作動に連動して自動的に行うことができる。
請求項2記載の仕切り板付き折り畳み式コンテナによれ
ば、仕切り板と第1の側壁との間隔を変えることができ
る。そのため、コンテナに収納される収納物の大きさに
合わせて仕切り板の位置を変えることができる。請求項
3記載の仕切り板付き折り畳み式コンテナによれば、仕
切り板を収納する時、仕切り板は上下方向と直交する方
向(水平方向)に延びる姿勢をとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の仕切り板付き折り畳み式
コンテナの、組み立てた状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例の仕切り板付き折り畳み式
コンテナの、組み立てた状態から折り畳む途中を示す斜
視図である。
【図3】本発明の第1実施例の仕切り板付き折り畳み式
コンテナの、組み立てた状態から折り畳む途中を示す斜
視図である。
【図4】本発明の第1実施例の仕切り板付き折り畳み式
コンテナの、枠と第1の側壁と第2の側壁と仕切り板と
ロッドを示す斜視図である。
【図5】本発明の第1実施例の仕切り板付き折り畳み式
コンテナの、枠と第1の側壁と仕切り板とロッドを示す
断面図である。
【図6】本発明の第2実施例の仕切り板付き折り畳み式
コンテナの、枠と第1の側壁と仕切り板とロッドの、折
り畳んだ状態を示す断面図である。
【図7】本発明の第2実施例の仕切り板付き折り畳み式
コンテナの、枠と第1の側壁と仕切り板とロッドの、組
み立てた状態を示す断面図である。
【図8】図7のA−A線拡大断面図である。
【図9】図7のB−B線拡大断面図である。
【図10】従来の、折り畳んだ状態を示す斜視図であ
る。
【図11】従来の、組み立て途中状態を示す斜視図であ
る。
【図12】従来の、組み立て途中状態を示す斜視図であ
る。
【図13】従来の、組み立て後に仕切り板を取り付ける
場合を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 コンテナ 20 枠 22a 穴または溝 30 トレイ 40 第1の側壁 50 第2の側壁 60 第3の側壁 70 第4の側壁 80 仕切り板 82 切欠き 83 ピン 90 ロッド 91 通常部 92 上方延接部 92a 長穴 93 第1の通常部 94 第2の通常部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠と、トレイと、第1〜第4の側壁と、
    仕切り板と、ロッドと、からなり、 前記第1の側壁と前記第2の側壁は、互いに対向し、上
    端部で前記枠に回動可能に連結されており、下端部は前
    記トレイとは連結されておらず、 前記第3の側壁と前記第4の側壁は、互いに対向し、上
    端部で前記枠に前記第1、第2の側壁の回動方向と直交
    する方向に回動可能に連結され、下端部で前記トレイに
    前記第1、第2の側壁の回動方向と直交する方向に回動
    可能に連結され、上下方向途中部位で前記第1、第2の
    側壁の回動方向と直交する方向に折れ曲がり可能とされ
    ており、 前記仕切り板は、前記第1の側壁と前記第2の側壁との
    間の位置に設けられ、上端部で前記枠に前記第1、第2
    の側壁の回動方向と同方向に回動可能に連結されてお
    り、 前記ロッドは、前記第1の側壁の上端部から離れた部位
    と前記仕切り板の上端部から離れた部位に回動可能に連
    結されている、仕切り板付き折り畳み式コンテナ。
  2. 【請求項2】 前記枠は前記仕切り板の回動軸と直交す
    る方向に延び前記仕切り板の上端部が内部を移動可能な
    溝を有しており、 前記ロッドは前記第1の側壁の下端部が連結される第1
    の通常部と前記仕切り板の下端部が連結される第2の通
    常部とを有し、前記第2の通常部は前記第1の通常部に
    対して前記溝の長手方向と同方向に移動可能とされてい
    る、請求項1記載の仕切り板付き折り畳み式コンテナ。
  3. 【請求項3】 前記ロッドの前記仕切り板との連結部位
    に上方に延びる上方延接部が形成されており、該上方延
    接部に上下方向に延びる長穴が形成されており、 前記仕切り板の前記ロッドとの連結部位には切欠きが形
    成されており、該切欠きに前記長穴内を摺動可能なピン
    が設けられている、請求項1または請求項2記載の仕切
    り板付き折り畳み式コンテナ。
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