JP3730834B2 - 折り畳みコンテナー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種物品を、運搬、搬送或いは保管するために使用される折り畳み及び組み立て可能な、所謂、折り畳みコンテナーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、一方の相対する長側壁を、上下方向に分割するとともに、適当なヒンジ部材により連結し、もう一方の相対する短側壁を、はね上げ可能に形成した折り畳みコンテナーにおいて、組み立てられた状態の折り畳みコンテナー内に、中仕切り部材を配設したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の折り畳みコンテナーにおいては、中仕切り部材を、折り畳みコンテナーの折り畳み作業の際に、折り畳みコンテナーから中仕切り部材を取り外さなければならなかったり、或いは、折り畳みコンテナーの折り畳み作業に連動して、中仕切り部材も同時に折り畳むことができないという問題があった。また、中仕切り部材を、組み立てられた折り畳みコンテナー内において、その上下方向の位置を調整することができないという問題があった。
【0004】
本発明の目的は、上述した従来の折り畳みコンテナーが有する課題を解決するとともに、簡単な構造により、中仕切り部材を、折り畳みコンテナーに配設したまま、組み立て、折り畳みできる折り畳みコンテナーを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した目的を達成するために、底部と、上下方向に分割されているとともに、適当なヒンジ部材により連結された相対する分割側壁と、はね上げ可能に形成された相対するはね上げ側壁とを有する折り畳みコンテナーにおいて、第1には、前記はね上げ側壁に、連結具を介して、中仕切り板を取り付けるとともに、前記分割側壁には、中仕切り板載置部材を配設し、且つ、前記はね上げ側壁には、前記連結具が嵌着可能なスリットを、上下方向に、複数個形成したものであり、第2には、前記分割側壁に配設された中仕切り板載置部材を、前記中仕切り板載置位置が変更可能なように配設したものであり、第3には、前記はね上げ側壁に、前記中仕切り板に形成された支持突片が挿入可能な凹部を形成したものであり、第4には、前記底部に、下部中仕切り板を配設したものである。
【0006】
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定されるものではない。
【0007】
【実施例】
先ず最初に、図19〜図21を用いて、公知の折り畳みコンテナー及び折り畳みコンテナーの折り畳み、組み立てについて説明する。
【0008】
折り畳みコンテナーCは、上部フレーム1、四側面に配設された側壁2及び底部3とからなる上部が開口した箱型に形成されており、側壁2は、上部フレーム1に配設された溝或いは孔に挿入された支軸を中心に回動可能な、相対して配置された側壁2a、2b(以下、単に、「はね上げ側壁」という。)と、もう一方の相対して配置された上下に分割された側壁2c,2d(以下、単に、「分割側壁」という。)とから構成されている。上記の分割側壁2c、2dは、それぞれ、上部側壁2c’、2d’と下部側壁2c”、2d”とを有し、上部側壁2c’、2d’と下部側壁2c”、2d”とは、それぞれ、適当数のヒンジ部材2eにより連結されている。また、分割側壁2c、2dの上部側壁2c’、2d’は、上部フレーム1に配設された溝或いは孔に挿入された支軸を中心に回動可能に構成されており、そして、下部側壁2c”、2d”は、適当なヒンジ部材により、底部3に回動可能に枢着されている。
【0009】
上述したようにして組み立てられた折り畳みコンテナーCを、折り畳み状態から組み立てる順序について説明する。
【0010】
図21には、相対する一対のはね上げ側壁2a、2bが、折り畳みコンテナーCの内部側に回動されて略水平状態に位置しており、また、分割側壁2c、2dを形成する上部側壁2c’、2d’と下部側壁2c”、2d”が、それぞれ、ヒンジ部材2eを介して重ねられて、折り畳みコンテナーCが、全体として、コンパクトに折り畳まれた状態が示されている。
【0011】
この状態から、上部フレーム1を持ち上げると、ヒンジ部材2eにより連結された分割側壁2c、2dの上部側壁2c’、2d’と下部側壁2c”、2d”とが拡開されて、図20に示されているように、分割側壁2c、2dが平らになる方向に回動する。
【0012】
更に、上部フレーム1を持ち上げると、図20に示されているように、相対する一対のはね上げ側壁2a、2bが下方に回動して、図19に示されているような折り畳みコンテナーCが組み立てられることになる。
【0013】
次に、本発明の折り畳みコンテナーCについて説明するが、上部フレーム1、はね上げ側壁2a、2b、分割側壁2c、2dを構成する上部側壁2c’、2d’と下部側壁2c”、2d”及び底部3等、上述した折り畳みコンテナーCと同じ部材については、同じ符号を用いるとともに、その詳細な説明は省略する。そして、先ず最初に、主として、図1〜図6を用いて、本発明の折り畳みコンテナーCに適用される中仕切り部材Pについて説明する。
【0014】
中仕切り部材Pは、一対の平面形状が、略方形状の中仕切り板4を有しており、中仕切り板4の相対する一方の辺の長さは、分割側壁2c、2dの幅の略半分の長さであり、また、相対するもう一方の辺の長さは、はね上げ側壁2a、2bの幅と略同じ長さに形成されている。そして、中仕切り板4には、折り畳みコンテナーCに収容される物品に応じて、適当な形状の物品挿入孔4aが、適当数、穿設されている。なお、中仕切り板4の裏面には、周縁に沿って下方に延在する周縁リブ4bが形成されている。
【0015】
5は、中仕切り板4を、はね上げ側壁2a、2bに取り付けるための連結具であり、連結具5は、平面形状が、略長方形の板状部5aにより形成されており、板状部5aの中程には、短辺に沿って、ヒンジとして機能する2条の薄肉部5bが形成されている。2条の薄肉部5bを挟んで、一方の板状部5aには、板状部5aに対して垂直に、所定の間隔を置いて、2本の板状リブ5c’が垂設されており、板状リブ5c’の下端部には、互いに離反する方向に水平方向に延在する係止爪5c”が形成されている。この下端部に係止爪5c”が形成された2本の板状リブ5c’により、係止部5cが構成されている。また、2条の薄肉部5bを挟んで、係止部5cとは反対側の板状部5aの端部の上下面からは、板状部5aに対して垂直な板状のストッパー5dが形成されている。更に、薄肉部5bと反対側に位置するストッパー5dの側面の中程両端部には、ストッパー5dに対して垂直に、一対の嵌合片5eが形成されており、嵌合片5eより下方に位置するストッパー5dの側面の中程には、先端に下方に延在する係止爪5f’を有する係止部5fが形成されている。
【0016】
中仕切り部材Pを構成する中仕切り板4のはね上げ側壁2a、2bと略同じ長さ側の一方の辺付近の両端部には、透孔4cが穿設されている。この透孔4cに、上述した連結具5の係止部5cの板状リブ5c’が、中仕切り板4の表面側から嵌合され、板状リブ5c’に形成された係止爪5c”が、中仕切り板4の裏面に係止されて、連結具5が、中仕切り板4に取り付けられるように構成されている。連結具5が、中仕切り板4に取り付けられた際には、連結具5を構成する2条の薄肉部5b、ストッパー5d、嵌合片5e及び係止部5fは、中仕切り板4から飛び出た位置にあるように構成されている。また、透孔4cが穿設されている側の中仕切り板4の周縁リブ4bの下端からは、中仕切り板4の表面と略平行に、所定の間隔を置いて、一対の支持突片4dが形成されている。本実施例においては、支持突片4dは、透孔4c付近で、且つ、透孔4cより、中央寄りに形成されている。
【0017】
はね上げ側壁2a、2bの両側端部付近には、上下方向に、適当数の横長のスリット6が穿設されている。なお、本実施例には、便宜上、3個のスリットが形成されている例が示されている。中仕切り板4に形成された透孔4cに、上述した係止部5cの板状リブ5c’を嵌合することにより連結具5が取着されている中仕切り板4は、連結具5の嵌合片5e及び係止部5fを、はね上げ側壁2a、2bに形成されたスリット6の何れかに、はね上げ側壁2a、2bの内壁面に、ストッパー5dが当接するまで嵌合し、はね上げ側壁2a、2bの外壁面に、係止部5fの係止爪5f’を係止させることにより、はね上げ側壁2a、2bに取り付けられるように構成されている。なお、はね上げ側壁2a、2bの外壁面に係止されている係止部5fの係止爪5f’を持ち上げて、はね上げ側壁2a、2bの外壁面から外すことにより、中仕切り板4を、高さの異なる別のスリット6に取り付けることができる。
【0018】
7は、はね上げ側壁2a、2bを外側に膨出することにより形成された、スリット6に隣接する凹部であり、本実施例においては、3個、形成されたスリット6に対応して、3個の凹部7が、はね上げ側壁2a、2bの上下方向に形成されている。上述したようにして、はね上げ側壁2a、2bに形成されたスリット6の何れかに、中仕切り板4が取り付けられた際には、中仕切り板4が取り付けられたスリット6に対応する位置にある凹部7に、中仕切り板4に形成された支持突片4dが、挿入されるように構成されている。
【0019】
8は、中仕切り板載置部材であり、図10に示されているように、中仕切り板載置部材8は、直方体状の主部8aと、主部8aの中心から、何方か一方にずれた位置の上下面に突設された、同じ高さを有する台部8bとを有している。また、何れか一方の側面には、該側面に垂直な2本のセグメント状リブ8c’が垂設されており、セグメント状リブ8c’の先端部には、互いに離反する方向に延在する係止爪8c”が形成されている。この先端部に係止爪8c”が形成された2本のセグメント状リブ8c’により、係止部8cが構成されている。この中仕切り板保持部材8は、分割側壁2c、2dを形成する上部側壁2c’、2d’或いは下部側壁2c”、2d”の幅方向の略中央部に穿設された透孔9に、係止部8cのセグメント状リブ8c’を、上部側壁2c’、2d’或いは下部側壁2c”、2d”の内壁面側から嵌合し、セグメント状リブ8c’に形成された係止爪8c”を、上部側壁2c’、2d’或いは下部側壁2c”、2d”の外壁面に係止することにより、上部側壁2c’、2d’或いは下部側壁2c”、2d”に取り付けられるように構成されている。なお、本実施例には、中仕切り板載置部材8が、下部側壁2c”、2d”に取り付けられている例が示されている。
【0020】
上述したようにして、上部側壁2c’、2d’或いは下部側壁2c”、2d”に取り付けられた中仕切り板載置部材8は、透孔9に嵌合された係止部8cを中心に回転できるように構成されている。そして、折り畳みコンテナーCを組み立て、中仕切り板載置部材8を、透孔9に嵌合された係止部8cを中心に、適宜、回転させることにより、図7及び図11に示されているように、直方体状の主部8aが水平で、何れかの台部8bが上方に位置する、中仕切り板載置部材8の最下位位置と、図8に示されているように、直方体状の主部8aが垂直で、台部8bからの位置が短い方が上方に位置する、中仕切り板載置部材8の中間位置と、図9に示されているように、直方体状の主部8aが垂直で、台部8bからの位置が長い方が上方に位置する、中仕切り板載置部材8の最上位位置との3つの位置を取ることができるように構成されている。
【0021】
上述したようにして、はね上げ側壁2a、2bに形成されたスリット6の何れかに、中仕切り板4に取着された連結具5の嵌合片5e及び係止部5fを嵌合するとともに、はね上げ側壁2a、2bの外壁面に、係止部5fの係止爪5f’を係止させることにより、中仕切り板4は、はね上げ側壁2a、2bに取り付けられる。また、折り畳みコンテナーCが組み立てられた状態においては、はね上げ側壁2a、2bに対して遠い側に位置する中仕切り板4の先端部は、分割側壁2c、2dを形成する上部側壁2c’、2d’或いは下部側壁2c”、2d”に回転自在に配設された中仕切り板載置部材8に載置されるように構成されている。そして、連結具5の嵌合片5e及び係止部5fが、どのスリット6に嵌合されているかによって、中仕切り板載置部材8を、適宜、透孔9に嵌合された係止部8cを中心に回転するように構成されている。即ち、連結具5の嵌合片5e及び係止部5fが、一番下に位置するスリット6に嵌合されている場合には、図7及び図11に示されているように、何れかの台部8bが上方に位置する、中仕切り板載置部材8の最下位位置になるように中仕切り板載置部材8を回転させて、台部8bに、中仕切り板4の先端部を載置することにより、中仕切り板4を略水平に保持することができるように構成されており、また、連結具5の嵌合片5e及び係止部5fが、中間に位置するスリット6に嵌合されている場合には、図8に示されているように、直方体状の主部8aが垂直で、台部8bからの位置が短い方が上方に位置する、中仕切り板載置部材8の中間位置になるように中仕切り板載置部材8を回転させて、直方体状の主部8aの上面に、中仕切り板4の先端部を載置することにより、中仕切り板4を略水平に保持することができるように構成されており、更に、連結具5の嵌合片5e及び係止部5fが、一番上に位置するスリット6に嵌合されている場合には、図9に示されているように、直方体状の主部8aが垂直で、台部8bからの位置が長い方が上方に位置する、中仕切り板載置部材8の最上位位置になるように中仕切り板載置部材8を回転させて、直方体状の主部8aの上面に、中仕切り板4の先端部を載置することにより、中仕切り板4を略水平に保持することができるように構成されている。なお、台部8bを設けることなく、直方体状の主部8aの上下面の何れかの面に、中仕切り板4の先端部を載置するように構成することもできる。
【0022】
上述したようにして、組み立てられた状態の折り畳みコンテナーCに、中仕切り板4を略水平に保持した状態においては、例えば、図13に示されているように、はね上げ側壁2a、2bに形成されたスリット6の何れかに、中仕切り板4に取着された連結具5の嵌合片5e及び係止部5fが嵌合されているとともに、連結具5の嵌合片5e及び係止部5fが嵌合されたスリット6に対応する位置にある、はね上げ側壁2a、2bに形成された凹部7の何れかに、中仕切り板4に形成された支持突片4dが挿入されるように構成されている。このように、中仕切り板4に形成された支持突片4dを、はね上げ側壁2a、2bに形成された凹部7に挿入するとともに、凹部7を形成する底面7a上で、支持突片4dを載置することにより、連結具5への中仕切り板4の重量等の負担が軽減され、連結具5の強度的に弱い部分である薄肉部5bが損傷するようなことが防止できる。
【0023】
図14〜図16に示されているように、分割側壁2c、2d側に位置する底部3の相対する長辺には、土手部3aが形成されており、底部3の土手部3aの上部に、分割側壁2c、2dを構成する下部側壁2c”、2d”が、適当なヒンジ部材により回動可能に枢着されている。また、はね上げ側壁2a、2b側に位置する底部3の相対する短辺には、上記の分割側壁2c、2d側に位置する底部3の相対する長辺に形成された土手部3aより低い土手部3bが形成されており、土手部3bの外側に位置する上面からは、板状のストッパー3cが延在している。上述したように、相対する一対のはね上げ側壁2a、2bを、略水平状態から下方に回動して、図1に示されているような折り畳みコンテナーCが組み立てる際に、はね上げ側壁2a、2bの下端部が、ストッパー3cに当接し、それ以上、外側に回動しないように構成されている。更に、はね上げ側壁2a、2b側に位置する底部3の土手部3bの両端部付近には、凹部10が形成されている。
【0024】
11は、底部3内に配設される下部中仕切り板であり、下部中仕切り板11には、中仕切り部材Pの中仕切り板4に穿設された物品挿入孔4aと同じ物品挿入孔11aが、物品挿入孔4aと同じ配置で形成されている。下部中仕切り板11の相対する一方の辺の長さは、分割側壁2c、2dの幅と略同じ長さであり、また、相対するもう一方の辺の長さは、はね上げ側壁2a、2bの幅と略同じ長さに形成されており、土手部3a、3bにより囲まれた底部3内に配置できるような大きさに形成されている。また、下部中仕切り板11の両短辺側の側端面の両端部付近には、水平方向に延在する係合突片11bが形成されている。
【0025】
上述したような構成を有する下部中仕切り板11は、下部中仕切り板11に形成された係合突片11bを、はね上げ側壁2a、2b側に位置する底部3の土手部3bの両端部付近に形成された凹部10に挿入することにより、底部3に配置されるように構成されている。このように、上述した中仕切り部材Pとともに、下部中仕切り板11を配設し、組み立てられた状態の折り畳みコンテナーCに収容される物品を、中仕切り部材Pの中仕切り板4に形成された物品挿入孔4aと、下部中仕切り板11に形成された物品挿入孔11aとの両方に挿入することにより、安定した状態で物品を収容することができる。特に、縦方向に長い物品を収容する際には、物品を、中仕切り部材Pと下部中仕切り板11とにより支持することができるので、安定した状態で物品を収容することができる。勿論、下部中仕切り板11を省略し、中仕切り部材Pのみを配設することもできる。
【0026】
折り畳みコンテナーCは、折り畳まれた状態においては、図3に示されているように、底部3の上に、ヒンジ部材2eを介して折り畳まれた分割側壁2c、2dを形成する上部側壁2c’、2d’と下部側壁2c”、2d”とが重ねられており、その上に、一対のはね上げ側壁2a、2bが重ねられて、全体として、コンパクトに折り畳まれている。また、連結具5を介して、一対のはね上げ側壁2a、2bに、それぞれ、取り付けられている中仕切り部材Pを構成する中仕切り板4は、互いに重なるようにして、はね上げ側壁2a、2bの上に配置されている。なお、上述したように、底部3内に下部中仕切り板11が収納されている場合には、上記の折り畳みコンテナーCが折り畳まれた状態では、下部中仕切り板11の上に、分割側壁2c、2dを形成する上部側壁2c’、2d’と下部側壁2c”、2d”とが重ねられ、折り畳みコンテナーCの折り畳み作業に、何ら、影響を与えることがないように構成されている。
【0027】
このような状態で折り畳まれている折り畳みコンテナーCを組み立てるには、従来の折り畳みコンテナーCと同様に、上部フレーム1を持ち上げると、図2に示されているように、ヒンジ部材2eにより連結された分割側壁2c、2dの上部側壁2c’、2d’と下部側壁2c”、2d”とが拡開されて、分割側壁2c、2dが平らになる方向に回動する。更に、上部フレーム1を持ち上げると、っ図1に示されているように、相対する一対のはね上げ側壁2a、2bが下方に回動して折り畳みコンテナーCが組み立てられることになる。このような、はね上げ側壁2a、2bの下方への回動、即ち、垂直方向への回動に伴って、連結具5を介して、はね上げ側壁2a、2bに、それぞれ、取り付けられている中仕切り板4は、上述したように、互いに重なり合った状態から、互いに離反する方向にスライドしながら、はね上げ側壁2a、2bの垂直方向への回動に追従する。そして、はね上げ側壁2a、2bが、略垂直状態になり、折り畳みコンテナーCが組み立てられる直前に、一対の中仕切り板4は、連結具5が取着されている側と反対側に位置する端辺4e付近が、上述した最下位位置か、中間位置か、最上位位置かの何れかの位置にある中仕切り板載置部材8に載置されるとともに、中仕切り板4に形成された支持突片4dが、はね上げ側壁2a、2bに形成されている凹部7に挿入されて、一対の中仕切り板4からなる中仕切り部材Pが、組み立てられた折り畳みコンテナーC内に配設されることになる。
【0028】
上述したように、はね上げ側壁2a、2bが、垂直方向に回動し、折り畳みコンテナーCを組み立てられる直前には、一対の中仕切り板4の端辺4e付近が、中仕切り板載置部材8に載置されるとともに、中仕切り板4に形成された支持突片4dが、はね上げ側壁2a、2bに形成されている凹部7に挿入されて中仕切り部材Pが、組み立てられた折り畳みコンテナーC内に配設されることになるが、はね上げ側壁2a、2bと中仕切り板4とを連結する連結具4には、ヒンジとして機能する2条の薄肉部5bが形成されているので、図13に示されているように、2条の薄肉部5bの間に位置する部分5gが、水平状態から略垂直になるように移動して中仕切り板4が下動し、中仕切り板4に形成された支持突片4dが、はね上げ側壁2a、2bに形成されている横長のスリット6より下方に位置する凹部7に挿入されように構成されている。
【0029】
上述したように構成することにより、中仕切り板4に形成された支持突片4dが、はね上げ側壁2a、2bに形成されている横長のスリット6より下方に位置する凹部7に挿入され、凹部7を形成する底面7aに載置されるので、連結具5への中仕切り板4の重量等の負担が軽減され、連結具5の強度的に弱い部分である薄肉部5bが損傷するようなことがない。
【0030】
また、組み立てられた折り畳みコンテナーCを、折り畳む場合には、略垂直状態の相対する一対のはね上げ側壁2a、2bを上方に回動させるが、はね上げ側壁2a、2bが略水平状態になる過程で、上述したように、はね上げ側壁2a、2bに連結具5を介して接続されている中仕切り板4は、互いに接近する方向に移動し、徐々に、重なり合うことになるが、この過程で、はね上げ側壁2a、2bに形成されている凹部7に挿入さている中仕切り板4に形成された支持突片4dが、凹部7から抜け出ることになる。この支持突片4dの凹部7から排出を容易にするために、図17に示されているように、支持突片4dの先端部には、先端部から根元部に向かって、上方に傾斜した傾斜部4d’を形成することが好ましい。また、このような傾斜面4d’を形成することにより、折り畳みコンテナーCの組立の際に、支持突片4dが、凹部7に挿入し易くなる。支持突片4dに上記のような傾斜面4d’を形成する代わりに、或いは、このような傾斜面4d’を形成するとともに、図18に示されているように、凹部7を形成する天部に、凹部7の入口から奥部に向かって、下方に傾斜した傾斜面7bを形成することもできる。
【0031】
なお、上述した実施例においては、はね上げ側壁2a、2bと中仕切り板4とを連結する連結具4には、ヒンジとして機能する2条の薄肉部5bが形成されていが、2条の薄肉部5bを含めて、薄肉部5b全体を薄肉に形成することもできる。
【0032】
また、2条の薄肉部5bに代えて、1条の薄肉部5bを形成することもできる。この場合には、中仕切り板4に形成された支持突片4dは省略され、折り畳みコンテナーCが組み立てられた際には、支持突片4dが、はね上げ側壁2a、2bに形成されている凹部7に挿入されることはなく、中仕切り板4は、連結具5により支持されることになる。
【0033】
更に、上述した実施例には、中仕切り部材Pを構成する一対の中仕切り板4の高さが変更可能なように、はね上げ側壁2a、2bに複数のスリット6や凹部7を形成するとともに、分割側壁2c、2dに、中仕切り板載置部材8を回転可能に配設して、最下位位置と中間位置と最上位位置とに選択可能とした例が示されているが、はね上げ側壁2a、2bに1個のスリットや凹部を形成するとともに、分割側壁2c、2dには、中仕切り板載置部材を非回転に取り付けることにより、中仕切り部材Pを構成する一対の中仕切り板4の高さが変更できないように構成することもできる。
【0034】
更にまた、底部3の深さ、即ち、底部3の上面から土手部3a、3bの上面までの高さを、深く構成することが好ましい。このように構成することにより、折り畳みコンテナーCに収納される物品に、油等の液体が付着している場合には、物品から垂れる液体を受ける受け皿を、折り畳みコンテナーCの折り畳み作業の邪魔にならないように、底部3に収容することができる。また、底部3の深さを深く構成することにより、上述したように、中仕切り板載置部材8を最下位位置にして、中仕切り板4を一番低い位置に配置しても、中仕切り板4の位置が、依然として、高過ぎるような物品を収納したい場合にも、折り畳みコンテナーCの折り畳み作業の邪魔にならないように、底部3に、物品の高さを調整することが可能な高さ調整部材を配設することができる。
【0035】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載の効果を奏することができる。
【0036】
はね上げ側壁に連結具を介して、それぞれ、中仕切り板を取り付けるとともに、分割側壁には、中仕切り板載置部材を配設した簡単な構造により、折り畳みコンテナーの組み立て、折り畳みに連動して、中仕切り板を組み立て、折り畳むことができる。
【0037】
はね上げ側壁に、連結具が嵌着可能なスリットを、上下方向に、複数個形成するとともに、分割側壁に配設された中仕切り板載置部材を、中仕切り板載置位置が変更可能なように構成したので、収容される物品に応じて、簡単に、中仕切り板の高さを変更することができる。
【0038】
はね上げ側壁に、中仕切り板に形成された支持突片が挿入可能な凹部を形成したので、連結具への中仕切り板の重量等の負担が軽減され、連結具が損傷するようなことがない。
【0039】
中仕切り部材とともに、底部に下部中仕切り板を配設し、組み立てられた状態の折り畳みコンテナーに収容される物品を、中仕切り部材の中仕切り板と下部中仕切り板との両方で支持するようにしたので、安定した状態で物品を収容することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の折り畳みコンテナーが組み立てられた状態の斜視図である。
【図2】図2は本発明の折り畳みコンテナーの組み立て途中の斜視図である。
【図3】図3は本発明の折り畳みコンテナーが折り畳まれた状態の斜視図である。
【図4】図4は本発明の折り畳みコンテナーを構成する連結具の斜視図である。
【図5】図5は本発明の折り畳みコンテナーを構成する中仕切り板及び連結具の部分斜視図である。
【図6】図6は本発明の折り畳みコンテナーを構成する中仕切り板及び連結具等のはね上げ側壁に垂直な部分側断面図である。
【図7】図7は本発明の折り畳みコンテナーの部分斜視図である。
【図8】図8は図7と同様の本発明の折り畳みコンテナーの部分斜視図である。
【図9】図9は図7と同様の本発明の折り畳みコンテナーの部分斜視図である。
【図10】図10は本発明の折り畳みコンテナーを構成する中仕切り板載置部材の斜視図である。
【図11】図11は本発明の折り畳みコンテナーのはね上げ側壁に垂直な部分側断面図である。
【図12】図12は本発明の折り畳みコンテナーを構成する中仕切り板及び連結具等のはね上げ側壁に垂直な部分側断面図である。
【図13】図13は同じく本発明の折り畳みコンテナーを構成する中仕切り板及び連結具等のはね上げ側壁に垂直な部分側断面図である。
【図14】図14は本発明の折り畳みコンテナーのはね上げ側壁等の一部部材が省略された部分斜視図である。
【図15】図15は本発明の折り畳みコンテナーのはね上げ側壁に垂直な部分側断面図である。
【図16】図16は本発明の折り畳みコンテナーの部分斜視図である。
【図17】図17は本発明の別の実施例の折り畳みコンテナーを構成する中仕切り板及び連結具等のはね上げ側壁に垂直な部分側断面図である。
【図18】図18は本発明の更に別の実施例の折り畳みコンテナーを構成する中仕切り板及び連結具等のはね上げ側壁に垂直な部分側断面図である。
【図19】図19は従来の折り畳みコンテナーが組み立てられた状態の斜視図である。
【図20】図20は従来の折り畳みコンテナーの組み立て途中の斜視図である。
【図21】図21は従来の折り畳みコンテナーが折り畳まれた状態の斜視図である。
【符号の説明】
C・・・・・・・・折り畳みコンテナー
P・・・・・・・・中仕切り部材
1・・・・・・・・上部フレーム
2a、2b・・・・はね上げ側壁
2c、2d・・・・分割側壁
3・・・・・・・・底部
4・・・・・・・・中仕切り板
5・・・・・・・・連結具
6・・・・・・・・スリット
7・・・・・・・・凹部
8・・・・・・・・中仕切り板載置部材
11・・・・・・・下部中仕切り板

Claims (4)

  1. 底部と、上下方向に分割されているとともに、適当なヒンジ部材により連結された相対する分割側壁と、はね上げ可能に形成された相対するはね上げ側壁とを有する折り畳みコンテナーにおいて、前記はね上げ側壁に、連結具を介して、中仕切り板を取り付けるとともに、前記分割側壁には、中仕切り板載置部材を配設し、且つ、前記はね上げ側壁には、前記連結具が嵌着可能なスリットを、上下方向に、複数個形成したことを特徴とする折り畳みコンテナー。
  2. 前記分割側壁に配設された中仕切り板載置部材を、前記中仕切り板載置位置が変更可能なように配設したことを特徴とする請求項1に記載の折り畳みコンテナー。
  3. 前記はね上げ側壁に、前記中仕切り板に形成された支持突片が挿入可能な凹部を形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の折り畳みコンテナー。
  4. 前記底部に、下部中仕切り板を配設したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の折り畳みコンテナー。
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