JPH0513721Y2 - - Google Patents

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JPH0513721Y2
JPH0513721Y2 JP8204289U JP8204289U JPH0513721Y2 JP H0513721 Y2 JPH0513721 Y2 JP H0513721Y2 JP 8204289 U JP8204289 U JP 8204289U JP 8204289 U JP8204289 U JP 8204289U JP H0513721 Y2 JPH0513721 Y2 JP H0513721Y2
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  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ガラス等の脆弱な材料からなるか、
あるいはこれを一部に有した脆弱部品の収納及び
運搬を行なうのに適した運搬用容器に関するもの
である。
(従来の技術) 例えば花びんや、照明用燈光パネル、あるいは
ブラウン管の一部等の脆弱部品は、その一部また
は全体を脆弱な材料によつて構成されてなり、こ
のような脆弱部品はこれを使用した商品を完成す
るために、一時的に保管したり、別工程工場へ運
搬したりされるものである。
このような脆弱部品の保管や運搬は、例えば実
公昭63−3932号公報において提案されているよう
な運搬用容器を使用して行なわれるものである
が、この従来の運搬用容器には脆弱部品を運搬す
るということにあまり意が用いられておらず、運
搬中等において脆弱部品と容器自体とが衝突し合
つて、脆弱部品の破損が発生し易いものである。
それだけでなく、このようなことが発生しないよ
うに、運搬用容器の運搬を注意深く行なわなけれ
ばならないものであり、この脆弱部品を収納した
運搬用容器をライン中にて機械的に運搬すること
は困難だつたのである。
そこで、本考案の考案者等は、脆弱部品を確実
に収納することができることは勿論、その運搬中
において脆弱部品を容器に対してしつかりと保持
するようにするにはどうしたらよいかについて鋭
意研究してきた結果、本考案を完成したのであ
る。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、以上の経緯に基いてなされたもの
で、その解決しようとする課題は、従来の運搬用
容器における脆弱部品に対する対策の不足であ
る。
そして、本考案の目的とするところは、その各
側板を折り畳み可能として不使用時の容積を小さ
くすることができることは勿論、脆弱部品をしつ
かりと保持することのできる構成を有した運搬用
容器を簡単な構成によつて提供することにある。
(課題を解決するための手段) 以上の課題を解決するために、本考案の採つた
手段は、実施例において使用する符号を付して説
明すると、 「脆弱部品20を収納して運搬するための、上
方が開口した概略箱型の運搬用容器10であつ
て、 この運搬用容器10を構成する各側板12を台
板11側に折り畳み可能とするとともに、 台板11の脆弱部品20が配置される箇所の周
囲に、この台板11から起立自在で脆弱部品20
の外周を保持する複数のストツパ片13を、台板
11の開口または凹所11b内に収納し得る状態
で、台板11に対してピンまたは突起13aによ
り回動可能に連結したことを特徴とする運搬用容
器10」 である。
(考案の作用及び使用の態様) 次に、本考案に係る運搬用容器10の作用につ
いて、その使用の態様と併せて説明する。
まず、この運搬用容器10は、第1図に示すよ
うに、その使用時においては上方が開口した概略
箱型のものとされるものであり、また不使用時に
は、第7図〜第9図に示すように、その各側板1
2を台板11側に対して折り畳むことにより、そ
の全体容積が小さくされるものである。
そして、この運搬用容器10を実際に使用する
には、第4図〜第6図に示すように、必要な箇所
の各ストツパ片13を起立させるのである。すな
わち、この運搬用容器10の台板11には複数の
ストツパ片13が起立自在に設けてあるから、脆
弱部品20の外形に合う位置の各ストツパ片13
を、例えば第1図に示したように起立させるので
ある。なお、以下に説明する実施例においては、
台板11に複数のストツパ片13が設けてあるか
ら、脆弱部品20の外形に対応する各ストツパ片
13の選択の自由度が高くなつている。
各ストツパ片13は、台板11の所定位置に設
けた開口または凹所11b内に完全に収納し得る
もので、ピンまたは突起13aによつて台板11
側に対して回動可能に支持されており、その内端
側に設けた係止部13b及び側板12自体の上面
によつてその回動範囲が次のように規制されてい
る。すなわち、ストツパ片13を台板11の開口
または凹所11b内に倒して収納したときには、
第5図の仮想線にて示すように、その係止部13
bが台板11に形成した開口または凹所11bの
内壁に当接し、これにより各ストツパ片13の上
面は台板11の上面と一致した平面を構成するの
である。また、各ストツパ片13を側板12側に
向けて起立させたときには、第4図及び第5図に
示したように、その上面であつた面が開口または
凹所11bの内壁に当接し、これにより各ストツ
パ片13はそれ以上側板12側に倒れないのであ
る。このことは、起立させた各ストツパ片13
が、台板11上に配置した脆弱部品20の固定方
向にしか倒れないということであるから、台板1
1上に脆弱部品20を支持する上で非常に有利で
ある。
本実施例においては、台板11の開口または凹
所11b内に収納されていた各ストツパ片13の
起立は、使用者が指を台板11に設けた指掛け凹
所11c内に挿入してストツパ片13に掛け、こ
れを引き上げることにより行なわれる。しかしな
がら、各開口または凹所11bを下方に開口する
ものとして、この開口の下方から押し上げロツド
が自動的に出入するようにして実施してもよい。
すなわち、ラインの途中に必要なストツパ片13
に対応する押し上げロツドを配置しておき、この
押し上げロツドにより必要なストツパ片13を自
動的に起立させるようにしてもよいのである。
以上のようにして必要なストツパ片13を起立
させた運搬用容器10に対して、脆弱部品20を
収納すればよいのである。これにより、第5図及
び第6図に示したように、脆弱部品20は各スト
ツパ片13によつて台板11上の位置が変化しな
いようにされるから、この運搬用容器10がその
運搬途中において大きく揺れたとしても、脆弱部
品20は運搬用容器10の側板12等に衝突する
ことがなく、その破損が防止されるのである。な
お、以下に示す実施例における各ストツパ片13
は、これを起立させたとき、側板12とは反対側
の面、すなわち脆弱部品20に対向する面13c
が、上方になるにしたがつて側板12側へ傾斜す
るように構成してあるから、各ストツパ片13間
への脆弱部品20の収納が容易となつている。ま
た、各ストツパ片13の対向面13cに緩衝材が
設けてあるから、各ストツパ片13は脆弱部品2
0をやわらかく保持または支持している。
なお、以下に示す実施例においては、二つの脆
弱部品20を収納できる運搬用容器10が示して
あり、各脆弱部品20に対応する台板11には開
口14が形成してある。この開口14は、第6図
に示したように、脆弱部品20を収納した運搬用
容器10を積み上げたとき、他の運搬用容器10
における脆弱部品20の一部が突出し得るように
したものであり、これにより各運搬用容器10の
積み上げを効率よく行なうようにしたものであ
る。勿論、この運搬用容器10の積み上げは、台
板11に形成した凹所11aを他の運搬用容器1
0を構成している側板12上に設けた突起12a
に嵌合させることにより、互いに位置ズレしない
ように行なわれる。
以上のように運搬用容器10に収納されていた
脆弱部品20が、組立工程等において取り出され
れば、当該運搬用容器10は、その各ストツパ片
13を台板11の開口または凹所11b内に収納
でき、第7図〜第9図に示す順にてその各側板1
2を折り畳むことができるのである。
(実施例) 次に本考案に係る運搬用容器10を、図面に示
した実施例に従つて詳細に説明する。
第1図には、本考案に係る運搬用容器10を上
方が開口する概略箱型に組み立てた状態が斜視的
に示してあり、この運搬用容器10は主として台
板11と、この台板11に対して折り畳み可能に
設けた側板12と、台板11の所定位置に起立自
在に設けた複数のストツパ片13とを有してい
る。なお、本実施例における台板11、側板12
及びストツパ片13は、プラスチツクを主材とし
て形成したものである。
本実施例における台板11は、二つの脆弱部品
20を載置できる程度の大きさのものであり、こ
の脆弱部品20が載置される箇所には脆弱部品2
0の大きさよりも小さい開口14がそれぞれ形成
してある。また、各開口14の外周に位置する台
板11には、第2図及び第4図に示したように、
後述のストツパ片13のための開口または凹所1
1bが複数形成してあり、この開口または凹所1
1bには台板11の開口14側に形成した指掛け
凹所11cが連通している。さらに、これらの開
口または凹所11bは、脆弱部品20の外形に沿
う線の外側に列となるように形成してあり、本実
施例においては、二種類の大きさの脆弱部品20
に対応できるように、二列のものとして形成して
ある。
さらに、この台板11の下面には、第3図に示
したように、他の運搬用容器10の側板12の上
端に形成した突起12aに嵌合する凹所11aが
形成してあり、これらの凹所11a及び突起12
aを利用することにより、複数の運搬用容器10
を位置ズレしないように積み上げられるようにな
つている。なお、本実施例における運搬用容器1
0は、組み立てライン中において使用されるもの
であり、その位置決め及び移送を機械的に行ない
易くするために、第1図及び第2図に示したよう
に、台板11の下面にて側方に開口する自動移送
用凹部11dが形成してある。また、この台板1
1の外周縁には、各側板12を係止するための係
止壁11eが立設してある。
各側板12は、台板11の各辺に対して回動可
能に支持してあるが、この支持は一般的に採用さ
れている方法を採用すればよい。本実施例におい
ては、第3図に示したような方法を採用してい
る。すなわち、本実施例における各側板12は、
その下端にてピン等により台板11の係止壁11
eの内側に回動可能に連結されるものであり、台
板11に対して垂直に立ち上げたとき、その下端
外面が台板11の係止壁11eの内面に当接する
ようにしてある。勿論、これら各側板12は、第
7図〜第9図に示したように折り畳む必要がある
から、例えば短側を構成する一対の側板12のピ
ン等による支持位置を、他の長側を構成する側板
12の支持位置より下方となるようにしてある。
また、各側板12の上端には、第2図及び第6
図に示したように、他の運搬用容器10の台板1
1に形成した凹所11aに嵌合し得る突起12a
が一体的に形成してある。なお、本実施例におけ
る運搬用容器10は二つの脆弱部品20を収納す
るものであるため、各脆弱部品20を区切るため
の中仕切板15が各側板12と略同様な構成を有
するものとして形成してある。
各ストツパ片13は、第4図及び第5図に示し
たように、台板11の開口または凹所11b内に
収納し得る状態で、台板11に対してピンまたは
突起13aにより回動可能に連結してある。これ
ら各ストツパ片13の下端には係止部13bが一
体的に形成してあり、ストツパ片13を台板11
の開口または凹所11b内に完全に収納したと
き、この係止部13bが開口または凹所11bの
内壁に当接してストツパ片13をそれ以上下方へ
動かないようにしてある。すなわち、各ストツパ
片13は、開口または凹所11b内に収納された
とき、台板11と同一平面を形成するものであ
る。また、これらストツパ片13は、これを起立
させたとき、それまで上面となつていた面が開口
または凹所11bの内壁に当接して、それ以上外
方に回動し得ないようになつている。要するに、
各ストツパ片13の回動範囲は、その上面が台板
11に対して水平の状態から垂直な状態となる間
の範囲内に規制されているのである。
なお、本実施例に係る各ストツパ片13におい
ては、これを第5図及び第6図にて示した状態に
起立させたとき、その脆弱部品20に対向する面
13cが上方に行くに従つて側板12側に傾斜す
るように形成してあり、これにより各ストツパ片
13間に脆弱部品20を収納する作業をし易くし
ている。また、各ストツパ片13の側板12とは
反対側の面には、脆弱部品20をやわらかく支持
するための緩衝材が設けてある。
(考案の効果) 以上説明した通り、本考案においては、上記実
施例にて例示した如く、 「脆弱部品20を収納して運搬するための、上
方が開口した概略箱型の運搬用容器10であつ
て、 この運搬用容器10を構成する各側板12を台
板11側に折り畳み可能とするとともに、 台板11の脆弱部品20が配置される箇所の周
囲に、この台板11から起立自在で脆弱部品20
の外周を保持する複数のストツパ片13を、台板
11の開口または凹所11b内に収納し得る状態
で、台板11に対してピンまたは突起13aによ
り回動可能に連結したこと」 にその構成上の特徴があり、これにより各側板を
折り畳み可能として不使用時の容積を小さくする
ことができることは勿論、脆弱部品をしつかりと
保持することのできる構成を有した運搬用容器を
簡単な構成によつて提供することができるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る運搬用容器の斜視図、第
2図は同分解斜視図、第3図は第1図の−線
に沿つてみた部分拡大断面図、第4図はストツパ
片を起立させた状態を示す部分拡大斜視図、第5
図は起立されたストツパ片の間に脆弱部品を配置
した状態を示す部分縦断面図、第6図は脆弱部品
を収納した運搬用容器を積み上げた状態の断面
図、第7図〜第9図のそれぞれは運搬用容器を折
り畳む状態をこの順に示した各斜視図である。 符号の説明、10……運搬用容器、11……台
板、11a……凹所、11b……開口または凹
所、11c……指掛け凹所、12……側板、12
a……突起、13……ストツパ片、13a……ピ
ンまたは突起、13b……係止部、20……脆弱
部品。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 脆弱部品を収納して運搬するための、上方が開
    口した概略箱型の運搬用容器であつて、 この運搬用容器を構成する各側板を台板側に折
    り畳み可能とするとともに、 前記台板の前記脆弱部品が配置される箇所の周
    囲に、この台板から起立自在で前記脆弱部品の外
    周を保持する複数のストツパ片を、前記台板の開
    口または凹所内に収納し得る状態で、前記台板に
    対してピンまたは突起により回動可能に連結した
    ことを特徴とする運搬用容器。
JP8204289U 1989-07-11 1989-07-11 Expired - Lifetime JPH0513721Y2 (ja)

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JP8204289U JPH0513721Y2 (ja) 1989-07-11 1989-07-11

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JP8204289U JPH0513721Y2 (ja) 1989-07-11 1989-07-11

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JPH0323040U JPH0323040U (ja) 1991-03-11
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