JP3083929U - 金属製小物の収納容器 - Google Patents

金属製小物の収納容器

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JP3083929U JP2001005190U JP2001005190U JP3083929U JP 3083929 U JP3083929 U JP 3083929U JP 2001005190 U JP2001005190 U JP 2001005190U JP 2001005190 U JP2001005190 U JP 2001005190U JP 3083929 U JP3083929 U JP 3083929U
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康弘 西田
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株式会社ニシダ
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 内部に収納される金属製小物を素早く簡単に
取り出すことができる金属製小物の収納容器を提供する
こと。 【解決手段】 本体12、底部材14および磁石16を
含む。本体12は、底面開口かつ内部に収納されるヘア
ピンを取り出すための開口部32を上面に有する。底部
材14は底部46を有しかつ上面開口である。磁石16
は開口部32の周縁部に設けられる。底部材14は、底
部46を下側に位置させた状態および上下反転させて底
部46を上側に位置させた状態で本体12に嵌入可能で
ある。下段部と下段部上に設けられ収納容器10の底面
となる上面を有する上段部とを含みかつ本体12に嵌入
可能な底上げ部材をさらに備えてもよい。底上げ部材に
代えて、収納容器10の底面となる上面を有し底部材1
4に支持される底上げ部材、または本体12と底部材1
4との間に介挿される介挿部材をさらに備えてもよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、金属製小物の収納容器に関し、より特定的には収納する金属製小 物の寸法に応じて高さ調整可能な金属製小物の収納容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、日本髪を結う等ヘアメイクするために使用されるヘアピンや、事務 用のゼムクリップ等の金属製小物のうち、ゼムクリップの収納容器としては、中 空の容器の上面にゼムクリップの取り出し用の開口部が設けられ、開口部の周縁 部に磁石が配置されたものが知られている。このような収納容器は、開口部の磁 石に適量のゼムクリップを吸着させておくことによって、ゼムクリップを取り出 しやすくしようというものである。 また、ヘアピンには前記のような収納容器はなく、単に小皿等に入れられてい る。ヘアピンの収納容器として、前記のようなゼムクリップの収納容器を転用す ることも考えられる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、ヘアピンやゼムクリップ等には種々の寸法のものがある。特にヘアピ ンでは、主として3種類の寸法のものがよく使用されている。これに対して、前 記のような従来の収納容器はそれぞれ大きさが固定されている。このため、ヘア ピン等を前記のような従来の収納容器に収納すると、ヘアピン等と収納容器との 寸法が合わず、ヘアピン等の上端と収納容器の開口部との距離が大きくなってし まう場合が多い。そうすると、たとえば収納容器をひっくり返してヘアピン等を 磁石に吸着させようとした場合に、ヘアピン等の上端が磁石に到達するまでにヘ アピン等が傾いて倒れてしまい、開口部付近でつかえてしまってスムーズに取り 出すことができず、ヘアピン等を取り出すのに手間取ってしまう場合が多い。 それゆえにこの考案の主たる目的は、内部に収納される金属製小物を素早く簡 単に取り出すことができる、金属製小物の収納容器を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の金属製小物の収納容器は、内部 に収納される金属製小物を取り出すための開口部を上面に有するとともに底面が 開口した筒状の本体、底部を有しかつ上面開口の底部材、および本体の開口部の 周縁部に設けられる磁石を備え、底部材は、底部を下側に位置させた状態および 上下反転させて底部を上側に位置させた状態で本体に嵌入可能である。
【0005】 請求項2に記載の金属製小物の収納容器は、請求項1に記載の金属製小物の収 納容器において、下段部と下段部上に設けられ収納容器の底面となる上面を有す る上段部とを含みかつ本体に嵌入可能な第1底上げ部材をさらに備えることを特 徴とする。 請求項3に記載の金属製小物の収納容器は、請求項1に記載の金属製小物の収 納容器において、本体内に挿入されて収納容器の底面となる上面を有し本体に嵌 入された底部材によって支持される第2底上げ部材をさらに備えることを特徴と する。
【0006】 請求項4に記載の金属製小物の収納容器は、請求項3に記載の金属製小物の収 納容器において、第2底上げ部材は、底部を上側に位置させた状態で本体に嵌入 された底部材の底部によって支持されることを特徴とする。 請求項5に記載の金属製小物の収納容器は、請求項3に記載の金属製小物の収 納容器において、第2底上げ部材は、底部を下側に位置させた状態で本体に嵌入 された底部材の底部によって支持されることを特徴とする。
【0007】 請求項6に記載の金属製小物の収納容器は、請求項1に記載の金属製小物の収 納容器において、本体と底部材との間に介挿され上面および底面がともに開口し た介挿部材をさらに備えることを特徴とする。 請求項7に記載の金属製小物の収納容器は、請求項1から6のいずれかに記載 の金属製小物の収納容器において、金属製小物はヘアピンであることを特徴とす る。
【0008】 請求項1に記載の金属製小物の収納容器では、開口部の周縁部に磁石が設けら れるため、内部に収納される金属製小物を適量ずつ磁石に吸着させることによっ て、1本ずつを素早く簡単に取り出すことができる。 また、底部を有しかつ上面開口の底部材を、底部を下側に位置させた状態およ び上下反転させて底部を上側に位置させた状態で本体に嵌入できるため、収納容 器の底面の高さを2段階に調整することができる。 したがって、寸法の大きい金属製小物を収納する場合には底部を下側に位置さ せた状態で底部材を本体に嵌入させ、寸法の小さい金属製小物を収納する場合に は底部を上側に位置させた状態で底部材を本体に嵌入させることによって、内部 に収納される金属製小物の寸法に係わらず金属製小物の上端を本体の開口部付近 に位置させることができる。
【0009】 これによって、収納容器をひっくり返して金属製小物を磁石に吸着させる場合 に、金属製小物の上端がすぐに開口部から出てくるため、金属製小物が傾いて倒 れてしまい開口部付近でつかえてしまうということがなくスムーズに磁石に吸着 され、金属製小物を素早く簡単に取り出すことができる。 さらに、上述のように、底部の位置を変えて底部材を嵌入するのみという非常 に簡単な構造で内部の高さを調整でき、低コストで製造することができる。
【0010】 請求項2に記載の金属製小物の収納容器では、底部材に代えて第1底上げ部材 を本体に嵌入することによって、底部を上側に位置させた状態の底部材を本体に 嵌入させた場合よりも上段部の高さ寸法分だけ収納容器の底面を高くすることが できる。 したがって、上述のように底部を下側に位置させた状態の底部材を本体に嵌入 させた場合と、底部を上側に位置させた状態の底部材を本体に嵌入させた場合と を合わせて、3段階に収納容器の底面の高さを調整することができる。これによ って、3種類の寸法の金属製小物の上端を開口部付近に位置させることができ、 金属製小物を素早く簡単に取り出すことができる。
【0011】 請求項3に記載の金属製小物の収納容器では、収納容器の底面となる上面を有 する第2底上げ部材を本体内に挿入するとともに、底部材を本体に嵌入して第2 底上げ部材を支持することによって、底部材のみを用いた場合よりも収納容器の 底面を高くすることができる。 具体的には、請求項4に記載のように底部を上側に位置させた状態の底部材を 本体に嵌入して第2底上げ部材を支持する場合と、請求項5に記載のように底部 を下側に位置させた状態の底部材を本体に嵌入して第2底上げ部材を支持する場 合とで、2段階に収納容器の底面の高さを調整することができる。これに請求項 1に記載のように底部材のみを用いた場合の2段階を加えると、4段階に収納容 器の底面の高さを調整することができる。これによって、4種類の寸法の金属製 小物の上端を開口部付近に位置させることができ、金属製小物を素早く簡単に取 り出すことができる。なお、第2底上げ部材の高さ寸法と底部材の高さ寸法とは 異ならせることが好ましい。
【0012】 また、底部材に第2底上げ部材のみを付加すればよいため、コストはさほど上 昇しない。さらに、第2底上げ部材を所望の高さに設計するのみで簡単に任意の 高さの底面を持った収納容器を得ることができ、様々な寸法の金属製小物に対応 させることが容易である。
【0013】 請求項6に記載の金属製小物の収納容器では、本体内に介挿部材を挿入しさら に底部材を本体に嵌入することによって、底部材の底部の位置すなわち収納容器 の底面の高さを介挿部材の高さ寸法分だけ低くすることができる。 したがって、介挿部材を本体に挿入しさらに底部を上側に位置させた状態の底 部材を本体に嵌入した場合と、介挿部材を本体に挿入しさらに底部を下側に位置 させた状態の底部材を本体に嵌入した場合とで、2段階に収納容器の底面の高さ を調整することができる。これに底部材のみを用いた場合の2段階を加えると、 4段階に収納容器の底面の高さを調整することができる。 さらに、介挿部材を所望の高さに設計するのみで簡単に任意の高さの底面を持 った収納容器を得ることができ、様々な寸法の金属製小物に対応させることが容 易である。
【0014】 美容師や理容師等は、一方の手で結い上げた髪を押さえ、他方の手でヘアピン を一つずつ取り上げて髪に挿す必要がある。このため、美容師等には、片手でで も簡単に素早く1本ずつ取り上げられるようにヘアピンを収納しておきたいとい う要望がある。そこで、請求項7に記載のようにヘアピンを本願の収納容器に収 納すれば、収納容器をひっくり返してヘアピンを磁石に吸着させる場合に、ヘア ピンの上端がすぐに開口部から出てくるため、ヘアピンが傾いて倒れてしまい開 口部付近でつかえてしまうということがなくスムーズに磁石に吸着され、美容師 等はヘアピンを素早く簡単に取り出すことができる。
【0015】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照して、この考案の一実施形態について説明する。 図1および図2を参照して、この考案の実施の形態の金属製小物の収納容器1 0は、略直方体状に形成され、本体12、本体12に嵌入される底部材14、お よび環状の磁石16を含む。本体12および底部材14は、たとえば透明または 半透明の樹脂によっていわゆるスケルトン状に形成される。磁石16にはたとえ ばフェライト磁石が用いられる。収納容器10は、たとえば高さ寸法92mm、 周方向外形寸法45mmに形成される。
【0016】 本体12は、筒部材18、蓋部材20、および蓋部材20に磁石16を固定す るための磁石押さえ部材22を含む。 筒部材18は、略正方形の横断面を有する略角筒状に形成され、筒部材18の 上面および底面は開口される。筒部材18の上縁部外周面側には、蓋部材20の 下縁部と嵌合可能な嵌合部24が設けられる。嵌合部24は、嵌合された蓋部材 20を受け止める段部26を有する。また、筒部材18の底部内周面側には、底 部材14が嵌入される嵌入部28が設けられる。嵌入部28は、嵌入された底部 材14を受け止める段部30を有する。 なお、筒部材18の隣り合う2つの側面によって形成される角部にはRが設け られる。
【0017】 蓋部材20は、略正方形の横断面を有し中空状に形成される。蓋部材20の周 方向の外形寸法は、筒部材18の周方向の外形寸法と同寸法に形成される。蓋部 材20は上面を有し、蓋部材20の底面は開口される。なお、蓋部材20の隣り 合う側面同士によって形成される角部および上面と各側面によって形成される角 部にはRが設けられる。
【0018】 蓋部材20の上面には、収納容器10の内部に収納されるヘアピン31aを取 り出すための開口部32が設けられる。開口部32は、たとえば円形に形成され る。開口部32の内径は、磁石16の内径と略同寸法に形成される。蓋部材20 上面の裏側には開口部32を囲むように環状突片34が設けられる。環状突片3 4の内径は、磁石16の外径と略同寸法に形成され、環状突片34の内周側に磁 石16が配置される。
【0019】 蓋部材20上面には開口部32を囲むように凹部36が設けられる。 蓋部材20の各側面の裏側(内側面)には、水平方向に突条部38が設けられ る。突条部38の表面は曲面状に形成される。突条部38は、磁石押さえ部材2 2の下端部を係止して磁石押さえ部材22を蓋部材20に固定するためのもので ある。 なお、蓋部材20を補強するために蓋部材20の内面に複数のリブ40が設け られる。
【0020】 磁石押さえ部材22は、貫通孔42を有しかつ四角錐台状に形成され、さらに 上端縁に環状の磁石当接部44を備える。磁石当接部44の内径および外径は磁 石16の内径および外径と同寸法に形成される。 磁石押さえ部材22の下縁部45は、蓋部材20の内部に嵌入されるように蓋 部材20の内周面と略同寸法同形状に形成される。なお、四角錐台状に形成され る部分の隣り合う平面同士によって形成される尾根の部分にはRが設けられる。
【0021】 磁石16を蓋部材20に固定するためには、まず磁石16を蓋部材20の環状 突片34内周側に配置し、磁石当接部44を磁石16に当接させるように磁石押 さえ部材22を蓋部材20に嵌入させるとともに、磁石押さえ部材22の下縁部 45を蓋部材20の突条部38に係止させる。このようにして、磁石16は蓋部 材20の開口部32の周縁部に固定される。 したがって、内部に収納されるヘアピン31aを適量ずつ磁石16に吸着させ ることによって、ヘアピン31aを1本ずつ素早く簡単に取り出すことができる 。
【0022】 底部材14は、底部46を有しかつ上面開口の升状に形成され、底部材14の 横断面は略正方形に形成される。底部材14の周方向の外形寸法は嵌入部28の 周方向の寸法と略同寸法に形成され、底部材14の底部46の厚み寸法はたとえ ば2mmに形成され、底部材14の高さ寸法は嵌入部28の高さ寸法(すなわち 筒部材18の下端から段部30までの寸法)と同寸法(たとえば15mm)に形 成されて、底部材14は筒部材18内に嵌入可能に形成される。
【0023】 具体的には、底部材14は、図2に示すように底部46を下側に位置させた状 態で段部30に当たるまで筒部材18内に嵌入可能である。この場合、底部46 すなわち収納容器10の底面の高さは筒部材18の略下端に位置する。 また、底部材14は、図3に示すように上下反転させて底部46を上側に位置 させた状態で段部30に当たるまで筒部材18内に嵌入可能である。この場合、 底部46すなわち収納容器10の底面の高さは段部30の高さとなる。 このようにして、収納容器10の底面の高さを2段階に調整することができる 。
【0024】 したがって、寸法の大きいヘアピン31aを収納する場合には底部46を下側 に位置させた状態の底部材14を筒部材18に嵌入させ、寸法の小さいヘアピン 31bを収納する場合には底部46を上側に位置させた状態の底部材14を筒部 材18に嵌入させることによって、内部に収納されるヘアピン31aまたは31 bの寸法に係わらずヘアピン31aおよび31bの上端を本体12の開口部32 付近に位置させることができる。 これによって、収納容器10をひっくり返してヘアピン31aまたは31bを 磁石16に吸着させる場合に、ヘアピン31aまたは31bの上端がすぐに開口 部32から出てくるため、ヘアピン31aまたは31bが傾いて倒れてしまい開 口部32付近でつかえてしまうということがなくスムーズに磁石16に吸着され 、ヘアピン31aまたは31bを素早く簡単に取り出すことができる。
【0025】 なお、磁石押さえ部材22が四角錐台状に形成され、これによって収納容器1 0の内部から見て磁石押さえ部材22が開口部32に向けて傾斜されるため、内 部に収納されるヘアピン31aまたは31bの上端がつかえることなく開口部3 2から出やすくなる。 さらに、上述のように、底部46の位置を変えて底部材14を嵌入するのみと いう非常に簡単な構成で内部の高さを調整でき、低コストで製造することができ る。
【0026】 なお、ヘアピン31aまたは31bを収納容器10内に収納する際には、筒部 材18から蓋部材20をはずした状態で、底部材14が嵌入された筒部材18内 にヘアピン31aまたは31bを収納し、蓋部材20を段部26に当たるまで筒 部材18に嵌合させるとよい。このようにすれば、磁石16に阻害されることな く容易にヘアピン31aまたは31bを収納することができる。
【0027】 つぎに図4を参照して、ヘアピン31bよりもさらに小さい寸法のヘアピン3 1cにも対応できる金属製小物の収納容器50について説明する。収納容器50 は、本体12、底部材14、磁石16および底上げ部材52を含む。本体12、 底部材14および磁石16については、上述の実施形態の収納容器10と同様で あるため、詳しい説明を省略する。 底上げ部材52は、底部材14と択一的に用いられ、透明または半透明の樹脂 製で、下段部54と、下段部54上に一体的に設けられる上段部56とを含む。 下段部54は、底部材14と略同寸法同形状である。 上段部56は、収納容器50の底面となる略正方形の上面58を有し、上段部 56の外周部は筒部材18の各側面に接する。
【0028】 底部材14に代えて底上げ部材52を筒部材18に嵌入することによって、図 3に示すような底部46の高さ(段部30の高さ)よりも上段部56の高さ寸法 分だけ収納容器50の底面を高くすることができる。 したがって、底上げ部材52を用いることなく底部材14のみを用い図2に示 すように底部46を下側に位置させた状態の底部材14を筒部材18に嵌入させ た場合と、図3に示すように底部46を上側に位置させた状態の底部材14を筒 部材18に嵌入させた場合とを合わせて、3段階に収納容器50の底面の高さを 調整することができる。
【0029】 一般的にヘアピンは3種類の寸法のものがよく使用されており、収納容器50 によれば、これら3種類の寸法のヘアピン31a,31bおよび31cに対応し てヘアピン31a,31bおよび31cの上端を開口部32付近に位置させるこ とができる。このため、ヘアピン31a,31bまたは31cを素早く簡単に取 り出すことができる。
【0030】 さらに図5を参照して、その他の実施形態の金属製小物の収納容器60につい て説明する。収納容器60は、本体12、底部材14、磁石16および底上げ部 材62を含む。本体12、底部材14および磁石16については、収納容器10 と同様であるため、詳しい説明を省略する。 底上げ部材62は、透明または半透明の樹脂製で、収納容器60の底面となる 略正方形の上面64を含む中空の直方体状に形成される。底上げ部材62の外周 部は、筒部材18の各側面に接する。
【0031】 収納容器60では、まず底上げ部材62を筒部材18内に挿入し、つぎに底部 46を上側に位置させた状態の底部材14を筒部材18に嵌入させて底部46で 底上げ部材62を支持させることによって、図3に示すような段部30の高さよ りも底上げ部材62の高さ寸法分だけ収納容器60の底面を高くすることができ る。
【0032】 また、底上げ部材62の高さ寸法は、底部材14の高さ寸法と異ならせること が好ましい。この場合には図2に示すように底部46を下側に位置させた状態の 底部材14を筒部材18に嵌入させて底部46で底上げ部材62を支持させるこ とによって、上面64すなわち収納容器60の底面は、段部30と底部46との 間または段部30と図5に示す上面64の高さとの間に位置する。 したがって、底上げ部材62を用いることなく底部材14のみを用いた図2お よび図3に示す場合を合わせて、少なくとも3段階に収納容器60の底面の高さ を調整することができる。底上げ部材62の高さ寸法と底部材14の高さ寸法と が異なる場合には、4段階に収納容器60の底面の高さを調整することができる 。
【0033】 収納容器60によれば、少なくとも3種類の寸法のヘアピン31a,31bお よび31cに対応させてヘアピン31a,31bおよび31cの上端を開口部3 2付近に位置させることができ、ヘアピンヘアピン31a,31bまたは31c を素早く簡単に取り出すことができる。 また、収納容器10に底上げ部材62のみを付加することによって収納容器5 0と同様もしくはそれ以上の効果を得ることができ、材料コストも低く抑えるこ とができる。さらに、底上げ部材62を所望の高さに設計するのみで任意の高さ の底面を持った収納容器60を容易に得ることができる。
【0034】 つぎに図6を参照して、さらに他の実施形態の金属製小物の収納容器70につ いて説明する。収納容器70は、本体12、底部材14、磁石16および底上げ 部材72を含む。本体12、底部材14および磁石16については、収納容器1 0と同様であるため、詳しい説明を省略する。 底上げ部材72は、透明または半透明の樹脂製で、収納容器70の底面となる 略正方形の上面74を有しかつ底面開口の升状に形成される。底上げ部材72の 外周部は、筒部材18の各側面に接する。
【0035】 収納容器70では、上面74を上側に位置させた状態の底上げ部材72を底部 材14内に組み付け、底部46を下側に位置させた状態で底部材14を筒部材1 8に嵌入させて底部46で底上げ部材72を支持させることによって、図2に示 す底部46の高さよりも底上げ部材72の高さ寸法分だけ収納容器70の底面を 高くすることができる。
【0036】 なお、底上げ部材72の高さ寸法は、底部材14の高さ寸法と異ならせること が好ましい。底上げ部材72の高さ寸法が底部材14の高さ寸法よりも大きい場 合には、上面74すなわち収納容器70の底面は、段部30よりも高くなる。ま た、底上げ部材72の高さ寸法が底部材14の高さ寸法よりも小さい場合には、 上面74すなわち収納容器70の底面は、段部30と底部46との間に位置する 。 したがって、底上げ部材72を用いることなく底部材14のみを用いた図2お よび図3に示す場合を合わせて、3段階に収納容器70の底面の高さを調整する ことができる。
【0037】 また、底上げ部材72を筒部材18内に挿入し、さらに図5に示すように底部 46を上側に位置させた状態の底部材14を筒部材18に嵌入させて底部46で 底上げ部材72を支持させることもできる。これによれば、上面74すなわち収 納容器70の底面は、図6に示すように底部46を下側に位置させた状態の底部 材14を筒部材18に嵌入させて底部46で底上げ部材72を支持させた場合の 上面74の高さおよび段部30の高さよりも高くなる。この場合をも含めると、 上述の3段階と合わせて4段階に収納容器60の底面の高さを調整することがで きる。
【0038】 収納容器70によれば、少なくとも3種類の寸法のヘアピン31a,31bお よび31cに対応させてヘアピン31a,31bおよび31cの上端を開口部3 2付近に位置させることができ、ヘアピンヘアピン31a,31bまたは31c を素早く簡単に取り出すことができる。
【0039】 つぎに図7および図8を参照して、さらに様々な寸法のヘアピンに対応させる ことができる金属製小物の収納容器80について説明する。収納容器80は、本 体12、底部材14、磁石16および介挿部材82を含む。本体12、底部材1 4および磁石16については、収納容器10と同様であるため、詳しい説明を省 略する。 介挿部材82は、透明または半透明の樹脂製で、上面開口かつ底面開口の略角 筒状に形成される。介挿部材82の内側面は、介挿部材82を筒部材18に嵌入 した際に筒部材18の内側面と面一になるように形成される。介挿部材82の高 さ寸法は嵌入部28の高さ寸法よりも小さく形成される。このため、嵌入部28 には、介挿部材82を嵌入させさらに底部材14を嵌入させることができる。
【0040】 本体12と底部材14との間に介挿部材82を介挿させて底部材14を本体1 2内に嵌入させることによって、底部材14の底部46の位置すなわち収納容器 80の底面の高さを介挿部材82の高さ寸法分だけ低くすることができる。 具体的には、図7に示すように本体12の嵌入部28に介挿部材82を嵌入し さらに底部46を上側に位置させた状態の底部材14を嵌入した場合と、図8に 示すように本体12の嵌入部28に介挿部材82を嵌入しさらに底部46を下側 に位置させた状態の底部材14を嵌入した場合とで、図2および図3に示す底部 46の高さとは異なる高さの2段階に収納容器80の底面の高さを調整すること ができる。 これに介挿部材82を用いることなく底部材14のみを用いた場合の図2およ び図3に示す2段階を加えると、4段階に収納容器80の底面の高さを調整する ことができる。
【0041】 収納容器80によれば、さらに様々な寸法のヘアピンに対応させてヘアピン3 1a,31bおよび31c等の上端を開口部32付近に位置させることができ、 ヘアピンヘアピン31a,31bまたは31c等を素早く簡単に取り出すことが できる。 また、介挿部材82を所望の高さに設計するのみで任意の高さの底面を持った 収納容器80を容易に得ることができるという効果を有する。
【0042】 さらに、介挿部材82は、収納容器50,60および70に用いることもでき る。これによれば、収納容器50,60および70の底面の高さをいっそう多く の段階に調整することができるため、さらに様々な寸法のヘアピンに対応させて ヘアピン31a,31bおよび31c等の上端を開口部32付近に位置させるこ とができ、ヘアピンヘアピン31a,31bまたは31c等を素早く簡単に取り 出すことができる。
【0043】 なお、金属製小物は、ヘアピン以外にも事務用のゼムクリップや、針、ピン、 釘、ネジ等であってもよい。 また、本体12、底部材14、底上げ部材52,62および72、ならびに介 挿部材82を上述のように透明または半透明の樹脂製とすれば、内部を見透かす ことができるという効果を有するが、筒部材18のみを透明または半透明の樹脂 製としたり蓋部材20のみを透明または半透明の樹脂製としてもよい。または、 適宜所望の色に着色してもよいことは言うまでもない。 さらに、本体12、底部材14、底上げ部材52,62および72、ならびに 介挿部材82は、樹脂製に限定されず、アルミニウムやステンレス等の金属製で あってもよい。
【0044】
【考案の効果】
この考案によれば、内部に収納される金属製小物を適量ずつ磁石に吸着させる ことによって、1本ずつを素早く簡単に取り出すことができる。 また、底部の位置を変えて底部材を本体内に嵌入できるため、収納容器の底面 の高さを少なくとも2段階に調整することができる。したがって、内部に収納さ れる金属製小物の寸法に係わらず金属製小物の上端を本体の開口部付近に位置さ せることができる。
【0045】 これによって、収納容器をひっくり返して金属製小物を磁石に吸着させる場合 に、金属製小物の上端がすぐに開口部から出てくるため、金属製小物が傾いて倒 れてしまい開口部付近でつかえてしまうということがなくスムーズに磁石に吸着 され、金属製小物を素早く簡単に取り出すことができる。 さらに、上述のように、底部の位置を変えて底部材を嵌入するのみという非常 に簡単な構造で内部の高さを調整でき、低コストで製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す分解斜視図であ
る。
【図2】図1の実施形態のA−A線断面図である。
【図3】図2の実施形態において底部材を上下反転させ
て嵌入させた状態を示す断面図である。
【図4】他の実施形態を示す断面図である。
【図5】さらに他の実施形態を示す断面図である。
【図6】さらに他の実施形態を示す断面図である。
【図7】さらに他の実施形態を示す断面図である。
【図8】図7の実施形態において底部材を上下反転させ
て嵌入させた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10,50,60,70,80 金属製小物の収納
容器 12 本体 14 底部材 16 磁石 31a,31b,31c ヘアピン 32 開口部 46 底部材の底部 52,62,72 底上げ部材 54 下段部 56 上段部 58 上段部の上面 64,74 底上げ部材の上面 82 介挿部材

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に収納される金属製小物を取り出す
    ための開口部を上面に有するとともに底面が開口した筒
    状の本体、 底部を有しかつ上面開口の底部材、および前記本体の前
    記開口部の周縁部に設けられる磁石を備え、 前記底部材は、前記底部を下側に位置させた状態および
    上下反転させて前記底部を上側に位置させた状態で前記
    本体に嵌入可能である、金属製小物の収納容器。
  2. 【請求項2】 下段部と前記下段部上に設けられ前記収
    納容器の底面となる上面を有する上段部とを含みかつ前
    記本体に嵌入可能な第1底上げ部材をさらに備える、請
    求項1に記載の金属製小物の収納容器。
  3. 【請求項3】 前記本体内に挿入されて前記収納容器の
    底面となる上面を有し前記本体に嵌入された前記底部材
    によって支持される第2底上げ部材をさらに備える、請
    求項1に記載の金属製小物の収納容器。
  4. 【請求項4】 前記第2底上げ部材は、前記底部を上側
    に位置させた状態で前記本体に嵌入された前記底部材の
    前記底部によって支持される、請求項3に記載の金属製
    小物の収納容器。
  5. 【請求項5】 前記第2底上げ部材は、前記底部を下側
    に位置させた状態で前記本体に嵌入された前記底部材の
    前記底部によって支持される、請求項3に記載の金属製
    小物の収納容器。
  6. 【請求項6】 前記本体と前記底部材との間に介挿され
    上面および底面がともに開口した介挿部材をさらに備え
    る、請求項1に記載の金属製小物の収納容器。
  7. 【請求項7】 前記金属製小物はヘアピンである、請求
    項1から6のいずれかに記載の金属製小物の収納容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011168302A (ja) * 2010-02-18 2011-09-01 Disco Corp 小物収容ケース

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