JPH07204021A - 整理ボックス - Google Patents

整理ボックス

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JPH07204021A
JPH07204021A JP6002045A JP204594A JPH07204021A JP H07204021 A JPH07204021 A JP H07204021A JP 6002045 A JP6002045 A JP 6002045A JP 204594 A JP204594 A JP 204594A JP H07204021 A JPH07204021 A JP H07204021A
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box
box body
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Hiromi Asai
広美 浅井
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Gifu Plastic Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 物を収納して運搬するという本来の機能を確
実に果すことができることは勿論、テーブルとしての機
能を果すことができ、しかも機能的な収納を行なうこと
のできる整理ボックスを、簡単な構造によって提供する
こと。 【構成】 ボックス本体10と、その上部開口部に嵌合
される蓋体20とからなり、持ち運び可能な整理ボック
ス100であって、蓋体20は、その上面略中央に形成
されて透明蓋21aによって開閉される補助収納部21
と、この補助収納部21の周囲に形成されてコップ等を
載置する載置凹所22と、ボックス本体10側の係合部
に脱着可能に係合される蝶番部材と、この蝶番部材の反
対側に回動自在に連結されて、先端の係合爪がボックス
本体10の上端フランジ15に係合する断面弓形状の閉
レバー24とを備えたものとしたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボックス本体を蓋体に
よって覆蓋するようにした整理ボックスに関し、特に、
ハイキングやキャンプ等のアウトドアライフを楽しむ場
合に便利な整理ボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ハイキングやキャンプ等のアウトドアラ
イフを楽しむ場合には、種々な食物や飲物を持って行く
のが一般であり、その場合には食物等を入れるために、
単なるケースやコンテナ、あるいは所謂バスケット等が
利用されている。
【0003】これら従来より一般的に使用されているバ
スケット等は、近年のアウトドアライフを満喫するもの
としては不十分なものであった。例えば、登録第776
443号意匠公報には、図11に示すような「整理か
ご」が提案されているが、この整理かごは、その側壁に
多数の小孔を形成してあるから、中に入れた物を外部か
ら容易に視認することができて、必要物を直ちに取り出
すことができるという長所があるものの、次のような使
い方はできなかったものである。
【0004】すなわち、アウトドアライフを満喫するた
めには、この種の整理ボックスにおいて、 (1)少ない物で種々な機能を果たすことができるよう
にすること。 (2)インスタントカメラのように、シャッターチャン
スがきたら直ちに取り出せ、使用しないときにはコンパ
クトにまとめておけるようにすること。 (3)アウトドアライフに必要な他のものと一緒に積ん
でも、内容物を確実に保護できて、収納スペースを大き
く必要としないようにできること。 等の種々な要望があるのである。このような要望に対し
て、従来の整理かごでは十分対処できなかったのであ
る。
【0005】そこで、本発明者は、近年のアウトドアラ
イフの多様性に十分対処できる整理ボックスとするには
どうしたらよいかについて種々検討を重ねてきた結果、
本発明を完成したのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の実状
に鑑みてなされたもので、その解決しようとする課題
は、野外活動の多様化への対応である。
【0007】そして、本発明の目的とするところは、物
を収納して運搬するという本来の機能を確実に果すこと
ができることは勿論、テーブルとしての機能を果すこと
ができ、しかも機能的な収納を行なうことのできる整理
ボックスを、簡単な構造によって提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明の採った手段は、実施例において使用する
符号を付して説明すると、「ボックス本体10と、その
上部開口部に嵌合される蓋体20とからなり、持ち運び
可能な整理ボックス100であって、蓋体20は、その
上面略中央に形成されて透明蓋21aによって開閉され
る補助収納部21と、この補助収納部21の周囲に形成
されてコップ等を載置する載置凹所22と、ボックス本
体10側の係合部14に脱着可能に係合される蝶番部材
23と、この蝶番部材23の反対側に回動自在に連結さ
れて、先端の係合爪24aがボックス本体10の上端フ
ランジ15に係合する断面弓形状の閉レバー24とを備
えたものとしたことを特徴とする整理ボックス100」
である。
【0009】すなわち、本発明に係る整理ボックス10
0は、ボックス本体10と、このボックス本体10の上
部開口部を覆蓋する蓋体20とからなるものであるが、
蓋体20をテーブルとして利用できるようにするととも
に、この蓋体20にすぐ取出したいものの収納を行う補
助収納部21と、コップやカン等を安定した状態で載置
する載置凹所22とを備えたものとして構成したもので
ある。
【0010】
【発明の作用】以上のように構成した本発明に係る整理
ボックス100の作用を、その使用の態様ととともに説
明すると、次の通りである。
【0011】まず、この整理ボックス100を構成して
いる各部材は、合成樹脂を材料として一体成形されるも
のであり、これらを組み合わせて整理ボックス100と
するものであるから、その製造が非常に容易となってい
る。特に、蓋体20は、その一側端部に形成した蝶番部
材23を、図8に示すように、ボックス本体10側に形
成した係合部14に対して出入自在なものとしてあるた
め、この蓋体20のボックス本体10側に対する取付け
・取外しを容易に行えるものとしているのである。勿
論、この整理ボックス100は、その全体が合成樹脂を
材料として形成したものであるから、軽量なものである
ことは当然として、汚れの洗滌を容易に行え、しかもサ
ビの発生あるいは腐蝕が全くないものである。
【0012】また、この整理ボックス100は、図11
に示した従来の「整理かご」とは異って蓋体20を有す
るものであるから、この蓋体20によって、図1にも例
示するように種々な使い方が可能となっているのであ
る。つまり、この蓋体20は、後述する蝶番部材23と
閉レバー24とによってボックス本体10側に固定され
るのであるが、この際にはボックス本体10の上部開口
を完全に覆蓋するのであるから、ボックス本体10内に
収納した物の飛び出しを防止することは当然として、こ
の蓋体20上に他の物を積んだり、あるいは図7に示す
ように、別の整理ボックス100を蓋体20上に段積み
し得るものである。特に、実施例の整理ボックス100
においては蓋体20上に形成した各載置凹所22内に嵌
合される脚部13をボックス本体10の下面に形成して
いるので、二つ以上の整理ボックス100を図7に示し
たように段積みしたとき、各載置凹所22内にボックス
本体10側の脚部13が入り込むため、段積みした各整
理ボックス100の相対的な位置ズレが防止されて、運
搬上非常に有利なものとなっている。
【0013】そして、この整理ボックス100は、その
ボックス本体10の上部開口を覆蓋している蓋体20に
よって全体をテーブルとし得るものとなっている。特
に、この蓋体20の上面には、透明蓋21aによって覆
蓋される補助収納部21が形成してあって、この補助収
納部21内に収納したインスタントカメラ等の、通常は
邪魔な荷物でしかないがシャッターチャンス等の使用し
たい場合に必要な物の収納が行えるようになっており、
必要時には透明蓋21aを開けて直ちに取り出せるよう
になっているものである。このようなインスタントカメ
ラのように、普段はあまり使用しないが必要な時もある
物としては、バンソコウや消毒液等の救急用品、ナイフ
等の種々な工具、折り畳み雨具やシート、タバコとライ
ター、車のサブキー、つりのしかけ、ゴミ袋等が挙げら
れる。しかも、この補助収納部21は、透明蓋21aに
よって覆蓋されているのであるから、その中に収納した
物が常に良く見えて探す必要がないだけでなく、重要な
物であって忘れ易い物の確認を簡単に行え、透明蓋21
aそのものによってテーブルとしての役目を十分果たす
のである。
【0014】なお、透明蓋21aは、図9に示すよう
に、その開放側端部に指掛部21cを有していて、この
指掛部21cは、蓋体20の補助収納部21に近接した
部分に形成した指挿入穴27内に突出しているため、こ
の指掛部21cを利用することにより、当該透明蓋21
aの開放を容易に行えるものとなっている。そして、こ
の透明蓋21aの閉止時には、これに一体的に形成した
係合爪21bが、図9に示した状態のように、補助収納
部21の近傍に形成した係合穴25内に係合するのであ
り、これにより、透明蓋21aによる補助収納部21の
覆蓋が確実に保持されるのである。勿論、この透明蓋2
1aは、係合爪21bとは反対側で図示しない部分に
て、図1に示したように、蓋体20側に蝶着されている
ものである。この補助収納部21の周囲には、前述した
載置凹所22が形成してあるので、この載置凹所22内
に、図1に示したように、ジュースのカンやコップ等を
収納して載置すれば、たとえこの補助収納部21が水平
な場所に置かれていなくても、これらカンやコップ等が
蓋体20上からズレ落ちることはなく、テーブルとして
の役目を確実に果たし得るものとなっている。
【0015】ところで、蓋体20は開閉しなければなら
ないが、その場合には閉レバー24を利用して行うので
ある。すなわち、この閉レバー24は、図10にも示す
ように、その端部にボックス本体10側の上端フランジ
15に係合する係合爪24aを有しているものであるか
ら、この係合爪24aを図10に示したように係合させ
ることにより、蓋体20のボックス本体10に対する閉
止固定がなされるものであり、この係合爪24aとボッ
クス本体10側の上端フランジ15との係合を解くこと
により、蓋体20の開放が行えるものである。特に、こ
の閉レバー24は、図10にも示したように、断面弓形
状のものとしてあるから、十分な可撓性を有しているの
であり、その係合爪24aとボックス本体10側の上端
フランジ15との係合及び解除を行う際に、十分撓んで
その操作を容易かつ確実に行えるものとなっているので
ある。なお、この閉レバー24は、蓋体20に対して枢
軸24bにより回動自在なものとしてあることは当然で
ある。
【0016】以下に示す実施例である整理ボックス10
0においては、図8及び図10に示すように、ボックス
本体10の上端開口の内側直下に内側段部17が形成し
てあって、この内側段部17に棚部材30の下面を係合
させながらスライド可能に支持するようにしている。つ
まり、この整理ボックス100のボックス本体10内に
は、物を区画収納するための棚部材30をボックス本体
10内の上方にスライド可能に支持し得るものとなって
いるのであり、この棚部材30によって物を区画収納し
得るのである。
【0017】また、図8に示すように、蓋体20の閉レ
バー24とは反対側に位置する部分には蝶番部材23が
一体的に形成してあり、この蝶番部材23は、ボックス
本体10側に一体成形した係合部14内に嵌合してあ
る。この係合部14内は円形の穴となっており、この穴
内に嵌合されている蝶番部材23の部分は円柱の二面を
切り落したような形状のものとしてある。このため、蝶
番部材23は、係合部14内にて回動自在となっている
だけでなく、係合部14に形成した開口14aから抜き
差しし得るものとなっていて、蓋体20のボックス本体
10に対する回動は勿論、蓋体20のボックス本体10
における係合部14からの取り外しも自由に行えるもの
となっているのである。従って、当該蓋体20は、これ
をボックス本体10から分離して、ボックス本体10と
は別の場所でテーブルにし得るものでもある。
【0018】しかも、この蝶番部材23は、その全体が
両端のアーム23aによってボックス本体10側に一体
成形した係合部14内に十分納まる形状のものとしてあ
るため、蓋体20をボックス本体10に対して300゜
以上回動できるものとなっている。つまり、蓋体20
は、上記の蝶番部材23によってボックス本体10に当
接するまで回動され得るものであって、蓋体20を大き
く開放しても蝶番部材23や係合部14に無理な力を加
えることが無いのであり、当該整理ボックス100の耐
久性を向上させているものである。
【0019】さらに、本発明に係る整理ボックス100
では、そのボックス本体10及び蓋体20に、図1にも
示したように多数の小孔11及び26を形成しているの
で、これらの小孔11及び26を適して当該整理ボック
ス100内に収納した物を視認が外部から行えるものと
なっているのである。また、これらの小孔11及び26
は水を通すこともできるのであるから、例えばジュース
等のカンやビンを入れた整理ボックス100を冷たい水
の流れている河に沈めておけば、ジュース等の冷却を自
然に行えるものである。この場合、蓋体20上に石等を
積んで整理ボックス100が流れないようにするとよい
が、蓋体20に形成してある各載置凹所22によって石
の滑落が防止されるものである。
【0020】
【実施例】次に本発明に係る整理ボックス100を、図
面に示した実施例について説明すると、図1には、本発
明に係る整理ボックス100の斜視図が示してあり、こ
の整理ボックス100は、ポリプロピレンを代表とする
合成樹脂を材料として成形したボックス本体10と、こ
のボックス本体10と同質の材料によって成形されてボ
ックス本体10の上部開口を覆蓋する蓋体20とによ
り、主として構成してある。
【0021】ボックス本体10は、図1〜図5に示すよ
うに、平面形状が略長方形の箱状のものであり、その全
側壁に多数の小孔11を形成したものである。各小孔1
1は、ボックス本体10内の物を外部から視認したり、
あるいはボックス本体10内に水や空気を自由に出入り
させるためのものであり、例えば長辺×短辺が420m
m×300mmで、高さが240mmのボックス本体1
0において、直径が約12mmでピッチを約20mmの
ものとして形成したものである。
【0022】勿論、このボックス本体10に対しては、
合成樹脂や金属材料によって形成したハンドル12が回
動自在に設けられるものであるが、このハンドル12を
取付けるためのハンドル取付部12aは、ボックス本体
10の短側壁側に一体的かつ筒状に形成してあり、この
ハンドル取付部12aに対してハンドル12の端部が回
動自在に嵌合してあるものである。
【0023】また、このボックス本体10の上部開口に
近接する部分には、図3〜図5、及び図8に示したよう
に、後述する蓋体20のための一対の係合部14が一体
的に形成してあり、各係合部14は、特に図8にて示し
たように、円形の穴が水平方向になるように形成してあ
る。各係合部14には、内側に向かう開口14aが形成
してあり、この開口14aを通して蓋体20側の蝶番部
材23を係合部14内に挿入し得るものとしてある。
【0024】このボックス本体10の上部側面には、図
2、図4及び図10に示したように、水平方向に延在す
る上端フランジ15と、これの下方にて平行に走る二本
の補強リブ16とが一体的に形成してあり、これらの補
強リブ16の一部は、図10に示したように切欠いてあ
る。このようにしたのは、蓋体20側の閉レバー24が
その係合爪24aにて上端フランジ15の一部に係合し
得るようにしたものであり、また上端フランジ15及び
補強リブ16がボックス本体10の略全周にて延在する
ことにより、ボックス本体10の上端開口近傍の剛性及
びデザイン上の美観を確保するためである。
【0025】なお、本実施例のボックス本体10におい
ては、図8及び図10に示すように、上端開口の直下に
位置する内側に内側段部17が一体的に形成してあり、
この内側段部17には例えば皿状の棚部材30がスライ
ド可能に載置し得るようにしてある。また、このボック
ス本体10の下面には、図2〜図5及び図7に示したよ
うに、次に説明する蓋体20側の載置凹所22内に入り
得る筒状の脚部13が一体的に形成してある。本実施例
では、ボックス本体10が前述したような大きさのもの
である場合に、直径が66mmの円形のものであり、厚
さは2mm、高さは8mmである。
【0026】ボックス本体10の上部開口を覆蓋するた
めの蓋体20は、ボックス本体10側の係合部14に蝶
着され、その閉レバー24によってボックス本体10側
の上端フランジ15に固定されるものであり、そのため
にボックス本体10の上端に所謂外嵌合できる大きさの
ものとしたものである。この蓋体20は、図6にも示し
たような断面形状を有したものであり、その略中央部に
設けた一つの補助収納部21と、この補助収納部21の
周囲に設けた複数(本実施例では四角に1個づつ、合計
4個)の載置凹所22とを有したものである。また、こ
れらの補助収納部21及び載置凹所22間にはボックス
本体10側の各小孔11と略同じ大きさの小孔26が形
成してある。
【0027】補助収納部21は、図3及び図9示したよ
うに、透明蓋21aによって覆蓋されるものであるが、
本実施例ではその深さが約45mmで、縦及び横が13
1mm×175mmとなる程度の大きさのものとしてあ
る。透明蓋21aは、図1にも示したように、補助収納
部21の長辺側を中心に開閉可能となるように蓋体20
側に蝶着したものであり、図1及び図9に示したよう
に、その蝶着部とは反対側に係合爪21bを一体化した
ものである。この透明蓋21aは、例えばポリプロピレ
ン等の合成樹脂材料によって、文字通り透明または半透
明のものとして形成することが必要であるが、その理由
は、この透明蓋21aによって覆蓋した補助収納部21
内の物を容易に視認できるようにするとともに、蓋体2
0全体をテーブルの天板とした際に蓋体20上の載置物
が補助収納部21内に入らないようにするためである。
【0028】なお、この透明蓋21aの蓋体20に対す
る固定は、図9に示したように、蝶着部とは反対側の下
面に一体成形した係合爪21bを、補助収納部21の近
傍に位置する蓋体20の一部に形成した係合穴25内に
係合させることにより行われるものである。この係合穴
25は、係合爪21bのための突起を、所謂アンダーカ
ット部として形成するためのものでもある。本実施例で
は、この係合爪21bの直上になる透明蓋21aの先端
部を指掛部21cとしてあり、この指掛部21cは蓋体
20側に設けた指挿入穴27内に突出するようにしてあ
る。これにより、使用者は、指挿入穴27内に入れた指
を指掛部21cに掛けて引き起すことにより、この透明
蓋21aの開放は容易になされる。なお、透明蓋21a
を閉止する場合は、これを補助収納部21上に強制的に
押し付けることにより係合爪21bが係合穴25に係合
するので、容易に行えるものである。
【0029】補助収納部21の周囲に設けた載置凹所2
2は、例えば図1に示したようにジュースのカンやコッ
プ等の底部を収納して位置決めするのに適したものであ
り、本実施例では、底面の直径が約73mmであって、
側壁が順次拡大するものとして形成したものである。な
お、各補助収納部21は上記のような目的を有するもの
であるから、例えば補助収納部21程の深さを有する必
要はなく、例えば10mm程度の深さを有していれば十
分なものである。
【0030】なお、以上のように形成した補助収納部2
1及び載置凹所22は、蓋体20をテーブルの天板とす
るときの剛性を非常に高めてもいるものである。つま
り、平板状ではない形状の各補助収納部21及び載置凹
所22が蓋体20の上面に存在することにより、蓋体2
0全体を撓みにくいものとしているのである。
【0031】そして、この蓋体20は、ボックス本体1
0に対して連結・固定されなければならないが、それを
行なうのが蝶番部材23と閉レバー24である。すなわ
ち、まず蝶番部材23は、図3等において示すように、
蓋体20の長辺側に2箇所一体的に形成したものであ
り、これらの蝶番部材23は、図8に示したように、ボ
ックス本体10側の係合部14に回動自在に嵌合される
ものである。本実施例の各蝶番部材23は、円柱の両側
を削り落したような形状のヒンジ23aを、蓋体20に
一体化される二つのアーム23bに一体化して形成した
ものであり、ヒンジ23aは蓋体20を略図8に示した
ように開放して立てたとき、各係合部14の開口14a
から自由に抜き差しできるものであり、その他の場合は
各係合部14によってしっかりと保持されるものであ
る。
【0032】一方、閉レバー24は、図1、図2及び図
10に示したような形状を有したものであり、蓋体20
等と同様な合成樹脂材料によって一体成形したものであ
る。この閉レバー24は、図10にも示したように、そ
の上端両側に設けた枢軸24bによって蓋体20側に回
動自在に取付けたものであり、その揺動端部の下面に係
合爪24aを一体成形したものである。この係合爪24
aは、閉レバー24を閉止状態にしたとき、ボックス本
体10側の上端フランジ15に係合するものであり、こ
れにより蓋体20のボックス本体10に対する固定を行
なうようにしたものである。
【0033】特に、この閉レバー24は、図10にも示
したように、その上端両側に設けた枢軸24bから先端
の係合爪24aにかけて断面弓形状のものとしてあるか
ら、十分な可撓性を有しているのであり、その係合爪2
4aとボックス本体10側の上端フランジ15との係合
及び解除を行う際に、十分撓んでその操作を容易かつ確
実に行えるものとしてあるのである。
【0034】本実施例の整理ボックス100において
は、ボックス本体10側に小孔11を、また蓋体20側
に小孔26をそれぞれ形成して、これらの小孔11及び
26によって内部を視認できるようにしているから、ボ
ックス本体10及び蓋体20を不透明の材料によって形
成したものである。特に、本実施例では、この整理ボッ
クス100を野外に置き忘れてしまわないように、ボッ
クス本体10及び蓋体20を人目に目立つ色、例えば赤
によって着色したものとしている。
【0035】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、ボ
ックス本体10の上方開口を覆蓋するための蓋体20
に、補助収納部21及び載置凹所22をそれぞれ形成す
るとともに、この蓋体20のボックス本体10に対する
連結固定を、ボックス本体10側の係合部14に係合さ
れる蓋体20側の蝶番部材23、及びボックス本体10
側の上端フランジ15に係合される蓋体20側の閉レバ
ー24によって行うようにしたことにその構成上の特徴
があり、これにより、物を収納して運搬するという本来
の機能を確実に果すことができることは勿論、テーブル
としての機能を果すことができ、しかも機能的な収納を
行なうことのできる整理ボックス100を、簡単な構造
によって提供することができるのである。
【0036】特に、本発明に係る整理ボックス100に
よれば、 (1)この整理ボックス100一つで、物の収納を行う
ことは勿論、運搬に便利でテーブルとしての機能をも図
すことができる。 (2)蓋体20の補助収納部21内にインスタントカメ
ラ等を収納しておくことができるだけでなく、その透明
蓋21aによってその存在を容易に確認することができ
て、その取出をも容易かつ素早く行なうことができる。 (3)蓋体20が存在することにより、当該整理ボック
ス100上に、アウトドアライフを楽しむ上で必要な他
の物を積むことができるだけでなく、この整理ボックス
100を二つ以上持っていく場合に、その段積みを、ボ
ックス本体10側の各脚部13を他の蓋体20の各載置
凹所22内に挿入することにより、位置ズレを生じさせ
ることなく確実に行うことができる。 (4)特に、閉レバー24を断面弓形状のものとしたか
ら、十分な可撓性を有しているのであり、その係合爪2
4aとボックス本体10側の上端フランジ15との係合
及び解除を行う際に、十分撓んでその操作を容易かつ確
実に行うことができる。 といった優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る整理ボックスを示すものであっ
て、補助収納部の透明蓋を開放し、各載置凹所上にカン
等を載置した状態を示す斜視図である。
【図2】 同正面図である。
【図3】 同平面図である。
【図4】 同右側面図である。
【図5】 同底面図である。
【図6】 蓋体を示す断面図であり、図1の1ー1線に
沿ってみた拡大断面図である。
【図7】 同整理ボックスを段積みした状態を示す部分
破断正面図である。
【図8】 ボックス本体と蓋体との蝶着部における構造
を示す部分拡大断面図である。
【図9】 補助収納部を覆蓋する透明蓋の固定構造を示
す拡大断面図である。
【図10】 閉レバーのボックス本体側に対する固定構
造を示す部分拡大断面図である。
【図11】 従来の整理かごを示す正面図である。
【符号の説明】
100 整理ボックス 10 ボックス本体 11 小孔 12 ハンドル 13 脚部 14 係合部 15 上端フランジ 16 補強リブ 17 内側段部 20 蓋体 21 補助収納部 21a 透明蓋 21b 係合爪 22 載置凹所 23 蝶番部材 24 閉レバー 24a 係合爪 25 係合穴 26 小孔 30 棚部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボックス本体と、その上部開口部に嵌合
    される蓋体とからなり、持ち運び可能な整理ボックスで
    あって、 前記蓋体は、その上面略中央に形成されて透明蓋によっ
    て開閉される補助収納部と、この補助収納部の周囲に形
    成されてコップ等を載置する載置凹所と、前記ボックス
    本体側の係合部に脱着可能に係合される蝶番部材と、こ
    の蝶番部材の反対側に回動自在に連結されて、先端の係
    合爪が前記ボックス本体の上端フランジに係合する断面
    弓形状の閉レバーとを備えたものとしたことを特徴とす
    る整理ボックス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017074949A (ja) * 2015-10-13 2017-04-20 パール金属株式会社 保温保冷バッグ
KR200490403Y1 (ko) * 2018-05-17 2019-11-07 주식회사 썬터치 요리기구용 수납공간을 구비하는 가스레인지용 가방
JP2020151295A (ja) * 2019-03-22 2020-09-24 株式会社伊勢藤 バスケット

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