JP2522413Y2 - 蓋付バスケット - Google Patents
蓋付バスケットInfo
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- JP2522413Y2 JP2522413Y2 JP8328192U JP8328192U JP2522413Y2 JP 2522413 Y2 JP2522413 Y2 JP 2522413Y2 JP 8328192 U JP8328192 U JP 8328192U JP 8328192 U JP8328192 U JP 8328192U JP 2522413 Y2 JP2522413 Y2 JP 2522413Y2
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- basket
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、種々の物を収納して運
搬するために使用されるバスケットに関し、特にその開
口部を蓋体によって覆蓋するようにした蓋付バスケット
に関するものである。
搬するために使用されるバスケットに関し、特にその開
口部を蓋体によって覆蓋するようにした蓋付バスケット
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】所謂手さげかごであるバスケットは、古
くから種々の形態のものが数多く提案されてきており、
実用上盛んに工夫されてきている。この工夫は、主とし
てバスケットの使用目的に応じた機能を果たすためのも
のを提案することに主眼をおいてなされてきているもの
であり、本考案者等もある特定の使用目的を主眼として
開発を繰り返えしてきているものである。
くから種々の形態のものが数多く提案されてきており、
実用上盛んに工夫されてきている。この工夫は、主とし
てバスケットの使用目的に応じた機能を果たすためのも
のを提案することに主眼をおいてなされてきているもの
であり、本考案者等もある特定の使用目的を主眼として
開発を繰り返えしてきているものである。
【0003】すなわち、ピクニック等の野外に出かけて
飲食を楽しむ場合、その飲食物を運搬しなければならな
いし、また運搬していった飲食物を大きく広げて皆で飲
食できるようにしなければならない。運搬については、
例えば意匠登録第779165号公報にて示されている
ような「整理かご」でも十分ではあるが、これだと、飲
食物等を整理して収納して運搬はできても、飲食物等を
この整理かごを利用して広げることができない。何故な
ら、この意匠登録第779165号公報に示されている
「整理かご」は、「深かごと浅かごよりなり、深かごの
上部に浅かごを嵌合させて使用するものであり、さら
に、浅かごを上下逆に設置すると蓋付のかごになる」も
のではあっても、それ以上の機能を有してはいないから
である。
飲食を楽しむ場合、その飲食物を運搬しなければならな
いし、また運搬していった飲食物を大きく広げて皆で飲
食できるようにしなければならない。運搬については、
例えば意匠登録第779165号公報にて示されている
ような「整理かご」でも十分ではあるが、これだと、飲
食物等を整理して収納して運搬はできても、飲食物等を
この整理かごを利用して広げることができない。何故な
ら、この意匠登録第779165号公報に示されている
「整理かご」は、「深かごと浅かごよりなり、深かごの
上部に浅かごを嵌合させて使用するものであり、さら
に、浅かごを上下逆に設置すると蓋付のかごになる」も
のではあっても、それ以上の機能を有してはいないから
である。
【0004】換言すれば、ピクニック等のように野外に
出ていって飲食をする場合に、そのためのテーブルはな
いのが普通であり、バスケットから取り出した飲食物は
地面に敷いたレジャーシート上に広げなければならない
のが実状である。しかも、このレジャーシート自体を広
げるのには、十分な広さでかつ平らな場所が必要であ
り、このような場所は簡単には見つからないことが多い
ものである。
出ていって飲食をする場合に、そのためのテーブルはな
いのが普通であり、バスケットから取り出した飲食物は
地面に敷いたレジャーシート上に広げなければならない
のが実状である。しかも、このレジャーシート自体を広
げるのには、十分な広さでかつ平らな場所が必要であ
り、このような場所は簡単には見つからないことが多い
ものである。
【0005】従って、本願考案は、バスケットから取り
出した飲食物等を、野外において、十分な広さでかつ平
らな場所を要することなく広げることのできるテーブル
を容易に構成することができ、しかも持ち運び可能な蓋
付テーブルを提供しようとするものである。
出した飲食物等を、野外において、十分な広さでかつ平
らな場所を要することなく広げることのできるテーブル
を容易に構成することができ、しかも持ち運び可能な蓋
付テーブルを提供しようとするものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、以上のよう
な経緯に基づいてなされたもので、その解決しようとす
る課題は、バスケットにテーブルとしての機能をも持た
せることである。
な経緯に基づいてなされたもので、その解決しようとす
る課題は、バスケットにテーブルとしての機能をも持た
せることである。
【0007】そして、本考案の目的とするところは、テ
ーブルを容易に構成することのできる蓋付バスケットを
簡単な構成によって提供することにある。
ーブルを容易に構成することのできる蓋付バスケットを
簡単な構成によって提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本考案の採った手段は、実施例において使用する
符号を付して説明すると、「バスケット本体10と、そ
の開口部11を覆蓋する蓋体20とからなる蓋付バスケ
ット100であって、蓋体20を、バスケット本体10
の開口部11に嵌合し得る大きさで折曲可能な一対の蓋
本体20aによって構成し、各蓋本体20aを、その外
周縁に形成したフランジ部21と、このフランジ部21
に対して膨出する蓋板部22と、この蓋板部22の内側
に折曲部23を中心に突出形成されて、バスケット本体
10の開口部11の内側半分内に嵌合される突条24と
により構成したことを特徴とする蓋付バスケット10
0」である。
めに、本考案の採った手段は、実施例において使用する
符号を付して説明すると、「バスケット本体10と、そ
の開口部11を覆蓋する蓋体20とからなる蓋付バスケ
ット100であって、蓋体20を、バスケット本体10
の開口部11に嵌合し得る大きさで折曲可能な一対の蓋
本体20aによって構成し、各蓋本体20aを、その外
周縁に形成したフランジ部21と、このフランジ部21
に対して膨出する蓋板部22と、この蓋板部22の内側
に折曲部23を中心に突出形成されて、バスケット本体
10の開口部11の内側半分内に嵌合される突条24と
により構成したことを特徴とする蓋付バスケット10
0」である。
【0009】すなわち、この蓋付バスケット100は、
図1及び図3に示すように、バスケット本体10の開口
部11に嵌合され得る程度の大きさの一対の蓋本体20
aを、その折曲部23にて折り畳み可能にした構成した
蓋体20を、バスケット本体10側のストッパ13等を
利用してバスケット本体10の開口部11に嵌合固定し
たものであり、図2に示すように、広げた一対の蓋本体
20aを、その下面側に形成してある各突条24を利用
してバスケット本体10の開口部11に嵌合することに
より、バスケット本体10を台としたテーブルを構成で
きるようにしたものである。
図1及び図3に示すように、バスケット本体10の開口
部11に嵌合され得る程度の大きさの一対の蓋本体20
aを、その折曲部23にて折り畳み可能にした構成した
蓋体20を、バスケット本体10側のストッパ13等を
利用してバスケット本体10の開口部11に嵌合固定し
たものであり、図2に示すように、広げた一対の蓋本体
20aを、その下面側に形成してある各突条24を利用
してバスケット本体10の開口部11に嵌合することに
より、バスケット本体10を台としたテーブルを構成で
きるようにしたものである。
【0010】
【考案の作用】以上のように構成した本考案に係る蓋付
バスケット100の作用を、その使用の態様とも併せ
て、以下に詳述する。
バスケット100の作用を、その使用の態様とも併せ
て、以下に詳述する。
【0011】まず、本考案に係る蓋付バスケット100
は、図1及び図7に示すように、一対の蓋本体20aか
らなる蓋体20を、バスケット本体10の開口部11に
嵌合して、バスケット本体10に設けてある各ストッパ
130によって互いに重なりあっている蓋本体20aの
フランジ部21を固定することにより、その開口部11
を確実に覆蓋するとともに、バスケット本体10に対す
る蓋体20の固定がしっかりとなされるのである。従っ
て、この蓋付バスケット100によれば、中に収納した
物の保護を行えると同時に、蓋体20を不用意に外すこ
となく、取手12による運搬が容易に行えるのである。
なお、以下に示す実施例においては、バスケット本体1
0内に内部バスケット30を収納するものであるため、
この内部バスケット30の選択的利用をも可能にしてい
るものである。
は、図1及び図7に示すように、一対の蓋本体20aか
らなる蓋体20を、バスケット本体10の開口部11に
嵌合して、バスケット本体10に設けてある各ストッパ
130によって互いに重なりあっている蓋本体20aの
フランジ部21を固定することにより、その開口部11
を確実に覆蓋するとともに、バスケット本体10に対す
る蓋体20の固定がしっかりとなされるのである。従っ
て、この蓋付バスケット100によれば、中に収納した
物の保護を行えると同時に、蓋体20を不用意に外すこ
となく、取手12による運搬が容易に行えるのである。
なお、以下に示す実施例においては、バスケット本体1
0内に内部バスケット30を収納するものであるため、
この内部バスケット30の選択的利用をも可能にしてい
るものである。
【0012】また、図1及び図7に示した折り畳み状態
にある蓋体20においては、次のような重要な作用があ
る。すなわち、この蓋体20を構成している各蓋本体2
0aは、そのフランジ部21から蓋板部22が膨出する
ように形成してあるので、これら蓋本体20aの間に
は、図7において明瞭に示したように、所定の空間Rが
形成されているものである。このため、この蓋体20
は、その空間R内にピクニックに必要なレジャーシー
ト、ナイフ・フォーク等の種々なものの収納室を形成す
るものである。なお、以下に示す実施例においては、各
突条24の他に補助リブ25も各蓋本体20aの裏面に
形成してあるので、これらの突条24及び補助リブ25
によって空間R内を整理し易いように区画しているもの
である。本実施例の蓋体20においては、折り畳んだ時
の両蓋本体20aが開かないようにするストッパを特に
有してはいないが、バスケット本体10側のストッパ1
3によって当該蓋体20は嵌合固定されるものであるた
め、この蓋体20が蓋付バスケット100の運搬途中に
おいて開くことがないものであり、必要ならば、蓋本体
20aの当接縁部の任意の位置に開閉ストッパを設けれ
ばよいものである。
にある蓋体20においては、次のような重要な作用があ
る。すなわち、この蓋体20を構成している各蓋本体2
0aは、そのフランジ部21から蓋板部22が膨出する
ように形成してあるので、これら蓋本体20aの間に
は、図7において明瞭に示したように、所定の空間Rが
形成されているものである。このため、この蓋体20
は、その空間R内にピクニックに必要なレジャーシー
ト、ナイフ・フォーク等の種々なものの収納室を形成す
るものである。なお、以下に示す実施例においては、各
突条24の他に補助リブ25も各蓋本体20aの裏面に
形成してあるので、これらの突条24及び補助リブ25
によって空間R内を整理し易いように区画しているもの
である。本実施例の蓋体20においては、折り畳んだ時
の両蓋本体20aが開かないようにするストッパを特に
有してはいないが、バスケット本体10側のストッパ1
3によって当該蓋体20は嵌合固定されるものであるた
め、この蓋体20が蓋付バスケット100の運搬途中に
おいて開くことがないものであり、必要ならば、蓋本体
20aの当接縁部の任意の位置に開閉ストッパを設けれ
ばよいものである。
【0013】さて、この蓋付バスケット100によって
テーブルを構成するには、まず、図2に示したように、
バスケット本体10側の各ストッパ13を外して、既に
二つ折りにしてある蓋体20を取り出し、この蓋体20
内に入れてあった例えばレジャーシート等を取り出す。
そして、各蓋本体20aを完全に開いて、その裏面に形
成してある各突条24をバスケット本体10の開口部1
1に嵌合することにより、図2に示したように、バスケ
ット本体10を台とするテーブルが容易に構成されるの
である。つまり、各蓋本体20aの裏面側に形成してあ
る各突条24は、図8に示すように、バスケット本体1
0の開口部11の半分の大きさの言わば枠となっている
ものであり、この枠形状の各突条24は、両蓋本体20
aを広げれば互いが連続して環状枠体のものとなるので
あり、バスケット本体10の開口部11の大きさとなる
ものである。これにより、両蓋本体20aは、各蓋本体
20aをバスケット本体10の開口部11に嵌合固定す
るための固定部となるのであり、図2に示したような状
態で蓋体20をバスケット本体10に固定し得るものな
のである。
テーブルを構成するには、まず、図2に示したように、
バスケット本体10側の各ストッパ13を外して、既に
二つ折りにしてある蓋体20を取り出し、この蓋体20
内に入れてあった例えばレジャーシート等を取り出す。
そして、各蓋本体20aを完全に開いて、その裏面に形
成してある各突条24をバスケット本体10の開口部1
1に嵌合することにより、図2に示したように、バスケ
ット本体10を台とするテーブルが容易に構成されるの
である。つまり、各蓋本体20aの裏面側に形成してあ
る各突条24は、図8に示すように、バスケット本体1
0の開口部11の半分の大きさの言わば枠となっている
ものであり、この枠形状の各突条24は、両蓋本体20
aを広げれば互いが連続して環状枠体のものとなるので
あり、バスケット本体10の開口部11の大きさとなる
ものである。これにより、両蓋本体20aは、各蓋本体
20aをバスケット本体10の開口部11に嵌合固定す
るための固定部となるのであり、図2に示したような状
態で蓋体20をバスケット本体10に固定し得るものな
のである。
【0014】なお、蓋本体20aの裏面側に突出する突
条24は、開口部11に嵌合されるために突設してある
ものであり、実施例における形態をテーブル湾曲防止の
補強を兼ねた環状リブ形状のものとしたが、開口部11
の外側あるいは内側から嵌合される形状のもの、あるい
は隅部のみに形成されていてもよく、上述したような嵌
合固定と位置決めとを兼ねた突起であればよいものであ
る。
条24は、開口部11に嵌合されるために突設してある
ものであり、実施例における形態をテーブル湾曲防止の
補強を兼ねた環状リブ形状のものとしたが、開口部11
の外側あるいは内側から嵌合される形状のもの、あるい
は隅部のみに形成されていてもよく、上述したような嵌
合固定と位置決めとを兼ねた突起であればよいものであ
る。
【0015】また、この蓋付バスケット100が、実施
例において示すように、バスケット本体10内に内部バ
スケット30を収納するものであると、テーブルとする
際に非常に有利である。すなわち、バスケット本体10
内に飲食物等を収納するということは、これらを内部バ
スケット30内に収納するということであり、バスケッ
ト本体10と蓋体20とによりテーブルを構成したい場
合に、飲食物等を内部バスケット30毎取り出しておく
ことにより、飲食物を中に入れたままテーブルとしなく
て済むのである。
例において示すように、バスケット本体10内に内部バ
スケット30を収納するものであると、テーブルとする
際に非常に有利である。すなわち、バスケット本体10
内に飲食物等を収納するということは、これらを内部バ
スケット30内に収納するということであり、バスケッ
ト本体10と蓋体20とによりテーブルを構成したい場
合に、飲食物等を内部バスケット30毎取り出しておく
ことにより、飲食物を中に入れたままテーブルとしなく
て済むのである。
【0016】以上のように、バスケット本体10と蓋体
20とによって構成した図2に示したようなテーブル
は、各蓋本体20aの裏面に形成した各突条24によっ
て、各蓋本体20aがバスケット本体10に対してしっ
かりと固定された状態にあるため非常に安定がよく、こ
れらの蓋本体20aの上に飲食物を広げられるのであ
る。勿論、この図2に示した状態から図1の状態に戻す
ことは、前述したのと逆の操作を行えばよいものであ
り、その操作は非常に容易に行えて簡単である。
20とによって構成した図2に示したようなテーブル
は、各蓋本体20aの裏面に形成した各突条24によっ
て、各蓋本体20aがバスケット本体10に対してしっ
かりと固定された状態にあるため非常に安定がよく、こ
れらの蓋本体20aの上に飲食物を広げられるのであ
る。勿論、この図2に示した状態から図1の状態に戻す
ことは、前述したのと逆の操作を行えばよいものであ
り、その操作は非常に容易に行えて簡単である。
【0017】
【実施例】次に、本考案に係る蓋付バスケット100
を、図面に示した実施例に従って詳細に説明すると、図
4〜図6には、蓋付バスケット100を構成しているバ
スケット本体10が示してある。これらの図において、
図4及び図5は、その右半分にバスケット本体10の断
面図が、また左半分には側面図が示してあるものであ
り、図6は、その右半分にバスケット本体10の底面図
が、また左半分にはバスケット本体10の平面図が示し
てあるものである。なお、本実施例においては、このバ
スケット本体10内に内部バスケット30を収納するも
のであり、各図にはこの内部バスケット30も示してあ
る。
を、図面に示した実施例に従って詳細に説明すると、図
4〜図6には、蓋付バスケット100を構成しているバ
スケット本体10が示してある。これらの図において、
図4及び図5は、その右半分にバスケット本体10の断
面図が、また左半分には側面図が示してあるものであ
り、図6は、その右半分にバスケット本体10の底面図
が、また左半分にはバスケット本体10の平面図が示し
てあるものである。なお、本実施例においては、このバ
スケット本体10内に内部バスケット30を収納するも
のであり、各図にはこの内部バスケット30も示してあ
る。
【0018】バスケット本体10は、図7にも示したよ
うに、その開口部11を他の部分より少し広げて形成し
たものであり、これにより後述の蓋体20の嵌合をし易
くしているものである。勿論、このバスケット本体10
は収納部を運搬するためにも使用されるものであるか
ら、図4〜図7に示したように、左右一対の取手12を
有しているものであり、各取手12はバスケット本体1
0に対して回動自在に連結してあるものである。各取手
12の取付部の間に位置するバスケット本体10には、
図7に示したように、ストッパ13が回動ピン14によ
って回動可能に取付けてあり、これらのストッパ13は
開口部11を覆蓋する蓋体20を固定するためのもので
ある。
うに、その開口部11を他の部分より少し広げて形成し
たものであり、これにより後述の蓋体20の嵌合をし易
くしているものである。勿論、このバスケット本体10
は収納部を運搬するためにも使用されるものであるか
ら、図4〜図7に示したように、左右一対の取手12を
有しているものであり、各取手12はバスケット本体1
0に対して回動自在に連結してあるものである。各取手
12の取付部の間に位置するバスケット本体10には、
図7に示したように、ストッパ13が回動ピン14によ
って回動可能に取付けてあり、これらのストッパ13は
開口部11を覆蓋する蓋体20を固定するためのもので
ある。
【0019】蓋体20は、図8〜図11に示すような一
対の蓋本体20aを、各蓋本体20aの一側に一体的に
形成した折曲部23によって折り畳み可能に連結して構
成したものである。すなわち、この蓋体20は、二つの
蓋本体20aを、そのフランジ部21にて当接させて、
各蓋板部22が外側に膨出するように折り畳むことによ
り、中に空間Rを有したものとして構成されるものであ
る。なお、本実施例においては、各蓋本体20aを点対
称のものとして形成することにより、二つの蓋本体20
aを同一の型によって形成できるようにしており、これ
により製造コストを低減するようにしている。また、各
蓋本体20aの折曲部23による枢着は、各折曲部23
に枢着ピン(図示しない)を挿通することにより行うよ
うにしている。さらに、各蓋本体20aの折曲可能な連
結としては、各蓋本体20aを一辺にてヒンジによって
連結することによって行うようにしてもよく、このヒン
ジの折曲性を利用することにより、各蓋本体20aを折
曲可能に連結してもよいものである。
対の蓋本体20aを、各蓋本体20aの一側に一体的に
形成した折曲部23によって折り畳み可能に連結して構
成したものである。すなわち、この蓋体20は、二つの
蓋本体20aを、そのフランジ部21にて当接させて、
各蓋板部22が外側に膨出するように折り畳むことによ
り、中に空間Rを有したものとして構成されるものであ
る。なお、本実施例においては、各蓋本体20aを点対
称のものとして形成することにより、二つの蓋本体20
aを同一の型によって形成できるようにしており、これ
により製造コストを低減するようにしている。また、各
蓋本体20aの折曲部23による枢着は、各折曲部23
に枢着ピン(図示しない)を挿通することにより行うよ
うにしている。さらに、各蓋本体20aの折曲可能な連
結としては、各蓋本体20aを一辺にてヒンジによって
連結することによって行うようにしてもよく、このヒン
ジの折曲性を利用することにより、各蓋本体20aを折
曲可能に連結してもよいものである。
【0020】各蓋本体20aは、図8〜図11に示した
ように、その外周縁にフランジ部21をめぐらせるとと
もに、このフランジ部21から膨出する蓋板部22を、
図7に示したように形成したものであり、この蓋板部2
2の裏面には、図7及び図8に示したように、各折曲部
23を形成した辺側に向かう略コ字状の突条24と、こ
れに連なる複数の補助リブ25とを蓋板部22と一体的
に形成したものである。本実施例においては、この略コ
字状の突条24を、高い部分24aと低い部分24bと
に分けて形成しているものであり、高い部分24aと低
い部分24bとの高さの合計が、図7に示した空間Rの
高さとなるようにしている。このように、各突条24
を、高い部分24aと低い部分24bとに分けることに
より、同一の型で形成した蓋本体20aを、各折曲部2
3にて互いに折曲して重ね合せた場合、図7にも示した
ように、所定の空間Rが形成できるとともに、各突条2
4をバスケット本体10の開口部11に嵌合した場合の
固定強度を十分確保できるようにしているものである。
ように、その外周縁にフランジ部21をめぐらせるとと
もに、このフランジ部21から膨出する蓋板部22を、
図7に示したように形成したものであり、この蓋板部2
2の裏面には、図7及び図8に示したように、各折曲部
23を形成した辺側に向かう略コ字状の突条24と、こ
れに連なる複数の補助リブ25とを蓋板部22と一体的
に形成したものである。本実施例においては、この略コ
字状の突条24を、高い部分24aと低い部分24bと
に分けて形成しているものであり、高い部分24aと低
い部分24bとの高さの合計が、図7に示した空間Rの
高さとなるようにしている。このように、各突条24
を、高い部分24aと低い部分24bとに分けることに
より、同一の型で形成した蓋本体20aを、各折曲部2
3にて互いに折曲して重ね合せた場合、図7にも示した
ように、所定の空間Rが形成できるとともに、各突条2
4をバスケット本体10の開口部11に嵌合した場合の
固定強度を十分確保できるようにしているものである。
【0021】なお、上記の実施例においては、各蓋本体
20aを折曲可能にする構成として、各蓋本体20aの
折曲部23に枢着ピンを挿通することにより行うように
しているが、前述した通り、折曲部23に代えて所謂
「ヒンジ」を採用して実施してもよいものであり、要す
るに、各蓋本体20aを折曲可能にできるのであれば、
折曲部23の構成はどのようなものであってもよい。
20aを折曲可能にする構成として、各蓋本体20aの
折曲部23に枢着ピンを挿通することにより行うように
しているが、前述した通り、折曲部23に代えて所謂
「ヒンジ」を採用して実施してもよいものであり、要す
るに、各蓋本体20aを折曲可能にできるのであれば、
折曲部23の構成はどのようなものであってもよい。
【考案の効果】以上説明した通り、本考案においては、
各裏面側に開口部11の半分に嵌合される突条24を有
して折曲可能に形成した一対の蓋本体20aによって蓋
体20を構成し、この蓋体20を広げて各突条24をバ
スケット本体10の開口部11内に嵌合することができ
るようにするとともに、各蓋本体20aを折り畳んだ蓋
体20を、そのフランジ部21にてバスケット本体10
の開口部11に嵌合し得るように構成したことにその構
成上の特徴があり、これにより、中味の突出を防止する
ことができることは当然として、狭い場所でもテーブル
を容易に構成することができて、このテーブル上に飲食
物等の盛りつけやその上でのカットを容易に行うことが
できて、持ち運びに便利な蓋付バスケットを簡単な構成
によって提供することができるのである。
各裏面側に開口部11の半分に嵌合される突条24を有
して折曲可能に形成した一対の蓋本体20aによって蓋
体20を構成し、この蓋体20を広げて各突条24をバ
スケット本体10の開口部11内に嵌合することができ
るようにするとともに、各蓋本体20aを折り畳んだ蓋
体20を、そのフランジ部21にてバスケット本体10
の開口部11に嵌合し得るように構成したことにその構
成上の特徴があり、これにより、中味の突出を防止する
ことができることは当然として、狭い場所でもテーブル
を容易に構成することができて、このテーブル上に飲食
物等の盛りつけやその上でのカットを容易に行うことが
できて、持ち運びに便利な蓋付バスケットを簡単な構成
によって提供することができるのである。
【図1】本考案に係る蓋付バスケットの斜視図である。
【図2】同蓋付バスケットの蓋体を外した状態の分解斜
視図である。
視図である。
【図3】同蓋付バスケットの蓋体を広げてバスケット本
体の開口部に固定することによりテーブルとしたときの
斜視図である。
体の開口部に固定することによりテーブルとしたときの
斜視図である。
【図4】蓋付バスケットを構成しているバスケット本体
の長辺側の一部を断面にして示した正面図である。
の長辺側の一部を断面にして示した正面図である。
【図5】蓋付バスケットを構成しているバスケット本体
の短辺側の一部を断面にして示した正面図である。
の短辺側の一部を断面にして示した正面図である。
【図6】底面を一部に入れて示したバスケット本体の平
面図である。
面図である。
【図7】蓋付バスケットの部分拡大断面図である。
【図8】蓋付バスケットを構成している蓋体の蓋本体を
示す拡大底面図である。
示す拡大底面図である。
【図9】蓋本体を短辺側からみた図であって、(イ)は
図8の1−1線に沿ってみた断面図、(ロ)は図8の2
−2線に沿ってみた断面図、(ハ)は正面図である。
図8の1−1線に沿ってみた断面図、(ロ)は図8の2
−2線に沿ってみた断面図、(ハ)は正面図である。
【図10】蓋本体を長辺側からみた図であつて、(イ)
は図8の3−3線に沿ってみた断面図、(ロ)は正面図
である。
は図8の3−3線に沿ってみた断面図、(ロ)は正面図
である。
100 蓋付バスケット 10 バスケット本体 11 開口部 12 取手 13 ストッパ 20 蓋体 20a 蓋本体 21 フランジ部 22 蓋板部 23 折曲部 24 突条 24a 高い部分 24b 低い部分 30 内部バスケット R 空間
Claims (1)
- 【請求項1】 バスケット本体と、その開口部を覆蓋す
る蓋体とからなる蓋付バスケットであって、 前記蓋体を、前記バスケット本体の開口部に嵌合し得る
大きさで折曲可能な一対の蓋本体によって構成し、 前記各蓋本体を、その外周縁に形成したフランジ部と、
このフランジ部に対して膨出する蓋板部と、この蓋板部
の内側に前記折曲部を中心に突出形成されて、前記バス
ケット本体の開口部の内側半分内に嵌合される突条とに
より構成したことを特徴とする蓋付バスケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8328192U JP2522413Y2 (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 蓋付バスケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8328192U JP2522413Y2 (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 蓋付バスケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0645523U JPH0645523U (ja) | 1994-06-21 |
JP2522413Y2 true JP2522413Y2 (ja) | 1997-01-16 |
Family
ID=13797993
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8328192U Expired - Fee Related JP2522413Y2 (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 蓋付バスケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2522413Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2838387B2 (ja) * | 1995-12-27 | 1998-12-16 | ラバーメイド・ジャパン株式会社 | テーブル付きバスケット |
JP7295365B2 (ja) * | 2019-03-22 | 2023-06-21 | 株式会社伊勢藤 | バスケット |
-
1992
- 1992-12-02 JP JP8328192U patent/JP2522413Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0645523U (ja) | 1994-06-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |