JP2001130530A - 収納ボックス - Google Patents

収納ボックス

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JP2001130530A
JP2001130530A JP31240399A JP31240399A JP2001130530A JP 2001130530 A JP2001130530 A JP 2001130530A JP 31240399 A JP31240399 A JP 31240399A JP 31240399 A JP31240399 A JP 31240399A JP 2001130530 A JP2001130530 A JP 2001130530A
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JP
Japan
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wall
storage box
ribs
storage boxes
storage
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JP31240399A
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English (en)
Inventor
Yukitoshi Sakai
幸敏 酒井
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Gifu Plastic Industry Co Ltd
Original Assignee
Gifu Plastic Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 補強リブの構成を簡単にし、重量が嵩むのを
抑えつつ、剛性の向上を図ることができる収納ボックス
を提供する。 【解決手段】 収納ボックス11は、四角箱状に形成さ
れ、内部に収納物を収納可能に構成されている。複数の
収納ボックス11により棚状に組み立てたときに隣接す
る収納ボックス11間の対向する壁面には補強リブ14
が設けられており、両壁面の補強リブ14の少なくとも
一部が異なる位置となるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数個を連結し
て棚状に組み立てて使用することができる収納ボックス
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の収納ボックスを積み重ね
て棚状にした場合、下方に位置する収納ボックスには、
その上方に位置する収納ボックスの重量に加え、収納ボ
ックスに収納されている収納物の重量も加わる。このた
め、収納ボックスにはその荷重に耐えられるだけの剛性
が要求されており、剛性の向上を目的に収納ボックスの
壁面に補強リブを設けることが一般に行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、狭い間隔で
多数の補強リブを設けると、それだけ補強リブの構成が
複雑になり、収納ボックス自体が重くなって取扱いが困
難になるという問題があった。
【0004】この発明は、上記のような従来技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、補強リブの構成を簡単にし、重量が嵩む
のを抑えつつ、剛性の向上を図ることができる収納ボッ
クスを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明の収納ボックスは、四角箱
状に形成し、内部に収納物を収納可能に構成するととも
に、その少なくとも一壁面に補強リブを設けた収納ボッ
クスにおいて、複数の収納ボックスにより棚状に組み立
てたとき、隣接する収納ボックス間の対向する壁面に補
強リブを設け、両壁面の補強リブの少なくとも一部が異
なる位置となるように構成したことを要旨とする。
【0006】請求項2に記載の発明の収納ボックスは、
請求項1に記載の発明において、前記対向する壁面の少
なくともいずれか一方に連結用のボスを設け、そのボス
にねじをねじ込むことにより、又はボルトを挿通してナ
ットで締めることにより、隣接する収納ボックス間を連
結するように構成したことを要旨とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1に示すように、収納ボ
ックス11は、耐衝撃性ポリスチレン製の本体ケース1
2と、ABS樹脂製の扉13とから構成されている。本
体ケース12は、上壁12a、下壁12b、左壁12
c、右壁12d及び後壁12eにより、前面に開口部を
有する四角箱状に形成され、内部に収納物を収納できる
ようになっている。また、扉13は、本体ケース12の
開口部の上端部に回動支軸(図示略)により支持され、
この回動支軸を中心に回動して本体ケース12の開口部
を開閉できるようになっている。
【0008】収納ボックス11は、同一形状の収納ボッ
クス11を複数個積み重ねたり並べたりしてそれらを連
結手段で連結することによって棚状に組み立てられて使
用される。例えば、図6に示すように、18個の収納ボ
ックス11を用いて上下三段、左右三列、前後二列の棚
状に組み立てられて使用される。なお、本明細書におけ
る「前後」、「左右」、「上下」は図1中の矢印で示す
とおりである。
【0009】図2〜図4に示すように、本体ケース12
を構成する壁面のうち、上壁12a、下壁12b、左壁
12c及び右壁12dの各外面には補強リブ14が格子
状に設けられている。各補強リブ14は、平行に延びる
一対の第1リブ14aと、その第1リブ14aに対して
直交して延びる一対の第2リブ14bと、各壁面の外周
縁に沿って四角環状に延びる第3リブ14cとから構成
されている。
【0010】そして、図2(a)、(b)に示すよう
に、上壁12aの補強リブ14は、下壁12bの補強リ
ブ14に比べて第1リブ14a間の間隔、第2リブ14
b間の間隔がともに小さく形成されている。また、図4
に示すように、左壁12cの補強リブ14は、右壁12
dの補強リブ14に比べて第1リブ14a間の間隔、第
2リブ14b間の間隔がともに小さく形成されている。
【0011】また、本体ケース12を構成する壁面には
それぞれ、上下、左右あるいは前後に隣接する収納ボッ
クス11を位置決めするための位置決め手段と、その隣
接する収納ボックス11を連結するための連結手段を構
成する連結部が設けられている。
【0012】図2及び図3に示すように、上壁12aの
第3リブ14cには半球状の凸部15が四隅に突設さ
れ、下壁12bの第3リブ14cには半球状の凹部16
が四隅に凹設されている。そして、図7に示すように、
二つの収納ボックス11を上下に積み重ねたときに、上
方に位置する収納ボックス11の四つの凹部16と下方
に位置する収納ボックス11の四つの凸部15とがそれ
ぞれ同時に嵌合できるようになっている。このため、上
下に隣接する収納ボックス11を前後方向及び左右方向
において位置決めできるようになっている。そして、こ
れらの四つの凸部15と四つの凹部16とにより、上下
に隣接する二つの収納ボックス11を位置決めするため
の位置決め手段が構成されている。
【0013】また、図2及び図3に示すように、上壁1
2a外面及び下壁12b外面には連結部としてのボス1
7が四隅に突設されている。これらのボス17は、中心
孔17aを有する円筒状に形成されている。また、ボス
17は補強リブ14の高さと同じ高さに形成され、ボス
17の先端面と補強リブ14の先端面は面一となってい
る。そして、図7に示すように、二つの収納ボックス1
1を上下に積み重ねて前記位置決め手段で位置決めする
と、上方に位置する収納ボックス11の下壁12bのボ
ス17と、下方に位置する収納ボックス11の上壁12
aのボス17とが、中心孔17aが連通した状態で当接
するようになっている。よって、この連通した中心孔1
7aにタッピンねじ18をねじ込むことにより、上下に
隣接する収納ボックス11を連結することができるよう
になっている。そして、これらの上壁12aの四つのボ
ス17と下壁12bの四つのボス17と四本のタッピン
ねじ18とにより、上下に隣接する二つの収納ボックス
11を連結するための連結手段が構成されている。
【0014】一方、図4に示すように、左壁12c外面
には、後方側の下部の隅に嵌合突起19が突設され、前
方側の下部の隅に嵌合筒20が突設されている。また、
右壁12d外面には、前方側の下部の隅に嵌合突起19
が突設され、後方側の下部の隅に嵌合筒20が突設され
ている。そして、図8に示すように、二つの収納ボック
ス11を左右に並べたときに、左方に位置する収納ボッ
クス11の右壁12dの嵌合突起19と嵌合筒20が、
右方に位置する収納ボックス11の左壁12cの嵌合筒
20と嵌合突起19にそれぞれ嵌合できるようになって
いる。このため、左右に隣接する収納ボックス11を前
後方向及び上下方向において位置決めできるようになっ
ている。そして、これらの左壁12cの嵌合突起19と
嵌合筒20及び右壁12dの嵌合突起19と嵌合筒20
とにより、左右に隣接する二つの収納ボックス11を位
置決めするための位置決め手段が構成されている。
【0015】また、図4に示すように、左壁12cと右
壁12dの上端縁には、上方に開口したU字形状をなす
連結部としての一対の連結凹所21がそれぞれ設けられ
ている。そして、図8に示すように、二つの収納ボック
ス11を左右に並べて前記位置決め手段により位置決め
すると、左方に位置する収納ボックス11の右壁12d
の連結凹所21と、右方に位置する収納ボックス11の
左壁12cの連結凹所21とが連通するようになってい
る。よって、この連通した連結凹所21にボルト22を
挿通してナット23で締め付けることにより、左右に隣
接する収納ボックス11を連結することができるように
なっている。そして、これらの左壁12cの一対の連結
凹所21と右壁12dの一対の連結凹所21と一対のボ
ルト22とナット23とにより、左右に隣接する二つの
収納ボックス11を連結するための連結手段が構成され
ている。
【0016】図5に示すように、後壁12e外面には、
右方側の下部の隅に凸部24が突設され、左方側の下部
の隅に凹部25が凹設されている。そして、図9に示す
ように、二つの収納ボックス11を後壁12e同士が接
するよう前後に並べたとき、一方の収納ボックス11の
後壁12eにある凸部24と凹部25が、他方の収納ボ
ックス11の後壁12eにある凹部25と凸部24にそ
れぞれ嵌合できるようになっている。このため、前後に
隣接する収納ボックス11を左右方向及び上下方向にお
いて位置決めできるようになっている。そして、これら
の後壁12eの凸部24と凹部25とにより、前後に隣
接する二つの収納ボックス11を位置決めするための位
置決め手段が構成されている。
【0017】また、図5に示すように、後壁12eの上
端縁には、左壁12c及び右壁12dと同様に、上方に
開口したU字形状をなす連結部としての一対の連結凹所
21が設けられている。そして、図9に示すように、二
つの収納ボックス11を前後に並べて前記位置決め手段
で位置決めすると、一方の収納ボックス11の後壁12
eにある連結凹所21と、他方の収納ボックス11の後
壁12eにある連結凹所21とが連通するようになって
いる。よって、この連通した連結凹所21にボルト26
を挿通してナット27で締め付けることにより、前後に
隣接する収納ボックス11を連結することができるよう
になっている。そして、これらの後壁12eの一対の連
結凹所21と一対のボルト26とナット27とにより、
前後に隣接する二つの収納ボックス11を連結するため
の連結手段が構成されている。
【0018】図1に示すように、下壁12b内面には、
前端に近い位置にレール28が左右方向に横設されてお
り、その中央部でねじ29により本体ケース12に固定
されている。そして、このレール28により下壁12b
内面に、上方に突出した段差が形成されている。レール
28は、本体ケース12の開口部を閉鎖した閉状態の扉
13の下端縁に当接して扉13が閉状態からさらに本体
ケース12の内方側に回動するのを防ぐとともに、本体
ケース12の内部に収納した収納物が開口部から滑り出
るのを規制するようになっている。また、レール28の
左右両端部には、下壁12b外面のボス17の中心孔1
7aに連通するように挿通孔30が穿設されており、前
記タッピンねじ18四本のうち二本はこの挿通孔30か
ら挿通されるようになっている。
【0019】次に、前記のように構成された収納ボック
ス11の作用を説明する。実施形態の収納ボックス11
は、上下、左右及び前後に並べられて、例えば図6に示
されるような棚状に組み立てて使用される。
【0020】収納ボックス11を上下に積み重ねる場合
には、まず、図3に示すように、二つの収納ボックス1
1を上壁12aと下壁12bが対向するように、また扉
13を備えた面が同じ向きとなるように配設する。そし
て、図7に示すように、上方に位置する収納ボックス1
1の下壁12bの凹部16と下方に位置する収納ボック
ス11の上壁12aの凸部15とを嵌合させる。続い
て、上方に位置する収納ボックス11の下壁12bのボ
ス17に対して上方からタッピンねじ18を挿通し、下
方に位置する収納ボックス11の上壁12aのボス17
までねじ込んで両収納ボックス11を連結する。
【0021】このとき、上下に隣接する収納ボックス1
1間の対向する壁面(上壁12aと下壁12b)におい
ては、互いの第3リブ14c同士が当接するとともに、
互いのボス17同士が当接している。その一方、第1及
び第2リブ14a,14bは、上壁12aと下壁12b
でそのパターンが異なるために、この対向する壁面にお
いて互いに異なる位置をとり、ほとんど当接していな
い。このため、この対向する壁面には、平行に延びる四
本の第1リブ14aと、第1リブ14aに直交して延び
る四本の第2リブ14bが、その対向する壁面の面方向
に広がるように位置している。
【0022】収納ボックス11を左右に並べる場合に
は、まず、図4に示すように、二つの収納ボックス11
を左壁12cと右壁12dが対向するように、また扉1
3を備えた面が同じ向きとなるように配設する。そし
て、図8に示すように、左方に位置する収納ボックス1
1の右壁12dの嵌合突起19と嵌合筒20を、右方と
位置する収納ボックス11の左壁12cの嵌合筒20と
嵌合突起19にそれぞれ嵌合させる。続いて、連結凹所
21にボルト22を挿通し、ナット23で締め付けるこ
とにより両収納ボックス11を連結する。
【0023】このとき、左右に隣接する収納ボックス1
1間の対向する壁面(左壁12cと右壁12d)におい
ては、互いの第3リブ14c同士が当接している。その
一方、第1及び第2リブ14a,14bは、左壁12c
と右壁12dでそのパターンが異なるために、この対向
する壁面において互いに異なる位置をとり、ほとんど当
接していない。このため、上下に積み重ねた場合と同様
に、この対向する壁面には、平行に延びる四本の第1リ
ブ14aと、第1リブ14aに直交して延びる四本の第
2リブ14bが、その対向する壁面の面方向に広がるよ
うに位置している。
【0024】収納ボックス11を前後に並べる場合に
は、まず、図5に示すように、二つの収納ボックス11
を後壁12e同士が対向するように配設する。そして、
図9に示すように、一方の収納ボックス11の後壁12
eにある凸部24と凹部25を、他方の収納ボックス1
1の後壁12eにある凹部25と凸部24にそれぞれ嵌
合させる。続いて、連結凹所21にボルト26を挿通
し、ナット27で締め付けることにより両収納ボックス
11を連結する。
【0025】このとき、前後に隣接する収納ボックス1
1間の対向する壁面(後壁12e同士)においては、互
いの後壁12e同士が互いに当接している。以上のよう
に、この実施形態によれば次のような効果が発揮され
る。
【0026】・ 補強リブ14のうち、第1及び第2リ
ブ14a,14bは、上壁12aと下壁12bでそのパ
ターンが異なり、左壁12cと右壁12dでもパターン
が異なるように形成されている。このため、上下に隣接
する収納ボックス11間の対向する壁面においては、上
壁12aと下壁12bのリブ14a,14bが互いに異
なる位置になるようになっている。また、左右に隣接す
る収納ボックス11間の対向する壁面においては、左壁
12cと右壁12dのリブ14a,14bが互いに異な
る位置になるようになっている。
【0027】従って、隣接する収納ボックス11間の対
向する壁面において、リブ14a,14b同士が同じ位
置になって全て一致する場合に比べて、広い範囲に補強
リブ14が形成されることとなる。よって、対向する壁
面においてリブ14a,14bが全て一致する場合に比
べて、収納ボックス11の各壁面の剛性を壁面全体にわ
たってほぼ均等に向上させることができ、収納ボックス
11の全体としての剛性を向上させることができる。
【0028】また、収納ボックス11の剛性の向上によ
り、目的の剛性を発揮させるのに必要となる補強リブ1
4の量を減らすことができるため、収納ボックス11の
軽量化を図ることも可能である。よって、収納ボックス
11の取扱いを容易にすることができる。
【0029】・ 上壁12aと下壁12bの外面にはボ
ス17が突設されているため、収納ボックス11を上下
に積み重ねたとき、ボス17にタッピンねじ18を挿通
してねじ込むことにより容易かつ確実に収納ボックス1
1を連結することができる。
【0030】・ 隣接する収納ボックス11同士が連結
されて棚状に組み立てられるので、全体としての強度の
向上を図ることができ、地震等の多少の衝撃が加わって
も簡単に崩れることがない。
【0031】・ 上下に隣接する収納ボックス11間の
対向する壁面においては、互いの補強リブ14同士(特
に第3リブ14c同士)が当接するのに加えて、互いの
ボス17同士が当接するようになっている。このため、
ボス17は、連結部としての機能に加えて、補強リブ1
4を代用する機能も発揮することができる。
【0032】・ 本体ケース12を構成する壁面には位
置決め手段が設けられているため、連結手段による収納
ボックス11の連結を容易かつ確実に行うことができ
る。なお、前記実施形態を次のように変更して構成する
こともできる。
【0033】・ 図10に示すように、上壁12aのボ
ス17を補強リブ14より高く形成するとともに、下壁
12bのボス17を省略して代わりに同位置に貫通孔3
1を設けること。
【0034】このように構成した場合でも、上下に収納
ボックス11を積み重ね、貫通孔31に上方からタッピ
ンねじ18を挿通し、その下方に位置するボス17に対
してねじ込むことによって上下に隣接する収納ボックス
11を連結することができる。加えて、収納ボックス1
1を上下に積み重ねたとき、下方の収納ボックス11の
上壁12aに設けられたボス17の先端が、上方に位置
する収納ボックス11の下壁12bの下端面よりも上方
に突出する。このため、上方の収納ボックス11が、下
方の収納ボックス11に対して、前後方向あるいは左右
方向へ移動するのをボス17と補強リブ14との当接に
より規制することができる。よって、上壁のボス17
は、連結手段の一部として、上下に隣接する収納ボック
ス11を連結すると同時に、上下に隣接する収納ボック
ス11を位置決めする位置決め手段としての機能も発揮
することができる。
【0035】・ 補強リブ14は、隣接する収納ボック
ス11間の対向する壁面において、対向する補強リブ1
4に対して、少なくとも一部が異なる位置となるもので
あれば、形状は特に限定されない。従って、例えば円環
状の補強リブ14であってもよいし、図11(a)、
(b)に示すような形状の補強リブ14を上壁12aと
下壁12bに設けてもよい。
【0036】図11(a)に示す上壁12aの補強リブ
14は、上壁12aの外周縁に沿って四角環状に延びる
第3リブ14cと、上壁12aの対角線から等距離おい
た位置で対角線に平行に延びる四本の短リブ14dと、
その対角線上を延びる二本の長リブ14eとから構成さ
れている。また、図11(b)に示す下壁12bの補強
リブ14は、下壁12bの外周縁に沿って四角環状に延
びる第3リブ14cと、下壁12bの対角線から等距離
おいた位置で対角線に平行に延びる四本の中リブ14f
とから構成されている。なお、平行に延びる一対の短リ
ブ14d間の間隔は、平行に延びる一対の中リブ14f
間の間隔より大きく形成されている。このため、上記の
補強リブ14を備えた収納ボックス11を上下に積み重
ねたとき、収納ボックス11間の対向する壁面におい
て、短リブ14dと中リブ14fが全て一致することは
なく、互いに異なる位置となる。
【0037】・ 実施形態のタッピンねじ18に代え
て、ボス17の中心孔17aにボルトを挿通するように
し、ナットで締めることによって隣接する収納ボックス
11を連結するように変更してもよい。
【0038】・ 実施形態の連結手段に代えて、隣接す
る収納ボックス11の補強リブ14を同時に挟持するこ
とができるクリップ部材により、隣接する収納ボックス
11を連結するように構成してもよい。このように構成
した場合、ボス17や連結凹所21を省略できるため、
収納ボックス11の構成を簡単にすることができる。
【0039】・ 隣接する収納ボックス11間の対向す
る壁面において、互いに当接する位置の補強リブ14の
先端面に、一方の補強リブ14には突起を設け、他方の
補強リブ14には凹所を設けること。このように構成し
た場合、この突起と凹所により補強リブ14同士が係合
するため、収納ボックス11同士がずれるのを防止する
ことができる。
【0040】・ 扉13を省略したり、位置決め手段を
省略したりしてもよい。このように構成した場合、収納
ボックス11の構成を簡単にすることができる。 ・ 実施形態のボルト22,26、ナット23,27を
金属スプリングに変更してもよい。
【0041】・ 後壁12e外面に補強リブ14を設け
てもよい。このように構成した場合、後壁12eの剛性
を向上させることができる。 ・ 実施形態では本体ケース12を構成する各壁面の外
面に補強リブ14を設けたが、各壁面の内面に補強リブ
14を設けるように変更してもよい。
【0042】・ 複数の収納ボックス11で棚状に構成
したときに最下方に位置する収納ボックス11の下面に
キャスターを設けてもよい。このように構成した場合、
容易に移動させることができる。
【0043】・ 実施形態では本体ケース12を耐衝撃
性ポリスチレンにより、また扉13をABS樹脂により
形成したが、ポリプロピレン等、その他の合成樹脂によ
り両者を形成してもよい。
【0044】次に、前記実施形態から把握できる技術的
思想について以下に記載する。 ・ 前記補強リブを少なくとも上面と下面に設けたこと
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の収納ボック
ス。このように構成した場合、特に荷重を受ける上面と
下面の剛性を向上させることができる。
【0045】・ 前記ボスを壁面から外方に突出して形
成し、このボスが対向する壁面に対して係合することに
より隣接する収納ボックスを位置決めできるように構成
したことを特徴とする請求項2に記載の収納ボックス。
このように構成した場合、隣接する収納ボックスを位置
決めすることができる。
【0046】・ 前記補強リブを格子状に形成したこと
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の収納ボック
ス。このように構成した場合、補強リブによる補強効果
を、補強リブを設けた壁面全体にほぼ均等に作用させる
ことができる。
【0047】・ 四角箱状に形成し、内部に収納物を収
納可能に構成するとともに、その少なくとも一壁面に補
強リブを設けた収納ボックスにおいて、複数の収納ボッ
クスにより棚状に組み立てたとき、隣接する収納ボック
ス間の対向する壁面に補強リブを設け、その他方の補強
リブが、一方の補強リブの中間位置となるように構成し
たことを特徴とする収納ボックス。
【0048】このように構成した場合、隣接する収納ボ
ックス間の対向する壁面全体に、補強リブによる補強効
果をほぼ均等に作用させることができる。 ・ 四角箱状に形成し、内部に収納物を収納可能に構成
するとともに、その少なくとも一壁面に補強リブを設け
た収納ボックスにおいて、複数の収納ボックスにより棚
状に組み立てたとき、隣接する収納ボックス間の対向す
る壁面に補強リブを設け、その他方の補強リブが、一方
の補強リブを補強する位置になるように構成したことを
特徴とする収納ボックス。
【0049】このように構成した場合、補強リブが互い
に補強し合うことによって、補強リブによる補強効果を
向上させることができる。 ・ 請求項1又は請求項2に記載の収納ボックスを複数
個棚状に組み立てて構成した収納棚。このように構成し
た場合、補強リブの構成を簡単にし、重量が嵩むのを抑
えつつ、剛性の向上を図ることができる。
【0050】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明の収納ボックスによれば、補強リブの構成を簡単に
し、重量が嵩むのを抑えつつ、剛性の向上を図ることが
できる。
【0051】請求項2に記載の発明の収納ボックスによ
れば、請求項1に記載の発明の効果に加え、容易かつ確
実に収納ボックス同士の連結を行うことができる。ま
た、隣接する収納ボックス同士が連結されて棚状に組み
立てられるので、全体として強度の向上も図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の収納ボックスを示す斜視図。
【図2】 (a)は収納ボックスを示す平面図、(b)
は同じく底面図。
【図3】 上下に積み重ねられる二つの収納ボックスを
示す分解斜視図。
【図4】 左右に並べられる二つの収納ボックスを示す
分解斜視図。
【図5】 前後に並べられる二つの収納ボックスを示す
分解斜視図。
【図6】 複数の収納ボックスを棚状に組み立てた状態
を示す斜視図。
【図7】 上下に積み重ねた二つの収納ボックスを示す
部分正断面図。
【図8】 左右に並べた二つの収納ボックスを示す部分
正断面図。
【図9】 前後に並べた二つの収納ボックスを示す部分
側断面図。
【図10】 実施形態以外の収納ボックスを上下に積み
重ねた状態を示す部分正断面図。
【図11】 (a)は実施形態以外の収納ボックスを示
す平面図、(b)は同じく底面図。
【符号の説明】
11…収納ボックス、12a…上壁、12b…下壁、1
2c…左壁、12d…右壁、12e…後壁、14…補強
リブ、17…ボス、18…タッピンねじ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四角箱状に形成し、内部に収納物を収納
    可能に構成するとともに、その少なくとも一壁面に補強
    リブを設けた収納ボックスにおいて、 複数の収納ボックスにより棚状に組み立てたとき、隣接
    する収納ボックス間の対向する壁面に補強リブを設け、
    両壁面の補強リブの少なくとも一部が異なる位置となる
    ように構成したことを特徴とする収納ボックス。
  2. 【請求項2】 前記対向する壁面の少なくともいずれか
    一方に連結用のボスを設け、そのボスにねじをねじ込む
    ことにより、又はボルトを挿通してナットで締めること
    により、隣接する収納ボックス間を連結するように構成
    したことを特徴とする請求項1に記載の収納ボックス。
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