JP2012224377A - 折畳式コンテナ - Google Patents

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誠 庄司
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Abstract

【課題】この発明は、周壁を傾動してコンパクトに折畳むことができる折畳式コンテナの改良に関する。
【解決手段】 揺動側板と屈曲側板とがプラスチック製中空体シートからなっており、揺動側板の上部に水平に形成されて揺動側板を内向きに傾動させる第1ヒンジ部と、屈曲側板の上部に水平に形成される第2ヒンジ部と、屈曲側板の中間位置に水平に形成される第3ヒンジ部と、屈曲側板の下部に水平に形成される第4ヒンジ部とからなって、屈曲側板を横倒V字状に屈曲させるヒンジ部とからなり、前記上部フレームに、少なくとも揺動側板の第1ヒンジ部を外側から覆う規制片部が形成され、底板に、起立時の揺動側板の下端の動きを解除可能に規制するストッパを設けていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、周壁を傾動してコンパクトに折畳むことができる折畳式コンテナの改良に関する。
従来、折畳式コンテナとして、実開昭62−110132号の折畳容器や、特開平6−135440号の折畳可能な箱の構造が知られている。
即ち、折畳容器は、トレー状の四角い底板と、該底板と略同じ大きさに形成されたフレーム状の上枠と、上枠の対向する2辺に回動自在に枢着した2枚の揺動側板と、横V字状の形態に屈曲自在であって前記上枠と底板に上下端を枢着した屈曲側板とからなっている。
そして、前記揺動側板を起立させ、該揺動側板で屈曲側板を真っ直ぐに支えるようにしたもので、揺動側板を内向きに跳ね上げて水平に倒すと屈曲側板の上半分と下半分とが箱の内側に水平となって重なるように折り畳まれる構造からなっている。
前者では各側板の折畳に枢軸を用いた蝶番構造を用いていたが、重量が重く構造も複雑となるので、後者では側板にプラスチック製中空体シートを用い、該プラスチック製中空体シートの一方のライナーを残して厚さ方向に切り込んで折曲自在にした水平なヒンジ部を用いて軽量化や簡易化を図っていた。
しかし、プラスチック製中空体シートに薄肉部を設けて断面横倒V又はU字状のヒンジ部を形成する場合には、ヒンジ部の屈曲を規制することができず、組立時に側板を安定して支持することができない。
そこで、プラスチック製中空体シートの厚さの一部を水平に切断してヒンジ部を形成すれば、起立時にヒンジ部の上下の端面を揃えて側板を支持することができるが、ヒンジ部の開く方向が一定方向に決まってしまうため、例えば、各側板の最上段のヒンジ部などでは側板の外面が開口することになり、ヒンジ部の展開の動作中にヒンジ部が側板の外面側で開いた状態から隙間無く閉じられるので、ヒンジ部に外部の異物を挟み込む、または指を挟む虞れがある。
また、切り込みからなるヒンジ部は、起立時に切断面の端面同士を揃える必要があるが、実際にはいずれかにずれてしまい、また残された1枚のライナーの屈曲によりライナーが傷ついたり裂傷が生じやすく耐久性が損なわれるという問題点があった。
実開昭62−110132号 特開平6−135440号
この発明は、上記事情に鑑みて創案されたものであって、その主たる課題は、側板にプラスチック製中空体シートを用いた際に、ヒンジ部はライナーを残して厚さ方向に切り込まず、薄肉部を設けた断面V又はU字状の溝を用いることで、ヒンジ部の強度を高め信頼性の向上を図った折畳式コンテナを提供することにある。
この発明は、上記課題を解決するために、請求項1の発明では、
四角形状の底板と、該底板と略同じ大きさに形成された上部フレームと、該上部フレームの対向する二辺にコンテナ内方側に傾倒可能に上部が連結された一対の揺動側板と、高さ方向の中途位置でコンテナ内方側に屈曲可能であって前記上部フレームで揺動側板が連結された辺と隣接して対向する二辺と底板とに上下両端を枢着した一対の屈曲側板とからなり、底板に前記揺動側板の起立時に揺動側板のコンテナ内方側の動きを規制する規制部を設けた折畳式コンテナにおいて、
揺動側板と屈曲側板とがプラスチック製中空体シートからなっており、
揺動側板の上部に水平に形成されて揺動側板をコンテナ内方側に傾動させる第1ヒンジ部と、
屈曲側板の上部に水平に形成される第2ヒンジ部と、屈曲側板の中間位置に水平に形成される第3ヒンジ部と、屈曲側板の下部に水平に形成される第4ヒンジ部とからなって、屈曲側板を横倒V字状に屈曲可能とし、
前記第1ヒンジ部から第4ヒンジ部が、薄肉部を有するV又はU字状の溝形状からなっており、
前記上部フレームに、少なくとも揺動側板の第1ヒンジ部を外側から覆う規制片部が形成されていることを特徴とする。
また、請求項2の発明では、
第1ヒンジ部の溝が、揺動側板のコンテナ内面側で開口するように形成されており、第2から第4ヒンジ部の溝が、屈曲側板のコンテナ内面側で開口するように形成されていることを特徴とする。
更に、請求項3の発明では、
前記底板の端部に起立姿勢の揺動側板の下端と外側で衝合する外部ストッパが設けられており、
底板上に前記外部ストッパと対峙して起立姿勢の揺動側板の下端と内側で衝合する位置で、揺動側板がコンテナ内方側に一定以上の力で揺動されると揺動側板の下端が乗り越えて揺動しうる内部ストッパが設けられていることを特徴とする。
また、請求項4の発明では、
前記規制片部が、屈曲側板の第2ヒンジ部を外側から覆う長さに設定されていることを特徴とする。
請求項5の発明では、
前記屈曲側板に形成される第2ヒンジ部から第4ヒンジ部のV又はU字状の溝が、屈曲側板のコンテナ内面側に全て形成されていることを特徴とする。
また、請求項6の発明では、
前記第1ヒンジ部から第4ヒンジ部の屈曲角度が、少なくともコンテナ内面側に90度、コンテナ外面側に180度に設定されていることを特徴とする。
この発明は、以下のような特有の効果を奏することができる。
(1)揺動側板と屈曲側板とのヒンジ部を薄肉部を設けた断面V又はU字状の溝をヒンジ部として用いることで、折畳乃至組立時に外部の異物をヒンジ部に挟み込むことなく、且つヒンジ部を繰り返し折曲げても薄肉部に強い負荷がかからず、信頼性及び耐久性を高めることができる。
また、上部フレームに規制片部を設け、底板にストッパを設けることで、揺動側板の起立時に揺動側板を直立姿勢で保持することができるようにしてコンテナの安定性を向上させることができる。
(2)ヒンジ部の溝の開口を各側板のコンテナ内面側とすることで、外面にはヒンジ部溝の開口が配置されることがなく、ヒンジ部に外部の異物を挟み込む、または指を挟む虞れがない。
さらに、先端側の断面形状がV字又はU字の形状をした、熱成形型にてシートを圧着してV字又はU字の溝を形成すると、V字又はU字の端面が出ることなく、シート内部の中空部に異物や水が入ることを防止できる。
(3)揺動側板の下端は、外部ストッパと内部ストッパにより起立姿勢を保持することができ、折畳時には揺動側板が内部ストッパを乗り越えて水平に折畳むことができるので、簡単な構成で揺動側板の起伏位置を維持することができる。
(4)規制片部が揺動側板の第1ヒンジ部だけでなく、屈曲側板の第2ヒンジ部を外側から覆う長さに伸びているので、揺動側板及び屈曲側板の最上段のヒンジ部が不意に作動することがなく安定性がある。
(5)屈曲側板のヒンジ部の向きを揃え、すべて同一方向(同一面側)から形成することができ、屈曲側板形成用のシートを裏返すことなく成形でき、手間がかからない
(6)各ヒンジ部の屈曲角度を限定することで、揺動側板や屈曲側板の折畳乃至展開を確実に行うことができる。
折畳式コンテナの組立状態を示す斜視図である。 屈曲側板の折畳の途中の状態を示す斜視図である。 折畳コンテナの折畳状態を示す斜視図である。 同要部断面図である。 揺動側板の起立時と枢動状態を示す断面図である。 屈曲側板と底板とを一体に形成した場合で揺動側板を省略した斜視図である。 側板に設けたヒンジ部の部分側面図である。 図6のストッパの異なる構造を示す取付状態の斜視図である。 (a)は、揺動側板の第1ヒンジ部を示す平面図、(b)は1枚のシートで左右の屈曲側板と底板とを一連に形成する場合の展開図である。
以下に、この発明の折畳式コンテナの好適実施例について図面を参照しながら説明する。
[折畳式コンテナ]
本実施例の折畳式コンテナ1は、図1から図3に示すように、方形状の底板2と、該底板2と略同じ大きさに形成された方形枠状の上部フレーム5と、該上部フレーム5の対向する二辺にコンテナ内方側に傾倒可能に上部が連結された一対の揺動側板3と、高さ方向の中途位置でコンテナ内方側に屈曲可能であって前記上部フレーム5で揺動側板3が連結された辺と隣接して対向する二辺と底板2とに上下両端を枢着した一対の屈曲側板4とからなる箱型に形成されている。
[底板]
前記底板2には、図5に示すように、前記揺動側板3の起立時に揺動側板3のコンテナ内方側の揺動を規制するストッパが設けられている。
該ストッパは、揺動側板3の下端と外側で衝合する外部ストッパ10と、内側で衝合する内部ストッパ20とからなっている。
前記底板2,揺動側板3,屈曲側板4を構成する素材は、ポリプロピレン製のプラスチック製中空体シートからなっている。
このプラスチック製中空体シートは、一回の押し出しで一体として吐出・成型されたもの、又は2枚の段ボールライナーの間に中芯を有するものなど、公知のプラスチック製中空体シートを用いることができる。
底板2は、図示例の場合、長方形のプラスチック製中空体シートからなり、その長手方向の両端側を立ち上げて外部ストッパ10としている。(図8参照)
外部ストッパ10は、起立状の揺動側板3の外面の下端と衝合してコンテナ外方への揺動を規制するものであり、後述のように、垂直姿勢の揺動側板3の外面下端と接するように位置決めされている。
[上部フレーム]
上部フレーム5は、底板2と略同じ大きさの長方形状の合成樹脂製の枠体からなっており、断面チャンネル状に形成されており、各側板の上部が嵌合して固定されている。
上部フレーム5は、その外壁面を内壁面より下方に長く設定しており、外壁面を規制片部6としている。
即ち、上部フレーム5は、各側板3、4の上端を固定するが、その固定位置より下方に延びる各側板3、4の上部のコンテナ外側を前記規制片部6で覆っている。
規制片部6は上部フレーム5と一体に形成されるものであっても、あるいは上部フレーム5に別体のプレートを固着するものであってもよい。
この規制片部6で覆われた範囲内で、各側板3、4の上部に設けられる第1ヒンジ部H1及び第2ヒンジ部H2が配置されて、組立後に各側板3、4の上部がコンテナ外方へ枢動しないように規制されている。
この発明では、少なくとも揺動側板3の第1ヒンジ部H1が規制片部6の範囲内に配置されていればよいが、屈曲側板4の第2ヒンジ部H2も規制片部6の範囲内に配置することで屈曲側板4の上半部分がコンテナ外方へ枢動しないように規制することができ、好ましい。
なお、上部フレーム5には、その各コーナ部に沿ってアングル状の補強具7を外嵌し固定して強度を高めている。
[揺動側板]
該上部フレーム5の対峙する一方の辺、図示例では短手方向の辺には揺動側板3の上端がそれぞれ固定されている(図5参照)。
揺動側板3には、その上部で上部フレーム5の近傍に、水平に形成されて揺動側板3をコンテナ内方側に傾動させる第1ヒンジ部H1が形成されている。
また、図示例では、揺動側板3の左右の側辺と底辺に沿って合成樹脂製で横倒コ字状のソケット状のカバー8が外嵌しており、耐久性を高めている。
[第1ヒンジ部]
第1ヒンジ部H1は、熱罫線により形成された断面V字又はU字状の溝が揺動側板3のコンテナ内側で開口し、揺動側板3のコンテナ外側寄りに薄肉部11が形成されている。
従って、第1ヒンジ部H1の薄肉部11を屈曲点として揺動側板3はコンテナ内方に枢動させ、垂直姿勢からほぼ水平姿勢に折り曲げることができる。 上記第1ヒンジ部H1は、プラスチック製中空体シートの目(中芯の延出方向)に対して直交する方向に形成することが強度上好ましい(図9(a)参照)。
熱罫線により形成された断面V字又はU字状の溝は、先端側の断面形状がV字又はU字の形状をした、熱成形型にてシートを圧着してV字又はU字の溝を形成する方法がある。
熱罫線による断面V字又はU字状の溝の開口部は、90度以上であることが好ましい。
上記構成は、第1ヒンジ部H1に限らず、後述の第2ヒンジ部H2から第4ヒンジ部H4の全部又は一部に適用することができる。
そして、熱罫線によりヒンジ部を形成することで、以下の効果を奏することができる。
(1)繰り返し使用するヒンジ部の破損(裂け、割れ等)が低減できる。
(2)ヒンジ部の折り曲げ又は展開時の反発を低減できる。また、ケースに対する変形(膨らみ、開き等)が少なくなる。
(3)屈曲側板に対するヒンジ部の加工が同一方向から行える。また、総加工の工数が削減できる(後述の図9参照)。
前記上部フレーム5の対峙する他方の辺、図示例では長手方向の辺には屈曲側板4の上端がそれぞれ固定されており、該屈曲側板4の下部は底板2に連設されている。
本実施例では、長尺のプラスチック製中空体シートを、中央の2個所で折り曲げて横倒コ字状とし、中央を底板2とし、その両側に延びる一対の片を屈曲側板4としており、屈曲側板4の折畳乃至展開を一体に連動して行えるようにしている(図6参照)。
[屈曲側板]
該屈曲側板4には、その上部で上部フレーム5の近傍で且つ規制片部6の範囲内に、前記揺動側板3の第1ヒンジ部H1より少なくとも前記揺動側板3の厚み分より下方位置に第2ヒンジ部H2が形成されている。
該第2ヒンジ部H2は、第1ヒンジ部H2と同様に熱罫線による断面V字又はU字状の溝がコンテナ外面側で開口し、屈曲側板4のコンテナ外面側に薄肉部12が形成されている。
[第2ヒンジ部〜第4ヒンジ部]
また、屈曲側板4の中途位置には、前記第2ヒンジ部H2と平行に第3ヒンジ部H3が形成されている。
更に、屈曲側板4の下部には、前記第2ヒンジ部H2、第3ヒンジ部H3と平行に第4ヒンジ部H4が形成されている。
これら第3ヒンジ部H3及び第4ヒンジ部H4は、第2ヒンジ部H2と同様に、熱罫線による断面V字又はU字状の溝が屈曲側板4のコンテナ内面側で開口し、屈曲側板4のコンテナ外面側に薄肉部13、14が形成されている。
従って、屈曲側板4は、第2ヒンジ部H2〜第4ヒンジ部H4によってコンテナ内方へ向かって横倒V字状に折れ曲がり、第2ヒンジ部H2から第3ヒンジ部H3までの上半部分4Aと、第3ヒンジ部H3から第4ヒンジ部H4までの下半部分4Bとが上下に水平に重なる折畳姿勢に傾動させることができる。
図9(b)には、本実施例で図示した一対の屈曲側板4と底板2とを1枚のプラスチック製中空体シートで成形する場合の展開図を示す。
中央に設けた底板2の両側に直角に折り曲げて固定する熱溶着の部分が形成され、その外側には、同じ向きにV又はU字状の溝からなる第2ヒンジ部H2から第4ヒンジ部H4が形成される。
これにより、上記ヒンジ部の加工がすべて同一面側で行うことができる。
[外部ストッパと内部ストッパ]
前記底板2には、図5に明瞭なように、揺動側板3が配置される側の端部側で垂直に折り返されて、外部ストッパ10が形成されている。
また、底板2(連結補助板が固着された場合には連結補助板2')の上には、前記外部ストッパ10から揺動側板3の厚み分だけ離間した位置に、内部ストッパ20が設けられる。
内部ストッパ20は、揺動側板3をコンテナ内方へ枢動させる際にこれを規制するが、一定以上の力が揺動側板3にかかると、内部ストッパ20を超えてコンテナ内方へ枢動することができる構成からなっている。
即ち、内部ストッパ20は揺動側板が係止する程度の小さな突片、または弾性又は柔軟性を有する突片からなっており、上部は断面略半円状に湾曲していることが好ましい。
そして、揺動側板3の下端が内部ストッパ20の上部を押すと、底板または揺動側板が少し撓んだり、上部が圧縮されて縮んだり、又は突片の上部が内方へ傾倒したりして、揺動側板3がコンテナ内方へ枢動することができるようになっている。
前記ストッパは、本実施例では、底板2より高く延びて外部ストッパ10となる立上り部S1と、該立上り部S1の下部で水平に延びて前記底板2の端部に差し込まれるソケット状の連結部S2で、該連結部の上面に内部ストッパ20が突設された合成樹脂製のストッパ部材Sからなっている(図5、図6参照)。
そして、底板2の縁部に前記ストッパ部材Sの連結部S2を差し込み外嵌することで底板2に外部ストッパ10と内部ストッパ20とを取り付けることができる。
本実施例では、底板2を屈曲側板3と一連に形成した場合を例示したが、図8に示すように、底板2の代わりに同じ形状の連結補助板2'とし、該連結補助板2'を別体の底板2の上に一体に固着する構造としてもよい。
その場合には、底板2の両端縁部を折り曲げて立ち上げ、外部ストッパ10とすることができる。
また、内部ストッパ20は前記連結補助板2'の上面に固着する等でもよく、特に製造方法は限定されるものではない。
[使用方法]
図1のように箱型に展開されたコンテナ1を折り畳む場合は、揺動側板3をコンテナ内方に枢動させる。
その際に、起立した揺動側板3は第1ヒンジ部H1が規制片部6によりコンテナ外側への動きが規制されており、更に下端が外部ストッパ10と内部ストッパ20によって直立姿勢に規制されているが、揺動側板3の下側にコンテナ内側へ向かって一定以上の力を加えると、揺動側板3の下端が内部ストッパ20を撓めて乗り越えて上向きに枢動する。
そして、揺動側板3は水平姿勢まで折り畳むことができる。
図示例では一対の揺動側板3は上下に平行に重なる場合を例示したが、同一面状に揃って折畳まれるようにコンテナの長さを設定してもよい。(図3参照)
一方、屈曲側板4は揺動側板3の傾倒で支えを失なうため、上部フレーム5の重さにより横倒V字状に折れ曲がり、屈曲側板4の上半部分4Aと下半部分4Bとが上下に水平に重なり合う位置まで枢動する。(図4参照)
この際、第2ヒンジ部H2は規制片部6によりコンテナ外側への動きが規制されているので屈曲側板4をコンテナ内側へ押し込むことで容易に横倒V字状に折れ曲がり、第3ヒンジ部H3を介して上半部分4Aと下半部分4Bとが水平姿勢で上下に重なって折畳まれる。
これにより、揺動側板3と二つ折りされた屈曲側板4はいずれも水平姿勢にコンパクトに折畳むことができる。(図4参照)
上記のような折畳姿勢から展開姿勢に戻す場合には、前記上部フレーム5を引き上げると、底板2の重みで二つ折りされた屈曲側板4が横倒V字状に若干延びる。
そして、揺動側板3をコンテナ外側へ向かって枢動し押し込むと、揺動側板3の下端が前記内部ストッパ20の上部を撓ませて乗り越える。
これにより揺動側板3は、外部ストッパ10と内部ストッパ20との間に入り込み垂直な起立姿勢で拘束される。
これに伴って、屈曲側板4が垂直姿勢に支えられ、図1のような箱型形状に維持される。
また、図示例では、全部のヒンジ部の溝の開口がコンテナ内側を向くように形成したが、一部又は全部の開口がコンテナ外側を向くように形成してもよい。
この発明は上記実施例に限定されるものではなく、要するにこの発明の要旨を変更しない範囲で種々設計変更しうること勿論である。
1 折畳式コンテナ
2 底板
3 揺動側板
4 屈曲側板
4A 上半部分
4B 下半部分
5 上部フレーム
6 規制片部
7 補強具
8 カバー
10 外部ストッパ
11 第1ヒンジ部の溝の開口
12 第2ヒンジ部の溝の開口
13 第3ヒンジ部の溝の開口
14 第4ヒンジ部の溝の開口
20 内部ストッパ
H1 第1ヒンジ部
H2 第2ヒンジ部
H3 第3ヒンジ部
H4 第4ヒンジ部

Claims (6)

  1. 四角形状の底板と、該底板と略同じ大きさに形成された上部フレームと、該上部フレームの対向する二辺に内向きに傾倒可能に上部が連結された一対の揺動側板と、高さ方向の中途位置で内向きに屈曲可能であって前記上部フレームで揺動側板が連結された辺と隣接して対向する二辺と底板とに上下両端を枢着した一対の屈曲側板とからなり、底板に前記揺動側板の起立時に揺動側板の内向きの動きを規制する規制部を設けた折畳式コンテナにおいて、
    揺動側板と屈曲側板とがプラスチック製中空体シートからなっており、
    揺動側板の上部に水平に形成されて揺動側板を内向きに傾動させる第1ヒンジ部と、
    屈曲側板の上部に水平に形成される第2ヒンジ部と、屈曲側板の中間位置に水平に形成される第3ヒンジ部と、屈曲側板の下部に水平に形成される第4ヒンジ部とからなって、屈曲側板を横倒V字状に屈曲可能とし、
    前記第1ヒンジ部から第4ヒンジ部が、薄肉部を有するV又はU字状の溝形状からなっており、
    前記上部フレームに、少なくとも揺動側板の第1ヒンジ部を外側から覆う規制片部が形成され、
    底板に、起立時の揺動側板の下端の動きを解除可能に規制するストッパを設けていることを特徴とする折畳式コンテナ。
  2. 第1ヒンジ部の溝が、揺動側板のコンテナ内面側で開口するように形成されており、第2から第4ヒンジ部の溝が、屈曲側板のコンテナ内面側で開口するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の折畳式コンテナ。
  3. 底板の端部に起立姿勢の揺動側板の下端と外側で衝合する外部ストッパが設けられており、
    底板上に前記外部ストッパと対峙して起立姿勢の揺動側板の下端と内側で衝合する位置で、揺動側板が内向きに一定以上の力で揺動されると揺動側板の下端が乗り越えて揺動しうる内部ストッパが設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の折畳式コンテナ。
  4. 規制片部が、屈曲側板の第2ヒンジ部を外側から覆う長さに設定されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の折畳式コンテナ。
  5. 屈曲側板に形成される第2ヒンジ部から第4ヒンジ部のV又はU字状の溝が、屈曲側板のコンテナ内面側に全て形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の折畳式コンテナ。
  6. 第1ヒンジ部から第4ヒンジ部の屈曲角度が、少なくともコンテナ内面側に90度、コンテナ外面側に180度に設定されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の折畳式コンテナ。
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