JP2535761Y2 - 収納箱 - Google Patents

収納箱

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JP2535761Y2
JP2535761Y2 JP1990111245U JP11124590U JP2535761Y2 JP 2535761 Y2 JP2535761 Y2 JP 2535761Y2 JP 1990111245 U JP1990111245 U JP 1990111245U JP 11124590 U JP11124590 U JP 11124590U JP 2535761 Y2 JP2535761 Y2 JP 2535761Y2
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JP
Japan
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box
flap
storage box
along
surface portion
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JP1990111245U
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JPH0468821U (ja
Inventor
恒昌 高井
昌昭 平井
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株式会社千趣会
昌昭 平井
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、プラスチックシートを箱の展開形状に裁
断し、所定の折曲げ線で折り曲げて直方体の箱に組み立
てられるようにした収納箱に係り、特に収容物を透視可
能に収容すると共に、積み重ねに対する十分な強度を有
するようにした収納箱に関する。
従来の技術 シートを所定形状に裁断して、所定の折曲げ線に沿っ
て折り曲げることにより、直方体状の箱を組み立てるよ
うにした収納箱には、例えば実開平1-58422号公報、実
開平1-137814号公報等がある。
考案が解決しょうとする課題 上記従来の組立て箱は、積重ね時の強度を得るため
に、例えば前後方向の側面部を内外二重の壁面に形成す
るかあるいは、重ね合わせたサイドフラップを接着する
ことによって行っていた。しかしながら収容物が外から
透視できるようにするために、プラスチックシートを素
材に用いる場合には、側面部の二重構造とか、サイドフ
ラップ同士の接着は、技術的な困難性があり、一方、単
に折り曲げただけでは強度が不足する。そのために組立
て易く、かつ、積み重ね強度を十分に具えたものにする
ことが、特に、素材に透明プラスチックシートを用いた
組立て式の収納箱において解決すべき課題となってい
た。
課題を解決するための手段 そこで本考案は、透視可能なプラスチックシートを箱
の展開形状に裁断し、所定の折曲げ線に沿って折り曲げ
て組み立てるようにした直方体状の収納箱において、底
面部に連らなる前後方向の側面部の両側にフラップを設
け、このフラップが底面部の側縁に沿う辺に適宜の傾斜
角を設けることによって、組立て状態において上記側面
部を箱の上面部の内側へ傾斜せしめるように構成したこ
とを特徴とする収納箱を提供するものである。
作用 上記のように箱の前後方向の側面を形成する側面部に
傾斜角度のついたフラップを設けた本考案収納箱は、組
立て状態では、該側面部の上縁が上面部の前縁よりも箱
の内側に位置するように傾斜する一方、フラップの傾斜
辺によって該側面部の起立状態がほぼL形に支持され、
垂直に側面部を起立させた場合に比べて側面部が湾曲し
難く上下方向の耐荷重性が向上する。
本考案において前記底面部の他側で前記側面部と対向
する他方の側面部の両側に、前記フラップと共に箱の左
右方向の側面部の内側に沿い、かつ、該フラップと互い
に重ね合わされるようにした長さを有するフラップを設
け、このフラップと上記フラップの重ね合わせ部分に、
組立て状態において、箱の内側面に沿って互いに嵌合し
合うようにしたスリットを設けたものは、傾斜した上記
側面部を支えるフラップが対向する他方の側面部に設け
たフラップと重ね合わされ、その重ね合わせ状態をスリ
ット同士の嵌合によって保持するので、さらに側面部に
組み合わせが強固になり耐荷重性が向上する。
本考案において、上記底面部の両側に、左右方向の側
面部をそれぞれ連らね、この左右の側面部の上縁に連ら
ねて、それぞれ先端に下向きの差込み片を具えた半分の
幅の上面部を設ける一方、上記底面部を連らなる前後方
向の両側面部の上縁に、上記上面部の裏面に沿って箱の
内側へ折り曲げられる折曲げ片を設け、この折曲げ片の
前縁中央部に、上記差込み片の端部を嵌合する切込みを
それぞれ設けたものは、半幅の上面部を開閉することに
よって、収容物の出し入れができると共に該上面部の両
端を前後方向の側面部の上縁によって支持されることに
なるので、上面部の強度を十分に得られると共に、組立
て易いという特長がある。
実施例 以下に本考案の実施例を図面について説明する。
第1図は、透明なプラスチックシートを直方体状の箱
の展開形状に一致させて裁断し、所定位置に折曲げ線l
を付した組立て前の状態の収納箱Bを示すものである。
なお、素材としてはP.P.板を用いた。
同上図において、1は長方形の底面部、2は底面部1
の短辺にそれぞれ連らなる前後方向の側面部、3は同じ
く長辺に連らなる左右方向の側面部、4は前後方向の側
面部2の左右両側に連らなるフラップである。このフラ
ップ4は、第2図に示すように、箱の組立て時に底面部
1の側縁5に沿う下側の辺6に、約7°の傾斜角7を設
けている。またこのフラップ4は、上記左右方向の側面
部3の内側で互いに重ね合わされる長さを有し、かつ、
傾斜した辺6に、高さの半分の長さを具えたスリット8
を設けており、同じく第2図に示すように、組立て状態
において、このスリット8を互いに嵌合し合わせて収納
箱Bの両内側面に沿って前後方向のフラップ4,4同士を
互いに組み合わせる。それによって、前後方向の側面部
2の起立状態が固定する。上記スリット8およびフラッ
プ4の組み合わせによって起立する前後方向の側面部2
は、フラップ4に形成した上記傾斜角7に対応して、第
2,3図に示すように傾斜する。
9は左右方向の側面部3の上縁にそれぞれ連らなり、
互いに半分の幅を有する上面部、10は上面部9,9の先端
にそれぞれ設けた下向きの差込み片、11は前後方向の側
面部2の上縁から互いに箱の内側方向へ折り曲げられる
折曲げ片、12は両折曲げ片11の前縁中央部に設けた切込
みである。
上記左右方向の側面部3および上面部9は、前記のよ
うに前後方向の両側面部2を起立せしめた後折り曲げ、
第3図に示すように側面部3によって組み合わされたフ
ラップ4を外側から覆い、半分ずつの両上面部9によっ
て箱の上面を覆うとともに、箱の底面に向けて折り曲げ
られて重ね合わされた2枚の差込み片10の両端を折曲げ
片11の切込み12に嵌合させることによって収納箱Bを組
み立てる。
なお、上記実施例は、収納箱Bを形成する前後方向の
両側面部2,2をそれぞれ傾斜起立するようにしている
が、本考案の実施に際し、その一方の側面部のみを傾斜
起立させて、対向する他方の側面部には、別の組立て構
造を用いる場合もある。
上記のようにして組み立てたこの収納箱Bは、接着剤
を用いることなく組立て状態が固定できる。また、上面
部9を裏面から支える前後方向の側面部2は内側に約7
°傾斜して、その傾斜角7をフラップ4によって保持さ
れるので、垂直な側面部のみで荷重を支えるようにした
従来の箱に比べて耐荷重性がある。また、耐荷重性を具
えるために二重側壁構造にする場合に比べて構造が簡単
で組み立て易い。なお、この箱Bは、半分ずつの上面部
9を開閉することによって収容物の出し入れを行う。
考案の効果 前記のようにしてフラップに傾斜角を設けて前後方向
の側面部を箱の内側の方へ向けて適宜の角度傾斜するよ
うにした本考案によれば、構造が簡単で接着剤を用いる
ことなく耐荷重性を有する収納箱の組み立てができる。
したがって、靴とか肌着とかの身辺のものの包装用箱と
しても用いられるほか、それらの物品を収容して随時に
取り出せるよう日常的に使用する収納箱として軽量で積
み重ねができ、かつ、外観上も美麗であるなど、多くの
実用的効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので第1図はその展開
図、第2図は組み立てる過程を示す斜視図、第3図は組
み立て状態の斜視図である。 B……収納箱、l……折曲げ線、1……底面部、2……
前後方向の側面部、3……左右方向の側面部、4……フ
ラップ、5……底面部の側縁、6……フラップの下側の
辺、7……傾斜角、8……スリット、9……上面部、10
……差込み片、11……折曲げ片、12……切り込み。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】透視可能なプラスチックシートを箱の展開
    形状に裁断し、所定の折曲げ線lに沿って折り曲げて組
    み立てるようにした直方体状の収納箱において、底面部
    1に連らなる前後方向の側面部2の両側にフラップ4を
    設け、このフラップ4が底面部1の側縁5に沿う辺6に
    適宜の傾斜角7を設けることによって、組立て状態にお
    いて上記側面部2を箱の上面部9の内側へ傾斜せしめる
    ように構成したことを特徴とする収納箱。
  2. 【請求項2】前記底面部1の他側で前記側面部2と対向
    する他方の側面部2の両側に、前記フラップ4と共に箱
    の左右方向の側面部3の内側に沿い、かつ、該フラップ
    4と互いに重ね合わされるようにした長さを有するフラ
    ップ4を設け、このフラップ4と上記フラップ4の重ね
    合わせ部分に、組立て状態において、箱の内側面に沿っ
    て互いに嵌合し合うようにしたスリット8を設けたこと
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の収納
    箱。
  3. 【請求項3】上記底面部1の両側に、左右方向の側面部
    3をそれぞれ連らね、この左右の側面部3の上縁に連ら
    ねて、それぞれ先端に下向きの差込み片10を具えた半分
    の幅の上面部9を設ける一方、上記底面部1に連らなる
    前後方向の両側面部2の上縁に、上記上面部9の裏面に
    沿って箱の内側へ折り曲げられる折曲げ片11を設け、こ
    の折曲げ片11の前縁中央部に、上記差込み片10の端部を
    嵌合する切込み12をそれぞれ設けたことを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の収納箱。
JP1990111245U 1990-10-23 1990-10-23 収納箱 Expired - Lifetime JP2535761Y2 (ja)

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JPH0468821U JPH0468821U (ja) 1992-06-18
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JPS6114988Y2 (ja) * 1980-12-01 1986-05-10
JPS6411928U (ja) * 1987-07-13 1989-01-23

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