JPS5847020Y2

JPS5847020Y2 - 環形螢光ランプの包装容器

Info

Publication number: JPS5847020Y2
Application number: JP1978134259U
Authority: JP
Inventors: 均畑
Original assignee: 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
Priority date: 1978-09-29
Filing date: 1978-09-29
Publication date: 1983-10-26
Also published as: JPS5550964U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は環形螢光ランプの包装容器に関するものである
。

従来複数個の環形螢光ランプを包装する包装容器におい
ては、包装容器内に収納したランプ間に、包装容器の両
側壁と略同じ大きさの緩衝材たる仕切板を挿入して環形
螢光ランプを仕切っていたが、これでは多くの包装材料
を必要とし、包装費が高くつく。

また、包装容器の上面部には取手が立上った状態で取付
固定されていたので、その成形性が悪いだけでなく、包
装或いは運搬に際しては取手の分だけ余分なスペースを
必要とし、スペースを有効に利用することができなかっ
た。

本考案は、上記の欠点に鑑み、これを改良したもので、
包装材料の削減並びに包装費の低減化が可能で、しかも
、成形性の良好な包装容器を提供せんとするものである
。

以下本考案の構成を図面に示す実施例にしたがって説明
すると次の通りである。

第１図において、１は段ボールの如き緩衝性を有する厚
紙を所定形状に裁断した平板で、これは、その中央部及
び両側部に折曲線２ａ、２ｂ及び３ａ、３ｂが施され、
又折曲線２ａと３ａ及び２ａと３ｂの夫々の間の両側に
設けた各フラップ４ａ、４ａ、４ｂ、４ｂには
、折曲線５，６が横方向に施され、又折曲線２ａ、
２ｂ間の両側及び折曲線３ａにて折り曲げられる上蓋
片７ａの両側には夫々折曲線８．８，９．９上で折り曲
げられる折曲片１０．１０及び１１．１１が並設され、
更に上蓋片７ａ及び７ｂには、切込線１２ａ、１２
ｂ、１３ａ、１３ｂが夫々施されて、突出片
１４ａ、１４ｂ並ヒニ折曲線１５ａ、１５ｂで折
り曲げ可能な対称形状の取手片１６ａ、１６ｂが
形成され、しかも、上蓋７ａの切込線１２ａより外側
部分は切落して取手片１６ａの両側に重合片１７ａ’、
１７ａ”を形成すると共に、上蓋７ｂには取付片１６
ｂを囲繞する重合部１７ｂ’、１７ｂ”及び１７ｂ
”’よりなる重合部分１７ｂが形成されている。

そして、上記平板１を、折曲線２ａ、２ｂ、３ａ、３ｂ
で折り曲げて、底壁１８、所定の間隙を保って対向する
側壁１９ａ、１９ｂ及び上蓋片７ａ、７ｂ
が重合せる上蓋７を形成する。

この上蓋７は、第３，５及び６図の如く重合片１７ａ
’、１７ａ”及び突出片１４ａ根部の上面に、重合部
分１７ｂの重合部１７ｂ’。

１７ｂ”及び１７ｂ”’を夫々対応させて重合固着し、
且つまた突出片１４ａと１４ｂとを重合固着したもので
、取手片１６ａ、１６ｂは外側に折曲可能に上蓋
７上に折り畳まれている。

しかる後、底壁１８及び上蓋片７ａの夫々の両側に設け
られた折曲片１０゜１０及び１１．１１を、第４図及至
第６図の如く、折曲線８，８及び９，９上で直角に折り
曲げた後、各フラップ４ａ、４ａ、４ｂ、
４ｂを折曲線５，６テ折り曲げて折込片２０ａ、
２０ａ、２０ｂ、２０ｂを形成し、当該折込
片２０ａ、２０ａ、２０ｂ、２０ｂを、
上記折曲片１０と１０及び１１と１１との間に夫々折り
込んで各フラップ４ａ、４ｂを突き合わせ、ラン
プ収納部２１内に折込重合させた上記折込片２０ａ
、２０ｂ及び２０ａ、２０ｂによって、当該収
納部２１の両側に、収納部２１内に収納された環形螢光
ランプ２２．２２を仕切るための緩衝材たる仕切側壁２
３．２３を形成する。

そして、包装時或いは運搬時には取手片１６ａ１６ｂ
を第６図の如く上蓋７上に折り畳んでおき、また、取手
が必要な場合は、上記取手片１６ａ、１６ｂを折曲線１
５ａ、１５ｂ上で外側に折り曲げて、第７図の如
く取手１６を形成する。

この様に本考案に係る包装容器は一体成形したので成形
性が良く、しかも、取手１６は折り畳み可能であるため
、包装時或いは運搬時には取手１６を上蓋７上に折り畳
んでおけばよいので、スペースを有効に利用することが
できる。

以上説明した様に、本考案によれば、材料取り及び成形
性が極めて良好で、包装材料の削減が可能となり、包装
費の低減化を図ることができる。

また組立が簡単であるから、作業性の向上を図ることか
で゛きる。

さらにはフラップの一部が折曲片間に挾持状に挿入され
るので、フラップの位置ずれを防止でき、それを環形螢
光ランプ間に必ず介在させることができ、ランプの破損
を防止できる。

尚、本考案において、折曲片は底壁及び上蓋片に設ける
ことが望ましいが、いずれか一方にのみ設けることもで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る包装容器の展開説明図、第２図は
その組立時における概略斜視説明図、第３図は取手が上
蓋上に折り畳まれている状態を示した平面説明図、第４
図は第３図の横断面説明図、第５図は第３図のＡ−Ａ線
断面図、第６図は第３図のＢ−Ｂ線断面図、第７図は取
手を形成した状態を示した断面説明図である。４ａ、４ａ、４ｂ、４ｂ・・・・・・フ
ラップ、７ａ・・・・・・上蓋片、１０．１１・・・・
・・折曲片、１８・・・・・・底壁、１９ａ、１９
ｂ・・・・・・側壁、２０ａ、２０ａ、２０
ｂ、２０ｂ・−・−折込片、２１・・・・・・
ランプ収納部、２２．２２・・・・・・環状螢光ランプ
、２３゜２３・・・・・・仕切側壁。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

所定の間隙を保って対向せる側壁間に形成されるランプ
収納部に同一形状の複数の環形螢光ランプを重合して収
納できるようにした包装容器において、上記側壁の一側
縁部に開口部を閉塞する一対の対画用のフラップを形成
し、このフラップの少くとも一部を、側壁間を一体に連
結する底壁及び／又は上蓋片の側部に離隔して形成され
た一対の折曲片間に挾持されるように、ランプ収納部内
に折り曲げ、突き合せて仕切側壁を形成すると共に、こ
の仕切側壁をランプ収納部に収納される環形螢光ランプ
間に挿入し、環形螢光ランプが互いにあたらないように
緩衝材の役目をするようにしたことを特徴とする環形螢
光ランプの包装容器。