JPH0322884Y2 - - Google Patents

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JPH0322884Y2
JPH0322884Y2 JP1985126952U JP12695285U JPH0322884Y2 JP H0322884 Y2 JPH0322884 Y2 JP H0322884Y2 JP 1985126952 U JP1985126952 U JP 1985126952U JP 12695285 U JP12695285 U JP 12695285U JP H0322884 Y2 JPH0322884 Y2 JP H0322884Y2
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varistor
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inorganic insulating
section
insulating layer
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【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は電極および絶縁構造を改良したチツプ
バリスタに関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
近年、バリスタの用途拡大に伴いプリント基板
に組込み使用される小形で高密度実装化に適した
チツプバリスタの需要が増大してきている。
従来、これらチツプバリスタの一般構造として
は第5図に示すように例えば酸化亜鉛を主成分と
したセラミツク粉末を成形焼結した角形状のバリ
スタ素体11の対向両側面を介して反対面の一部
分まで連接するよう電極12,13を形成しバリ
スタ素体11厚さt1を介して垂直に対向する電極
12,13間W1を特性有効部としたものがある。
しかして、このように構成してなるチツプバリ
スタの場合電極12,13間距離t2はバリスタ素
体11厚さt1より大きくなるように設定しなけれ
ばならない。つまりこれが逆の関係になつた場合
バリスタ特性はt2間のみしか機能せず、サージ吸
収能力が低くなる。ところでチツプ部分として実
用に供し得るためにはバリスタ素体の割れなどを
考慮しバリスタ素体11の厚さとして一定の厚み
を確保しなければならないが、前述のようにt2
t1の関係、すなわち同一面で相対する電極の間隔
を素体の厚みより大きくする必要がある結果、バ
リスタ素体にしめるバリスタとして機能する特性
有効部はバリスタ素体自体の大きさに比し少なく
なり必ずしも小形で高密度実装化の市場要求を十
分に満足するものとは言えなかつた。
〔発明の目的〕
本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、バ
リスタ素体の面積をより有効に活用し、より小形
で同じバリスタ特性を得ることができるチツプバ
リスタを提供することを目的とするものである。
〔考案の概要〕 本考案のチツプバリスタは、角板状に成形焼結
したバリスタ素体両側面それぞれを介して表裏両
面および正面・背面の一部に連接して断面コ字状
の無機絶縁層を形成し、前記素体両面に一方端を
前記無機絶縁層の一方面上まで延びて内部電極を
対称に形成し、前記素体両側面上を構成する前記
無機絶縁層上を介して前記内部電極端縁面および
該内部電極端縁面と反対面に位置した前記無機絶
縁層の一部と連接した断面コ字状の外部電極を形
成し、該外部電極部を除いた全面を無機または高
分子絶縁材に被覆し絶縁外装を形成した構造とす
ることを特徴とするものである。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の一実施例につき図面を参照して
説明する。すなわち第1図〜第3図に示すように
例えば酸化亜鉛、チタン酸バリウム、チタン酸ス
トロンチウム、炭化硅素、酸化鉄などを主成分と
し、他に数種類の金属酸化物を添加混合したセラ
ミツク粉末を角板状に成形焼結してなるバリスタ
素体1の両側面と表裏両面および正面・背面の一
部に例えば硼硅酸鉛、硼硅酸亜鉛、硅酸鉛などを
主成分とし、これにコバルト、マンガン、ニツケ
ル、アンチモン、クローム、鉄などの添加物を少
なくとも一種添加したガラス材、または例えば酸
化亜鉛にリチウム、銅、ナトリウム、銀などを一
種以上含む高絶縁性セラミツク材を塗布焼付けし
バリスタ素体1両側面それぞれを介して表裏両面
および正面・背面の一部に連接した断面コ字状の
無機絶縁層2,3を形成し、前記バリスタ素体1
両面に一方端を前記無機絶縁層2,3それぞれの
一方面上まで延びた内部電極4,5を対称に形成
し、つぎに前記バリスタ素体1両側面上を構成す
る無機絶縁層2,3上を介して前記内部電極4,
5端縁面および該内部電極4,5端縁面それぞれ
と反対面に位置した前記無機絶縁層2,3の一部
と連接した断面コ字状の外部電極6,7を形成
し、しかるのち該外部電極6,7部を除いた全面
を硼硅酸鉛、硼硅酸亜鉛、硅酸鉛などを主成分と
し、これにコバルト、マンガン、ニツケル、アン
チモン、クローム、鉄などの添加物を少なくとも
1種添加したガラス材、または例えば酸化亜鉛に
リチウム、銅、ナトリウム、銀などを1種以上含
む高絶縁性セラミツク材からなる無機絶縁材、あ
るいはエポキシ系、シリコン系、ウレタン系、ポ
リイミド系、フエノール系の一種からなる高分子
絶縁材にて被覆し絶縁外装8を形成してなるもの
である。
以上のように構成してなるチツプバリスタによ
れば、内部電極4,5のバリスタ素体1厚さtを
介して垂直に対向する特性有効部W以外はバリス
タ素体1に直接でなく該バリスタ素体1より高い
耐電圧を有する断面コ字状の無機絶縁層2,3部
を介して形成した構造となつており、しかも内部
電極4,5の先端部9,10に位置するバリスタ
素体1部にも断面コ字状の無機絶縁層2,3が形
成され、さらに外部電極6,7が直接バリスタ素
体1部とタツチしない構造となつているため内部
電極4,5の特性有効部すなわちa−c間以外に
電界がかからずバリスタ素体1厚さよりa−b間
距離を小さくでき、大幅に小形化したとしても同
一サージ吸収能力を得ることができる。
よつて同一大きさのバリスタ素体において第1
図〜第3図に示す構成からなる本考案のものと第
5図に示す構成からなる従来例のものとを比較し
た場合、本考案のものの特性有効部は従来例のも
つ特性有効部より大きくできサージ吸収能力を高
めることができる。
なお、上記実施例では内部電極の形状としては
第3図に示すものを前提にして説明したが、第4
図に示すようにバリスタ素体1の両面に凸字形の
内部電極4形状としたとしても同効であることは
勿論である。
〔考案の効果〕
本考案によれば対向電極間の沿面放電を防止し
より小形化で高密度実装化に貢献できる実用的価
値の高いチツプバリスタを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の一実施例に係るチツ
プバリスタを示すもので第1図は斜視図、第2図
は第1図A−A断面図、第3図は内部電極を形成
した状態の製造途中の斜視図、第4図は本考案の
他の実施例に係る内部電極を形成した状態の製造
途中のチツプバリスタを示す斜視図、第5図は従
来例に係るチツプバリスタを示す正断面図であ
る。 1……バリスタ素体、2,3……断面コ字状の
無機絶縁層、4,5……内部電極、6,7……断
面コ字状の外部電極、8……絶縁外装、9,10
……先端部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 角板状に成形焼結したバリスタ素体と、該素
    体の両側面それぞれを介して表裏両面および正
    面・背面の一部に連接して形成した断面コ字状
    の無機絶縁層と、前記素体両面に一方端を前記
    無機絶縁層の一方面上まで延びて対称に形成し
    た内部電極と、前記素体両側面上を構成する前
    記無機絶縁層上を介して前記内部電極端縁面お
    よび該内部電極端縁面と反対面に位置した前記
    無機絶縁層の一部と連接して形成した断面コ字
    状の外部電極と、該外部電極部を除いた全面に
    形成した絶縁外装とを具備したことを特徴とす
    るチツプバリスタ。 (2) 絶縁外装が無機または高分子絶縁材からなる
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)
    項記載のチツプバリスタ。
JP1985126952U 1985-08-19 1985-08-19 Expired JPH0322884Y2 (ja)

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JPS6234404U JPS6234404U (ja) 1987-02-28
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5550964U (ja) * 1978-09-29 1980-04-03
JPS5552643U (ja) * 1978-10-05 1980-04-08
JPS56148802A (en) * 1980-04-21 1981-11-18 Tdk Electronics Co Ltd Chip type varistor and method of manufacturing same

Patent Citations (3)

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Also Published As

Publication number Publication date
JPS6234404U (ja) 1987-02-28

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