JPS5919364Y2 - バリスタ - Google Patents

バリスタ

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JPS5919364Y2
JPS5919364Y2 JP15851179U JP15851179U JPS5919364Y2 JP S5919364 Y2 JPS5919364 Y2 JP S5919364Y2 JP 15851179 U JP15851179 U JP 15851179U JP 15851179 U JP15851179 U JP 15851179U JP S5919364 Y2 JPS5919364 Y2 JP S5919364Y2
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JP
Japan
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varistor
electrode
electrodes
voltage
gap
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JP15851179U
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JPS5678401U (ja
Inventor
善茂 戸渡
Original Assignee
ティーディーケイ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はバリスタに関する。
バリスタは、焼結体上に設けた電極間に加えられる印加
電圧によ\つで抵抗値が非直線的に変化し、印加電圧が
バ1)、スタ電圧を超える範囲で、抵抗値が急激に減少
する特異な性質を有する。
この特性に着目しさバリスタは音響機器に関連する小形
直流モータア、ノイズ防止、1ル一接点の保護、カラー
テレビブラウン管回路の放電吸収などの手段として広く
利用されている。
バリスタは、これを取付けるべき機器の構造、形状等に
応じて、たとえば第1図に示すように、平板状に形成さ
れた焼結体1の相対向二面に電極2.3を設け、該電極
2,3上にリード線4,5を半田付けした構造としたり
、或は第2図A、 Hに示すように、小形直流モータ
回路軸等を通す孔6を有して円環状に形成された焼結体
7の両面に、共通電極8および分割電極9a、 9b
、 9Cをそれぞれ設け、分割電極9a、9b、9C
を小形直流モータの整流子片等にリード線によって導通
接続する構造となっている。
これらの例からも解かるように、従来のバリスタは、平
板状に形成された焼結体の面上に、使用目的に応じた構
造、形状の電極を設けた構造となっている。
このため次のような欠点があった。
(1)放熱電極面積を焼結体1,7の平面積以上に大き
く取ることができないため、バリスタに投入し得る電圧
に限界を生じ、それ以上の電圧を必要とする場合は焼結
体1,7を更に大径化しなければならない。
このため、空間占有が大きくなり、機器への取付けが困
難になることがあった。
(2)機械的強度やエネルギー耐量を増大させるために
は、焼結体1,7はできるだけ厚くすることか−望まし
い。
ところが焼結体1,7の厚みが増大すると、非直線指数
αが悪化し、またバリスタ電圧E1oが高くなるという
欠点を生じる。
このため、特に、使用電圧が1.5〜6■程度の低電圧
バリスタでは、機械的強度、エネルギー耐量を増大させ
つつ、非直線指数αを向上させ、かつバリスタ電圧E1
oを低く抑えることが非常に困難であった。
本考案は上述する従来の欠点を除去し、焼結体の大径化
や厚形化を招くことなく、放熱面積を非常に大きくして
定格電圧を大幅に増大させると共に、充分な機械的強度
、エネルギー耐量を確保しつつ、非直線指数αを向上さ
せ、かつバリスタ電圧を低下させることの可能なバリス
タを提供することを目的とする。
上記目的を遠戚するため、本考案に係るバリスタは、筒
形とした焼結体の周面に電極を有することを特徴とする
以下実施例たる添付図面を参照し、本考案の内容を具体
的に説明する。
第3図A、 Bは本考案に係るバリスタの正面図および
断面図である。
図において、10は円筒状などの筒形に形成されたバリ
スタ素体である。
該バリスタ素体10は、酸化錫(SnO2)系、酸化鉄
(Fe203)、シリコンカーバイト (S1C)系、
酸化亜鉛(ZnO)系またはセレン、亜酸化銅系などの
周知の焼結体によって構成することもできるが、この実
施例では、酸化チタン(TiO2)を主成分とし、これ
に酸化ニオブと酸化ビスマスを微量添加して焼結した酸
化チタン系の焼結体によって構成しである。
酸化チタン系の焼結体は、焼結体自身が電圧非直線性を
示し、非直線指数αが上述した従来周知の焼結体よりも
高く、しがちα値を変えることなく所望のα値(所定の
電流を流したときの電圧に対応する電流)を実現できる
こと、バリスタ電圧E1oが低く、小形直流モータのノ
イズ防止の目的によく合うこと等の利点がある。
バリスタ素体10の外周面および内周面には、電極11
.12をそれぞれ設けである。
内周面に設けた電極12はバリスタ素体10の端面を通
って外周面上に導出され、電極11とギャップg1を介
して対向する電極引出部12 aを形成しである。
したがって、この実施例に示すバリスタは、外周電極1
1と内周電極12との間にバリスタ素体10の肉厚部に
よるバリスタ層が形成される。
この場合、バリスタ素体10が円筒状等の筒形となって
いるから、バリスタ素体10の内外周面が全て放熱面と
なり、従来の平板状のものに比較して放熱効果が著るし
く向上し、定格電圧が大幅に増大することとなる。
また、バリスタ素体10が筒形であると、バリスタ層と
なる肉厚部を薄くしても、充分な機械的強度を確保でき
るうえに、電極面積および体積を従来より大幅に増大さ
せることができるがら、充分な機械的強度、エネルギー
耐量を確保しつつ、非直線指数αを向上させ、かつバリ
スタ電圧E1oを低下させることができる。
したがって本考案によれば、小形直流モータのノイズ防
止手段として用いる場合のように、低電圧で優れた非直
線性が要求される用途に適した小形のバリスタを提供す
ることができる。
前記電極11.12は、バリスタ素体10を酸化チタン
系焼結体によって構成した場合は、オーム性接触電極と
して構成する。
オーム性接触電極であると、酸化チタン系焼結体自身の
有する優れた電圧非直線性を充分に発揮させることがで
きるからである。
オーム性接触電極を形成する手段としては、アルミニウ
ム真空蒸着法、Ni無電解メッキ法、In−Ga合金の
摺付は法、金属溶射法または銀にIn、 Ga等の微量
の金属成分およびフリットを添加したものを塗布焼付け
る方法等が採用できる。
13、14は電極11および電極引出部11 a上に半
田付けなどの手段によって接続固定したリード線である
電極11および電極引出部11 aは、共にバリスタ素
体10の外周面に設けであるから、リード線13.14
の接続固定作業が非常に容易になる。
上記実施例のバリスタはリード線接続用としては好適な
ものであるが、リードレスチップ形バリスタとしては、
次の理由により不適当である。
即ち、(イ)第3図の電極構造では、電極対向面積の確
保から、電極11.12間のギャップg1の間隔を成る
寸法以下に抑えなければならない。
このため、電極11.12を導体に対して直接半田付け
しなければならないリードレスチップ状バリスタにおい
て、ギャップg1が半田ブリッジによって短絡を起す危
険がある。
(ロ)電極11の軸方向の端部にバリスタ素体10の露
出するギャップが形成されるため、このギャップが電極
11を導体に直接半田付けする際の障害となることがあ
る。
(ハ)電極11と電極12の内周端とが、半田によって
短絡されることがある。
第4図及び第5図はこの点を改良したリードレスチップ
形のバリスタの実施例を示している。
まず第4図の実施例では、筒形としたバリスタ素体10
の外周面の軸方向の両端部に電極15.16をそれぞれ
設け、これらの電極15.16を、軸方向の中央部に設
けられたギャップg2によって互いに分離した構造とな
っている。
前記電極15.16のそれぞれは、バリスタ素体10の
軸方向の側端面上からギャップg2に向かって、電極面
積が互いに略等しくなるように形成されている。
この第4図に示したバリスタは、ギャップg2をバリス
タ層として利用する構造となるのであるが、電極15,
16のそれぞれが、バリスタ素体10の軸方向の側端面
上からギャップg2に向って形成されていて、電極15
.16の端部には、導体等に直接半田付は固定する際の
障害となるギャップが存在しない。
しかも、電極15−16間のギャップg2を充分に大き
くし、半田ブリッジ等を防止することができる。
更に電極15.16は電極面積が略等しくなっているか
ら、電流面密度も略等しくなる。
このため、電極15.16をバリスタ電極のみならず端
部電極としても利用し、半田ブリッジによる電極間短絡
や、半田付は障害等を招くことなく、導体に直接フェー
スボンディングすることの可能な、リードレスチップ形
バリスタを実現することができる。
次に第5図、第4図のチップ形バリスタを更に発展させ
たもので、内周面に設けた電極17を共通電極とし、外
周面にギャップg3によって分割された一対の電極18
.19を設けた構造となっている。
この実施例の場合にも、電極18.19をバリスタ電極
及び端部電極とするリードレスツチップ形バリスタが得
られる。
なお、第4図及び第5図に示すバリスタはリード線を接
続して使用することも可能である。
さらに、第6図に示すように、多数個のバリスタ20を
、連続するリード線13A、14Aにハシゴ状に連ね、
これを巻回して巻回体21とすることにより電子部品連
化することも可能である。
このような巻回体21とした場合には、自動組立機に挿
填し自動的に組込むことができること、また製造工程の
初めから終りまで、バリスタ20をリード線13 A、
14 A上に保持した状態で流すことができるので、
製造工程が合理化され、コストダウンが達成できること
等の効果がある。
以上述べたように、本考案に係るバリスタは、酸化チタ
ンを主成分として筒形に成形されたバリスタ素体の外周
面の軸方向の両端部に、軸方向の中央部に設けられた充
分大きなギャップによって互いに分離され、かつ、前記
バリスタ素体の軸方向の側端面上から前記ギャップに向
かって、電極面積が互いに略等しくなるように形成され
たオーム性接触電極をそれぞれ備えることを特徴とする
から、次のような効果がある。
(1)バリスタ素体の内周面および外周面の全てが放熱
面となり、放熱効果が従来より著るしく高まるので、定
格電力を大幅に増大させることができる。
(2)バリスタ素体が筒形であるので、小径化、薄形化
を図っても、充分な機械的強度、実効表面積および実効
体積を確保することができる。
この結果、充分な機械的強度およびエネルギー耐量を確
保しつつ、非直線指数αを高め、かつバリスタ電圧E1
oを低く抑えた小形のバリスタを提供することとなる。
(3)実施例に示したように、バリスタ素体を酸化チタ
ン系焼結体によって構成すると共に、オーム性接触電極
を付与することにより、酸化チタン系焼結体自身の有す
る優れた電圧非直線性を有効に発揮するバリスタを提供
することができる。
(4)実施例に示したように、バリスタ素体の外周面に
対の電極を引き出すことにより、リード線接続の容易な
バリスタを提供することができる。
(5)実施例に示したように、多数のバリスタをノード
線にハシゴ状に連ねることにより、自動組立が可能で、
しかも製造の容易な、安価なバリスタを提供することが
できる。
(6)バリスタ素体を筒形としであるため、小形直流モ
ータ等に装着する場合、内径部内に回転軸を挿着するこ
とができ、取付を容易かつ確実に行なうことができる。
(7)ギャップ部分の半田ブリッジによる電極間短絡や
、半田付は障害等を招くことなく、導体に直接フェース
ボンディングすることの可能な、リードレスチップ形バ
リスタを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のバリスタの正面図、第2図Aは同じく別
の例における平面図、第2図Bはその底面図、第3図A
は本考案に係るバリスタの正面図、第3図Bは同じくそ
の断面図、第4図、第5図は同じく別の実施例における
断面図、第6図は同じくその変形例を示す斜視図をそれ
ぞれ示している。 10・・・・・・バリスタ素体、11,12・・・・・
・電極、13,14・・・・・・ノード線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 酸化チタンを主成分として筒形に成形されたバリスタ素
    体の外周面の軸方向の両端部に、軸方向の中央部に設け
    られた充分大きなギャップによって互いに分離され、か
    つ、前記バリスタ素体の軸方向の側端面上から前記ギャ
    ップに向かって、電極面積が互いに略等しくなるように
    形成されたオーム性接触電極をそれぞれ備えることを特
    徴とするバリスタ。
JP15851179U 1979-11-15 1979-11-15 バリスタ Expired JPS5919364Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15851179U JPS5919364Y2 (ja) 1979-11-15 1979-11-15 バリスタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15851179U JPS5919364Y2 (ja) 1979-11-15 1979-11-15 バリスタ

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Publication Number Publication Date
JPS5678401U JPS5678401U (ja) 1981-06-25
JPS5919364Y2 true JPS5919364Y2 (ja) 1984-06-05

Family

ID=29669752

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15851179U Expired JPS5919364Y2 (ja) 1979-11-15 1979-11-15 バリスタ

Country Status (1)

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JP (1) JPS5919364Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005051238A (ja) 2003-07-21 2005-02-24 Abb Res Ltd レーザ照射されたメタライズされた電気セラミック

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005051238A (ja) 2003-07-21 2005-02-24 Abb Res Ltd レーザ照射されたメタライズされた電気セラミック

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5678401U (ja) 1981-06-25

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