JP2002033203A - 複合電子部品 - Google Patents

複合電子部品

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JP2002033203A
JP2002033203A JP2000213528A JP2000213528A JP2002033203A JP 2002033203 A JP2002033203 A JP 2002033203A JP 2000213528 A JP2000213528 A JP 2000213528A JP 2000213528 A JP2000213528 A JP 2000213528A JP 2002033203 A JP2002033203 A JP 2002033203A
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resistor
electrodes
resistance
composite electronic
pair
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Hideyuki Teraoka
秀幸 寺岡
Eiji Kobayashi
永司 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一枚の絶縁基板4面に複数の回路素子を有し、
当該複数の回路素子は2つ以上の抵抗素子5を含み、抵
抗素子5は一対の電極3と、当該一対の電極3間に形成
された抵抗体2を有し、少なくとも2つの抵抗素子5が
略並列配置されている多連チップ抵抗器やチップネット
ワーク抵抗器等の複合電子部品において、抵抗素子5間
の絶縁基板4面積を有効利用した多連チップ抵抗器を提
供する。 【解決手段】略並列配置された抵抗素子5を構成する抵
抗体2の少なくとも一つが絶縁基板4面に沿った凸部1
を一つ以上有し、凸部1を隣り合う抵抗素子5間に配す
る。凸部1の存在により幅広になった抵抗体2領域で、
且つ電流が直進可能な抵抗体2領域に、抵抗値調整用の
トリミング溝6を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多連チップ抵抗器、
チップネットワーク抵抗器等の複合電子部品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、2つ以上の抵抗素子を並列配置し
た複合電子部品としては多連チップ抵抗器、チップネッ
トワーク抵抗器等がある。特開平10−163011号
公報には多連チップ抵抗器についての技術の開示があ
り、特開平8−213201号公報にはチップネットワ
ーク抵抗器についての技術の開示がある。
【0003】前者は一枚の絶縁基板面に複数の独立した
抵抗素子を有し、当該抵抗素子は一対の電極と、当該一
対の電極に両端が接続するよう形成された抵抗体を有
し、当該複数の独立した抵抗素子が略並列配置されてい
る。ここで前記抵抗体は上方からみて略長方形の形状を
している(図2(a))。
【0004】また抵抗素子間には、上記絶縁基板の一部
が存在し、隣り合う抵抗素子の連結部材として、また隣
り合う抵抗素子間の絶縁部材として機能している。
【0005】後者は一枚の絶縁基板面に複数の回路素子
を有し、当該複数の回路素子は2つ以上の抵抗素子を含
み、当該抵抗素子は一対の電極と、当該一対の電極に両
端が接続するよう形成された抵抗体を有し、少なくとも
2つの抵抗素子が略並列配置された構造である。具体的
に述べると、8つの抵抗素子が4つずつ二列に並列配置
されており、全ての抵抗素子の一端の電極は導体素子を
兼ねる共通電極に接続され、各抵抗素子の他端の電極は
外部への端子電極として機能している(図2(b))。
【0006】図2(b)においても、隣り合う回路素子
(抵抗素子、導体素子)間には、上記絶縁基板の一部が
存在し、全ての回路素子の連結部材として、また隣り合
う抵抗体−抵抗体間、導体−抵抗体間、端子となる電極
間の絶縁部材として機能している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記多連チップ抵抗器
の抵抗素子間には、上記のように絶縁基板の一部が存在
している。この部分は隣り合う抵抗素子間の絶縁部材と
して機能しているが、絶縁基板の面積を過剰に占有して
いると考えられる。その理由は、隣り合う抵抗素子同士
を短絡させる主要因が、電極材料である銀等の金属のマ
イグレーションや電極表面へのメッキによるはんだの異
常成長による短絡だからである。それにもかかわらず図
2(a)に示すように、隣り合う抵抗素子間で最も短距
離に配置しているのは電極である。
【0008】チップネットワーク抵抗器についても同様
のことが言える。隣り合う抵抗体2間、端子電極3a間
の絶縁部材として機能する絶縁基板4部分の占有面積は
過剰である。その理由は、ここでも隣り合う抵抗素子5
間で最も短距離に配置しているのは端子電極3aだから
である(図2(b))。
【0009】本発明が解決しようとする課題は、絶縁基
板面を有効利用した複合電子部品を提供することであ
る。
【0010】
【課題を解決する手段】上記課題を解決するため、本発
明の多連チップ抵抗器等の複合電子部品は、一枚の絶縁
基板4面に複数の独立した抵抗素子5が形成され、抵抗
素子5は一対の電極3と、当該一対の電極3に両端が接
続するよう形成された抵抗体2からなり、一つ以上の抵
抗体2が上記一対の電極3間に絶縁基板4面に沿った凸
部1を一つ以上有することを特徴とする。
【0011】また上記課題を解決するため、本発明のチ
ップネットワーク抵抗器等の複合電子部品は、一枚の絶
縁基板4面に複数の回路素子(図1(b)では抵抗素子
5と導体素子3b)を有し、当該複数の回路素子は2つ
以上の抵抗素子5を含み、抵抗素子5は一対の電極(図
1(b)では端子電極3aと共通電極3b)と、当該一
対の電極3に両端が接続するよう形成された抵抗体2か
らなり、一つ以上の抵抗体2が絶縁基板4面に沿った凸
部1を一つ以上有することを特徴とする凸部1の存在に
より、抵抗素子5の耐電圧特性が向上する。その理由
は、抵抗素子5の耐電圧特性は、電流の流れる方向と垂
直方向の抵抗体2膜の断面積と略比例関係にあるためで
ある。つまり凸部1の分だけ前記断面積が増加すること
となり、耐電圧特性は向上する。このように、上記構成
によって抵抗素子5間の絶縁基板4面積を有効利用する
ことができる。
【0012】抵抗素子5間の絶縁基板4面積を有効利用
するためには、凸部1を用いずに、抵抗体形状を単純に
幅方向に広げた略長方形とする手段がある。しかし前記
手段を採用すると、抵抗体形成位置の僅かなずれによっ
て隣接する抵抗素子の電極と接触・短絡するおそれがあ
り、好ましくない。特に抵抗素子が小型化するに従い、
前記短絡は起きやすくなる。従って本発明では、電極3
と抵抗体2との接続部における抵抗体2を極端に幅広と
しない範囲で、抵抗体2の絶縁基板4面に沿った凸部1
を一対の電極3間に存在させる手段を採用した。
【0013】凸部1の高さ(図1における抵抗体幅方向
の凸部1のみの長さ)は、凸部1を除く抵抗体2幅の概
ね5%以上あることが好ましいと考えられる。凸部1の
高さが凸部1を除く抵抗体2幅の5%未満であっても、
凸部1が存在すれば抵抗素子5間の絶縁基板4面の有効
利用効果、及び前記耐電圧特性向上効果は確実に得るこ
とができる。しかし、凸部1の高さが凸部1を除く抵抗
体2幅の5%以上あれば、前記効果が顕著に現れると思
われる。
【0014】図3(a)〜(d)には、本発明に適用で
きる凸部1の絶縁基板4面への配置の例を示している。
図3(a)は、隣り合う抵抗素子5のうち一方の抵抗体
2が凸部1を有し、凸部1が抵抗素子5間の絶縁基板4
面へ配置している例である。但しもう一方の抵抗素子5
には凸部1が無い。
【0015】図3(b)、(c)は、抵抗素子5が一つ
又は二つ凸部1を有し、それぞれの抵抗素子5が有する
凸部1が、抵抗素子5間の絶縁基板4面へ一つずつ配置
している例である。
【0016】図3(d)は、凸部1の配置自体は図3
(a)と同様だが、凸部1が部分的に電極3に接触して
いる例である。ここでは電極3と抵抗体2との接続部に
おける抵抗体2幅がわずかに幅広になっている。しかし
この幅広の程度では、隣り合う回路素子間の短絡を引き
起こすおそれは無い。またこの場合、凸部1を有する抵
抗体2は、電極間の全ての領域が凸部1の存在により幅
広になった抵抗体領域となる。
【0017】上記図3(a)、(d)のように抵抗素子
5の一つが凸部1を有していない構成も本発明に含まれ
る。抵抗器の用途として、例えばいくつかの抵抗素子に
は比較的大きな電圧を印加し、いくつかの抵抗素子には
非常に小さい電圧しか印加しない場合がある。それら全
ての抵抗素子を1つの多連チップ抵抗器やチップネット
ワーク抵抗器等の複合電子部品で実現する際には、非常
に小さい電圧しか印加されない抵抗素子には凸部1を設
けず、比較的大きな電圧が印加される抵抗素子には凸部
1を2つ設ける等の措置を取ることができる。その場合
本発明の図3(a)、(d)のような構成が有効とな
る。
【0018】凸部1の形状は図3に示す台形に限らな
い。他には正方形、長方形、半円、丸みを帯びた台形
等、複合電子部品を設計する際に好適な形状を適宜選択
すればよい。
【0019】上記本発明の構成において、凸部1の存在
により幅広になった抵抗体領域に、抵抗値調整用のトリ
ミング溝6を有している(例えば図1)のが好ましい。
その理由は、トリミング溝6を形成することによる抵抗
値調整の精度は、抵抗体幅が大きくなるに従い良好にな
る傾向があるためである。
【0020】また、上記本発明の構成において抵抗値調
整用のトリミング溝6が、図1のように電流が直進可能
な抵抗体領域に形成されていることが好ましい。ここで
トリミング溝6形成前には当該トリミング溝領域には抵
抗体が存在しており、当該領域が、電流が直進可能な抵
抗体領域だったことは言うまでもない。
【0021】電流が直進可能な抵抗体領域とは、抵抗素
子において一方の電極と抵抗体との接触部分からもう一
方の電極と抵抗体との接触部分へと直線を引いたとき、
その直線上全域に抵抗体が存在する領域のことである。
【0022】凸部1にトリミング溝を形成する場合と、
抵抗体2の凸部1以外の領域(電流が直進可能な抵抗体
領域)にトリミング溝を形成する場合とでは、トリミン
グ溝6形成距離に対する抵抗値変化率が異なり、前者の
方が抵抗値変化率が小さいことが予想される。その理由
は、凸部1は電流が迂回して流れる、電流密度の小さい
領域であり、抵抗体2の凸部1以外の領域は、電流の直
進性に従う、電流密度の大きい領域だからである。
【0023】従って電流が直進可能な抵抗体領域にトリ
ミング溝を形成することにより、トリミング溝を短くで
き、抵抗体の損傷を抑えることができる。それに伴い、
抵抗素子のTCR特性や耐震性等の各種特性にも好影響
がある。またトリミング溝を短くできることは、トリミ
ング溝形成部における、抵抗体2膜の電流の流れる方向
と垂直方向の断面積減少を低減できることと略同義であ
り、前述した抵抗素子5の耐電圧特性の更なる向上も期
待できる。
【0024】もちろん凸部1へのトリミング溝形成を否
定するわけではない。トリミング溝形成前の抵抗値が、
目標抵抗値(設定抵抗値)に対して10%以下であるよ
うな場合等には、抵抗値精度向上の観点からトリミング
溝6形成距離に対する抵抗値変化率が小さい凸部1への
トリミング溝6形成をした方が良い場合もある。また、
最初に電流が直進可能な抵抗体領域にトリミング溝6を
形成し、次に抵抗値を微調整する目的で凸部1へトリミ
ング溝6を形成してもよい。
【0025】また、電流が直進可能な抵抗体領域幅が狭
い場合には、トリミング溝は電流が直進可能な抵抗体領
域から凸部1に亘って形成される場合があろう。この場
合は上述した、凸部1が無い場合よりも抵抗体が幅広に
なったことに起因する、トリミング時の抵抗値精度が良
好となる利点が得られる。
【0026】本発明の構成において、隣り合う抵抗素子
5の抵抗体2間距離の最小値を0.1mm以上とするこ
とが好ましい。銀を主成分としていないため、マイグレ
ーションの心配を殆どする必要のない抵抗体2ではある
が、抵抗器製造工程中における抵抗体粒子の飛散や、厚
膜抵抗体用ペーストを用い、抵抗体を形成した場合には
ペーストの滲みに起因した短絡発生のおそれはある。前
記0.1mmは、これらの防止を考慮した距離である。
【0027】また本発明の構成において、隣り合う抵抗
素子5の電極間3距離の最小値を0.4mm以下にする
必要がある程の、小型の多連チップ抵抗器やチップネッ
トワーク抵抗器等の複合電子部品への本発明の適用は特
に有効である。チップサイズが小さくなると、その中で
の抵抗素子5間の絶縁基板4面積の有効利用は特に重要
となる。前記0.4mmは、このことを考慮した距離で
ある。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例を図4
に示す2連チップ抵抗器を例に以下に説明する。アルミ
ナ製の絶縁基板4面上に銀系メタルグレーズからなる導
体ペーストをスクリーン印刷し、焼成して電極3を形成
する。絶縁性基板4の反対の面には前記電極3を形成し
た位置とそれぞれ対向する位置に下面電極(図示せず)
を同手法で形成する。その後凸部1を有する抵抗体2形
状の開口部を有するマスクを用い、酸化ルテニウム系抵
抗体ペーストを一対の電極3の双方に接触するようスク
リーン印刷し、焼成して抵抗体2を形成する。次いで抵
抗体2(凸部1を含む)及び凸部1全体を覆うようにガ
ラスペーストをスクリーン印刷し、焼成して形成する
(図示しない)。その後抵抗値調整のため、目標とする
抵抗値になるようレーザー照射によるトリミング溝6
を、凸部1の存在により幅広になった抵抗体2領域で、
且つ電流が直進可能な抵抗体2領域に形成する(図
4)。そして抵抗体2、ガラスを少なくとも覆い、電極
3がわずかに露出するよう、エポキシ樹脂系のオーバー
コートペースト(図示しない)をスクリーン印刷し、当
該ペーストを硬化させる。更に前述した下面電極と、そ
れと対向する位置の電極3とを導通させる目的でアクリ
ル樹脂系の銀ペーストを基板端面に塗布し、乾燥後硬化
させ、端面電極(図示しない)を形成する。その後露出
している下面電極、端面電極、電極3表面にニッケルメ
ッキ、はんだメッキをこの順に施し、本発明の2連チッ
プ抵抗器を得る。
【0029】ここで得られた凸部1は略台形で、双方の
抵抗体2が一つずつ有し、抵抗素子5間でそれらが向か
い合っている。抵抗素子5間における凸部1間距離の最
小値(つまり抵抗体2間距離の最小値)は0.2mm、
電極3間距離の最小値は0.3mmである。また凸部1
の高さは、凸部1を除く抵抗体2幅の約25%である。
【0030】トリミング溝6は、凸部1の存在により幅
広になった抵抗体領域で、且つトリミング操作前には電
流が直進可能な抵抗体領域に形成されている。図4のよ
うに抵抗素子5間から離れた位置にトリミング溝6を形
成することで、トリミング溝6形成時に飛散する抵抗体
2粉末が抵抗素子5間に定着しにくくなっている。それ
により抵抗素子5間の絶縁性は低下しにくくなる効果が
ある。これは本例による2連チップ抵抗器特有の効果で
ある。
【0031】さらに本発明の別の実施の形態を図1
(b)に示すチップネットワーク抵抗器を例に以下に説
明する。アルミナ製の絶縁基板4面上に銀系メタルグレ
ーズからなる導体ペーストをスクリーン印刷し、焼成し
て端子電極3a及び共通電極3bを同時に形成する。絶
縁性基板4の反対の面には前記端子電極3aを配した位
置、及び前記共通電極3bの絶縁基板4端位置とそれぞ
れ対向する位置に下面電極(図示せず)を同手法で形成
する。その後抵抗体2と凸部1とを合わせた形状の開口
部を有するマスクを用い、酸化ルテニウム系抵抗体ペー
ストを端子電極3aと共通電極3bの双方に接触するよ
うスクリーン印刷し、焼成して抵抗体2及び凸部1を形
成する。次いで抵抗体2及び凸部1全体を覆うようにガ
ラスペーストをスクリーン印刷し、焼成して形成する
(図示しない)。その後抵抗値調整のため、目標とする
抵抗値になるようレーザー照射によるトリミング溝6
を、凸部1の存在により幅広になった抵抗体2領域で、
且つ電流が直進可能な抵抗体2領域に形成する。そして
抵抗体2、ガラスを少なくとも覆い、端子電極3a、共
通電極3bの絶縁基板4端がわずかに露出するよう、エ
ポキシ樹脂系のオーバーコートペースト(図示しない)
をスクリーン印刷し、当該ペーストを硬化させる。更に
前述した下面電極と、それと対向する位置の端子電極3
a及び共通電極3bの絶縁基板4端とを導通させる目的
でアクリル樹脂系の銀ペーストを基板端面に塗布し、乾
燥後硬化させ、端面電極(図示しない)を形成する。そ
の後露出している下面電極、端面電極、端子電極3a及
び共通電極3bの絶縁基板4端表面にニッケルメッキ、
はんだメッキをこの順に施し、本発明のチップネットワ
ーク抵抗器を得る。
【0032】上記チップネットワーク抵抗器に含まれる
回路素子は抵抗素子5と導体素子3bであるが、請求項
1の発明に係る回路素子はこれらに限定されず、キャパ
シタ素子、インダクタ素子等から適宜選択される。
【0033】上記した2つの例では、トリミング溝6形
状を一本の直線とした(シングルカットを適用)が、公
知のLカットやダブルカット、Jカット等から用途や目
的に合わせて適宜選択し得る。
【0034】尚、この発明の多連チップ抵抗器に用いる
抵抗体2は、スパッタリング等の薄膜技術によって形成
された酸化ルテニウム系抵抗体、金属被膜抵抗体、炭素
被膜抵抗体等その用途に合わせて適宜選択し得る。また
上記した2つの例における電極3、端面電極、下面電
極、ガラス、オーバーコートの材料の絶縁基板4への形
成法はスパッタリング等の薄膜技術の採用等目的に合わ
せて適宜選択し得る。また上記した2つの例におけるト
リミング法は、サンドブラスト法等目的に合わせて適宜
選択し得る。また上記した2つの例における端面電極、
下面電極、ガラス、オーバーコートについては、2連チ
ップ抵抗器やネットワーク抵抗器の形態や用途や目的に
合わせて適宜削除し得る。また上記した2つの例におけ
る電極3、端子電極3a、共通電極3b、端面電極、下
面電極、ガラス、オーバーコートの材料は、2連チップ
抵抗器やネットワーク抵抗器の形態や用途や目的に合わ
せて適宜選択し得る。
【0035】
【発明の効果】本発明により、絶縁基板面積を有効利用
した多連チップ抵抗器やチップネットワーク抵抗器等の
複合電子部品を提供することができた。また本発明によ
り、複合電子部品に含まれる抵抗素子の耐電圧特性を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合電子部品の一実施形態を示す概要
図である。
【図2】従来の複合電子部品の概要図である。
【図3】本発明に係る凸部1の配置の例を示す概要図で
ある。
【図4】本発明の2連チップ抵抗器の実施形態の一例を
示す概要図である。
【符号の説明】
1.凸部 2.抵抗体 3.電極 3a.端子電極 3b.共通電極(導体素子) 4.絶縁基板 5.抵抗素子 6.トリミング溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E032 AB01 BA07 BB01 BB13 CA02 DA02 TA13 TB02 5E033 AA18 AA27 BB02 BB06 BC08 BD03 BD11 BD12 BD13 BE01 BG02 BH02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一枚の絶縁基板面に複数の独立した抵抗素
    子を有し、当該抵抗素子は一対の電極と、当該一対の電
    極に両端が接続するよう形成された抵抗体からなる複合
    電子部品において、 抵抗体の少なくとも一つが上記一対の電極間に上記絶縁
    基板面に沿った凸部を一つ以上有することを特徴とする
    複合電子部品。
  2. 【請求項2】一枚の絶縁基板面に複数の回路素子を有
    し、当該複数の回路素子は1つ以上の抵抗素子を含み、
    当該抵抗素子は一対の電極と、当該一対の電極に両端が
    接続するよう形成された抵抗体からなる複合電子部品に
    おいて、 抵抗体の少なくとも一つが上記一対の電極間に上記絶縁
    基板面に沿った凸部を一つ以上有することを特徴とする
    複合電子部品。
  3. 【請求項3】一枚の絶縁基板面に2つの独立した抵抗素
    子が形成され、当該抵抗素子は一対の電極と、当該一対
    の電極に両端が接続するよう形成された抵抗体を有する
    複合電子部品において、 少なくとも一方の抵抗体が上記一対の電極間に上記絶縁
    基板面に沿った凸部を一つ以上有することを特徴とする
    複合電子部品。
  4. 【請求項4】凸部の存在により幅広になった抵抗体領域
    に、抵抗値調整用のトリミング溝を有することを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載の複合電子部品。
  5. 【請求項5】抵抗値調整用のトリミング溝が、電流が直
    進可能な抵抗体領域に形成されていることを特徴とする
    請求項4記載の複合電子部品。
  6. 【請求項6】隣り合う抵抗素子の抵抗体間距離の最小値
    が、0.1mm以上である請求項1〜5のいずれかに記
    載の複合電子部品。
  7. 【請求項7】隣り合う抵抗素子の電極間距離の最小値
    が、0.4mm以下である請求項1〜6のいずれかに記
    載の複合電子部品。
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Cited By (4)

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