JPS5850727Y2 - 上面開放形組立段ボ−ル箱 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、野菜、果物等を収納する箱において、その上
面周辺にのみに折曲縁蓋を形成しその中央部を開放する
ようにして縁蓋の隅角部において重合相は止めるように
した上面開放形組立段ボール箱に関するものであって、
その構成を図面について説明すれば、１，２，３．４は
それぞれ折曲線ａ、ｌ）。

Ｃを介して連設した側壁構成片にして、５は１の端縁に
折曲線ｄを介して連設した連結片である。

而してこれ等の内側壁構成片１および３には適当数の空
気孔６・・・・・・を設け２および４には手提孔７を設
けたものである。

またこれ等側壁構成片にはそれぞれ折曲線ｅ、ｆ、ｇ、
ｈを介して底構成片８゜９．１０．１１を連設したもの
である。

而して本考案においては特に側壁構成片１の上縁に折曲
線ｉを介して箱の上面周辺のみを覆う程度の巾の縁蓋片
１２を連設し、その上縁の左右に対称的に楔形切抜Ａ、
Ａ’を設け、これに対応する側壁構成片３にも折曲線ｋ
を介して前記縁蓋片１２と同様な縁蓋片１４を連設して
その上縁の左右に前記楔形切抜Ａ。

Ａ′に対応する楔形切抜Ｂ、Ｂ’を設け、またこれ等に
隣接する側壁構成片２および４の上縁にはそれぞれ折曲
線ｊ、ｌを介して、隣りの楔形切抜に挿入するような斜
辺を有する梯形の縁蓋片１３．１５を連設したものであ
る。

以上のように構成した原板はこｆ’Ｌを箱体に組立てる
場合、各側壁構成片１，２，３．４をそれぞれ折曲部ａ
、ｌ）、ｃより内向に折曲げて端部の連結片５を４の内
面に固定し、底構成片８，９，１０．１１を内側に折曲
げ接着して第２図に示すように箱体を構成する。

次いでその中に品物を収納した後縁蓋片１２および１４
を内向に折曲げて最後に梯形の縁蓋片１３の先端を、両
側の縁蓋片１２．１４の楔形切抜Ａ’、Ｂに挿入し、か
つ縁蓋片１５の先端を楔形切抜Ａ、Ｂ’に挿入すれば第
３図に示すように中央が開放されて周囲に縁蓋を繞らし
た箱体が形成される。

以上のように本考案によれば、箱体の上面周囲の蓋を形
成する縁蓋片の係合部が、その端縁に設けた楔形切抜し
と、その隣りの両辺が斜めの梯形縁蓋片との保合である
ために、原板の製作も簡単で従って安価に提供すること
ができる。

しかも縁蓋片の係合操作および開き作業は梯形縁蓋の楔
形切抜に対する挿入、引き抜によって容易かつ迅速に行
うことができる等実用上の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は展開図、第２図は箱体の斜面図、第３図は箱体
の斜面図である。 １．２，３．４・・・・・・側壁構成片、５・・・・・
・連結片、６・・・・・・空気孔、７・・・・・・手提
孔、８，９，１０．１１・・・・・・底構成片、１２゜
１３．１４．１５・・・・・・縁蓋片、Ａ、Ａ、Ｂ、Ｂ
・・・・・・楔形切抜。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 箱の側壁構成片１，２，３．４によって側壁を形成する
   段ボール箱において、その構成片１および３の上縁には
   折曲線ｉ、ｋを介してそれぞれ適当な巾の縁蓋片１２．
   １４を連設し、この縁蓋片１２．１４の上縁の左右に楔
   形切抜Ａ、Ａ’およびＢ、Ｂ’を対称的に設け、これに
   隣接する側壁構成片２および４には折曲線ｉ、ｌを介し
   てそれぞれ前記楔形切抜に挿入する梯形の縁蓋片１３お
   よび１５を連設した上面開放形組立段ボール箱。