JPS5841147Y2 - 提手付パッケ−ジ用ケ−ス - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は商品を入れたケース提手付パッケージに収納す
る場合、ケースが積み重ねのような時には粗雑に持運べ
ばケースが提手付パッケージから転落してしまい商品を
破損したりしてしまい提手の効果を発揮することもなく
更にはパッケージとしての機能を十分にはたさず使用上
非常に不便を感じていた。

本考案はこのような不便を解消し、ケースを積み重ねて
パッケージに収納しても転落しないようにした提手付パ
ッケージ用ケースに関するものである。

以下本考案の構成の一実施例を図面について説明する。

図中１は天板であって、両端に第一折曲線２，２にて側
板３，３を設けている。

４は底板であって、一方の側板３に第二折曲線５にて接
続設置している。

６はのりしろであって、他方の側板３に第三折曲線７に
て接続設置している。

８は第四折曲線９にて差込蓋１０を接続する側蓋であっ
て、前記第一折曲線２，２に対応して天板１の両側端に
第五折曲線１１．１１にて接続設置している。

１２は係折板であって、天板１の両端内方に向けて適宜
大きさの四角形を形成するよう第五折曲線１１．１１（
天板１の外周縁）を残して三方を切込１３にて切抜いて
いる。

１４は折込板であって、第六折曲線１５．１５にて側板
３両端に接続設置している。

次ぎに本考案の作用及び効果について説明する。

使用に際して各折曲線に沿って側板３，３、底板４、の
りしろ６、側蓋８，８、差込蓋１０，１０、係折板１２
、折込板１４．１４をそれぞれ内側に折曲げ、のりしろ
６と底板４をのり付けし折込板１４．１４・・・・・・
を包み込むようにして差込蓋１０を底板４側に差し込ん
で商品を入れてケースを第１図の如く形成する。

そして第３図に示す如く積重ねてパッケージ１６に収納
した時に係折板１２を第１図に示すように起立させ上方
のケース側面を係止する。

このようにすると積重ねたケースが係折板１２によって
それぞれ保持されて一体のものと同じような状態を保っ
ているため途中から転落することは勿論、全体が転落す
ることはない。

そして商品を収納しない時には係折板１２を第五折曲線
１１にて折曲げ切込１３内に収さめておく。

上述の如く本考案は、天板１周囲に第一折曲線２．２と
第五折曲線１１．１１にて側板３，３と側蓋８，８を接
続し、一方の側板３端部に第二折曲線５にて底板４を接
続し、他方の側板３先端に第三折曲線７にてのりしろ６
を接続し、側板３，３の両側に第六折曲線１５にて折込
板１４を接続し、側蓋８，８先端に第四折曲線９にて差
込蓋１０を接続し、天板１両側部に第五折曲線１１．１
１を残こして内方に向けて切込１３にて三方を切抜いた
係折板１２．１２を対向設置し、各折曲線を基線として
内方向に折曲げて箱状を形威し必要に応して切込１３．
１３より係折板１２．１２を起倒自在とし且つ展開時に
は全てが一枚となるようにしたことによって、ケースを
数段積重ねてもパッケージ内でのズレを防ぐと同時に転
落をも無くすことが出来るため商品価値を損うこともな
く且つ転落による商品の破損もなく不良品や取換品が減
少し経済的となるなどの特長があり実用上非常に優れた
考案である。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示し、第１図は本考案の斜視図
、第２図は本考案の展開図、第３図は本考案の使用状態
図である。 １・・・・・・天板、２・・・・・・第一折曲線、３・
・・・・・側板、４・・・・・・底板、５・・・・・・
第二折曲線、６・・・・・・のりしろ、７・・・・・・
第三折曲線、８・・・・・・側蓋、９・・・・・・第四
折曲線、１０・・・・・・差込蓋、１１・・・・・・第
五折曲線、１２・・・・・・係折板、１３・・・・・・
切込、１４・・・・・・折込板、１５・・・・・・第六
折曲線、１６・・・・・・パッケージ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 天板１周囲に側板３，３と側蓋８，８を設け、一方の側
   板３先端に底板４を設け、他方の側板３先端にのりしろ
   ６を設け、側板３，３両側に折込板１４゜１４を設け、
   側蓋８，８先端に差込蓋１０．１０を設け、天板１両側
   部に内方に向けて切込１３にて外周縁を残す他の三方を
   切抜いた係止板１２．１２を対向設置し、各接続部を折
   曲線として内方向に折曲げて箱状を形威し、必要に応じ
   て切込１３．１３より係折板１２．１２を起倒自在とし
   、且つ展開時には全てが一枚となるようにしたことを特
   徴とする提手付パッケージ用ケース。