JP2014141298A - コンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】合成樹脂製の中空板材からなる四角箱状のコンテナにおいて、側壁に折れ等が生じ難いコンテナを提供する。
【解決手段】中空板材から構成される四角箱状のコンテナ10は、底壁11上に短側壁12及び長側壁13を順に重ねるようにして内方へ折り畳み可能に構成されている。短側壁12及び長側壁13の各側縁には、四角箱状に組み立てた際に互いに係合する係合部材30,40がそれぞれ取り付けられている。長側壁13に設けられる係合部材40は、短側壁12に固定される固定壁部41と、固定壁部41から短側壁12側へ突出する突出壁部42とを備える断面L字状の部材であり、全体として上下方向に延びるとともに、その上部には上段に別のコンテナ10を載置するための載置部(載置面46)が一体に成形されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、合成樹脂製の中空板材からなる四角箱状のコンテナであって、各側壁を内方へ折り畳み可能に構成したコンテナに関する。
特許文献1に開示されるように、近年、軽量化等の観点から、プラスチック段ボール等の合成樹脂製の中空板材から構成されたコンテナが利用されている。特許文献1のコンテナは、内部に中空構造を形成するコア層とコア層の両面に配されるスキン層とを有する合成樹脂製の板材を所定の寸法に切断してなる底壁及び各側壁を、上方に開口を有する箱状に組み立てることによって形成されている。そして、特許文献1のコンテナには、コンテナの開口縁となる側壁の上縁に対して、断面h形状の補強縁材が取り付けられている。また、特許文献1には、長側壁側の中央部分に対して、水平方向に延びる折り曲げ部分を設けることによって折り畳み可能に構成されたコンテナも開示されている。
特開平9−165040号公報
特許文献1のコンテナは、開口縁に取り付けられた補強縁材の上に別のコンテナを載置することによって、コンテナを積み重ねることができるように構成されている。しかしながら、コンテナを積み重ねる際に、補強縁材に対して水平方向又は垂直方向又は斜め方向の力が作用すると、補強縁材の下縁が側壁を局所的に圧迫し、側壁を構成する中空板材が部分的に潰れて側壁に折れ等が生じる場合があった。
本発明は、こうした従来の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、合成樹脂製の中空板材からなる四角箱状のコンテナにおいて、側壁に折れ等が生じ難いコンテナを提供することにある。
上記の目的を達成するためのコンテナは、内部に中空構造を形成するコア層と前記コア層の両面に配されるスキン層とを有する合成樹脂製の中空板材からなり、四角板状の底壁と、前記底壁の周縁に立設される対向する各一対の第1側壁及び第2側壁を備える四角箱状のコンテナであって、前記底壁上に前記第1側壁を重ねるとともに前記第1側壁上に前記第2側壁を重ねることにより内方へ折り畳み可能に構成されたコンテナにおいて、前記第1側壁及び第2側壁の各側縁には、箱状に組み立てた際に互いに係合する係合部材がそれぞれ取り付けられ、前記第2側壁に設けられる係合部材は、前記第2側壁に固定される固定壁部と、前記第1側壁側へ突出する突出壁部とを備える断面L字状の部材であって、前記第2側壁の側縁に沿って上下方向に延びるとともに、その上部には、上段に別のコンテナを載置するための載置部が一体に成形されている。
上記構成においては、コンテナを積み重ねる際に、上段のコンテナを載置するための載置部を、側壁間の接続を担う係合部材の上部に一体的に成形している。そして、係合部材を第2側壁の側縁に沿って上下方向に延びるように成形するとともに、固定壁部と突出壁部とを備える断面L字状に成形している。これにより、係合部材の上部に成形される載置部に水平方向又は垂直方向又は斜め方向の力が作用したとしても、その力は上下方向に延びる係合部材が有する変形に抗する力によって相殺されて、各側壁へ伝わり難くなる。これにより、中空板材により構成される側壁に折れ等が生じ難くなる。
ここで、突出壁部を設けて係合部材を断面L字状とすると、第1側壁上に重ねるように第2側壁を折り畳んだ際に、係合部材の突出壁部と第1側壁とが干渉して第1側壁から側壁が浮いた状態になる。その結果、折り畳み状態のコンテナの折り畳み高さが高くなってしまうという問題が新たに生じる。
そこで、上記コンテナでは、前記第1側壁には、内側の前記スキン層を残した切込部が前記第1側壁の下辺に沿って形成されるとともに、前記第1側壁は、前記切込部において内側の前記スキン層を屈曲させることによって内方へ折り畳み可能に構成され、折り畳み状態において、前記第2側壁に設けられる係合部材の前記突出壁部は、前記第1側壁の前記切込部が開くことによって形成される凹条内に収容される、という構成を採用している。
上記構成によれば、係合部材の突出壁部を凹条内に収容させることによって、第1側壁に対する第2側壁の浮き上がりを抑制しつつ、第1側壁上に第2側壁を重ねることができる。したがって、折り畳み状態の第2側壁の上面がより低い位置に配置されて、折り畳み時のコンテナの折り畳み高さを低くすることができる。
本発明のコンテナによれば、側壁に生じる折れ等を抑制することができる。更に、折り畳み時の折り畳み高さを低くすることができる。
折り畳み途中のコンテナの斜視図。 組立状態のコンテナの斜視図。 (a)は第1側壁の切込部周辺の断面図、(b)は第2側壁の切込部周辺の断面図。 (a),(b)は、第2側壁に取り付けられる係合部材の斜視図。 (a)は第1側壁に取り付けられる係合部材の正面図、(b)は第1側壁に取り付けられる係合部材の斜視図。 (a)は支持部材の斜視図、(b)は支持部材の上面図。 (a),(b)は、組立時における第2側壁に取り付けられる係合部材と支持部材との関係を示す図。
以下、本発明のコンテナを図面に基づいて説明する。
図2に示すように、上方に開口する有底箱状のコンテナ10は、長四角板状の底壁11と、底壁11の対向する短側縁に沿って立設された一対の短側壁12(第1側壁)と、底壁11の対向する長側縁に沿って立設された一対の長側壁13(第2側壁)とを備えている。このコンテナ10は、図1に示すように、一対の短側壁12を底壁11上に重ねて折り畳んだ後、一対の長側壁13を短側壁12上に重ねて折り畳むことによって、折り畳み可能に構成されている。
コンテナ10の底壁11、短側壁12、及び長側壁13は、内部に中空構造を有する合成樹脂製の一枚の中空板材から形成されている。具体的には、底壁11となる長四角部分の四側縁に短側壁12となる部分及び長側壁13となる部分をそれぞれ接続した十字状の上記板材を、底壁11となる部分の四側縁に沿って、箱状に屈曲させることによって、底壁11、短側壁12、及び長側壁13が形成されている。図3に示すように、上記中空板材は、内部に中空構造を形成するコア層21と、コア層21の両面に接合されるスキン層22,23とから構成されるものである。
図2及び図3(a)に示すように、短側壁12の下部には、短側壁12の下辺に沿って形成される切込部12aが設けられている。切込部12aは、短側壁12の外面側から形成され、短側壁12の内面側に位置するスキン層23を残しつつ、短側壁12の外面側に位置するスキン層22及びコア層21を切断してなるハーフカットである。短側壁12は、切込部12aにおいて残存する内側のスキン層23部分を屈曲させて切込部12aを開いた状態とすることによって内方へ折り畳むことが可能になっている。つまり、切込部12aにおいて残存する内側のスキン層23部分をヒンジとして機能させている。図1及び図3(a)に示すように、短側壁12を内方へ折り畳んだ状態としたとき、底壁11上には、短側壁12の厚みに相当する溝深さを有する凹条12bが底壁11の側縁に沿って形成される。
図2及び図3(b)に示すように、長側壁13の下部にも、短側壁12と同様の切込部13aが設けられている。長側壁13は、切込部13aにおいて残存する内側のスキン層23部分を屈曲させて切込部13aを開いた状態とすることによって内方へ折り畳むことが可能になっている。ただし、長側壁13の切込部13aは、短側壁12の切込部12aよりも高い位置に形成されている。具体的には、長側壁13の切込部13aは、底壁11の上面から短側壁12の厚さだけ高い位置に形成されている。これにより、長側壁13を折り畳んだ際に、底壁11と長側壁13との間に短側壁12を収容可能な空間Sが確保される。
図1及び図2に示すように、中空板材により構成される底壁11、短側壁12、及び長側壁13の各縁部には、コンテナ10の強度を向上させること、及び箱形状を維持すること等を目的とした各種補強部材が取り付けられている。具体的には、底壁11の四隅に対して支持部材50が取り付けられている。短側壁12及び長側壁13の各側縁に対して、箱状に組み立てた際に互いに係合して、隣接する短側壁12及び長側壁13を接続する係合部材30及び係合部材40がそれぞれ取り付けられている。短側壁12及び長側壁13の各上縁、即ちコンテナ10の開口縁に対して、上縁フレーム60が取り付けられている。これらの補強部材は、底壁11、短側壁12、及び長側壁13とは別に射出成形や押し出し成形等により成形される合成樹脂製の部材である。
図4(a)及び(b)に示すように、係合部材40(第2側壁に設けられる係合部材)は、全体として上下方向に延びる断面L字状の板状部材であって、長側壁13に固定される固定壁部41と、固定壁部41の側縁から内方(短側壁12側)へ突出する突出壁部42とを備えている。固定壁部41の内側の側端面には、長側壁13の側縁を挿入するための挿入凹部43が設けられている。そして、同側端面における挿入凹部43の上方位置には、上縁フレーム60に係合する突起部44が設けられている。また、固定壁部41の下端面には、フック状をなす一対の係止突部45が設けられている。
突出壁部42は、組立状態にあるコンテナ10の短側壁12を外面側から支持する部位であって、固定壁部41の外側の側縁に沿って上下方向に延びるように成形されている。本実施形態では、上下に2つの突出壁部42が設けられている。そして、上側の突出壁部42には、突出壁部42を貫通する3つの係合孔42aが上下に並設されている。また、突出壁部42の側端面には、係合溝42bが凹設されている。係合部材40における固定壁部41及び突出壁部42の上端面には、コンテナ10を積み重ねた際に上段のコンテナ10を載置するための載置面46が成形されている。
図5(a)及び(b)に示すように、係合部材30(第1側壁に設けられる係合部材)は、正面視略五角形状の板状部材である。係合部材30の内側の側端面から下端面にかけて、短側壁12の側縁を挿入するための挿入凹部31が設けられている。そして、同側端面の上部には、上縁フレーム60に係合する突起部32が設けられている。
係合部材30の外面における外側縁側には、正面視四角形状の係合凹部33が設けられている。そして、係合凹部33内には、係合部材30の厚さ方向に突出する3つの係合突部34が上下に並設されている。また、係合部材30の外面側には、係合凹部33側に向かって開口を有するスロット35が設けられるとともに、スロット35内にはロック部材36が収容されている。スロット35内において、ロック部材36は、先端部分を係合凹部33に突出させた突出位置と、先端部分をスロット35内に収容させた収容位置との間でスライド移動可能に構成されている。また、係合部材30におけるスロット35の外面側の壁部には操作窓35aが設けられており、この操作窓35aを介してロック部材36を操作することができるように構成されている。
図5(a)に示すように、ロック部材36の内面側には、半球形状の規制突起36aが設けられている。そして、係合部材30におけるスロット35の内面側の壁部には、ロック部材36が突出位置にあるとき、及び収容位置にあるときにそれぞれ規制突起36aを収容して、ロック部材36を位置決めする第1規制孔35b及び第2規制孔35cが設けられている。そして、第1規制孔35bと第2規制孔35cとの間にはスリット35dが設けられている。
スリット35dの幅は規制突起36aの外径よりも小さい幅に設定されている。そのため、規制突起36aがスリット35dを押し広げつつ通過する程度の力がロック部材36に加えられた場合にのみ、ロック部材36は収容位置と突出位置との間でスライド移動することができるようになっている。
図1及び図2に示すように、支持部材50は、底壁11の四隅に取り付けられるとともに、コンテナ10を組み立てた際に係合部材40の下側に配置されて、係合部材40を支持する部位である。図6(a)に示すように、支持部材50の下面側には、短側壁12及び長側壁13の縁部を挿入するための挿入凹部51が設けられている。また、図6(a)及び(b)に示すように、支持部材50の上面側には、係合部材40の固定壁部41の下端面を載置するための平面部52と、固定壁部41の係止突部45に係合する係止凹部53とが設けられている。
図2に示すように、上縁フレーム60は、その下面側に溝を有する断面U字状の棒状部材であって、上記溝内に短側壁12及び長側壁13の各上縁、並びに係合部材30,40の各突起部32,44を挿入することによってコンテナ10の開口縁に固定されている。また、短側壁12には、把持部材61が取り付けられている。
次に、本実施形態のコンテナ10の作用について記載する。
図1に示すように、保管時等の非使用時においては、コンテナ10は折り畳み状態とされる。つまり、底壁11上に重なるように短側壁12が内方へ折り畳まれるとともに、その短側壁12上に重なるように長側壁13が内方へ折り畳まれている。このとき、長側壁13の側縁に取り付けられている係合部材40の突出壁部42は、短側壁12を折り畳んだ際に切込部12aが開くことによって形成される凹条12b内に収容されている。そのため、折り畳み状態において、短側壁12に対する長側壁13の浮き上がりが抑制される。これにより、折り畳み状態の長側壁13の上面がより低い位置に配置されて、折り畳み状態におけるコンテナ10の折り畳み高さが低くなる。
一方、折り畳み状態のコンテナ10を組み立てる場合には、先ず、長側壁13の切込部13aにおいて残存する内側のスキン層23部分を回動軸として、長側壁13を上方に90度回動させて切込部13aを閉じた状態とする。このとき、図7に示すように、支持部材50の係止凹部53内において、係止凹部53の外側の壁面に対して、係合部材40の固定壁部41の係止突部45の角部が当接する。そして、係止凹部53の壁面と係止突部45の角部との当接部分を支点として係合部材40が僅かに上方へ持ち上がりつつ回動する。そして、固定壁部41の下端面が、支持部材50の平面部52の角部を乗り越えて平面部52の上に乗り上げることによって、支持部材50上に固定壁部41が立設された状態で位置決めされる。
次いで、短側壁12の切込部12aにおいて残存する内側のスキン層23部分を回動軸として、短側壁12を上方に90度回動させて切込部12aを閉じた状態とする。このとき、長側壁13に取り付けられている係合部材40の突出壁部42の係合孔42aに対して、隣接する短側壁12に取り付けられている係合部材30の係合突部34が内側から挿入されるとともに、係合部材40の突出壁部42によって、短側壁12の外面が支持される。
その後、係合部材30のロック部材36を収容位置から突出位置へスライド移動させる。これにより、スロット35からロック部材36の先端部が突出されるとともに、その突出部分が係合部材40の突出壁部42に設けられる係合溝42b内に挿入されて、短側壁12は内方への回動が規制されたロック状態となる。
図2に示す組み立て状態のコンテナ10は、複数のコンテナ10を上下に積み重ねることが可能である。コンテナ10を積み重ねる際には、上段側のコンテナ10は、下段側のコンテナ10の係合部材30の上端面部分として設けられる載置面46上に載置される。係合部材40を、長側壁13に沿って上下方向に延びるように成形するとともに、断面L字状に成形しているため、係合部材40は、係合部材40を曲げるように変形させる力に対して高い強度を発揮する。そのため、係合部材40に対して、水平方向又は垂直方向又は斜め方向へ押圧する力が作用したとしても、その力が中空板材により構成される短側壁12及び長側壁13に伝わることが抑制されて、短側壁12及び長側壁13に折れ等が生じ難くなる。
次に、本実施形態における効果について、以下に記載する。
(1)中空板材から構成される四角箱状のコンテナ10は、四角板状の底壁11と、底壁11の短側縁に沿って立設される一対の短側壁12と、底壁11の長側縁に沿って立設される一対の長側壁13とを備え、底壁11上に短側壁12及び長側壁13を順に重ねるようにして内方へ折り畳み可能に構成されている。短側壁12及び長側壁13の各側縁には、箱状に組み立てた際に互いに係合する係合部材30,40がそれぞれ取り付けられている。長側壁13に設けられる係合部材40は、短側壁12に固定される固定壁部41と、固定壁部41から短側壁12側へ突出する突出壁部42とを備える断面L字状の部材であり、全体として上下方向に延びるとともに、その上部には上段に別のコンテナ10を載置するための載置部(載置面46)が一体に成形されている。
上記構成によれば、コンテナ10の積み重ね時等において、係合部材40の載置部に水平方向又は垂直方向又は斜め方向の力が作用したとしても、その力は上下方向に延びる係合部材40が有する変形に抗する力によって相殺されて、短側壁12及び長側壁13へ伝わり難くなる。これにより、中空板材により構成される短側壁12及び長側壁13に折れ等が生じ難くなる。
(2)短側壁12には、内側のスキン層23を残すように形成された切込部12aが短側壁12の下辺に沿って設けられ、短側壁12は、切込部12aにおいて、残存する内側のスキン層23を屈曲させることによって内方へ折り畳み可能に構成されている。折り畳み状態において、長側壁13に取り付けられる係合部材40の突出壁部42は、切込部12aが開くことにより形成される凹条12b内に収容される。
上記構成によれば、折り畳み状態とする際に、短側壁12に対する長側壁13の浮き上がりを抑制しつつ、短側壁12上に長側壁13を重ねることができる。したがって、折り畳み状態の長側壁13の上面がより低い位置に配置されて、折り畳み時のコンテナ10の折り畳み高さを低くすることができる。
(3)短側壁12及び長側壁13に対して、内側のスキン層23を残すように形成された切込部12a,13aを設け、切込部12a,13aにおいて、残存する内側のスキン層23を屈曲させることによって、短側壁12及び長側壁13を内方へ折り畳み可能に構成している。上記構成によれば、底壁11と短側壁12及び長側壁13との間にヒンジ部材を取り付ける必要がなく、コンテナ10の部品点数を削減することができる。
(4)折り畳み状態において、短側壁12に設けられた切込部12aが開くことによって形成される凹条12b内に係合部材40の突出壁部42を収容させている。短側壁12は中空板材から形成されているため、切込部12aが開くことによって形成される凹条12bの上面部分はコア層21が露出した状態になる。この凹条12b内に係合部材40の突出壁部42を位置させることによって、露出したコア層21が突出壁部42により塞がれた状態となり、コア層21にゴミ等が入り難くなる。
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。また、次の変更例を互いに組み合わせ、その組み合わせの構成のように上記実施形態を変更することも可能である。
・ 先に折り畳まれる側の側壁に対して係合部材30が取り付けられるとともに、後に折り畳まれる側の側壁に対して係合部材40が取り付けられる構成であれば、各側壁の長短は特に限定されるものではない。
・ 上記実施形態では、係合部材40に対して、上下に二つの突出壁部42を並設していたが、これらを接続して一つの突出壁部42としてもよい。この場合には、係合部材40の強度が更に高められる。
・ 係合部材30と係合部材40との間の係合構成、及び係合部材40と支持部材50との間の係止構成は特に限定されるものではなく、少なくとも箱状に組み立てた状態を維持できる構成であればよい。
・ 中空板材は、内部に中空構造を形成するコア層21と、コア層21の両面に配されるスキン層22,23とを有する中空板材であれば、その具体的構成は特に限定されるものではない。例えば、断面がハーモニカ状の押出し製品からなる中空板材のように、コア層21とスキン層22,23とが一体に成形された中空板材であってもよい。この場合には、中空板材の上下面に位置する平板部分がスキン層22,23となり、上記平板部分の間に位置する柱部分(壁部分)がコア層21となる。
10…コンテナ、11…底壁、12a…切込部、12b…凹条、21…コア層、22,23…スキン層、30,40…係合部材、41…固定壁部、42…突出壁部、46…載置面。

Claims (1)

  1. 内部に中空構造を形成するコア層と前記コア層の両面に配されるスキン層とを有する合成樹脂製の中空板材からなり、四角板状の底壁と、前記底壁の周縁に立設される対向する各一対の第1側壁及び第2側壁を備える四角箱状のコンテナであって、前記底壁上に前記第1側壁を重ねるとともに前記第1側壁上に前記第2側壁を重ねることにより内方へ折り畳み可能に構成されたコンテナにおいて、
    前記第1側壁及び第2側壁の各側縁には、箱状に組み立てた際に互いに係合する係合部材がそれぞれ取り付けられ、
    前記第2側壁に設けられる係合部材は、前記第2側壁に固定される固定壁部と、前記第1側壁側へ突出する突出壁部とを備える断面L字状の部材であって、前記第2側壁の側縁に沿って上下方向に延びるとともに、その上部には、上段に別のコンテナを載置するための載置部が一体に成形され、
    前記第1側壁には、内側の前記スキン層を残した切込部が前記第1側壁の下辺に沿って形成されるとともに、前記第1側壁は、前記切込部において内側の前記スキン層を屈曲させることによって内方へ折り畳み可能に構成され、
    折り畳み状態において、前記第2側壁に設けられる係合部材の前記突出壁部は、前記第1側壁の前記切込部が開くことによって形成される凹条内に収容されることを特徴とするコンテナ。
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