JPH07277328A - 発泡合成樹脂製組立容器 - Google Patents
発泡合成樹脂製組立容器Info
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- JPH07277328A JPH07277328A JP6701294A JP6701294A JPH07277328A JP H07277328 A JPH07277328 A JP H07277328A JP 6701294 A JP6701294 A JP 6701294A JP 6701294 A JP6701294 A JP 6701294A JP H07277328 A JPH07277328 A JP H07277328A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 内側側板3,3 を外側側板4,4 が両側から挟み
込む状態で互いに分離し、内側側板3は内面側を支点5
として底板2に折曲可能に連結し、外側側板4は所定の
高さで上下に分割して上部4Aを下部4Bに対して内面側を
支点6として内方へ折曲可能に連結し、組立時の外側側
板4と内側側板3との当接面に基端側に較べて先端側が
大きな嵌合凸部7と開口縁より内部の巾が大きな嵌合凹
部8を設けてなる発泡合成樹脂製組立容器。 【効果】 二組の側板3,3 、4,4 を底板2から引き起こ
すだけで簡単に組み立て可能で、又、側板3,3 、4,4 を
底板2に順次折り重ねることで簡単に折り畳むことがで
き、底板2上に全ての側板が完全に重なり合うので減容
比も大きく、作業性と減容比といった従来の発泡合成樹
脂製組立容器における問題点を解決でき、かつ嵌合凸部
7と嵌合凹部8との嵌合により組立時の容器強度も極め
て大きい。
込む状態で互いに分離し、内側側板3は内面側を支点5
として底板2に折曲可能に連結し、外側側板4は所定の
高さで上下に分割して上部4Aを下部4Bに対して内面側を
支点6として内方へ折曲可能に連結し、組立時の外側側
板4と内側側板3との当接面に基端側に較べて先端側が
大きな嵌合凸部7と開口縁より内部の巾が大きな嵌合凹
部8を設けてなる発泡合成樹脂製組立容器。 【効果】 二組の側板3,3 、4,4 を底板2から引き起こ
すだけで簡単に組み立て可能で、又、側板3,3 、4,4 を
底板2に順次折り重ねることで簡単に折り畳むことがで
き、底板2上に全ての側板が完全に重なり合うので減容
比も大きく、作業性と減容比といった従来の発泡合成樹
脂製組立容器における問題点を解決でき、かつ嵌合凸部
7と嵌合凹部8との嵌合により組立時の容器強度も極め
て大きい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空の状態での輸送時、
保管時や使用後にコンパクトに折り畳み、或いは分解す
ることで容積を縮小して輸送コストや保管コストを低減
しうるとともに、回収、リサイクルを容易とする発泡合
成樹脂製の組立容器に関するものであり、この容器は、
例えば野菜や鮮魚類等の収納容器、保冷容器等として使
用されるものである。
保管時や使用後にコンパクトに折り畳み、或いは分解す
ることで容積を縮小して輸送コストや保管コストを低減
しうるとともに、回収、リサイクルを容易とする発泡合
成樹脂製の組立容器に関するものであり、この容器は、
例えば野菜や鮮魚類等の収納容器、保冷容器等として使
用されるものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、発泡合成樹脂製容器の場合に
は、気密性、保冷性、容器強度等を確保するために板厚
が大きく成形されている。このためスタッキング性がな
く、空の状態においても非常に嵩張る。そこで、従来か
ら、この発泡合成樹脂製容器を、空の状態での輸送や保
管の際には小さく折り畳み、或いは分解しておき、使用
に際して箱状に組み立てて内部に収納物を収納し、更に
使用後の空容器の保管時や回収時には再び折り畳み、或
いは分解可能な組立容器にしたいという産業界の強い要
望がある。又、省資源を目的とする容器のリサイクルと
いった観点からも、使用済の容器を回収しやすくするた
めに発泡合成樹脂製容器を組立式にする意義は大きい。
は、気密性、保冷性、容器強度等を確保するために板厚
が大きく成形されている。このためスタッキング性がな
く、空の状態においても非常に嵩張る。そこで、従来か
ら、この発泡合成樹脂製容器を、空の状態での輸送や保
管の際には小さく折り畳み、或いは分解しておき、使用
に際して箱状に組み立てて内部に収納物を収納し、更に
使用後の空容器の保管時や回収時には再び折り畳み、或
いは分解可能な組立容器にしたいという産業界の強い要
望がある。又、省資源を目的とする容器のリサイクルと
いった観点からも、使用済の容器を回収しやすくするた
めに発泡合成樹脂製容器を組立式にする意義は大きい。
【0003】ところが、現在までのところ、発泡合成樹
脂製の組立容器で実用化されているものは皆無といって
よい。その理由としては、従来の発泡合成樹脂製の組立
容器の場合には、組立時の容積に対する折り畳み(分
解)時の減容比が小さい、製造(成形)コストが高くつ
く、繰り返し耐用回数が少ない、組み立てや折り畳み
(分解)の作業性が悪い、気密性、保冷性が悪い、更に
は容器強度が劣るといった点が挙げられる。つまり、従
来の発泡合成樹脂製の組立容器としては、例えば容器を
構成する側板を底板に対して外側に拡げた状態で底板と
の間をヒンジで連結した状態に成形し、側板を前記ヒン
ジ部分で折り曲げて箱状に組み立てる展開箱と呼ばれる
ものや、容器を構成する側板、底板等をそれぞれ別々に
成形しておき、各部材を互いに差し込み嵌合して箱状に
組み立てる展開組立箱と呼ばれるもの、更には前記の如
く分離して成形した側板や底板等の各部材を他のヒンジ
部材で連結するもの等であった。
脂製の組立容器で実用化されているものは皆無といって
よい。その理由としては、従来の発泡合成樹脂製の組立
容器の場合には、組立時の容積に対する折り畳み(分
解)時の減容比が小さい、製造(成形)コストが高くつ
く、繰り返し耐用回数が少ない、組み立てや折り畳み
(分解)の作業性が悪い、気密性、保冷性が悪い、更に
は容器強度が劣るといった点が挙げられる。つまり、従
来の発泡合成樹脂製の組立容器としては、例えば容器を
構成する側板を底板に対して外側に拡げた状態で底板と
の間をヒンジで連結した状態に成形し、側板を前記ヒン
ジ部分で折り曲げて箱状に組み立てる展開箱と呼ばれる
ものや、容器を構成する側板、底板等をそれぞれ別々に
成形しておき、各部材を互いに差し込み嵌合して箱状に
組み立てる展開組立箱と呼ばれるもの、更には前記の如
く分離して成形した側板や底板等の各部材を他のヒンジ
部材で連結するもの等であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、先ず、展開
箱の場合には、底板と側板との連結部のヒンジ強度に問
題があり、かつ組立状態における隣接する側板間の連結
強度にも問題があり、容器強度や気密性、保冷性の点で
満足しうるものではなく、又、予め展開状に拡げた状態
で成形されるので金型面積当たりの取り数が少なくコス
ト高となる。しかも、発泡合成樹脂製容器の場合には板
厚が大きく段ボール箱のように罫線自体にヒンジ機能を
付与することができないために、底板の外側に側板を連
結すると連結部では両者が上下にずれるため段ボール箱
のような完全な平面状態に展開することができず、段ボ
ール箱の場合であれば減容比が10%以下であるのに対
し、発泡合成樹脂製容器では高々70〜80%程度に過
ぎず、容積縮小といった組立箱としての本来の目的も十
分に達成できない。
箱の場合には、底板と側板との連結部のヒンジ強度に問
題があり、かつ組立状態における隣接する側板間の連結
強度にも問題があり、容器強度や気密性、保冷性の点で
満足しうるものではなく、又、予め展開状に拡げた状態
で成形されるので金型面積当たりの取り数が少なくコス
ト高となる。しかも、発泡合成樹脂製容器の場合には板
厚が大きく段ボール箱のように罫線自体にヒンジ機能を
付与することができないために、底板の外側に側板を連
結すると連結部では両者が上下にずれるため段ボール箱
のような完全な平面状態に展開することができず、段ボ
ール箱の場合であれば減容比が10%以下であるのに対
し、発泡合成樹脂製容器では高々70〜80%程度に過
ぎず、容積縮小といった組立箱としての本来の目的も十
分に達成できない。
【0005】又、実開昭59−78220号公報には、
コンパクトに折り畳み可能な発泡合成樹脂製の組立容器
が開示されている。この組立容器は、四周の側壁をヒン
ジを介して内方へ折曲可能に設け、折り畳み時には前記
側壁を底板に重なるように順次折り畳むように構成して
なり、互いに隣接する側壁の一方には切欠部を、他方に
はこの切欠部に嵌合する突縁を設けることで側壁立起時
の安定性、密閉性を維持しうるように構成されている。
しかし、前記のように隣接する側壁間に設けた切欠部と
突縁との嵌合のみでは、先に折り畳まれる側壁、つまり
同公報の実施例における長辺側の側壁については、組立
使用時にこれが内方へ倒れることを防止することができ
ず、同公報に記載されているように接着テープ等をもっ
て各側壁の切離端部同士を連結する必要がある。このた
め、組立使用時のテープ貼り作業のみでなくのみでな
く、折り畳み時に接着テープを剥がすといった面倒な手
間が必要となり、この場合も容器強度の点で必ずしも満
足できるものではない。
コンパクトに折り畳み可能な発泡合成樹脂製の組立容器
が開示されている。この組立容器は、四周の側壁をヒン
ジを介して内方へ折曲可能に設け、折り畳み時には前記
側壁を底板に重なるように順次折り畳むように構成して
なり、互いに隣接する側壁の一方には切欠部を、他方に
はこの切欠部に嵌合する突縁を設けることで側壁立起時
の安定性、密閉性を維持しうるように構成されている。
しかし、前記のように隣接する側壁間に設けた切欠部と
突縁との嵌合のみでは、先に折り畳まれる側壁、つまり
同公報の実施例における長辺側の側壁については、組立
使用時にこれが内方へ倒れることを防止することができ
ず、同公報に記載されているように接着テープ等をもっ
て各側壁の切離端部同士を連結する必要がある。このた
め、組立使用時のテープ貼り作業のみでなくのみでな
く、折り畳み時に接着テープを剥がすといった面倒な手
間が必要となり、この場合も容器強度の点で必ずしも満
足できるものではない。
【0006】このように、容器強度や気密性、保冷性の
問題を解決するために、箱を組み立てた後に隣接する各
部材間を粘着テープで補強したり、あるいは組み立てた
箱を更に袋の中に入れる等の手段も考慮されたが、この
ような手段を採用した場合には、更なるコストの上昇を
招くだけでなく、組み立て、分解時の作業が一層面倒に
なる。
問題を解決するために、箱を組み立てた後に隣接する各
部材間を粘着テープで補強したり、あるいは組み立てた
箱を更に袋の中に入れる等の手段も考慮されたが、この
ような手段を採用した場合には、更なるコストの上昇を
招くだけでなく、組み立て、分解時の作業が一層面倒に
なる。
【0007】又、側板や底板を互いに分離、分解する展
開組立箱にあっても、減容比は比較的大きいものの、分
解後の各部材の管理が面倒であり、しかも、組み立て、
分解の作業が面倒であるという難点がある。
開組立箱にあっても、減容比は比較的大きいものの、分
解後の各部材の管理が面倒であり、しかも、組み立て、
分解の作業が面倒であるという難点がある。
【0008】このように、従来の発泡合成樹脂製の組立
容器は、その容器強度や気密性、保冷性、製造コスト、
更には組み立て、分解時の作業性等の問題が実用化の大
きな障害となっているだけでなく、折り畳み、分解した
時の減容比も段ボール箱のように十分ではなかった。そ
こで本発明は上記のような発泡合成樹脂製の組立容器の
現状に鑑み、容器強度が大きく、かつ気密性、保冷性等
にも優れており、又、組み立て、折り畳み作業も簡単
で、繰り返し使用も可能な発泡合成樹脂製の組立容器を
提供せんとするものである。
容器は、その容器強度や気密性、保冷性、製造コスト、
更には組み立て、分解時の作業性等の問題が実用化の大
きな障害となっているだけでなく、折り畳み、分解した
時の減容比も段ボール箱のように十分ではなかった。そ
こで本発明は上記のような発泡合成樹脂製の組立容器の
現状に鑑み、容器強度が大きく、かつ気密性、保冷性等
にも優れており、又、組み立て、折り畳み作業も簡単
で、繰り返し使用も可能な発泡合成樹脂製の組立容器を
提供せんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するための本発明の組立容器は、容器の基本構造とし
て、底板と、この底板の周囲に立設される相対向する二
組の側板とからなる発泡合成樹脂製容器であって、前記
二組の側板を、一組の側板の両側端面にこれと隣接する
他の一組の側板の内面が当接して両側から挟み込む状態
で互いに分離して設け、内側の一組の側板は、該側板内
面と底板上面との接合部を支点として底板に重なるよう
に内方へ折曲可能に底板に連結し、外側の一組の側板
は、所定の高さで上下に分割し、分割された側板上部を
底板に固定した側板下部に対してその内面側を支点とし
て側板上部を前記内側側板の上に重なるように内方へ折
曲可能に連結してなる。
するための本発明の組立容器は、容器の基本構造とし
て、底板と、この底板の周囲に立設される相対向する二
組の側板とからなる発泡合成樹脂製容器であって、前記
二組の側板を、一組の側板の両側端面にこれと隣接する
他の一組の側板の内面が当接して両側から挟み込む状態
で互いに分離して設け、内側の一組の側板は、該側板内
面と底板上面との接合部を支点として底板に重なるよう
に内方へ折曲可能に底板に連結し、外側の一組の側板
は、所定の高さで上下に分割し、分割された側板上部を
底板に固定した側板下部に対してその内面側を支点とし
て側板上部を前記内側側板の上に重なるように内方へ折
曲可能に連結してなる。
【0010】そして本発明では、前記のような構造の組
立容器における容器強度を高め、又、その気密性、保冷
性を高めるために、下記のような種々の構成を採用す
る。
立容器における容器強度を高め、又、その気密性、保冷
性を高めるために、下記のような種々の構成を採用す
る。
【0011】その一つは、外側側板の内面における内側
側板との当接面に嵌合凸部を設け、又、内側側板の側端
面における前記嵌合凸部に対応する位置に外側側板との
当接面及び側板外面側に開口し前記嵌合凸部と互いに嵌
合係止する嵌合凹部を設けるとともに、前記嵌合凸部は
内側側板の外面側に較べて内面側が大となるように形成
し、前記嵌合凹部は、側板外面側の開口縁の巾より奥部
の巾が大となるように形成する。
側板との当接面に嵌合凸部を設け、又、内側側板の側端
面における前記嵌合凸部に対応する位置に外側側板との
当接面及び側板外面側に開口し前記嵌合凸部と互いに嵌
合係止する嵌合凹部を設けるとともに、前記嵌合凸部は
内側側板の外面側に較べて内面側が大となるように形成
し、前記嵌合凹部は、側板外面側の開口縁の巾より奥部
の巾が大となるように形成する。
【0012】更に、前記の場合に、外側側板に設けた嵌
合凸部を、基端部側に較べて先端部側が大となるように
形成するとともに、内側側板に設けた嵌合凹部を、外側
側板との当接面側の開口縁の巾より奥部の巾が大となる
ように形成する。
合凸部を、基端部側に較べて先端部側が大となるように
形成するとともに、内側側板に設けた嵌合凹部を、外側
側板との当接面側の開口縁の巾より奥部の巾が大となる
ように形成する。
【0013】又、外側側板の内面における内側側板との
当接面に嵌合凸部を設け、又、内側側板の側端面におけ
る前記嵌合凸部に対応する位置に外側側板との当接面及
び側板外面側に開口し前記嵌合凸部と互いに嵌合係止す
る嵌合凹部を設けるとともに、外側側板の内面には、内
側側板の側端内縁に当接する係止凸部を設ける。
当接面に嵌合凸部を設け、又、内側側板の側端面におけ
る前記嵌合凸部に対応する位置に外側側板との当接面及
び側板外面側に開口し前記嵌合凸部と互いに嵌合係止す
る嵌合凹部を設けるとともに、外側側板の内面には、内
側側板の側端内縁に当接する係止凸部を設ける。
【0014】外側側板の内面に、内側側板の側端内外縁
のそれぞれに当接する係止凸条を設ける。
のそれぞれに当接する係止凸条を設ける。
【0015】外側側板の内面における内側側板との当接
面に係合凸条を設け、内側側板の側端面における前記係
合凸条に対応する位置に外側側板との当接面に開口し前
記係合凸条と互いに係合する係合凹条を設ける。
面に係合凸条を設け、内側側板の側端面における前記係
合凸条に対応する位置に外側側板との当接面に開口し前
記係合凸条と互いに係合する係合凹条を設ける。
【0016】外側側板の内面に、内側側板の側端内縁又
は外縁に当接する係止凸条を設け、外側側板の内面にお
ける内側側板との当接面に係合凸条を設け、内側側板の
側端面における前記係合凸条に対応する位置に外側側板
との当接面に開口し前記係合凸条と互いに係合する係合
凹条を設ける。
は外縁に当接する係止凸条を設け、外側側板の内面にお
ける内側側板との当接面に係合凸条を設け、内側側板の
側端面における前記係合凸条に対応する位置に外側側板
との当接面に開口し前記係合凸条と互いに係合する係合
凹条を設ける。
【0017】外側側板の内面における内側側板との当接
面に嵌合凸部を設け、又、内側側板の側端面における前
記嵌合凸部に対応する位置に外側側板との当接面及び側
板外面側に開口し前記嵌合凸部と互いに嵌合係止する嵌
合凹部を設けるとともに、外側側板の内面には、内側側
板の側端内縁に当接する係止凸条を設ける。
面に嵌合凸部を設け、又、内側側板の側端面における前
記嵌合凸部に対応する位置に外側側板との当接面及び側
板外面側に開口し前記嵌合凸部と互いに嵌合係止する嵌
合凹部を設けるとともに、外側側板の内面には、内側側
板の側端内縁に当接する係止凸条を設ける。
【0018】加えて、前記の各構成において、外側側板
に設けられた係合凸条又は係止凸条を内側側板の端部側
に設けるとともに、外側側板内面に前記係合凸条又は係
止凸条と係合する係合凹条を設ける。
に設けられた係合凸条又は係止凸条を内側側板の端部側
に設けるとともに、外側側板内面に前記係合凸条又は係
止凸条と係合する係合凹条を設ける。
【0019】互いに隣接する内側側板と外側側板との端
部間に、着脱自在な連結部材を両側板に渡って取り付け
る。
部間に、着脱自在な連結部材を両側板に渡って取り付け
る。
【0020】内側側板の下部及び外側側板の下部をそれ
ぞれ底板に対して着脱自在に連結する。更にこの場合
に、側板と底板との連結部に、着脱自在な連結部材を側
板と底板に渡って取り付ける。
ぞれ底板に対して着脱自在に連結する。更にこの場合
に、側板と底板との連結部に、着脱自在な連結部材を側
板と底板に渡って取り付ける。
【0021】更に、以上のような組立容器において、上
下に分割された外側側板における側板上部の下端外面か
ら下方へ突出して側板下部外面に当接する支持凸片を設
ける。
下に分割された外側側板における側板上部の下端外面か
ら下方へ突出して側板下部外面に当接する支持凸片を設
ける。
【0022】以上のような構成とすることにより、組立
状態における内側側板と外側側板はその内外方向への動
きが規制され、容器強度の向上を達成しうる。
状態における内側側板と外側側板はその内外方向への動
きが規制され、容器強度の向上を達成しうる。
【0023】更に、本組立容器を発泡合成樹脂で成形す
るに際しては、底板とこれに折曲可能に連結される側板
とを上下に重ねた状態で一体に成形した後、前記底板と
側板とを互いに切り離すことにより、底板と側板とを形
成する。更にこの場合に、底板と側板とをその一端を残
して互いに切り離すことにより、前記一端を支点として
底板と側板とを折曲可能に連結する。
るに際しては、底板とこれに折曲可能に連結される側板
とを上下に重ねた状態で一体に成形した後、前記底板と
側板とを互いに切り離すことにより、底板と側板とを形
成する。更にこの場合に、底板と側板とをその一端を残
して互いに切り離すことにより、前記一端を支点として
底板と側板とを折曲可能に連結する。
【0024】前記の場合に、側板のみでなく、底板に仕
切板を上下に重ねた状態で一体に成形した後、前記底板
と仕切板とを互いに切り離すことにより、底板と仕切板
とを形成する。更に、この場合に、底底板と仕切板とを
その一端を残して互いに切り離すことにより、前記一端
を支点として底板と仕切板とを折曲可能に連結する、と
いった製造方法を採用することにより、本組立容器の製
造を合理化しうる。
切板を上下に重ねた状態で一体に成形した後、前記底板
と仕切板とを互いに切り離すことにより、底板と仕切板
とを形成する。更に、この場合に、底底板と仕切板とを
その一端を残して互いに切り離すことにより、前記一端
を支点として底板と仕切板とを折曲可能に連結する、と
いった製造方法を採用することにより、本組立容器の製
造を合理化しうる。
【0025】
【作用】上記のような本発明に係る発泡合成樹脂製の組
立容器は、その基本とする構造により、底板周囲に立設
された相対向する二組の側板を底板に対して立起した状
態に組み立て、隣接する側板同士を上記した各種連結構
造を用いて連結固定した状態でその内部に収容物を収容
して使用される。そして、使用の後の空容器の回収時や
保管時等に容器を小さく折り畳むには、二組の側板のう
ち、先ず、内側に位置する一組の側板を内方へ折曲して
底板上に折り重ねた後、他の一組の外側側板の上部を内
方へ折曲して先に折り畳んだ内側側板の上から折り重ね
ることで、底板と二組の側板とが上下に重なり合った状
態に折り畳むことができる。この状態での容器の容積
は、底板と二組の側板のそれぞれの容積の和に略等しい
状態に減容されている。又、折り畳んだ状態の容器を組
み立てるには、前記とは逆に、先ず最も上に折り重ねら
れた外側側板を引き起こした後、その下に折り重ねた内
側側板を引き起こして二組の側板を底板に対し立起した
箱状に組み立てる。
立容器は、その基本とする構造により、底板周囲に立設
された相対向する二組の側板を底板に対して立起した状
態に組み立て、隣接する側板同士を上記した各種連結構
造を用いて連結固定した状態でその内部に収容物を収容
して使用される。そして、使用の後の空容器の回収時や
保管時等に容器を小さく折り畳むには、二組の側板のう
ち、先ず、内側に位置する一組の側板を内方へ折曲して
底板上に折り重ねた後、他の一組の外側側板の上部を内
方へ折曲して先に折り畳んだ内側側板の上から折り重ね
ることで、底板と二組の側板とが上下に重なり合った状
態に折り畳むことができる。この状態での容器の容積
は、底板と二組の側板のそれぞれの容積の和に略等しい
状態に減容されている。又、折り畳んだ状態の容器を組
み立てるには、前記とは逆に、先ず最も上に折り重ねら
れた外側側板を引き起こした後、その下に折り重ねた内
側側板を引き起こして二組の側板を底板に対し立起した
箱状に組み立てる。
【0026】この組立状態の容器においては、各側板は
その内面側を支点として内方に折曲可能に設けられてお
り、内側側板においては折曲部における底板との当接
面、又、外側側板においては折曲部を挟んだ上部と下部
との当接面により、これらの側板が更に外方へ開くこと
が防止されている。又、外側側板はその内面に内側側板
の側端面が当接しており内方へ倒れることが防止されて
いる。一方、内側側板は、隣接する外側側板によって挾
持された状態で固定されている。
その内面側を支点として内方に折曲可能に設けられてお
り、内側側板においては折曲部における底板との当接
面、又、外側側板においては折曲部を挟んだ上部と下部
との当接面により、これらの側板が更に外方へ開くこと
が防止されている。又、外側側板はその内面に内側側板
の側端面が当接しており内方へ倒れることが防止されて
いる。一方、内側側板は、隣接する外側側板によって挾
持された状態で固定されている。
【0027】そして、隣接する側板同士の連結構造とし
て、外側側板の内面における内側側板との当接面に嵌合
凸部を設け、又、内側側板の側端面における前記嵌合凸
部に対応する位置に外側側板との当接面及び側板外面側
に開口し前記嵌合凸部と互いに嵌合係止する嵌合凹部を
設けてなり、前記嵌合凸部を内側側板の外面側に較べて
内面側が大となるように形成し、前記嵌合凹部を、側板
外面側の開口縁の巾より奥部の巾が大となるように形成
した容器においては、底板上に折り重ねた状態の内側側
板を引き起こすと、該内側側板外面の嵌合凹部の開口部
から外側側板の嵌合凸部が嵌入されて両側板が嵌合凸部
と嵌合凹部との凹凸嵌合により連結される。前記嵌合凹
部の開口縁の巾は嵌合凸部の内面側の大きさより小さい
が、発泡合成樹脂の有する弾力性により開口縁が拡開す
ると同時に嵌合凸部が圧縮変形することで両者は嵌合す
る。そして、嵌合後は、嵌合凸部の内面が嵌合凹部内に
係止して内側側板が外方へ開くことが確実に防止され、
かつ、嵌合凹部の側板外面側の開口縁の奥にこれより巾
の大きな嵌合凸部が嵌合係止しており、内側側板は内方
へ倒れることなく外側側板に連結固定される。
て、外側側板の内面における内側側板との当接面に嵌合
凸部を設け、又、内側側板の側端面における前記嵌合凸
部に対応する位置に外側側板との当接面及び側板外面側
に開口し前記嵌合凸部と互いに嵌合係止する嵌合凹部を
設けてなり、前記嵌合凸部を内側側板の外面側に較べて
内面側が大となるように形成し、前記嵌合凹部を、側板
外面側の開口縁の巾より奥部の巾が大となるように形成
した容器においては、底板上に折り重ねた状態の内側側
板を引き起こすと、該内側側板外面の嵌合凹部の開口部
から外側側板の嵌合凸部が嵌入されて両側板が嵌合凸部
と嵌合凹部との凹凸嵌合により連結される。前記嵌合凹
部の開口縁の巾は嵌合凸部の内面側の大きさより小さい
が、発泡合成樹脂の有する弾力性により開口縁が拡開す
ると同時に嵌合凸部が圧縮変形することで両者は嵌合す
る。そして、嵌合後は、嵌合凸部の内面が嵌合凹部内に
係止して内側側板が外方へ開くことが確実に防止され、
かつ、嵌合凹部の側板外面側の開口縁の奥にこれより巾
の大きな嵌合凸部が嵌合係止しており、内側側板は内方
へ倒れることなく外側側板に連結固定される。
【0028】又、前記嵌合凸部と嵌合凹部を、外側側板
に設けた嵌合凸部を基端部側に較べて先端部側が大とな
るように形成するとともに、内側側板に設けた嵌合凹部
を外側側板との当接面側の開口縁の巾より奥部の巾が大
となるように形成したものにあっては、内側側板におけ
る外側側板との当接面側の嵌合凹部の開口縁の奥にこれ
より巾の大きな嵌合凸部が嵌合係止するので、内側側板
の側端面と外側側板との間が強固に連結され、これによ
り外側側板が外方へ開くことをより確実に防止する。
に設けた嵌合凸部を基端部側に較べて先端部側が大とな
るように形成するとともに、内側側板に設けた嵌合凹部
を外側側板との当接面側の開口縁の巾より奥部の巾が大
となるように形成したものにあっては、内側側板におけ
る外側側板との当接面側の嵌合凹部の開口縁の奥にこれ
より巾の大きな嵌合凸部が嵌合係止するので、内側側板
の側端面と外側側板との間が強固に連結され、これによ
り外側側板が外方へ開くことをより確実に防止する。
【0029】外側側板の内面における内側側板との当接
面に嵌合凸部を設け、又、内側側板の側端面における前
記嵌合凸部に対応する位置に外側側板との当接面及び側
板外面側に開口し前記嵌合凸部と互いに嵌合係止する嵌
合凹部を設けるとともに、外側側板の内面に、内側側板
の側端内縁に当接する係止凸部を設けた容器にあって
は、内側側板を底板から引き起こす際には、発泡合成樹
脂の弾力性により外側側板がやや外方へ拡開することで
内側側板の側端部が前記係止凸部を乗り越えて内側側板
は立起状態となり、該内側側板外面の嵌合凹部の開口部
から外側側板の嵌合凸部が嵌入されて両側板が連結され
る。嵌合後は、嵌合凸部の内面が嵌合凹部の奥部に係止
することで内側側板が外方に倒れることが防止され、か
つ、外側側板内面に設けた係止凸部が内側側板の側端内
面に当接係止することで内側側板は内方への動きが規制
された状態で外側側板に対して連結される。
面に嵌合凸部を設け、又、内側側板の側端面における前
記嵌合凸部に対応する位置に外側側板との当接面及び側
板外面側に開口し前記嵌合凸部と互いに嵌合係止する嵌
合凹部を設けるとともに、外側側板の内面に、内側側板
の側端内縁に当接する係止凸部を設けた容器にあって
は、内側側板を底板から引き起こす際には、発泡合成樹
脂の弾力性により外側側板がやや外方へ拡開することで
内側側板の側端部が前記係止凸部を乗り越えて内側側板
は立起状態となり、該内側側板外面の嵌合凹部の開口部
から外側側板の嵌合凸部が嵌入されて両側板が連結され
る。嵌合後は、嵌合凸部の内面が嵌合凹部の奥部に係止
することで内側側板が外方に倒れることが防止され、か
つ、外側側板内面に設けた係止凸部が内側側板の側端内
面に当接係止することで内側側板は内方への動きが規制
された状態で外側側板に対して連結される。
【0030】更に、外側側板の内面に内側側板の側端内
外縁のそれぞれに当接する係止凸条を設けた容器にあっ
ては、内側側板を引き起こす際には、発泡合成樹脂の弾
力性により外側側板がやや外方へ開くことで内側側板の
側端部は前記係止凸条を乗り越えて立起状態となる。そ
してこの状態では、外側側板内面に設けた二条の係止凸
条が内側側板の側端部を挟む込むようにその側端内外縁
に当接係止することで内側側板の内外両方への動きが規
制される。更に、前記内側側板の側端内外縁に当接する
二条の凸条は、隣接する内側側板と外側側板との接合部
に密閉性を付与して組立容器の気密性、保冷性を向上さ
せる。
外縁のそれぞれに当接する係止凸条を設けた容器にあっ
ては、内側側板を引き起こす際には、発泡合成樹脂の弾
力性により外側側板がやや外方へ開くことで内側側板の
側端部は前記係止凸条を乗り越えて立起状態となる。そ
してこの状態では、外側側板内面に設けた二条の係止凸
条が内側側板の側端部を挟む込むようにその側端内外縁
に当接係止することで内側側板の内外両方への動きが規
制される。更に、前記内側側板の側端内外縁に当接する
二条の凸条は、隣接する内側側板と外側側板との接合部
に密閉性を付与して組立容器の気密性、保冷性を向上さ
せる。
【0031】外側側板の内面における内側側板との当接
面に係合凸条を設け、内側側板の側端面における前記係
合凸条に対応する位置に外側側板との当接面に開口し前
記係合凸条と互いに係合する係合凹条を設けた容器にあ
っては、内側側板を引き起こして組み立てる際には、発
泡合成樹脂の弾力性により外側側板がやや外方へ開くこ
とで内側側板の側端部が前記係合凸条を乗り越えて内側
側板は立起状態に引き起こされる。そして、組立状態で
は、内側側板の側端面に設けた係合凹条に外側側板内面
の係合凸条が係合することで、内側側板の内外両方への
動きが規制される。更に、前記係合凸条は、隣接する内
側側板と外側側板との接合部に密閉性を付与して容器の
気密性、保冷性を向上させる。
面に係合凸条を設け、内側側板の側端面における前記係
合凸条に対応する位置に外側側板との当接面に開口し前
記係合凸条と互いに係合する係合凹条を設けた容器にあ
っては、内側側板を引き起こして組み立てる際には、発
泡合成樹脂の弾力性により外側側板がやや外方へ開くこ
とで内側側板の側端部が前記係合凸条を乗り越えて内側
側板は立起状態に引き起こされる。そして、組立状態で
は、内側側板の側端面に設けた係合凹条に外側側板内面
の係合凸条が係合することで、内側側板の内外両方への
動きが規制される。更に、前記係合凸条は、隣接する内
側側板と外側側板との接合部に密閉性を付与して容器の
気密性、保冷性を向上させる。
【0032】外側側板の内面に内側側板の側端内縁又は
外縁に当接する係止凸条を設け、外側側板の内面におけ
る内側側板との当接面に係合凸条を設け、内側側板の側
端面における前記係合凸条に対応する位置に外側側板と
の当接面に開口し前記係合凸条と互いに係合する係合凹
条を設けた容器にあっては、内側側板を引き起こして組
み立てる際には、発泡合成樹脂の弾力性により外側側板
がやや外方へ開くことで内側側板の側端部は前記係止凸
条及び係合凸条を乗り越えて内側側板が立起状態に引き
起こされる。そして、組立状態では、内側側板の側端面
に設けた係合凹条に前記外側側板内面の係合凸条が係合
することで、内側側板は内外両方への動きが規制される
とともに、更に、外側側板内面の係止凸条が内側側板の
側端内縁又は外縁に当接係止することで内側側板の内方
又は外方への動きがより確実に規制される。更に外側側
板と内側側板との間の係合凸条と係合凹条との係合、及
び外側側板内面の係止凸条は、当該内側側板と外側側板
との接合部に密閉性を付与し、容器の気密性、保冷性を
向上させる。
外縁に当接する係止凸条を設け、外側側板の内面におけ
る内側側板との当接面に係合凸条を設け、内側側板の側
端面における前記係合凸条に対応する位置に外側側板と
の当接面に開口し前記係合凸条と互いに係合する係合凹
条を設けた容器にあっては、内側側板を引き起こして組
み立てる際には、発泡合成樹脂の弾力性により外側側板
がやや外方へ開くことで内側側板の側端部は前記係止凸
条及び係合凸条を乗り越えて内側側板が立起状態に引き
起こされる。そして、組立状態では、内側側板の側端面
に設けた係合凹条に前記外側側板内面の係合凸条が係合
することで、内側側板は内外両方への動きが規制される
とともに、更に、外側側板内面の係止凸条が内側側板の
側端内縁又は外縁に当接係止することで内側側板の内方
又は外方への動きがより確実に規制される。更に外側側
板と内側側板との間の係合凸条と係合凹条との係合、及
び外側側板内面の係止凸条は、当該内側側板と外側側板
との接合部に密閉性を付与し、容器の気密性、保冷性を
向上させる。
【0033】外側側板の内面における内側側板との当接
面に嵌合凸部を設け、又、内側側板の側端面における前
記嵌合凸部に対応する位置に外側側板との当接面及び側
板外面側に開口し前記嵌合凸部と互いに嵌合係止する嵌
合凹部を設けるとともに、外側側板の内面に、内側側板
の側端内縁に当接する係止凸条を設けた容器にあって
は、内側側板を引き起こして組み立てる際には、発泡合
成樹脂の弾力性により外側側板がやや外方へ開くことで
内側側板の側端部が前記係止凸条を乗り越えて内側側板
が立起状態に引き起こされ該内側側板に設けた嵌合凹部
の外面側開口縁から外側側板の嵌合凸部が嵌入して両側
板が連結される。そして、組立後は、嵌合凸部の内面が
嵌合凹部の奥部に係止することで内側側板の外方への動
きが規制されるとともに、外側側板内面の係止凸条が内
縁側板側端内縁に当接係止することで内側側板の内方へ
の動きも規制されて外側側板に対して連結される。更に
外側側板内面の係止凸条は、隣接する内側側板との接合
部に密閉性を付与して容器の気密性、保冷性を向上させ
る。
面に嵌合凸部を設け、又、内側側板の側端面における前
記嵌合凸部に対応する位置に外側側板との当接面及び側
板外面側に開口し前記嵌合凸部と互いに嵌合係止する嵌
合凹部を設けるとともに、外側側板の内面に、内側側板
の側端内縁に当接する係止凸条を設けた容器にあって
は、内側側板を引き起こして組み立てる際には、発泡合
成樹脂の弾力性により外側側板がやや外方へ開くことで
内側側板の側端部が前記係止凸条を乗り越えて内側側板
が立起状態に引き起こされ該内側側板に設けた嵌合凹部
の外面側開口縁から外側側板の嵌合凸部が嵌入して両側
板が連結される。そして、組立後は、嵌合凸部の内面が
嵌合凹部の奥部に係止することで内側側板の外方への動
きが規制されるとともに、外側側板内面の係止凸条が内
縁側板側端内縁に当接係止することで内側側板の内方へ
の動きも規制されて外側側板に対して連結される。更に
外側側板内面の係止凸条は、隣接する内側側板との接合
部に密閉性を付与して容器の気密性、保冷性を向上させ
る。
【0034】更に、上記のような各種容器の構造におい
て外側側板に設けられている係合凸条や係止凸条を内側
側板に設けるとともに、係合凹条を外側側板に設けた場
合にあっても、内側側板を引き起こして組み立てる際に
は、発泡合成樹脂の弾力性により外側側板がやや外方へ
開くことで側端部に係合凸条や係止凸条を設けた内側側
板を立起状態に引き起すことは可能であり、この場合に
も前記の場合と全く同様の効果が得られる。
て外側側板に設けられている係合凸条や係止凸条を内側
側板に設けるとともに、係合凹条を外側側板に設けた場
合にあっても、内側側板を引き起こして組み立てる際に
は、発泡合成樹脂の弾力性により外側側板がやや外方へ
開くことで側端部に係合凸条や係止凸条を設けた内側側
板を立起状態に引き起すことは可能であり、この場合に
も前記の場合と全く同様の効果が得られる。
【0035】互いに隣接する内側側板と外側側板との端
部間に、着脱自在な連結部材を両側板に渡って取り付け
てなる容器では、組立時には隣接する内側側板と外側側
板との内が間を連結部材にて連結固定し、又、折り畳み
時にはこの連結部材を取り外して折り畳む。
部間に、着脱自在な連結部材を両側板に渡って取り付け
てなる容器では、組立時には隣接する内側側板と外側側
板との内が間を連結部材にて連結固定し、又、折り畳み
時にはこの連結部材を取り外して折り畳む。
【0036】又、内側側板の下部及び外側側板の下部を
それぞれ底板に対して着脱自在に連結してなる容器で
は、以上の組立容器と全く同様に内側側板と外側側板と
を底板に対して折り重ねることができると同時に、必要
に応じてこれらの側板及び底板を分離して輸送、保管す
ることができる。更にこの場合に、側板と底板との連結
部に、着脱自在な連結部材を側板と底板に渡って取り付
けたものでは、通常は側板と底板との連結部を連結部材
にて連結した状態で組立、折り畳みするものであるが、
必要に応じて前記連結部材を外せば、側板と底板とを分
離できる。
それぞれ底板に対して着脱自在に連結してなる容器で
は、以上の組立容器と全く同様に内側側板と外側側板と
を底板に対して折り重ねることができると同時に、必要
に応じてこれらの側板及び底板を分離して輸送、保管す
ることができる。更にこの場合に、側板と底板との連結
部に、着脱自在な連結部材を側板と底板に渡って取り付
けたものでは、通常は側板と底板との連結部を連結部材
にて連結した状態で組立、折り畳みするものであるが、
必要に応じて前記連結部材を外せば、側板と底板とを分
離できる。
【0037】更に、上記のような組立容器において、上
下に分割された外側側板における側板上部の下端外面か
ら下方へ突出して側板下部外面に当接する支持凸片を設
けたものにあっては、外側側板の側板上部を、折り畳ん
だ状態から引き起こした際に前記支持凸片が底板に固定
された外側側板の側板下部外面に当接することで、側板
上部が外方へ倒れることが確実に防止される。
下に分割された外側側板における側板上部の下端外面か
ら下方へ突出して側板下部外面に当接する支持凸片を設
けたものにあっては、外側側板の側板上部を、折り畳ん
だ状態から引き起こした際に前記支持凸片が底板に固定
された外側側板の側板下部外面に当接することで、側板
上部が外方へ倒れることが確実に防止される。
【0038】そして、上記のような組立容器を製造する
に際して、底板とこれに折曲可能に連結される側板とを
上下に重ねた状態で一体に成形した後、前記底板と側板
とを互いに切り離すことにより、外板と側板とを同時に
成形でき成形工程を合理化しうる。更に、この場合に、
底板と側板との間をその一端を残して互いに切り離すこ
とにより、前記一端を支点として底板と側板とを折曲可
能に連結したヒンジ部を底板および側板の製造時に同時
に形成することができる。
に際して、底板とこれに折曲可能に連結される側板とを
上下に重ねた状態で一体に成形した後、前記底板と側板
とを互いに切り離すことにより、外板と側板とを同時に
成形でき成形工程を合理化しうる。更に、この場合に、
底板と側板との間をその一端を残して互いに切り離すこ
とにより、前記一端を支点として底板と側板とを折曲可
能に連結したヒンジ部を底板および側板の製造時に同時
に形成することができる。
【0039】更に、前記に加えて、仕切り板も前記側板
と同様に底板と一体に成形し、切り離すようにすること
で、内部に仕切板を有する組立容器を容易に製造でき
る。
と同様に底板と一体に成形し、切り離すようにすること
で、内部に仕切板を有する組立容器を容易に製造でき
る。
【0040】
【実施例】以下、添付図面に示した具体的実施例に基づ
き、本発明を更に詳細に説明する。先ず、図1は本発明
に係る発泡合成樹脂製の組立容器1の一実施例を示すも
のである。この組立容器1は、底板2と、この底板2の
四周に立設される相対向する二組の側板3,3及び4,
4とから構成されている。前記底板2、及び側板3、4
はいずれも発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレン、発
泡ポリスチレン等の発泡合成樹脂にて成形される。そし
て、この組立容器1の基本構造としては、妻側に位置す
る互いに対向する一組の側板3,3のそれぞれの両側端
面に、これと隣接する長辺側の互いに対向する一組の側
板4,4の内面が当接して前記内側の側板3を両側から
挟み込む状態で互いに分離して設けられている。更に、
この実施例では、前記内側側板3,3は、底板2の上面
と同一平面で底板2との間が切り離し形成され、該内側
側板3はその内面と底板2上面との接合部を支点として
ヒンジ部5を介して底板2に折り重なるように内方へ折
曲可能に底板2に連結されている。この場合、前記のよ
うに内側側板3が、底板2上面と同一平面で底板2との
間が切り離し形成されていることにより、図3に示すよ
うに、内側側板3と外側側板4とを底板2上に順次折り
重ねた状態において、後述する外側側板4内面の側端部
に設けられた嵌合凸部7が、その下に折り重ねられる内
側側板3に邪魔されることなく折り重ね可能となる。一
方、外側側板4は、底板2上面からこれに折り重ねられ
る前記内側側板3の厚み分だけ上方の高さ位置で上下の
部分4A、4Bに分割形成されており、その上部4Aは、前記
底板2と一体に形成された下部4Bに対してその内面側を
支点としてヒンジ部6を介して前記内側側板3の上へ折
り重ねうるように内方へ折曲可能に連結されている。
き、本発明を更に詳細に説明する。先ず、図1は本発明
に係る発泡合成樹脂製の組立容器1の一実施例を示すも
のである。この組立容器1は、底板2と、この底板2の
四周に立設される相対向する二組の側板3,3及び4,
4とから構成されている。前記底板2、及び側板3、4
はいずれも発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレン、発
泡ポリスチレン等の発泡合成樹脂にて成形される。そし
て、この組立容器1の基本構造としては、妻側に位置す
る互いに対向する一組の側板3,3のそれぞれの両側端
面に、これと隣接する長辺側の互いに対向する一組の側
板4,4の内面が当接して前記内側の側板3を両側から
挟み込む状態で互いに分離して設けられている。更に、
この実施例では、前記内側側板3,3は、底板2の上面
と同一平面で底板2との間が切り離し形成され、該内側
側板3はその内面と底板2上面との接合部を支点として
ヒンジ部5を介して底板2に折り重なるように内方へ折
曲可能に底板2に連結されている。この場合、前記のよ
うに内側側板3が、底板2上面と同一平面で底板2との
間が切り離し形成されていることにより、図3に示すよ
うに、内側側板3と外側側板4とを底板2上に順次折り
重ねた状態において、後述する外側側板4内面の側端部
に設けられた嵌合凸部7が、その下に折り重ねられる内
側側板3に邪魔されることなく折り重ね可能となる。一
方、外側側板4は、底板2上面からこれに折り重ねられ
る前記内側側板3の厚み分だけ上方の高さ位置で上下の
部分4A、4Bに分割形成されており、その上部4Aは、前記
底板2と一体に形成された下部4Bに対してその内面側を
支点としてヒンジ部6を介して前記内側側板3の上へ折
り重ねうるように内方へ折曲可能に連結されている。
【0041】そして、この組立容器1を図1の組立状態
から折り畳むには、先ず図2、図4に示すように、妻側
の内側側板3,3をヒンジ部5で内方へ折曲してそれぞ
れ底板2に折り重ねたうえで、図3、図5に示すように
長辺側の外側側板4,4の上部4A,4Aを、ヒンジ部6で
内方へ折曲し、前記底板2上に折り重ねられた内側側板
3,3の更に上から折り重ねることで、底板2上に内側
側板3,3、及び外側側板4,4が順次折り重ねられた
状態に折り畳むことができる。このように折り畳んだ後
は、底板2の上面にその略全体を覆うように一組の内側
側板3,3が折り重ねられ、更に、この一組の内側側板
3,3の上にその略全面を覆う状態で他の一組の外側側
板4,4が折り重ねられていることから、容器1の容積
としては、前記底板2、内側側板3,3、及び外側側板
4,4のそれぞれの容積の和に略等しい状態となり、略
理想的な減容率を達成しうるのである。又、このように
折り畳まれた組立容器1を使用するに際しては、底板2
上に折り重ねられた二組の側板3,3、4,4のうち、
最も上に重ねられた外側側板4,4を引き起こした後、
その下に重ねられた内側側板3,3を引き起こすことで
二組の側板3,3、4,4を底板に対し立起した状態に
組み立てる。
から折り畳むには、先ず図2、図4に示すように、妻側
の内側側板3,3をヒンジ部5で内方へ折曲してそれぞ
れ底板2に折り重ねたうえで、図3、図5に示すように
長辺側の外側側板4,4の上部4A,4Aを、ヒンジ部6で
内方へ折曲し、前記底板2上に折り重ねられた内側側板
3,3の更に上から折り重ねることで、底板2上に内側
側板3,3、及び外側側板4,4が順次折り重ねられた
状態に折り畳むことができる。このように折り畳んだ後
は、底板2の上面にその略全体を覆うように一組の内側
側板3,3が折り重ねられ、更に、この一組の内側側板
3,3の上にその略全面を覆う状態で他の一組の外側側
板4,4が折り重ねられていることから、容器1の容積
としては、前記底板2、内側側板3,3、及び外側側板
4,4のそれぞれの容積の和に略等しい状態となり、略
理想的な減容率を達成しうるのである。又、このように
折り畳まれた組立容器1を使用するに際しては、底板2
上に折り重ねられた二組の側板3,3、4,4のうち、
最も上に重ねられた外側側板4,4を引き起こした後、
その下に重ねられた内側側板3,3を引き起こすことで
二組の側板3,3、4,4を底板に対し立起した状態に
組み立てる。
【0042】このように、本組立容器1においては、底
板2に連結された内側側板3、3及び外側側板4,4を
内方へ折曲し、又、外方へ引き起こすだけの簡単な作業
で分解、組立を行うことができ、作業性が極めてよい。
板2に連結された内側側板3、3及び外側側板4,4を
内方へ折曲し、又、外方へ引き起こすだけの簡単な作業
で分解、組立を行うことができ、作業性が極めてよい。
【0043】そして組立容器1の組立状態においては、
各側板3、4はその内面側に設けられたヒンジ部5、6
で内方に折り畳み可能に設けられており、内側側板3と
底板2との当接面3b、2aの互いの当接により、又、外側
側板4においてはその上部4Aと下部4Bとの当接面4b、4c
の互いに当接により、これらの側板3、4が外方へ開く
ことが防止されており、更に外側側板4にあっては、そ
の両側端内面4aへ内側側板3の側端面3aが当接していて
内方への動きも規制されている。
各側板3、4はその内面側に設けられたヒンジ部5、6
で内方に折り畳み可能に設けられており、内側側板3と
底板2との当接面3b、2aの互いの当接により、又、外側
側板4においてはその上部4Aと下部4Bとの当接面4b、4c
の互いに当接により、これらの側板3、4が外方へ開く
ことが防止されており、更に外側側板4にあっては、そ
の両側端内面4aへ内側側板3の側端面3aが当接していて
内方への動きも規制されている。
【0044】更に、この組立容器1は以下の構造により
その組立状態が強固に保持される。つまり、この実施例
の組立容器1においては、前記外側側板4の内面におけ
る内側側板3との当接面4aの上下二箇所に嵌合凸部7、
7が設けられており、これに当接する内側側板3の側端
面3aにおける前記嵌合凸部7,7に対応する位置には外
側側板4との当接面3a及び該内側側板3の外面側に開口
してなり、前記嵌合凸部7,7と互いに嵌合係止する嵌
合凹部8,8が設けられている。しかも、前記外側側板
4に設けられた嵌合凸部7は、図6(ロ)に示すよう
に、内側側板3との当接面4a側の基端部7aの巾に較べて
先端部7bの巾が図中w1で示す分だけやや大となるように
テーパー状に形成するとともに、図6(ハ)、(ニ)に
示すように内側側板3の外面側7cの上下左右の巾に較べ
て内面側先端部7dの上下左右の巾が図中w2、w3に示す分
だけやや大となるようにテーパー状に形成されている。
一方、前記嵌合凸部7が嵌合係止する内側側板3に設け
られた嵌合凹部8は、前記嵌合凸部7の形状に応じて、
図6(ロ)示すように外側側板4との当接面側の開口縁
8aの巾より奥部8bの巾が寸法w1だけやや大となるように
形成するとともに、図6(ハ)、(ニ)に示すように内
側側板3の外面側の開口縁8cの上下左右の巾より奥部8d
の上下左右の巾がそれぞれ寸法w2、W3だけやや大となる
ように形成されている。
その組立状態が強固に保持される。つまり、この実施例
の組立容器1においては、前記外側側板4の内面におけ
る内側側板3との当接面4aの上下二箇所に嵌合凸部7、
7が設けられており、これに当接する内側側板3の側端
面3aにおける前記嵌合凸部7,7に対応する位置には外
側側板4との当接面3a及び該内側側板3の外面側に開口
してなり、前記嵌合凸部7,7と互いに嵌合係止する嵌
合凹部8,8が設けられている。しかも、前記外側側板
4に設けられた嵌合凸部7は、図6(ロ)に示すよう
に、内側側板3との当接面4a側の基端部7aの巾に較べて
先端部7bの巾が図中w1で示す分だけやや大となるように
テーパー状に形成するとともに、図6(ハ)、(ニ)に
示すように内側側板3の外面側7cの上下左右の巾に較べ
て内面側先端部7dの上下左右の巾が図中w2、w3に示す分
だけやや大となるようにテーパー状に形成されている。
一方、前記嵌合凸部7が嵌合係止する内側側板3に設け
られた嵌合凹部8は、前記嵌合凸部7の形状に応じて、
図6(ロ)示すように外側側板4との当接面側の開口縁
8aの巾より奥部8bの巾が寸法w1だけやや大となるように
形成するとともに、図6(ハ)、(ニ)に示すように内
側側板3の外面側の開口縁8cの上下左右の巾より奥部8d
の上下左右の巾がそれぞれ寸法w2、W3だけやや大となる
ように形成されている。
【0045】このように、前記嵌合凹部8の開口縁8a、
8cの巾は嵌合凸部7の先端側7b、7dより前後、左右、上
下のいずれの方向においても小さいが、内側側板3と外
側側板4とを底板2から引き起こして組み立てるに際し
ては、発泡合成樹脂の弾力性により嵌合凹部8の開口縁
8a、8cが拡開すると同時に嵌合凸部7の先端側7b、7dも
圧縮変形することで両者を嵌合することができる。そし
て、この嵌合組立状態においては、内側側板3における
外側側板4との当接面3a側に開口した嵌合凹部8の開口
縁8aの奥にこれより大きな嵌合凸部7の先端部7bが嵌合
係止していることから、内側側板3と外側側板4との間
は強固に連結され、外側側板4の外方への動きが規制さ
れ、また、嵌合凸部7の内面7d側がこれより小さな嵌合
凹部8の外面側開口縁8cの奥部に係止することで内側側
板3の内方への動きも規制された状態で内側側板3と外
側側板4とは強固に連結固定される。このように、組み
立て状態においては、内側側板3及び外側側板4は、内
外両方向への動きを規制された状態で強固に連結される
ことから、本組立容器1は、実用上全く問題ない強度を
有している。
8cの巾は嵌合凸部7の先端側7b、7dより前後、左右、上
下のいずれの方向においても小さいが、内側側板3と外
側側板4とを底板2から引き起こして組み立てるに際し
ては、発泡合成樹脂の弾力性により嵌合凹部8の開口縁
8a、8cが拡開すると同時に嵌合凸部7の先端側7b、7dも
圧縮変形することで両者を嵌合することができる。そし
て、この嵌合組立状態においては、内側側板3における
外側側板4との当接面3a側に開口した嵌合凹部8の開口
縁8aの奥にこれより大きな嵌合凸部7の先端部7bが嵌合
係止していることから、内側側板3と外側側板4との間
は強固に連結され、外側側板4の外方への動きが規制さ
れ、また、嵌合凸部7の内面7d側がこれより小さな嵌合
凹部8の外面側開口縁8cの奥部に係止することで内側側
板3の内方への動きも規制された状態で内側側板3と外
側側板4とは強固に連結固定される。このように、組み
立て状態においては、内側側板3及び外側側板4は、内
外両方向への動きを規制された状態で強固に連結される
ことから、本組立容器1は、実用上全く問題ない強度を
有している。
【0046】図7、図8に示したものは、前記組立容器
1における内側側板3と外側側板4との連結構造の他の
実施例を示すものである。この実施例では、前記外側側
板4の内面における内側側板3との当接面4aに設けられ
た前記嵌合凸部7に加えて、内側側板3の側端内縁に当
接する係止凸部9が設けられており、内側側板3の側端
面3aには前記嵌合凸部7と互いに嵌合係止する嵌合凹部
8が設けられている。前記外側側板4内面に設けられた
係止凸部9は、内側側板3側との当接面9a側に向かうに
従って肉厚となるようにその表面9bがテーパー状に形成
されている。
1における内側側板3と外側側板4との連結構造の他の
実施例を示すものである。この実施例では、前記外側側
板4の内面における内側側板3との当接面4aに設けられ
た前記嵌合凸部7に加えて、内側側板3の側端内縁に当
接する係止凸部9が設けられており、内側側板3の側端
面3aには前記嵌合凸部7と互いに嵌合係止する嵌合凹部
8が設けられている。前記外側側板4内面に設けられた
係止凸部9は、内側側板3側との当接面9a側に向かうに
従って肉厚となるようにその表面9bがテーパー状に形成
されている。
【0047】この連結構造においては、外側側板4に続
いて内側側板3を底板2から引き起こす際には、発泡合
成樹脂の弾力性により外側側板4がやや外側へ開くこと
で内側側板3の側端面3aは前記係止凸部9表面のテーパ
ー面9bにそってこれを乗り越えて内側側板3が立起状態
に引き起こされ、該内側側板3の側端内縁部分へ前記係
止凸部9の当接面9aが当接すると同時に、先の実施例と
同様に嵌合凹部8の開口縁から外側側板4の嵌合凸部7
が嵌入されて隣接する内外両側板3、4が連結される。
そして、嵌合後は、前記実施例と同様に嵌合凸部7の内
面が嵌合凹部8の奥部に係止することで内側側板3は外
方への動きが規制されるとともに、外側側板4内面に設
けた係止凸部9の当接面9aが内側側板3の側端内縁部分
に当接係止することで内側側板3の内方への動きも規制
された状態で外側側板4に対して連結されるのである。
この場合、内側側板3の内方への動きが係止凸部9によ
って規制されることから、嵌合凸部7と嵌合凹部8を必
ずしも前記実施例のようにテーパー状、つまり開口縁に
較べてその奥部が大となるように形成する必要はない
が、内側側板3と外側側板4との連結強度の点からは、
この場合にも嵌合凸部7と嵌合凹部8とをテーパー状の
係止構造とすることが望ましい。
いて内側側板3を底板2から引き起こす際には、発泡合
成樹脂の弾力性により外側側板4がやや外側へ開くこと
で内側側板3の側端面3aは前記係止凸部9表面のテーパ
ー面9bにそってこれを乗り越えて内側側板3が立起状態
に引き起こされ、該内側側板3の側端内縁部分へ前記係
止凸部9の当接面9aが当接すると同時に、先の実施例と
同様に嵌合凹部8の開口縁から外側側板4の嵌合凸部7
が嵌入されて隣接する内外両側板3、4が連結される。
そして、嵌合後は、前記実施例と同様に嵌合凸部7の内
面が嵌合凹部8の奥部に係止することで内側側板3は外
方への動きが規制されるとともに、外側側板4内面に設
けた係止凸部9の当接面9aが内側側板3の側端内縁部分
に当接係止することで内側側板3の内方への動きも規制
された状態で外側側板4に対して連結されるのである。
この場合、内側側板3の内方への動きが係止凸部9によ
って規制されることから、嵌合凸部7と嵌合凹部8を必
ずしも前記実施例のようにテーパー状、つまり開口縁に
較べてその奥部が大となるように形成する必要はない
が、内側側板3と外側側板4との連結強度の点からは、
この場合にも嵌合凸部7と嵌合凹部8とをテーパー状の
係止構造とすることが望ましい。
【0048】図9、図10に示す実施例は、上記のような
組立容器1の強度を更に向上させるものであり、これ
は、底板2の周囲に立設されて組立容器1における開口
縁の四周を構成する内側側板3,3、4,4の上端縁に
容器の開口縁の形状に応じて平面視ロ字形とするととも
に、断面形状を各側板3、4の上端内外縁にまたがって
嵌着しうるコ字形に形成してなる補強枠10を取り付けて
いる。このような補強枠10を取り付けることで、各側板
3、4間がより強固に連結され、使用時の容器強度は更
に大きなものとなる。
組立容器1の強度を更に向上させるものであり、これ
は、底板2の周囲に立設されて組立容器1における開口
縁の四周を構成する内側側板3,3、4,4の上端縁に
容器の開口縁の形状に応じて平面視ロ字形とするととも
に、断面形状を各側板3、4の上端内外縁にまたがって
嵌着しうるコ字形に形成してなる補強枠10を取り付けて
いる。このような補強枠10を取り付けることで、各側板
3、4間がより強固に連結され、使用時の容器強度は更
に大きなものとなる。
【0049】尚、上記のような本組立容器1における底
板2と内側側板3との連結や外側側板4における上部4A
と下部4Bとの連結に設けられるヒンジ部の構造について
は、特に限定はないが、本組立容器1が発泡合成樹脂製
であることを考慮して、そのうちの好ましいものとして
図11以下にいくつかの例を挙げておく。
板2と内側側板3との連結や外側側板4における上部4A
と下部4Bとの連結に設けられるヒンジ部の構造について
は、特に限定はないが、本組立容器1が発泡合成樹脂製
であることを考慮して、そのうちの好ましいものとして
図11以下にいくつかの例を挙げておく。
【0050】先ず、図11、図12に示したものは、本組立
容器1におけるヒンジ部5、6の構造の一例を示すもの
である。尚、以下の説明においては、外側側板4におけ
るヒンジ部6について説明するが、内側側板3と底板2
との間のヒンジ部5についても基本的に同様である。こ
のヒンジ部6は、分割された外側側板4の上部4Aと下部
4Bとの内面側に、合成樹脂フイルムを熱ラミネート若し
くは接着剤を用いて貼着するか、或いは接着テープを接
着して上部4Aと下部4Bとを連結する連結膜の一方6Aを形
成するとともに、上部4Aと下部4Bとの互いの当接面4b及
び4cにわたって同様に合成樹脂フイルム、接着テープ等
により連結膜の他方6Bを形成し、更に、折り畳みの支点
となる両連結膜6A、6Bの接合部6Cを互いに固着してな
る。この接合部6Cにおける連結膜6Aと6Bとの固着の方法
としては、両連結膜6A、6Bを外側側板4の上部4Aと下部
4Bとの間にわたって設けた後に、両連結膜6A、6Bを構成
する熱可塑性樹脂フイルム同士を接合部6Cにおいて熱
線、熱刃等を用いて熱溶融させることで互いに融着する
か、或いは、両連結膜6A、6Bとして接着テープを用いた
場合にはその接着力により互いに接着固定する方法があ
る。更には、両連結膜6A、6Bを糸条12を用いてレーシン
グすることにより接合部6Cで予め固着しておき、図13に
示すように両連結膜6A、6Bを外側側板4の上部4Aと下部
4Bとに渡って熱融着するか又は接着剤により接着する等
してもよい。
容器1におけるヒンジ部5、6の構造の一例を示すもの
である。尚、以下の説明においては、外側側板4におけ
るヒンジ部6について説明するが、内側側板3と底板2
との間のヒンジ部5についても基本的に同様である。こ
のヒンジ部6は、分割された外側側板4の上部4Aと下部
4Bとの内面側に、合成樹脂フイルムを熱ラミネート若し
くは接着剤を用いて貼着するか、或いは接着テープを接
着して上部4Aと下部4Bとを連結する連結膜の一方6Aを形
成するとともに、上部4Aと下部4Bとの互いの当接面4b及
び4cにわたって同様に合成樹脂フイルム、接着テープ等
により連結膜の他方6Bを形成し、更に、折り畳みの支点
となる両連結膜6A、6Bの接合部6Cを互いに固着してな
る。この接合部6Cにおける連結膜6Aと6Bとの固着の方法
としては、両連結膜6A、6Bを外側側板4の上部4Aと下部
4Bとの間にわたって設けた後に、両連結膜6A、6Bを構成
する熱可塑性樹脂フイルム同士を接合部6Cにおいて熱
線、熱刃等を用いて熱溶融させることで互いに融着する
か、或いは、両連結膜6A、6Bとして接着テープを用いた
場合にはその接着力により互いに接着固定する方法があ
る。更には、両連結膜6A、6Bを糸条12を用いてレーシン
グすることにより接合部6Cで予め固着しておき、図13に
示すように両連結膜6A、6Bを外側側板4の上部4Aと下部
4Bとに渡って熱融着するか又は接着剤により接着する等
してもよい。
【0051】つまり、単に上部4Aと下部4Bとにわたって
連結膜6A、6Bを設けるだけでは上部4Aと下部4Bとの接合
点6C部分から両連結膜6A、6Bが剥がれ易く、ヒンジ部6
の強度が不十分となるおそれがある。そこで、前記のよ
うに上部4Aと下部4Bとに渡ってその表裏両面に一対の連
結膜6A、6Bを形成したうえで両連結膜6A、6Bの接合部6C
で互いに固着して断面X字形のヒンジ部6とすれば、接
合点6Cにおいて両連結膜6A、6Bは上部4Aと下部4B表面に
密着する方向に互いに引っ張られることとなり、連結膜
6A、6Bが結合点6C部分から剥がれてゆくことが防止さ
れ、ヒンジ部6の強度が格段と向上するのである。
連結膜6A、6Bを設けるだけでは上部4Aと下部4Bとの接合
点6C部分から両連結膜6A、6Bが剥がれ易く、ヒンジ部6
の強度が不十分となるおそれがある。そこで、前記のよ
うに上部4Aと下部4Bとに渡ってその表裏両面に一対の連
結膜6A、6Bを形成したうえで両連結膜6A、6Bの接合部6C
で互いに固着して断面X字形のヒンジ部6とすれば、接
合点6Cにおいて両連結膜6A、6Bは上部4Aと下部4B表面に
密着する方向に互いに引っ張られることとなり、連結膜
6A、6Bが結合点6C部分から剥がれてゆくことが防止さ
れ、ヒンジ部6の強度が格段と向上するのである。
【0052】上記のように連結膜6A、6BをX字形に連結
することでヒンジ部6の強度は大幅に向上するものであ
るが、容器の用途等によりヒンジ部6にそれほどの強度
が要求されない場合には、図14に示すように外側側板4
の上部6Aと下部6Bとの間を連結膜6Aのみで連結してヒン
ジ部6としてもよい。
することでヒンジ部6の強度は大幅に向上するものであ
るが、容器の用途等によりヒンジ部6にそれほどの強度
が要求されない場合には、図14に示すように外側側板4
の上部6Aと下部6Bとの間を連結膜6Aのみで連結してヒン
ジ部6としてもよい。
【0053】次に図15に示すものは、ヒンジ部6の更に
他の実施例である。ここでは、外側側板4を発泡合成樹
脂の型内成形で成形するに際して、成形金型の表面温度
を高く設定して成形品の表面を溶融することで、成形品
である外側側板4表面に予め非発泡の補強された表皮層
13を形成しておき、この外側側板4を支点となる側板内
側の補強表皮層13部分を残して上部4Aと下部4Bとに切り
離すことで、残った内面側の補強表皮層13をヒンジ部6
として利用してなるものである。前記のように外側側板
4成形時に非発泡の補強表皮層13を形成するに際しての
金型温度の目安としては、例えば樹脂材料が発泡ポリエ
チレンの場合であれば130 〜150 ℃、又、発泡ポリプロ
ピレンや発泡ポリスチレンの場合には180℃程度とす
ればよい。又、図面には示さないが、発泡ポリエチレン
や発泡ポリプロピレンのように引っ張り強度の比較的大
きな樹脂材料の場合であれば、前記のように外側側板4
を折曲部を挟んで上部4Aと下部4Bとに切り離すに際し
て、補強表皮層13のみでなく、その裏面側の発泡樹脂部
分を少し残した状態で切り離すことで、この残った樹脂
部分がヒンジの強度をより向上させる。その場合の好ま
しい発泡倍率としては、ポリエチレンの場合にあっては
20〜40倍程度、又、ポリプロピレンの場合には30
〜40倍程度である。更に、この上部4Aと下部4Bとに切
り離す際に、熱線、或いは熱棒等で溶融切断すれば、切
断面に前記成形時の場合と同様に非発泡の強化された補
強層を形成することができ、ヒンジ部6の内外両面に補
強表皮層が形成されることとなり、ヒンジの強度はより
向上する。
他の実施例である。ここでは、外側側板4を発泡合成樹
脂の型内成形で成形するに際して、成形金型の表面温度
を高く設定して成形品の表面を溶融することで、成形品
である外側側板4表面に予め非発泡の補強された表皮層
13を形成しておき、この外側側板4を支点となる側板内
側の補強表皮層13部分を残して上部4Aと下部4Bとに切り
離すことで、残った内面側の補強表皮層13をヒンジ部6
として利用してなるものである。前記のように外側側板
4成形時に非発泡の補強表皮層13を形成するに際しての
金型温度の目安としては、例えば樹脂材料が発泡ポリエ
チレンの場合であれば130 〜150 ℃、又、発泡ポリプロ
ピレンや発泡ポリスチレンの場合には180℃程度とす
ればよい。又、図面には示さないが、発泡ポリエチレン
や発泡ポリプロピレンのように引っ張り強度の比較的大
きな樹脂材料の場合であれば、前記のように外側側板4
を折曲部を挟んで上部4Aと下部4Bとに切り離すに際し
て、補強表皮層13のみでなく、その裏面側の発泡樹脂部
分を少し残した状態で切り離すことで、この残った樹脂
部分がヒンジの強度をより向上させる。その場合の好ま
しい発泡倍率としては、ポリエチレンの場合にあっては
20〜40倍程度、又、ポリプロピレンの場合には30
〜40倍程度である。更に、この上部4Aと下部4Bとに切
り離す際に、熱線、或いは熱棒等で溶融切断すれば、切
断面に前記成形時の場合と同様に非発泡の強化された補
強層を形成することができ、ヒンジ部6の内外両面に補
強表皮層が形成されることとなり、ヒンジの強度はより
向上する。
【0054】上記したヒンジ部6の構造は、合成樹脂フ
イルムや接着テープ、あるいは側板成形、若しくは切断
時時に形成される補強表皮層13を用いたものであるが、
図16〜図18に示したものは、合成樹脂の押出成形や射出
成形等により別部材として作成されたヒンジ部材60を用
いた例を示している。例えば図16に示すものは、2枚の
蝶番60A 、60B をその一端で折曲可能に連結して一体に
成形するとともに、両蝶番60A 、60B には互いに切り離
して形成された外側側板4の上部4Aと下部4Bとのそれぞ
れの接合面4b、4cへ圧入される打ち込みピン60C,60D を
形成して上部4Aと下部4Bとを互いに折曲可能に連結して
なる。このようにヒンジ部材60の打ち込みピン60C 、60
D を接合面4b、4Cへ打ち込む場合には、打ち込みピン60
C 、60Dが容易に脱落することがないように成形時の発
泡倍率を60倍程度以下として外側側板4の材料強度を
比較的高くしておくことが望ましい。又、図17に示すも
のは、前記と同様に合成樹脂の押出成形や射出成形等に
より別部材として作成されるヒンジ部材60の他の例であ
るが、ここでは、前記打ち込みピン60C 、60D の代わり
に一対の蝶番60A 、60B をそれぞれ断面略コ字形に形成
して外側側板4の上部4A下端縁と下部4B上端縁とにそれ
ぞれ嵌着することで連結するものであり、更に図例のよ
うに両蝶番60A 、60B の両側先端部に外側側板4の表面
に食い込む爪片60E を設けておくことで、ヒンジ部材60
の脱落を防止してなる。更に、図18に示したものは、前
記図17に示したヒンジ部材60における一方の蝶番60B の
外縁から上方に当接係止片60F を突設し、この当接係止
片60F により外側側板4の上部4Aが外側に開くことを防
止するものである。
イルムや接着テープ、あるいは側板成形、若しくは切断
時時に形成される補強表皮層13を用いたものであるが、
図16〜図18に示したものは、合成樹脂の押出成形や射出
成形等により別部材として作成されたヒンジ部材60を用
いた例を示している。例えば図16に示すものは、2枚の
蝶番60A 、60B をその一端で折曲可能に連結して一体に
成形するとともに、両蝶番60A 、60B には互いに切り離
して形成された外側側板4の上部4Aと下部4Bとのそれぞ
れの接合面4b、4cへ圧入される打ち込みピン60C,60D を
形成して上部4Aと下部4Bとを互いに折曲可能に連結して
なる。このようにヒンジ部材60の打ち込みピン60C 、60
D を接合面4b、4Cへ打ち込む場合には、打ち込みピン60
C 、60Dが容易に脱落することがないように成形時の発
泡倍率を60倍程度以下として外側側板4の材料強度を
比較的高くしておくことが望ましい。又、図17に示すも
のは、前記と同様に合成樹脂の押出成形や射出成形等に
より別部材として作成されるヒンジ部材60の他の例であ
るが、ここでは、前記打ち込みピン60C 、60D の代わり
に一対の蝶番60A 、60B をそれぞれ断面略コ字形に形成
して外側側板4の上部4A下端縁と下部4B上端縁とにそれ
ぞれ嵌着することで連結するものであり、更に図例のよ
うに両蝶番60A 、60B の両側先端部に外側側板4の表面
に食い込む爪片60E を設けておくことで、ヒンジ部材60
の脱落を防止してなる。更に、図18に示したものは、前
記図17に示したヒンジ部材60における一方の蝶番60B の
外縁から上方に当接係止片60F を突設し、この当接係止
片60F により外側側板4の上部4Aが外側に開くことを防
止するものである。
【0055】尚、上記のような図11〜図15に示す連結膜
を用いたヒンジ部6、及び別部材として成形される図16
〜図18に示すヒンジ部材60は、外側側板4における上部
4Aと下部4Bとの連結部の長さ方向の全長にわたって設け
ておくことが強度上望ましいが、必ずしも常に全長にわ
たって設ける必要はなく、例えば図19に示すように、外
側側板4における上部4Aと下部4Bとの連結部の両端の
み、あるいは所定の間隔で適宜位置にのみ設けてもよ
い。又、このように複数箇所にヒンジ部材60を設ける場
合には、各ヒンジ部材60と外側側板4との連結強度は全
長にわって設ける場合に較べてより強固なものが好まし
い。図20には、この場合に用いられるヒンジ部材60の一
例を示している。これは、ヒンジ部材60を構成する両蝶
番60A 、60Bを断面略コ字形に形成するとともに、外側
側板4の表裏面に当接する側片同士を外側側板4を貫通
して設けた連結軸60G により連結固定することで、外側
側板4の上部4A及び下部4Bに対して強固に固定可能とし
ている。
を用いたヒンジ部6、及び別部材として成形される図16
〜図18に示すヒンジ部材60は、外側側板4における上部
4Aと下部4Bとの連結部の長さ方向の全長にわたって設け
ておくことが強度上望ましいが、必ずしも常に全長にわ
たって設ける必要はなく、例えば図19に示すように、外
側側板4における上部4Aと下部4Bとの連結部の両端の
み、あるいは所定の間隔で適宜位置にのみ設けてもよ
い。又、このように複数箇所にヒンジ部材60を設ける場
合には、各ヒンジ部材60と外側側板4との連結強度は全
長にわって設ける場合に較べてより強固なものが好まし
い。図20には、この場合に用いられるヒンジ部材60の一
例を示している。これは、ヒンジ部材60を構成する両蝶
番60A 、60Bを断面略コ字形に形成するとともに、外側
側板4の表裏面に当接する側片同士を外側側板4を貫通
して設けた連結軸60G により連結固定することで、外側
側板4の上部4A及び下部4Bに対して強固に固定可能とし
ている。
【0056】次に、図21〜図25に示すものは、本組立容
器1の他実施例である。この組立容器1の基本とする底
板2、内側側板3、及び外側側板4等からなる折り畳み
構造自体は前記の実施例と全く同様であるが、ここで
は、内側側板3と外側側板4との間の連結構造として、
前記外側側板4の内面に、前記内側側板3の側端内外縁
のそれぞれに当接する係止凸条15及び係合凸条16を設け
てなり、又、底板2と内側側板3とは、内側側板3内面
と同一平面で互いに切り離し形成されている点が異な
る。
器1の他実施例である。この組立容器1の基本とする底
板2、内側側板3、及び外側側板4等からなる折り畳み
構造自体は前記の実施例と全く同様であるが、ここで
は、内側側板3と外側側板4との間の連結構造として、
前記外側側板4の内面に、前記内側側板3の側端内外縁
のそれぞれに当接する係止凸条15及び係合凸条16を設け
てなり、又、底板2と内側側板3とは、内側側板3内面
と同一平面で互いに切り離し形成されている点が異な
る。
【0057】前記外側側板4内面に設けられた係止凸条
15、16の詳細を図26、図27に示す。即ち、内側側板3の
側端内縁に係止する内側の係止凸条15は両側板3、4の
上端部から両者の接合部内縁にそって下方に伸びてお
り、その形状は平面視略半円形として、内側側板3を底
板2上に折り重ねた状態から引き起こす際に該内側側板
3の側端面がこの係止凸条15を乗り越えて立起しうるよ
うに形成してなる。又、外側の係止凸条16は、内側側板
3の側端外縁に当接係止するように外側側板4の側端内
縁部分に該外側側板4の上端から下方のヒンジ部6にか
けて上下に連続して設けられており、その形状は外側面
が内側側板3外面と外側側板4端面とに連続する平面状
に形成されるとともに、その先端から内側側板3との当
接面4aに向けてテーパー状となる平面視略三角形状に形
成されており、一方、この係止凸条16が係止する内側側
板3の側端外縁部分には、前記係止凸条16の内面形状に
応じて切欠部16' が形成されている。したがって、この
連結構造においては、内側側板3を底板2上から引き起
こして組み立てる際には、発泡合成樹脂の弾力性により
外側側板4の上部4Aがやや外側へ拡開することで内側側
板3の側端面3aが前記係止凸条15を乗り越えて内側側板
3が立起状態に引き起こされて組み立てられる。そし
て、組立状態では、外側側板4の内面に設けた二条の係
止凸条15、16が内側側板3の側端部を内外から挟み込む
ようにその側端内外縁に当接係止することで内側側板3
の内外両方向への倒れを防止する。又、これらの内側側
板3の側端内外縁に当接する二条の凸条15、16、特にこ
の実施例の場合であれば、外側の係止凸条16が、隣接す
る内側側板3と外側側板4との間に折曲した接合面を形
成して両側板3、4間の接合部に密閉性を付与し、本組
立容器1における気密性、保冷性を向上させるのであ
る。
15、16の詳細を図26、図27に示す。即ち、内側側板3の
側端内縁に係止する内側の係止凸条15は両側板3、4の
上端部から両者の接合部内縁にそって下方に伸びてお
り、その形状は平面視略半円形として、内側側板3を底
板2上に折り重ねた状態から引き起こす際に該内側側板
3の側端面がこの係止凸条15を乗り越えて立起しうるよ
うに形成してなる。又、外側の係止凸条16は、内側側板
3の側端外縁に当接係止するように外側側板4の側端内
縁部分に該外側側板4の上端から下方のヒンジ部6にか
けて上下に連続して設けられており、その形状は外側面
が内側側板3外面と外側側板4端面とに連続する平面状
に形成されるとともに、その先端から内側側板3との当
接面4aに向けてテーパー状となる平面視略三角形状に形
成されており、一方、この係止凸条16が係止する内側側
板3の側端外縁部分には、前記係止凸条16の内面形状に
応じて切欠部16' が形成されている。したがって、この
連結構造においては、内側側板3を底板2上から引き起
こして組み立てる際には、発泡合成樹脂の弾力性により
外側側板4の上部4Aがやや外側へ拡開することで内側側
板3の側端面3aが前記係止凸条15を乗り越えて内側側板
3が立起状態に引き起こされて組み立てられる。そし
て、組立状態では、外側側板4の内面に設けた二条の係
止凸条15、16が内側側板3の側端部を内外から挟み込む
ようにその側端内外縁に当接係止することで内側側板3
の内外両方向への倒れを防止する。又、これらの内側側
板3の側端内外縁に当接する二条の凸条15、16、特にこ
の実施例の場合であれば、外側の係止凸条16が、隣接す
る内側側板3と外側側板4との間に折曲した接合面を形
成して両側板3、4間の接合部に密閉性を付与し、本組
立容器1における気密性、保冷性を向上させるのであ
る。
【0058】又、この実施例においては、図21〜図23に
示すように、外側側板4における折曲可能な上部4Aの下
端外面には、上部4Aと下部4Bとの連結部から更に下方へ
突出する支持突片17を設けてなり、外側側板4の上部4A
が内方へ折り畳まれた状態から引き起こして組み立てた
ときには、支持突片17が下部4B外面へ当接することで、
上部4Aが更に外側へ開くことを確実に防止してなる。前
記支持突片17は、外側側板4の上部4Aを成形する際に予
めこの上部4Aと一体に成形しておいてもよいが、発泡合
成樹脂製の場合には支持突片17に強度を付与するために
ある程度その厚みを厚くする必要があり、支持突片17が
組立容器1の側方へ大きく突出してしまう結果となる。
そこで支持突片17は外側側板4とは別に非発泡の合成樹
脂材料で別部材として成形したものを外側側板4の上部
4Aの下端に接着等して設けることがよい。尚、この支持
突片17は、図例のように外側側板4の全長にわたって設
けてもよいが、適宜箇所に複数の突片を設けるようにし
てもよい。
示すように、外側側板4における折曲可能な上部4Aの下
端外面には、上部4Aと下部4Bとの連結部から更に下方へ
突出する支持突片17を設けてなり、外側側板4の上部4A
が内方へ折り畳まれた状態から引き起こして組み立てた
ときには、支持突片17が下部4B外面へ当接することで、
上部4Aが更に外側へ開くことを確実に防止してなる。前
記支持突片17は、外側側板4の上部4Aを成形する際に予
めこの上部4Aと一体に成形しておいてもよいが、発泡合
成樹脂製の場合には支持突片17に強度を付与するために
ある程度その厚みを厚くする必要があり、支持突片17が
組立容器1の側方へ大きく突出してしまう結果となる。
そこで支持突片17は外側側板4とは別に非発泡の合成樹
脂材料で別部材として成形したものを外側側板4の上部
4Aの下端に接着等して設けることがよい。尚、この支持
突片17は、図例のように外側側板4の全長にわたって設
けてもよいが、適宜箇所に複数の突片を設けるようにし
てもよい。
【0059】図28には、内側側板3と外側側板4との更
に異なる連結構造例を示す。ここでは、外側側板4内面
における内側側板3との当接面4aに上下方向に係合凸条
18を設け、内側側板3の側端面つまり外側側板4との当
接面3aにおける前記係合凸条18に対応する位置に該当接
面3aに開口して前記係合凸条18と互いに係合する係合凹
条19を設け、更に外側側板4の内面には、内側側板3の
側端内縁に当接する係止凸条15を設けてなる。この場合
は、容器の組立時には内側側板3の側端面3aに設けた係
合凹条19に外側側板4内面の係合凸状18が係合すること
で、内側側板3の内外方への動きが規制され、更に、外
側側板4内面に設けた係止凸条15が内側側板3の側端内
縁に当接係止することで内側側板3の内方への動きをよ
り確実に規制する。尚、ここでは、係止凸条15は内側側
板3の側端内縁に当接する位置に設けているが、係止凸
条15を内側側板3の外縁に当接する位置に設けることも
でき、この場合には内側側板3の外方への動きを規制す
ることができる。更に、内側側板3の内外両端縁に当接
するように二条の係止凸条を設ければ、内側側板3の内
外両方への動きを同時に規制することができる。
に異なる連結構造例を示す。ここでは、外側側板4内面
における内側側板3との当接面4aに上下方向に係合凸条
18を設け、内側側板3の側端面つまり外側側板4との当
接面3aにおける前記係合凸条18に対応する位置に該当接
面3aに開口して前記係合凸条18と互いに係合する係合凹
条19を設け、更に外側側板4の内面には、内側側板3の
側端内縁に当接する係止凸条15を設けてなる。この場合
は、容器の組立時には内側側板3の側端面3aに設けた係
合凹条19に外側側板4内面の係合凸状18が係合すること
で、内側側板3の内外方への動きが規制され、更に、外
側側板4内面に設けた係止凸条15が内側側板3の側端内
縁に当接係止することで内側側板3の内方への動きをよ
り確実に規制する。尚、ここでは、係止凸条15は内側側
板3の側端内縁に当接する位置に設けているが、係止凸
条15を内側側板3の外縁に当接する位置に設けることも
でき、この場合には内側側板3の外方への動きを規制す
ることができる。更に、内側側板3の内外両端縁に当接
するように二条の係止凸条を設ければ、内側側板3の内
外両方への動きを同時に規制することができる。
【0060】図29は更に他の実施例であって、ここで
は、外側側板4の内面における内側側板3との当接面4a
に嵌合凸部7を設け、又、内側側板3の側端部における
前記嵌合凸部7に対応する位置には外側側板4との当接
面3a及び該内側側板3の外面側に開口し前記嵌合凸部7
と互いに嵌合係止する嵌合凹部8を設けるとともに、外
側側板4の内面には、内側側板3の側端内縁に当接する
係止凸条15を設けてなり、嵌合凸部7が嵌合凹部8に嵌
合係止することで内側側板3の外方への動きが規制さ
れ、かつ、外側側板4内面に設けた係止凸条15が内側側
板3の側端内縁に当接係止することで内側側板3の内方
への動きも規制される。
は、外側側板4の内面における内側側板3との当接面4a
に嵌合凸部7を設け、又、内側側板3の側端部における
前記嵌合凸部7に対応する位置には外側側板4との当接
面3a及び該内側側板3の外面側に開口し前記嵌合凸部7
と互いに嵌合係止する嵌合凹部8を設けるとともに、外
側側板4の内面には、内側側板3の側端内縁に当接する
係止凸条15を設けてなり、嵌合凸部7が嵌合凹部8に嵌
合係止することで内側側板3の外方への動きが規制さ
れ、かつ、外側側板4内面に設けた係止凸条15が内側側
板3の側端内縁に当接係止することで内側側板3の内方
への動きも規制される。
【0061】尚、以上の実施例においては、内側側板3
と外側側板4との連結構造における係止凸条15、16や係
合凸条19を外側側板4に設ける一方、これと互いに係止
あるいは係合する係合凹条18を内側側板3側に設けるよ
うにしている。これは、内側側板3,3は隣接する外側
側板4、4間に挟まれた状態に設けられていることか
ら、内側側板3を折り畳んだり、折り畳んだ状態から引
き起こす際に、該内側側板3の両側端から凸条が突出し
ていると、外側側板4内面に凸条が当接して内側側板3
の動作がやや困難になるおそれがあることによる。しか
し、本組立容器1は比較的弾力性を有する発泡合成樹脂
で作成されるため、凸条を内側側板3の側端部に設けた
場合にも互いの部材が弾性的に変形するので内側側板3
の動きは必ずしも不可能ではなく、そのように構造する
ことも可能である。尚、嵌合凸部7と嵌合凹部8との凹
凸嵌合による場合には、嵌合凸部7が比較的肉厚である
ため、やはり外側側板4に設けるのがよい。
と外側側板4との連結構造における係止凸条15、16や係
合凸条19を外側側板4に設ける一方、これと互いに係止
あるいは係合する係合凹条18を内側側板3側に設けるよ
うにしている。これは、内側側板3,3は隣接する外側
側板4、4間に挟まれた状態に設けられていることか
ら、内側側板3を折り畳んだり、折り畳んだ状態から引
き起こす際に、該内側側板3の両側端から凸条が突出し
ていると、外側側板4内面に凸条が当接して内側側板3
の動作がやや困難になるおそれがあることによる。しか
し、本組立容器1は比較的弾力性を有する発泡合成樹脂
で作成されるため、凸条を内側側板3の側端部に設けた
場合にも互いの部材が弾性的に変形するので内側側板3
の動きは必ずしも不可能ではなく、そのように構造する
ことも可能である。尚、嵌合凸部7と嵌合凹部8との凹
凸嵌合による場合には、嵌合凸部7が比較的肉厚である
ため、やはり外側側板4に設けるのがよい。
【0062】又、以上述べた実施例においては、内側側
板3と外側側板4との連結構造は、いずれもこれらの側
板と一体に形成された嵌合凸部や凸条であるが、本組立
容器1においては、これらの嵌合凸部や凸条による連結
に加えて、又はこれに代えて、図30〜図33に示すような
別の連結部材30を用いて内側側板3と外側側板4とを連
結固定することもできる。つまり、ここでは、互いに隣
接する内側側板3と外側側板4との端部同士を着脱自在
な連結部材30にて連結してなる。先ず、図30及び図31に
示した連結部材30は、合成樹脂の射出成形等により互い
に直交する方向で略L形に一体成形された連結片30A 、
30B の一方の連結片30B に、先端に膨出部30D を有する
打ち込みピン30C を形成してなり、他方の連結片30A を
外側側板4の端部外縁に係止した状態で前記打ち込みピ
ン30C を内側側板3の端部外表面から圧入し、連結片30
B を外側側板4の側端面と内側側板3の外表面に当接し
た状態で取り付けることで内側側板3と外側側板4との
端部同士を連結固定するものである。この連結部材30に
よる連結においては、連結部材30の一方の連結片30A に
より外側側板4の外方への動きが規制され、又、内側側
板3の内方へ動きは打ち込みピン30C 先端の膨出部30D
が内側側板3内部に保持されることで規制される。尚、
内側側板3の外方への開きについては、先に述べたよう
に内側側板3と底板2との接合面の互いの当接により防
止されている。従って、内側側板3及び外側側板4は、
それぞれ内外両方向への動きが規制された状態で強固に
連結固定されることとなり、組立容器1の強度は大きい
ものとなる。次に、図32、図33に示した連結部材30にあ
っては、合成樹脂等により板状に形成された連結片30E
の両端部のそれぞれに爪片30F 、30G が折曲形成されて
おり、一端の爪片30F を外側側板4の側端外縁に係止し
た状態で他端の爪片30G を内側側板3の外表面から圧入
することで内側側板3と外側側板4とを連結してなるも
のである。この場合には、連結部材30両端の爪片30F,30
G により外側側板4の外方への動きを規制するととも
に、内側側板3の内方への動きは外側側板4内面に設け
た係止凸条15が内側側板3の側端部内縁に当接係止する
ことで規制される。このように、連結部材30を用いて内
側側板3と外側側板4とを連結するものでは、組立時に
は隣接する内側側板3と外側側板4を連結部材30にて連
結固定し、又、折り畳み時にはこの連結部材30を取り外
して折り畳むのである。
板3と外側側板4との連結構造は、いずれもこれらの側
板と一体に形成された嵌合凸部や凸条であるが、本組立
容器1においては、これらの嵌合凸部や凸条による連結
に加えて、又はこれに代えて、図30〜図33に示すような
別の連結部材30を用いて内側側板3と外側側板4とを連
結固定することもできる。つまり、ここでは、互いに隣
接する内側側板3と外側側板4との端部同士を着脱自在
な連結部材30にて連結してなる。先ず、図30及び図31に
示した連結部材30は、合成樹脂の射出成形等により互い
に直交する方向で略L形に一体成形された連結片30A 、
30B の一方の連結片30B に、先端に膨出部30D を有する
打ち込みピン30C を形成してなり、他方の連結片30A を
外側側板4の端部外縁に係止した状態で前記打ち込みピ
ン30C を内側側板3の端部外表面から圧入し、連結片30
B を外側側板4の側端面と内側側板3の外表面に当接し
た状態で取り付けることで内側側板3と外側側板4との
端部同士を連結固定するものである。この連結部材30に
よる連結においては、連結部材30の一方の連結片30A に
より外側側板4の外方への動きが規制され、又、内側側
板3の内方へ動きは打ち込みピン30C 先端の膨出部30D
が内側側板3内部に保持されることで規制される。尚、
内側側板3の外方への開きについては、先に述べたよう
に内側側板3と底板2との接合面の互いの当接により防
止されている。従って、内側側板3及び外側側板4は、
それぞれ内外両方向への動きが規制された状態で強固に
連結固定されることとなり、組立容器1の強度は大きい
ものとなる。次に、図32、図33に示した連結部材30にあ
っては、合成樹脂等により板状に形成された連結片30E
の両端部のそれぞれに爪片30F 、30G が折曲形成されて
おり、一端の爪片30F を外側側板4の側端外縁に係止し
た状態で他端の爪片30G を内側側板3の外表面から圧入
することで内側側板3と外側側板4とを連結してなるも
のである。この場合には、連結部材30両端の爪片30F,30
G により外側側板4の外方への動きを規制するととも
に、内側側板3の内方への動きは外側側板4内面に設け
た係止凸条15が内側側板3の側端部内縁に当接係止する
ことで規制される。このように、連結部材30を用いて内
側側板3と外側側板4とを連結するものでは、組立時に
は隣接する内側側板3と外側側板4を連結部材30にて連
結固定し、又、折り畳み時にはこの連結部材30を取り外
して折り畳むのである。
【0063】図34〜図37に示すものは、本発明に係る組
立容器1の更に他実施例を示すものである。ここでも基
本的な構造は上記した実施例と同様であるが、この実施
例においては、内側側板3及び外側側板4をそれぞれ上
下の部分3A、3B及び4A、4Bに分割してそれぞれヒンジ部
5、6を介して内方へ折曲可能に連結するとともに、両
側板3、4の下部3B、4Bをそれぞれ底板2の四周に対し
て着脱自在に連結して組立容器1を構成してなる。従っ
て、この組立容器1においては、前記の実施例のものと
全く同様に内側側板3と外側側板4とを底板2に対して
重ねるように折り畳むことができるうえに、必要に応じ
てこれらの底板2、内側側板3、及び外側側板4を互い
に分離して輸送、保管することができ、より一層の減容
効果を達成することが可能となる。図例のものは、内側
側板3及び外側側板4の下部3B、4Bの内面側に突出する
複数の嵌合凸部40・・を設けてなり、一方、これと連結
される底板2の四周縁には、その下面及び外周面に開口
し、前記嵌合凸部40に嵌合係止しうる嵌合凹部41・・を
形成してなり、この嵌合凸部40と嵌合凹部41との凹凸嵌
合により底板2の周囲に内側側板3と外側側板4とを連
結固定するものである。図例の嵌合凸部40と嵌合凹部41
との凹凸嵌合の構造を図38に基づいて更に詳細に説明す
れば、嵌合凸部40は図38(イ)、(ロ)、(ハ)に示す
ようにその基端側に較べて先端側が前後、左右に寸法w
4、w5、w6分だけ巾広に形成されており、一方、この嵌
合凸部40と互いに凹凸嵌合する底板2の嵌合凹部41は、
該底板2の外周縁、及び下面に開口するとともに、前記
嵌合凸部41の形状に対応して開口縁に較べて奥部に向か
うに従って、その、前後、左右の巾が寸法w4、w5、w6分
だけ広く形成されている。このような嵌合凸部40と嵌合
凹部41との凹凸関係により連結される底板2と内側側板
3(外側側板4も同様である。)との連結状態において
は、先ず図38(イ)の平断面で示すように、嵌合凸部40
の先端部が基端部に対して、かつ嵌合凹部41の奥部の巾
が底板2外周縁側の開口縁の巾に較べてそれぞれ左右に
寸法w4だけ広く形成されていることから、嵌合凸部40は
嵌合凹部41から側方へ容易には脱落することなく連結さ
れており、底板2と内側側板3とが互いに離間すること
が防止される。又、図38(ロ)及び(ハ)の縦断面に示
されるように、嵌合凸部40の上面側は下面側に対して、
嵌合凹部41においてはその下面開口縁側に較べて上方奥
部側がそれぞれ左右及び前後に寸法w5、w6分だけ広く形
成されていて嵌合凸部41が嵌合凹部41から下方へ容易に
脱落することなく連結されており、底板2が内側側板3
に対して上方へ外れることなく連結されているのであ
る。尚、この実施例においても、組立容器1の組み立て
状態における強度を付与する構造として、既に述べた図
1に示す実施例や図21に示す実施例と同様に内側側板3
と外側側板4との間を嵌合凸部7と嵌合凹部8、内外の
係止凸条15、16等によって連結するようにしている。
立容器1の更に他実施例を示すものである。ここでも基
本的な構造は上記した実施例と同様であるが、この実施
例においては、内側側板3及び外側側板4をそれぞれ上
下の部分3A、3B及び4A、4Bに分割してそれぞれヒンジ部
5、6を介して内方へ折曲可能に連結するとともに、両
側板3、4の下部3B、4Bをそれぞれ底板2の四周に対し
て着脱自在に連結して組立容器1を構成してなる。従っ
て、この組立容器1においては、前記の実施例のものと
全く同様に内側側板3と外側側板4とを底板2に対して
重ねるように折り畳むことができるうえに、必要に応じ
てこれらの底板2、内側側板3、及び外側側板4を互い
に分離して輸送、保管することができ、より一層の減容
効果を達成することが可能となる。図例のものは、内側
側板3及び外側側板4の下部3B、4Bの内面側に突出する
複数の嵌合凸部40・・を設けてなり、一方、これと連結
される底板2の四周縁には、その下面及び外周面に開口
し、前記嵌合凸部40に嵌合係止しうる嵌合凹部41・・を
形成してなり、この嵌合凸部40と嵌合凹部41との凹凸嵌
合により底板2の周囲に内側側板3と外側側板4とを連
結固定するものである。図例の嵌合凸部40と嵌合凹部41
との凹凸嵌合の構造を図38に基づいて更に詳細に説明す
れば、嵌合凸部40は図38(イ)、(ロ)、(ハ)に示す
ようにその基端側に較べて先端側が前後、左右に寸法w
4、w5、w6分だけ巾広に形成されており、一方、この嵌
合凸部40と互いに凹凸嵌合する底板2の嵌合凹部41は、
該底板2の外周縁、及び下面に開口するとともに、前記
嵌合凸部41の形状に対応して開口縁に較べて奥部に向か
うに従って、その、前後、左右の巾が寸法w4、w5、w6分
だけ広く形成されている。このような嵌合凸部40と嵌合
凹部41との凹凸関係により連結される底板2と内側側板
3(外側側板4も同様である。)との連結状態において
は、先ず図38(イ)の平断面で示すように、嵌合凸部40
の先端部が基端部に対して、かつ嵌合凹部41の奥部の巾
が底板2外周縁側の開口縁の巾に較べてそれぞれ左右に
寸法w4だけ広く形成されていることから、嵌合凸部40は
嵌合凹部41から側方へ容易には脱落することなく連結さ
れており、底板2と内側側板3とが互いに離間すること
が防止される。又、図38(ロ)及び(ハ)の縦断面に示
されるように、嵌合凸部40の上面側は下面側に対して、
嵌合凹部41においてはその下面開口縁側に較べて上方奥
部側がそれぞれ左右及び前後に寸法w5、w6分だけ広く形
成されていて嵌合凸部41が嵌合凹部41から下方へ容易に
脱落することなく連結されており、底板2が内側側板3
に対して上方へ外れることなく連結されているのであ
る。尚、この実施例においても、組立容器1の組み立て
状態における強度を付与する構造として、既に述べた図
1に示す実施例や図21に示す実施例と同様に内側側板3
と外側側板4との間を嵌合凸部7と嵌合凹部8、内外の
係止凸条15、16等によって連結するようにしている。
【0064】更に、図39〜図43に示すものは、前記と同
様に底板2に対して内側側板3及び外側側板4を着脱自
在に連結した組立容器1において、底板2と、内側側板
3及び外側側板4との連結構造をより強固になさしめた
例である。ここでは、底板2と、内側側板3及び外側側
板4との間に前記のような嵌合凸部40及び嵌合凹部41に
よる凹凸嵌合による連結構造に加えて、別部材として作
成された連結部材43を着脱自在に設けたものである。こ
の連結部材43は図41〜図43に示すように、合成樹脂の押
出成形あるいは射出成形等により作成され、底板2及び
外側側板4(内側側板3の場合も同様)の下面に当接す
る水平片43A と、外側側板4の外面に当接する垂直片43
B とで断面略L形に形成されるとともに、前記水平片43
A の上面に突設した底板2の下面に対する打ち込みピン
43C と、垂直片43B の内面に突設した外側側板4の外面
に対する打ち込みピン43D とにより底板2と外側側板4
とを連結固定するものであり、この連結部材43は組立容
器1の組み立て時に取り付けてもよいし、予めこの連結
部材43により底板2と内側側板3及び外側側板4とを連
結したうえで、内側側板3と外側側板4とを底板2上に
折り重ねておいてもよい。そして、底板2から内側側板
3や外側側板4を分離する場合は、この連結部材43は取
り外される。
様に底板2に対して内側側板3及び外側側板4を着脱自
在に連結した組立容器1において、底板2と、内側側板
3及び外側側板4との連結構造をより強固になさしめた
例である。ここでは、底板2と、内側側板3及び外側側
板4との間に前記のような嵌合凸部40及び嵌合凹部41に
よる凹凸嵌合による連結構造に加えて、別部材として作
成された連結部材43を着脱自在に設けたものである。こ
の連結部材43は図41〜図43に示すように、合成樹脂の押
出成形あるいは射出成形等により作成され、底板2及び
外側側板4(内側側板3の場合も同様)の下面に当接す
る水平片43A と、外側側板4の外面に当接する垂直片43
B とで断面略L形に形成されるとともに、前記水平片43
A の上面に突設した底板2の下面に対する打ち込みピン
43C と、垂直片43B の内面に突設した外側側板4の外面
に対する打ち込みピン43D とにより底板2と外側側板4
とを連結固定するものであり、この連結部材43は組立容
器1の組み立て時に取り付けてもよいし、予めこの連結
部材43により底板2と内側側板3及び外側側板4とを連
結したうえで、内側側板3と外側側板4とを底板2上に
折り重ねておいてもよい。そして、底板2から内側側板
3や外側側板4を分離する場合は、この連結部材43は取
り外される。
【0065】図44〜図46に示すものは、底板2と、内側
側板3及び外側側板4との連結構造の更に他の実施例を
示すものである。この実施例では、内側側板3及び外側
側板4の下部3B、4Bのそれぞれの下端部から内方へ係止
段部35、45を設けるとともに、該係止段部35、45の上面
からそれぞれの側板下部3B、4B内面にかけて略L字形に
連続する嵌合凸条36、46を所定の位置に複数設けてな
る。一方、この内側側板3、及び外側側板4と連結され
る底板2は、その外周端面の上部を側方へ突出して前記
内側側板3、外側側板4の係止段部35、45と互いに係止
する係止段部25を周設するとともに、該係止段部25の外
面及び下面に略L字形に連続し前記内側側板3及び外側
側板4の嵌合凸条36、46に対応する嵌合凹条26を設けて
いる。前記嵌合凸条36及び46と嵌合凹条26とは、図45、
図46に示すように、小径の首部46a(36a )を介して先
端側に膨出した頭部46b (36b )を連接した形状に形成
され、これに対応する嵌合凹条26は前記嵌合凸条36、46
の形状に対応して巾狭の開口縁26a と巾の広い奥部26b
とで形成されており、発泡合成樹脂の弾力性を利用して
前記嵌合凸条36、46先端の膨出した頭部36b 、46b を嵌
合凹条25の巾狭の開口縁25a から圧入することで両者は
強固に嵌合連結される。この連結状態においては、底板
2の外周に設けた係止段部25が内側側板3及び外側側板
4の係止段部35、45上に支持されるとともに、該係止段
部35、45上に形成された嵌合凸条36、46先端の膨出した
頭部36b 、46b が底板2の係止段部25下面に形成された
嵌合凹条26の奥部26b に嵌合係止されることで、底板2
の上方への浮き上がりが防止されると同時に、内側側板
3と外側側板4の内面側に延びた嵌合凸条36、46と底板
2の係止段部25外面に形成された嵌合凹条とが前記と同
様に嵌合連結されることで、底板2から内側側板3及び
外側側板4とが横方向に外れることも防止されるのであ
る。
側板3及び外側側板4との連結構造の更に他の実施例を
示すものである。この実施例では、内側側板3及び外側
側板4の下部3B、4Bのそれぞれの下端部から内方へ係止
段部35、45を設けるとともに、該係止段部35、45の上面
からそれぞれの側板下部3B、4B内面にかけて略L字形に
連続する嵌合凸条36、46を所定の位置に複数設けてな
る。一方、この内側側板3、及び外側側板4と連結され
る底板2は、その外周端面の上部を側方へ突出して前記
内側側板3、外側側板4の係止段部35、45と互いに係止
する係止段部25を周設するとともに、該係止段部25の外
面及び下面に略L字形に連続し前記内側側板3及び外側
側板4の嵌合凸条36、46に対応する嵌合凹条26を設けて
いる。前記嵌合凸条36及び46と嵌合凹条26とは、図45、
図46に示すように、小径の首部46a(36a )を介して先
端側に膨出した頭部46b (36b )を連接した形状に形成
され、これに対応する嵌合凹条26は前記嵌合凸条36、46
の形状に対応して巾狭の開口縁26a と巾の広い奥部26b
とで形成されており、発泡合成樹脂の弾力性を利用して
前記嵌合凸条36、46先端の膨出した頭部36b 、46b を嵌
合凹条25の巾狭の開口縁25a から圧入することで両者は
強固に嵌合連結される。この連結状態においては、底板
2の外周に設けた係止段部25が内側側板3及び外側側板
4の係止段部35、45上に支持されるとともに、該係止段
部35、45上に形成された嵌合凸条36、46先端の膨出した
頭部36b 、46b が底板2の係止段部25下面に形成された
嵌合凹条26の奥部26b に嵌合係止されることで、底板2
の上方への浮き上がりが防止されると同時に、内側側板
3と外側側板4の内面側に延びた嵌合凸条36、46と底板
2の係止段部25外面に形成された嵌合凹条とが前記と同
様に嵌合連結されることで、底板2から内側側板3及び
外側側板4とが横方向に外れることも防止されるのであ
る。
【0066】更に、図47に示すものは、底板2と、内側
側板3及び外側側板4との連結構造の更に他の実施例を
示すものである。この実施例では、内側側板3及び外側
側板4の下部3B、4Bに設けた係止段部35、45の上面に、
それらの側板内面側に較べて先端側を巾広とした嵌合凸
部37、47を所定の位置に複数設ける一方、底板2の外周
端面に設けた係止段部25に前記内側側板3及び外側側板
4の嵌合凸部37、47に対応して開口縁より奥部の巾を大
とした嵌合凹部27を設けてなり、前記嵌合凸部37、47と
嵌合凹部27とを嵌合連結するものである。
側板3及び外側側板4との連結構造の更に他の実施例を
示すものである。この実施例では、内側側板3及び外側
側板4の下部3B、4Bに設けた係止段部35、45の上面に、
それらの側板内面側に較べて先端側を巾広とした嵌合凸
部37、47を所定の位置に複数設ける一方、底板2の外周
端面に設けた係止段部25に前記内側側板3及び外側側板
4の嵌合凸部37、47に対応して開口縁より奥部の巾を大
とした嵌合凹部27を設けてなり、前記嵌合凸部37、47と
嵌合凹部27とを嵌合連結するものである。
【0067】そして、図48に示したものは、本発明に係
る組立容器を製造する場合の一つの方法を説明するもの
である。即ち、発泡合成樹脂製の本組立容器を製造する
に際して、図面に示すように、底板2と、これに折り畳
み自在に連結される一組の内側側板3、3とを上下に重
ねた状態で一体に成形したうえで、これを底板2と内側
側板3、3とのヒンジ部5を残して図中創造線Xで示す
部分で互いに切断して図49に示すように底板2に対して
内側側板3を引き起こし、かつ、底板2上に折り重ねる
ように折曲可能に連結したものである。このように、底
板2とこれに折曲可能に連結される内側側板3、3とを
一体に成形することにより、組立容器を発泡合成樹脂で
形成する際の製造工程を合理化することができる。
る組立容器を製造する場合の一つの方法を説明するもの
である。即ち、発泡合成樹脂製の本組立容器を製造する
に際して、図面に示すように、底板2と、これに折り畳
み自在に連結される一組の内側側板3、3とを上下に重
ねた状態で一体に成形したうえで、これを底板2と内側
側板3、3とのヒンジ部5を残して図中創造線Xで示す
部分で互いに切断して図49に示すように底板2に対して
内側側板3を引き起こし、かつ、底板2上に折り重ねる
ように折曲可能に連結したものである。このように、底
板2とこれに折曲可能に連結される内側側板3、3とを
一体に成形することにより、組立容器を発泡合成樹脂で
形成する際の製造工程を合理化することができる。
【0068】更に、図50、図51に示したものは、上記の
ように底板2と内側側板3、3とを一体に成形する場合
の他実施例を示すものであって、ここでは、底板2と内
側側板3とにおける互いの当接面2a、3bのいずれか一方
に先端を膨出して形成した嵌合凸部39を設け、他方に前
記嵌合凸部39に対応する嵌合凹部29を形成してなり、底
板2から内側側板3を立起状態に引き起こした際に、前
記嵌合凸部39と嵌合凹部29との嵌合関係により、内側側
板3の立起状態を保持することで、組立容器1の強度の
向上を図ったものである。
ように底板2と内側側板3、3とを一体に成形する場合
の他実施例を示すものであって、ここでは、底板2と内
側側板3とにおける互いの当接面2a、3bのいずれか一方
に先端を膨出して形成した嵌合凸部39を設け、他方に前
記嵌合凸部39に対応する嵌合凹部29を形成してなり、底
板2から内側側板3を立起状態に引き起こした際に、前
記嵌合凸部39と嵌合凹部29との嵌合関係により、内側側
板3の立起状態を保持することで、組立容器1の強度の
向上を図ったものである。
【0069】図52に示したものは、上記のように底板2
と内側側板3とを一体に形成する場合におけるヒンジ部
5の形成方法の例を示すものである。即ち、図52(イ)
として示したものは、既に説明したが、金型温度を適宜
調節することで成形品の表面に非発泡の補強された表皮
層13が形成されるようにしておき、この補強表皮層13を
ヒンジ部5として利用することができる。又、図52
(ロ)に示したものは、底板2と内側側板3とを一体に
成形した後に、両者の当接面となる2a、3b部分の表面を
熱溶融させてここに非発泡の補強表皮層13を設けてヒン
ジ部5を形成する方法である。この場合、前記補強表皮
層13は、接合面2a、3bの長さ方向の全長にわたって設け
てもよいが、長さ方向の適宜な位置に断続的に設けるよ
うにしてもよい。更に、図52(ハ)に示すものは、底板
2と内側側板3とを一体に成形する際に、両者の当接面
となる2a、3b部分の長さ方向の適所に肉厚部分13’を成
形しておき、この肉厚部分13’をヒンジ部5としてなる
方法である。更に、図52(ニ)に示すものは、底板2と
内側側板3とを一体に成形する際に、両者の当接面とな
る2a、3bが接合する角部に肉盛部13”を成形しておき、
この肉盛部13”をヒンジ部5としてなる方法であり、こ
の場合、肉盛部13”は接合部の長さ方向の全長に設ける
こともできるが、所定の間隔をおいて複数箇所に設ける
だけでもよい。
と内側側板3とを一体に形成する場合におけるヒンジ部
5の形成方法の例を示すものである。即ち、図52(イ)
として示したものは、既に説明したが、金型温度を適宜
調節することで成形品の表面に非発泡の補強された表皮
層13が形成されるようにしておき、この補強表皮層13を
ヒンジ部5として利用することができる。又、図52
(ロ)に示したものは、底板2と内側側板3とを一体に
成形した後に、両者の当接面となる2a、3b部分の表面を
熱溶融させてここに非発泡の補強表皮層13を設けてヒン
ジ部5を形成する方法である。この場合、前記補強表皮
層13は、接合面2a、3bの長さ方向の全長にわたって設け
てもよいが、長さ方向の適宜な位置に断続的に設けるよ
うにしてもよい。更に、図52(ハ)に示すものは、底板
2と内側側板3とを一体に成形する際に、両者の当接面
となる2a、3b部分の長さ方向の適所に肉厚部分13’を成
形しておき、この肉厚部分13’をヒンジ部5としてなる
方法である。更に、図52(ニ)に示すものは、底板2と
内側側板3とを一体に成形する際に、両者の当接面とな
る2a、3bが接合する角部に肉盛部13”を成形しておき、
この肉盛部13”をヒンジ部5としてなる方法であり、こ
の場合、肉盛部13”は接合部の長さ方向の全長に設ける
こともできるが、所定の間隔をおいて複数箇所に設ける
だけでもよい。
【0070】尚、上記の場合はいずれも底板2と内側側
板3との形成時にヒンジ部5を設ける場合を示したが、
底板2と内側側板3とを一体成形して両者を完全に分離
した後に、図11〜図14、図16〜図20に示したようなヒン
ジ構造を後で設けるようにしてもよい。そして、上記の
ように成形された底板2及び内側側板3は、図49に示す
ように、これらと別部材として成形された外側側板4に
対して、それらの対応する位置に設けられた嵌合凸部48
と嵌合凹部28等により嵌合連結されて組立容器が構成さ
れるのである。又、組み立て後の内側側板3と外側側板
4は、先に述べたような嵌合凸部7と嵌合凹部8との嵌
合構造等の適宜手段により互いに連結されるのである。
板3との形成時にヒンジ部5を設ける場合を示したが、
底板2と内側側板3とを一体成形して両者を完全に分離
した後に、図11〜図14、図16〜図20に示したようなヒン
ジ構造を後で設けるようにしてもよい。そして、上記の
ように成形された底板2及び内側側板3は、図49に示す
ように、これらと別部材として成形された外側側板4に
対して、それらの対応する位置に設けられた嵌合凸部48
と嵌合凹部28等により嵌合連結されて組立容器が構成さ
れるのである。又、組み立て後の内側側板3と外側側板
4は、先に述べたような嵌合凸部7と嵌合凹部8との嵌
合構造等の適宜手段により互いに連結されるのである。
【0071】最後に、図53、図54に示したものは、上記
のように底板2と内側側板3、3とを一体に成形する方
法を更に進めた組立容器の製造方法を示すものである。
つまり、この方法は、底板2と内側側板3、3とを前記
と同様に予め一体に成形するのであるが、更に、両内側
側板3の間に仕切板50をこれらの底板2及び内側側板3
と一体に成形しておき、前記の内側側板3の場合と同様
に成形後に底板2から仕切板50を切り離すことで底板2
上に折り畳み自在に設けるものである。尚、この場合の
仕切板50と底板2との連結部の折り畳み構造としては、
上記した内側側板3の場合と全く同様の構造のものを採
用することができる。
のように底板2と内側側板3、3とを一体に成形する方
法を更に進めた組立容器の製造方法を示すものである。
つまり、この方法は、底板2と内側側板3、3とを前記
と同様に予め一体に成形するのであるが、更に、両内側
側板3の間に仕切板50をこれらの底板2及び内側側板3
と一体に成形しておき、前記の内側側板3の場合と同様
に成形後に底板2から仕切板50を切り離すことで底板2
上に折り畳み自在に設けるものである。尚、この場合の
仕切板50と底板2との連結部の折り畳み構造としては、
上記した内側側板3の場合と全く同様の構造のものを採
用することができる。
【0072】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る発泡合
成樹脂製組立容器は、その基本とする折り畳み構造とし
て、底板と、この底板の周囲に立設される相対向する二
組の側板とからなる発泡合成樹脂製容器であって、前記
二組の側板は、一組の側板の両側端面にこれと隣接する
他の一組の側板の内面が当接して両側から挟み込む状態
で互いに分離して設け、内側の一組の側板は、該側板内
面と底板上面との接合部を支点として底板に重なるよう
に内方へ折曲可能に底板に連結し、外側の一組の側板
は、所定の高さで上下に分割し、分割された側板上部を
底板に固定した側板下部に対してその内面側を支点とし
て前記内側側板の上に重なるように内方へ折曲可能に連
結した構成を有する。したがって、この組立容器は、空
の容器の保管時や輸送時には底板上に内側側板と外側側
板とを折り重ねた状態とし、使用に際しては、相対向す
る二組の側板を底板から順次引き起こすだけで簡単に組
み立てることができ、又、使用後は再び側板を底板に対
して順次折り重ねるように畳むだけでよく、組み立て、
折り畳み時の作業が極めて簡単である。しかも、折り畳
んだ状態では、底板上に二組の側板が略完全に重なり合
うことから、組み立て時に対する減容比も大きく、作業
性と減容比といった従来の組立容器における問題点を同
時に解決しうる。又、組み立て時の容器強度の点におい
ても、本組立容器においては、各側板をその内面側を支
点として内方に折曲可能に設けたことで、内側側板にお
いては底板との当接面、又、外側側板においてはその上
部と下部との当接面の互いの当接により、これらの側板
が外側へ開くことが防止され、かつ外側側板はその内面
が内側側板の側端面に当接することで内方への動きが規
制され、又、内側側板は両側から隣接する外側側板によ
って挾持されることで動きが規制されている。
成樹脂製組立容器は、その基本とする折り畳み構造とし
て、底板と、この底板の周囲に立設される相対向する二
組の側板とからなる発泡合成樹脂製容器であって、前記
二組の側板は、一組の側板の両側端面にこれと隣接する
他の一組の側板の内面が当接して両側から挟み込む状態
で互いに分離して設け、内側の一組の側板は、該側板内
面と底板上面との接合部を支点として底板に重なるよう
に内方へ折曲可能に底板に連結し、外側の一組の側板
は、所定の高さで上下に分割し、分割された側板上部を
底板に固定した側板下部に対してその内面側を支点とし
て前記内側側板の上に重なるように内方へ折曲可能に連
結した構成を有する。したがって、この組立容器は、空
の容器の保管時や輸送時には底板上に内側側板と外側側
板とを折り重ねた状態とし、使用に際しては、相対向す
る二組の側板を底板から順次引き起こすだけで簡単に組
み立てることができ、又、使用後は再び側板を底板に対
して順次折り重ねるように畳むだけでよく、組み立て、
折り畳み時の作業が極めて簡単である。しかも、折り畳
んだ状態では、底板上に二組の側板が略完全に重なり合
うことから、組み立て時に対する減容比も大きく、作業
性と減容比といった従来の組立容器における問題点を同
時に解決しうる。又、組み立て時の容器強度の点におい
ても、本組立容器においては、各側板をその内面側を支
点として内方に折曲可能に設けたことで、内側側板にお
いては底板との当接面、又、外側側板においてはその上
部と下部との当接面の互いの当接により、これらの側板
が外側へ開くことが防止され、かつ外側側板はその内面
が内側側板の側端面に当接することで内方への動きが規
制され、又、内側側板は両側から隣接する外側側板によ
って挾持されることで動きが規制されている。
【0073】更に、本発明では、前記の基本構造に加え
て、発泡合成樹脂の有する弾力性を利用した嵌合構造、
あるいは係合構造を採用することで、組立後の容器強度
を一層大きなものとして従来技術における問題を解決し
た。即ち、先ず、外側側板の内面と内側側板の側端面と
の当接面に互いに嵌合する嵌合凸部と嵌合凹部を設け、
かつ嵌合凸部をその外面側に較べて内面側を大とし、発
泡合成樹脂の弾力性を利用して前記両嵌合部を互いに嵌
合することで、内側側板が外側に拡がることが確実に防
止され、かつ、嵌合凹部の側板外面側の開口縁からこれ
より巾の大きな嵌合凸部が圧入されて互いに嵌合するこ
とで、内側側板の内方への動きも規制され、組立後の容
器強度は極めて大きなものとなる。
て、発泡合成樹脂の有する弾力性を利用した嵌合構造、
あるいは係合構造を採用することで、組立後の容器強度
を一層大きなものとして従来技術における問題を解決し
た。即ち、先ず、外側側板の内面と内側側板の側端面と
の当接面に互いに嵌合する嵌合凸部と嵌合凹部を設け、
かつ嵌合凸部をその外面側に較べて内面側を大とし、発
泡合成樹脂の弾力性を利用して前記両嵌合部を互いに嵌
合することで、内側側板が外側に拡がることが確実に防
止され、かつ、嵌合凹部の側板外面側の開口縁からこれ
より巾の大きな嵌合凸部が圧入されて互いに嵌合するこ
とで、内側側板の内方への動きも規制され、組立後の容
器強度は極めて大きなものとなる。
【0074】更に、この場合に外側側板に設けた嵌合凸
部と嵌合凹部との形状を、両者の当接面における開口縁
の巾より奥部の巾が大となるように形成することで、嵌
合凹部の開口縁から巾の大きな嵌合凸部が圧入、嵌合す
ることで内側側板と外側側板とが強固に連結されて外側
側板の外側への開きも防止されて組立時の容器強度はよ
り大きなものとなる。
部と嵌合凹部との形状を、両者の当接面における開口縁
の巾より奥部の巾が大となるように形成することで、嵌
合凹部の開口縁から巾の大きな嵌合凸部が圧入、嵌合す
ることで内側側板と外側側板とが強固に連結されて外側
側板の外側への開きも防止されて組立時の容器強度はよ
り大きなものとなる。
【0075】又、外側側板の内面に、内側側板の側端内
縁に当接する係止凸部を設けたものでは、該係止凸部が
側端内縁側板の側端内面に当接係止することで内側側板
の内方への動きが規制されて組立後の容器強度が大きな
ものとなる。
縁に当接する係止凸部を設けたものでは、該係止凸部が
側端内縁側板の側端内面に当接係止することで内側側板
の内方への動きが規制されて組立後の容器強度が大きな
ものとなる。
【0076】更に、外側側板の内面に内側側板の側端内
外縁のそれぞれに当接する係止凸条を設けた場合には、
前記二条の係止凸条が外側側板内面に当接する内側側板
の側端を挟み込む状態でその内外縁に当接係止すること
で内側側板の内外両方への動きが規制されて容器の強度
を向上させるだけでなく、隣接する内側側板と外側側板
との接合部に密閉性を付与して組立容器の気密性、保冷
性を向上させ、この点における従来の組立容器の問題点
も解決しうる。
外縁のそれぞれに当接する係止凸条を設けた場合には、
前記二条の係止凸条が外側側板内面に当接する内側側板
の側端を挟み込む状態でその内外縁に当接係止すること
で内側側板の内外両方への動きが規制されて容器の強度
を向上させるだけでなく、隣接する内側側板と外側側板
との接合部に密閉性を付与して組立容器の気密性、保冷
性を向上させ、この点における従来の組立容器の問題点
も解決しうる。
【0077】又、外側側板と内側側板とのそれぞれの当
接面に係合凸条とこれに対応する係合凹条を設けること
で、内側側板の内外両方へ動きを規制して容器に強度を
付与すると同時に、この係合凸条が隣接する内側側板と
外側側板との接合部に密閉性を付与して組立容器の気密
性、保冷性を向上させる。
接面に係合凸条とこれに対応する係合凹条を設けること
で、内側側板の内外両方へ動きを規制して容器に強度を
付与すると同時に、この係合凸条が隣接する内側側板と
外側側板との接合部に密閉性を付与して組立容器の気密
性、保冷性を向上させる。
【0078】外側側板の内面に内側側板の側端内縁又は
外縁に当接する係止凸条を設け、かつ外側側板と内側側
板との当接面に係合凸条と係合凹条を設けた容器では、
前記係合凸条と係合凹条との係合により内側側板の内外
両方への動きを規制するとともに、外側側板内面の係止
凸条が内側側板の内方又は外方への動きを規制して容器
強度をより向上させる。更に、前記係合凸条、係止凸条
は、隣接する内側側板と外側側板との接合部に密閉性を
付与して組立容器の気密性、保冷性を向上させる。
外縁に当接する係止凸条を設け、かつ外側側板と内側側
板との当接面に係合凸条と係合凹条を設けた容器では、
前記係合凸条と係合凹条との係合により内側側板の内外
両方への動きを規制するとともに、外側側板内面の係止
凸条が内側側板の内方又は外方への動きを規制して容器
強度をより向上させる。更に、前記係合凸条、係止凸条
は、隣接する内側側板と外側側板との接合部に密閉性を
付与して組立容器の気密性、保冷性を向上させる。
【0079】又、前記のような係合凸条又は係止凸条は
内側側板側に設けても前記と同様の効果を奏する。
内側側板側に設けても前記と同様の効果を奏する。
【0080】更に、互いに隣接する内側側板と外側側板
との端部間を着脱自在な連結部材にて連結することで容
器強度をより一層向上させることができる。
との端部間を着脱自在な連結部材にて連結することで容
器強度をより一層向上させることができる。
【0081】又、内側側板と外側側板とを、それぞれ底
板に対して着脱自在に連結した容器にあっては、容器を
構成する底板や側板を互いに折り重ねて減容しうるだけ
でなく、必要に応じてこれらの部材を分離することで、
より減容した状態での輸送、保管が可能となる。更に、
この場合に、側板と底板との連結部に、両部材に渡って
着脱自在な連結部材を取り付ければ、組立時の容器はよ
り強固なものとなる。
板に対して着脱自在に連結した容器にあっては、容器を
構成する底板や側板を互いに折り重ねて減容しうるだけ
でなく、必要に応じてこれらの部材を分離することで、
より減容した状態での輸送、保管が可能となる。更に、
この場合に、側板と底板との連結部に、両部材に渡って
着脱自在な連結部材を取り付ければ、組立時の容器はよ
り強固なものとなる。
【0082】そして、上記のような組立容器において、
折曲可能に連結された外側側板の上部と下部との間に、
その一方から他方側へ突出してその外面に当接する支持
凸片を設けた容器にあっては、組立状態における外側側
板上部の外側への動きを規制すると同時に、このように
外側側板の外方への動きが規制されることで該外側側板
間に挾持された内側側板の動きも確実に規制され、容器
の強度は向上する。
折曲可能に連結された外側側板の上部と下部との間に、
その一方から他方側へ突出してその外面に当接する支持
凸片を設けた容器にあっては、組立状態における外側側
板上部の外側への動きを規制すると同時に、このように
外側側板の外方への動きが規制されることで該外側側板
間に挾持された内側側板の動きも確実に規制され、容器
の強度は向上する。
【0083】更に、上記のような組立容器を製造するに
際して、底板とこれに折曲可能に連結される側板とを上
下に重ねた状態で一体に成形した後、前記底板と側板と
の間を互いに切り離すことにより、部材の成形工程を合
理化しうるとともに、前記切り離し時にその一端を残し
て両者を折り畳み自在に連結した状態で切り離せば、成
形時に両者の連結部分にヒンジ部を同時に設けることが
でき、製造工程を合理化しうる。更に、前記の側板だけ
でなく、仕切板を底板上に重ねた状態で一体に成形する
ことで、前記側板の場合と同様に底板に対して仕切板を
折り畳み自在とした容器を簡単に製造することができる
のである。
際して、底板とこれに折曲可能に連結される側板とを上
下に重ねた状態で一体に成形した後、前記底板と側板と
の間を互いに切り離すことにより、部材の成形工程を合
理化しうるとともに、前記切り離し時にその一端を残し
て両者を折り畳み自在に連結した状態で切り離せば、成
形時に両者の連結部分にヒンジ部を同時に設けることが
でき、製造工程を合理化しうる。更に、前記の側板だけ
でなく、仕切板を底板上に重ねた状態で一体に成形する
ことで、前記側板の場合と同様に底板に対して仕切板を
折り畳み自在とした容器を簡単に製造することができる
のである。
【図1】 本発明に係る発泡合成樹脂製組立容器の一実
施例の組立状態を示す斜視図。
施例の組立状態を示す斜視図。
【図2】 前記組立容器を折り畳む様子を示す斜視図。
【図3】 前記組立容器を折り畳んだ状態を示す斜視
図。
図。
【図4】 前記組立容器を折り畳む様子を示す縦断側面
図。
図。
【図5】 同じく前記組立容器を折り畳む様子を示す縦
断正面図。
断正面図。
【図6】 組立容器における隣接する側板同士の接合部
の構造の一例を示すものであり、(イ)は斜視図、
(ロ)は縦断正面図、(ハ)縦断側面図、(ニ)は平断
面図である。
の構造の一例を示すものであり、(イ)は斜視図、
(ロ)は縦断正面図、(ハ)縦断側面図、(ニ)は平断
面図である。
【図7】 隣接する側板同士の接合部の構造の他例を示
す斜視図。
す斜視図。
【図8】 図7の接合部の構造の平断面図。
【図9】 補強枠を取り付けた組立容器の実施例を示す
斜視図。
斜視図。
【図10】 前記補強枠取付部分の拡大図。
【図11】 組立容器におけるヒンジ構造の一例を示す縦
断側面図。
断側面図。
【図12】 前記ヒンジ構造を示す要部の斜視図。
【図13】 ヒンジ構造の他例を示す斜視図。
【図14】 ヒンジ構造の更に他例を示す縦断側面図。
【図15】 組立容器の成形時にヒンジ構造を形成する様
子を示すものであり、(イ)は成形時の側板要部を、
(ロ)はヒンジ構造を形成した後の側板要部を示す。
子を示すものであり、(イ)は成形時の側板要部を、
(ロ)はヒンジ構造を形成した後の側板要部を示す。
【図16】 ヒンジ部材の一例を示す縦断側面図。
【図17】 ヒンジ部材の他例を示す縦断側面図。
【図18】 ヒンジ部材の更に他の例を示す縦断側面図。
【図19】 ヒンジ構造の他例を示す側板の斜視図。
【図20】 前記ヒンジ構造に用いるヒンジ部材を示す要
部の縦断側面図。
部の縦断側面図。
【図21】 発泡合成樹脂製組立容器の他実施例を示す斜
視図。
視図。
【図22】 前記組立容器を折り畳む様子を示す斜視図。
【図23】 前記組立容器を折り畳んだ状態を示す斜視
図。
図。
【図24】 前記組立容器を折り畳む様子を示す縦断側面
図。
図。
【図25】 前記組立容器を折り畳む様子を示す縦断正面
図。
図。
【図26】 前記組立容器における隣接する側板同士の接
合部の構造を示す要部の斜視図。
合部の構造を示す要部の斜視図。
【図27】 図26の接合部の構造を示す要部の平断面図。
【図28】 隣接する側板同士の接合部の構造の他例を示
す要部の斜視図。
す要部の斜視図。
【図29】 側板同士の接合部の構造の更に他例を示す要
部の斜視図。
部の斜視図。
【図30】 隣接する側板間の接合部に連結部材を取り付
ける場合の一例を示す要部の斜視図。
ける場合の一例を示す要部の斜視図。
【図31】 図30の連結部材を取り付けた側板接合部の平
断面図。
断面図。
【図32】 側板間の接合部に連結部材を取り付ける場合
の他例を示す要部の斜視図。
の他例を示す要部の斜視図。
【図33】 図32の連結部材を取り付けた側板接合部の平
断面図。
断面図。
【図34】 組立容器の更に他の実施例を示す斜視図。
【図35】 前記組立容器の平面図。
【図36】 前記組立容器の分解斜視図。
【図37】 前記組立容器を折り畳む様子を示し、(イ)
は縦断側面図、(ロ)は縦断正面図である。
は縦断側面図、(ロ)は縦断正面図である。
【図38】 前記組立容器における底板と側板との連結部
の構造を示すものであり、(イ)は平断面図、(ロ)は
縦断側面図、(ハ)は縦断正面図である。
の構造を示すものであり、(イ)は平断面図、(ロ)は
縦断側面図、(ハ)は縦断正面図である。
【図39】 底板と側板との間に連結部材を設けた例を示
す組立容器の分解斜視図。
す組立容器の分解斜視図。
【図40】 前記組立容器の斜視図。
【図41】 前記組立容器における連結部材の取付状態を
示す要部の拡大断面斜視図。
示す要部の拡大断面斜視図。
【図42】 前記組立容器を折り畳む様子を示す縦断側面
図。
図。
【図43】 前記組立容器を折り畳む様子を示す縦断正面
図。
図。
【図44】 組立容器の更に他実施例を示す分解斜視図。
【図45】 前記組立容器における底板と側板との連結構
造を示す要部の拡大断面斜視図。
造を示す要部の拡大断面斜視図。
【図46】 前記底板と側板との連結構造を示すものであ
り、(イ)は平断面図、(ロ)は縦断側面図である。
り、(イ)は平断面図、(ロ)は縦断側面図である。
【図47】 組立容器の他実施例を示す分解斜視図。
【図48】 一体に成形される底板と側板とを示す斜視
図。
図。
【図49】 前記底板と側板を利用した組立容器を組み立
てる様子を示す分解斜視図。
てる様子を示す分解斜視図。
【図50】 底板と側板との折り畳みの様子を示す縦断側
面図。
面図。
【図51】 前記底板と側板を利用した組立容器を組み立
てる様子を示す分解斜視図。
てる様子を示す分解斜視図。
【図52】 底板と側板との連結部のヒンジ構造の例を示
すものであり、(イ)は成形時に形成される非発泡の補
強された表皮層を利用したもの、(ロ)は接合面のみに
補強表皮層を形成したもの、(ハ)は接合面に設けた肉
厚部を利用したもの、更に(ニ)は接合面の角部に肉盛
部を設けたものを示している。
すものであり、(イ)は成形時に形成される非発泡の補
強された表皮層を利用したもの、(ロ)は接合面のみに
補強表皮層を形成したもの、(ハ)は接合面に設けた肉
厚部を利用したもの、更に(ニ)は接合面の角部に肉盛
部を設けたものを示している。
【図53】 底板と側板に加えて仕切板を一体に成形する
製造例であり、(イ)は一体成形物の縦断側面図、
(ロ)は底板から側板と仕切板とを引き起こした状態の
縦断側面図である。
製造例であり、(イ)は一体成形物の縦断側面図、
(ロ)は底板から側板と仕切板とを引き起こした状態の
縦断側面図である。
【図54】 仕切板を設けた組立容器の斜視図。
1:組立容器、 2:底板、 3:内側側板、
4:外側側板、5:ヒンジ部、 6:ヒンジ部、
7:嵌合凸部、 8:嵌合凹部、9:係止凸部、
10:補強枠、 13:補強表皮層、 15:係止凸条、1
6:係止凸条、 17:支持凸片、 18:係合凸条、
19:係合凹条、25:係止段部、 26:嵌合凹条、
27:嵌合凹部、 28:嵌合凹部、29:嵌合凹部、
30:連結部材、 35:係止段部、 36:嵌合凸条、3
7:嵌合凸部、 39:嵌合凸部、 40:嵌合凸部、
41:嵌合凹部、43:連結部材、 45:係止段部、
46:嵌合凸条、 47:嵌合凸部、48:嵌合凸部、
50:仕切板、 60:ヒンジ部材。
4:外側側板、5:ヒンジ部、 6:ヒンジ部、
7:嵌合凸部、 8:嵌合凹部、9:係止凸部、
10:補強枠、 13:補強表皮層、 15:係止凸条、1
6:係止凸条、 17:支持凸片、 18:係合凸条、
19:係合凹条、25:係止段部、 26:嵌合凹条、
27:嵌合凹部、 28:嵌合凹部、29:嵌合凹部、
30:連結部材、 35:係止段部、 36:嵌合凸条、3
7:嵌合凸部、 39:嵌合凸部、 40:嵌合凸部、
41:嵌合凹部、43:連結部材、 45:係止段部、
46:嵌合凸条、 47:嵌合凸部、48:嵌合凸部、
50:仕切板、 60:ヒンジ部材。
Claims (16)
- 【請求項1】 底板と、この底板の周囲に立設される相
対向する二組の側板とからなる発泡合成樹脂製容器であ
って、前記二組の側板を、一組の側板の両側端面にこれ
と隣接する他の一組の側板の内面が当接して両側から挟
み込む状態で互いに分離して設け、内側の一組の側板
は、該側板内面と底板上面との接合部を支点として底板
に重なるように内方へ折曲可能に底板に連結し、外側の
一組の側板は、所定の高さで上下に分割し、分割された
側板上部を底板に固定した側板下部に対してその内面側
を支点として前記内側側板の上に重なるように内方へ折
曲可能に連結してなり、 外側側板の内面における内側側板との当接面に嵌合凸部
を設け、又、内側側板の側端面における前記嵌合凸部に
対応する位置に外側側板との当接面及び側板外面側に開
口し前記嵌合凸部と互いに嵌合係止する嵌合凹部を設け
るとともに、前記嵌合凸部は内側側板の外面側に較べて
内面側が大となるように形成し、前記嵌合凹部は、側板
外面側の開口縁の巾より奥部の巾が大となるように形成
してなる発泡合成樹脂製組立容器。 - 【請求項2】 外側側板に設けた嵌合凸部を、基端部側
に較べて先端部側が大となるように形成するとともに、
内側側板に設けた嵌合凹部を、外側側板との当接面側の
開口縁の巾より奥部の巾が大となるように形成してなる
請求項1記載の発泡合成樹脂製組立容器。 - 【請求項3】 底板と、この底板の周囲に立設される相
対向する二組の側板とからなる発泡合成樹脂製容器であ
って、前記二組の側板を、一組の側板の両側端面にこれ
と隣接する他の一組の側板の内面が当接して両側から挟
み込む状態で互いに分離して設け、内側の一組の側板
は、該側板内面と底板上面との接合部を支点として底板
に重なるように内方へ折曲可能に底板に連結し、外側の
一組の側板は、所定の高さで上下に分割し、分割された
側板上部を底板に固定した側板下部に対してその内面側
を支点として前記内側側板の上に重なるように内方へ折
曲可能に連結してなり、 外側側板の内面における内側側板との当接面に嵌合凸部
を設け、又、内側側板の側端面における前記嵌合凸部に
対応する位置に外側側板との当接面及び側板外面側に開
口し前記嵌合凸部と互いに嵌合係止する嵌合凹部を設け
るとともに、外側側板の内面には、内側側板の側端内縁
に当接する係止凸部を設けてなる発泡合成樹脂製組立容
器。 - 【請求項4】 底板と、この底板の周囲に立設される相
対向する二組の側板とからなる発泡合成樹脂製容器であ
って、前記二組の側板を、一組の側板の両側端面にこれ
と隣接する他の一組の側板の内面が当接して両側から挟
み込む状態で互いに分離して設け、内側の一組の側板
は、該側板内面と底板上面との接合部を支点として底板
に重なるように内方へ折曲可能に底板に連結し、外側の
一組の側板は、所定の高さで上下に分割し、分割された
側板上部を底板に固定した側板下部に対してその内面側
を支点として前記内側側板の上に重なるように内方へ折
曲可能に連結してなり、 外側側板の内面には、内側側板の側端内外縁のそれぞれ
に当接する係止凸条を設けてなる発泡合成樹脂製組立容
器。 - 【請求項5】 底板と、この底板の周囲に立設される相
対向する二組の側板とからなる発泡合成樹脂製容器であ
って、前記二組の側板を、一組の側板の両側端面にこれ
と隣接する他の一組の側板の内面が当接して両側から挟
み込む状態で互いに分離して設け、内側の一組の側板
は、該側板内面と底板上面との接合部を支点として底板
に重なるように内方へ折曲可能に底板に連結し、外側の
一組の側板は、所定の高さで上下に分割し、分割された
側板上部を底板に固定した側板下部に対してその内面側
を支点として前記内側側板の上に重なるように内方へ折
曲可能に連結してなり、 外側側板の内面における内側側板との当接面に係合凸条
を設け、内側側板の側端面における前記係合凸条に対応
する位置に外側側板との当接面に開口し前記係合凸条と
互いに係合する係合凹条を設けてなる発泡合成樹脂製組
立容器。 - 【請求項6】 底板と、この底板の周囲に立設される相
対向する二組の側板とからなる発泡合成樹脂製容器であ
って、前記二組の側板を、一組の側板の両側端面にこれ
と隣接する他の一組の側板の内面が当接して両側から挟
み込む状態で互いに分離して設け、内側の一組の側板
は、該側板内面と底板上面との接合部を支点として底板
に重なるように内方へ折曲可能に底板に連結し、外側の
一組の側板は、所定の高さで上下に分割し、分割された
側板上部を底板に固定した側板下部に対してその内面側
を支点として前記内側側板の上に重なるように内方へ折
曲可能に連結してなり、 外側側板の内面には、内側側板の側端内縁又は外縁に当
接する係止凸条を設け、外側側板の内面における内側側
板との当接面に係合凸条を設け、内側側板の側端面にお
ける前記係合凸条に対応する位置に外側側板との当接面
に開口し前記係合凸条と互いに係合する係合凹条を設け
てなる発泡合成樹脂製組立容器。 - 【請求項7】 底板と、この底板の周囲に立設される相
対向する二組の側板とからなる発泡合成樹脂製容器であ
って、前記二組の側板を、一組の側板の両側端面にこれ
と隣接する他の一組の側板の内面が当接して両側から挟
み込む状態で互いに分離して設け、内側の一組の側板
は、該側板内面と底板上面との接合部を支点として底板
に重なるように内方へ折曲可能に底板に連結し、外側の
一組の側板は、所定の高さで上下に分割し、分割された
側板上部を底板に固定した側板下部に対してその内面側
を支点として前記内側側板の上に重なるように内方へ折
曲可能に連結してなり、 外側側板の内面における内側側板との当接面に嵌合凸部
を設け、又、内側側板の側端面における前記嵌合凸部に
対応する位置に外側側板との当接面及び側板外面側に開
口し前記嵌合凸部と互いに嵌合係止する嵌合凹部を設け
るとともに、外側側板の内面には、内側側板の側端内縁
に当接する係止凸条を設けてなる発泡合成樹脂製組立容
器。 - 【請求項8】 請求項4〜請求項7のいずれかに記載の
組立容器において外側側板に設けられた係合凸条又は係
止凸条を内側側板の端部側に設けるとともに、外側側板
内面に前記係合凸条又は係止凸条と係合する係合凹条を
設けてなる発泡合成樹脂製組立容器。 - 【請求項9】 底板と、この底板の周囲に立設される相
対向する二組の側板とからなる発泡合成樹脂製容器であ
って、前記二組の側板を、一組の側板の両側端面にこれ
と隣接する他の一組の側板の内面が当接して両側から挟
み込む状態で互いに分離して設け、内側の一組の側板
は、該側板内面と底板上面との接合部を支点として底板
に重なるように内方へ折曲可能に底板に連結し、外側の
一組の側板は、所定の高さで上下に分割し、分割された
側板上部を底板に固定した側板下部に対してその内面側
を支点として前記内側側板の上に重なるように内方へ折
曲可能に連結してなり、 互いに隣接する内側側板と外側側板との端部間に、着脱
自在な連結部材を両側板に渡って取り付けてなる発泡合
成樹脂製組立容器。 - 【請求項10】 底板と、この底板の周囲に立設される
相対向する二組の側板とからなる発泡合成樹脂製容器で
あって、前記二組の側板を、一組の側板の両側端面にこ
れと隣接する他の一組の側板の内面が当接して両側から
挟み込む状態で互いに分離して設け、内側の一組の側板
は、該側板内面と底板上面との接合部を支点として底板
に重なるように内方へ折曲可能に底板に連結し、外側の
一組の側板は、所定の高さで上下に分割し、分割された
側板上部を底板に固定した側板下部に対してその内面側
を支点として前記内側側板の上に重なるように内方へ折
曲可能に連結してなり、 内側側板の下部及び外側側板の下部をそれぞれ底板に対
して着脱自在に連結してなる発泡合成樹脂製組立容器。 - 【請求項11】 側板と底板との連結部に、着脱自在な
連結部材を側板と底板に渡って取り付けてなる請求項1
0記載の発泡合成樹脂製組立容器。 - 【請求項12】 上下に分割された外側側板における側
板上部の下端外面から下方へ突出して側板下部外面に当
接する支持凸片を設けてなる請求項1〜請求項11のい
ずれかに記載の発泡合成樹脂製組立容器。 - 【請求項13】 底板と、この底板の周囲に立設される
相対向する二組の側板とからなる発泡合成樹脂製容器で
あって、前記二組の側板を、一組の側板の両側端面にこ
れと隣接する他の一組の側板の内面が当接して両側から
挟み込む状態で互いに分離して設け、内側の一組の側板
は、該側板内面と底板上面との接合部を支点として底板
に重なるように内方へ折曲可能に底板に連結し、外側の
一組の側板は、所定の高さで上下に分割し、分割された
側板上部を底板に固定した側板下部に対してその内面側
を支点として前記内側側板の上に重なるように内方へ折
曲可能に連結してなる組立容器を製造するに際して、 底板とこれに折曲可能に連結される側板とを上下に重ね
た状態で一体に成形した後、前記底板と側板を互いに切
り離すことにより、底板と側板とを形成してなる発泡合
成樹脂製組立容器の製造方法。 - 【請求項14】底板と側板とをその一端を残して互いに
切り離すことにより、前記一端を支点として底板と側板
とを折曲可能に連結してなる請求項13記載の発泡合成
樹脂製組立容器の製造方法。 - 【請求項15】 底板と仕切板とを上下に重ねた状態で
一体に成形した後、前記底板と仕切板とを互いに切り離
すことにより、底板と仕切板とを形成してなる請求項1
3又は請求項14記載の発泡合成樹脂製組立容器の製造
方法。 - 【請求項16】 底底板と仕切板とをその一端を残して
互いに切り離すことにより、前記一端を支点として底板
と仕切板とを折曲可能に連結してなる請求項15記載の
発泡合成樹脂製組立容器の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6701294A JPH07277328A (ja) | 1994-04-05 | 1994-04-05 | 発泡合成樹脂製組立容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6701294A JPH07277328A (ja) | 1994-04-05 | 1994-04-05 | 発泡合成樹脂製組立容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07277328A true JPH07277328A (ja) | 1995-10-24 |
Family
ID=13332587
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6701294A Pending JPH07277328A (ja) | 1994-04-05 | 1994-04-05 | 発泡合成樹脂製組立容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07277328A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009036463A (ja) * | 2007-08-02 | 2009-02-19 | Kurimoto Ltd | 板材組立ダクト |
JP2011001089A (ja) * | 2009-06-18 | 2011-01-06 | Jsp Corp | 折畳み式箱及び折畳み式箱用ヒンジ部材 |
JP2012041059A (ja) * | 2010-08-18 | 2012-03-01 | Sanko Co Ltd | 組立・分解可能容器 |
JP2014141298A (ja) * | 2012-12-27 | 2014-08-07 | Gifu Plast Ind Co Ltd | コンテナ |
JP2015034029A (ja) * | 2013-08-08 | 2015-02-19 | 岐阜プラスチック工業株式会社 | 折り畳みコンテナ |
CN105667941A (zh) * | 2016-03-16 | 2016-06-15 | 云南西格里纳农业科技有限公司 | 折叠保温泡沫箱 |
JP2021168825A (ja) * | 2020-04-16 | 2021-10-28 | 健治 山下 | 金具類及び金釘無し棺 |
JP2022118423A (ja) * | 2021-02-02 | 2022-08-15 | 株式会社イノアックコーポレーション | 折り畳みボックス、保冷ボックス及びボックスユニット |
-
1994
- 1994-04-05 JP JP6701294A patent/JPH07277328A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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