JP4177490B2 - 簡易重箱 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱可塑性合成樹脂からなる薄底板に発泡合成樹脂の帯状板からなる縁枠の端面を接合した単位箱体を複数積み重ねた簡易重箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
この簡易重箱として、本願の出願人は、先に実公平6−2908号公報において、熱可塑性合成樹詣からなる薄底板に発泡合成樹脂の帯状材からなる縁枠の端面を接合した単位箱体の縁枠を内縁枠とし、この内縁枠の外面に内縁枠と略同じ幅を有する外縁枠をその上端縁を内縁枠の上端縁よりずらせて外嵌して、前記内縁枠の上端縁外面に段差を形成して嵌合凸部を形成すると共に前記内縁枠の下端縁外面に外縁枠によって突出部を有する嵌合凹部で段差を形成し、さらに、それぞれの単位箱体の嵌合凸部と嵌合凹部とを嵌合した構造のものを開示した。
【0003】
この簡易重箱は、強度的に優れていることから、野外での使用にも、木製の重箱並に使用できるという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この重箱は、その製造に手間を要し、また、重箱としての外見上、内縁枠と外縁枠が見えて不自然であり、製造上も余分に枠材料を要するという欠点がある。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、より外見が自然で、比較的少ない材料で簡単に組立ができる簡易重箱を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の簡易重箱は、発泡合成樹脂の帯状材からなる縁枠の下面に、非発泡の熱可塑性合成樹指を成形加工した前記縁枠の下端面の形状に合致した形状を有する底板材の外周縁を接合することによって形成した単位箱体を複数段に重ねた簡易重箱であって、前記単位箱体の縁枠のそれぞれの上下の端面には、内側と外側との相対位置に、一枚の縁枠の上下端面を段状に切り出して嵌合用の突起が形成されており、また、底板材の外周縁には、縁枠の下端面の断面形状と同一形状を有する段部が形成され、しかも、その段部の内側には、縁枠の内面よりも僅かに内面に当たり部が形成され、この当たり部に沿って縁枠を相対的に下げることによって、段部を嵌合用の突起を含めた縁枠の下端面に当接して接着されており、それぞれ上下位置にある単位箱体を重ね合わせることにより、前記それぞれの上下端面の突起が嵌合されていることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を実施例によって説明する。
【0008】
図1は、本発明を3個の単位箱体11,12,13から3段重ねの簡易重箱に適用した例を示すもので、各単位箱体を断面によって示す。4は蓋を示す。
【0009】
それぞれの単位箱体は、ポリスチレンボード等の発泡合成樹脂の帯状材からなる縁枠2の下面に、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等の非発泡の熱可塑性合成樹指を成形加工した底板材3の外周縁31を熱融着、あるいは接着剤によって接合したものである。
【0010】
その縁枠2の上下端面には、それぞれ上下に位置する他の単位箱体の端面と嵌合できるように、突起21と22が形成されている。これらの上下端面のそれぞれに形成された突起21と22は、それぞれの端面において内側と外側との相対位置に形成されており、それぞれの重ね合わせにより嵌合できるようになっている。
【0011】
また、底板材3は、第1段の単位箱体11のように、その表面はフラットでもよく、また、第2段の単位箱体12のように任意の仕切32を設けることもできる。
【0012】
なお、最下段の単位箱体13は、足くり24を形成し、また、縁枠2の突起を上端面のみに形成した例を示しているが、第1段と第2段の単位箱体11,12と同様に上下端面の両方に突起21,22を形成したものをそのまま利用することもできる。勿論、この場合、各単位箱体11,12,13の順位は問わない。
図2は、各単位箱体の構成の説明に便利なように、図1に示す第1段の単位箱体11を例にとって説明するものである。
【0013】
縁枠2の上下端面に形成された突起21と22は、一枚の縁枠2の上下端面を段状に切り出して形成する。底板材3の外周縁31には、縁枠2の下端面の断面形状と同一形状を有する段部33が形成され、しかも、その段部33の内側には、縁枠2の内面23よりも僅かに内面に当たり部34が形成されている。したがって、当たり部34に沿って縁枠2を相対的に下げると、段部33は嵌合用の突起22を含めた縁枠2の下端面に当接し、その当接部分の下面から熱融着する。これによって、縁枠2の下端面の底板材3との接合部分は広くなり、組み立てられた単位箱体11の強度は十分に確保できる。
【0014】
同様にして、図1に示す第2段の単位箱体12と第3段の単位箱体13も同様にして組み立てる。
【0015】
その中、最下段の単位箱体13は、下縁に足くり24を形成した縁枠を接着剤によって接合する場合もある。蓋は、発泡合成樹脂製の落とし蓋や、発泡合成樹脂製の縁枠と紙の入れ底構造の蓋等も用いることができる。これによって、重箱としての豪華なイメージを創りだすことができる。
【0016】
さらに、図1に示す蓋4は、通常発泡合成樹脂製の一体成型物で、その下縁は最上段の単位箱体11の縁枠2の上端面に形成した突起22と嵌合できるようにした構造の例を示しているが、単に、最上段の単位箱体11上に載置するものでもよい。
【0017】
このように、組み立てたそれぞれの単位箱体11,12,13を順に重ね合わせ、それぞれの上下の突起部分を嵌合することによって、図3に示す簡易重箱10を得ることができる。
【0018】
以上、本発明を三段重ねの簡易重箱に適用した例について説明したが、それ以上の段数のものとすることもできる。また、最も普遍的な四角形の重箱について説明したが、その他の多角形、円形等の変わった外形を有する重箱を形成することもできる。
【0019】
【発明の効果】
本発明の簡易重箱は、以下の効果を奏する。
【0020】
1.外見に不自然さがない。
【0021】
2.単純な構造でありながら、充分な強度を有する。
【0022】
3.構成部材数が少なく、組立の工数も少なくて済むためにコストが安く済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例であって、各単位箱体を断面によって示す。
【図2】 単位箱体の構成部材を示す
【図3】 重箱の外観を示す。
【符号の説明】
11,12,13 単位箱体
2 縁枠
21,22 縁枠の上下端面の突起 23 縁枠2の内面
24 足くり
3 底板材
31 底板材の外周縁 32 仕切 33 外周縁の段部
34 当たり部
4 蓋
10 重箱
Claims (2)
- 発泡合成樹脂の帯状材からなる縁枠の下面に、非発泡の熱可塑性合成樹指を成形加工した前記縁枠の下端面の形状に合致した形状を有する底板材の外周縁を接合することによって形成した単位箱体を複数段に重ねた簡易重箱であって、
前記単位箱体の縁枠のそれぞれの上下の端面には、内側と外側との相対位置に、一枚の縁枠の上下端面を段状に切り出して嵌合用の突起が形成されており、
また、
底板材の外周縁には、縁枠の下端面の断面形状と同一形状を有する段部が形成され、しかも、その段部の内側には、縁枠の内面よりも僅かに内面に当たり部が形成され、この当たり部に沿って縁枠を相対的に下げることによって、段部を嵌合用の突起を含めた縁枠の下端面に当接して接着されており、
それぞれ上下位置にある単位箱体を重ね合わせることにより、前記それぞれの上下端面の突起が嵌合された簡易重箱。 - 発泡合成樹脂製の一体成型物で、その下縁には、最上段の単位箱体の縁枠の上端面に形成した突起と嵌合する突起を設けた蓋を有する請求項1に記載の簡易重箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28020398A JP4177490B2 (ja) | 1998-10-01 | 1998-10-01 | 簡易重箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28020398A JP4177490B2 (ja) | 1998-10-01 | 1998-10-01 | 簡易重箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000109072A JP2000109072A (ja) | 2000-04-18 |
JP4177490B2 true JP4177490B2 (ja) | 2008-11-05 |
Family
ID=17621757
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28020398A Expired - Fee Related JP4177490B2 (ja) | 1998-10-01 | 1998-10-01 | 簡易重箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4177490B2 (ja) |
-
1998
- 1998-10-01 JP JP28020398A patent/JP4177490B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000109072A (ja) | 2000-04-18 |
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