JPH031388Y2 - - Google Patents

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JPH031388Y2
JPH031388Y2 JP1986050485U JP5048586U JPH031388Y2 JP H031388 Y2 JPH031388 Y2 JP H031388Y2 JP 1986050485 U JP1986050485 U JP 1986050485U JP 5048586 U JP5048586 U JP 5048586U JP H031388 Y2 JPH031388 Y2 JP H031388Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、容器本体の開口上端に平板状の蓋体
を取付けて成る容器に関する。
(従来の技術) 従来のこの種容器は、一般に第9図のように構
成されている。即ち、第9図において、Aは容器
本体、Bは容器本体Aの開口上端に取付けた平板
状の蓋板で、容器本体Aは胴部Cの下端に底板D
を固設して成つていると共に蓋板Bは後端に位置
させた所望巾の固定蓋板Eと、この固定蓋板Eに
ヒンヂFを介して連結した開閉蓋板Gとで構成さ
れ、固定蓋板Eを容器本体Aの開口上端に接着固
定し、開閉蓋板Gで容器本体Aの開口上端を開閉
するように構成したものである。
そして、上記の従来品は、一般に次の工程によ
り製造されている。即ち、厚紙に化粧紙を貼着し
た素材で胴部C、底板Dおよび蓋板Bを夫々別体
に造り、胴部Cの下端に底板Dを接着固定すると
共に蓋板Bの固定蓋板Bを胴部Cの上端に接着固
定して構成している。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、上記の従来品には次のような問題を有
している。
(イ) 胴部C、底板Dおよび蓋板Bを別体に造り、
これらを組立てて接着固定して製造するもので
あるが、この製造に手間が掛り、コスト高にな
る。
(ロ) 従来品は製造に手間が掛る割に外観が極めて
シンプルで意匠的に劣つている。
(ハ) 従来品は開閉蓋板Gの係止手段が無く、開閉
蓋板Gを単に容器本体Aの開口上端に伏して閉
蓋するものであるから、持ち運び等の取扱中
に、開閉蓋体Gが開いてしまうことがある。
そこで、本考案は上記に着目し、製造が簡単で
意匠的に優れ、高級品のイメージを呈すると共に
開閉蓋体の係止手段を簡易な手段で構成し得る容
器を提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するための本考案の構成を、実
施例と対応する第1図〜第8図を用いて説明する
と、本考案は、左右の側壁板2a,2bと前壁板
3および後壁板4とで形成された胴部1の下端に
底板5を設けて成る容器本体aの開口上端に平板
状の蓋板6を取付けて成る容器において、 (イ) 上記両側板2a,2bは硬質の合成樹脂材で
造られている。
(ロ) 上記前壁板6、底板5、後壁板4および蓋板
6は、一枚の素材に所定の寸法で平行な罫線
9,10,11を施こして各罫線9,10,1
1の箇所を夫々内側に折曲して形成されてい
る。
(ハ) 上記蓋板6は、該蓋板6の後端側に位置させ
て形成され、両側端を上記両側壁板2a,2b
に固定する所望巾の固定蓋板6aと、該固定蓋
板6aにヒンヂ13を介して連結され、上記容
器本体aの開口上端を開閉する開閉蓋板6bと
で構成されている。
(ニ) 上記両側板2a,2bの内側面には、上記前
壁板3、底板5、後壁板4および固定蓋板6a
の側端と係合する前壁板係合溝14a、底板係
合溝14b、後壁板係合溝14cおよび固定蓋
板係合溝14dが両側壁板2a,2bの縁部に
沿つて形成してあると共に、上記前壁板3、底
板5、後壁板4および固定蓋板6aの両側端は
対応する上記各係合溝内に係合して接着固定さ
れている。
(ホ) 上記両側壁板2a,2bの内側面には、上記
開閉蓋板6bの下面と当接して開閉蓋板6bを
支承する支承片15が両側壁板2a,2bの上
縁部に沿つて形成されていると共に、両側壁板
2a,2bの内側面の前方側における上端近く
には、上記支承片15の上面との間に上記開閉
蓋板6bの厚みと対応する間隔を存する箇所に
位置させて係合突起19が形成されている。
上記の(イ)〜(ホ)の構成を具備させたことを特徴と
するものである。
〈作用〉 上記のように構成した本考案に係る容器は、開
閉蓋板6bを容器本体aの開口上端に伏し、軽く
押し付けて蓋板6bの両側縁を突起19を通過さ
せることにより閉蓋される。そして上記により閉
蓋することにより、蓋板6bの両側縁部の下面は
支承片15に支承され、上面は突起19と係合す
るので、蓋板6bはその状態で係止され、したが
つて、持ち運び等の取扱中に、蓋板6bが開くの
を防止される。
次に閉蓋した状態から、蓋板6bの前縁部を上
方へ持ち上げて蓋板6bの両側縁を突起19を通
過させることにより上記の係合は解除されるの
で、蓋体6bは自由に開かれる。
そして、上記のように開蓋し、蓋体6bが幾分
後方に傾斜した状態になると、蓋板6bの基端
(ヒンヂ13部)における両側部の上面は第8図
示のように、固定蓋板係合溝14dの上壁20の
前端20aに当接するので、蓋板6bは後方へ幾
分傾斜した状態を維持して係止させられることに
なる。
(実施例) 以下、図面を参照して本考案の実施例につき説
明する。第1図〜第5図は本考案の1実施例を示
す容器、第6図〜第7図は同容器の製造工程の一
部を示す説明図、第8図は開閉蓋板を開けた状態
の作用を説明する説明図である。本考案に係る容
器は、左右の側壁板2a,2bと前壁板3および
後壁板4と形成された胴部1の下端に底板5を設
けて成る容器本体aの開口上端に平板状の蓋板6
を取付けて成つている。実施例の容器は四角形に
形成してあるが、この容器の形状は容器本体aの
胴部1を両側壁板2a,2b、前壁板3および後
壁板4とで形成するものであれば他の形状に変形
できるものである。
上記前壁板3、底板5、後壁板4および蓋板6
は、発泡スチロール等の発泡樹脂材或いは厚紙等
の素材で一体に形成するもので、実施例の素材は
第6図、第7図に示すように発泡樹脂材7の表面
に木目模様その他の所望の模様を施こした化粧用
の樹脂フイルム8を熱圧着等によりラミネートし
て成る1枚の所定寸法の方形の板材bより成つて
いる。
そして、上記板材bの裏面に所定の寸法で板材
bの両側縁にかけて罫線9,10,11を平行に
施こし、この各罫線9,10,11の箇所を夫々
内側に折曲して前壁板3、底板5、後壁板4およ
び蓋板6を形成してある。
また、蓋板6は、蓋板6の後端部に位置させて
板材b(蓋板6)の裏面に板材bの両側縁にかけ
て平行巾に罫線12を施こすことにより、両側端
を両側壁板2a,2bに固定する所望巾の固定蓋
板6aと、この固定蓋板6aと樹脂フイルム8と
で連結した開閉蓋板6bとが形成されている。そ
して、実施例では上記罫線12の箇所における樹
脂フイルム8をヒンヂ13として利用するように
構成してある。
上記両側壁板2a,2bはプラスチツクス等の
硬質の合成樹脂材で造られ、両側板2a,2bの
内側面には、前壁板3、底板5、後壁板4および
固定蓋板6aの側端と係合する前壁板係合溝14
a、底板係合溝14b、後壁板係合溝14cおよ
び固定蓋板係合溝14dが両側壁板2a,2bの
縁部に沿つて形成されていると共に両側壁板2
a,2bの内側面には、上記開閉蓋板6bの下面
と当接して開閉蓋板6bを閉蓋時に支承する支承
片15が両側壁板2a,2bの上縁部に沿つて形
成されている。
そして、上記前壁板3、底板5、後壁板4およ
び固定蓋板6aの両側端は、対応する上記各係合
溝内に係合し、接着剤で接着固定されている。
16は両側壁板2a,2bの前壁板係合溝14
aの上端部に、上記支承片15に延長させて形成
した規制片で、この規制片16の上面の高さは前
壁板3の上端縁の高さと一致させてある。そし
て、前壁板3の上端における両側端には、上記規
制片16の厚みと一致した切込み17を設け、開
閉蓋板6bを閉蓋した際、蓋板6bの前端下面が
前壁板3の上端に当接するように構成してある。
なお、上記規制片16は省略しても良く、その
場合には、上記切り込み17は設けないものであ
る。
また、上記係合溝14a,14b,14cおよ
び14dの適当部には、第5図に示すように小突
条18を設けても良く、このような小突条18を
設けると、上記各板3,5,4および6bの係合
溝内への係合作業を容易かつ円滑になし得ると共
に、各小突条18間に接着剤の溜り部を形成でき
るので、各板3,5,4,6bの係合溝への接着
を一層強固に行なえる。
なお、上記小突条18は所望に応じて形成する
ものである。
19は両側壁板2a,2bの内側面の前方側に
おける上端近くに形成した係合突起で、この突起
19は開閉蓋板6bを閉蓋した際、蓋板6bの両
側縁部の上面と係合して蓋板6bを係止させるも
ので、突起19は支承片15の上面との間に蓋板
6bの厚みと対応する間隔を存する箇所に位置さ
せて形成してある。
第8図において、20は固定蓋板係合溝14d
の上壁、20aは上壁20の前端を示すものであ
る。
実施例の容器は上記のように構成したもので、
この容器はたとえば次のような工程に製造でき
る。両側壁板2a,2bは射出成形等で造つたも
のを多数組用意する。そして、第6図、第7図示
のように、板材bの裏面に折り込み用の罫線9,
10,11を施こすと共にヒンヂ13構成用の罫
線12を施こす。この作業は1工程により行なえ
る。また、前壁板3の両側上端に切込み17を施
こす。なお、この切込み17は板材bを所定寸法
に打ち抜く際に同時に施こしても良い。
次いで、各罫線9,10および11の箇所を
夫々内側に折り曲げて所定部に接着剤を付着し、
前壁板3、底板5、後壁板4および固定蓋板6a
の両側端を両側板2a,2bの各相応する係合溝
14a……14dに係入して接着固定し、これに
より容器は製造される。
(考案の効果) 本考案によれば次のような効果が期待できる。
(1) 前壁板、底板、後壁板および固定蓋板の両側
端を左右の側板に形成した係合溝に係合して接
着固定して容器を構成するものであるから、容
器の組立て製造が簡単かつ安価に量産できる。
(2) 容器本体は左右の側壁板の縁部により縁ち取
りされることになるので、従来品と比べ外観が
意匠的に優れ、高級品のイメージを呈する。
(3) 両側壁板は硬質の合成樹脂材で造られている
ので、容器が堅牢になる。
(4) 開閉蓋板6bを容器本体の開口上端に伏し、
軽く押し付けて蓋板6bの両側縁を突起を通過
させることにより、蓋板6bの両側縁部の上面
を突起と係合させて閉蓋し、また、閉蓋した状
態から蓋板6bの前縁部を上方へ持ち上げて蓋
板6bの両側縁を突起を通過させて上記係合を
解除して開蓋するように構成したものであるか
ら、蓋板6bの開閉操作が簡単であると共に、
閉蓋時にあつては、蓋板6bの両側縁部の下面
は支承片に支承され、上面は上記のように突起
と係合するので、蓋板6bは係止された状態で
閉蓋される。したがつて、持ち運び等の取扱中
に蓋板が不用意に開くのを確実に防止すること
ができる。
(5) 蓋板6bを開けると、蓋板6bは後方へ幾分
傾斜した状態で係止させ、安定して立てかけて
置けるように構成されているので、蓋板6bの
下面に、たとえば鏡を貼り付けておくことによ
り、本考案の容器を簡易な鏡台として兼用する
ことができる等、容器としての商品価値を向上
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図は本考案に係る容器の1実施例
を示すもので、第1図は分解斜視図、第2図は組
立てた状態の斜視図、第3図は第2図の−線
断面図、第4図は第2図の−線で切断し、そ
の一部を拡大して示す説明的断面図、第5図は側
壁板の一部を拡大して示す斜視図、第6図および
第7図は容器の製造工程の一部を示す説明図、第
8図は開閉蓋板を開けた状態の作用を説明する説
明図、第9図は従来の容器を示す斜視図である。 a……容器本体、b……板材、1……胴部、2
a,2b……側壁板、3……前壁板、4……後壁
板、5……底板、6……蓋板、6a……固定蓋
板、6b……開閉蓋板、9,10,11,12…
…罫線、13……ヒンヂ、14a,14b,14
c,14d……係合溝、15……支承片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 左右の側壁板と前壁板および後壁板とで形成さ
    れた胴部の下端に底板を設けて成る容器本体の開
    口上端に平板状の蓋板を取付けて成る容器におい
    て、以下の構成を具備していることを特徴とする
    容器。 (イ) 上記両側壁板は硬質の合成樹脂材で造られて
    いる。 (ロ) 上記前壁板、底板、後壁板および蓋板は、一
    枚の素材に所定の寸法で平行な罫線を施こして
    各罫線の箇所を夫々内側に折曲して形成されて
    いる。 (ハ) 上記蓋板は、該蓋板の後端側に位置させて形
    成され、両側端を上記両側壁板に固定する所望
    巾の固定蓋板と、該固定蓋板にヒンヂを介して
    連結され、上記容器本体の開口上端を開閉する
    開閉蓋板とで構成されている。 (ニ) 上記両側壁板の内側面には、上記前壁板、底
    板、後壁板及び固定蓋板の側端と係合する前壁
    板係合溝、底板係合溝、後壁板係合溝及び固定
    蓋板係合溝が両側壁板の縁部に沿つて形成して
    あると共に、上記前壁板、底板、後壁板及び固
    定蓋板の両側端は対応する上記各係合溝内に係
    合して接着固定されている。 (ホ) 上記両側壁板の内側面には、上記開閉蓋板の
    下面と当接して開閉蓋板を支承する支承片が両
    側壁板の上縁部に沿つて形成されていると共
    に、両側壁板の内側面の前方側における上端近
    くには、上記支承片の上面との間に上記開閉蓋
    板の厚みと対応する間隔を存する箇所に位置さ
    せて係合突起が形成されている。
JP1986050485U 1986-04-04 1986-04-04 Expired JPH031388Y2 (ja)

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JP1986050485U JPH031388Y2 (ja) 1986-04-04 1986-04-04

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JP1986050485U JPH031388Y2 (ja) 1986-04-04 1986-04-04

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Publication Number Publication Date
JPS62161618U JPS62161618U (ja) 1987-10-14
JPH031388Y2 true JPH031388Y2 (ja) 1991-01-17

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003103230A (ja) * 2001-09-28 2003-04-08 Unitika Ltd 覆土代替材

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60172646A (ja) * 1984-01-13 1985-09-06 アレツサンドロ クエルセツチ アンド シー.‐フアブリカ ジオカトリ フオルマテイビ‐ソチエタ ペル アツイオーニ 貴重品箱とその製造方法

Patent Citations (1)

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JPS60172646A (ja) * 1984-01-13 1985-09-06 アレツサンドロ クエルセツチ アンド シー.‐フアブリカ ジオカトリ フオルマテイビ‐ソチエタ ペル アツイオーニ 貴重品箱とその製造方法

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JP2003103230A (ja) * 2001-09-28 2003-04-08 Unitika Ltd 覆土代替材

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JPS62161618U (ja) 1987-10-14

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