JPH07277327A - 発泡合成樹脂製組立容器 - Google Patents

発泡合成樹脂製組立容器

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JPH07277327A
JPH07277327A JP6701194A JP6701194A JPH07277327A JP H07277327 A JPH07277327 A JP H07277327A JP 6701194 A JP6701194 A JP 6701194A JP 6701194 A JP6701194 A JP 6701194A JP H07277327 A JPH07277327 A JP H07277327A
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JP
Japan
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bottom plate
side plates
container
peripheral wall
synthetic resin
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Pending
Application number
JP6701194A
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English (en)
Inventor
Tamotsu Kawai
保 河合
Yoshihiro Yamamoto
義弘 山本
Masahiro Chikada
雅浩 近田
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 周壁2を構成する二組の側板3、4及び5、
6が、四隅に位置する側板連結部のうち対角に位置する
一対の連結部8、9で周壁内面側を支点8a、9aとして折
曲可能に連結され、対角に位置する他の一対の連結部1
0、11は周壁外面側を支点10a 、11a として折曲可能に
連結され、この周壁2内に底板が着脱自在に嵌着されて
底壁を構成してなる発泡合成樹脂製組立容器。 【効果】 周壁2内から底板を取り外して偏平状に変形
させるだけで折り畳むことができ、容器の組み立て、折
り畳み作業が極めて簡単で、かつ極めてコンパクトに折
り畳むことができ、しかも周壁2は隣接する側板同士が
互いに連結されているので容器の気密性もよく、かつ組
立状態においては、周壁2内に嵌着された底板により変
形が防止されるので容器の強度も大きい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発泡合成樹脂製の容器
に関するものであり、更に詳しくは空の状態での輸送
時、保管時、更には使用後にコンパクトに折り畳み、或
いは分解することで容積を縮小して容器の輸送コストや
保管コストを低減しうるとともに、回収、リサイクルを
容易とする発泡合成樹脂製の組立容器に関するものであ
り、この容器は、例えば野菜や鮮魚類等の収納容器、保
冷容器等として使用されるものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、発泡合成樹脂製容器の場合に
は、気密性、保冷性、容器強度等を確保するために壁体
の肉厚が大きく成形されている。このためスタッキング
性がなく、空の状態においても非常に嵩張る。そこで、
従来から、この発泡合成樹脂製容器を、空の状態での輸
送や保管の際には小さく折り畳み、或いは分解してお
き、使用に際して箱状に組み立てて内部に収納物を収納
し、更に使用後に回収する場合には再び小さく折り畳
み、或いは分解できる組立容器にしたいという産業界の
強い要望があり、又、省資源を目的とする容器のリサイ
クルといった観点からも、使用済の容器を回収しやすく
するために発泡合成樹脂製容器を組立式にする意義は大
きい。
【0003】ところが、現在までのところ、発泡合成樹
脂製の組立容器で実用化されているものは皆無といって
よい。その理由としては、従来の発泡合成樹脂製の組立
容器の場合には、組立時の容積に対する折り畳み(分
解)時の減容比が小さい、製造(成形)コストが高くつ
く、繰り返し耐用回数が少ない、組立時や折り畳み(分
解)時の作業性が悪い、気密性、保冷性が悪い、更には
容器強度が劣るといった点が挙げられる。このように、
発泡合成樹脂製組立容器において指摘される数々の欠点
の主な原因としては、ダンボール箱の場合であれば、板
厚が薄いためにその折り畳み罫線自体が折曲可能なヒン
ジ機能を有するのに対し、発泡合成樹脂製容器の場合に
は前記のように壁体の肉厚が厚いために、ダンボール箱
のように壁体自体に折曲可能なヒンジ機能を付与するこ
とができないことによる。このため、段ボール箱の場合
であれば減容比が10%以下であるのに対し、発泡合成
樹脂製容器では高々70〜80%程度に過ぎず、容積縮
小といった組立容器としての本来の目的さえ十分に達成
できていないのが現状である。
【0004】この折り畳み時の容積縮小率を向上させる
ために、容器を構成する側板、底板等をそれぞれ別々に
成形しておき、各部材を互いに差し込み嵌合して箱状に
組み立てる展開組立箱と呼ばれるものや、分離して成形
された側板や底板等の各部材を他のヒンジ部材で連結す
るもの等もある。この展開組立箱等の場合には減容比は
比較的大きいものの、分解後の各部材の管理が面倒であ
り、しかも、組み立て、分解の作業が面倒であるという
難点がある。更に、この場合には容器強度、容器の気密
性、保冷性等の点でも問題がある。
【0005】更に、上記のような容器強度や気密性、保
冷性の問題を解決するために、箱を組み立てた後に隣接
する各部材間を粘着テープで補強したり、あるいは組み
立てた箱を更に他の袋の中に入れる等の手段も考慮され
たが、このような手段を採用した場合には、更なるコス
トの上昇を招くだけでなく、組み立て、分解時の作業が
益々面倒になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の発
泡合成樹脂製の組立容器は、その容器強度や気密性、保
冷性、製造コスト、更には組み立て、分解時の作業性等
の問題が実用化の大きな障害となっているだけでなく、
折り畳み、分解した時の減容比も段ボール箱のように十
分ではなかった。そこで本発明は上記のような発泡合成
樹脂製の組立容器の現状に鑑み、組立時に対する折り畳
み時の容積の低下率が大きく組立容器本来の目的を達成
しうるとともに、容器強度も大きく、かつ気密性、保冷
性等にも優れており、又、組み立て、折り畳み作業も簡
単で、繰り返し使用も可能な発泡合成樹脂製の組立容器
を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明は以下のような組立容器を提供す
る。つまり、本発明の組立容器は、容器の四周壁を構成
する相対向する二組の発泡合成樹脂製の側板と、前記二
組の側板によって構成される周壁内に着脱自在に嵌着さ
れて容器の底壁を構成する発泡合成樹脂製の底板とから
なり、前記二組の側板は、隣接する側板同士が切離形成
され、かつ互いに折曲可能に連結されており、四隅に位
置する側板連結部のうち対角に位置する一対の連結部に
おいては切離面における周壁内面側を支点として折曲可
能に連結され、対角に位置する他の一対の連結部におい
ては切離面における周壁外面側を支点として折曲可能に
連結されてなる。
【0008】更に、本発明は、前記のような構造の組立
容器において、下記のような種々の構成を採用してな
る。
【0009】先ず、前記の組立容器において、隣接する
側板同士は、その一方の内面と同一平面で互いに切離形
成されるか、あるいは、隣接する側板同士は、周壁内外
面における角部間を結んで斜めに切離形成される。
【0010】又、前記底板としては、その略中央部で左
右に切離形成されたものも採用される。更に、この場合
に、切離形成された底板の左右部分は互いに折曲可能に
連結される。そして前記切離形成された底板のそれぞれ
の切離面には互いに凹凸嵌合する嵌合凸部と嵌合凹部と
が形成される。
【0011】前記容器の四周壁を構成する側板の内面下
部には底板の周端部が嵌着される嵌合凹条が周設され、
あるいは、側板の内面下端部には底板の周端下縁が支持
される支持凸条が周設される。更に、この場合におい
て、前記嵌合凹条の開口上縁に、又は前記支持凸条から
底板の厚さ分だけ上方の位置に、底板の周端上縁が係止
される係止凸条が周設される。
【0012】前記組立容器における底板の取付構造の一
つは、容器の四周壁を構成する側板のうちの一枚が、そ
の上下の部分に互いに切離形成され、前記切離面の外面
側を支点として折曲可能に連結され、前記切離された側
板下部を外方へ折曲することで形成される開口部から容
器周壁内へ底板が嵌入可能とされる。又、この場合、周
壁を構成する側板の内面に、前記開口部に連通し、底板
の周縁部が嵌着される嵌合凹条が形成される。
【0013】又、底板の他の取付構造としては、前記容
器において、相対向する二組の側板の一方に、それぞれ
の側板下端から内方へ略L字形に突出して底板の側端下
縁を支持する支持凸片が形成される。
【0014】更に底板の他の取付構造としては、底板が
その所定の中間位置で左右に切離形成されるとともに、
前記切離された左右の底板部分がそれぞれの側端部で左
右の一組の側板下部に折曲可能に連結される。この場合
にも前記底板の切離面のそれぞれに互いに凹凸嵌合する
嵌合凸部と嵌合凹部とが形成される。更に、この場合
に、側板内面に、これに折曲可能に連結された底板を収
容する収容凹所が形成される。又、容器の四周壁を構成
する側板の内面下端部には前記底板の周端下縁を支持す
る支持凸条が周設される。
【0015】又、この底板が側板に対して折曲可能に連
結された場合における底板を収容するための他の構造と
して、底板が折曲可能に連結された一組の側板が、その
両端部から前記底板の厚さ分だけ内方よりの位置で隣接
する他の一組の側板との間で切離形成され、前記側板両
端部のそれぞれに形成される略L字形の折曲部間に底板
が収容可能とされる。更に、前記他の一組の側板に、そ
れぞれの側板下端から内方へ略L字形に突出して底板の
側端下縁を支持する支持凸片が形成される。
【0016】又、本発明では、以上のような組立容器に
おいて、折曲可能に連結された隣接する側板間に、容器
を組み立てた状態で両側板を折曲不能に固定する連結部
材が着脱自在に取り付られる。
【0017】
【作用】上記の本発明に係る発泡合成樹脂製の組立容器
は、二組の側板によって構成される周壁内に嵌着された
底板を取り外したうえで、四隅に位置する側板連結部の
うち、周壁外面側を支点として折曲可能に連結された一
対の連結部分を該連結部で互いに隣接する側板をそれぞ
れ拡げる方向に折曲して当該一対の連結部が互いに近接
し、かつ周壁内面側を支点として折曲可能に連結された
一対の連結部分を該連結部で互いに隣接する側板をそれ
ぞれ閉じる方向に折曲して当該他の一対の連結部が互い
に離間する方向に周壁部分を偏平状に変形させること
で、隣接する側板内面同士が互いに重なり合い、かつ互
いに重なり合った二組の側板が縦に連結された状態に折
り畳まれる。又、上記のように折り畳んだ状態の組立容
器を再び組み立てるには、前記と反対の要領で周壁外面
側を支点として折曲可能に連結された一対の連結部分を
該連結部で互いに隣接する側板を閉じる方向に折曲する
とともに、周壁内面側を支点として折曲可能に連結され
た一対の連結部分を該連結部で互いに隣接する側板を拡
げる方向に折曲して元のように周壁を構成し、該周壁内
に底板を嵌着することで容器の底壁を構成すると同時
に、容器は、前記嵌着された底板が互いに隣接する側板
同士が折曲することなく変形が防止された状態に保持さ
れる。
【0018】前記の場合、隣接する側板同士は、その一
方の内面と同一平面で互いに切離形成しても、また、隣
接する側板同士を周壁内外面における角部間を結んで斜
めに切離形成しても、更に、その両者を組み合わせた場
合においても、全く同様に折り畳むことができる。
【0019】又、底板を、その略中央部で左右に切離形
成したものでは、容器の周壁から取り外した後の底板は
左右に分離して収納される。更に、この場合に切離形成
された底板の左右部分を互いに折曲可能に連結したもの
では、取り外した底板は折り畳んで一つにして収納され
る。又、切離形成された底板のそれぞれの切離面に互い
に凹凸嵌合する嵌合凸部と嵌合凹部とを形成したもの
は、周壁内に取り付けられた場合にこの嵌合凸部と嵌合
凹部とが互いに凹凸嵌合して底壁が構成される。
【0020】容器の四周壁を構成する側板の内面下部に
底板の周端部が嵌着される嵌合凹条を周設したり、側板
の内面下端部に底板の周端下縁が支持される支持凸条を
周設したものでは、底板は前記嵌合凹条や支持凸条によ
り位置決めされた状態で周壁内に取り付けられる。更に
前記嵌合凹条の開口上縁に、又は前記支持凸条から底板
の厚さ分だけ上方の位置に、底板の周端上縁が係止され
る係止凸条を周設したものでは、この係止凸条により底
板の浮き上がりが防止される。
【0021】又、底板の取り付け構造として、容器の四
周壁を構成する側板のうちの一枚が、その上下の部分に
互いに切離形成され、前記切離面の外面側を支点として
折曲可能に連結されており、前記切離された側板下部を
外方へ折曲することで形成される開口部から容器周壁内
へ底板を嵌入可能としたものでは、周壁の開口部から周
壁内に底板が取り付けられる。更にこの場合に、周壁を
構成する側板の内面に、前記開口部に連通し、底板の周
縁部が嵌着される嵌合凹条を形成したものでは、これら
の嵌合凹条によって底板が周壁内に固定される。
【0022】又、底板の取付構造として、相対向する二
組の側板の一方に、それぞれの側板下端から内方へ略L
字形に突出して底板の側端下縁を支持する支持凸片を形
成したものでは、この支持凸片上に底板が支持された状
態で取り付けられる。
【0023】前記底板として、その所定の中間位置で左
右に切離形成し、前記切離された左右の部分をそれぞれ
の側端部で左右の一組の側板下部に折曲可能に連結した
ものでは、底板は側板内面に重ねた状態で側板とともに
折り畳まれる。この場合に、底板切離面のそれぞれに互
いに凹凸嵌合する嵌合凸部と嵌合凹部とを形成したもの
では、組立時には前記嵌合凹部と嵌合凸部とで左右の底
板部分が連結される。又、側板内面に、これに折曲可能
に連結された前記底板を収容する収容凹所を形成したも
のでは、折り畳み時には前記凹所内に底板が収容された
状態で、側板とともに折り畳まれる。又、組立時には前
記凹所から底板を取り出して容器が組み立てられる。更
に、容器の四周壁を構成する側板の内面下端部に底板の
周端下縁を支持する支持凸条を周設したものでは、組立
時の底板がこれらの支持凸条上に支持される。
【0024】又、前記のように側板内面に底板が収納さ
れる凹所を形成する代わりに、底板が折曲可能に連結さ
れた一組の側板を、その両端部から前記底板の厚さ分だ
け内方よりの位置で隣接する他の一組の側板との間で切
離形成し、前記側板両端部のそれぞれに形成される略L
字形の折曲部間に底板を収容可能としたものでは、折り
畳み時には底板は側板両端の折曲部間に収納された状態
で側板とともに折り畳まれる。又、組立時には側板内面
から底板を取り出して組み立てる。又、この場合、前記
他の一組の側板に、それぞれの側板下端から内方へ略L
字形に突出して底板の側端下縁を支持する支持凸片を形
成したものでは、組立時に底板が前記支持凸片上に支持
される。
【0025】そして、以上のような本組立容器におい
て、折曲可能に連結された隣接する側板間に、容器を組
み立てた状態で両側板を折曲不能に固定する連結部材を
着脱自在に取り付たものでは、容器の組立使用時には隣
接する側板間にこの連結部材が取り付けられ、又、容器
の折り畳み時には連結部材を取り外したうえで折り畳
む。
【0026】
【実施例】以下、添付図面に示した具体的実施例に基づ
き、本発明に係る組立容器を更に詳細に説明する。先
ず、図1は本発明に係る発泡合成樹脂製の組立容器1の
一実施例を示す斜視図であり、図2はその平面図、図3
はその縦断側面図、又、図4は同じく縦断正面図であ
る。この組立容器1は、容器の四周壁2を構成する相対
向する二組の側板3、4、及び5、6と、前記二組の側
板3、4、及び5、6によって構成される周壁2内に着
脱自在に嵌着されて組立容器1の底壁を構成する底板7
とからなる。又、前記組立容器1には、適宜蓋体101 が
取り付けられる。この蓋体101 は、その上下面の周縁部
のそれぞれに図中で符号102 、103 として示す環状凸部
が形成されており、下面の環状凸部103 を本組立容器1
の開口上縁内に嵌着することで容器開口部を閉塞すると
ともに、その上面側の環状凸部102は周壁2の下方から
嵌合可能に設けられており、本組立容器1に蓋体101 を
被嵌した状態で上下に積み重ね可能としてなる。
【0027】前記組立容器1の周壁2を構成する側板
3、4、5、6、及び底壁を構成する底板7、更には蓋
体101 は、いずれも発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピ
レン、発泡ポリスチレン等の発泡合成樹脂にて成形され
る。前記二組の側板3、4、及び5、6は、それぞれの
側板の一側端で互いに隣接する側板の内面と同一平面で
互いに切離成形され、かつ折曲可能に連結されている。
この四隅に位置する側板連結部のうち対角に位置する一
対の連結部8、9においては、隣接する側板3、6、及
び4、5の切離面における周壁内面側をそれぞれ支点8
a、9aとして折曲可能に連結されている。一方、対角に
位置する他の一対の連結部10、11においては、隣接する
側板3、5、及び4、6の切離面における周壁外面側を
それぞれ支点10a 、11a として折曲可能に連結されてい
る。
【0028】又、前記周壁2内に着脱自在に取り付けら
れる底板7は、図5に示すようにその巾方向の略中央部
で左右の部分7A、7Bに切離形成されるとともに、両部分
の接合部下面にわたって設けられたヒンジ部材13によっ
て互いに折曲可能に連結されている。前記ヒンジ部材13
は切離形成された底板部分7A、7Bの下面に接着テープを
接着したり、あるいは合成樹脂フイルムを熱融着するこ
とで設けることができるが、合成樹脂の射出成形等によ
り成形されるヒンジ部材を別途取り付けるようにしても
よい。更に、前記底板部分7A、7Bの切離面の上部には、
図6に示すような互いに凹凸嵌合する嵌合凸部14と嵌合
凹部15とが切離面にそって交互に複数設けられている。
【0029】又、周壁2を構成する各側板3、4、5、
6の内面下部には、図3、図4に示すように前記底板7
を周壁2内に嵌着する際に、該底板7の周端部が嵌着さ
れる嵌合凹条16、17、18、19が周壁2の内面に開口して
各側板3〜6にわたって周設されるとともに、該嵌合凹
条16〜19の開口下縁部分には各側板3〜6内面から内方
へやや突出した支持凸条20、21、22、23が周壁2の内周
面にわたって形成され、又、前記嵌合凹条16〜19の開口
上縁部分には、各側板3〜6内面から周壁2の内方へや
や突出した係止凸条24、25、26、27がこれも各側板3〜
6にわたって周設されている。尚、この周壁2内面に周
設された支持凸条20〜23や係止凸条24〜27は、後述する
ように本組立容器1の折り畳み時には互いに重ね合わさ
れる側板3、6及び4、5間に位置することから、周壁
2の内面から余り大きく突出させて設けることは好まし
くないが、本組立容器1が比較的弾力性を有する発泡合
成樹脂製であることから、側板内面から5mm程度の突
出であれば折り畳みに際して圧縮変形するので特に支障
はない。
【0030】上記のような本組立容器1を組み立てるに
は、互いに隣接する側板同士が略直角に接合するように
して周壁2を平面視ロ字形に構成するとともに、図5に
示すように左右の部分7A、7Bが互いに折曲された底板7
を前記周壁2の上方から挿入し、その周端部を周壁2を
構成する側板3〜6の内面に周設された嵌合凹条16、1
7、18、19内に嵌着することで、周壁2を構成する側板
3、4、5、6が平面視略ロ字形に固定される。前記底
板7は、周壁2内において、その周端部下面が嵌合凹条
16〜19の開口下縁に周設された支持凸条20〜23上に支持
されて下方への動きを規制されると同時に、その周端部
上面においては嵌合凹条16〜19の開口上縁に周設された
係止凸条24〜27によって上方への浮き上がりを防止され
た状態で嵌合凹条16〜19内に確実に位置固定された状態
で取り付けられる。
【0031】又、上記のように組み立てられた組立容器
1を空容器の回収、又は保管等のために折り畳むには、
前記した手順と反対に先ず周壁2内に嵌着された底板7
を左右部分7A、7Bに折曲して周壁2内から取り外すこと
で各側板3、4、5、6における隣接する側板間の連結
部8、9、10、11において支点8a、9a、10a 、11a を中
心として折曲可能な状態とし、この状態で図7に示すよ
うに、四隅に位置する側板連結部8、9、10、11のう
ち、周壁外面側を支点10a 、11a として折曲可能に連結
された一対の連結部分10、11をそれぞれ該連結部分10、
11を挟んで互いに隣接する側板3、5間及び4、6間が
広がり該一対の連結部10、11が互いに近接する方向Pへ
押圧すると、周壁内面側を支点8a、9aとして折曲可能に
連結された一対の連結部分8、9はそれぞれ該連結部分
8、9を挟んで互いに隣接する側板3、6間、及び4、
5間が閉じて当該他の一対の連結部8、9が互いに離間
する方向Qに周壁2を偏平状に変形することで、隣接す
る側板3、6及び4、5の内面同士が互いに重なり合
い、かつこの互いに重なり合った二組の側板3、6、及
び4、5が縦に連結された状態に折り畳まれる。
【0032】又、上記のように折り畳んだ状態の組立容
器1を再び組み立てるには、前記と反対に周壁外面側を
支点10a 、11a として折曲可能に連結された一対の連結
部分10、11を前記支点10a 、11a を中心としてそれぞれ
隣接する側板3、5間及び4、6間が閉じる方向に折曲
するとともに、周壁内面側を支点8a、9aとして折曲可能
に連結された一対の連結部分8、9を前記支点8a、9aを
中心としてそれぞれ隣接する側板3、6間及び4、5間
が開く方向に折曲することで、周壁2を元のように平面
視略ロ字形に構成したうえ、該周壁2内に底板7を嵌着
することで容器の底壁を構成すると同時に、この嵌着さ
れた底板7により互いに隣接する側板同士が連結部8〜
11部分で折曲することを防止して周壁2、即ち容器形状
を固定する。
【0033】上記のような本発明に係る組立容器1によ
れば、互いに連結された側板3、4、5、6にて構成さ
れる周壁2内に底板7を嵌着するだけで簡単に組み立て
ることができ、又、前記底板7を周壁2から取り外すだ
けで周壁2を簡単に折り畳むことができることから、容
器の組み立て、折り畳み作業を極めて簡単に行うことが
できる。しかも、折り畳まれた後の周壁2は、隣接する
側板3、6及び4、5が互いに密に重なり合った状態と
なることから、組み立て時に対する容積の縮小率を大き
なものとすることができる。更に、周壁2は隣接する側
板同士が互いに連結されていることから、容器に気密
性、保冷性を付与することができる。又、上記実施例の
ように周壁2内に着脱自在に嵌着される底板7をその略
中央部で左右の部分7A、7Bに切離形成すれば、底板7の
コンパクトな収納を可能とするとともに、この切離形成
された底板部分7A、7Bを互いに折曲可能に連結しておけ
ば、左右の底板部分7A、7Bが分離することなく折り畳み
後の部材管理が容易となる。更に、前記のように分離形
成された左右の底板部分7A、7B間に互いに凹凸嵌合する
嵌合凸部14と嵌合凹部15を形成しておけば、容器組立時
における底壁部分の強度を大とすることができる。又、
この底板7を周壁2内に取り付けるに際して、図例の如
く周壁2を構成する側板3、4、5、6の内面部分に嵌
合凹条16〜19を周設し、更にその開口下縁、及び開口上
縁部分に支持凸条20〜23や係止凸条24〜27を周設した場
合には、底板7が周壁2から下方に脱落したり、あるい
は上方に浮き上がったりすることを防止して底板7の取
付状態をより確実なものとすることができる。
【0034】尚、上記の実施例においては、周壁2を構
成する各側板3、4、5、6は、互いに隣接する側板
3、4、5、6同士を、それらの一方の内面と同一平面
で切離形成しているが、この隣接する側板同士を切離形
成する態様として、上記以外にも多くの態様がある。以
下にこれを示す。
【0035】先ず、図8に示すものは、周壁2を構成す
る二組の側板3、4、及び5、6のうち、妻側に位置す
る一組の側板3、4と、これに隣接する長辺側の他の一
組の側壁5、6との間が、いずれも長辺側の側板5、6
内面と同一平面で切離形成され、四隅に位置する側板連
結部8、9、10、11のうち、対角に位置する一対の連結
部8、9においては周壁内面側を支点8a、9aとして折曲
可能に連結され、又、対角に位置する他の一対の連結部
10、11においては、周壁外面側を支点10a 、11a として
互いに折曲可能に連結されている。そして、この周壁2
を折り畳むには、周壁外面側を支点10a 、11a として折
曲可能に連結された一対の連結部10、11で隣接する側板
3、5間及び4、6間が拡がる方向に前記支点10a 、11
a を中心に折曲し、かつ周壁内面側を支点8a、9aとして
折曲可能に連結された他の一対の連結部8、9で互いに
隣接する側板3、6間及び4、5間が閉じる方向に前記
支点8a、9aを中心として折曲して周壁2を偏平状に変形
させてゆくことで、隣接する側板3、6及び4、5の内
面同士が互いに重なり合い、かつ重なり合った二組の側
板3、6及び4、5が縦に連結された状態に折り畳まれ
る。
【0036】図9に示すものは、周壁2を構成する二組
の側板3、4、及び5、6が、四隅に位置する側板連結
部8、9、10、11のうち、対角に位置する一対の連結部
8、9においては隣接する長辺側の側板6、5との間が
妻側の側板3、4内面と同一平面で切離形成され、かつ
周壁内面側を支点8a、9aとして折曲可能に連結され、
又、対角に位置する他の一対の連結部10、11において
は、隣接する妻側の側板3、4との間が長辺側の側板
5、6内面と同一平面で切離形成され、かつ周壁外面側
を支点10a 、11a として互いに折曲可能に連結されてい
る。そして、この周壁2を折り畳むには、周壁外面側を
支点として折曲可能に連結された一対の連結部10、11で
互いに隣接する側板3、5間及び4、6間が拡がる方向
に支点10a 、11a を中心に折曲し、かつ周壁内面側を支
点として折曲可能に連結された一対の連結部8、9を互
いに隣接する側板3、6間及び4、5間が互いに閉じる
方向に支点8a、9aを中心として折曲して周壁2を偏平状
に変形させることで、隣接する側板3、6及び4、5の
内面同士が互いに重なり合い、かつ重なり合った二組の
側板3、6及び4、5が縦に連結された状態に折り畳ま
れる。
【0037】図10に示すものは、周壁2を構成する二組
の側板3、4、及び5、6が、四隅に位置する側板連結
部8、9、10、11のうち、対角に位置する一対の連結部
8、9の一方の連結部8においては隣接する長辺側の側
板6との間が妻側の側板3内面と同一平面で切離形成さ
れるとともに他方の連結部9においては隣接する妻側の
側板4との間が長辺側の側板5内面と同一平面で切離形
成され、かつ周壁内面側を支点8a、9aとして折曲可能に
連結され、又、対角に位置する他の一対の連結部10、11
においては、隣接する妻側の側板3、4との間が長辺側
の側板5、6内面と同一平面で切離形成され、かつ周壁
外面側を支点10a 、11a として互いに折曲可能に連結さ
れている。そして、この周壁2を折り畳むには、周壁外
面側を支点として折曲可能に連結された一対の連結部1
0、11を互いに隣接する側板3、5間及び4、6間が拡
がる方向に支点10a 、11a を中心に折曲し、かつ周壁内
面側を支点として折曲可能に連結された一対の連結部
8、9を隣接する側板3、6間及び4、5間が閉じる方
向に支点8a、9aを中心として折曲して周壁2を偏平状に
変形させることで、隣接する側板3、6及び4、5の内
面同士が互いに重なり合い、かつ重なり合った二組の側
板3、6及び4、5が縦に連結された状態に折り畳まれ
る。
【0038】図11に示すものは、周壁2を構成する二組
の側板3、4、及び5、6が、四隅に位置する側板連結
部8、9、10、11のうち、対角に位置する一対の連結部
8、9においては妻側の側板3、4と隣接する長辺側の
側板6、5との間が周壁内外面における角部間を結んで
斜めに切離形成され、かつ周壁内面側を支点8a、9aとし
て折曲可能に連結され、又、対角に位置する他の一対の
連結部10、11においては、隣接する妻側の側板3、4と
の間が長辺側の側板5、6内面と同一平面で切離形成さ
れ、かつ周壁外面側を支点10a 、11a として互いに折曲
可能に連結されている。そして、この周壁2を折り畳む
には、周壁外面側を支点として折曲可能に連結された一
対の連結部10、11を互いに隣接する側板3、5間及び
4、6間が拡がる方向に支点10a 、11a を中心に折曲
し、かつ周壁内面側を支点として折曲可能に連結された
一対の連結部8、9を互いに隣接する側板3、6間及び
4、5間が互いに閉じる方向に支点8a、9aを中心として
折曲して周壁2を偏平状に変形させることで、隣接する
側板3、6及び4、5の内面同士が互いに重なり合い、
かつ重なり合った二組の側板3、6及び4、5が縦に連
結された状態に折り畳まれる。
【0039】図12に示すものは、周壁2を構成する二組
の側板3、4、及び5、6が、四隅に位置する側板連結
部8、9、10、11のうち、対角に位置する一対の連結部
8、9においては妻側の側板3、4と隣接する長辺側の
側板6、5との間が周壁内外面における角部間を結んで
斜めに切離形成され、かつ周壁外面側を支点8a、9aとし
て折曲可能に連結され、又、対角に位置する他の一対の
連結部10、11においては長辺側の側板5、6との間が妻
側の側板3、4内面と同一平面で切離形成され、かつ周
壁内面側を支点10a 、11a として互いに折曲可能に連結
されている。そして、この周壁2を折り畳むには、周壁
外面側を支点として折曲可能に連結された一対の連結部
8、9を互いに隣接する側板3、6間及び4、5間が拡
がる方向に支点8a 、9a を中心に折曲し、かつ周壁内
面側を支点として折曲可能に連結された一対の連結部1
0、11を隣接する側板間3、5及び4、6間が閉じる方
向に支点10a 、11a を中心として折曲して周壁2を偏平
状に変形させることで、隣接する側板3、5及び4、6
の内面同士が互いに重なり合い、かつ重なり合った二組
の側板3、5及び4、6が縦に連結された状態に折り畳
まれる。
【0040】図13に示すものは、周壁2を構成する二組
の側板3、4、及び5、6が、四隅に位置する側板連結
部8、9、10、11のうち、対角に位置する一対の連結部
8、9においては妻側の側板3、5と隣接する長辺側の
側板6、5との間が周壁内外面における角部間を結んで
斜めに切離形成され、かつ周壁外面側を支点8a、9aとし
て折曲可能に連結され、又、対角に位置する他の一対の
連結部10、11においては、隣接する妻側の側板3、4と
の間が長辺側の側板5、6内面と同一平面で切離形成さ
れ、かつ周壁内面側を支点10a 、11a として互いに折曲
可能に連結されている。そして、この周壁2を折り畳む
には、周壁外面側を支点として折曲可能に連結された一
対の連結部8、9で隣接する側板3、6間及び4、5間
が拡がる方向に支点8a、9aを中心に折曲し、かつ周壁内
面側を支点として折曲可能に連結された一対の連結部1
0、11で隣接する側板間3、5間及び4、6間が閉じる
方向に支点10a 、11a を中心として折曲して周壁2を偏
平状に変形させることで、隣接する側板3、5及び4、
6の内面同士が互いに重なり合い、かつ重なり合った二
組の側板3、5及び4、6が縦に連結された状態に折り
畳まれる。
【0041】図14に示すものは、周壁2を構成する二組
の側板3、4、及び5、6が、四隅に位置する側板連結
部8、9、10、11のうち、対角に位置する一対の連結部
8、9においては妻側の側板3、4と隣接する長辺側の
側板6、5との間が周壁内外面における角部間を結んで
斜めに切離形成され、かつ周壁外面側を支点8a、9aとし
て折曲可能に連結され、又、対角に位置する他の一対の
連結部10、11においては、一方の連結部10では妻側の側
板3と隣接する長辺側の側板5との間が周壁内外面にお
ける角部間を結んで斜めに切離形成されるとともに他方
の連結部11では隣接する妻側の側板4との間が長辺側の
側板6内面と同一平面で切離形成され、かつ周壁内面側
を支点10a 、11a として互いに折曲可能に連結されてい
る。そして、この周壁2を折り畳むには、周壁外面側を
支点として折曲可能に連結された一対の連結部8、9で
隣接する側板3、6間及び4、5間が拡がる方向に支点
8a、9aを中心に折曲し、かつ周壁内面側を支点として折
曲可能に連結された他の一対の連結部10、11で隣接する
側板3、5間及び4、6間が閉じる方向に支点10a、11a
を中心として折曲して周壁2を偏平状に変形させるこ
とで、隣接する側板3、5及び4、6の内面同士が互い
に重なり合い、かつ互いに重なり合った二組の側板3、
5及び4、6が縦に連結された状態に折り畳まれる。
【0042】図15に示すものは、周壁2を構成する二組
の側板3、4、及び5、6が、四隅に位置する側板連結
部8、9、10、11のうち、対角に位置する一対の連結部
8、9においては妻側の側板3、4と隣接する長辺側の
側板6、5との間が周壁内外面における角部間を結んで
斜めに切離形成され、かつ周壁外面側を支点8a、9aとし
て折曲可能に連結され、又、対角に位置する他の一対の
連結部10、11においては、一方の連結部10では妻側の側
板3と隣接する長辺側の側板5との間が周壁内外面にお
ける角部間を結んで斜めに切離形成されるとともに他方
の連結部11では隣接する長辺側の側板6との間が妻側の
側板4内面と同一平面で切離形成され、かつ周壁内面側
を支点10a 、11a として互いに折曲可能に連結されてい
る。そして、この周壁2を折り畳むには、周壁外面側を
支点として折曲可能に連結された一対の連結部8、9で
隣接する側板3、6間及び4、5間が拡がる方向に支点
8a、9aを中心に折曲し、かつ周壁内面側を支点として折
曲可能に連結された一対の連結部10、11を互いに隣接す
る側板3、5間及び4、6間が閉じる方向に支点10a 、
11a を中心として折曲して周壁2を偏平状に変形させる
ことで、隣接する側板3、5及び4、6の内面同士が互
いに重なり合い、かつ重なり合った二組の側板3、5及
び4、6が縦に連結された状態に折り畳まれる。
【0043】更に、図16に示すものは、周壁2を構成す
る二組の側板3、4、及び5、6が、四隅に位置する側
板連結部8、9、10、11でいずれも周壁内外面における
角部間を結んで斜めに切離形成され、対角に位置する一
対の連結部8、9においては周壁内面側を支点8a、9aと
して折曲可能に連結され、又、対角に位置する他の一対
の連結部10、11においては、周壁内面側を支点10a 、11
a として互いに折曲可能に連結されている。そして、こ
の周壁2を折り畳むには、周壁外面側を支点として折曲
可能に連結された一対の連結部10、11で互いに隣接する
側板3、5間及び4、6間が拡がる方向に支点10a 、11
a を中心に折曲し、かつ周壁内面側を支点として折曲可
能に連結された一対の連結部8、9で互いに隣接する側
板3、6間及び4、5間が閉じる方向に支点8a 、9a
を中心として折曲して周壁2を偏平状に変形させること
で、隣接する側板3、5及び4、6の内面同士が互いに
重なり合い、かつ重なり合った二組の側板3、6及び
4、5が縦に連結された状態に折り畳まれる。
【0044】次に、上記のような本発明に係る組立容器
1において、周壁2を構成する各側板3、4、5、6に
おいて、互いに隣接する側板間を折曲可能に連結する連
結部の構造について説明する。本発明における隣接する
側板間の連結部の構造については特に限定はないが、本
願発明が発泡合成樹脂製であることを考慮して、本発明
において好ましい連結部の構造を以下にいくつか挙げて
おく。
【0045】先ず、図17に示したものは、側板連結部の
構造の一例を示すものである。これは、合成樹脂の射出
成形あるいは押出成形により成形されるヒンジ部材71を
用いて隣接する側板3及び側板5間(又は側板4及び側
板6間)を連結してなるものであり、前記ヒンジ部材71
は断面略コ字形に形成され隣接する側板5、側板3のそ
れぞれの側端部に嵌着される一対の嵌合部72、73を一方
の嵌合部72の側面に他方の嵌合部73の端面を当接させた
状態で互いに直交する方向に配置し、両嵌合部72、73の
接合面における周壁外面側をヒンジ部71a として折曲可
能に連結することで、隣接する両側板3、側板5間を前
記ヒンジ部71a を支点として互いに拡がる方向に折曲可
能に連結するものである。更に、図例のものでは、前記
一方の嵌合部72の側面に他方の嵌合部73の内側面に当接
する当止辺74を突設することで、側板3と側板5との間
の角度が鋭角になることを防止し、もって組立容器1に
おける周壁2の変形を防止して容器強度を向上させてな
るものである。このヒンジ部材71は、両側板3、5間の
接合部の全長にわたって設けてもよいし、又、部分的に
設けてもよいが、容器の気密性の点を考慮すると、接合
部の全長にわたって設けることが望ましい。
【0046】次に、図18に示したものも合成樹脂の射出
成形あるいは押出成形により成形されるヒンジ部材71を
用いて隣接する側板3及び側板6間(側板4及び側板5
間も同じ)を連結するものである。このヒンジ部材71は
断面略コ字形に形成され隣接する側板3、側板6のそれ
ぞれの側端部に嵌着される一対の嵌合部72、73を一方の
嵌合部72の側面に他方の嵌合部73の端面を当接させた状
態で互いに直交する方向に配置するとともに、両嵌合部
72、73の接合面における周壁内面側をヒンジ部71a とし
て折曲可能に連結することで、隣接する両側板3、側板
6を前記ヒンジ部71a を支点として互いに閉じる方向に
折曲可能に連結してなる。更に、図例のものでは、前記
一方の嵌合部72の側面に他方の嵌合部73の外側面に当接
する当止辺74を突設することで、側板3と側板6との間
が直角以上に開くことを防止し、もって組立容器1にお
ける周壁2の変形を防止して容器強度を向上させるもの
である。
【0047】又、図19に示したものも合成樹脂の射出成
形あるいは押出成形により成形されるヒンジ部材75を用
いて隣接する側板3及び側板5を連結するものである。
このヒンジ部材75は中間に肉薄のヒンジ部75a を挟んで
左右に一対の蝶番76、77が折曲可能に連結形成され、両
蝶番76、77のそれぞれには先端に返し部78a 、79a を形
成した打ち込み片78、79が突設されており、前記打ち込
み片78、79をそれぞれ隣接する側板5の側端外面、及び
側板3の側端面から圧入することで前記ヒンジ部75a を
支点として隣接する両側板3、5を直角から互いに拡が
る方向に折曲可能に連結するものである。
【0048】更に、図20に示したものも合成樹脂の射出
成形あるいは押出成形により成形されるヒンジ部材75を
用いて隣接する側板3及び側板6を連結するものであ
り、ヒンジ部材75は肉薄のヒンジ部75a を挟んで略L字
形の蝶番76と平板状の蝶番77とが折曲可能に連結形成さ
れており、両蝶番76、77のそれぞれには先端に返し部78
a 、79a を形成した打ち込み片78、79が突設されてお
り、前記打ち込み片78、79を隣接する側板3の側端内
面、及び側板6の側端内面から圧入することで前記ヒン
ジ部75a を支点として隣接する両側板3、6を直角から
閉じる方向に互いに折曲可能に連結している。
【0049】そして、図21、22に示すものは、側板3と
側板5との間、及び側板3と側板6との間の連結構造の
更に他の実施例を示すものである。ここでは、隣接する
側板3と側板5、あるいは側板3と側板6との内面又は
外面にわたって接着テープを貼着するか、あるいは熱可
塑性樹脂フイルムを熱融着することで連結膜の一方31を
設け、かつ、互いの当接面にわたって同様に連結膜の他
方32を設け、しかも、両連結膜31と32とを互いに接着又
は熱融着するか、又は図22(ロ)に示すように糸状34を
用いてレーシングすることで両連結膜31、32が互いに接
合されたヒンジ部33を設けてなり、該ヒンジ部33を支点
として両側板3、5及び側板3、6をそれらの外面側、
又は内面側を支点として互いに拡がる方向、又は閉じる
方向へ折曲可能に連結するものである。
【0050】次に、図23に示したものは、本発明に係る
組立容器1において周壁2内へ取り付けられる底板7の
取付構造の他実施例を示すものである。これは、組立容
器1の周壁2を構成する四枚の側板3、4、5、6のう
ちの長辺側の一枚の側板5が、その上下の部分5A、5Bに
互いに切離形成され、側板上部5Aで隣接する側板3、4
に折曲可能に連結され、かつ上下の側板部分5A、5Bは前
記切離面の外面側を支点5aとして折曲可能に連結されて
おり、前記側板下部5Bを外側へ折曲することで周壁2内
外に連通する開口部2Aが形成される。更に、周壁2を構
成する側板3、4、6、及び前記側板5の下部5Bの内面
には、前記開口部2Aに連通し、周壁2内に嵌着される底
板7の外縁部に周設された嵌合凸条70が嵌着される嵌合
凹条16、17、18、19が形成されている。
【0051】この底板7の取付構造においては、前記上
下に切離形成された側板5の下部5Bを図25に示すように
外方へ折曲して周壁2の開口部2Aを開放し、この開口部
2Aから底板7を周壁2内に挿入して該底板7外縁部の嵌
合凸条70を各側板3、4、6のそれぞれの内面に形成し
た嵌合凹条16、17、19に嵌挿してゆき、底板7を周壁2
内に完全に収容した後、図26に示すように前記側板下部
5Bで周壁2の開口部2Aを閉じると同時に該下部5Bに形成
された嵌合凹条18と底板7周縁部の嵌合凸条70とを互い
に嵌着することで、周壁2内に底板7が嵌着される。こ
のように、底板7の取付構造として、容器の四周壁を構
成する側板3、4、5、6のうちの一枚の側板5をその
上下の部分5A、5Bに切離形成して切離面の外面側を支点
として折曲可能に連結し、切離された側板下部5Bを外方
へ折曲して形成される開口部2Aから周壁2内へ底板7を
嵌入可能とすることで、底板7を無理なく、かつ確実に
周壁2内へ取り付けることができ、更に図示した実施例
のように周壁2を構成する側板3、4、5、6の内面に
前記開口部2Aに連通して底板7の外縁部に突設した嵌合
凸条70を嵌着する嵌合凹条16、17、18、19を形成してお
けば、底板7の取付状態をより確実なものとしうる。
【0052】図27〜図30に示すものは、本発明に係る組
立容器1の他実施例である。この組立容器1は、図30に
示すように容器の周壁2を構成する相対向する二組の側
板3、4及び5、6が、前記実施例と同様にそれぞれの
一側端部で隣接する側板の内面と同一平面で互いに切離
成形され、かつ互いに折曲可能に連結されており、四隅
に位置する側板連結部のうち対角に位置する一対の連結
部8、9においては、切離面における周壁内面側を支点
8a、9aとして折曲可能に連結され、一方、対角に位置す
る他の一対の連結部10、11においては、切離面における
周壁外面側を支点10a 、11a として折曲可能に連結され
ている。更にこの実施例においては、妻側に位置する一
対の側板3、4には、それぞれの下端から内方へ略L字
形に突出する支持凸片41、42が形成されており、かつ該
支持凸片41、42の側端は隣接する側板5、6との連結部
10、11を越えて隣接する側板5、6の側端下面を覆う側
片41a 、42a が形成されて周壁2下面における対向する
2辺の巾方向全長にわたって設けられている。そして、
平面視ロ字形に組み立てられた前記周壁2内に底板7を
嵌挿し、前記一対の側板3、4下端に設けられた支持凸
片41、42上に底板7が支持されて底壁が構成される。
【0053】この組立容器1は、図31(イ)、図32
(イ)に示す組立状態から、周壁2内に嵌着されて支持
凸片41、42上に支持された底板7を取り外すことで各側
板3、4、5、6を隣接する側板同士の連結部8、9、
10、11において支点8a、9a、10a、11a を中心として互
いに折曲可能な状態とし、この状態で図31(ロ)、図32
(ロ)に示すように、四隅に位置する側板連結部8、
9、10、11のうち、周壁外面側を支点10a 、11a として
折曲可能に連結された一対の連結部10、11で隣接する側
板3、5及び4、6が互いに拡がる方向に折曲し、かつ
周壁内面側を支点8a、9aとして折曲可能に連結された他
の一対の連結部8、9では隣接する側板3、6及び4、
5が互いに閉じる方向に折曲して周壁2を偏平状に変形
させることで、図31(ハ)及び図32(ハ)に示すように
隣接する側板3、6及び4、5の内面同士が互いに重な
り合い、かつ重なり合った二組の側板3、6及び4、5
が縦に連結された状態に折り畳まれる。
【0054】又、図33〜図35に示すものは、本発明に係
る組立容器1の更に他実施例である。この実施例の組立
容器1は、上記の他の実施例と同様に容器の周壁2を構
成する相対向する二組の側板3、4及び5、6が、その
一側端部で隣接する側板の内面と同一平面で互いに切離
形成され、かつ折曲可能に連結されており、四隅に位置
する側板連結部のうち対角に位置する一対の連結部8、
9においては、切離面における周壁内面側を支点8a、9a
として折曲可能に連結され、一方、対角に位置する他の
一対の連結部10、11においては、切離面における周壁外
面側を支点10a、11a として折曲可能に連結されてい
る。更にこの実施例では、底板7が、その巾方向の略中
間位置で左右の部分7A、7Bに切離形成され、該切離面の
それぞれに互いに凹凸嵌合する嵌合凸部14と嵌合凹部15
とが交互に形成されており、前記切離された左右の底板
部分7A、7Bがそれぞれの側端部下縁7a、7bで周壁2を構
成する左右一組の側板6、5の下部に折曲可能に連結さ
れるとともに、両側板6、5の内面に、これに折曲可能
に連結された前記左右の底板部分7A、7Bを収容する収容
凹所61、及び51が形成されている。前記左右の底板部分
7A、7Bと側板6、5との連結に際しては、図21、図22に
示したような接着テープや合成樹脂フイルムを利用した
ヒンジ構造を採用することができる。又、周壁2を構成
する各側板3、4、5、6の下端部には前記左右の底板
部分7A、7Bを水平状態に互いに嵌合連結して容器の底壁
を構成した際に、該底板7の周端下縁を支持する支持凸
条20、21、22、23が周設されている。
【0055】そしてこの組立容器1は、組立状態から、
容器1の底壁を構成する左右の底板部分7A、7Bをその中
央部で左右に分離してそれぞれ側板6、5の内面に設け
た収容凹所61、51の内部に完全に収容することで、周壁
2を四隅の支点8a、9a、10a、11a を中心として折曲可
能な状態とし、前記他の実施例と全く同様の要領で側板
連結部8、9、10、11のうち、周壁外面側を支点10a 、
11a として折曲可能に連結された一対の連結部10、11で
隣接する側板3、5及び4、6が拡がる方向に折曲し、
かつ周壁内面側を支点8a、9aとして折曲可能に連結され
た他の一対の連結部8、9で隣接する側板3、6及び
4、5が閉じる方向に折曲して周壁2を偏平状に変形さ
せることで、側板3、6及び4、5の内面同士が互いに
重なり合い、かつ重なり合った二組の側板3、6及び
4、5が縦に連結された状態に折り畳まれるのである。
【0056】この実施例のように、容器1の底壁部分を
構成する底板7を左右の部分7A、7Bに分離形成するとと
もに、それぞれの底板部分7A、7Bを周壁2を構成する側
板6、5内面に折曲可能に連結し、かつ該側板6、5内
面に設けた収容凹所61、51内に収容可能に構成すること
で、容器1の折り畳み時に周壁2を構成する各側板3、
4、5、6と底板7とを分離することなく折り畳むこと
ができ、折り畳み後の部材管理が容易となるとともに、
容器の折り畳み、組み立て作業も、底板7を左右に撥ね
上げて周壁2を偏平に変形させることで折り畳み、又、
この折り畳んだ状態から周壁2を拡げて左右の側板6、
5内に収容された左右の底板部分7A、7Bを引き出して両
者を水平に嵌合連結するだけで極め簡単に組み立てるこ
とができる。又、周壁2を構成する側板3、4、5、6
の下端に組み立て時の底板7の周端下縁を支持する支持
凸条20、21、22、23を周設すれば、底板7の取り付けを
強固になし、もって組立容器1の容器強度が大となる。
【0057】更に、図36〜図42に示すものは、本発明に
係る組立容器1の更に他実施例である。この組立容器1
は、容器の周壁2を構成する相対向する二組の側板3、
4、及び5、6のうち、一組の側板5、6の両端部から
底板7の厚さ分だけ内方よりの位置でそれぞれ隣接する
他の一組の側板3、4との間で切離形成され、対角に位
置する一対の連結部8、9においては、切離面における
周壁内面側を支点8a、9aとして折曲可能に連結され、一
方、対角に位置する他の一対の連結部10、11において
は、切離面における周壁外面側を支点10a 、11a として
折曲可能に連結されている。又、底板7は、その巾方向
の略中間位置で左右の部分7A、7Bに切離形成され、該切
離面のそれぞれに互いに凹凸嵌合する嵌合凸部14と嵌合
凹部15とが交互に形成されており、左右に分離成形され
た底板部分7B、7Aがその側端上縁7a' 、7b' を支点とし
て前記側板5、6のそれぞれの両端部に形成される略L
字形の折曲部52、53間、及び62、63間の下部に折曲可能
に連結されて折曲部52、53間及び62、63間に収容可能に
構成されている。又、周壁2を構成する一組の側板3の
下端部には、前記左右の底板部分7A、7Bを水平状態に互
いに嵌合連結して容器の底壁を構成した際に、該底板7
周端下縁を支持する支持凸片41、42を突設してなる。
【0058】この組立容器1は、図40(イ)、(ロ)に
示す組立状態から、容器の底壁を構成する底板7の左右
の底板部分7A、7Bをその中央部で左右に分離して図41
(イ)、図42(イ)に示すようにそれぞれ側板6、5の
両端部に形成される略L字形の折曲部62、63間及び52、
53間に収容することで、周壁2を四隅の支点8a、9a、10
a 、11a を中心として折曲可能な状態とし、前記と同様
の要領で図41(ロ)、図42(ロ)に示すように周壁外面
側を支点10a 、11a として互いに隣接する側板3、5及
び4、6を互いに拡げる方向に折曲し、かつ周壁内面側
を支点8a、9aとして互いに隣接する側板3、6及び4、
5を互いに閉じる方向に折曲して周壁2を偏平状に変形
させることで、図41(ハ)、図42(ハ)に示すように側
板3が、内面に底板部分7Aを収容した側板6と重なり合
い、又、側板4が、底板7Bを収容した側板5と重なり合
い、かつ重なり合った二組の側板3、6及び4、5が縦
に連結された状態に折り畳まれるのである。尚、図42で
示すように、側板5、6の下面には、折り畳み時にこれ
と隣接する側板3、4下端に設けられた支持凸片41、42
の側端縁が回動可能な円弧状凹所43が形成されており、
容器1の折り畳み動作は円滑に行われる。
【0059】上記のように、この実施例においても、容
器1の底壁を構成する底板7を左右の部分7A、7Bに分離
形成するとともに、それぞれの底板部分7A、7Bを周壁2
を構成する左右の側板6、5内面に折曲可能に連結して
該側板6、5内面に重ねた状態で収容可能としておくこ
とで、容器の折り畳み時に周壁2を構成する各側板3、
4、5、6と底壁を構成する底板7とを分離することな
く折り畳むことができ、折り畳み後の部材管理が容易と
なるとともに、容器の折り畳み、組み立て作業も、底板
7を左右に撥ね上げて周壁2を偏平に変形させることで
折り畳み、又、この状態から周壁2を拡げて左右の側板
6、5内に収容された底板7の左右の部分7A、7Bを引き
出して両者を水平に嵌合連結するだけで極め簡単に行う
ことができる。又、周壁2を構成する他の一組の側板
3、4の下端に、容器1の組み立て時の底板7を支持す
るための支持凸片41、41を設けることで、底板7の取り
付けが強固になり、もって組立容器1の容器強度も大と
なる。
【0060】以上のように、本発明に係る組立容器1に
おいては、隣接する側板3、6及び4、5の内面同士が
互いに重なり合い、かつ互いに重なり合った二組の側板
3、6及び4、5が縦に連結された状態に折り畳んだ状
態の組立容器を、周壁外面側を支点10a 、11a として隣
接する側板3、5間、及び4、5間を閉じる方向に折曲
するとともに、周壁内面側を支点8a、9aとして隣接する
側板3、6間、及び4、6間を開く方向に折曲して周壁
2が構成される。そして、該周壁2は、その内部に底板
7を嵌着することで容器の底壁が構成される同時に、こ
の嵌着された底板7によって互いに隣接する側板同士が
折曲して容器が変形することを防止し、もって容器に強
度を付与してなるものであるが、以下に示す図43〜図50
には、上記のような本組立容器1における側板同士の連
結部分に、両側板を折曲不能に固定する連結部材を着脱
自在に取り付けることで、隣接する側板が折り畳む方向
へ折曲して容器が変形すること防止して組立時の容器強
度をより向上させるための構造を示している。
【0061】先ず、図43、図44に示すものは、上記の目
的に用いる連結部材80の一例を示すものである。この連
結部材80は、合成樹脂の射出成形等により作製され、平
面視略L字形で、かつ下方に開口した断面略コ字形に形
成されるとともに、両側片81、82の内面に突起83が形成
されており、組立容器1における隣接する側板3、6、
及び4、5の連結部8、9において、連結部8、9を挟
んで隣接する側板上端縁間に取り付けられている。この
連結部材80は、組立容器1を組み立てた状態において対
角に位置する一対の側板連結部8、9の上方から互いに
隣接する側板間に取り付けることにより、隣接する側板
3、6間及び4、5間が周壁2を折り畳む方向、即ち、
側板3、6間、及び側板4、5間が閉じる方向への動き
を規制し、もって容器1の変形を防止して容器強度を大
とするものである。又、前記連結部材80の側片81、82内
面に設けた突起83は、周壁2への取り付け時に側板内外
表面から圧入されて連結部材80を確実に周壁2に取り付
け可能とする。尚、前記連結部材80は、対角に位置する
他の一対の連結部に取り付けてもよいし、又、周壁2の
四隅の連結部の全てに設けることができるのは勿論であ
る。
【0062】次に、図45、図46に示すものは、連結部材
80の他の実施例であり、ここでは、合成樹脂の射出成形
にて作製され、断面略コ字形に形成された嵌合部84の一
端を斜めに開口するとともに、該開口部に前記嵌合部84
に直交する係止弾片85を連設してなり、又、前記嵌合部
84の側片81、82内面には突起83を設けてなる。そして、
前記嵌合部84を隣接する一方の側板4上端縁の上方から
嵌着して突起83にて固定するとともに先端の係止弾片85
を隣接する側板5の外面に係止することで側板4と側板
5との連結部9を連結固定してなるものである。この場
合にも、周壁2における任意の連結部に連結部材80を取
り付けることができる。尚、前記係止弾片85先端の折曲
部分86は、連結部材80を周壁2へ着脱する際に係止弾片
85を拡げることで着脱作業を容易とするための操作片と
なるものである。
【0063】又、図47、図48に示したものは、連結部材
80の更に他実施例を示すものであり、ここでは、連結部
材80を鋼線等の弾性を有する線部材にて作製してなり、
隣接する側板の連結部分の内外面にそった形状にそれぞ
れ略L字形に形成された内外一対の折曲軸87、88間を下
方に開口したコ字形の連結軸89で連結してなるクリップ
状のものであり、隣接する側板4、5間の連結部9に両
側板4、5の内外両面から前記両折曲軸87、88で挟み込
み、両折曲軸87、88先端から内側に延設した爪87’、8
8’を側板4表面から差し込んだ状態で強固に取り付け
ることで、隣接する側板4、5間を連結固定して、周壁
2の変形を防止するものである。尚、側板3、4間も同
様にして連結部材80にて連結固定されるものであり、更
にこの連結部材80を他の一対の連結部における側板3、
5間、及び側板4、6間に取り付けてもよいことは勿論
である。
【0064】以上の連結部材80の場合には、いずれも周
壁2における側板の各連結部のそれぞれに取り付けるこ
とで各連結部における周壁2の変形を防止するものであ
るが、これを更に図49、50に示すように、周壁2の開口
縁の形状に応じた平面視略ロ字形に形成した連結枠90を
周壁2の開口縁の全周にわたって取り付けることもでき
る。尚、この場合にも前記連結枠90内面には側板表面に
食い込む突起91を設けることで周壁2を構成する側板3
・・に対して確実に取り付け可能となる。
【0065】
【発明の効果】上記のように本発明に係る発泡合成樹脂
製の組立容器は、容器の四周壁を構成する相対向する二
組の発泡合成樹脂製の側板と、前記二組の側板によって
構成される周壁内に着脱自在に嵌着されて容器の底壁を
構成する発泡合成樹脂製の底板とからなり、前記二組の
側板は、隣接する側板同士が切離形成され、かつ互いに
折曲可能に連結されるとともに、四隅に位置する側板連
結部のうち対角に位置する一対の連結部においては切離
面における周壁内面側を支点として折曲可能に連結さ
れ、対角に位置する他の一対の連結部においては切離面
における周壁外面側を支点として折曲可能に連結されて
なることから、前記二組の側板によって構成される周壁
内に嵌着された底板を取り外し、周壁を四隅に位置する
側板連結部のうち、周壁外面側を支点とする一対の連結
部分を該連結部で互いに隣接する側板を拡げる方向に折
曲すると同時に周壁内面側を支点とする他の一対の連結
部分を該連結部で互いに隣接する側板を閉じる方向に折
曲して偏平状に変形させるだけで折り畳むことができ、
又、上記のように折り畳んだ容器は前記と反対の要領で
元のように組み立てることができ、容器の組み立て、折
り畳み作業が極めて簡単である。しかも、折り畳んだ状
態では隣接する側板内面同士が互いに重なり合い、かつ
互いに重なり合った二組の側板が縦に連結された状態と
して極めてコンパクトに折り畳むことができ、組立容器
本来の目的である大きな減容率を達成しうる。又、周壁
は隣接する側板同士が互いに連結されていることから、
容器の気密性もよく、かつ組立状態においては、周壁内
に嵌着された底板により周壁の変形が防止されること
で、容器の強度も大きく、これらの点においても従来の
発泡合成樹脂製の組立容器における欠点が克服された。
【0066】又、底板を、その略中央部で左右に切離形
成したものでは、容器の周壁から取り外した後の底板を
左右に分離することで、前記周壁と同様にこの底板もコ
ンパクトに収納できる。更に、この場合に切離形成され
た底板の左右部分を互いに折曲可能に連結したもので
は、取り外した後に折り畳んで一つにして収納でき、部
材の管理が容易でかつ紛失等のおそれもない。又、切離
形成された底板のそれぞれの切離面に互いに凹凸嵌合す
る嵌合凸部と嵌合凹部とを形成しておけば、周壁内に取
り付けられた場合の底板の強度が向上し、この底板によ
り形状が保持される周壁強度も大きなものとなる。
【0067】容器の四周壁を構成する側板の内面下部に
底板の周端部が嵌着される嵌合凹条を周設したり、側板
の内面下端部に底板の周端下縁が支持される支持凸条を
周設すれば、底板を周壁内に確実に位置決めして取り付
けることができる。更に前記嵌合凹条の開口上縁に、又
は前記支持凸条から底板の厚さ分だけ上方の位置に、底
板の周端上縁が係止される係止凸条を周設すれば、周壁
内に取り付けられた底板の浮き上がりを防止でき、底板
による周壁の固定がより確実となる。
【0068】又、底板の取り付け構造として、容器の四
周壁を構成する側板のうちの一枚が、その上下の部分に
互いに切離形成され、前記切離面の外面側を支点として
折曲可能に連結されており、前記切離された側板下部を
外方へ折曲することで形成される開口部から容器周壁内
へ底板を嵌入可能としたものでは、底板を無理なく、か
つ確実に周壁内へ取り付けることができる。更にこの場
合に、周壁を構成する側板の内面に、前記開口部に連通
し、底板の周縁部が嵌着される嵌合凹条を形成しておけ
ば、底板の取付状態はより確実なものとなる。
【0069】又、底板の取付構造として、相対向する二
組の側板の一方に、それぞれの側板下端から内方へ略L
字形に突出して底板の側端下縁を支持する支持凸片を形
成したものでは、底板の取り付けを簡単、確実に行うこ
とができる。
【0070】前記底板として、その所定の中間位置で左
右に切離形成し、前記切離された左右の部分をそれぞれ
の側端部で左右の一組の側板下部に折曲可能に連結して
おけば、底板を側板と分離することなく側板とともに折
り畳むことができ、折り畳み後の部材の管理を容易と
し、かつ部材を紛失するおそれもなく、又、再び組み立
てる場合にも分離された部材を寄せ集めるといった手間
も不要となる。更に、この場合に、底板切離面のそれぞ
れに互いに凹凸嵌合する嵌合凸部と嵌合凹部とを形成し
ておけば、組立状態の底板強度が大きなものとなり、ひ
いては、この底板を取り付けることにより形状が保持さ
れる周壁部分の強度も大きなものとなる。又、側板内面
に、これに折曲可能に連結された底板を収容する収容凹
所を形成しておけば、折り畳み時には前記凹所内に底板
を収容することで、容器を側板の厚みの範囲内でコンパ
クトに、かつ簡単な作業で折り畳むことができる。又、
組立時にも前記凹所から底板を取り出すだけで簡単に組
み立てることができる。更に、この容器の四周壁を構成
する側板の内面下端部に底板の周端下縁を支持する支持
凸条を周設しておけば、組立時の底板の取付強度を大き
なものとすることができる。
【0071】又、前記のように側板内面に底板が収納さ
れる凹所を形成する代わりに、底板が折曲可能に連結さ
れた一組の側板を、その両端部から前記底板の厚さ分だ
け内方よりの位置で隣接する他の一組の側板との間で切
離形成し、前記側板両端部のそれぞれに形成される略L
字形の折曲部間に底板を収容可能とすれば、折り畳み時
には底板を左右に撥ね上げて側板両端の折曲部間に収納
することで側板とともに簡単に折り畳み可能であり、
又、組立時には側板内面から底板を取り出すだけで簡単
に組み立てることができる。更に、この場合に、他の一
組の側板に、それぞれの側板下端から内方へ略L字形に
突出して底板の側端下縁を支持する支持凸片を形成して
おくことで、組立時の底板の取付強度が向上する。
【0072】そして、以上のような本組立容器におい
て、折曲可能に連結された隣接する側板間に、容器を組
み立てたときに両側板を折曲不能に固定する連結部材を
着脱自在に取り付ければ、隣接する側板が折り畳まれる
方向へ折曲することを防止して組立時の容器強度はより
一層向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る発泡合成樹脂製組立容器の一実
施例の組立状態を示す斜視図。
【図2】 前記組立容器の平面図。
【図3】 前記組立容器の縦断側面図。
【図4】 前記組立容器の縦断正面図。
【図5】 前記組立容器における底板の取り付け状態を
示す容器の縦断正面図。
【図6】 底板の連結部の構造を示す要部の拡大斜視
図。
【図7】 前記組立容器を折り畳む様子を示す斜視図。
【図8】 組立容器の折り畳み構造の他実施例を示す簡
略平面図。
【図9】 組立容器の折り畳み構造の他実施例を示す簡
略平面図。
【図10】 組立容器の折り畳み構造の他実施例を示す簡
略平面図。
【図11】 組立容器の折り畳み構造の他実施例を示す簡
略平面図。
【図12】 組立容器の折り畳み構造の他実施例を示す簡
略平面図。
【図13】 組立容器の折り畳み構造の他実施例を示す簡
略平面図。
【図14】 組立容器の折り畳み構造の他実施例を示す簡
略平面図。
【図15】 組立容器の折り畳み構造の他実施例を示す簡
略平面図。
【図16】 組立容器の折り畳み構造の他実施例を示す簡
略平面図。
【図17】 組立容器における側板の連結部構造の一例を
示す要部の拡大図であり、(イ)は容器組立状態の側板
連結部を、又、(ロ)は容器折り畳み状態の側板連結部
を示す。
【図18】 組立容器における側板の連結部構造の他例を
示す要部の拡大図であり、(イ)は容器組立状態の側板
連結部を、又、(ロ)は容器折り畳み状態の側板連結部
を示す。
【図19】 組立容器における側板の連結部構造の更に他
例を示す要部の拡大図であり、(イ)は容器組立状態の
側板連結部を、又、(ロ)は容器折り畳み状態の側板連
結部を示す。
【図20】 組立容器における側板の連結部構造の更に他
例を示す要部の拡大図であり、(イ)は容器組立状態の
側板連結部を、又、(ロ)は容器折り畳み状態の側板連
結部を示す。
【図21】 組立容器における側板の連結部構造の更に他
例を示す要部の拡大図であり、(イ)は容器組立状態の
側板連結部を、又、(ロ)は容器折り畳み状態の側板連
結部を示す。
【図22】 組立容器における側板の連結部構造の更に他
例を示す要部の拡大図であり、(イ)は容器組立状態の
側板連結部を、又、(ロ)は容器折り畳み状態の側板連
結部を示す。
【図23】 本発明に係る組立容器の他実施例を示す底板
を取り外した状態の斜視図。
【図24】 前記組立容器の縦断側面図。
【図25】 前記組立容器において底板を取り付ける様子
を示す縦断正面図。
【図26】 前記組立容器の底板を取り付けた状態の縦断
正面図。
【図27】 本発明に係る組立容器の更に他実施例を示す
分解斜視図。
【図28】 前記組立容器の縦断正面図。
【図29】 前記組立容器の縦断側面図。
【図30】 前記組立容器における周壁の斜視図。
【図31】 前記組立容器を折り畳む様子を示す平面図で
あり、(イ)は組立状態の容器の平面図、(ロ)は折り
畳み途中の周壁の平面図、(ハ)は折り畳んだ状態の周
壁の平面図。
【図32】 同じく前記組立容器を折り畳む様子を示す底
面図であり、(イ)は組立状態の容器の底面図、(ロ)
は折り畳み途中の周壁の底面図、(ハ)は折り畳んだ状
態の周壁の底面図。
【図33】 本発明に係る組立容器の更に他実施例の斜視
図。
【図34】 前記組立容器の縦断正面図。
【図35】 前記組立容器の縦断側面図。
【図36】 本発明に係る組立容器の更に他実施例の斜視
図。
【図37】 前記組立容器の分解斜視図。
【図38】 前記組立容器の縦断正面図。
【図39】 前記組立容器の縦断側面図。
【図40】 同じく前記組立容器を示すものであり、
(イ)は平面図、(ロ)は底面図。
【図41】 前記組立容器における周壁を折り畳む様子を
示すものであり、(イ)は組み立て状態の周壁の平面
図、(ロ)は折り畳む途中の周壁の平面図、(ハ)は折
り畳んだ状態の周壁の平面図。
【図42】 同じく前記組立容器における周壁を折り畳む
様子を示すものであり、(イ)は組み立て状態の周壁の
底面図、(ロ)は折り畳む途中の周壁の底面図、(ハ)
は折り畳んだ状態の周壁の底面図。
【図43】 連結部材の一例を示す組立容器の斜視図。
【図44】 前記連結部材を示すものであり、(イ)は斜
視図、(ロ)は側板上縁部に取り付けた状態の断面図。
【図45】 連結部材の他例を示す組立容器の斜視図。
【図46】 前記連結部材を示すものであり、(イ)は斜
視図、(ロ)は側板上縁部に取り付けた状態の平面図。
【図47】 連結部材の更に他例を示す組立容器の斜視
図。
【図48】 前記連結部材を示すものであり、(イ)は斜
視図、(ロ)は側板上縁部に取り付けた状態の平面図。
【図49】 連結部材の更に他例を示す組立容器の斜視
図。
【図50】 前記連結部材を側板上縁部に取り付けた状態
の断面図。
【符号の説明】
1:組立容器、 101 :蓋体、2:周壁、 2A:開
口、 3:側板、 4:側板、5:側板、
5A:上部、 5B:下部、 6:側板、7:底
板、 7A:左部、 7B:右部、8:連結部、
9:連結部、 10:連結部、 11:連結部、13:
ヒンジ部材、14:嵌合凸部、 15:嵌合凹部、16:嵌合
凹条、 17:嵌合凹条、 18:嵌合凹条、 19:嵌合凹
条、20:支持凸条、 21:支持凸条、 22:支持凸条、
23:支持凸条、24:係止凸条、 25:係止凸条、 2
6:係止凸条、 27:係止凸条、31:連結膜、 32:
連結膜、 33:ヒンジ部、 34:糸条、41:支持凸
片、 42:支持凸片、 43:円弧状凹所51:収納凹所、
52:折曲部、 53:折曲部、61:収納凹所、 62:
折曲部、 63:折曲部、70:嵌合凸条、71:ヒンジ部
材、72:嵌合部、 73:嵌合部、 74:当止部、7
5:ヒンジ部材、76:蝶番、 77:蝶番、78:打ち
込み片、79:打ち込み片、80:連結部材、 81:側片、
82:側片、 83:突起、84:嵌合部、 8
5:係止弾片、 86:折曲部分、87:折曲軸、 88:
折曲軸、 89:連結軸、90:連結枠。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の四周壁を構成する相対向する二組
    の発泡合成樹脂製の側板と、前記二組の側板によって構
    成される周壁内に着脱自在に嵌着されて容器の底壁を構
    成する発泡合成樹脂製の底板とからなり、前記二組の側
    板は、隣接する側板同士が切離形成され、かつ互いに折
    曲可能に連結されるとともに、四隅に位置する側板連結
    部のうち対角に位置する一対の連結部においては切離面
    における周壁内面側を支点として折曲可能に連結され、
    対角に位置する他の一対の連結部においては切離面にお
    ける周壁外面側を支点として折曲可能に連結されてなる
    発泡合成樹脂製組立容器。
  2. 【請求項2】 隣接する側板同士が、その一方の内面と
    同一平面で互いに切離形成されてなる請求項1記載の発
    泡合成樹脂製組立容器。
  3. 【請求項3】 隣接する側板同士が、周壁内外面におけ
    る角部間を結んで斜めに切離形成されてなる請求項1記
    載の発泡合成樹脂製組立容器。
  4. 【請求項4】 底板が、その略中央部で左右に切離形成
    されてなる請求項1記載の発泡合成樹脂製組立容器。
  5. 【請求項5】 切離形成された底板の左右部分が互いに
    折曲可能に連結されてなる請求項4記載の発泡合成樹脂
    製組立容器。
  6. 【請求項6】 切離形成された底板のそれぞれの切離面
    に互いに凹凸嵌合する嵌合凸部と嵌合凹部とが形成され
    てなる請求項4又は請求項5記載の発泡合成樹脂製組立
    容器。
  7. 【請求項7】 容器の四周壁を構成する側板の内面下部
    に底板の周端部が嵌着される嵌合凹条が周設されてなる
    請求項1記載の発泡合成樹脂製組立容器。
  8. 【請求項8】 容器の四周壁を構成する側板の内面下端
    部に底板の周端下縁が支持される支持凸条が周設されて
    なる請求項1記載の発泡合成樹脂製組立容器。
  9. 【請求項9】 嵌合凹条の開口上縁に、又は支持凸条か
    ら底板の厚さ分だけ上方の位置に、底板の周端上縁が係
    止される係止凸条が周設されてなる請求項7又は請求項
    8記載の発泡合成樹脂製組立容器。
  10. 【請求項10】 容器の四周壁を構成する側板のうちの
    一枚が、その上下の部分に互いに切離形成され、かつ前
    記切離面の外面側を支点として折曲可能に連結されてお
    り、前記切離された側板下部を外方へ折曲することで形
    成される開口部から容器周壁内へ底板を嵌入可能として
    なる請求項1記載の発泡合成樹脂製組立容器。
  11. 【請求項11】 周壁を構成する側板の内面に、前記開
    口部に連通し、底板の周縁部が嵌着される嵌合凹条が形
    成されてなる請求項10記載の発泡合成樹脂製組立容
    器。
  12. 【請求項12】 相対向する二組の側板の一方に、それ
    ぞれの側板下端から内方へ略L字形に突出して底板の側
    端下縁を支持する支持凸片が形成されてなる請求項1記
    載の発泡合成樹脂製組立容器。
  13. 【請求項13】 底板がその所定の中間位置で左右に切
    離形成されるとともに、前記切離された左右の底板部分
    がそれぞれの側端部で左右の一組の側板下部に折曲可能
    に連結されてなる請求項1記載の発泡合成樹脂製組立容
    器。
  14. 【請求項14】 底板左右の切離面のそれぞれに互いに
    凹凸嵌合する嵌合凸部と嵌合凹部とが形成されてなる請
    求項13記載の発泡合成樹脂製組立容器。
  15. 【請求項15】 側板内面に、これに折曲可能に連結さ
    れた底板を収容する収容凹所が形成されてなる請求項1
    3又は請求項14記載の発泡合成樹脂製組立容器。
  16. 【請求項16】 容器の四周壁を構成する側板の内面下
    端部に底板の周端下縁を支持する支持凸条が周設されて
    なる請求項13又は請求項14又は請求項15記載の発
    泡合成樹脂製組立容器。
  17. 【請求項17】 底板が折曲可能に連結された一組の側
    板が、その両端部から前記底板の厚さ分だけ内方よりの
    位置で隣接する他の一組の側板との間で切離形成されて
    前記側板両端部のそれぞれに形成される略L字形の折曲
    部間に底板が収容可能とされた請求項13記載の発泡合
    成樹脂製組立容器。
  18. 【請求項18】 他の一組の側板に、それぞれの側板下
    端から内方へ略L字形に突出して底板の側端下縁を支持
    する支持凸片が形成されてなる請求項17記載の発泡合
    成樹脂製組立容器。
  19. 【請求項19】 折曲可能に連結された隣接する側板間
    に、容器を組み立てた状態で両側板を折曲不能に固定す
    る連結部材が着脱自在に取り付けられてなる請求項1記
    載の発泡合成樹脂製組立容器。
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