JP2905724B2 - 合成樹脂製箱 - Google Patents

合成樹脂製箱

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JP2905724B2
JP2905724B2 JP18465495A JP18465495A JP2905724B2 JP 2905724 B2 JP2905724 B2 JP 2905724B2 JP 18465495 A JP18465495 A JP 18465495A JP 18465495 A JP18465495 A JP 18465495A JP 2905724 B2 JP2905724 B2 JP 2905724B2
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正弘 鮫島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、4つの周側板と蓋を
備えた合成樹脂製箱に係り、詳しくはヒンジを介して周
側板に連接され周縁に嵌合溝を有する蓋を備えた合成樹
脂製箱に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、清涼飲料、ジュース、ビール等の
缶容器を梱包する容器としては、一般にダンボール箱が
使用されている。ダンボール箱は、組み立てる前までは
水平状態に展開されており、飲料会社の自動梱包ライン
において梱包すると同時に箱に組み立てることができる
ために運搬、保管効率がよい。また、ダンボール箱は、
ルートセールスにおいては缶を取り出した空箱状態で返
送するときにも、展開状態にすることができるので取り
扱い易いという利点がある。しかしながら、ダンボール
箱はワンウェーの使い捨てであって反復して使用するこ
とができない。一方、近年省資源や廃棄物削減が求めら
れており、この点からもダンボール箱は、見直されてい
る。また、取り扱いにおいては、全て糊付けされて組み
立てられているために、開封や使用後の折り畳みに手間
がかかるという問題がある。
【0003】一方、不使用時に折り畳んでかさ張らない
ようにした折り畳み自在箱として、例えば特開平6−1
35434号公報(以下公知例1という)、あるいは特
開昭63−162458号公報(以下公知例2という)
記載のものがある。公知例1の箱は、胴を形成する4枚
の周側板の下側に底面をなす4枚の折り込み片を一体に
連設してなり、周側板の1つに突設した貼着片を他端の
周側板に貼着して箱の胴を形成し、底面をなす4枚の折
り込み片のうち対角部における2枚を貼着し、他の対角
部では貼着せずフリーな状態とすると共に、対向する折
り込み片を互いに交差するように組み立てる。折り畳む
ときは、フリーな状態の対角部を周方向に押圧して菱形
状に変形させ、底面形成部をなす4枚の折り込み片を周
側板の内側に折り畳むようにしたものである。また、公
知例2の箱は、方形状の底板、側板及び蓋板をそれぞれ
ヒンジ部を介して連設してなり、展開状態から簡単に組
み立てられ、また簡単に展開することができる組み立て
自在箱である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例1の折り畳
み自在箱は、きのこ等の乾燥物の包装に用いるものであ
り、紙や薄い樹脂製シートで形成されているが、缶飲料
のような重量物を梱包する大型の箱においては板厚の厚
いもので形成しなければならず、この場合には底面は折
り込み片の重なりによって菱形状のまま完全な水平状態
には折り畳むことができないという問題がある。また、
公知例1には、蓋構造については記載されていない。一
方、公知例2の組み立て自在箱は、気密性を良好に保ち
保冷性、保温性を向上させるために発泡熱可塑性樹脂に
よって形成されており、蓋は蓋板の裏面に設けた嵌合溝
に各側板の先端部に設けた嵌合突片を嵌合させて閉じる
構造である。従って、缶飲料のような重量物を梱包し、
運搬の際に斜めにしたり横積みする箱としては、確実に
閉蓋状態を保持することはできない。また、蓋は1枚板
であるから完全に開かなければ収納物を取り出すことが
できないという問題がある。
【0005】
【発明の目的】この発明はかかる問題点を解決すべくな
されたもので、確実に閉じられ斜めにしても不用意に収
納物が飛び出すことがないとともに、手で明けるときは
容易に開くことができる蓋の構造とした合成樹脂製箱を
提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために次のような構成とした。即ち、この発明の
請求項1に係る合成樹脂製箱は、4枚の周側板からなる
平面方形状の箱であって、2組の対向する周側板のうち
の一方の組みの周側板にそれぞれヒンジを介して蓋板を
連設してなり、前記蓋板は長さ寸法が他の組みの周側板
の幅寸法の略2分の1であり、両側端縁の内側面に嵌合
溝を設け、蓋板の先端面には両者を一体に係合する係合
部を設けてなり、他方の組みの周側板の先端面には前記
蓋板の嵌合溝に嵌合する嵌合突片を設け、前記嵌合溝
は、外側内面に係合用突状部を形成し、内側面に角を切
り落とした傾斜面を形成してなり、前記嵌合突片は、側
面に水平な凹溝を形成した係合片を有してなり、前記蓋
板の双方またはいずれか一方に透孔用切欠部を設ける
か、あるいは嵌合突片を設けてなる周側板の上端縁に
孔用切欠部を形成したことを特徴とする。
【0007】また、請求項2に係る合成樹脂製箱は、前
記蓋板のうち少なくとも一方の蓋板の先端部の略中央に
透孔用切欠部の形成するとともに、前記透孔用切欠部に
隣接して蓋板の先端面から突出した略台形状突部を形成
し、他方の蓋板の先端部には前記略台形状突部を嵌合す
る切欠部を形成したことを特徴とする。請求項3に係る
合成樹脂製箱は、前記蓋板の先端面をストレート面と
し、蓋板の先端角部に透孔用切欠部を形成するか、また
は蓋板の突き合わせ位置を中心にして側壁板の上端部に
透孔用切欠部を形成したことを特徴とする。
【0008】
【作用】従って、この発明の請求項1にあっては、ヒン
ジを中心にして回動しながら押圧すると嵌合溝に嵌合突
片が嵌合する。蓋板は分割されて対向する周側板に連設
されているから、一方の蓋板のみの開閉も可能である。
また、蓋板先端面の係合部によって一体に結合されるか
ら、上下方向のたわみが防止される。また、蓋板あるい
は周側板に形成した透孔用切欠部は蓋板を閉じたときに
蓋を明けるときの手の差し込み孔となり、蓋板の立ち上
げを容易にすることができる。また、嵌合溝の外側内面
に形成した係合用突状部が嵌合突片を構成する係合片の
側面に形成した凹溝に係合することによって確実に嵌合
保持される。
【0009】また、請求項2にあっては、蓋板の先端部
の透孔用切欠部は蓋板を立ち上げるときの手の差入孔と
なる。また、1つ以上の突部と切欠部は蓋板の水平方向
のねじれを防止するように働く。また、請求項3にあっ
ては、蓋板の先端面をストレート面としたから一層強固
に係合される。また、嵌合溝と嵌合突片の近くに手を差
し込むことができるから、わずかな力で蓋板を明けるこ
とができる。
【0010】
【実施例】以下に、図示する実施例に基づいて詳細に説
明する。図1は組立前の展開された状態の折り畳み自在
箱の平面図である。折り畳み自在箱1は、長辺側の周側
板3、5と短辺側の周側板7、9と周側板3に連設した
貼着片10と、また、周側板3に連設した蓋板11と折
り込み片13、周側板5に連設した蓋板15と折り込み
片17、さらに短辺側の周側板7、9に連設した折り込
み片19、20とからなっている。そして、長辺側の周
側板3と短辺側の周側板7との間、及び長辺側の周側板
5と短辺側の周側板9とはそれぞれダブルヒンジ21を
介して連設されており、長辺側の周側板5と短辺側の周
側板7、及び長辺側の周側板3と貼着片10はそれぞれ
ヒンジ23を介して連設されている。そして、十分な強
度を有し変形を防止するために、前記各周側板3,5,
7,9、折り込み片13,17,19,20及び蓋板1
1、15はそれぞれの厚さが3〜6mm、好ましくは約
5mmの合成樹脂製板で形成されている。使用する樹脂
としては、成型性、ヒンジ21、23等の耐疲労性を考
慮するとポリプロピレンが好ましいが、ポリエチレン、
ポリ塩化ビニル等の樹脂であってもよい。
【0011】前記ヒンジ23は公知の形状であるがダブ
ルヒンジ21は板厚の厚い周側板や折り込み片であって
も、折り畳んだとき上下に位置する周側板が平行となる
ように、所定幅の薄肉部25の両側にヒンジ27、29
を形成してなる(図2及び図3参照)。薄肉部25の幅
寸法は折り込み片13,17,19,20の厚さによっ
て適宜決定される。前記ヒンジ27、29はその肉厚と
幅寸法を異ならしめて形成され、例えば、短辺側の周側
板7に隣接するヒンジ27の方が長辺側の周側板3に隣
接するヒンジ29よりも肉厚が薄く、幅寸法が大きく形
成されている。従って、ヒンジ27の肉厚をtとし、
ヒンジ29の肉厚をtとするとt<tであり、ヒ
ンジ27の幅寸法をWとし、ヒンジ29の幅寸法をW
とするとW>Wとなる。
【0012】上記形状のダブルヒンジ21とすることに
よって、箱に組み立てられたときはまずヒンジ27にお
いて折り曲げられて周側板3と周側板7は直角となり、
折り畳んだときはヒンジ29において折り曲げられて周
側板3と周側板7は平行に重なり合うことになる。この
薄肉部25とヒンジ27、29の幅寸法によって折り代
が調整される(図3参照)。尚、ダブルヒンジ21は、
折り曲げ方向に順次折り曲げられる構成であれば、ヒン
ジ27、29の形状は上記実施例に限定されるものでは
ない。
【0013】次に、前記周側板3、5に連設される蓋板
11、15について説明する。蓋板11、15はヒンジ
32を介して連設されており、長さ寸法は周側板7、9
の幅寸法の2分の1であって、閉じると先端面が突き合
わせられるように形成されている。さらに、先端面略中
央部に台形状切欠部30が形成されており、前記切欠部
30の一端側に突部31が突設されている。そして、前
記突部31は、対向する蓋板11、15を閉じたときに
相手側の切欠部30内に嵌合する。即ち、前記突部31
側とは反対側の切欠部30の傾斜側面33にそれぞれ相
手側の蓋板30の突部31の外側面35が係合するよう
に形成されている。
【0014】蓋板11、15は蓋板の嵌合溝と周側板の
嵌合突片によって構成される嵌合部36によって強固に
に装着される。図4に示すように、蓋板11、15の側
端には両端が開口した嵌合溝37が形成されている。前
記嵌合溝37は閉じたときの内側面に形成されており、
前記嵌合溝37の外側面に係合用突状部39、内側面に
角を切り落とした傾斜面40がそれぞれ形成されてい
る。周側板7、9の端面には係合部36を構成する嵌合
突片41が突設されている。前記嵌合突片41は係合片
43と嵌入片45からなり中央部にスリット47を設け
てなり、前記嵌合溝37に嵌入される。前記係合片43
は周側板7、9の外面側に位置し、側面に凹溝49が形
成されている。前記嵌入片45の外側面には蓋板11、
15の嵌合を容易にするために傾斜面50が形成されて
いる。そして、蓋板11、15を回動させながら開くと
きに、立ち上げを容易にするために蓋板11、15の先
端側において係合用突状部39の突出量を小さくする
か、周側板7、9の幅方向の中央部において凹溝49の
凹み量を小さくし、あるいは両者を小さくして、嵌合力
を弱めておくことが好ましい。このように、蓋板11、
15の先端部において嵌合力を弱くすることにより、わ
ずかな力で嵌合状態を解除し、蓋板11、15を容易に
立ち上げることができる。
【0015】図6に示すように、蓋板11、15を閉じ
たときは、嵌入片45の傾斜面50に嵌合溝37の傾斜
面40が当接しながら嵌合溝37内に嵌合突片41を案
内する。嵌合突片41が嵌合溝37内に嵌合すると同時
に、凹溝49に突状部39が係合して確実に装着され
る。係合片43の背面にはスリット47が設けられてい
るから係合片43はわずかに弾力を有し、嵌合溝37へ
の嵌合を容易にするとともに、嵌合後は係合状態を確実
に保持することができる。一方、蓋板11、15の先端
部において嵌合溝37と嵌合突片41の嵌合力を弱くし
た場合には、わずかな力で嵌合溝37から嵌合突片41
を引き出すことができ、一部が引き出されれば順次嵌合
状態を解除し、蓋板11、15を容易に開くことができ
る。さらに、係合突片41が嵌合溝37に嵌合したとき
は、蓋板11、15の先端面と周側板7、9の外面とは
ほぼ同一面となるように構成されている。
【0016】次に、蓋板11、15の先端面の突き合わ
せ形状について説明する。蓋板11、15は一方に設け
た係合用溝と他方に設けた係合用突部とからなる係合部
34によって一体に係合される。蓋板11の先端面に
は、係合部34を構成する係合用溝51が設けられてお
り、前記係合用溝51の開口側を傾斜面53とする。一
方、蓋板15の先端面には係合部34を構成する係合用
突部55が設けられている。前記係合用突部55は、係
合用溝51への抜き差しを容易にするために断面略三角
形状に形成されている。従って、蓋板11、15を閉じ
たときは、両者の先端面が突き合わせられて係合用溝5
1に係合用突部55が係合し、一体に連結した状態とな
る(図9参照)。尚、前記実施例とは反対に、蓋板11
に係合用突部55を設け、蓋板15に係合用溝51を設
けてもよい。
【0017】図10は嵌合部36の他の実施例を示し、
嵌合溝38と嵌合突片42が嵌合した状態の断面図であ
る。嵌合溝38は上記実施例の嵌合溝37とほぼ同一形
状であり、外側面に係合用突状部44、内側面に角を切
り落とした傾斜面46が形成されている。一方、嵌合部
36を構成する嵌合突片42は、周側板7、9の端面に
突設された係合片48のみからなり、外側面に凹溝52
が形成されている。前記係合片48の内側角部には蓋板
11、15の係合を容易にするために傾斜面54が形成
されている。このように、嵌合突片42を一体形である
係合片48とした場合には、強固に嵌合させることがで
き不用意に外れることがない。尚、この実施例において
も、蓋板11、15の最初の立ち上げを容易にするため
に蓋板11、15の先端側において係合用突状部44の
突出量を小さくするか、係合片48の凹溝52の凹み量
を小さくし、あるいは両者を小さくして、嵌合力を弱め
ておくことが好ましい。
【0018】図11及び図12は、蓋板11、15の先
端面の係合部34の変形例を示す断面図である。図11
は蓋板11の先端面に円弧状溝89を形成し、蓋板15
の先端面に前記円弧状溝89に嵌合する円弧状突部を9
0を形成してなる。このように円弧状溝89と円弧状突
部90とした場合には、密着して嵌合させることができ
る。図12はかぎ形による係合構造としたもので、蓋板
11の先端縁の一方の面に端縁に沿って係合用溝91を
形成し、一方、蓋板15の先端縁の前記係合用溝91と
は反対面に端縁に沿って係合用溝93形成してなる。そ
して、蓋板11の端縁部95と蓋板15の端縁部97は
前記嵌合用溝91、93に嵌入したとき、蓋板11、1
5の両面がほぼ同一面となる高さに形成されている。こ
の係合構造とした場合には、蓋板11と蓋板15は単に
突き合わせるだけではなく一体に連結されるから、上下
方向のたわみと同時に水平方向への開きも防止すること
ができる。
【0019】前記図11及び図12に示す蓋板11、1
5の係合部34の形状は、図7〜図9に示す係合用溝5
4と嵌合突部55に適宜置き換えられるものであって、
適宜変更することができる。また、嵌合溝37と嵌合突
片41による嵌合部36の形状は必ずしも上記実施例に
限定されるものではなく、一方側に溝があり他方側に前
記溝に嵌合する突片があり、蓋板を確実に装着可能な構
造であればよい。
【0020】次いで、前記各周側板3〜9に連設される
折り込み片13〜20について図13に基づいて説明す
る。前記折り込み片13、17は同一形状であって、先
端に凹部57を有しており、ヒンジ59を介して周側板
3、5に連設されている。前記凹部57の角部から周側
板側の端部に向かってヒジジ60が形成されている。そ
して、ヒンジ60から外側の三角形部61が折り込み片
19、20との貼着または熱溶着片となる。組み立てた
ときは折り込み片13と折り込み片17は凹部57の部
分で交差し、三角形部61と反対側の突出部63が互い
に重なり合うことになる。また、折り込み片19、20
は同一の台形状に形成され、ヒンジ65を介して周側板
7、9に連設されている。そして、前記三角形部61よ
りも大きく形成し、組み立てたときヒンジ60からはみ
出す大きさに形成されている。組み立てるときは、前記
折り込み片19、20を前記三角形部61の内側に貼着
または熱溶着によって固着し、底部において前記三角形
部61が外側になるように組み立てる。折り込み片1
9、20をヒンジ60からはみ出す大きさに形成するこ
とにより、組み立てたときヒンジ60の上に載置される
状態となるから、ヒンジ60を保護するとともに、収納
物の荷重によってヒンジ60が折れるのを防止する。
【0021】さらに、折り込み片13〜20について説
明すると、組み立てたときの折り重ね厚さは折り込み片
の板厚とほぼ同じであり、一方折り畳んだときの全体の
折り重ね厚さは2枚の折り込み片の厚さとほぼ同じくな
るように形成されている。図13を参照して説明する
と、組み立てたときは、折り込み片13、17同士が交
差して重なる重合部分(斜線で示した部分)67、69
は二重になるので約2分の1の厚さに形成されている。
一方、折り畳んだときは、折り込み片19、20とこれ
らと折り込み片13、17の重なる重合部分(縦線で示
した部分)70、71では三重になるので約3分の1の
厚さに形成されている。このように、重なり合う部分の
厚さを調整することによって、厚さが3〜6mmの合成
樹脂製板であっても組み立てたとき底面に段部が生じる
ことがなく平滑な面とすることができ、また、折り畳ん
だときにも全体を平滑な板状体とすることができる。
尚、貼着片10と貼着片10が貼着される周側板9の端
部72も板厚のそれぞれ約2分の1の厚さに形成されて
いる。
【0022】次に、折り込み片13と折り込み片17
は、重合部分67の傾斜面73が部分的に当接し、この
当接点が回転するようにずれながら両折り込み片が互い
に倒れることによって組み立てられ、あるいはこの当接
点がずれながら両折り込み片が立ち上がることによって
折り畳まれる。そこで、板厚の厚い折り込み片が組み立
て、折り畳みをスムーズに行うためには傾斜面73にお
ける角部を除去することが望ましい。
【0023】次に、図1の展開状態から箱を組み立てる
場合について説明する。まず、ダブルヒンジ21から折
り曲げ、貼着片10を周側板9の端部72に固着して胴
部を形成する。次いで、折り込み片19を折り込み片1
3の三角形部61の内側に、折り込み片20を折り込み
片17の三角形部61の内側にそれぞれ貼着または熱溶
着によって固定させる。このとき、折り込み片13と折
り込み片17は凹部57にて交差させるとともに、貼着
しないフリーな端部を箱の内側に、即ち折り込み片1
9、20の上面に重なるように組み立てる。次いで、折
り込み片13と折り込み片17は、折り込み片13の重
合部分67と折り込み片17の重合部分69とが重な
り、一方、折り込み片13の重合部分69に折り込み片
17の重合部分67が重なるように組み立てる。従っ
て、重合部分では全体がほぼ板厚の厚さとなり、折り込
み片13と折り込み片17はほぼ水平な状態となる。
【0024】即ち、折り込み片13の三角形部61と折
り込み片17の重合部分70で折り込み片19を挟んで
おり、折り込み片13の重合部分69と折り込み片17
の重合部分67とが重なっている。従って、折り込み片
17の重合部分においてもほぼ水平な状態で重なり合っ
ている。このように、各折り込み片は重なり合う部分の
厚さを調節したから、底面を水平な状態で組み立てるこ
とができる。
【0025】蓋板11、15を閉じるときは、ヒンジ3
2から折り曲げて回動させながら周側板7、9先端の嵌
合突片41に押圧すればよい。蓋板11、15が倒れな
がら嵌合溝37に嵌合突片41が押し込まれ、順次嵌合
することになる。蓋板11、15が完全に閉じられる
と、先端面が突き合わされて嵌合溝51に嵌合突部55
が嵌合し、一体に係合されて上下方向へのたわみが防止
される(図14参照)。一方、蓋板11、15を開くと
きは、透孔用切欠部30によって形成された透孔に手を
差し入れて引き上げればよい。蓋板11、15を引き上
げると、嵌合溝37と嵌合突片41はまず蓋板11、1
5の先端部において嵌合状態が解除され、順次嵌合突片
41の端部に向かって解除される(図15参照)。蓋板
11、15の長さは周側板7、9の幅寸法の2分の1に
形成されているから、開閉操作が容易であるとともに、
箱の半分だけ開閉することもできる。
【0026】次に、折り畳む場合について説明すると、
まず、蓋板11、15を開くと、底面をなす4枚の折り
込み片のうち対角部において重なり合う2枚を固定し他
の対角部では貼着せずフリーな状態となっているから、
対角部の角部を周方向内側に押圧すれば菱形状に変形
し、同時にヒンジ60から折り曲げられて4枚の折り込
み片は次第に内側に立ち上がりながら折り畳まれる。そ
して、折り込み片13と折り込み片17は向かい合って
重なるとともに、折り込み片19、20が固着してなる
角部では、前記折り込み片19、20と折り込み片1
3、17及び三角形部61がそれぞれ折り重ねられ、稜
線を直角とした偏平な板状態に折り畳むことができる。
折り畳み状態は、図16に示すように、略対称形状とな
る。従って、板状に折り畳まれるから、保管、運搬する
ときはかさ張らず場所を取らない。
【0027】図17(イ)、(ロ)は蓋板11、15の
突き合わせ面となる先端部形状の変形例を示し、組み立
てた状態の平面図である。図17(イ)は、蓋板11の
先端面の略中央部に透孔用切欠部75を形成し、前記切
欠部75の両側近傍に台形切欠部77を形成するととも
に、蓋板15の先端の略中央部に透孔用切欠部75を形
成し、前記切欠部75の両側近傍に台形突部79を形成
してなり、台形切欠部77に台形突部79が嵌合するよ
うに構成されている。蓋板11、15を突き合わせたと
き切欠部75、75によって手を差し入れる透孔が形成
される。また、図17(ロ)は、蓋板11の先端面の略
中央部に透孔用切欠部81を形成し、この切欠部81に
接して台形突部80を形成してなり、一方、蓋板15の
先端の略中央部に前記台形突部80、80を同時にを嵌
合する台形切欠部83を形成したものである。蓋板1
1、15を突き合わせたとき切欠部81によって手を差
し入れる透孔が形成される。尚、蓋板11、15の先端
面の突き合わせ形状は、図17(イ)、(ロ)ともに、
蓋板11の先端面に係合用溝51が設けられ、蓋板15
の先端面に係合用突部55が設けられた係合部34を有
する点において、上記実施例と同様であるからその説明
は省略する。
【0028】次に、図18及び図19に基づいて、手を
差し入れる透孔の形成位置の変形例について説明する。
図18は、蓋板11、15の突き合わせ位置を中心にし
て周側板7、9の上端に透孔用切欠部85を設け、蓋板
との間に透孔を形成するものである。蓋板11、15の
端縁であって切欠部85に位置する部分では、嵌合溝3
7を省略することができる。図19は、蓋板11、15
の先端角部に透孔用切欠部87を設けて周側板7、9と
の間に透孔を形成するものである。この場合にも、切欠
部87に位置する部分では、周側板7、9先端面の嵌合
突片41を省略することができる。尚、これらの変形例
では、蓋板11、15の先端面はストレート面とした
が、図17(イ)のように一方に1以上の切欠部を設
け、他方に前記切欠部に嵌合する1以上の突部を設けて
もよい。また、他の同一構成については同一の符号を付
し、その説明は省略する。
【0029】上記実施例に係る合成樹脂製箱は、周側板
を菱形状に折り畳むことができる箱に関するものである
が、図20は展開したとき1枚の板状体とすることがで
きる組み立て自在箱に関し、図1の折り畳み自在箱の応
用例である。即ち、方形状の底板100の対向する2組
の各辺にそれぞれ側板101、103がヒンジ105、
107を介して連設されており、側板103にはさらに
蓋板108、109がヒンジ110を介して連設されて
いる。前記蓋板108は図1の蓋板11と、蓋板109
は図1の蓋板15と同じ構成であるから、同一符号を付
してその説明は省略する。前記側板101の3辺には図
1と同じ構成の嵌合突片41が形成されており、側板1
03の両側端縁には図1と同じ構成の嵌合溝37が設け
られている。従って、これらの構成の詳細な説明は省略
する。
【0030】前記組立箱を組み立てるには、まず、側板
101を底板100に対して直角に起立させ、続いて側
板103を起立させる。側板103を起立させながら嵌
合溝37に側板101の両側の嵌合突片41を嵌合させ
て組み立てればよい。このように、この実施例の場合に
は、側板を起立させるだけで相隣る2つの側板を組み立
て状態にワンタッチで結合することができる。続いて、
収納物を収納した後、ヒンジ110から折り曲げて回動
させながら蓋板108、109を側板101の先端の嵌
合突片41に押圧すればよい。蓋板108、109が倒
れながら嵌合溝37に嵌合突片41が押し込まれ、順次
嵌合することになる。蓋板11、15が完全に閉じられ
ると、六面体の箱に組み立てられる。一方、蓋板10
8、109を開くときは、切欠部30によって形成され
た透孔に手を差し入れて引き上げればよい。
【0031】この実施例の組立箱においても、外周面や
角部に突起がなく平滑な面とすることができ、組み立て
状態を解除し展開したときには平滑な板状体とすること
ができる。従って、保管、輸送の際には場所を取らず効
率よく行うことができる。
【0032】
【発明の効果】この発明の請求項1に係る合成樹脂製箱
では、蓋板はヒンジを中心にして回動し押圧するだけで
閉じることができ、明けるときは先端部を立ち上げるだ
けでよいから、蓋板の開閉が簡単である。また、蓋板を
固定する嵌合部は嵌合溝と嵌合突片により形成したか
ら、強固に嵌合するとともに構造が簡単で耐久性に優れ
ている。また、蓋板は分割して2分の1の大きさに形成
したから、半分だけ開閉することができる。また、嵌合
部を構成する蓋板の嵌合溝は内側面に形成し、嵌合突片
は他の対向する周側板の先端面に形成することによっ
て、蓋板の外周面には凹凸がないから蓋板の衝突によっ
て不用意に明けられることを防止することができる。
た、嵌合溝の外側面に係合用突状部を、内側面に角を切
り落とした傾斜面を形成し、嵌合突片は係合片の側面に
水平な凹溝を形成したから、強固に嵌合させることがで
きるとともに容易に取り外すことができる。
【0033】また、請求項2に係る合成樹脂製箱では、
蓋板のうち少なくとも一方の蓋板の先端部の略中央に透
孔用切欠部を形成することにより、透孔用切欠部に手を
差し入れて蓋板を立ち上げることができ、両手を差し入
れたときには両蓋板を同時に立ち上げることができる。
また、1つ以上の突部と切欠部の嵌合により蓋板の水平
方向のねじれも防止される。また、請求項3に係る合成
樹脂製箱では、蓋板の先端面をストレート面とすること
により、係合部を全面にわたって形成することができ、
一層強固な係合状態とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】折り畳み自在箱の展開状態を示す平面図であ
る。
【図2】ダブルヒンジの一例を示す断面図である。
【図3】ダブルヒンジの折り曲げ状態を示す説明用断面
図である。
【図4】嵌合部を構成する嵌合溝の断面図である。
【図5】嵌合部を構成する嵌合突片の断面図である。
【図6】嵌合溝に嵌合突片が嵌合した状態の断面図であ
る。
【図7】係合部を構成する係合用溝の断面図である。
【図8】係合部を構成する係合突部の断面図である。
【図9】係合用溝と係合突部が係合した状態の断面図で
ある。
【図10】嵌合部の他の実施例を示す断面図である。
【図11】係合部の他の実施例を示す断面図である。
【図12】係合部のさらに他の実施例を示す断面図であ
る。
【図13】折り込み片の板厚の形状を示す説明用部分斜
視図である。
【図14】蓋板を閉じた状態の斜視図である。
【図15】蓋板を開いた状態の斜視図である。
【図16】折り畳んだ状態の正面図である。
【図17】蓋板の形状の他の実施例を示す平面図であ
る。
【図18】透孔用切欠部を周側板に形成した場合を示す
斜視図である。
【図19】透孔用切欠部を蓋板の角部に形成した場合を
示す斜視図である。
【図20】組み立て自在箱の展開状態を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 箱 3 長辺側の周側板 5 長辺側の周側板 7 短辺側の周側板 9 短辺側の周側板 10 貼着片 11 蓋板 13 折り込み片 15 蓋板 17 折り込み片 19 折り込み片 20 折り込み片 21 ダブルヒンジ 23 ヒンジ 25 薄肉部 27 ヒンジ 29 ヒンジ 30 透孔用切欠部 31 突部 32 ヒンジ 33 傾斜側面 34 係合部 35 外側面 36 嵌合部 37 嵌合溝 38 嵌合溝 39 係合用突状部 40 傾斜面 41 嵌合突片 42 嵌合突片 43 係合片 44 係合用突状部 45 嵌入片 46 傾斜面 47 スリット 48 係合片 49 凹溝 50 傾斜面 51 係合用溝 52 凹溝 53 傾斜面 54 傾斜面 55 係合突部 72 周側板の端部 73 傾斜面 75 透孔用切欠部 77 台形切欠部 79 台形突部 80 台形突部 81 透孔用切欠部 83 台形切欠部 85 透孔用切欠部 87 透孔用切欠部 89 円弧状溝 90 円弧状突部 91 係合用溝 93 係合用溝 95 端縁部 97 端縁部 100 底板 101 側板 103 側板 105 ヒンジ 107 ヒンジ 108 蓋板 109 蓋板 110 ヒンジ
フロントページの続き (72)発明者 牛尾 淳 神奈川県足柄上郡開成町延沢1番地 株 式会社明治ゴム化成神奈川工場内 (56)参考文献 特開 昭63−162458(JP,A) 実開 昭63−120821(JP,U) 実開 平5−40157(JP,U) 実開 平6−78216(JP,U) 実開 昭58−29947(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 6/00 - 13/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4枚の周側板からなる平面方形状の箱で
    あって、2組の対向する周側板のうちの一方の組みの周
    側板にそれぞれヒンジを介して蓋板を連設してなり、前
    記蓋板は長さ寸法が他の組みの周側板の幅寸法の略2分
    の1であり、両側端縁の内側面に嵌合溝を設け、蓋板の
    先端面には両者を一体に係合する係合部を設けてなり、
    他方の組みの周側板の先端面には前記蓋板の嵌合溝に嵌
    合する嵌合突片を設け、前記嵌合溝は、外側内面に係合
    用突状部を形成し、内側面に角を切り落とした傾斜面を
    形成してなり、前記嵌合突片は、側面に水平な凹溝を形
    成した係合片を有してなり、前記蓋板の双方またはいず
    れか一方に透孔用切欠部を設けるか、あるいは嵌合突片
    を設けてなる周側板の上端縁に透孔用切欠部を形成した
    ことを特徴とする合成樹脂製箱。
  2. 【請求項2】 前記蓋板のうち少なくとも一方の蓋板の
    先端部の略中央に透孔用切欠部を形成するとともに、前
    記透孔用切欠部に隣接して蓋板の先端面から突出した略
    台形状突部を形成し、他方の蓋板の先端部には前記略台
    形状突部を嵌合する切欠部を形成したことを特徴とする
    請求項1項記載の合成樹脂製箱。
  3. 【請求項3】 前記蓋板の先端面をストレート面とし、
    蓋板の先端角部に透孔用切欠部を形成するか、または蓋
    板の突き合わせ位置を中心にして側壁板の上端部に透孔
    用切欠部を形成したことを特徴とする請求項1記載の合
    成樹脂製箱。
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