JP2008273564A - 運搬用容器 - Google Patents

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Akira Uematsu
章 植松
Toshiya Namazue
俊也 鯰江
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Abstract

【課題】合成樹脂製の運搬用容器の底板を、容器重量を増加させることなく、重量物を収納しても変形を来さない程度の強度に構成し、底板下面のリブを汚れが付着し難い構成のものとする。
【解決手段】底板下面2bの周縁に沿って筋状リブ6を設け、底板下面2bを挟んで対向する筋状リブ6、6間に、筋状リブ6よりも幅広であって内部を中空7aとした帯状リブ7を一体に架け渡す。容器はガスアシスト成形法により成形し、帯状リブ7内に注入されたガスが容器側板側へ流入することを防ぐため、筋状リブ6と帯状リブ7との接続部には切り欠き部7cを設けて、接続部を薄肉な形状に設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、合成樹脂を材料として射出成形により方形箱状に成形される運搬用容器に関する。
この種の運搬用容器は、部品を移送する通い箱や物流過程で物品を配送する容器などして利用され、重量物を収納して輸送したり、これを多段に積み重ねて保管したりした際に、大きな荷重がかかる容器底板が変形を来し易い。そのため、図5に示されるように、底板の下面に格子状にリブを設け、剛性を高めて底板の変形を防止するようにしている(例えば特許文献1、2参照)。
実開昭62−150323号公報 特開2000−226021号公報
底板の下面にリブを設けた容器では、リブの設置数を増やしたり、リブの太さを成形ヒケの限界である4mm程度の太さまで厚くしたりすることにより、底板の強度を大きくすることが可能である。
しかし、底板下面に設置するリブの数を増やしたり、リブを太くしたりしたのでは、容器の重量が増し、物品を収納した状態での持ち運びは勿論、容器が空のときの取り扱いにも不便を来すという問題がある。
また、底板の下面に多数のリブを格子状に突設した場合、リブとリブの間にゴミが入り込んで汚れが付着し易くなり、また、付着した汚れを除去し難くなるという問題がある。物品とともに容器に付着したゴミや塵埃も移送されるのでは、食品や精密部品類の運搬に容器を利用することができない。
本発明は従来技術の有するこのような問題点に鑑み、合成樹脂製の運搬用容器において、容器重量を増加させることなく底板の剛性を高め、併せて底板下面のリブを汚れが付着し難い構成のものとすることを課題とする。
前記課題を解決するため本発明は、底板の下面に補強用のリブが一体に設けられてなる合成樹脂製の運搬用容器において、底板の下面周縁に沿って筋状リブが下方に突出されているとともに、底板下面を挟んで対向する筋状リブ間に、筋状リブよりも幅広であって内部を中空とした帯状リブが架け渡された構成を有することを特徴とする。
これによれば、容器の底板はその下面に設けた帯状リブにより支持される。帯状リブは幅広で接地面積が大きいので、底板下面に細いリブを多数列設した場合やリブの厚みを太くした場合と同様な補強効果を発揮して底板の強度を大きくすることができ、容器に重量物を収納したときに、底板に載せた重量物から下向きの大きな荷重がかかっても底板は変形し難く、撓んだり反ったりせずに元の形状を維持することが可能である。
帯状リブはその内部が空洞となっているので重量の増加は少なく、細いリブを多数列設したりリブの厚みを太くしたりして底板を補強する場合よりも容器は軽量となる。また、底板下面に縦横に細いリブを多数列設することに代えて帯状リブを設けることで、リブとリブの間のゴミが入り込むスペースが少なくなって底板下面に汚れが付着し難くなり、仮に付着しても簡単に除去することが可能となる。
本発明の運搬用容器は、ポリプロピレンやポリエチレンなどの合成樹脂材を用い、射出成形により一体に成形され、中空幅広な帯状リブは、金型への溶融樹脂の射出に伴って帯状リブ内にガスを注入してリブを中空構造とするガスアシスト成形により成形することができる。帯状リブをガス注入により成形することにより、成形収縮のヒケと変形の発生を防止することができる。
この場合、金型内で、帯状リブ内に注入されたガスが容器側板側へ流入することを防ぐため、側板に面する筋状リブと帯状リブとの接続部の表面には切り欠き、或いは凹部を設けておき、当該接続部を薄肉な形状に設けることが好ましい。
中空幅広な帯状リブは、底板下面を挟んで対向する筋状リブ間に架設されたものであればその形状は問わず、筋状リブ間を直線的に繋ぐものでも、リブの途中で屈曲し或いは分岐して繋ぐものでもよい。容器に収納した物品からの荷重は底板中央部に集中することから、底板下面の中央部分に適宜な間隔を開けて複数の帯状リブを並設することが好ましい。
また、底板下面内での帯状リブの配置は適宜に設定され、平面視矩形状の底板であれば、その長手、短手何れかの方向のみに複数を列状に配置しても、両方向に交差状に配置してもよい。帯状リブの配置間隔や高さなども容器の成形仕様などに応じて適宜に設定される。
本発明の好適な一実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態の運搬用容器の上面側と下面側の斜視図、図2は図1の容器の底板隅角部の縦断面を拡大して示した図、図3は図1の容器の底板隅角部の横断面を拡大して示した図、図4は他の実施形態の容器の下面側の斜視図である。
図1〜図3に示されるように、本発明の運搬用容器1は、平面視矩形を呈する底板2を側板3、3、4、4で囲い、上面を開口した有底箱状に形成してある。
側板3、3は底板2の短辺側二辺、側板4、4は長辺側二辺にそれぞれ連なって、底板2に対して略直角に折れて上方に適宜な高さで立ち上がり、各側板の上部を外方へ張り出したフランジ5としてある。
底板2は、収納物品が載る上面2aを平坦に形成し、下面2b内には、適宜な長さで下方へ突出した補強用のリブである、筋状リブ6と帯状リブ7を一体に設けてある。
より詳しくは、筋状リブ6は、底板下面2bの周縁に沿って設けられ、底板2及び側板3、4と略同じ肉厚に設けて形成してある。
帯状リブ7は、底板下面2bの中心Oを通ってその短手両辺間に伸びたリブ71と、これと交差して底板下面2bの長手両辺間に並設した6本のリブ72からなり、各々図2に示されるように、筋状リブ6の厚み(t)よりも幅広な厚み(T)を有し、且つその内部を中空7aに設けて形成してある。
各帯状リブ7は、底板下面2bを挟んで対向する筋状リブ6、6間に架設されており、その両端の筋状リブ6との接続部には、図3に示されるように、帯状リブ7の下面7bから筋状リブ6に亘って凹ませた切り欠き部7cを設けて当該接続部を薄肉な形状に形成してある。
また、底板下面2bの前記短手辺間に伸びたリブ71の両側と長手辺間に伸びたリブ72の両側には、それぞれ筋状リブ6と略同じ肉厚のリブ8を、両リブ71、72と縦横に交差させて複数設けてある。
このように形成された容器1は、その底板2がその下面2bに設けた幅広な帯状リブ7により支持されるので底板2の剛性が高められ、容器1に重量物を収納したとしても底板2の変形が生じ難く、また、撓んだり反ったりし難くなって元の形状に維持される。また、底板下面2bの中心Oを通るリブ71とこれと交差して中心Oの両側に配したリブ72とを、底板下面2bの中央部分に複数列設してあるので、これら帯状リブ7により、容器1に収納した物品からの荷重が集中する底板2の中央部分が補強され、荷重集中によって底板2の中央部分が変形することを防止することができる。
また、帯状リブ7は内部が中空7aとなっているので底板下面2bに多数を配置しても容器全体として重量の増加は少なく、また、底板下面2bに細いリブを縦横に列設するのに代えて幅広な帯状リブ7を設けることで、リブ間のゴミが入り込むスペースが少なくなり、底板下面2bに汚れが付着し難くなる。
図4は前記形態とは帯状リブ7の配置が異なる、本発明の他の実施形態の容器1を示している。
同図に示されるように、この容器1は、底板下面2bの周縁に沿って筋状リブ6が形成され、その内側に、底板下面2bの中心Oを通ってその短手両辺間に伸びた帯状リブ71と、これと交差して底板下面2bの長手両辺間に並設した4本の帯状リブ72とを設け、さらに両リブ71、72の交差部と底板下面2bの四隅コーナー部間とに帯状リブ73を設けて形成されており、このように帯状リブ7を配置しても底板2の強度を大きくすることが可能である。
なお、図示した容器1の形態は一例であり、本発明は図示した形態に限定されず、他の適宜な形態で構成可能であり、また、本発明は折り畳み自在な容器にも適用可能である。容器1の大きさや底板2を含めた各部の厚み、帯状リブ7の幅、各リブ6、7、8の設置数とその配置などは、収納する物品の大きさや種類、その重量などの容器1の利用形態などを考慮して適宜に設定することができる。
本発明の一実施形態の運搬用容器の上面側斜視図(A)と下面側の斜視図(B)である。 図1の容器の底板隅角部の縦断面を拡大して示した図である。 図1の容器の底板隅角部の横断面を拡大して示した図である。 本発明の他の実施形態の運搬用容器の下面側斜視図である。 従来の運搬用容器の下面側斜視図である。
符号の説明
1 運搬用容器、2 底板、2a 上面、2b 下面、3 (短手辺の)側板、4 (長手辺の)側板、5 フランジ、6 筋状リブ、7、71、72、73 帯状リブ、7a 中空(部)、7b リブ下面、7c 切り欠き部、8 リブ



Claims (3)

  1. 底板の下面に補強用のリブが一体に設けられてなる合成樹脂製の運搬用容器において、
    底板の下面周縁に沿って筋状リブが下方に突出されているとともに、底板下面を挟んで対向する筋状リブ間に、筋状リブよりも幅広であって内部を中空とした帯状リブが架け渡された構成を有することを特徴とする運搬用容器。
  2. 帯状リブと筋状リブとの接続部に切り欠き部又は凹部を設けてなる請求項1に記載の運搬用容器。
  3. 底板下面の中央部分に適宜な間隔を開けて複数の帯状リブを並設してなる請求項1又は2に記載の運搬用容器。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014118482A (ja) * 2012-12-17 2014-06-30 Japan Polypropylene Corp ポリプロピレン系樹脂成形品
CN104495095A (zh) * 2014-11-12 2015-04-08 深圳市华星光电技术有限公司 一种液晶面板注塑包装箱

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0343411U (ja) * 1989-09-07 1991-04-23

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