JP3200179U - 容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】運搬や保管などの目的で複数の容器本体を積み重ねた際に、荷崩れが生じ難くすることができる容器を提供する。【解決手段】発泡性合成樹脂製の容器本体2を備え、容器本体2は、板状の底壁21と、底壁21の表側外周縁部に立設され高さ方向端部を容器本体2の開口部2Aとする枠状の側壁2Bとを備えて構成されており、容器本体2は、複数の容器本体2を積み重ねた際に、互いに側壁2Bの高さ方向で嵌合する凸状の嵌合部4および凹状の被嵌合部212を備え、嵌合部4および被嵌合部212のうちの一方が側壁2Bの高さ方向端部の全周に亘って形成され、嵌合部4および被嵌合部212のうちの他方が、底壁21の裏面外周縁部において、前記積み重ねの下段の容器本体2における側壁2Bの嵌合部4および被嵌合部212のうちの一方に対向する位置に形成されている。【選択図】図8

Description

本考案は、商品を輸送する際に使用する発泡合成樹脂製の容器に関する。
従来、商品(例えば、保冷商材と保冷材など)を輸送する際に使用する容器として、発泡合成樹脂を用いて形成される容器が知られている(例えば特許文献1、特許文献2)。この容器は、上向きに開放した開口部を備えると共に商品を収容可能に構成された容器本体と該容器本体の開口部を閉塞する蓋体とを備える。
容器本体は、商品が載置される底壁と該底壁の外周部から起立する本体周壁部とを備える。蓋体は、容器本体の開口部を閉塞した状態で底壁に対向する天壁と該天壁の外周部から垂下する蓋体周壁部とを備える。また、本体周壁部又は蓋体周壁部のいずれか一方は、凸状の嵌合用凸条を備え、他方は、前記嵌合用凸条が嵌合する凹状の嵌合用凹条を備えている。従って、蓋体で容器本体の開口部を閉塞する場合には、嵌合用凹条と嵌合用凸条とを嵌合させることで、容器本体に蓋体を取り付けることができる。
ところで、この容器の目的地までの運搬あるいは保管などに際しては、運搬や保管効率の面から、例えば運搬車輌等の荷台などに容器を複数段に積み重ねているところ、かかる積み重ねにおいては、容器から蓋体を取り外した容器本体のみを複数段に積み重ねる場合がある。
この場合、下段の容器本体の本体周壁部の上端部に対して、上段の容器本体の底壁の平面をなす下面を当接(載置)させて、容器本体を複数段に積み重ねている。
実開昭63−34069号公報 特開2007−308140号公報
ところが、上記従来の容器にあっては、上記のように運搬や保管などの目的で複数段に容器本体を積み重ねた際に、底壁の下面が平面となっているため、上段の容器本体の底壁が下段の容器本体の本体周壁部の上端部に対して滑り動いて荷崩れし易く、改善が求められていた。
そこで、本考案は、上記問題に鑑みてなされたもので、運搬や保管などの目的で複数の容器本体を積み重ねた際に、荷崩れが生じ難くすることができる容器を提供することを課題とする。
本考案に係る容器は、上記課題を解決するためになされたもので、発泡性合成樹脂製の容器本体を備え、前記容器本体は、板状の底壁と、該底壁の表側外周縁部に立設され高さ方向端部を容器本体の開口部とする枠状の側壁とを備えて構成されており、前記容器本体は、複数の容器本体を積み重ねた際に、互いに前記側壁の高さ方向で嵌合する凸状の嵌合部および凹状の被嵌合部を備え、嵌合部および被嵌合部のうちの一方が側壁の高さ方向端部の全周に亘って形成され、嵌合部および被嵌合部のうちの他方が、底壁の裏面外周縁部において、前記積み重ねの下段の容器本体における前記側壁の嵌合部および被嵌合部のうちの一方に対向する位置に形成されていることを特徴とする。
かかる構成からなる容器によれば、複数の容器本体を積み重ねた際に、下段の容器本体の側壁における嵌合部および被嵌合部のうちの一方と、上段の容器本体の底壁における嵌合部および被嵌合部のうちの他方とを凹凸嵌合させることで、上段の容器本体を下段の容器本体に対して位置決めすることができる。従って、運搬や管理などの目的で複数の容器本体を積み重ねた際に、前記凹凸嵌合によって上段の容器本体の水平方向への移動を確実に規制して、複数の容器本体を安定して積み重ねることができ、荷崩れを生じ難くすることができる。
また、本考案に係る容器では、前記嵌合部は、前記側壁の高さ方向端部の全周に亘って凸設され、前記被嵌合部は、前記底壁の裏面外周縁部に凹設されるように構成することも可能である。
かかる構成からなる容器によれば、被嵌合部が底壁の裏面に凹設され、嵌合部が側壁の高さ方向端部に凸設されているので、底壁を下にして容器本体を置いた際に、嵌合部が変形又は破損し難い。また、複数の容器本体を積み重ねた際に、下段の容器本体の側壁における嵌合部と、上段の容器本体の底壁における被嵌合部とを凹凸嵌合させることで、上段の容器本体を下段の容器本体に対して位置決めすることができる。従って、運搬や管理などの目的で複数の容器本体を積み重ねた際に、前記凹凸嵌合によって上段の容器本体の水平方向への移動を確実に規制して、複数の容器本体を安定して積み重ねることができ、荷崩れを生じ難くすることができる。
また、本考案に係る容器は、発泡性合成樹脂製の蓋体を備え、前記蓋体は、容器本体の前記側壁における前記嵌合部又は前記被嵌合部に嵌合する蓋体嵌合部であって、嵌合部に嵌合する凹状、又は、被嵌合部に嵌合する凸状をなす蓋体嵌合部を備え、前記蓋体嵌合部は、蓋体の裏面外周縁部において、容器本体の開口部を閉塞した状態で前記側壁における嵌合部又は被嵌合部に対向する位置に形成されるように構成することも可能である。
かかる構成からなる容器によれば、容器本体の側壁における嵌合部又は被嵌合部と、嵌合部に嵌合する凹状又は被嵌合部に嵌合する凸状をなす蓋体嵌合部とを凹凸嵌合させることで、容器本体に対して蓋体を取り付けることができる。即ち、容器本体の側壁における嵌合部又は被嵌合部の一方は、他の容器本体の底壁における嵌合部および被嵌合部のうちの他方と凹凸嵌合する嵌合構造を形成すると共に、蓋体の蓋体嵌合部とも凹凸嵌合する嵌合構造を形成している。つまり、容器本体の側壁における嵌合部又は被嵌合部は、兼用的な嵌合構造を提供することができる。
以上のように、本考案に係る容器によれば、複数の容器本体を積み重ねた際に、下段の容器本体の側壁における嵌合部および被嵌合部のうちの一方と、上段の容器本体の底壁における嵌合部および被嵌合部のうちの他方とを凹凸嵌合させることで、上段の容器本体を下段の容器本体に対して位置決めすることができる。従って、本考案に係る容器によれば、運搬や管理などの目的で複数の容器本体を積み重ねた際に、前記凹凸嵌合によって上段の容器本体の水平方向への移動を確実に規制して、複数の容器本体を安定して積み重ねることができ、荷崩れを生じ難くすることができるという効果を奏する。
本実施形態に係る容器の斜視図を示す。 (a)は同容器の容器本体の平面図、(b)は同容器本体の底面図を示す。 同容器本体の前側から見た側面図を示す。 図2のA−A線断面図を示す。 (a)は同容器の蓋体の平面図、(b)は同蓋体の底面図を示す。 同蓋体の前側から見た側面図を示す。 図5のB−B線断面図を示す。 同容器本体を積み重ねた状態の断面図を示す。
以下、本考案に係る容器の一実施形態について、図1から図8を参照しつつ説明する。本実施形態の容器1は、被収容物として商品(例えば、保冷商材と保冷材など)を収容することができる箱型状に形成されている。
容器1は、図1に示すように、上端部に開口部2Aを有する発泡性合成樹脂製の容器本体2と、容器本体2の開口部2Aを閉じて密閉状態にするための発泡性合成樹脂製の蓋体3とを備える。尚、発泡性合成樹脂としては、特に限定されないが、例えば発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレン等の各種発泡性合成樹脂が利用できる。また、容器1の短辺方向を左右方向とし、容器1の長辺方向を前後方向とする(以下、図中では、左方向を「左」で、右方向を「右」で、それぞれ示し、前方向を「前」で、後方向を「後」で、それぞれ示している)。
容器本体2を図1から図4に示す。容器本体2は、被収容物(又は被搬送物)が載置される多角形状又は円形状の底壁21と、該底壁21の上側(表側)外周縁部から立設され高さ方向端部を容器本体2の開口部2Aとする枠状の本体側壁2Bとを備えてなる(図1,2参照)。
以下、底壁21において、その上面は表面と称し、下面は裏面と称する。底壁21は、平面視略長方形に形成された平板状に形成されている。底壁21の表面21Uは容器本体2の底面に相当し、被収容物を支持する面である。底壁21の表面21Uは平坦面である(図2(a)参照)。また、底壁21の裏面21Lは、表面21Uと平行な平坦面である。
この底壁21の裏面21Lでは、外周縁部にスカート部(又は外周側壁)210が凸設され、中央部側に突出部211が凸設されており、スカート部210と突出部211との間の領域が底面凹部212となっている(図2(b)、図4参照)。
スカート部210は、矩形の枠状をなしており、裏面21Lの周方向に沿って形成される。このスカート部210は、裏面21Lの外周縁部のうち、左右方向に沿う短辺縁部における中央部側(後述の把持用凹部25)を除く外周縁部から下方に凸設されている(図2(b)参照)。
突出部211は、底面視略矩形状をなし、裏面21Lの中央部側に形成される。突出部211は、裏面21Lから下方に突出しており、下面211aは平坦な面に形成されている。本実施形態の突出部211は、スカート部210よりも下方にわずかに突出しており、突出部211の下面211aは、スカート部210の下面よりもわずかに下方に位置する(図4参照)。
また、突出部211の側面は、下端部が下面211aの外周部の全域に一体的に連結されている。突出部211の側面の上端部は、裏面21Lの外周領域の内周部の全域に一体的に連結されている。そして、突出部211の側面では、下端部が下面211aから外方かつ上方に向かって傾斜し、上端部が裏面21Lの内周部に連結している(図4の右下拡大図参照)。即ち、突出部211の側面と下面211aとのなす角度は、90°を超えるように構成されている。換言すれば、突出部211は、突出端側が細くなる角錐台状となるように形成されている。尚、突出部211は、角錐台状に限らず、水平方向の断面形状が略一定な多角柱状となるように構成することも可能である。また、突出部211とスカート部210との下面の位置は、高さ方向で略同一にすることも可能である。
ここで、スカート部210と突出部211とは、底壁21の裏面21Lに一体的に形成されている。裏面21Lの外周縁部におけるスカート部210と、中央部側における突出部211との間の領域は凹状の底面凹部212になっている(図4参照)。換言すれば、底面凹部212は、凹状(溝状)をなし、裏面21Lの外周縁から所定長、中央部よりの外周部に周方向に沿って形成されている。底面凹部212では、裏面21Lからスカート部210の下面までの高さを溝高h1とし、スカート部210と突出部211との間の離間する距離(幅)を溝幅w1とする。
本体側壁2Bは、底壁21の表面21Uの外周縁部から上方に立ち上げられ、矩形枠状に形成されている。本体側壁2Bは、左右側壁22,22および前後側壁23,23から構成されている。左右側壁22,22は、底壁21の一対の長辺である左右の縁部から上方に立ち上げられ、左右方向で互いに対向している。前後側壁23,23は、底壁21の一対の短辺である前後の縁部から上方に立ち上げられ、前後方向で互いに対向している。本体側壁2Bは、底壁21に直接的に連続する肉厚部24と、肉厚部24の高さ方向先端部に配置された肉薄部であって後述する嵌合用凸部4とから一体的に形成されている。
また、前後側壁23,23の厚み方向外面(以下単に、外面と称する)の左右方向中心部には、指を掛けて容器1を把持するための把持用凹部25,25が形成されている(図1、図2(b)、図3参照)。把持用凹部25,25は、底壁21の下面である裏面21Lにおける外周部領域(詳細には、外縁から底面凹部212の途中位置に亘る領域)から上方に向けて、前後側壁23,23の上下方向(高さ方向)途中部まで延長されている。そして、前後側壁23,23では、把持用凹部25,25を形成することにより厚み(幅)が薄くなるのを避けるために、把持用凹部25,25に対応する領域を、容器本体2の中心側である内側に突出させている。具体的には、前後側壁23,23の厚み方向内面(以下単に、内面と称する)には、上下方向(高さ方向)途中部から底壁21の表面21Uに当接する基端に亘って、内側に突出する肉厚な補強部26が一体的に形成されている。
左右側壁22,22の外面は、下方側ほど(底壁21の表面21U側に近付くほど)内側となる傾斜面に形成されている。また、左右側壁22,22の厚み方向内面は、下方側ほど内側となる傾斜面に形成されている。このような傾斜面は、製造金型の抜き勾配によって得られ、製造金型に対する容器本体2の離型性を確保するために、製造金型によって傾斜して形成される。尚、前記傾斜面の傾斜角度は1°に設定されているため、図面上では把握でき難い。
また、本体側壁2B(左右側壁22,22及び前後側壁23,23)は、凸状をなす嵌合用凸部4(以下、嵌合用凸条4と称する)を備えている。嵌合用凸条4は、本体側壁2Bの肉厚部24の高さ方向先端部である上端部に、本体側壁2Bの内側縁部の全周に亘って配置されるとともに上下方向に沿うよう形成されている(図2(a)、図3、図4参照)。嵌合用凸条4における高さh2、断面幅w2は各々、底面凹部212における溝高h1、溝幅w1と同一又は略同一である。尚、本実施形態の嵌合用凸条4における高さh2は、底面凹部212の溝高h1よりもわずかに大きく構成されている。
蓋体3は、図1、図5から図7に示すように、容器本体2に対して着脱可能に構成されている。具体的には、蓋体3は、天壁31と蓋体側壁32とを備える。以下、天壁31において、上面は表面と称し、下面は裏面と称する。天壁31は平面視略長方形(多角形状の一例)に形成され、表面31Uは平坦面である。天壁31の裏面31Lは、表面31Uと平行な平坦面である。
蓋体側壁32は、蓋体3の天壁31の裏面31Lの外周縁部から下方に延びるよう、天壁31の裏面31Lに一体的に形成されている(図5(b)、図6参照)。蓋体側壁32の厚み方向中央部に、上方へ窪んで容器本体2の嵌合用凸条4と着脱自在に嵌合される嵌合用凹部5が形成されている。すなわち蓋体側壁32は、嵌合用凹部5と、嵌合用凹部5に対して外側に配置された矩形枠状の凸条部分と、嵌合用凹部5に対して内側に配置された矩形枠状の凸条部分とを備える。
以下、蓋体側壁32において、嵌合用凹部5は嵌合用溝5と称し、嵌合用溝5に対して外側にある矩形枠状の凸条部分は外側壁部33と称し、嵌合用溝5に対して内側にある矩形枠状の凸条部分は内側壁部34と称する。尚、蓋体側壁32において、天壁31の裏面31Lから外側壁部33の下面までの距離、すなわち外側壁部33の高さは、裏面31Lから内側壁部34の下面までの距離、すなわち内側壁部34の高さに比べてわずかに低く設定されている。
外側壁部33は、左右の外側壁部35,35と、前後の外側壁部36,36とから構成されている(図5(b)参照)。左右の外側壁部35,35は、天壁31の裏面31Lの左右の縁部から下方に向けて延びるよう形成され、前後の外側壁部36,36は、天壁31の裏面31Lの前後の縁部から下方に向けて延びるよう形成されている。左右の外側壁部35,35および前後の外側壁部36,36の下端面は面一であり、外側壁部33の高さは、天壁31の裏面31Lから同一高さに設定されている。
内側壁部34は、天壁31の裏面31Lにおいて、外側壁部33から所定距離(嵌合用溝5の幅に相当する距離)だけ内側にあって、外側壁部33に沿って形成されている(図5(b)参照)。内側壁部34は、前後方向で対向する前後の内側壁部37,37と、左右方向で対向する左右の内側壁部38,38とから構成されている。すなわち内側壁部34は、天壁31の裏面31Lから下向きに突出した矩形枠状に形成されている。
嵌合用溝5は、容器本体2の嵌合用凸条4と着脱自在に嵌合される窪みである(図5(b)、図7参照)。嵌合用溝5は、凹状をなし、蓋体側壁32の全周に沿って形成されている。嵌合用溝5における溝高h3は、底面凹部212および嵌合用凸条4における高さ(溝高)h1,h2と同一又は略同一である。また、嵌合用溝5における溝幅w3は、底面凹部212および嵌合用凸条4における幅(溝幅)w1,w2と同一又は略同一に構成される。容器1では、この嵌合用溝5と嵌合用凸条4とを嵌合させることで、嵌合用凸条4と嵌合用溝5とが密閉され(容器本体2と蓋体3とが密閉され)て、容器本体2の開口部2Aが蓋体3で覆われる。
また、蓋体3は、天壁31の表面31Uにおける矩形縁部に、補強用凸部39を備える(図5(a)参照)。補強用凸部39は、天壁31の矩形周方向に離間して配置されることで複数設けられている。各補強用凸部39は、表面31Uから突出するよう天壁31に一体的に形成されている。各補強用凸部39は、前後方向に沿う長手部分と左右方向に沿う短手部分とを、表面31Uの一つの隅部(角部)において連続させることで、平面視して略L字形状に形成されている。各補強用凸部39は、全長に亘って同幅に形成されている。また、各補強用凸部39の上面は平坦面であり、表面31Uから等しい高さに設定されている。
矩形周方向において隣り合う補強用凸部39どうしは、天壁31の表面31Uにおける前後の各縁部の左右方向中心部、あるいは表面31Uにおける左右の各縁部の前後方向中心部において離間して配置されている。補強用凸部39どうしを離間させた領域(表面31Uにおいて補強用凸部39が存在しない領域)は、容器本体2と蓋体3を一体化するためのバンド(図示せず)を容器1の長手方向、短手方向に掛けるためのバンド掛部39aとされている。
また、天壁31の裏面31Lの中央部側には、下方に突出する蓋体補強部31aが設けられている(図5(b)参照)。蓋体補強部31aは、底面視略十字形状をなし、蓋体3を補強するためのものである。この蓋体補強部31aは、裏面31Lにおいて内側壁部34よりも中央部側に設けられている。
ここで、容器1では、前記容器本体2は、複数の容器本体2を積み重ねた際に、互いに前記本体側壁2Bの高さ方向で嵌合する凸状の嵌合用凸条4および凹状の底面凹部212を備え、嵌合用凸条4が本体側壁2Bの高さ方向端部の全周に亘って形成され、底面凹部212が、底壁21の裏面外周縁部において、前記積み重ねの下段の容器本体2における前記本体側壁2Bの嵌合用凸条4に対向する位置に形成されるように構成されている。
また、容器1では、前記蓋体3は、容器本体2の前記本体側壁2Bにおける嵌合用凸条4に嵌合する嵌合用溝5であって、嵌合用凸条4に嵌合する凹状をなす嵌合用溝5を備え、前記嵌合用溝5は、蓋体3(天壁31)の裏面外周縁部において、容器本体2の開口部2Aを閉塞した状態で前記本体側壁2Bにおける嵌合用凸条4に対向する位置に形成されるように構成されている。
以上のような構成からなる容器1では、被収容物を収容する際には、容器本体2の底壁21の表面21Uに被収容物を載置する。そして、容器本体2の開口部2Aを閉塞するように蓋体3を容器本体2に取り付ける。この際、蓋体3の嵌合用溝5と容器本体2の嵌合用凸条4とを凹凸嵌合させる。この嵌合によって、密閉状態の容器1が形成される。
次に、運搬や保管などにおける、複数の容器1又は容器本体2の積み重ねについて説明する。
容器本体2の開口部2Aを蓋体3で閉塞した密閉状態(蓋閉状態)の容器1を複数段に積み重ねる際には、上段の容器1における容器本体2の底壁21のスカート部210を、下段の容器1における蓋体3の補強用凸部39に載置する。このとき、補強用凸部39によって画定される内側領域に、上段の容器1における容器本体2の底壁21の突出部211が配置される。即ち、下段の天壁31の補強用凸部39が上段の底壁21の突出部211の水平方向への移動を規制している。換言すれば、下段の容器1(蓋体3)は、上段の容器1(容器本体2)を支えると共に移動規制(又は位置決め)している。よって、上段の容器1は水平方向への移動が規制され、上段の容器1は下段の容器1に対して水平方向に安定して保持された状態で積み重ねられる。
ここで、本実施形態では、上段の容器1の突出部211の下面211aは、下段の容器1の蓋体3(天壁31)の表面31Uから離間しており、両者は当接しない。具体的には、底壁21のスカート部210の下面と突出部211の下面211aとの高さ方向の差は、天壁31の表面31Uからの補強用凸部39の高さよりも小さく構成されている。よって、たとえ上段の容器1の容器本体2における突出部211の下面211aが汚れていたとしても、下段の容器1の蓋体3(天壁31)の表面31Uを汚すことなく、複数の容器1を積み重ねることができる。
また、容器1から蓋体3を取り外した容器本体2のみを複数段に積み重ねる際(図8参照)には、上段における容器本体2の底壁21の底面凹部212と、下段における容器本体2の本体側壁2Bの嵌合用凸条4とを互いに嵌合させる。このとき、上段における容器本体2の底壁21の突出部211は、下段の容器本体2の嵌合用凸条4によって画定される領域であって開口部2Aの内側に配置されている。このように、上段における容器本体2の底壁21の底面凹部212と下段における容器本体2の本体側壁2Bの嵌合用凸条4とが凹凸嵌合することによって、上段の容器本体2は水平方向への移動が規制され、上段の容器本体2は下段の容器本体2に対して水平方向に安定して保持された状態で積み重ねられる。換言すれば、下段の容器本体2は、上段の容器本体2を支えると共に移動規制(又は位置決め)している。
以上、本実施形態に係る容器1によれば、複数の容器本体2を積み重ねた際に、下段の容器本体2の本体側壁2Bにおける嵌合用凸条4と、上段の容器本体2の底壁21における底面凹部212とを凹凸嵌合させることで、上段の容器本体2を下段の容器本体2に対して位置決めすることができる。従って、運搬や管理などの目的で複数の容器本体2を積み重ねた際に、前記凹凸嵌合によって上段の容器本体2の水平方向への移動を確実に規制して、複数の容器本体2を安定して積み重ねることができ、荷崩れを生じ難くすることができる。
また、本実施形態に係る容器1によれば、底面凹部212が底壁21の裏面21Lに凹設され、嵌合用凸条4が本体側壁2Bの高さ方向端部に凸設されているので、底壁21を下にして容器本体2を置いた際に、嵌合用凸条4が変形又は破損し難い。
また、本実施形態に係る容器1によれば、容器本体2の本体側壁2Bにおける嵌合用凸条4と、嵌合用凸条4に嵌合する凹状をなす嵌合用溝5とを凹凸嵌合させることで、容器本体2に対して蓋体3を取り付けることができる。即ち、容器本体2の本体側壁2Bにおける嵌合用凸条4は、他の容器本体2の底壁21における底面凹部212と凹凸嵌合する嵌合構造を形成すると共に、蓋体3の嵌合用溝5とも凹凸嵌合する嵌合構造を形成している。つまり、容器本体2の本体側壁2Bにおける嵌合用凸条4は、兼用的な嵌合構造を提供することができる。
また、本実施形態に係る容器1によれば、底面凹部212の溝高h1と、嵌合用凸条4の高さh2と、嵌合用溝5の溝高h3とは、互いに同一又は略同一であり、底面凹部212の溝幅w1と、嵌合用凸条4の幅h2と、嵌合用溝5の溝幅w3とは、互いに同一又は略同一に構成されるので、嵌合用凸条4と底面凹部212との凹凸嵌合、および、嵌合用凸条4と嵌合用溝5との凹凸嵌合に対し、嵌合面を増加させて強い嵌合とすることができる。
また、本実施形態に係る容器1によれば、突出部211は、突出端側が細くなる角錐台状に構成されているので、複数の容器1を積み重ねる際又は積み降ろす際に、上段の容器1の底壁21の突出部211の下面211a又は側面を、下段の容器1の天壁31における補強用凸部39の上面又は内側面に円滑に摺動させることができ、作業効率を向上することができる。
尚、本考案に係る容器1は、上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本実施形態の容器本体2では、嵌合用凸条4が本体側壁2Bの高さ方向端部の全周に亘って形成され、底面凹部212が、底壁21の裏面外周縁部において、積み重ねの下段の容器本体2における前記本体側壁2Bの嵌合用凸条4に対向する位置に形成されている場合について説明したが、これに限らず、容器本体2は、複数の容器本体2を積み重ねた際に、互いに前記本体側壁2Bの高さ方向で嵌合する凸状の嵌合用凸条および凹状の嵌合用凹部を備え、嵌合用凸条および嵌合用凹部のうちの一方が本体側壁2Bの高さ方向端部の全周に亘って形成され、嵌合用凸条および嵌合用凹部のうちの他方が、底壁21の裏面21L外周縁部において、前記積み重ねの下段の容器本体2における前記本体側壁2Bの嵌合用凸条および嵌合用凹部のうちの一方に対向する位置に形成されるように構成することができる。
例えば、容器本体2は、複数の容器本体2を積み重ねた際に、互いに前記本体側壁2Bの高さ方向で嵌合する凸状の嵌合用凸条および凹状の嵌合用凹部を備え、嵌合用凹部が本体側壁2Bの高さ方向端部の全周に亘って凹設され、嵌合用凸条が、底壁21の裏面外周縁部において、前記積み重ねの下段の容器本体2における前記本体側壁2Bの嵌合用凹部に対向する位置に凸設されることができる。この場合、容器1の蓋体3では、容器本体2の前記本体側壁2Bにおける嵌合用凹部に嵌合する天壁嵌合用凸条であって、嵌合用凹部に嵌合する凸状をなす嵌合用凸条を備え、前記天壁嵌合用凸条は、蓋体3(天壁31)の裏面外周縁部において、容器本体2の開口部2Aを閉塞した状態で前記本体側壁2Bにおける嵌合用凹部に対向する位置に凸設されることができる。
また、本実施形態では、蓋体3は、天壁31と蓋体側壁32とを備えて構成される場合について説明したが、これに限らず、蓋体3は、天壁31のみで構成されることも可能である。この場合、蓋体3の天壁31の裏面31Lには、容器本体2の本体側壁2Bにおける嵌合用凸条4又は嵌合用凹部に嵌合する天壁嵌合部であって、嵌合用凸条4に嵌合する凹状、又は、嵌合用凹部に嵌合する凸状をなす天壁嵌合部が形成され、前記天壁嵌合部は、天壁31の裏面外周縁部において、容器本体2の開口部2Aを閉塞した状態で前記本体側壁2Bにおける嵌合用凸条4又は嵌合用凹部に対向する位置に凹設又は凸設されることができる。
1…容器、2…容器本体、2A…開口部、2B…本体側壁、3…蓋体、4…嵌合用凸部(嵌合用凸条)、5…嵌合用凹部(嵌合用溝)、21…底壁、21L…裏面、21U…表面、22…左右側壁、23…前後側壁、24…肉厚部、25…把持用凹部、26…補強部、31…天壁、31L…裏面、31U…表面、31a…蓋体補強部、32…蓋体側壁、33…外側壁部、34…内側壁部、39…補強用凸部、39a…バンド掛部、210…スカート部、211…突出部、212…底面凹部

Claims (3)

  1. 発泡性合成樹脂製の容器本体を備え、
    前記容器本体は、板状の底壁と、該底壁の表側外周縁部に立設され高さ方向端部を容器本体の開口部とする枠状の側壁とを備えて構成されており、
    前記容器本体は、複数の容器本体を積み重ねた際に、互いに前記側壁の高さ方向で嵌合する凸状の嵌合部および凹状の被嵌合部を備え、嵌合部および被嵌合部のうちの一方が側壁の高さ方向端部の全周に亘って形成され、嵌合部および被嵌合部のうちの他方が、底壁の裏面外周縁部において、前記積み重ねの下段の容器本体における前記側壁の嵌合部および被嵌合部のうちの一方に対向する位置に形成されていることを特徴とする容器。
  2. 前記嵌合部は、前記側壁の高さ方向端部の全周に亘って凸設され、
    前記被嵌合部は、前記底壁の裏面外周縁部に凹設されることを特徴とする請求項1記載の容器。
  3. 発泡性合成樹脂製の蓋体を備え、
    前記蓋体は、容器本体の前記側壁における前記嵌合部又は前記被嵌合部に嵌合する蓋体嵌合部であって、嵌合部に嵌合する凹状、又は、被嵌合部に嵌合する凸状をなす蓋体嵌合部を備え、
    前記蓋体嵌合部は、蓋体の裏面外周縁部において、容器本体の開口部を閉塞した状態で前記側壁における嵌合部又は被嵌合部に対向する位置に形成されることを特徴とする請求項1記載の容器。
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