JP4812452B2 - 梱包装置 - Google Patents

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本発明は、機器本体の上面に緩衝材を載置した状態で本体を梱包する梱包装置に関するものである。
一般に、大型の製品の梱包装置としては、木材を釘を用いて組み合わせて木枠を形成し、梱包装置を構成していた。このような木枠が用いられている梱包装置では、製品ごとに木枠が組み込まれて全体を保護するように構成されているため、製品を取り出す際に解体する必要があり、解体後の木枠は廃棄されていた。しかしながら、係る梱包装置は、製品ごとの大きさに応じて組み込まれていたため、汎用性が低く、処理が煩雑であることから、再利用することが可能で、複数種類の製品に対応することができる梱包装置が開発されている(特許文献1参照)。
他方、製品によっては、設置時における組み立て作業を簡素化するため、又は、設置現場において組み立てることが不可能であるため、本体の外面からは突出してしまうような部材が予め組み込まれた状態で梱包されるものがある。例えば、冷菓製造装置では、本体上面にホッパーの蓋部材や洗浄配管等の部材が取り付けられた状態で、梱包され、保管・運搬等がなされる。
特開平9−66984号公報
しかし、上述したようなホッパーの蓋部材や洗浄配管等は、圧縮荷重を受けると、破損してしまうため、格別な緩衝機構を備えていなければ、上に他の物品等を載置することができないという問題がある。そこで、梱包装置を構成する緩衝材によって、これら部材に対する負荷や衝撃を緩和している。従来の緩衝材としては、本体及び付属部材の外形に沿って成型された発泡スチロールが用いられるが、当該発泡スチロールは、廃棄の際に環境への負荷が大きいことから紙製、例えば段ボール板などが好ましい。
段ボール板により構成される緩衝材としては、複数の段ボール板を井桁状に配置することにより緩衝材を構成することが考えられる。しかしながら、単に複数の段ボール板を井桁状に配置した構成では、外装箱等を本体上方から覆い被せる際に、ずれてしまい、梱包作業が煩雑となる問題がある。そこで、ずれてしまう不都合を回避するため、製品ごとの外形に合わせたかたちで緩衝材を構成しているが、この場合には、緩衝材自体の汎用性が低いという問題がある。
そこで、本発明は従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、緩衝材のずれを緩和することで梱包作業を簡素化することができると共に、汎用性の高い梱包装置を提供することを目的とする。
本発明の梱包装置は、ミックスを貯溜するホッパーの上面開口を閉塞する蓋部材と当該ホッパー内に洗浄水を供給する洗浄配管とが本体上面に設けられ、該本体の前面には冷菓取出部が配置された冷菓製造装置を梱包するものであって、本体の上面に載置される緩衝材を備え、緩衝材は、本体の上面前後に起立した状態で配置されて左右に渡る板状の第1及び第2の横方向緩衝部材と、本体の上面左右に起立した状態で配置されて前後に渡る板状の第1及び第2の縦方向緩衝部材とから成り、横方向緩衝部材の左右及び縦方向緩衝部材の前後にそれぞれ形成された切込同士を係合させて井桁形状を構成し、蓋部材及び洗浄配管の周囲を囲繞すると共に、横方向緩衝部材の左右端部は切込より外側において略直角に折曲されて保持片となり、当該保持片の下部は本体の側面外側に対応することを特徴とする。
請求項2の発明の梱包装置は、上記発明において、横方向緩衝部材、及び/又は、縦方向緩衝部材には切込より外側に予め折り線が形成されていることを特徴とする。
請求項3の発明の梱包装置は、上記各発明において、各緩衝部材は段ボール板にて構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、ミックスを貯溜するホッパーの上面開口を閉塞する蓋部材と当該ホッパー内に洗浄水を供給する洗浄配管とが本体上面に設けられ、該本体の前面には冷菓取出部が配置された冷菓製造装置を梱包する梱包装置において、本体の上面に載置される緩衝材を備え、緩衝材は、本体の上面前後に起立した状態で配置されて左右に渡る板状の第1及び第2の横方向緩衝部材と、本体の上面左右に起立した状態で配置されて前後に渡る板状の第1及び第2の縦方向緩衝部材とから成り、横方向緩衝部材の左右及び縦方向緩衝部材の前後にそれぞれ形成された切込同士を係合させて井桁形状を構成し、蓋部材及び洗浄配管の周囲を囲繞するため、簡素な構成にて、当該緩衝材の強度を向上させることができ、冷菓製造装置の本体上面に位置する蓋部材や洗浄配管に加わる負荷を効果的に緩衝することができるようになる。
また、本発明の緩衝材は、横方向緩衝部材の左右端部は切込より外側において略直角に折曲されて保持片となり、当該保持片の下部は本体の側面外側に対応するため、上記発明と同様に、梱包時において当該保持片がずれてしまう不都合を回避することができるようになる。特に、保持片は、切込の外側に位置するため、保持片下部が側面外側に対応した状態で、各緩衝部材は本体上面に安定的に載置されるため、支障なく緩衝効果を発揮することが可能となる。更に、保持片は、端部を略直角に折曲して構成されるものであるため、製品ごとの大きさに応じて構成することが可能となるため、複数種類の製品に対応することができ、汎用性の向上を図ることができる。
請求項2の発明によれば、上記発明において、横方向緩衝部材、及び/又は、縦方向緩衝部材には切込より外側に予め折り線が形成されているので、機器の梱包作業時において、緩衝部材に形成された折り線にて当該緩衝部材の端部を折曲することにより容易に保持片を形成することができるようになる。
また、請求項3の発明によれば、上記各発明において、各緩衝部材は段ボール板にて構成されているので、所定の強度を維持しながら安価に梱包装置を構成することができるようになる。
次に、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。図1は本発明の梱包装置を適用する冷菓製造装置SMの斜視図、図2は冷菓製造装置SMの内部構成を示す斜視図を示している。本実施例の冷菓製造装置SMは、ソフトクリームを製造して例えばコーン製のカップに抽出し、冷菓を螺旋状に盛り付けて生成し、販売するものである。また、本実施例における冷菓製造装置SMは、矩形状の本体1により構成され、例えばバニラソフトクリームかチョコレートソフトクリームのうちの一種類のソフトクリームを製造する卓上の装置である。
冷菓製造装置SMは、液状のソフトクリームミックスが貯溜されるホッパー2と、この液状のソフトクリームミックスを撹拌しながら冷却して半硬化状態とするビータ4を備えた冷却シリンダ5とが設けられている。尚、図1において3はホッパー2の上面開口を開閉自在に閉塞し、ミックス補給時に取り外される蓋部材であり(図2は取り外した状態であり、この図では省略している)、12はミックス洗浄時にホッパー2や冷却シリンダ5に給水するための洗浄配管、13は当該洗浄配管12に設けられる給水栓である。
また、図2において6は、前記ビータ4を回転駆動するビータモータである。8は、上記冷却シリンダ5前方に位置して本体1の前面に取り付けられたフリーザードアであり、このフリーザードア8内には、上下に取出通路9が形成されている。そして、この取出通路9内には、プランジャ10が上下移動可能に挿入されており、このプランジャ10は前面の取出レバー11にて上下動される。一方、冷却シリンダ5の前端部下側には図示しない抽出路が形成されており、この抽出路の出口は前記取出通路9の内壁面に形成されている。また、フリーザードア8の取出通路9の下端部には出口部としての取出ノズル14が下側から取り付けられている。
また、15はフリーザードア8の下方に対応して本体1の前面に着脱自在に取り付けられたドレン受けカバーであり、当該ドレン受けカバー15内には、排水ホース18が接続されたドレン受け16が配設されると共に、当該ドレン受け16の上面には、簀の子17が取り付けられている。
そして、本体1の底面には、角隅部に位置して当該本体1を支持するためのゴム製の保持部材19が取り付けられている。尚、冷菓製造装置SMの前面上部に設けられた20は、運転スイッチや表示ランプなどが配設されたコントロールパネルである。
かかる構成により、ホッパー2内にはソフトクリームミックスパウダー(しょ糖40%〜45%、乳固形分約50%)に約2倍量の水を添加した所定量のソフトクリームミックスを収容する。そして、この液状のソフトクリームミックスを冷却シリンダ5に導入し、ビータ4にて撹拌しつつ冷却することにより、半硬化状態のソフトクリームを生成する。
この状態で、取出レバー11を引き下げて、プランジャ10を上方に移動させると、プランジャ10が離間すると共に、抽出路の出口も開放される。そして、プランジャ10の上昇によって、図示しない冷菓抽出スイッチがONとされ、ビータモータ6が駆動し、ビータ4が回転される。
これにより、冷却シリンダ5内の半硬化状態のソフトクリームは前方に押し出され、抽出路から取出通路9内に入り、取出ノズル14に形成される星形の透孔を経て抽出される。取出ノズル14から取り出された半硬化状態のソフトクリームは、所定の形に成形されて抽出されることから、提供者は、当該ソフトクリームをコーン製のカップなどに螺旋状に盛り付けて生成し、提供することができる。
次に、冷菓製造装置SMの梱包装置について図3乃至図12を参照して説明する。図3は緩衝材30を取り付けた状態の冷菓製造装置SMの正面図、図4は図3の側面図、図5は図3の斜視図、図6は木枠31の側面図、図7は木枠31の平面図、図8は木枠31の本体固定部材35の拡大図、図9は横方向緩衝部材38の概略図、図10は縦方向緩衝部材40の概略図、図11は折曲された状態の横方向緩衝部材38の平断面図、図12は外装箱51が取り付けられた状態の梱包装置の斜視図を示している。
本実施例における梱包装置は、梱包対象となる製品、本実施例では冷菓製造装置SMの下部を梱包する木枠31と、冷菓製造装置SM上部を梱包する緩衝材30と、外装箱51とから構成される。
木枠31は、図6及び図7に示されるように、冷菓製造装置SMの左右両側部にそれぞれ配置されて前後に渡る板状の木材により構成される縦方向木枠32、32と、冷菓製造装置SMの前後両端部にそれぞれ配置されて左右に渡る板状の木材により構成される横方向木枠33、33と、これら横方向木枠33間に位置すると共に該木枠33と略平行に配置される補強木枠34、本体固定部材35とから構成される。
縦方向木枠32は、図4に示されるように冷菓製造装置SMの本体1後端から該本体1の前方であって、本体1の前面に取り付けられるフリーザードア8及び取出レバー11等の冷菓取出部よりも所定寸法だけ前方にまで渡って延在して構成されている。
他方、横方向木枠33は、上記縦方向木枠32、32の前端及び後端それぞれの下面に図示しない釘により固定されている。また、横方向木枠33、33間に配置される補強木枠34は、木枠33、33を結ぶ中点よりも所定寸法だけ前側に変位した位置に同じく縦方向木枠32、32の下面に図示しない釘により固定されている。尚、本実施例において補強木枠34の固定位置は、当該木枠31上に冷菓製造装置SMを載置した状態で、本体1下面に取り付けられる前後の保持部材19、19による荷重が最も加わりやすい位置、則ち、前側保持部材19よりも少許後側に位置しているものとする。尚、図6及び図7は、図面の右側を冷菓製造装置SMの本体1の前側となるように示しているものとする。
そして、上記縦方向木枠32、32の上面には、冷菓製造装置SMの本体1下面に取り付けられる各保持部材19を収容保持するための本体固定部材35が取り付けられている。この本体固定部材35は、板状の木材により構成されており、木枠31の後部上に冷菓製造装置SMを載置した際に、当該冷菓製造装置SMの各保持部材19が相当する位置にそれぞれ取り付けられているものとする。この本体固定部材35は、上面に所定の深さ寸法を有する孔35Aが形成されている。この孔35Aは、保持部材19の外形寸法よりも少許大きく形成されており、当該保持部材19が収容された状態で、安定して該保持部材19を保持可能とする。
冷菓製造装置SMは、上述した如き木枠31上に載置されている。尚、本実施例では、冷菓製造装置SMの下部を梱包するものとして木枠31を用いているが、これ以外に段ボールなどの紙製の梱包材上に冷菓製造装置SMを載置しても良いものとする。
他方、冷菓製造装置SMの上面には、段ボール板などの紙製の緩衝材30が載置される。この緩衝材30は、冷菓製造装置SMの本体1上面前後に起立した状態で配置される横方向緩衝部材(第1及び第2の横方向緩衝部材)38、39と、本体1上面左右に起立した状態で配置される縦方向緩衝部材(第1及び第2の縦方向緩衝部材)40、41とから構成される。ここで、本実施例における
横方向緩衝部材38、39及び縦方向緩衝部材40、41は、段ボール板にて構成される板状部材であり、前記起立した状態とは、平面状に構成される各緩衝部材を水平方向ではなく縦、即ち、略垂直に使用した状態をいう。また、いずれも本体1上に載置された状態で上端の高さが本体1の上面に取り付けられる洗浄配管12等よりも所定寸法だけ高くなるように形成されている。また、いずれの緩衝部材も横寸法は、縦寸法よりも長く形成されているが、当該寸法は、梱包対象となる製品本体の寸法及び当該本体上面に取り付けられる部材等の寸法により異なるため、適宜変更されるものとする。また、段ボール板は、少なくとも上下の強度を確保するため、内部に収容される補強部材が上下方向となるように用いられるものとする。尚、横方向緩衝部材38、39は、いずれも同様の構成とされているため、以後、横方向緩衝部材38を用いて構成を説明すると共に、縦方向緩衝部材40、41は同様の構成とされているため、以後、縦方向緩衝部材40を用いて構成を説明する。
横方向緩衝部材38は、図9に示すように下端に開放する略コ字状の切欠45が形成されており、当該切欠45は、少なくとも冷菓製造装置SMの本体1の左右幅よりも広く形成されているものとする。そして、この切欠45を構成する上端には、左右に位置して下方に開口する略コ字状の切込46、46が形成されている。尚、当該切込46、46は、少なくとも本体1の上面に載置された際に、本体1端部よりも所定寸法だけ内側に対応する位置に形成されているものとする。また、当該切込46の切込口の部分は、内側に向けて傾斜して切り欠かれているものとする。
また、横方向緩衝部材38は切欠45を構成する両端の上方に位置して、上下に渡って半切り形状とされた折り線47が予め形成されているものとする。
他方、縦方向緩衝部材40は、図10に示すように下端に開放する略コ字状の切欠42が形成されており、当該切欠42は、少なくとも冷菓製造装置SMの本体1の前後幅よりも広く形成されているものとする。尚、本実施例では、上述したように冷菓製造装置SMは、本体1前面にフリーザードア8や取出レバー11の冷菓取出部等の本体1前面から前方に突出して構成される冷菓取出部材が取り付けられていることから、当該切欠42は、縦方向緩衝部材40の後部寄りに形成されているものとする。これにより、緩衝材30が本体1上面に取り付けられた状態で、縦方向緩衝部材40の前部は、冷菓製造装置SMの本体1前方にまで延在して前片40Aが構成されることとなり、冷菓取出部の上方左右にまで突出して保護スペースを確保することが可能となる。
また、この縦方向緩衝部材40の上端には、切欠42の上側に位置して、左右にそれぞれ上方に開口する略コ字状の切込43、43が形成されている。尚、当該切込43、43は、少なくとも本体1の上面に載置された際に、本体1端部よりも所定寸法だけ内側に対応する位置に形成されているものとする。また、当該切込43の切込口の部分は、内側に向けて傾斜して切り欠かれているものとする。
上述した如き横方向緩衝部材38、39と縦方向緩衝部材40、41とを井桁状に組み込むことにより緩衝材30が形成される。則ち、本体1の上面に起立した状態で左側には、第1の縦方向緩衝部材40を、右側には第2の縦方向緩衝部材41を配置し、前側に位置する切込43、43には、第1の横方向緩衝部材38の切込46、46を係合させ、後側に位置する切込43、43には、第2の横方向緩衝部材39の切込46、46を係合させることで緩衝材30が形成される。このとき、各緩衝部材に形成される切込43、46の切込口は、内側に傾斜して切り欠かれて形成されているため、各切込43、46を容易に係合させることが可能となる。
これにより、本体1上面には、起立した状態の各緩衝部材38、39、40、41によって井桁状に形成された緩衝材30が載置されることとなる。尚、各緩衝部材38、39、40、41の組み込み作業は、予め作業しやすい環境において作業を行い、井桁状に形成した後、本体1上面に載置するものとする。
各横方向緩衝部材38、39に形成される切欠45は、上述したように本体1の左右幅よりも広く形成されていると共に、各縦方向緩衝部材40、41に形成される切欠42は、本体1の前後幅よりも広く形成されていることから、当該緩衝材30が本体1上面に載置された状態で、本体1上面には、横方向緩衝部材38、39の切欠45の上端面が当接していると共に、縦方向緩衝部材40、41の切欠42の上端面が当接している。
そして、係る井桁状に形成される緩衝材30によって、本体1上面に形成される蓋部材3や洗浄配管12及び給水栓13の周囲が囲繞される。
尚、冷菓製造装置SMの本体1に取り付けられるドレン受けカバー15やドレン受け16、簀の子17等は、取り外された状態で他の付属部材と共に、付属品収容箱50内に収容されるものとする。この付属品収容箱50は、梱包した状態で本体1前面に取り付けられるフリーザードア8等の冷菓取出部の下側に位置して木枠31上に載置されるものとし、当該収容箱50の前面は、収容された状態で、前記緩衝材30を構成する縦方向緩衝部材40、41の前片40A、41Aの前端よりも後方に位置しているものとする。
この状態で、前側に位置する横方向緩衝部材38の切欠45の両側方に位置する端部を上述した如き折り線47に沿って後方に略直角に折曲し、当該両端部を保持片48、48とする。他方、後側に位置する横方向緩衝部材39についても同様に切欠45の両側方に位置する端部を折り線47に沿って前方に略直角に折曲し、当該両端部を保持片49、49とする。尚、係る横方向緩衝部材38、39の端部の折り曲げ作業は、予め形成されている折り線に沿って行われるため、位置決め及び折り曲げを容易に行うことが可能となる。また、当該保持片48及び49は、粘着テープなどにより、縦方向緩衝部材40又は41に固定しても良いものとする。
その後、緩衝材30の上方から下方が開放された外装箱51を被せる。この外装箱51は、段ボールにて形成される下面が開口した矩形体であり、前記冷菓製造装置SMの平面寸法よりも所定寸法分だけ大きく、また、前記緩衝材30の平面寸法よりも少許大きく形成されている。
ここで、各保持片48、49は、いずれも下端が、本体1の上面よりも低い位置にまで延在して形成されているため、本体1の上部側面外側に位置する各保持片48、49の下部により、緩衝材30が本体1上面に載置された状態で、左右にずれてしまう不都合を回避することができる。これにより、外装箱51を被せる作業を行う際に、緩衝材30がずれることなく行うことができることから、梱包作業を容易に行うことが可能となる。
そして、外装箱51が緩衝材30の上方から略きっちり被せられた状態で本体1が載置される木枠31から外装箱51に渡って複数のバンド52を締め付けることにより、木枠31と、冷菓製造装置SMと外装箱とを一体とし、当該冷菓製造装置SMの梱包が完了する。
上述したような梱包装置によれば、本実施例の冷菓製造装置SMの本体1上面に蓋部材3や洗浄配管12、給水栓13等が本体1から上方に突出した状態で取り付けられているものであっても、これらの周囲を囲繞する緩衝材30を本体1上面に載置した状態で本体1を梱包することが可能となる。
特に、緩衝材30は、本体1の上面に起立した状態で配置される各緩衝部材38、39、40、41によって構成されているため、これら緩衝部材により本体1上面からの高さ寸法を上記洗浄配管12等の高さよりも高く構成することで、上方向からの負荷を当該緩衝材30によって緩衝することができるようになる。そのため、本体1上面に取り付けられる洗浄配管12等の部材が上方向からの負荷によって破損してしまう不都合を抑制することができるようになる。
また、この緩衝材30は、各横方向緩衝部材38、39及び縦方向緩衝部材40、41は、各部材に形成された切込43、46同士を互いに係合させて井桁形状を構成しているため、簡素な構成にて緩衝材30の強度を向上させることができ、より一層、本体1や本体1上面に取り付けられる部材に加わる負荷を効果的に緩衝することができるようになる。
更に、緩衝材30を構成する横方向緩衝部材38、39は、左右端部が縦方向緩衝部材40、41と係合する切込46、46よりも外側において略直角に折曲されて保持片48、49が形成されるため、保持片48、49の下部が本体1の側面外側に対応した状態で、各緩衝部材に形成される切欠42、45の上端面が本体1上面に安定的に載置される。これにより、上方向からの荷重負荷を各緩衝部材及び各緩衝部材の切欠42、45の上端面が接する本体1上面にて緩衝することが可能となり、これら緩衝部材にて囲繞される本体1上面から上方に突出して構成される部材、本実施例では、蓋部材3や洗浄配管12等に負荷がかからない構成とすることができ、支障なく緩衝効果を発揮することが可能となる。
尚、本実施例では、横方向緩衝部材38、39の両端を略直角に折曲することにより保持片48、49を構成しているが、梱包対象となる本体の幅寸法が本実施例よりも広い例えば床置きタイプの冷菓製造装置である場合には、横方向緩衝部材38、39の両端を折曲しないで使用することにより、当該卓上タイプの冷菓製造装置の梱包装置と共有して用いることが可能となる。これにより、製品ごとの大きさに応じて構成することが可能となるため、複数種類の製品に対応することができ、汎用性の向上を図ることができる。
尚、本実施例では、本体1前面に冷菓取出部が形成されていることから、当該取出部上方に保護スペースを確保するため、縦方向緩衝部材40、41が前方にまで延在して前片40A、41A構成されているが、当該保護スペースを確保する必要がない製品を梱包する場合においては、縦方向緩衝部材40、41の端部を折曲し、上述した如き保持片を構成しても良いものとする。
尚、上述したように、緩衝材30を構成する各緩衝部材及び外装箱51は、段ボール板にて構成されているので、所定の強度を維持しながら軽量化及び簡素化された梱包装置にて冷菓製造装置SMを梱包することができるようになり、コストの削減及び搬送作業を行う作業者の負担を軽減することができるようになる。
本発明を適用した冷菓製造装置の斜視図である。 冷菓製造装置の内部構成を示す斜視図である。 緩衝材を取り付けた状態の冷菓製造装置の正面図である。 図3の側面図である。 図3の斜視図である。 木枠の側面図である。 図6の平面図である。 本体固定部材の拡大図である。 横方向緩衝部材の概略図である。 縦方向緩衝部材の概略図である。 折曲された状態の横方向緩衝部材の平断面図である。 外装箱が取り付けられた状態の冷菓製造装置の斜視図である。
SM 冷菓製造装置
1 本体
2 ホッパー
3 蓋部材
8 フリーザードア
11 取出レバー
12 洗浄配管
13 給水栓
19 保持部材
20 コントロールパネル
30 緩衝材
31 木枠
32 縦方向木枠
33 横方向木枠
34 補強木枠
35 本体固定部材
35A 孔
38 横方向緩衝部材(第1)
39 横方向緩衝部材(第2)
40 縦方向緩衝部材(第1)
41 縦方向緩衝部材(第2)
42、45 切欠
43、46 切込
47 折り線
48 保持片
50 付属品収容箱
51 外装箱
52 バンド

Claims (3)

  1. ミックスを貯溜するホッパーの上面開口を閉塞する蓋部材と当該ホッパー内に洗浄水を供給する洗浄配管とが本体上面に設けられ、該本体の前面には冷菓取出部が配置された冷菓製造装置を梱包する梱包装置において、
    前記本体の上面に載置される緩衝材を備え、
    該緩衝材は、前記本体の上面前後に起立した状態で配置されて左右に渡る板状の第1及び第2の横方向緩衝部材と、前記本体の上面左右に起立した状態で配置されて前後に渡る板状の第1及び第2の縦方向緩衝部材とから成り、
    前記横方向緩衝部材の左右及び前記縦方向緩衝部材の前後にそれぞれ形成された切込同士を係合させて井桁形状を構成し、前記蓋部材及び洗浄配管の周囲を囲繞すると共に、
    前記横方向緩衝部材の左右端部は前記切込より外側において略直角に折曲されて保持片となり、当該保持片の下部は前記本体の側面外側に対応することを特徴とする梱包装置。
  2. 前記横方向緩衝部材、及び/又は、縦方向緩衝部材には前記切込より外側に予め折り線が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の梱包装置。
  3. 前記各緩衝部材は段ボール板にて構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の梱包装置。
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