JP6778925B2 - 建物扉用把手の包装構造 - Google Patents

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Description

本発明は、包装体に関するものであって、特にハンドル部と台座部とを備える建物扉用把手を収容する包装体及び建築扉用把手の包装構造に関するものである。
従来より、ドアハンドル等の建築扉用把手を収容することができる包装体が公知である。例えば、長方形状のシート体を折り曲げて形成する6面体よりなる包装体であって、シート体には、少なくとも天面、側面、底面及び他方側の側面が長手方向に一連に形成され、天面又は底面には、長手方向と平行に形成された折曲直線と、折曲直線を上底とし且つ側面と略同じ高さを備えた台形形状の下底及び一対の斜辺が切り込まれた切込線とが平面視して対称に形成されて一対の切込片をなし、これら一対の切込片が、折曲直線で折り曲げて略垂直に立ち上げられることにより側面と直交する方向に配置される両側面を構成する包装体が公知である(特許文献1参照)。
特開2011−111166号
しかしながら、上記構造の包装体においては、透明のビニール等の袋に入れられたドアハンドルを天面の内面上に載置して、被せ面をドアハンドルを覆うように折曲させて梱包することにより、天面に形成された開口部からドアハンドルを視認可能としているため、ハンドル部の一部は視認できるものの、天面における開口部の間に底面中間部が設けられるため、当該底面中間部に位置する台座部の視認に困難性を要するものであった。これによって、ドアハンドルの全体形状を視認することができないため、意匠性の低下によりユーザの購買意欲の低下が懸念されるものであった。
また、包装体に収容されるドアハンドルの上下方向においては、天面と被せ面との間に設けられた側面と、押さえ面との間で包まれた状態となるものであるが、当該押さえ面にて形成され、ドアハンドルの台座を保護する切り起こし片のみでは十分な緩衝機能を有するものではなかった。
そこで、本発明はこのような問題点を解決するものであって、建築扉用把手の視認性を向上させるとともに、優れた緩衝機能を備える包装体及び建築扉用把手の包装構造を提供することを課題とする。
前記問題点を解決するために、本発明の請求項1に記載の建物扉用把手の包装構造
は、建物扉用把手のハンドル部及び台座部を保持する包装体、本体板の上端側にて、
前方へ突設される天面板と、前記天面板の下方に配設され、前記ハンドル部が挿通され
る上方挿通部が形成される保持板とを少なくとも有して、前記保持板の後方に前記ハン
ドル部が収容される上方収容空間が形成されるハンドル保持部と、前記本体板の下端側
にて、前方へ突設される底面板と、立上板を介して前記底面板の上方に配設され、前記
台座部が挿通される下方挿通部が形成される載置板とを少なくとも有して、前記底面板
と前記載置板との間に少なくとも前記台座部の一部が収容される下方収容空間が形成さ
れる台座保持部とを備え、前記ハンドル保持部は、前記本体板の左右方向に対して所定
の間隙部を有して相互に並設して形成され、前記包装体において、一対の前記建物扉用
把手が前記台座部を対向配置させた状態で前記ハンドル保持部及び前記台座保持部に収
容される建物扉用把手の包装構造であって、前記建物扉用把手の関連部品を収容する収 容箱が前記間隙部に配設されることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項に記載の建物扉用把手の包装構造は、請求項1に記載の建物
扉用把手の包装構造において、前記ハンドル保持部は、前記本体板と前記保持板とを連
結し、前記ハンドル保持部の側面を形成する上方側板を有してなるものである。
また、本発明の請求項に記載の建物扉用把手の包装構造は、請求項1又は請求項
に記載の建物扉用把手の包装構造において、前記上方挿通部は前記ハンドル部の外形を
保持し、前記下方挿通部は前記台座部の外形を保持するものである。
また、本発明の請求項に記載の建物扉用把手の包装構造は、請求項1から請求項
3のいずれか1項に記載の建物扉用把手の包装構造において、前記天面板には、前記収
容箱の上端面に設けられる表示部を上方から視認可能な窓部が形成されるものである。
また、本発明の請求項に記載の建物扉用把手の包装構造は、請求項1から請求項
のいずれか1項に記載の建物扉用把手の包装構造において、前記ハンドル保持部及び前
記台座保持部の前方を覆設する前面カバー部と、前記ハンドル保持部及び前記台座保持
部の側面を覆設する側面カバー部とから構成され、前記本体板、前記ハンドル保持部及
び前記台座保持部のうちの少なくとも2箇所に係止されるカバー体を備えるものであ
る。
また、本発明の請求項に記載の建物扉用把手の包装構造は、請求項に記載の 建
物扉用把手の包装構造において、前記収容箱における前後方向の寸法は、前記ハンドル
保持部及び前記台座保持部における前後方向の寸法より大きくなるよう設定され、前記
収容箱が前記カバー体に当接するものである。
本発明の建物扉用把手の包装構造では、包装体により、本体板の上端側にハンドル部
を収容可能とするハンドル部が形成されるとともに、本体板の下端側に少なくとも台座
部の一部を収容可能とする台座保持部が形成されるので、建物扉用把手を自立させた状
態で、且つ、ハンドル部及び台座部の収容部分を除いた大部分の形状を視認可能とする
ことができる。これにより、建築扉用把手の視認性を向上させることができることか
ら、意匠性を向上させることができ、ユーザの購買意欲を向上させることができる。ま
た、ハンドル部と台座部とが夫々の保持部にて保持された状態で収容されることから、
優れた緩衝機能を備えたものとなる。
本発明の実施例における包装体を展開した状態の裏面図である。 本発明の実施例における包装体の組立途中状態の斜視図である。 本発明の実施例における包装体を組み立てた状態の斜視図である。 本発明の実施例における包装体の図3のA−A拡大断面図である。 本発明の実施例における包装体にて包装する際の分解斜視図である。 本発明の実施例における包装体に建物扉用把手を収容した状態の正面図である。 本発明の実施例における包装体にカバー体を取り付けた状態の斜視図である。 本発明の実施例における包装体の図7のB−B拡大断面図である。 本発明の実施例における包装体を収容ケースに収容した際の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態における包装体を図面に基づいて説明する。当該包装体を組み立てた状態を基準として、基準面側を当該包装体の下方とし、他方を当該包装体の上方とする。また、建物扉用把手が包装体に収容された状態において、当該把手側を前方とし、他方を後方とする。さらに、展開図において、縦方向を上下方向とし、横方向を左右方向とする。
当該包装体は、連結部を介してハンドル部が略L字状に台座部に連結される建物扉用把手のハンドル部と台座部とを保持した状態で収容することができるものである。具体的には、建物扉用把手のハンドル部を保持するハンドル保持部と、建物扉用把手の台座部を保持する台座保持部とが本体板の上下端側に夫々形成されるものである。
そして、ハンドル保持部は、本体板の上端側にて、前方へ突設される天面板と、ハンドル部が挿通される上方挿通部が形成される保持板とを少なくとも有し、保持板の後方にハンドル部を収容する上方収容空間が形成されるものである。また、台座保持部は、本体板の下端側にて、前方へ突設される底面板と、立上板を介して底面板の上方に配設され、台座部が挿通される下方挿通部が形成される載置板とを少なくとも有して、底面板と載置板との間に少なくとも台座部の一部を収容する下方収容空間が形成されるものである。
本発明に係る包装体B1は、一枚の厚紙等のシート材、台紙等から形成されており、図1に示すような展開図からなるものである。図1は、当該包装体B1を展開した状態の裏面図である。
包装体B1は展開した状態において、包装体B1の基部となる本体板1の上端にハンドル保持部Hを構成する各構成板が折線を介して縦一方向に順次連接している。また、当該本体板1の下端に台座保持部Sを構成する各構成が折線を介して縦一方向に順次連接している。
本体板1は、包装体B1の組立状態において、前方にハンドル保持部H及び台座保持部Sを形成して、建物扉用把手LHを収容するため、包装体B1の背面を構成するものである。当該本体板1は、例えば、略長方形状に形成されており、左右方向に台座部LH2を対向配置させた状態で一対の建物扉用把手LHを収容し得るよう、本体板1の縦寸法及び横寸法が設定されている。
本体板1には、上端に折線aを介してハンドル保持部Hの天面を構成する天面板2が設けられる。当該天面板2の横寸法は、本体板1の横寸法と略同等とされ、天面板2の上方側には、後述する収容箱B2の表示部25が視認可能となるよう窓部3が設けられる。
また、天面板2には、上端に折線bを介して保持板4が天面板2の左右両端部に夫々設けられる。当該保持板4は、ハンドル保持部Hの前面部を構成するものである。夫々の保持板4の横寸法は、天面板2における横寸法の略1/3程度とされ、保持板4の下方側には、ハンドル部LH1が挿通される上方挿通部が形成される。
当該上方挿通部の横寸法は、ハンドル部LH1の外形を挿通することができるよう、ハンドル部LH1における最大横寸法よりも大きくなるよう設定されている。また、建物扉用把手LHにおけるハンドル部LH1の先端部が掛止可能となるよう、上方挿通部における略中央部の横方向に形成される切断線を介して、上下に分断され、前後方向に折り返し可能な折り返し片が形成される。上方側の折り返し片は第1折り返し片4aとされ、折り返しによる反力によってハンドル部LH1を前方へ支持するものである。
一方、下方側の折り返し片は第2折り返し片4bとされ、ハンドル部LH1の先端部が保持板4に掛かるよう掛止し、抜け止めを防止するものである。当該第2折り返し片4bは、折り返しによる復元力を向上させるため、第1折り返し片4aより区画面積が小さくなるよう設定されることが望ましい。
また、保持板4には、外側方向における左右両端に折線cを介して上方側板5が設けられる。上方側板5は、保持板4の縦寸法と同等の寸法からなる斜辺部を折線cとする略直角三角形状に形成される。また、上方側板5には、右上端から折線dを介して第1上方係止片6が設けられるとともに、右下端から折線eを介して第2上方係止片7が設けられる。
これら第1上方係止片6及び第2上方係止片7は、本体板1に設けられる第1上方突片9、天面板2に設けられる第2上方突片11に夫々係止されることで、ハンドル保持部Hにおける保持板4を本体板1に固着させ、ハンドル保持部Hの組立状態を維持するための固着手段として設けられる。
また、保持板4には、内側方向における左右両端に折線fを介して保持側板8が設けられる。保持側板8は、保持板4の縦寸法と同等の寸法からなる辺を下底とする略台形状に形成される。当該保持側板8は、後述する建物扉用把手LHの関連部品を収容する収容箱B2を左右両側から支持するために設けられる。
また、上方側板5の第1上方係止片6に対応する構成片は第1上方突片9とされ、本体板1の左右両端に折線gを介して設けられる。当該第1上方突片9は、折線gにて折曲させることで、折線gの一部に本体側係止孔10が形成されるよう構成されており、上方側板5の第1上方係止片6を本体側係止孔10に係止することで、ハンドル保持部Hにおける保持板4を本体板1に固着することができる。第1上方突片9は、例えば、本体板1側を下底とする略台形状に形成される。
また、上方側板5の第2上方係止片7に対応する構成片は第2上方突片11とされ、天面板2の左右両端に折線hを介して設けられる。当該第2上方突片11は、折線hにて折曲させることで、折線hの一部に天面側係止孔12が形成されるよう構成されており、上方側板5の第2上方係止片7を天面側係止孔12に係止することで、ハンドル保持部Hにおける保持板4を本体板1に固着することができる。第2上方突片11は、例えば、天面板2側を下底とする略台形状に形成される。
また、本体板1には、下端に折線iを介して台座保持部Sの底面を構成する底面板13が設けられる。当該底面板13の横寸法は、本体板1の横寸法と略同等とされ、底面板13の縦寸法は、天面板2の縦寸法と略同等となるよう設定される。これにより、本体板1の前方へ突設されるハンドル保持部Hと台座保持部Sとの前後方向の寸法を略同等とすることができる。
また、底面板13には、下端に折線jを介して立上板14が設けられ、当該立上板14には、下端に折線kを介して台座部LH2が載置される載置板15が設けられる。また、載置板15には、下端に折線lを介して補強板16が設けられる。立上板14は、載置板15を底面板13の上方にて中空保持するために設けられており、立上板14の横寸法は、底面板13の横寸法と略同等となるよう形成され、縦寸法は適宜の寸法となるよう形成される。また、補強板16は、立上板14と略同等形状となるよう形成されており、台座保持部Sにおける組立状態の載置板15を立上板14とともに、前後方向から中空保持して補強するために設けられる。
また、載置板15の略中央部には、台座部LH2が挿通される下方挿通部17が形成される。当該下方挿通部17は、収容時に一対の台座部LH2に対応するよう所定の間隔を有して2箇所に貫通して形成されており、台座部LH2の一部を挿通させることで台座部LH2の外形を保持することができる形状であれば、特に制限されるものではない。
また、載置板15には、左右両端に折線mを介して下方側板18が設けられる。下方側板18は、立上板14及び補強板16における縦寸法と略同等の横寸法を有してなり、台座保持部Sにおける組立状態の載置板15を立上板14等とともに、左右方向から中空保持するものである。
下方側板18には、左右両端に折線nを介して下方係止片19が設けられており、底面板13に設けられる下方突片20に夫々係止されることで、台座保持部Sの組立状態を維持するための固着手段として設けられる。
下方係止片19に対応する構成片は下方突片20とされ、底面板13の左右両端に折線oを介して設けられる。当該下方突片20は、折線oにて折曲させることで、折線oの一部に底面側係止孔21が形成されるよう構成されており、下方側板18の下方係止片19を底面側係止孔21に係止することで、台座保持部Sの組立状態を維持することができる。下方突片20は、例えば、底面板13側を下底とする略台形状に形成される。
このようにして、展開図が形成される包装体B1は、次のようにして組み立てられる。以下の組み立て順序は一例であり、これに限られるものではないのは勿論である。
まず、本体板1の上端側におけるハンドル保持部Hを組み立てる場合においては、折線aに沿って天面板2を前方側へ折曲させるとともに、折線bに沿って左右の保持板4を前方側へ折曲させる。このとき、同様にして、折線cに沿って上方側板5を前方側へ折曲させるとともに、係止片となる第1上方係止片6、第2上方係止片7を折線d、eに沿って夫々折曲させる。また、これら上方係止片に係止される第1上方係止片6、第2上方係止片7を折線g、hに沿って夫々折曲させる。同様にして、折線fに沿って保持側板8を前方側へ折曲させておく。
そして、図2から図4に示すように、第1上方係止片6を第1上方突片9の本体側係止孔10へ係止させるとともに、第2上方係止片7を第2上方突片11の天面側係止孔12に形成させることで、ハンドル保持部Hの組立状態とする。当該組立状態においては、本体板1の前方側であって、天面板2の前方側から本体板1に向けて保持板4が傾斜状に配設され、本体板1、天面板2及び保持板4にて断面視略三角状の上方収容空間が形成される。
一方、本体板1の下端側における台座保持部Sを組み立てる場合においては、折線iに沿って底面板13を前方側へ折曲させるとともに、折線jに沿って立上板14、折線kに沿って載置板15、折線lに沿って補強板16を夫々前方側へ折曲させる。このとき、同様にして、折線mに沿って下方側板18を前方側へ折曲させるとともに、折線nに沿って下方係止片19、これに係止される下方突片20を折線oに沿って夫々折曲させておく。
そして、同図2から図4に示すように、下方係止片19を下方突片20の底面側係止孔21に係止させることで、台座保持部Sの組立状態とする。当該組立状態においては、本体板1の前方側に底面板13の前方側から上方に向けて立上板14が配設され、底面板13の上方に載置板15が配設された状態となり、底面板13、立上板14、載置板15及び補強板16にて断面視略四角状の下方収容空間が形成される。
このようにして構成される包装体B1において、図5から図9に示すように一対の建物扉用把手LHが収容される。具体的には、一対の建物扉用把手LHは、一方の建物扉用把手LHの台座部LH2から突出して設けられる軸部LH4を介して、台座部LH2における扉と当接する受け面LH5を対向させた状態で他方の建物扉用把手LHが連結されている。このとき、施錠可能な建物扉用把手LHにおいては、双方の台座部LH2の間の軸部LH4に鍵部LH6を取り付けることができる。
一対の建物扉用把手LHは、載置板15に形成される下方挿通部17に一対の台座部LH2を挿通するとともに、ハンドル部LH1にて保持部の上方挿通部を構成する第1折り返し片4a及び第2折り返し片4bを後方へ押圧して、相互のハンドル部LH1を挿通する。これにより、ハンドル部LH1が上方収容空間へと収容されるとともに、台座部LH2が下方収容空間へと収容された状態となる。
当該状態においては、図6に示すように、台座部LH2の外形が下方挿通部17によって保持されることから、下方収容空間内にて、台座部LH2と底面板13との間に間隙を有した状態で収容することができ、緩衝性機能を付与することができる。
また、図6及び図8に示すように、ハンドル部LH1が上方挿通部に挿通され、ハンドル部LH1によって後方へ押圧される第1折り返し片4aがその反力によって、ハンドル部LH1を略鉛直方向に支持するとともに、第2折り返し片4bがその反力によって折り返し前の略初期位置へと復元されるため、ハンドル部LH1の抜け止め防止として機能させることができる。また、上方収容空間にて、ハンドル部LH1の先端部と天面板2との間に間隙を有した状態で収容することができ、同様に緩衝機能を付与することができる。
そして、建物扉用把手LHが収容された状態においては、図6及び図7に示すように、建物扉用把手LHの設置時に関する取替用ラッチ、ボルト等の関連部品を収容する収容箱B2が左右方向におけるハンドル保持部Hの間隙であって、収容箱B2の下端面22が台座部LH2の上端に当接するように配設される。当該収容箱B2は、例えば、上方側に開閉蓋を有する直方体又は立方体からなり、左右方向の寸法は左右方向におけるハンドル保持部Hの間隙と略同等となるよう形成される。これにより、保持側板8の折り返しによる反力によって、収容箱B2を左右両端から支持することができる。
また、図5に示すように、収容箱B2の下端面22には、台座部LH2を対向配置させた状態で収容される一対の建物扉用把手LHにおける関連部品の一部となる軸部LH4に取り付けられた鍵部LH6を挿通する部品挿通部23が設けられる。当該部品挿通部23は、ハンドル保持部Hの上方挿通部と同様にして、複数の折り返し片から構成される。これにより、ユーザが購入の際に、鍵部LH6の有無を視認することができる。また、収容箱B2における前後方向の寸法においては、ハンドル保持部H及び台座保持部Sの前後方向の寸法より大きくなるよう設定されている。
さらに、収容箱B2の上端面24には、建物扉用把手LHの品名、型番、バーコード等が印字される表示部25を設けることができ、当該表示部25の位置を天面板2における窓部3の位置と対応させることで、表示部25を外部から視認可能とすることができる。すなわち、収容箱B2に表示部25を印字することで、丁付けに関する数量を増加させることができ、コストを削減することができる。また、包装体B1に表示部25を設けるためのスペースを省略することができるので、印字におけるデザイン性を向上させることができる。
さらに、建物扉用把手LH及び収容箱B2が収容された建物扉用把手LHの包装構造については、積載時、輸送時等の強度を向上させるために、建物扉用把手LHの前方側にカバー体C1を配設し、当該カバー体C1を包装体B1に固着した状態で収容ケースC2に収容される。
具体的には、カバー体C1は、図5、図7及び図8に示すように、一枚の合成樹脂製の透明シート材から形成されており、側部を構成する2枚の側面カバー部27と前面カバー部28とを折線を介して連接している。側面カバー部27には、後方側に上方カバー係止片29が設けられるとともに、下方側に下方カバー係止片30が設けられる。
そして、前面カバー部28を建物扉用把手LHの前方側に配置した状態で、側面カバー部27の上方カバー係止片29を本体板1の本体側係止孔10に係止させるとともに、下方カバー係止片30を底面板13の底面側係止孔21へ係止させることで、カバー体C1を包装体B1に固着する。
係る状態において、カバー体C1は、図8に示すように、前面カバー部28が収容箱B2の前端面26に当接するとともに、側面カバー部27が上方側板5及び下方側板18に当接した状態となる。このとき、収容箱B2における前後方向の寸法においては、ハンドル保持部H及び台座保持部Sの前後方向の寸法より大きくなるよう設定されているため、建物扉用把手LHとカバー体C1の前面カバー部28との間に間隙が形成された状態となり、建物扉用把手LHと前面カバー部28との摺動による損傷等を防止することができる。
また、包装体B1に対するカバー体C1の固着においては、本体板1におけるハンドル保持部H及び台座保持部Sを形成する際の本体側係止孔10、底面側係止孔21を共通して使用することができるため、有用である。さらに、ハンドル保持部H及び台座保持部Sの前方側から固着するため、夫々の組立状態の形状維持性を向上することができる。
そして、カバー体C1が固着された包装体B1においては、図5及び図9に示すように、一枚の合成樹脂製の透明シート材から形成され、上方側に開閉蓋を有する直方体の収容ケースC2に収容され、展示、販売が可能な状態とされる。当該収容ケースC2は、カバー体C1が固着された包装体B1の収容に際して、公知の形状、構造とすることができるが、展示、販売等の際に陳列しやすいよう、フック等に吊り下げ可能な貫通孔31を有する把持部32を設けることが望ましい。
以上、説明した本発明に係る包装体B1によれば、本体板1の上端側にハンドル部LH1を収容可能とするハンドル部LH1が形成されるとともに、本体板1の下端側に少なくとも台座部LH2の一部を収容可能とする台座保持部Sが形成されるので、建物扉用把手LHを自立させた状態で、且つ、ハンドル部LH1及び台座部LH2の収容部分を除いた大部分の形状を視認可能とすることができる。これにより、建築扉用把手の視認性を向上させることができることから、意匠性を向上させることができるので、ユーザの購買意欲を向上にも繋がる。また、ハンドル部LH1と台座部LH2とが夫々の保持部にて保持された状態で収容されることから、優れた緩衝機能を備えたものとなる。
上記実施例において、本体板1、ハンドル保持部H、台座保持部S等の形状を適宜変更して実施することが可能である。例えば、天面板2には、収容箱B2の表示部25を視認可能とする窓部3が設けられるものであったが、天面板2に窓部3を設けない構成とすることもできる。係る際において、天面板2は、左右方向に設けられる保持部に対応するよう、左右方向に分断させた状態で本体板1に連設して構成することもできる。これにより、左右方向におけるハンドル保持部Hの間隙に収容箱B2が配設された状態において、収容箱B2の上端面24を視認することができるので、略同様の効果を奏することができる。
また、ハンドル保持部Hの上方挿通部、収容箱B2の部品挿通部23は、複数の折り返し片を分断して開口を形成するものであったが、これに限られるものではなく、例えば、1片の折り返し片から構成することもできるし、貫通孔31とすることもできる。係る際において、上方挿通部を1片の折り返し片とする場合には、ハンドル部LH1の抜け止めの観点から、上方挿通部の上方側に折り返し片を設けることが望ましい。
また、ハンドル保持部Hにおける組立状態を維持するための固着手段とされる、上方側板5の第1上方係止片6、第2上方係止片7、本体板1の第1上方突片9、天面板2の第2上方突片11は、折線cを介して保持板4の左右方向に連設される上方側板5を天面板2及び本体板1に連結させるものであったが、これに限られるものではない。例えば、ハンドル保持部Hにおける左右外側方向の側面を覆設し得る構成であれば、上方側板5を天面板2の外側方向における左右両端に折線を介して設けることもできるし、本体板1の外側方向における左右両端に折線を介して設けることもできる。係る際において、係止片、突片を適宜の箇所に設けて固着手段とすることができるのは勿論である。
また、ハンドル保持部Hを組み立てることなく、保持板4の折り曲げ状態にて上方挿通部にハンドル部LH1を挿通させることで保持可能な状態であれば、上方側板5を設けない構成とすることもできる。すなわち、ハンドル保持部Hにおいては、天面板2と保持板4とを少なくとも有した状態で形成されてあればよい趣旨である。
また、上方収容空間においては、本体板1、天面板2及び保持板4にて断面視略三角状に形成されるものであったが、これに限られるものではない。例えば、保持板4を本体板1と略平行となるように配設させ、本体板1、天面板2及び保持板4にて断面視略四角状の上方収容空間とすることもできる。係る際において、上方側板5が略四角状に形成されるのは勿論であるし、ハンドル保持部Hにおける天面板2の対向する下方位置に構成板を設けることができるのは勿論である。
また、保持側板8の形状は、略台形状に形成されるものであったが、上方側板5と同様の形状とすることもできるし、これに限られるものではない。すなわち、保持側板8は、収容箱B2を左右両側から支持することができる形状であればよい趣旨である。
また、台座保持部Sにおいては、下方挿通部17にて台座部LH2の一部を保持するものであったが、これに限られるものではない。例えば、下方挿通部17の外形を適宜の形状とすることで、台座部LH2の一部と連結部LH3の一部とを保持する構成とすることもできる。すなわち、少なくとも台座部LH2の一部が下方収容空間に形成されてあればよい趣旨である。
また、台座保持部Sを組み立てることなく、立上板14及び載置板15の折り曲げ状態にて下方挿通部17に台座部LH2を挿通させることで保持可能な状態であれば、下方側板18及び補強板16を設けない構成とすることもできる。すなわち、台座保持部Sにおいては、底面板13、立上板14及び載置板15とを少なくとも有した状態で形成されてあればよい趣旨である。
また、カバー体C1においては、側面カバー部27の上方カバー係止片29を本体板1の本体側係止孔10に係止させるとともに、下方カバー係止片30を底面板13の底面側係止孔21へ係止させて、包装体B1に固着するものであったが、これに限られるものではない。例えば、側面カバー部27に天面側係止孔12に係止可能な上方カバー係止片29を設け、これを天面側係止孔12に係止させるとともに、下方カバー係止片30を底面板13の底面側係止孔21へ係止させる構成とすることもできる。
また、包装体B1への係止片は、側面カバー部27に限られることなく、前面カバー部28に設けることもできる。係る際においては、天面板2と保持板4との境界、立上板14と底面板13との境界に夫々設けられる係止孔に前面カバー部28の係止片を係止させる構成とすることができる。すなわち、前面カバー部28又は側面カバー部27が本体板1、ハンドル保持部H及び台座保持部Sのうちの少なくとも2箇所に係止可能となるよう構成されるものであればよい趣旨である。
また、上記実施例において、一部構成を省略することができるし、一部抽出した構成とすることができるのは勿論である。
1 本体板
2 天面板
3 窓部
4 保持板
5 上方側板
13 底面板
14 立上板
15 載置板
25 表示部
27 側面カバー部
28 前面カバー部
B1 包装体
H ハンドル保持部
S 台座保持部
B2 収容箱
C1 カバー体
LH 建物扉用把手
LH1 ハンドル部
LH2 台座部
a〜o 折線

Claims (6)

  1. 建物扉用把手のハンドル部及び台座部を保持する包装体
    本体板の上端側にて、前方へ突設される天面板と、前記天面板の下方に配設され、前記 ハンドル部が挿通される上方挿通部が形成される保持板とを少なくとも有して、前記保 持板の後方に前記ハンドル部が収容される上方収容空間が形成されるハンドル保持部と 、
    前記本体板の下端側にて、前方へ突設される底面板と、立上板を介して前記底面板の上 方に配設され、前記台座部が挿通される下方挿通部が形成される載置板とを少なくとも 有して、前記底面板と前記載置板との間に少なくとも前記台座部の一部が収容される下 方収容空間が形成される台座保持部と、を備え
    前記ハンドル保持部は、前記本体板の左右方向に対して所定の間隙部を有して相互に並 設して形成され、
    前記包装体において、一対の前記建物扉用把手が前記台座部を対向配置させた状態で前 記ハンドル保持部及び前記台座保持部に収容される建物扉用把手の包装構造であって、 前記建物扉用把手の関連部品を収容する収容箱が前記間隙部に配設されることを特徴と する建物扉用把手の包装構造。
  2. 前記ハンドル保持部は、前記本体板と前記保持板とを連結し、前記ハンドル保持部の 側面を形成する上方側板を有してなる請求項1に記載の建物扉用把手の包装構造
  3. 前記上方挿通部は前記ハンドル部の外形を保持し、前記下方挿通部は前記台座部の外 形を保持する請求項1又は請求項2に記載の建物扉用把手の包装構造
  4. 前記天面板には、前記収容箱の上端面に設けられる表示部を上方から視認可能な窓部 が形成される請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の建物扉用把手の包装構造
  5. 前記ハンドル保持部及び前記台座保持部の前方を覆設する前面カバー部と、前記ハン ドル保持部及び前記台座保持部の側面を覆設する側面カバー部とから構成され、前記本 体板、前記ハンドル保持部及び前記台座保持部のうちの少なくとも2箇所に係止される カバー体を備える請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の建物扉用把手の包装構 造。
  6. 前記収容箱における前後方向の寸法は、前記ハンドル保持部及び前記台座保持部にお ける前後方向の寸法より大きくなるよう設定され、前記収容箱が前記カバー体に当接す 請求項5に記載の建物扉用把手の包装構造。
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