JP3156106U - ディスプレイ用具 - Google Patents
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Abstract
Description
第1の実施の形態に係るディスプレイ用具は、図1に示すように組み立てた状態で店頭の棚の上などに載置して、吊下げ具60の吊下げ棒61に複数の商品70を吊下げて使用できるようにしたものである。また、第1の実施の形態に係るディスプレイ用具は、保管時や運搬時には、図2に示すように、本体部10から吊下げ具60を取り外して、図3に示すように、本体部10を展開した状態にすることができる。なお、保管時や運搬時のスペースを考慮した場合には、図3に示す本体部10を展開した状態から、背板20に対して、底板30、補強板50または補強底板54を、背板折曲線21、補強板折曲線51または補強底板折曲線55に沿って折り曲げることもできる。
そして、第1の実施の形態に係るディスプレイ用具は、補強板50、背部側板42及び底部側板40に、例えば、商品名、商品の効能、価格などの文字を表示して、商品の宣伝効果をさらに高めることができる。
図3に示すように、ディスプレイ用具の本体部10は、1枚の厚紙などのブランク材を、背板20、底板30、左右の底部側板40、左右の背部側板42、左右の嵌合片44、補強板50及び補強底板54のそれぞれの形状に切り抜いて形成されている。
以下の説明において、図3の上下方向の寸法を「横寸法」、図3の左右方向の寸法を「縦寸法」という。
そして、背板20は、背板折曲線21を介して底板30に折り曲げ自在に連接されている。また、背板折曲線21に沿って差込孔22が形成されており、この差込孔22に、後述する補強底板54の差込片57が差し込まれて、図5及び図6に示すように、本体部10が組み立てられる。
また、各嵌合片44には、後述する補強部連結溝56に嵌合される嵌合部連結溝45が形成されている(図5及び図6参照)。そして、各嵌合片44の横寸法は、背部側板42の下辺の横寸法の約半分の寸法に形成されている。なお、左右の背部側板42は左右対称の形状に形成されているが、背部側板42の形状は、左右非対称の形状としてもよいし、さらに大きな形状として本体部10の左右の仕切りとして機能させてもよい。
なお、図8に示すように、吊下げ棒61に複数の商品70を吊下げた状態で、各商品70の下端が底板30の上面から所定距離Sだけ上方に離れるように、各商品70を吊下げ棒61に吊下げることにより、先端側が傾斜した吊下げ棒61から商品70を取り出した際に、取り出した商品70に続く後続の複数の商品70を吊下げ棒61に沿ってさらに容易に先端側に移動させることができる。
まず、本体部10の組立準備工程を説明する。
ア.底板30に対して、左右の底部側板40を、底部側板折曲線41に沿って互いに対向するように折り曲げる。
イ.背板20に対して、左右の背部側板42を、背部側板折曲線43に沿って互いに対向するように折り曲げる。
ウ.左右の背部側板42の各嵌合片44を、嵌合片折曲線46に沿って互いに対向するように折り曲げる。
エ.背板20に対して、補強板50を、補強板折曲線51に沿って、背板20に重なる方向に折り曲げる。
オ.補強板50に対して、補強底板54を、補強底板折曲線55に沿って、補強板50に重なる方向に折り曲げる。
カ.底板30に対して、背板20を、背板折曲線21に沿って、補強底板54が底板30に接近する方向に折り曲げる。この工程で、補強底板54の差込片57を、背板20と底板30との間に形成した差込孔22に差し込む。
以上のア〜カの工程で本体部10の組立準備が終了する。
キ.まず、補強底板54の差込片57を差込孔22に差し込んだ状態で、補強底板54を底板30に押し付けて、補強底板54を底板30に密着させる。
ク.次に、左右の背部側板42の各嵌合片44を、底板30と底部側板40との間に形成した嵌合孔31にそれぞれ挿入する。この工程では、各嵌合片44に形成した嵌合部連結溝45を、補強板50と補強底板54との間に形成した左右の補強部連結溝56に、それぞれ交差するように差し込む。
ケ.すると、図5及び図6に示すように、嵌合片44は、嵌合部連結溝45を境にして、その一部が底板30の上面に位置し、残りの部分が補強板50の背後で、補強底板54の上面に位置して、嵌合片44の下面で補強底板54を底板30に押し付けた状態となり、本体部10の組立最終工程が終了する。
なお、本体部10を保管、運搬する場合には、図4に示す組立状態から、図3に示す展開状態に、或いは、背板20に対して底板30と補強板50を重ねて適宜の扁平状態とすることにより、保管、運搬作業を簡便とすることができる。
第1の実施の形態に係るディスプレイ用具は、店頭の棚などに載置して商品を吊下げて展示・販売する場合には、図7に示すように組み立てた状態で使用し、また、保管、運搬時には、図3に示すように扁平な状態に折り畳むことができるように構成されている。なお、保管、運搬時には、本体部10から吊下げ具60を取り外して、扁平に折り畳んだ本体部10と一緒に吊下げ具60を梱包するようがよい。
本体部10の組立準備工程及び組立最終工程で説明したように、図3に示す状態から、補強底板54の差込片57を差込孔22に差し込んだ状態で、補強底板54を底板30に押し付けて、補強底板54を底板30に密着させる。
次に、左右の背部側板42の各嵌合片44を、底板30と底部側板40との間に形成した嵌合孔31にそれぞれ挿入する。この工程では、各嵌合片44に形成した嵌合部連結溝45を、補強板50と補強底板54との間に形成した左右の補強部連結溝56に、それぞれ交差するように差し込んで、補強底板54を底板30と嵌合片44との間に挟持して、図4〜図6に示すように、本体部10の組立を完了する。
そして、この準備状態では、図8に示すように、吊下げ具60は、吊下げ棒61の先端を水平状態(H.L.)から角度αだけ下方に傾斜した状態で、本体部10に掛止される。
そして、最後に、図1及び図2に示すように、吊下げ具60の吊下げ棒61に商品70の吊下げ孔71を挿入して、吊下げ棒61に複数の商品70を吊下げて、商品70を展示して販売する準備が完了する。
なお、図8に示すように、吊下げ棒61に複数の商品70を吊下げた状態で、各商品70の下端が底板30の上面から所定距離Sだけ上方に離れるように、各商品70を吊下げ棒61に吊下げることにより、先端側が傾斜した吊下げ棒61から商品70を取り出した際に、取り出した商品70に続く後続の複数の商品70を吊下げ棒61に沿って先端側にさらに容易に移動させることができる。
図1に示す状態から、まず、吊下げ具60の吊下げ棒61から商品70を取り外す(図7参照)。
次に、吊下げ具60のフック62を、本体部10の掛止部23から引き抜く(図2に示す矢印と反対方向)と、図4に示す本体部10のみの状態となる。
次に、左右の背部側板42を底部側板40からそれぞれ引き離すように引っ張ると、背部側板42の嵌合片44の嵌合部連結溝45と補強板50の補強部連結溝56との連結が解除される。
次に、補強底板54の差込片57を差込孔22から引き抜いて、補強板50と背板20の連結を解除する。
そして、本体部10を保管、運搬する場合には、図3に示す状態に展開状態、或いは、背板20に対して底板30と補強板50を重ねた状態とする。
また、吊下げ具60は、扁平に折り畳んだ本体部10と一緒に保管、運搬する。
図9に示すように、第2の実施の形態に係るディスプレイ用具の本体部10aは、第1の実施の形態に係るディスプレイ用具の本体部10と比較して、背板20の掛止部23が補強片52を備えていない点で相違するだけであり、他の構成部材、すなわち、背板20、底板30、左右の底部側板40、左右の背部側板42、左右の嵌合片44、補強板50及び補強底板54は同様に構成されている。
そこで、特に、背板20の掛止部23と挿通開口53について説明する。
また、第2の実施の形態に係るディスプレイ用具の組立方法及び折畳方法は、第1の実施の形態に係るディスプレイ用具と同様に行われる。
20 背板
21 背板折曲線
22 差込孔
23 掛止部
30 底板
31 嵌合孔
40 底部側板(側板)
41 底部側板折曲線
42 背部側板(側板)
43 背部側板折曲線
44 嵌合片
45 嵌合部連結溝
46 嵌合片折曲線
50 補強板
51 補強板折曲線
52 補強片(掛止部)
53 挿通開口
54 補強底板
55 補強底板折曲線
56 補強部連結溝
57 差込片
60 吊下げ具
61 吊下げ棒
62 フック
70 商品
71 吊下げ孔
Claims (15)
- 上面及び前面が開放された箱状の本体部と棒状の吊下げ具とから構成されるディスプレイ用具であって、
前記本体部は、背板、底板及び補強板を備え、前記吊下げ具は、吊下げ棒及び前記本体部に掛止されるフックを備え、前記背板と底板及び補強板とは連接されていることを特徴とするディスプレイ用具。 - 前記背板の左右の一部が、背部側板折曲線を介した背部側板として形成されていることを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ用具。
- 前記底板の左右の一部が、底部側板折曲線を介した底部側板として形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のディスプレイ用具。
- 前記補強板の一部が、補強底板折曲線を介した補強底板として形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のディスプレイ用具。
- 前記本体部を1枚の紙製ブランク材から構成し、前記背板と底板及び補強板との連接が、それぞれ背板折曲線及び補強板折曲線を介してなされていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のディスプレイ用具。
- 前記背板の左右に形成された背部側板のそれぞれの端部が嵌合片として、底部側板折曲線に沿って形成された嵌合孔に差し込まれるように形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のディスプレイ用具。
- 前記嵌合片の嵌合孔への差込みが前記本体部の内側に向かってなされることを特徴とする請求項6に記載のディスプレイ用具。
- 前記補強底板の端部が差込片として、背板折曲線に沿って形成された差込孔に差し込まれるように形成されていることを特徴とする請求項4から7のいずれかに記載のディスプレイ用具。
- 前記差込片の差込孔への差込みが前記本体部の外側に向かってなされることを特徴とする請求項8に記載のディスプレイ用具。
- 前記補強板の上端部を一部切り抜いて、前記吊下げ具の吊下げ棒が挿通される挿通開口を形成すると共に、前記背板の上端部を前記吊下げ具のフックを掛止する掛止部に形成したことを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載のディスプレイ用具。
- 前記背板の上端部の一部を、前記挿通開口に繋がるように切り抜いて、前記掛止部を形成したことを特徴とする請求項10に記載のディスプレイ用具。
- 前記挿通開口の横寸法が、前記吊下げ具のフックの幅にほぼ合致していることを特徴とする請求項11に記載のディスプレイ用具。
- 前記挿通開口の縦寸法が、前記吊下げ具のフックを前記掛止部に掛止したとき、前記フックにおける吊下げ棒の下側部分が隠れる大きさであることを特徴とする請求項12に記載のディスプレイ用具。
- 前記掛止部に、前記挿通開口の形状の補強片を貼着したことを特徴とする請求項10から13のいずれかに記載のディスプレイ用具。
- 前記吊下げ具は、前記吊下げ棒の先端を下方に傾斜した状態で前記本体部に掛止させたことを特徴とする請求項1から14のいずれかに記載のディスプレイ用具。
Priority Applications (1)
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JP2009005961U JP3156106U (ja) | 2009-08-21 | 2009-08-21 | ディスプレイ用具 |
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JP2009005961U Expired - Lifetime JP3156106U (ja) | 2009-08-21 | 2009-08-21 | ディスプレイ用具 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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GB2488229B (en) * | 2010-03-05 | 2013-01-30 | Southern Imperial Inc | Retail merchandise hook with product retainer |
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2009
- 2009-08-21 JP JP2009005961U patent/JP3156106U/ja not_active Expired - Lifetime
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