JPH1024926A - 物品の包装用箱にも兼用可能な物品展示用具 - Google Patents

物品の包装用箱にも兼用可能な物品展示用具

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JPH1024926A
JPH1024926A JP19825596A JP19825596A JPH1024926A JP H1024926 A JPH1024926 A JP H1024926A JP 19825596 A JP19825596 A JP 19825596A JP 19825596 A JP19825596 A JP 19825596A JP H1024926 A JPH1024926 A JP H1024926A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 物品展示用具が同時に包装用箱として利用で
きるものを提供する。 【解決手段】 両側面体8,10に対置した斜状折曲線
27,28の下端を連結して正面体9に内方向折曲線2
4を設け、該斜状折曲線27,28と内方向折曲線24
との連結点から背面体11方向へ両側面体8,10に折
曲突起線31,32と折曲補助線33,34を対置して
設け、該両側面体8,10を互いに反対方向の外方へ斜
状折曲線27,28と折曲突起線31,32と折曲補助
線33,34とから折り曲げて、該正面体9を前記内方
向折曲線24から箱本体1の内側へ折り曲げて物品載置
部を設け、かつ、前記外方へ折り曲げた両側面体8,1
0を斜状折曲線27,28から対向して箱本体1の内側
へ折り曲げて押支持部を前記物品載置部の上方に設け
る。箱本体1の内側へ折り曲げてなる正面体9に連設し
た蓋体13を上方へ引き上げることにより六面体の箱本
体1に復元可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人形や縫包おもち
ゃ等の物品特にある程度柔軟な物品でそのままの状態で
は、店舗等の展示販売場所等において物品の陳列棚等に
1個々展示するのが困難か若しくは相応しくない物品の
展示のために好適な物品展示用具として利用できると共
に、当該物品を展示した物品展示用具をそのまま物品の
包装用箱としても利用でき、当該展示物品を収納包装し
て持ち運び可能にしてなることを特徴とする物品の包装
用箱にも兼用可能な物品展示用具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の物品展示用具において
は、展示する物品の種類や大きさや形状に対応して、図
9、図10に示す如く予め断面略L字型に形成した物品
載置棚を設けてなる物品展示用具を各種設けておき、店
舗等の展示販売場所等においては展示する物品の種類や
形状や大きさに対応して予め準備保管しておいた物品展
示用具の中から選定して展示し、当該物品展示用具に展
示した物品を一般消費者が購入した場合には、別個に予
め用意しておいた包装用箱に収納詰め替えて包装し、持
ち帰り又は配送するものであり、この様にこの種の物品
の物品展示用具と包装用箱とは各々別個に物品の種類や
大きさや形状に対応して各種ある程度大量に予め準備し
保管しておくものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】断面略L字型に形成さ
れた物品載置棚を設けてなる物品展示用具に、人形や縫
包おもちゃ等の物品特にある程度柔軟な物品を載置して
展示するには便利であるが、玩具売場等で消費者が購入
してギフトとして配送する場合やそのまま当該物品を持
ち帰る場合には、いちいち別個に予め包装用箱を準備し
ておき、当該物品展示用具から人形や縫包おもちゃ等の
物品を、その都度いちいち取外して包装用箱に詰め替え
て収納包装しなければならないという問題があった。
【0004】また従来技術においては、物品の種類や大
きさ、形状に対応して物品展示用具と包装用箱とは、各
々予め少なくとも展示した物品の数量に応じた個数を別
個に準備し保管しておかねばならず、ある程度限られた
スペースしかない店舗の展示販売場所にこれらの包装用
箱や物品展示用具を展示物品の数量に対応して準備保管
しておくことは、スペース的にも保管運搬するための人
手の面からも非常に困難であり、かつ経費の負担が大き
くなるという問題があった。
【0005】本発明は、従来技術における上記の問題を
解決し、人形や縫包おもちゃ等の物品特にある程度柔軟
な物品でそのままの状態においては店舗の陳列棚には1
個々陳列しておくのが困難か若しくは相応しくないよう
な物品を展示するのに好適で、しかも、物品展示用具と
包装用箱とをそれぞれ別個に予め相当数をいちいち準備
保管しておく必要がなく、物品を展示した物品展示用具
がそのまま同時に包装用箱として、その場において利用
できるところの物品の包装用箱にも兼用可能な物品展示
用具を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の問題点
を克服し解決するために鋭意研究をした結果、本発明を
完成するに到ったものであり、六面体からなる蓋体付き
箱本体の蓋体を連設してなる正面体と直交方向の両側面
体に背面体方向から正面体方向へ斜状に斜状折曲線を対
置して設け、前記両側面体に対置した斜状折曲線の下端
に連結して正面体に内方向折曲線を設け、前記両側面体
を互いに反対方向の外方へ斜状折曲線から折り曲げ正面
体を前記内方向折曲線から箱本体の内側へ折り曲げて物
品載置部を設け、かつ、前記外方へ折り曲げた両側面体
を斜状折曲線から対向して箱本体の内側へ折り曲げて押
支持部を前記物品載置部の上方に設けたものである。
【0007】さらに、六面体からなる蓋体付き箱本体の
蓋体を連設してなる正面体と直交方向の両側面体に背面
体方向の上方隅角部からから正面体方向の下方へ斜状に
斜状折曲線を対置して設け、前記両側面体に対置した斜
状折曲線の下端に連結して正面体に内方向折曲線を設
け、前記斜状折曲線と内方向折曲線との連結点から背面
体方向へ前記斜状折曲線と正面体との間の両側面体に折
曲補助線と折曲突起線とを放射状に対置して設けてな
り、該両側面体を互いに反対方向の外方へ斜状折曲線か
ら折曲突起線と折曲補助線物とを利用して折り曲げ正面
体を前記内方向折曲線から箱本体の内側へ折り曲げて物
品載置部を設け、正面体に連設した蓋体を背面体に沿っ
て折り曲げ、かつ、前記外方へ折り曲げた両側面体を斜
状折曲線から対向して箱本体の内側へ折り曲げ前記折曲
突起線を折り曲げて対向して突出せしめ略断面三角錐体
状に形成してなる押支持部を前記物品載置部の上方に突
設してなるものである。
【0008】箱本体の内側へ正面体を折り曲げて物品載
置部を設けてなる正面体に連設した蓋体を上方へ引き上
げることにより、箱本体の内側へ折り曲げた正面体と両
側面体とを引き起こし六面体の箱本体に復元可能に設け
てなるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、紙製又は紙と柔軟なプ
ラスチックシートとを一体に貼着したラミネート紙製等
の資材からなり、六面体の直方体である箱体を展開図形
に形成してなる略長方形状の平板体を、六面体の直方体
に組み立てて成形してなる蓋体付き箱本体を設け、該箱
本体の両側面体に斜状に対置して設けた斜状折曲線から
必要に応じて折曲補助線と折曲突起線とを利用して該両
側面体を互いに反対方向の外方へ折り曲げて両側面体の
間隔を拡げて、正面体を内方向折曲線から箱本体の内側
へ折り曲げて物品載置部を形成し、外方へ折り曲げた両
側面体を箱本体の内側へ対向して折り曲げて、前記物品
載置部の上方に押支持部を設けることにより物品展示用
具を形成し、該物品展示用具の物品載置部を形成してな
る正面体に連設した蓋体の上部を上方へ引っ張り上げる
ことにより正面体と両側面体とを引き起こして、物品展
示用具から六面体の直方体に形成した箱本体の包装用箱
を、組立て成形してなるものである。
【0010】正面体を内方向折曲線から箱本体の内側へ
折り曲げて形成した物品載置部に、縫包おもちゃ等の相
当の重量を有する物品を載置し展示しても、該物品載置
部たる正面体の両側辺は、斜状折曲線から箱本体の内側
へ折り曲げた両側面体により吊り下げた状態に支持され
ているから、物品載置部が載置した物品により下方へ折
れ曲がったり落下する恐れがなく、物品の相当の重量に
も耐えて支持するように作用するものである。
【0011】また、正面体に連設した蓋体を箱本体内の
背面体の内側に沿って折り曲げてなるものであるから、
背面体の上方に蓋体が突出してなり、物品載置部に物品
を載置し展示した場合には、蓋体が物品の背当板として
物品を後方から支えることができると共に、物品展示用
具から包装用箱を組み立て成形する場合には、蓋体の上
部を掴んで強く引っ張り上げるのみで、蓋体に連結され
た正面体と両側面体を同時に引き起こすことにより六面
体の直方体である箱本体からなる包装用箱を組立て成形
できるように働くものである。
【0012】六面体の直方体に形成した箱本体の正面体
を、箱本体の内側へ内方向折曲線から折り曲げることに
より、物品載置部を有する物品展示用具を組立て形成す
るものであるから、1個の包装用箱が同時に物品展示用
具として利用できるように働くものである。
【0013】両側面体を斜状折曲線から、必要に応じて
折曲突起線と折曲補助線とを利用して互いに反対方向の
外方へ折り曲げるものであるから、正面体に連設した両
側面体の間隔がその分拡がるので、正面体を内方向折曲
線から箱本体の内側の背面体方向へ容易に折り曲げるこ
とができるように働くものである。
【0014】正面体を箱本体の内側へ折り曲げて形成し
た物品載置部の上方に両側面体を斜状折曲線から箱本体
の内側へ互いに対向して折り曲げてなる押支持部を形成
してなるものであるから、物品載置部に載置して展示し
た物品が両側面体方向へ揺動して転倒するのを防止して
支えることができると共に、該押支持部により内側へ折
り曲げた正面体が起き上がるのを阻止するように働くも
のである。
【0015】押支持部を折曲突起線により互いに対向し
て突起させて断面略三角錐体状に形成するものであるか
ら、物品載置部が該押支持部により恰も額縁状を呈し、
展示した物品の印象を引き立たせ、意匠外観的にも優れ
た物品の展示効果を発揮するように働くものである。
【0016】請求項1においては、六面体の蓋体付き箱
本体において両面体を対置してなる斜状折曲線から外方
に折り曲げ、正面体を内方向折曲線から箱本体の内側へ
折り曲げて物品載置部を設け、前記両面体の斜状折曲線
から外方へ折り曲げた部分を該斜状折曲線から箱本体内
に折り曲げることにより、物品載置部の上方に押支持部
を対置して設けてなるものであり、正面体と両側面体と
は内方向折曲線と斜状折曲線から各々折り曲げて組立て
成形するものであるから、その構造が簡単で組立て成形
が迅速にできるという効果がある。
【0017】請求項2においては、両側面体に斜状折曲
線と折曲突起線と折曲補助線とを対置して放射状に設け
てなるものであるから、両側面体を箱本体の外方へ折り
曲げる場合に、斜状折曲線から折曲突起線と折曲補助線
とを利用して折り曲げられるので両側面体の折り曲げ
が、スムーズにかつ対称的で外観的に整形されてキレイ
な状態で折り曲げられてなり、その組立て成形がスムー
スにできるという効果があり、また、物品載置部の上方
に対向して設けられた押支持部が、折曲突起線から折れ
曲がり対向して突起されて断面略三角錐体状に形成され
ているので、恰も額縁状を呈して外観意匠上も優れてお
り、物品載置部に載置された物品を左右から該押支持部
により支えて転倒防止することができるという効果があ
り、蓋体が背面体に沿って折り曲げられているから、物
品載置部に載置した物品を蓋体が後方から背当板状に支
持することができるという効果があり、物品載置部を形
成した正面体と両側面体とを引き起こし、箱本体を組立
て成形する場合にも、内側へ折り曲げた両側面体が、折
曲補助線から折曲突起線、斜状折曲線へと順次に引き起
こされるので、両側面体が無理なくスムーズに引き起こ
されるという効果がある。
【0018】請求項3においては、正面体に連設した蓋
体を上方へ引き上げることにより箱本体の内側へ折り曲
げた正面体と両側面体とが同時に引き起こして六面体の
箱本体に復元可能に設けてなるものであるから、箱本体
の包装用箱の組立て成形が簡単容易にできるという効果
がある。
【0019】
【実施例】以下に本発明を実施例を示す図面に基づいて
説明する。図3は、本発明の物品の包装用箱にも兼用可
能な物品展示用具の組立成形前の展開図であり、六面体
の直方体である箱本体1の展開図形の略長方形に形成し
てなる1枚の平板体2を設け、該平板体2の長さ方向の
一方の側辺方向に折畳線3を設け、該平板体2に長さ方
向に直交する4本の折畳線4,5,6,7を設けて、平
板体2の長さ方向の左側方向から順次に側面体8、正面
体9、側面体10、背面体11を区画して形成し、側面
体8を区画した折畳線4に連設して接着糊代部12を設
け、平板体2の幅方向において正面体9に連設して略矩
形の蓋体13を設け、該蓋体13には前記正面体9との
境界に折畳線14を、蓋体13の該折畳線14を除いた
3方の側辺方向に折畳線15,16,17を設けて蓋閉
片18,19,20を各々連設して形成し、平板体2の
長さ方向の一方の側辺方向に設けた折畳線3に連設して
前記側面体8,正面体9、側面体10、背面体11に連
設して各々底面体組立片21a、21b、21c、21
d、を設け、かつ、図3に示すごとく、背面体11には
折畳線22を介して蓋受閉片23連設してなるものであ
る。
【0020】図3において、蓋体13と反対方向におけ
る正面体9に内方向折曲線24を折畳線3と略平行に設
け、該内方向折曲線24の両端から側面体8と側面体1
0の各々の蓋体13方向における対角方向の隅角部2
5,26へ斜状折曲線27,斜状折曲線28を各々設
け、前記内方向折曲線24の両端から側面体8、10の
蓋体13方向の各々の側辺縁29,30へ正面体9に近
接した位置から隅角部25及び隅角部26方向へ向かっ
て順次に、各々折曲補助線31,折曲補助線32と折曲
突起線33,折曲突起線34とを放射状に設けてなるも
のである。
【0021】図2は、本発明の物品の包装用箱にも兼用
可能な物品展示用具を組立成形してなる物品展示用具3
5を用いて当該物品展示用具35の物品載置部36に縫
包おもちゃAを載置して展示した状態を示すものであ
り、図1は図2の物品展示用具35の物品載置部36か
ら縫包おもちゃAを取り外して、蓋体13を上方へ引き
上げることにより、物品展示用具35を図1に示す箱本
体1に組立形成してなる包装用箱37を組立て形成し、
該包装用箱37に縫包おもちゃAを収納包装する状態を
示すものである。
【0022】図4に示す物品展示用具35を組立て形成
するには、図3に示す平板体2をその各折畳線3,4,
5,6、7,14から順次に折り畳み組立て、図1に示
すような六面体の直方体である蓋体付きの箱本体1を組
立て形成する。この場合、接着糊代部12を背面体11
に接着剤等により一体に連結し、角筒状体を形成し、次
に折畳線3を介して両側面体8,10及び正面体9並び
に背面体11に各々連設してなる底面体組立片21a、
21b、21c、21dを各々組合せて底面体38を形
成し、蓋体13の両側辺の蓋閉片18,20を折畳線1
5,17から内側へ折り畳んでおき、図1に示すような
六面体たる直方体の箱本体1を組立て成形する。
【0023】図1に示す箱本体1の両側面体8,10を
斜状折曲線27,28とから、必要に応じては折曲突起
線31,32と折曲補助線33,34とを利用して、両
側面体8,10を互いに反対方向の外側方向へ折り曲
げ、次に正面体9を内方向折曲線24から箱本体1内へ
折り曲げ、蓋体13を折畳線14から折り曲げて、背面
体11に沿って略直角になるまで正面体9を折り曲げて
物品載置部36を設け、斜状折曲線27,28から外方
へ折り曲げた両側面体8,10の部分を、斜状折曲線2
7,28とから、必要に応じては折曲補助線33,34
と折曲突起線31,32を利用しながら箱本体1の内側
に、かつ、折り曲げた正面体9の上方に折り曲げて互い
に対向して押支持部39,40を形成する。
【0024】この場合、折曲突起線31,32を設けて
おけば、箱本体1内に互いに対向してなる押支持部3
9,40が、折曲突起線31,32から折れ曲がって断
面略三角錐体状に対向して突起され、正面体9を内方向
へ折り曲げて形成した物品載置部36の上方に断面略三
角錐体状に突起した押支持部39,40が形成されるた
め、物品載置部36に載置した物品の押え支持体として
機能を発揮するとともに、外観的意匠的にも特異な形状
を呈し一般需要者に対して優れた印象を発揮できるとい
う効果がある。
【0025】この場合において、物品載置部36に縫包
おもちゃAやその他の相当程度の重量を有する物品を載
置しても、箱本体1の内側へ折り曲げた両側面体8,1
0が支えとなり、正面体9を折り曲げて形成した物品載
置部36が底面体38方向へ折り曲がったり、落下する
等の恐れはないという効果がある。
【0026】物品展示用具35の物品載置部36に載置
した物品を箱本体1の包装用箱37内に収納包装するに
は、先ず、載置した物品を物品載置部36から取外し、
次に、蓋体13の上端方向を強く上方へ引っ張り上げる
ことにより、蓋体13が背面体11の内側面に沿って上
方へ持ち上がり、同時に蓋体13に連設された正面体9
を引き起こし、正面体9の起立とともに次第に両側面体
8、10の内側へ折り曲げた部分が起立復元し、直方体
の箱本体1の包装用箱37が復元成形され、該箱本体1
の包装用箱37内に物品を収納包装するものである。
【0027】この場合、両側面体8、10は斜状折曲線
27、28と折曲突起線31、32と折曲補助線33、
34とにより箱本体1の内側へ折り曲げられているか
ら、両側面体8、10を引き起こす場合に箱本体1内に
折り曲げられた両側面体8、10とが折曲補助線33、
34と折曲突起線31、32と斜状折曲線27、28と
から順次に引き起こされるので、両側面体8,10の引
き起こしが無理なくスムーズにでき箱本体が容易に組み
立てられ成形できるように作用する。
【0028】図8は、本発明の物品展示用具35を用い
て物品を転倒脱落しないように固定し吊り下げて展示す
るための実施例を示すものであり、蓋体13の上方に吊
下孔41を設け、該吊下孔41の下方に蓋体13と背面
体11とを貫通して固定紐通孔42、43を穿孔してな
り、該物品展示用具35に物品を載置して壁面等に吊下
孔41を利用して吊り下げ、載置した物品が転倒脱落し
ないように固定紐通孔42、43を利用して紐等により
蓋体13に物品を縛り付けて固定するものである。
【0029】
【発明の効果】本発明は上記の如く構成したから、物品
の物品展示用具としての用途と物品の包装用箱としての
用途との2つの用途に1つの用具たる本発明をもって、
同時に用いることができるという効果がある。
【0030】さらに物品展示用具そのものを、僅かな操
作により同時に物品の包装用箱として組立成形すること
ができるので、従来においては物品展示用具と別個に予
め少なくとも展示物品と同一個数必要としていた包装用
箱を準備して保管しておく必要がまったくなくなり、包
装用箱の保管のスペースや包装用箱の出し入れや保管の
作業が全く必要なくなるという優れた効果がある。
【0031】本発明によれば、物品を展示する際に物品
の種類や形状や大きさに対応した本発明を選定し使用し
て、店舗等の展示販売場所において当該物品を販売した
ときにも、いちいち当該物品に対応した包装用箱を探し
たりする必要が全くなく、現に展示している当該物品展
示用具そのものを包装用箱として組立て用いることがで
きるという効果がある。
【0032】本発明においては、物品展示用具は箱本体
に設けた内方向折曲線や斜状折曲線に従い正面体並びに
両側面体を折り曲げて組立成形するものであり、また、
包装用箱は、物品展示用具の蓋体の上部を上方へ引っ張
り上げるのみであるから、特別の道具等は全く必要とせ
ず、しかも特別の熟練や技術を全く必要とせず、店舗の
物品展示販売場等の従業員等がだれでも容易に組立て使
用することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の包装用箱に物品を収納した状態を示す
一部透視の斜視図である。
【図2】本発明の物品展示用具の物品載置部に物品を載
置した状態の斜視図である。
【図3】本発明の箱本体を展開した平板体の平面図であ
【図4】組立て成形した物品展示用具の正面図である。
【図5】図4の中央断面図である。
【図6】組立て成形した物品展示用具から包装用箱を組
立て成形し、又は包装用箱から物品展示用具を組立て成
形するための過程を示す一部透視の斜視図である。
【図7】図6の中央縦断面図である。
【図8】本発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図9】従来の物品載置棚を設けてなる物品展示用具の
一部透視の斜視図である。
【図10】図9の中央縦断面図である。
【符号の説明】
1 箱本体 2 平板体 3 折畳線 4 折畳線 5 折畳線 6 折畳線 7 折畳線 8 側面体 9 正面体 10 側面体 11 背面体 12 接着糊代部 13 蓋体 14 折畳線 15 折畳線 16 折畳線 17 折畳線 18 蓋閉片 19 蓋体閉片 20 蓋閉片 21 底面体組立片 22 折畳線 23 蓋受閉片 24 内方向折曲線 25 隅角部 26 隅角部 27 斜状折曲線 28 斜状折曲線 29 側辺縁 30 側辺縁 31 折曲突起線 32 折曲突起線 33 折曲補助線 34 折曲補助線 35 物品展示用具 36 物品載置部 37 包装用箱 38 底面体 39 押支持部 40 押支持部 41 吊下孔 42 固定紐通孔 43 固定紐通孔 A 縫包おもちゃ B 従来の物品展示用具 C 物品載置棚

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 六面体からなる蓋体付き箱本体の蓋体を
    連設してなる正面体と直交方向の両側面体に背面体方向
    から正面体方向へ斜状に斜状折曲線を対置して設け、前
    記両側面体に対置した斜状折曲線の下端に連結して正面
    体に内方向折曲線を設け、前記両側面体を互いに反対方
    向の外方へ斜状折曲線から折り曲げ正面体を前記内方向
    折曲線から箱本体の内側へ折り曲げて物品載置部を設
    け、かつ、前記外方へ折り曲げた両側面体を斜状折曲線
    から対向して箱本体の内側へ折り曲げて押支持部を前記
    物品載置部の上方に設けてなることを特徴とする物品の
    包装用箱にも兼用可能な物品展示用具。
  2. 【請求項2】 六面体からなる蓋体付き箱本体の蓋体を
    連設してなる正面体と直交方向の両側面体に背面体方向
    の上方隅角部からから正面体方向の下方へ斜状に斜状折
    曲線を対置して設け、前記両側面体に対置した斜状折曲
    線の下端に連結して正面体に内方向折曲線を設け、前記
    斜状折曲線と内方向折曲線との連結点から背面体方向へ
    前記斜状折曲線と正面体との間の両側面体に折曲補助線
    と折曲突起線とを放射状に対置して設けてなり、該両側
    面体を互いに反対方向の外方へ斜状折曲線から折曲突起
    線と折曲補助線物とを利用して折り曲げ正面体を前記内
    方向折曲線から箱本体の内側へ折り曲げて物品載置部を
    設け、正面体に連設した蓋体を背面体に沿って折り曲
    げ、かつ、前記外方へ折り曲げた両側面体を斜状折曲線
    から対向して箱本体の内側へ折り曲げ前記折曲突起線を
    折り曲げて対向して突出せしめ略断面三角錐体状に形成
    してなる押支持部を前記物品載置部の上方に突設してな
    ることを特徴とする物品の包装用箱にも兼用可能な物品
    展示用具。
  3. 【請求項3】 箱本体の内側へ折り曲げた正面体に連設
    した蓋体を上方へ引き上げることにより箱本体の内側へ
    折り曲げた正面体と両側面体とを引き起こし六面体の箱
    本体に復元可能に設けてなることを特徴とする請求項1
    又は請求項2の物品の包装用箱にも兼用可能な物品展示
    用具
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