JP2013154047A - 鏡餅の包装体,鏡餅用包装材,その組立方法,鏡餅セットおよび鏡餅の飾り付け方法 - Google Patents

鏡餅の包装体,鏡餅用包装材,その組立方法,鏡餅セットおよび鏡餅の飾り付け方法 Download PDF

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寿典 林
Kenichi Sukai
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Abstract

【目的】簡単に組立てられ,かつ飾り付けにも利用できて無駄の少ない簡易な包装を提供する。
【構成】包装材12Aは中央パネル20と2つの腕パネル30A,30Bとからなる。中央パネルは底部20Aと側壁部21A,21Bとを有する。腕パネルは中央パネルから連続的に延び,その先端部にそれぞれ結合部32A,32Bを有する。側壁部を上側に折り返す。腕パネルを立上げ,かつ腕パネルの結合部を結合することにより抱持腕を形成する。中央パネルには四方紅の赤い枠が表わされている。また,一方の腕パネル30Aは衝立として用いられ,他方の腕パネル30Bは前垂れとして用いられる。
【選択図】図3

Description

この発明は鏡餅の包装体,鏡餅用包装材,同包装材を用いた鏡餅の包装体の組立方法,鏡餅セットおよび同セットを用いた鏡餅の飾り付け方法に関する。
近年,鏡餅は合成樹脂により鏡餅形に形成した合成樹脂製鏡餅形パックという形態で流通,販売されている。この鏡餅形パック内には,餅を充填する場合や,合成樹脂シートで包装した切餅または丸形餅を複数個収納する場合がある。菓子を鏡餅形パック内に入れることもある。
いずれにしてもこのような合成樹脂製鏡餅形パックは,簡易な飾台に載置した形態で,または厚紙製の三方(供え台)に載せ,必要な飾りを施した鏡餅セットとして販売されるが,この場合,各形態に応じて,飾台,供え台,その他の飾りとともに,厚紙製の包装箱に収納される。
たとえば,特許文献1,2,3,4には,鏡餅とともに飾台,供え台,その他の飾りを包装箱に収納する工夫が記載されている。
特開2001−278256 特開2005−8168 特開2006−27686 実用新案登録第3121163号
このように,鏡餅を包装箱に収納して販売する形態では,まず包装箱が嵩張る,包装箱自体が廃棄物となり無駄であるという問題がある。包装箱の多くはその組立てに糊付けが必要で組立工数が増えるという問題もある。
この発明は,簡易な包装を目ざし,かつ鏡餅の飾り付けも可能となるようにするものである。
この発明はまた,鏡餅の包装において,できるだけ無駄をなくするようにするものである。
この発明はさらに,鏡餅の包装体を簡単に組立てられるようにするものである。
さらにこの発明は,鏡餅の包装体の糊付けを省くことができるようにするものである。
この発明による鏡餅の包装体においては,中央パネルと,この中央パネルを中央にして互いに反対方向に延びる2つの腕パネルとが1枚の紙材で一体的に形成され,上記中央パネルは四角形状に区画される底部を有し,この底部の少なくとも対向する2つの第1辺に側壁部が連続的に形成され,2つの上記腕パネルは上記中央パネルの上記第1辺に隣接する2つの第2辺から連続的に延びるとともにその両側にそれぞれ上記側壁部の両端に連続する重ね折部を有し,さらに先端部にそれぞれ結合部を有しており,2つの上記側壁部と上記重ね折部が上側に折り返され,2つの上記腕パネルは折り返された上記重ね折部とともに立上げられ,かつ2つの上記腕パネルの上記結合部が互いの方向に近づけられ,上記結合部が互いに結合されることにより抱持腕が形成され,上記中央パネルには四方紅の赤い枠が表わされ,2つの上記腕パネルのうちの一方は衝立形に形成されているものである。
上記底部の上に鏡餅を載置して包装体を上記のように組立てると鏡餅セットが得られる。
上記において紙材は厚紙でも薄紙でもよく,植物性繊維を材料とするもののみならず,合成繊維を材料の一部または全部とするもの,表面に合成樹脂膜をコーティング等したもの,合成樹脂によるシート等を含む。鏡餅は鏡餅パックを含む。
この発明による包装体では,上記底部上に載置された鏡餅の脱落を,上記底部の2辺において斜めに起立した側壁部が防止し,上記底部の他の2辺においては上記抱持腕が両側から鏡餅を抱き込むように上方まで覆っている。このように,この発明によると,簡易な包装体が実現し,簡易包装の鏡餅セットが得られる。従来の包装箱のように嵩張ることがなく,全体的にコンパクトである。側壁部はその両端部の重ね折部が腕パネルに重ねて折り曲げられているから両端部で強く拘束され,強固な壁となる。
包装体は中央パネルの側壁部を折り曲げ,腕パネルを立上げて腕パネルを斜めに倒しまたは湾曲させながらその先端部の結合部を結合させるだけでよいから組立ても簡単である。
また,包装体を構成する中央パネルを含む部分は四方紅として用いることができ,腕パネルの一部は衝立や前垂れとして利用することが可能である。したがって,従来の包装箱に比べれば包装体そのものを構成する紙類の量がきわめて少ない上に,その大部分を鏡餅飾りに利用できるのであるから,無駄がきわめて少ない。
一実施態様においては,上記衝立形の腕パネルはその両側に上記重ね折部を一部とする支え部を備えている。これにより,衝立が倒れないように支えることができる。
他方の腕パネルに前垂れの形状と模様を設けておくとよい。
さらに他の実施態様においては,上記結合部に,互いに結合部の一部を挟み込む切込みが形成されている。2つの結合部に切込みが入れられ,その切込みによって互いの結合部の一部を挟み込むようにしているから,糊等の接着剤を使用することなく包装体を組立てることができる。
さらに他の実施態様においては,上記結合部が一定の幅を持ち,中央で折り返されており,上記切込みが上記結合部の基部に形成され,さらに上記結合部の先端に,基部とともに上記切込みに挟み込まれる突片が設けられている。
結合部の先端に突片が形成され,結合部を二つ折りにして結合部の一部を上記突片とともに切込みによって挟持することができるので二つ折りにされた結合部を二つ折りにされた状態に保つことができる。
上記包装体を形成するためのこの発明による鏡餅用包装材は,中央パネルと,この中央パネルを中央にして互いに反対方向に延びる2つの腕パネルとが1枚の紙材で一体的に形成され,上記中央パネルは四角形状に区画される底部を有し,この底部の少なくとも対向する2つの第1辺に側壁部が連続的に形成され,2つの上記腕パネルは上記中央パネルの上記第1辺に隣接する2つの第2辺から連続的に延びるとともにその両側にそれぞれ上記側壁部の両端に連続する重ね折部を有し,さらに先端部にそれぞれ結合部を有しており,上記中央パネルには四方紅の赤い枠が表わされ,2つの上記腕パネルのうちの一方は衝立形に形成されているものである。
この鏡餅用包装材を用いたこの発明による包装体の組立方法は,まず,2つの上記側壁部と上記重ね折部を上側に折り返し,そして2つの上記腕パネルを折り返された上記重ね折部とともに立上げ,かつ2つの上記腕パネルの上記結合部を互いの方向に近づけて上記結合部を互いに結合させることにより抱持腕を形成するものである。
鏡餅セットを製造する場合には,上記抱持腕を形成する前に,上記中央パネルの上記底部に鏡餅を載置する。
鏡餅セットを用いたこの発明による鏡餅の飾り付け方法は,2つの上記腕パネルの上記結合部の結合を外して上記腕パネルを開き,上記側壁部および上記重ね折部を倒して上記中央パネルと上記腕パネルを平坦にし,少なくとも上記結合部を上記腕パネルから切り離し,上記中央パネルを,四方紅の赤い枠を上側にして飾り付け場所に置き,衝立形の上記腕パネルを起立させるとともにその重ね折部を反対側に折って衝立を形成し,上記中央パネルの上に鏡餅を載置するものである。このようにして,上記中央パネルを四方紅として利用することができる。また,一方の腕パネルを衝立として利用することができる。さらに他方の腕パネルを前垂れとして利用することもできる。
包装体により包装された鏡餅セットの全体を示す斜視図である。 包装材の外面の展開図である。 包装材の内面の展開図である。 包装体もしくは鏡餅セットを組立てる手順,または鏡餅を飾り付ける手順を示す斜視図である。 包装体もしくは鏡餅セットを組立てる手順,または鏡餅を飾り付ける手順を示す斜視図である。 包装体もしくは鏡餅セットを組立てる手順,または鏡餅を飾り付ける手順を示す斜視図である。 鏡餅を飾り付ける手順を示す斜視図である。 鏡餅を飾り付ける手順を示す斜視図である。
図1は鏡餅セットの全体を示すものである。
鏡餅セット10は,鏡餅パック(鏡餅)11と,鏡餅パック11を包む包装体12と,包装体12の全体に掛けられた輪ゴム13aを有する水引飾り13とを備える。
鏡餅パック11は乳白色の合成樹脂製鏡餅形パックで,内部に餅が充填されたもの,複数個の切餅または丸形餅が収納されたもの,菓子が入れられたもの等がある。
包装体12は,鏡餅パック11を載置する正方形の底部20Aと,底部20Aの対向する2辺から折り返され,その中央部が内向き斜めに立っている脱落防止用の側壁部21A,21B(符号21Bについては図5等を参照)と,底部20Aの側壁部21A,21Bに隣接する他の2辺から立上り,互いの方向に近づきながら鏡餅パック11をその両側から覆って鏡餅パック11の真上の位置で結合部32A,32Bにより結合されている一対の抱持腕40A,40Bとから構成されている。
図2および図3は包装体12を形成するための包装材12Aの展開図を示すものであり,図2は包装材の外面(表面)を,図3は包装材の内面をそれぞれ表わしている。
これらの図を参照して,包装材12Aは紙材(厚紙,薄紙)を打ち抜いた一枚のブランクからなり,全体的にみて方形状(一部に後述する突出部分23A,23Bがあるが)の中央パネル20と,この中央パネル20を中央にしてこれから連続的に,互いに反対方向に延びる2つの腕パネル30A,30Bとから構成されている。包装材12Aから包装体12を組立てるときに谷折りとなる折り線を細い破線で,山折りになる折り線を細い一点鎖線で示す。これらの折り線は包装材12Aに必ずしも描く必要はないが,好ましくは折り易いように折罫をつけておくか,軽く折っておく(ブランクの打抜き工程で行うとよい)。また,切取り線(切断線)24,26,27,38を太い破線で表わす。これらの切取り線は包装材10Aの内外面のいずれか一方,または両方に描いておくか,または必ずしも描かなくてもよい。鏡餅の飾り付け時に谷折り,山折りになる線もそれぞれ細い破線,一点鎖線で描かれている。
中央パネル20は折り線で次のように区画されている。すなわち,中央パネル20の中央部には正方形状の底部20Aがある。この底部20Aの互いに対向する2辺(第1辺)に沿って側壁部21A,21Bが底部20Aから連続的に設けられている。
中央パネル20の底部20Aの第1辺に隣接する2つの辺(第2辺)から2つの腕パネル30A,30Bが連続的に外方に延びている。
一方の腕パネル30Aは,後述するように衝立として用いられる腕部31Aとその先端部の結合部32Aを有している。腕部31Aは衝立形,すなわち,その両側辺が互いに平行になっている。上辺は任意の形状でよい。腕部31Aの両側には,中央パネル20の側壁部21A,21Bに連続する支え部(重ね折部)31aが設けられている。この支え部31aの幅は一定ではなく,結合部32Aの方向にいくにしたがい狭くしてもよいし,途中まで設けるだけでもよい。
他方の腕パネル30Bは,中央パネル20の底部20Aに連続する壁部22Bと,この壁部22Bから外方に延びる腕部31Bと,先端部の結合部32Bとから構成される。壁部22Bは中央パネル20の一部と位置付けてもよい。壁部22Bの両端部25は中央パネル20の側壁部21A,21Bと共通している。この部分を共通部または重ね折部25と呼ぶ。腕部31Bは,底部20Aの幅と等しい幅から先端にいくにしたがいしだいに(直線状に)幅が狭くなっている。この腕部31Bは後述するように前垂れとして用いられる。
中央パネル20から腕パネル30Bにわたって四方紅の赤い正方形の枠23が描かれている。腕パネル30Aには赤い枠23の表示は省略されているが,描いてもよい。赤い枠23は底部20Aから45度回転した姿勢である。赤い枠23の角(隅)とその内側の一部が側壁部21A,21Bからはみ出しているので,この部分23A,23Bが側壁部21A,21Bから突出した形となっている。赤い枠23を少し小さく描いてもよい。この場合には,側壁部21A,21Bから突出した部分を形成しなくてもすむようになる。
腕部31Aの内面には鶴の絵と「迎春」の文字が描かれている。腕部31Bの内面には前垂れのための赤と白の縞模様が描かれている。また,腕部31Bの外面と結合部の外面には水引きの絵と「迎春」の文字が描かれている。このように包装材12Aの適所に適切な装飾が施される。
結合部32A,32Bの幅は腕部31A,31Bの幅よりも狭く,その長さ方向にわたって一定の幅を持つ。腕部31A,31Bと結合部32A,32Bとの境界に切込み37が入れられている。切込み37は腕パネル30A,30Bとではその中心線を挟んで反対の側辺から入れられ,幅方向にその中心まで形成されている。包装体の組立て時に切込み37に結合部を差込み易くするために,切込み37から結合部の側辺にかけて丸みがつけられている。結合部32A,32Bの長さの中心位置に幅方向に折り線があり,この折り線によって2つの部分33,34(第1部分,第2部分)に区画されている。また,折り線と直交する方向に腕パネル30A,30Bの中心線にそって長穴35が形成されている。結合部32A,32Bの第2部分34の先端には,その幅の半分程度まで突片36が形成されている。これらの突片36の位置は,腕パネル30A,30Bとではその中心線を挟んで反対側にある。腕パネル30Aにおいて切込み37と突片36とは腕パネルの中心線を挟んで反対側にある。腕パネル30Bにおいても同様である。
次に,このような包装材12Aを用いて鏡餅セット10(包装体12)を組立てる方法について述べる。
図4に示すように包装材12A,鏡餅パック11および水引飾り13を用意する。
包装材12Aをその内面を上にして平坦面に置く。側壁部21A,21Bを底部20Aに対して軽く折り,折り目をつけておくとよい。包装材12Aの底部20A上に鏡餅パック11を載置する。鏡餅パック11を載置するのは結合部32A,32Bを結合させる前であればいつでもよい。
次に,図5に示すように,中央パネル20の側壁部21A,21Bおよび腕パネル30Aの支え部31aを上側に折り返す。紙材には若干の弾性があるので,側壁部21A,21Bは斜めの姿勢に戻った状態に保たれる。続いて,腕パネル30A,30Bと中央パネル20との境界の折り線でほぼ直角に折り曲げ,腕パネル30A,30Bとをほぼ直角に起立させる。このとき,腕パネル30Aの支え部31aおよび腕パネル30Bの壁部22Bと側壁部21A,21Bとの共通部分25も腕パネル30A,30Bとともに折り曲げる。したがってこれらの支え部31aおよび共通部分25は腕パネル30A,30Bの内面に沿う。
また,腕パネル30A,30Bの結合部32A,32Bをその中央の折り線で折り返しておく。
この状態で,腕パネル30A,30Bの上部を互いの方向に傾けまたは湾曲させていき,2つ折りにされた結合部32A,32Bの切込み37を噛み合わせて,互いの切込み37の中に結合部32A,32B(結合部32A,32Bと腕部31A,31Bの境界部分で切込み37が形成されていない部分)を差込んでいく。このとき,結合部32A,32Bの突片36も切込み37の中に入り(切込み37内に挟まれ),結合部32A,32Bの重ね合わされた第1部分33と第2部分34とが重ね合わされた状態に保持される。これが図6に示す状態である。結合部32A,32Bは鏡餅パック11の真上で鏡餅パック11の頂部に近い位置で結合される。
このようにして,鏡餅パック11は,その両側から,腕パネル30A,30B(腕部31A,31Bおよび壁部22B)からなる抱持腕40A,40Bにより覆われることになる。側壁部21A,21Bの中央部は弾性により斜めに立上った状態に保持される。側壁部21A,21Bの両端部は支え部(重ね折部)31aおよび共通部分(重ね折部)25がそれぞれ腕部31A,31Bに重なるように折り込まれることにより強く拘束されているので,側壁部21A,21Bは強固となり,鏡餅パック11が側壁部21A,21Bの外方へ脱落するのが防止される。
結合部32A,32Bは2つ折りにされているので長穴35はU字形に開いている。そこで,水引飾り13の輪ゴム13aをU字形になった長穴35に通し,さらに包装体12の腕パネル30A,30Bおよび底部20Aの外面に沿わせて掛け,水引飾り13を結合部32A,32Bの上に位置させれば,図1に示すように,包装体12および鏡餅セット10が完成する。この水引飾り13は包装体12による梱包をより強固にするが,必ずしも必要なものではない。水引飾り13を必ずしも設けなくてもよい。
以上のようにして,簡易な包装体が実現し,簡易包装の鏡餅セットが得られる。従来の包装箱のように嵩張ることがなく,全体的にコンパクトである。
包装体は中央パネルの側壁部を折り曲げ,腕パネルを立上げ,かつ傾けまたは湾曲させながらその先端部の結合部を結合させるだけでよいから組立ても簡単である。
この実施例の包装体では,結合部が2つ折りにされて水平に配置されているから,端正な感じを与え,意匠的にも優れている。また,2つの結合部に切込みが入れられ,その切込みによって互いの結合部の一部を挟み込むようにしているから,糊(接着剤)を使用することなく包装体を組立てることができる。もっとも,必要ならば糊を用いて結合させてもよい。
さらにこの実施例においては,結合部の先端部に突片が形成され,結合部が二つ折りにされた上で結合部の一部が上記突片とともに切込みによって挟持されるので,二つ折りにされた結合部が二つ折りにされた状態に保たれる。結合部の二つ折り部分に長穴が形成されているので,この長穴は二つ折りによってU字形の切欠きになる。このU字形切欠きに水引飾りの輪ゴム,その他の結束紐を掛けることができ,包装を一層強固にできる。
次に,上述した鏡餅セット10から鏡餅パック11を取出してこれを飾り付ける方法について述べる。
図1に示す完成品(製品)の状態から,図6に示すように水引飾り13を取外す。
続いて,図5に示すように抱持腕40A,40Bの結合部32Aと32Bの結合を外し,図4に示すように抱持腕(特に腕パネル30A,30Bの全体)を平坦に開く。
図7に示すように,切取り線38(腕部31A,31Bと結合部32A,32Bとの境界)に沿って腕パネル30A,30Bを切断し,結合部32A,32Bを切り離す。
図8に示すように,中央パネル20とその上の鏡餅パック11を,飾り付ける場所に載置する。腕部31Aの支え部31aと側壁部21A,21Bとの間の切取り線24を切断する。腕部31Aをほぼ直角に折曲げて衝立のように立て,かつ支え部31aを反対側に折り曲げて起立した腕部31A(衝立)が倒れないように支える。腕部31Bを,切取り線26,27に沿って切断するとともに,折り線28,29に沿って折り曲げ,前垂れ31Bbを作成する。腕部31Bに描かれた赤い枠23で囲まれた部分は底部20A側にこれと平坦に残る。最後に鏡餅パック11のくびれの部分に輪ゴム13aを掛けて水引飾り13を取付ければ,鏡餅飾りが完成する。鏡餅パック11を最後に中央パネル20上に載置してもよい。腕部31Bを中央パネル20から切断し(四方紅の部分は中央パネル20に残す),前垂れを設けなくてもよい。
包装材のうち中央パネルを含む部分を四方紅として,腕パネルの一部を衝立,前垂れとしてそれぞれ用いることができるので,無駄になるのは結合部だけである。従来の包装箱に比べれば包装材そのものを構成する紙類の量がきわめて少ない上に,その大部分を鏡餅飾りに利用できるのであるから,無駄がきわめて少ない。
10 鏡餅セット
11 鏡餅パック(鏡餅)
12 包装体
12A 包装材
20 中央パネル
20A 底部
21A,21B 側壁部
22B 壁部
23 赤い枠(四方紅)
24 切取り線(切断線)
25 共通部分(重ね折部)
30A,30B 腕パネル
31A 腕部(衝立)
31B 腕部(前垂れ)
31a 支え部(重ね折部)
32A,32B 結合部
33 結合部の第1の部分
34 結合部の第2の部分
35 長穴
36 突片
37 切込み

Claims (9)

  1. 中央パネルと,この中央パネルを中央にして互いに反対方向に延びる2つの腕パネルとが1枚の紙材で一体的に形成され,
    上記中央パネルは四角形状に区画される底部を有し,この底部の少なくとも対向する2つの第1辺に側壁部が連続的に形成され,
    2つの上記腕パネルは上記中央パネルの上記第1辺に隣接する2つの第2辺から連続的に延びるとともにその両側にそれぞれ上記側壁部の両端に連続する重ね折部を有し,さらに先端部にそれぞれ結合部を有しており,
    2つの上記側壁部と上記重ね折部が上側に折り返され,
    2つの上記腕パネルは折り返された上記重ね折部とともに立上げられ,かつ2つの上記腕パネルの上記結合部が互いの方向に近づけられ,上記結合部が互いに結合されることにより抱持腕が形成され,
    上記中央パネルには四方紅の赤い枠が表わされ,
    2つの上記腕パネルのうちの一方は衝立形に形成されている,
    鏡餅の包装体。
  2. 上記衝立形の腕パネルはその両側に上記重ね折部を一部とする支え部を備えている,請求項1に記載の鏡餅の包装体。
  3. 2つの上記腕パネルの他方は,前垂れの形状と模様を有している,請求項1に記載の鏡餅の包装体。
  4. 中央パネルと,この中央パネルを中央にして互いに反対方向に延びる2つの腕パネルとが1枚の紙材で一体的に形成され,
    上記中央パネルは四角形状に区画される底部を有し,この底部の少なくとも対向する2つの第1辺に側壁部が連続的に形成され,
    2つの上記腕パネルは上記中央パネルの上記第1辺に隣接する2つの第2辺から連続的に延びるとともにその両側にそれぞれ上記側壁部の両端に連続する重ね折部を有し,さらに先端部にそれぞれ結合部を有しており,
    上記中央パネルには四方紅の赤い枠が表わされ,
    2つの上記腕パネルのうちの一方は衝立形に形成されている,
    鏡餅用包装材。
  5. 請求項4に記載の鏡餅用包装材を用い,
    2つの上記側壁部と上記重ね折部を上側に折り返し,
    2つの上記腕パネルを折り返された上記重ね折部とともに立上げ,かつ2つの上記腕パネルの上記結合部を互いの方向に近づけて上記結合部を互いに結合させることにより抱持腕を形成する,
    鏡餅の包装体の組立方法。
  6. 上記抱持腕を形成する前に,上記中央パネルの上記底部に鏡餅を載置する,請求項5に記載の鏡餅の包装体の組立方法。
  7. 中央パネルと,この中央パネルを中央にして互いに反対方向に延びる2つの腕パネルとが1枚の紙材で一体的に形成され,
    上記中央パネルは四角形状に区画される底部を有し,この底部の少なくとも対向する2つの第1辺に側壁部が連続的に形成され,
    2つの上記腕パネルは上記中央パネルの上記第1辺に隣接する2つの第2辺から連続的に延びるとともにその両側にそれぞれ上記側壁部の両端に連続する重ね折部を有し,さらに先端部にそれぞれ結合部を有しており,
    上記中央パネルの上記底部には鏡餅が載置され,
    2つの上記側壁部と上記重ね折部が上側に折り返され,
    2つの上記腕パネルは折り返された上記重ね折部とともに立上げられ,かつ2つの上記腕パネルが互いの方向に曲げられ,上記結合部が互いに結合されることにより上記鏡餅の一部を覆う抱持腕が形成され,
    上記中央パネルには四方紅の赤い枠が表わされ,
    2つの上記腕パネルのうちの一方は衝立形に形成されている,
    鏡餅セット。
  8. 請求項7に記載の鏡餅セットを用い,
    2つの上記腕パネルの上記結合部の結合を外して上記腕パネルを開き,
    上記側壁部および上記重ね折部を倒して上記中央パネルと上記腕パネルを平坦にし,
    少なくとも上記結合部を上記腕パネルから切り離し,
    上記中央パネルを,四方紅の赤い枠を上側にして飾り付け場所に置き,
    衝立形の上記腕パネルを起立させるとともにその重ね折部を反対側に折って衝立を形成し,
    上記中央パネルの上に鏡餅を載置する,
    鏡餅の飾り付け方法。
  9. 2つの上記腕パネルの他方が前垂れの形状と模様を有している請求項7に記載の鏡餅セットを用い,
    2つの上記腕パネルの上記結合部の結合を外して上記腕パネルを開き,
    上記側壁部および上記重ね折部を倒して上記中央パネルと上記腕パネルを平坦にし,
    上記結合部を上記腕パネルから切り離し,
    上記中央パネルを,四方紅の赤い枠を上側にして飾り付け場所に置き,
    一方の上記腕パネルを起立させるとともにその重ね折部を反対側に折って衝立を形成し,
    他方の上記腕パネルを用いて前垂れを形成し,
    上記中央パネルの上に鏡餅を載置する,
    鏡餅の飾り付け方法。
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