JP2007161268A - 包装用箱 - Google Patents

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Yoshinori Takada
佳則 高田
Chiyoko Shima
千代子 島
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Abstract

【課題】商品の陳列時などの必要なときにのみ、吊り下げ部を出し、不要なときには邪魔にならないようにすることができ、この吊り下げ部の出し入れ作業が簡単にでき、商品が重い場合にも吊り下げ板の変形や破損が発生しにくい包装用箱を提供する。
【解決手段】本発明の包装用箱1は、吊り下げ部11に突出部33aを設け、背面部23に設けられた挿入用切れ目54から吊り下げ部11を挿入する。そして、吊り下げ時には突出部33aを背面部23の内側となるようにし、挿入用切れ目54の上端に引っ掛かるようにし、吊り下げ部11が接続する正面部22だけでなく、背面部23側にかかる荷重を受けることができ、確実に吊り下げることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、商品を収納することにより、商品の包装が可能な包装用箱に関するものである。
従来より、商品を効率よく陳列するために、店頭に横方向に延びる棒を設置し、商品が包装される包装用箱に孔などの吊り下げ可能な部分を設けて、前記の設置された棒に吊り下げる方法が用いられている。
このような陳列方法では、商品を吊した状態で前後方向に重ねることができるので、陳列しやすく、商品を購入するためなどに取る場合には、商品を手前方向に移動させればよく、一般に行われる方法である。
上記のような陳列方法に用いられる包装用箱には、吊り下げるための孔などが必要となる。そして、このような孔などの形成される位置が、商品が収納される部分に設けられると、商品の陳列時に商品と棒とが接触したりする。そのため、通常、商品が収納される部分とは別に張り出している吊り下げ板を形成し、この吊り下げ板に吊り下げ用の孔などを形成している。
この吊り下げ板は、商品を運搬する場合や保管する場合などには邪魔になるので、必要な場合以外には、折り畳んだり、収納するなどして、邪魔にならないようにすることが望ましい。
そして、特許文献1、2には、商品の陳列時などの必要なときにのみ、吊り下げ板を張り出すようにして、不要なときには邪魔にならないようにして、吊り下げ板の出し入れを行うことができる包装用箱が開示されている。
特開平5−254539号公報 実開平7−37922号公報
この吊り下げ板の出し入れの作業が行いにくいと、陳列作業に時間がかかるので、できるだけ簡単に行えるようにすることが望ましい。また、商品が重い場合には、吊り下げ板により大きな力が作用するので、かかる場合に、吊り下げ板の変形や破損の起こりにくいものが望ましい。
そこで、本発明は、吊り下げ板の出し入れ作業が簡単にでき、商品が重い場合にも吊り下げ板の変形や破損が発生しにくい包装用箱を提供することを課題とする。
上記した目的を達成するための請求項1に記載の発明は、商品を収納することができる収納空間が形成される本体部と、本体部の上側に配置される吊り下げ部とを有し、本体部には収納空間を挟む1対の面である第1の面と第2の面とが設けられ、第1の面の上辺側に吊り下げ部が接続しており、第2の面には挿入用切れ目が設けられ、挿入用切れ目は上側に端部が形成されるものであり、吊り下げ部には吊り下げを行う部分である吊り下げ板と、本体部との接続部分とは反対側に位置して吊り下げ板よりも幅方向に突出する突出部が設けられ、吊り下げ部を挿入用切れ目の外側から挿入させ、突出部を挿入用切れ目に進入させて、突出部が挿入用切れ目の上側の端部に引っ掛かるようにして、第2の面側にかかる荷重を受けることが可能となることを特徴とする包装用箱である。
請求項1に記載の発明によれば、本体部の第1の面の上辺側に吊り下げ部が接続しており、収納空間を挟んだ第2の面には挿入用切れ目が設けられ、挿入用切れ目は上側に端部が形成されるものであり、吊り下げ部には吊り下げを行う部分である吊り下げ板と、本体部との接続部分とは反対側に位置して吊り下げ板よりも幅方向に突出する突出部が設けられ、突出部が挿入用切れ目の上側の端部に引っ掛かるようにして、第2の面側にかかる荷重を受けることが可能となるものであるので、簡単な構造で吊り下げ板の出し入れ作業が簡単にでき、商品が重い場合にも吊り下げ板の変形や破損を発生しにくくすることができる。
請求項2に記載の発明は、商品を収納することができる収納空間が形成される本体部と、本体部の上側に配置される吊り下げ部とを有し、本体部には収納空間を挟む1対の面である第1の面と第2の面とが設けられ、第1の面の上辺側に吊り下げ部が接続しており、第2の面には挿入用切れ目が設けられており、前記挿入用切れ目によって第2の面には下側に延びる舌片部が形成され、吊り下げ部には吊り下げを行う部分である吊り下げ板と、本体部との接続部分とは反対側に位置して吊り下げ板よりも幅が広い拡幅部が設けられ、吊り下げ部を挿入用切れ目の外側から挿入させ、拡幅部を挿入用切れ目に進入させて、舌片部が拡幅部よりも内側となり、拡幅部の幅方向に突出する突出部が本体部の第2の面よりも内側となるようにして、吊り下げを行う際に、拡幅部によって第2の面側にかかる荷重を受けることが可能となることを特徴とする包装用箱である。
請求項2に記載の発明によれば、本体部の第1の面の上辺側に吊り下げ部が接続しており、収納空間を挟んだ第2の面には挿入用切れ目が設けられ、前記挿入用切れ目によって第2の面には下側に延びる舌片部が形成され、吊り下げ部には吊り下げを行う部分である吊り下げ板と、本体部との接続部分とは反対側に位置して吊り下げ板よりも幅が広い拡幅部が設けられ、拡幅部の幅方向に突出する突出部が本体部の第2の面よりも内側となるようにして、吊り下げを行う際に、拡幅部によって第2の面側にかかる荷重を受けることが可能となるものであるので、簡単な構造で吊り下げ板の出し入れ作業が簡単にでき、商品が重い場合にも吊り下げ板の変形や破損を発生しにくくすることができる。
請求項3に記載の発明は、挿入用切れ目は、横方向に延びる第1切れ目と、第1切れ目の端部でつながるものであって第1切れ目から上方に向かって延びる第2切れ目とを有するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の包装用箱である。
請求項3に記載の発明によれば、挿入用切れ目は、横方向に延びる第1切れ目と、第1切れ目の端部でつながるものであって第1切れ目から上方に向かって延びる第2切れ目とを有するものであるので、切れ目の形成を容易に行うことができる。
請求項4に記載の発明は、挿入用切れ目には、第1切れ目及び第2切れ目の少なくともいずれかとつながるものであって突出部の突出方向に延びる第3切れ目が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の包装用箱である。
請求項4に記載の発明によれば、挿入用切れ目には、第1切れ目及び第2切れ目の少なくともいずれかとつながるものであって突出部の突出方向に延びる第3切れ目が設けられているので、挿入用切れ目に吊り下げ部を挿入しやすくすることができる。
請求項5に記載の発明は、第3切れ目は、第1切れ目と第2切れ目との交点から分岐して、下向きであって突出部の突出方向に向いて傾斜して延びるものであることを特徴とする請求項4に記載の包装用箱である。
請求項5に記載の発明によれば、第3切れ目は、第1切れ目と第2切れ目との交点から分岐して、下向きであって突出部の突出方向に向いて傾斜して延びるものであるので、挿入用切れ目に吊り下げ部を挿入しやすくしながら、挿入された後には吊り下げ部が抜けにくい。
請求項6に記載の発明は、第2の面の上辺側には折り目を有し、当該折り目を介して第3の面が形成されるものであり、第3の面は第1の面と第2の面との間の蓋となるものであり、挿入用切れ目は、第2の面と第3の面との間の折り目と交差するものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の包装用箱である。
請求項6に記載の発明によれば、第2の面の上辺側には折り目を有し、当該折り目を介して第3の面が形成されるものであり、第3の面は第1の面と第2の面との間の蓋となるものであり、挿入用切れ目は、第2の面と第3の面との間の折り目と交差するものであるので、蓋となる第3の面との折り目で、吊り下げ部の突出部が当接して荷重を受けることができるので、商品が重い場合であっても確実に吊り下げることができる。
請求項7に記載の発明は、吊り下げ板には、折り目でつながっている第1吊り下げ板及び第2吊り下げ板が設けられ、第1吊り下げ板は第1の面の上辺側とつながっており、第2吊り下げ板は拡幅部とつながっており、第1吊り下げ板の長さは第1の面と第2の面との間隔に合わせられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の包装用箱である。
請求項7に記載の発明によれば、第1吊り下げ板の長さは第1の面と第2の面との間隔に合わせられているので、吊り下げ部を入れた状態で、第1吊り下げ板と第2吊り下げ板との折り目が、第2の面の上辺に合うことになり、吊り下げ部が邪魔になりにくい。
請求項8に記載の発明は、吊り下げ板には貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の包装用箱である。
請求項8に記載の発明によれば、吊り下げ板には貫通孔が形成されているので、貫通孔を用いて確実に吊り下げを行うことができる。
また、請求項9に記載の包装用箱のように、挿入口切れ目又は挿入用開口から吊り下げ部を挿入し、突出部が第2の面の上辺側の折り目の内側に当接して、第2の面側にかかる荷重を受けるようにしてもよい。
本発明の包装用箱では、吊り下げ板の出し入れ作業が簡単にでき、商品が重い場合にも吊り下げ板の変形や破損を発生させにくくすることができる。
以下さらに本発明の具体的実施例について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態における包装用箱の斜視図である。図2は、図1に示す包装用箱の吊り下げ部を引き出した状態を示した斜視図である。図3は、図1に示す包装用箱の上部の蓋をする前の状態示した斜視図である。図4は、図1の包装用箱を示す展開図である。図5は、図1に示す包装用箱を吊り下げた状態を示した説明図である。図6は、本発明の第2の実施形態における包装用箱の吊り下げ部付近を示した説明図である。図7は、本発明の第3の実施形態における包装用箱の吊り下げた状態を示した説明図である。図8は、吊り下げ部の変形例を示す一部正面図である。図9は、本発明の第4の実施形態における包装用箱の吊り下げ部付近を示した説明図である。
本発明の第1の実施形態における包装用箱1は、図1、図2に示されるように、直方体状の箱である。そして、図4に示されるようなシート5を用い、後述するように、シート5を折り曲げることにより包装用箱1が形成される。また、包装用箱1は上下方向が、横方向や厚み方向に対して長く、縦長の箱である。
包装用箱1には、本体部10と吊り下げ部11とが設けられている。
本体部10は、商品を収納することができる収納空間26を形成する部分であり、収納空間26の大きさは、商品の大きさに合わせられている。なお、商品としては、例えば彫刻刀や文房具などであるが、どのような種類ものであってもよい。
本体部10は、具体的には、上面部20、下面部21、正面部22、背面部23、右側面部24、左側面部25の6面を有し、これらの面によって内部に収納空間26が形成されている。
正面部22と背面部23は収納空間26を挟む一対の面であり、本実施形態では正面部22が第1の面、背面部23が第2の面となるものである。また、上面部20は、正面部22と背面部23の上側の蓋となるものであり、第3の面となるものである。
本体部10では、正面部22、背面部23、右側面部24及び左側面部25によって断面が長方形である筒状となっている。また、上面部20及び下面部21は、前記の筒状の部分の上下に位置して、それぞれ蓋として機能し、開閉可能となっている。
具体的には、図4に示すように、右側面部24と正面部22の間に折り目41を有し、正面部22と左側面部25との間に折り目42を有し、左側面部25と背面部23との間に折り目43を有し、背面部23と背面部23につながる重なり部28との間に折り目44を有している。そして、各折り目41、42、43、44で同じ方向にほぼ垂直となるように折り曲げながら、右側面部24の折り目41とは反対の辺24aと、左側面部25と背面部23との間に折り目44とが合致するようにして、右側面部24と重なり部28とを重ねて固定して形成されている。
また、背面部23の上辺23a側で上面部20と接続しており、背面部23と上面部20との間に折り目45を有しており、折り目45での角度を変えることにより開閉することができる。そして、正面部22と下面部21との間に折り目46を有しており、折り目46での角度を変えることにより開閉することができる。
背面部23の下側には、差込片61が設けられており、商品などの重量によって下面部21が開かないようにしている。
さらに、本体部10には、差込片36、フラップ35が設けられている。差込片36は、上面部20や下面部21と折り目47、48を介してつながっている部分であり、蓋を閉める際に、正面部22や背面部23の内側となるように折り込まれる。また、フラップ35は、右側面部24や左側面部25の上下に配置しており、上面部20や下面部21による蓋が閉められた場合に、上面部20や下面部21の内側となるように折り込まれるものである。
背面部23には、挿入用切れ目54が形成されている。そして、吊り下げ部11の第2吊り下げ板31や拡幅部33を、外側から内側に向かって挿入用切れ目54に挿入することができる。
挿入用切れ目54には第1切れ目55、第2切れ目56、第3切れ目57が設けられており、これらの全てがつながっている。
図3に示されるように、第1の切れ目55は横方向に延びるものであり、背面部23と上面部20との間の折り目45のやや下側に位置している。そして、第1の切れ目55の長さは第1吊り下げ板30や第2吊り下げ板31の幅にほぼ等しいかやや長いものであって、拡幅部33の幅よりも短いものである。
第2の切れ目56は、上下方向に延びるものであって2ヵ所に形成されている。そして、第2の切れ目56の下端は第1切れ目55の両端の位置P1、P2であり、また、第2切れ目56の上端の位置P3、P4は折り目45と交差している。
したがって、第1切れ目55と第2切れ目56とにより、コ字型となり、第1切れ目55と第2切れ目56とによって囲まれる部分によって舌片部60を形成する。この舌片部60は下側に延びるものであり、舌片部60の根元部分に折り目45が位置している。
そして、舌片部60は、折り目45において、舌片部60以外の背面部23の他の部分の折り曲げ状態によらず、独立して折り曲げることができ、舌片部60と他の部分との間で、上面部20との相対角度を異なったものとすることができる。
第3切れ目57は、傾斜するものであって2ヵ所に形成されている。そして、第3切れ目57の一端は、第1切れ目55及び第2切れ目56の交点であって端部である位置P1、P2である。また、第3切れ目57はこの位置P1、P2から幅方向の外側であって下方に向かって傾斜するように位置P5、P6まで延びている。
2ヵ所の第3切れ目57は互いに対象な位置関係であり、第3切れ目57の下側の端部の位置P5、P6は、上下方向がほぼ同じ位置である。そして、位置P5と位置P6とを結んだ線は幅方向に平行となり、位置P5、P6の間が挿入用切れ目54における幅方向の最大の間隔となる。この位置P5と位置P6の幅方向の距離は、吊り下げ部11の拡幅部33より長くなっており、拡幅部33の挿入用切れ目54の挿入を容易に行うことができる。
吊り下げ部11は、本体部10の上側に配置されるものであり、第1吊り下げ板30、第2吊り下げ板31及び拡幅部33を有している。
第1吊り下げ板30と第2吊り下げ板31とは同じ外形であり、これらの幅や長さは同じである。また、第1吊り下げ板30及び第2吊り下げ板31の幅は、正面板22や背面板23よりも短い。そして、第1吊り下げ板30と第2吊り下げ板31の長さは、第1の面である正面板22と、第2の面である背面板23との間隔に合わせられている。
また、拡幅部33は、第1吊り下げ板30や第2吊り下げ板31の幅より広く、幅方向の両側に突出する突出部33aが2ヵ所形成されている。そして、拡幅部33の幅は、第1切れ目55の両端の位置P1、P2の距離、すなわち第1切れ目55の長さよりも長く、また、第3切れ目57の下側の端部の位置P5、P6の距離、すなわち挿入用切れ目54の幅方向の最大の間隔よりも短いものとなっている。
第1吊り下げ板30、第2吊り下げ板31にはそれぞれ貫通孔30a、31aが形成されており、貫通孔30a、31aを用いて吊り下げることができる。
吊り下げ部11の第1吊り下げ板30は、折り目50を介して正面部22の上辺22a側でつながっている。また、第2吊り下げ板31は第1吊り下げ板30とつながっており、その位置は正面部22とは反対側である。そして、第1吊り下げ板30と第2吊り下げ板31との間に折り目51が設けられ、折り目51を介してつながっている。また、第2吊り下げ板31と拡幅部33との間には折り目52が設けられている。
折り目50、51、52の方向は、互いに平行な関係となっている。
吊り下げ部11は、第1吊り下げ板30側で、正面部22とつながっているが、その幅方向の位置は中央付近に位置している。そのため、吊り下げが行われる場合に、包装用箱1が傾きにくい。
包装用箱1は、厚紙などのシート状のものを、図4に示すような形状に裁断し、右側面部24と重なり部28とを固定して製作される。そして、内側に形成される収納空間26に商品を収納し、上記した折り目41、42、43、44、45、46、50、51、52で折り曲げ、差込片36、フラップ35を折り込みながら、上面部20や下面部21による蓋を閉じる。
そして、折り目50、51、52を折り曲げて、吊り下げ部11の拡幅部33側を背面部23側に設けられた挿入用切れ目54に挿入する。
拡幅部33の幅は、位置P5、P6の幅方向の距離より短いので、第1切れ目55及び第3切れ目57から挿入することにより、吊り下げ部11の挿入作業を容易に行うことができる。
商品を運搬する場合や保管する場合には、拡幅部33だけでなく、吊り下げ板31も背面部23の内側となるようにする。本実施形態の第1吊り下げ板30の長さは、正面板22と背面板23との間隔に合わせられているので、吊り下げ部11の折り目51が、背面板23の上辺(折り目45)付近に位置することになり、吊り下げ部11がほとんど飛びださない。そして、図1に示されるように、吊り下げ部11が張り出さず、邪魔になることがなく商品の運搬や保管が行いやすい。
また、商品の陳列時など、包装用箱1を吊り下げる場合には、挿入された吊り下げ部11を少し引き上げて、拡幅部33の突出部33aが、挿入用切れ目54の上側の端部(位置P3、P4)に引っ掛かるようにする。そうすると、拡幅部33と第2吊り下げ板31との間の折り目52の位置が折り目45の位置に合致し、突出部33aが背面部23よりも内側に位置し、舌片部60が拡幅部33の内側となる。
そして、拡幅部33の突出部33aの上側が折り目45の内側で接触して当接する状態となり、拡幅部33と背面部23とは、これ以上移動不可となり、背面部23側にかかる荷重を受けることが可能となる。
そうすると、吊り下げ部11が本体部10と接続する正面部22側と背面部23との厚み方向の両方で荷重を受けることができ、重い商品の場合にも破損や変形が無く、安定した吊り下げが可能となる。
この吊り下げ部11の移動操作は、吊り下げ板30、31の押し引きによって簡単に行うことができる。特に、吊り下げ部11を引き出す際には、舌片部60付近を押しながら行うことにより、突出部33aを確実に第2切れ目57に誘導することができる。
そして、図5に示されるように、第1吊り下げ板30と第2吊り下げ板31とが屋根状となり、第1吊り下げ板30と第2吊り下げ板31に設けられた貫通孔30a、31aに棒90を挿入して吊り下げが行われる。このとき、第1吊り下げ板30、第2吊り下げ板31及び上面部20の長さがほぼ同じであるので、横から見ると正三角形状である。
また、棒90には、複数の包装用箱1が吊り下げられ、複数の包装用箱1の陳列を行うことができる。
上記した実施形態の包装用箱1では、貫通孔30a、31aに棒90を挿入することにより吊り下げるものであったが、図6に示される包装用箱2のように、吊り下げ板30、31の幅方向の両側に張り出す部分である張り出し部80を設けて、張り出し部80の下側にそれぞれ棒90を配置して吊り下げることができる。
さらに、図7に示される包装用箱3のように、貫通孔30a、31aを形成せず、第1吊り下げ板30及び第2吊り下げ板31の下側に、棒90を挿入して吊り下げることもできる。
また、上記した包装用箱1では、吊り下げ部11には拡幅部33が設けられ、拡幅部33に幅方向に突出する突出部33aが形成されるものであったが、図8に示される吊り下げ部11のように、突出部33aの間の部分が切り欠き状になっていてもよい。
そして、突出部33aは幅方向の外側に突出するものであったが、図9に示されるように、吊り下げ部11の第2吊り下げ板31を幅方向の外側に両側に配置し、突出部33aを内側に向くように突出させた包装用箱4を採用することができる。この場合、挿入用切れ目54は、吊り下げ部11の第2吊り下げ板31の位置に合わせて形成される。
上記した実施形態における上面部20(第3の面)は、背面部23側に接続されるものであり、吊り下げ部11とは反対に接続されるものであったが、上面部20と吊り下げ部11とが同じ側(例えば背面部23)に接続されるものであってもよい。この場合、上面部20は、吊り下げ部11が設けられていない位置に接続する。
さらに、上記した実施形態では、吊り下げ部11を背面部23(第2の面)に設けられた挿入用切れ目54から内側に挿入するものであったが、この挿入用切れ目54の代わりに開口を用いて吊り下げ部11を挿入してもよい。
例えば、上記した第1の実施形態における包装用箱1の舌片部60の根元部分、すなわち、背面部23aの上辺23aであって折り目45である部分を切断して舌片部60を取り外し、舌片部60が形成されていた部分に挿入用開口が形成されたものを用いることができる。
そして、この場合にも、吊り下げ部11の突出部33aを背面部23の内側に配置するように、挿入用開口から挿入することができ、突出部33aによって折り目45の内側に当接して、背面部23側の荷重を受けることが可能となる。
本発明の第1の実施形態における包装用箱の斜視図である。 図1に示す包装用箱の吊り下げ部を引き出した状態を示した斜視図である。 図1に示す包装用箱の上部の蓋をする前の状態示した斜視図である。 図1の包装用箱を示す展開図である。 図1に示す包装用箱を吊り下げた状態を示した説明図である。 本発明の第2の実施形態における包装用箱の吊り下げ部付近を示した説明図である。 本発明の第3の実施形態における包装用箱の吊り下げた状態を示した説明図である。 吊り下げ部の変形例を示す一部正面図である。 本発明の第4の実施形態における包装用箱の吊り下げ部付近を示した説明図である。
符号の説明
1、2、3、4 包装用箱
10 本体部
11 吊り下げ部
20 上面部
22 正面部
23 背面部
30 第1吊り下げ板
31 第2吊り下げ板
30a、31a 貫通孔
33 拡幅部
33a 突出部
54 挿入用切れ目
55 第1切れ目
56 第2切れ目
57 第3切れ目
60 舌片部
90 棒

Claims (9)

  1. 商品を収納することができる収納空間が形成される本体部と、本体部の上側に配置される吊り下げ部とを有し、
    本体部には収納空間を挟む1対の面である第1の面と第2の面とが設けられ、第1の面の上辺側に吊り下げ部が接続しており、第2の面には挿入用切れ目が設けられ、挿入用切れ目は上側に端部が形成されるものであり、
    吊り下げ部には吊り下げを行う部分である吊り下げ板と、本体部との接続部分とは反対側に位置して吊り下げ板よりも幅方向に突出する突出部が設けられ、
    吊り下げ部を挿入用切れ目の外側から挿入させ、突出部を挿入用切れ目に進入させて、突出部が挿入用切れ目の上側の端部に引っ掛かるようにして、第2の面側にかかる荷重を受けることが可能となることを特徴とする包装用箱。
  2. 商品を収納することができる収納空間が形成される本体部と、本体部の上側に配置される吊り下げ部とを有し、
    本体部には収納空間を挟む1対の面である第1の面と第2の面とが設けられ、第1の面の上辺側に吊り下げ部が接続しており、第2の面には挿入用切れ目が設けられており、前記挿入用切れ目によって第2の面には下側に延びる舌片部が形成され、
    吊り下げ部には吊り下げを行う部分である吊り下げ板と、本体部との接続部分とは反対側に位置して吊り下げ板よりも幅が広い拡幅部が設けられ、
    吊り下げ部を挿入用切れ目の外側から挿入させ、拡幅部を挿入用切れ目に進入させて、舌片部が拡幅部よりも内側となり、拡幅部の幅方向に突出する突出部が本体部の第2の面よりも内側となるようにして、吊り下げを行う際に、拡幅部によって第2の面側にかかる荷重を受けることが可能となることを特徴とする包装用箱。
  3. 挿入用切れ目は、横方向に延びる第1切れ目と、第1切れ目の端部でつながるものであって第1切れ目から上方に向かって延びる第2切れ目とを有するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の包装用箱。
  4. 挿入用切れ目には、第1切れ目及び第2切れ目の少なくともいずれかとつながるものであって突出部の突出方向に延びる第3切れ目が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の包装用箱。
  5. 第3切れ目は、第1切れ目と第2切れ目との交点から分岐して、下向きであって突出部の突出方向に向いて傾斜して延びるものであることを特徴とする請求項4に記載の包装用箱。
  6. 第2の面の上辺側には折り目を有し、当該折り目を介して第3の面が形成されるものであり、第3の面は第1の面と第2の面との間の蓋となるものであり、挿入用切れ目は、第2の面と第3の面との間の折り目と交差するものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の包装用箱。
  7. 吊り下げ板には、折り目でつながっている第1吊り下げ板及び第2吊り下げ板が設けられ、第1吊り下げ板は第1の面の上辺側とつながっており、第2吊り下げ板は拡幅部とつながっており、第1吊り下げ板の長さは第1の面と第2の面との間隔に合わせられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の包装用箱。
  8. 吊り下げ板には貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の包装用箱。
  9. 商品を収納することができる収納空間が形成される本体部と、本体部の上側に配置される吊り下げ部とを有し、
    本体部には収納空間を挟む1対の面である第1の面と第2の面とが設けられ、第1の面の上辺側に吊り下げ部が接続しており、第2の面には挿入用切れ目又は挿入用開口が設けられ、第2の面の上辺側には折り目が形成されており
    吊り下げ部には吊り下げを行う部分である吊り下げ板と、本体部との接続部分とは反対側に位置して吊り下げ板よりも幅方向に突出する突出部が設けられ、
    吊り下げ部を挿入口切れ目又は挿入用開口の外側から挿入させ、突出部が第2の面の上辺側の折り目の内側に当接して、第2の面側にかかる荷重を受けることが可能となることを特徴とする包装用箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009280267A (ja) * 2008-05-26 2009-12-03 Asahi Printing Co Ltd 吊下片付包装用箱
KR101126673B1 (ko) * 2009-06-17 2012-03-29 김제형 행거형 포장박스

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