JP3139554U - 個装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】緩衝材(緩衝底部材及び緩衝上部材)の構造が極めて簡単で効率よく組立てることができ、使用する材料の段ボールが少ないので経済的であり、抜き型が不要なため形状変更が容易で緩衝空間の調整を簡単に行うこともでき、あらゆる方向からの衝撃に対して十分な緩衝効果を発揮できる個装箱を提供する。
【解決手段】段ボール製の緩衝底部材2と緩衝上部材3を収容した個装箱であって、緩衝底部材2は、段ボールの両側部を上方へ折り曲げ、次いで外側へ折り曲げ、更に下方へ折り曲げることによって、外側板2bの上下寸法が内側板2cの上下寸法より大きい二重側板2dを底板2aの両側に形成したものであり、緩衝上部材3は、段ボールの両側部を下方へ折り曲げ、次いで外側へ折り曲げ、更に上側へ折り曲げることによって、外側板3bの上下寸法が内側板3cの上下寸法より大きい二重側板3dを上板3aの両側に形成した構成の個装箱1とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、梱包品を緩衝底部材と緩衝上部材に保持させて収容する個装箱に関し、特に、緩衝底部材と緩衝上部材を簡素で組立てやすい構造に改良した個装箱に関する。
従来の段ボール製の個装箱は、発泡スチロールからなる緩衝材に梱包品を保持させて収容するものが一般的であった。けれども、発泡スチロールの緩衝材は環境に良くないため、最近では、段ボール製の緩衝材で梱包品を保持させて収容する個装箱が多用されるようになってきた。
このような個装箱に収容される段ボール製の緩衝材は、通常、段ボールを緩衝材の展開形状に型抜きし、多数の折り線を入れて複雑に折り曲げながら、凸部と凹部を係合させたり、凸部をスリットに挿入するなどの手作業で組立てられる構造の複雑なものである。
一方、中央部に梱包品を配置するための凹部を備えた下部梱包緩衝部材と、梱包品の上面側に配置された仕切り部材を梱包用の箱の内部に収容し、下部梱包緩衝部材の凹部で梱包品を箱の底面から浮かせた状態で保持させると共に、仕切り部材と箱の天面との間に付属品を収容するように構成した梱包用の箱が提案されている(特許文献1)。
また、一枚の段ボールシートで機器を包み込むように折り曲げて、衝撃から機器の破損を防ぐ緩衝材と、小物パーツをまとめて同梱する同梱物箱と、これらを納める外装箱で構成され、機器への衝撃を緩衝材と同梱物箱の双方で吸収する構造とした電子機器の包装装置も提案されている(特許文献2)。
特開2003−292048号公報 特開2003−26246号公報
しかしながら、従来の個装箱に使用されている段ボール製の緩衝材は、前述したように、段ボールを緩衝材の展開形状に型抜きし、多数の折り線を入れて複雑に折り曲げながら、凸部と凹部を係合させたり、凸部をスリットに挿入するなどの手作業で組立てられる構造が複雑なものであるから、組立作業が面倒で時間がかかり、しかも、使用する材料の段ボールが多くなり、また、抜き型が必要であるため、緩衝材の形状を変更する場合には抜き型の変更も必要になる、等の問題あった。
これに対し、上記特許文献1の梱包箱に使用される下部梱包緩衝部材や、上記特許文献2の包装装置に使用される緩衝材は、構造が比較的簡単であるため、上記の問題をある程度解決することはできる。けれども、特許文献1の梱包箱は、上部の緩衝材が仕切り板であって、下部梱包緩衝部材と相互に組み合わせて相乗的に緩衝作用を高めるものではないため、緩衝効果が十分とは言い難く、特に、特許文献2の包装装置は、上部に押さえ板を重ねるだけであるため、上方からの衝撃に対する緩衝作用が不十分であった。
本考案は上記事情の下になされたもので、その解決しようとする課題は、緩衝材(緩衝底部材及び緩衝上部材)の構造が極めて簡単で効率よく組立てることができ、使用する材料の段ボールが少ないので経済的であり、抜き型が不要なため形状変更が容易で緩衝空間の調整を簡単に行うこともでき、あらゆる方向からの衝撃に対して十分な緩衝効果を発揮することができる個装箱を提供することにある。
上記課題を解決するため、本考案に係る個装箱は、段ボール製の緩衝底部材と緩衝上部材を収容した個装箱であって、緩衝底部材は、方形の段ボールの両側部を上方へ折り曲げ、次いで外側へ折り曲げ、更に下方へ折り曲げることによって、外側板の上下寸法が内側板の上下寸法より大きい二重側板を底板の両側に形成したものであり、緩衝上部材は、方形の段ボールの両側部を下方へ折り曲げ、次いで外側へ折り曲げ、更に上側へ折り曲げることによって、外側板の上下寸法が内側板の上下寸法より大きい二重側板を上板の両側に形成したものであることを特徴としている。
本考案の個装箱においては、緩衝上部材の二重側板が緩衝底部材の二重側板に対して直角方向となるように緩衝上部材を緩衝底部材の内側に組み合わせることが好ましい。そして、緩衝底部材の外側板間の外寸法を、個装箱の相対向する一組の側板間の内寸法と実質的に同一とし、緩衝底部材の二重側板の長さ寸法及び底板の長さ寸法を、個装箱の相対向する他の一組の側板間の内寸法と実質的に同一とすることが好ましい。更に、緩衝上部材の二重側板の長さ寸法及び上板の長さ寸法を、緩衝底部材の内側板間の内寸法と実質的に同一とし、緩衝上部材の外側板間の外寸法を個装箱の相対向する他の一組の側板間の内寸法と実質的に同一とすることが好ましい。また、緩衝底部材の内側板と外側板との間隔を5mm以上とし、緩衝底部材の外側板の上下寸法を内側板の上下寸法より5mm以上大きくすることが好ましい。
本考案の個装箱に収容される緩衝底部材は、方形の段ボールの両側部を上方へ折り曲げ、次いで外側へ折り曲げ、更に下方へ折り曲げることによって、外側板の上下寸法が内側板の上下寸法より大きい二重側板を底板の両側に形成したものであるから、この緩衝底部材を個装箱の底部に収容すると、緩衝底部材の底板と個装箱の底板との間に、緩衝底部材の内側板と外側板の上下寸法差に相当する緩衝空間が形成される。そして、二重側板の内側板と外側板との間の空間が両側の緩衝空間として働く。また、緩衝上部材は、方形の段ボールの両側部を下方へ折り曲げ、次いで外側へ折り曲げ、更に上側へ折り曲げることによって、外側板の上下寸法が内側板の上下寸法より大きい二重側板を上板の両側に形成したものであるから、この緩衝上部材を個装箱の上部に収容すると、緩衝上部材の上板と個装箱の天板との間に、緩衝上部材の内側板と外側板の上下寸法差に相当する緩衝空間が形成される。そして、二重側板の内側板と外側板との間の空間が両側の緩衝空間として働く。特に、緩衝上部材の二重側板が緩衝底部材の二重側板に対して直角方向となるように緩衝上部材を緩衝底部材の内側に組み合わせて個装箱に収容すると、緩衝底部材の両側の二重側板と緩衝上部材の両側の二重側板が個装箱の四側板の内面に沿うため、この二重側板の内側板と外側板との間の緩衝空間が個装箱の四側板の内側に形成されることになる。従って、梱包品を緩衝底部材と緩衝上部材の間に保持させて個装箱に収容すると、緩衝底部材の底板と個装箱の底板との間の緩衝空間、緩衝上部材の上板と個装箱の天板との間の緩衝空間、個装箱の四側板の内側の緩衝空間によって、あらゆる方向からの衝撃が緩和されるので、梱包品の損傷を十分防止することができる。
また、上記の緩衝底部材は、底板の両側に二重側板を形成した構造が極めて簡単な部材であって、方形の段ボールの両側部を上方へ折り曲げ、次いで外側へ折り曲げ、更に下方へ折り曲げるだけの簡単な作業で組立てることができるものであり、緩衝上部材も、上板の両側に二重側板を形成した構造が極めて簡単な部材であって、方形の段ボールの両側部を下方へ折り曲げ、次いで外側へ折り曲げ、更に上側へ折り曲げるだけの簡単な作業で組立てることができるものであるから、従来の複雑な段ボール製の緩衝材に比べると、組立作業効率が遥かに高く、しかも、使用する材料の段ボールが遥かに少ないので、相当のコストダウンを図ることができる。
また、本考案の個装板に収容される緩衝底部材や緩衝上部材は、従来の段ボール製の緩衝材のように段ボールを抜き型で打ち抜く必要がなく、抜き型が全く不要なものであるから、緩衝底部材や緩衝上部材の形状変更、例えば、二重側板の内側板と外側板の上下寸法差や、内側板と外側板との間の空間の幅寸法を変更して、緩衝空間の大きさを変更、調整するような場合でも、段ボールの折り線の位置を変更するだけで極く簡単に行うことができる。
尚、段ボール製の緩衝底部材と緩衝上部材を収容した本考案の個装箱は、従来の発泡スチロール製の緩衝材を収容した個装箱のように環境に悪影響を及ぼす心配がなく、また、発泡成形用の金型も不要であって、形状変更に伴う金型の変更費用も生じないことは言うまでもない。
また、緩衝上部材の二重側板が緩衝底部材の二重側板に対して直角方向となるように緩衝上部材を緩衝底部材の内側に組み合わせて収容した個装箱は、前述したように、個装箱の四側面の内側に緩衝空間を形成できることに加えて、緩衝底部材の二重側板の内側板を緩衝上部材の二重側板の両端面で内側から支えることにより、緩衝底部材の底板が両側の二重側板の内側板と共に揺動するのを阻止して、梱包品の保持安定性を高めることができる。
そして、緩衝底部材の外側板間の外寸法を、個装箱の相対向する一組の側板間の内寸法と実質的に同一とし、緩衝底部材の二重側板の長さ寸法及び底板の長さ寸法を、個装箱の相対向する他の一組の側板間の内寸法と実質的に同一としたものは、緩衝底部材を個装箱の底部にガタツキなく収容することができる。
更に、緩衝上部材の二重側板の長さ寸法及び上板の長さ寸法を、緩衝底部材の内側板間の内寸法と実質的に同一とし、緩衝上部材の外側板間の外寸法を個装箱の相対向する他の一組の側板間の内寸法と実質的に同一としたものは、緩衝上部材を緩衝底部材の内側に組み合わせてガタツキなく個装箱の上部に収容することができる。
また、緩衝底部材の内側板と外側板との間隔を5mm以上とし、緩衝底部材の外側板の上下寸法を内側板の上下寸法より5mm以上大きくしたものは、5mm以上の緩衝空隙を形成できるので、十分な緩衝効果を発揮することができる。
以下、図面を参照して本考案の具体的な実施形態を詳述する。
図1は本考案の一実施形態に係る個装箱を分解して梱包品と共に示した斜視図、図2は同個装箱の平面図、図3は図2のA−A線断面図、図4は図2のB−B線断面図、図5の(a)は同個装箱に収容される緩衝底部材と緩衝上部材を分離して示す側面図、図5の(b)は緩衝底部材と緩衝上部材を組み合わせた側面図、図6は緩衝底部材を収容する仕方を説明する説明図、図7は緩衝上部材を収容する仕方を説明する説明図である。
この実施形態は、図1に示すように、梱包品本体Wとして透明袋に入れたデジタルチューナーを緩衝底部材2と緩衝上部材3の間に保持させ、透明袋に入れたリモコンその他の付属品W1を緩衝上部材3の上に載せて、これらを収容する個装箱1を示したものである。
この個装箱1は、段ボールを折り曲げて組立てられたものであって、底板1aと、底板1aに重ねられたフラップ1b,1bと、四側板1c,1d,1e,1fと、天板を形成する4つのフラップ1g,1h,1i,1jとで構成されている。
この個装箱1の底部に収容される緩衝底部材2は、図1,図3,図5に示すように、底板2aの両側に、外側板2bの上下寸法が内側板2cの上下寸法より大きい二重側板2d,2dを形成した構造が極めて簡単な部材であって、方形の段ボールの両側部を上方へ折り曲げ、次いで外側へ折り曲げ、更に下方へ折り曲げるだけの簡単な作業によって組立てられるものである。
この緩衝底部材2の外側板2b,2b間の外寸法は、個装箱1の相対向する一組の側板1c,1e間の内寸法と実質的に同一に設定されており、緩衝底部材2の二重側板2dの長さ寸法及び底板2aの長さ寸法は、個装箱1の相対向する他の一組の側板1h,1f間の内寸法と実質的に同一に設定されている。従って、緩衝底部材2は、個装箱1の底部にガタツキなく収容されるようになっている。
この緩衝底部材2の二重側板2dの外側板2bの上下寸法は、内側板2cの上下寸法より5mm以上大きく設定されており、図3に示すように緩衝底部材2を個装箱1の底部に収容したときに、緩衝底部材2の底板2aと個装箱1の底板1aとの間に5mm以上の緩衝空隙V1が形成されるようになっている。緩衝空隙V1が5mmより小さくなると、下方からの衝撃に対する緩衝効果が不十分になるが、上記のように5mm以上の緩衝空隙V1が形成されていると、十分な緩衝効果を発揮することができる。
また、緩衝底部材2の二重側板2dの外側板2bと内側板2cとの間の空間V2も、側方からの衝撃に対する緩衝空間となるものであるから、外側板2bと内側板2cとの間隔を5mm以上に設定し、側方からの衝撃に対して十分な緩衝効果を発揮できるようにすることが好ましい。
上記の緩衝上部材3も、図1,図4に示すように、上板3aの両側に、外側板3bの上下寸法が内側板32cの上下寸法より大きい二重側板3d,3dを形成した構造が極めて簡単な部材であって、方形の段ボールの両側部を下方へ折り曲げ、次いで外側へ折り曲げ、更に上方へ折り曲げるだけの簡単な作業によって組立てられるものである。
この緩衝上部材3の二重側板2dの長さ寸法及び上板3aの長さ寸法は、緩衝底部材2の内側板2c,2c間の内寸法と実質的に同一に設定されており、この緩衝上部材3の外側板3b,3b間の外寸法は、個装箱1の相対向する他の一組の側板1d,1f間の内寸法、換言すれば、緩衝底部材2の底板2a及び二重側板2dの長さ寸法と実質的に同一に設定されている。従って、この緩衝上部材3は、その両側の二重側板3d,3dが緩衝底部材2の二重側板2d,2dに対して直角方向となるように緩衝底部材2の内側に組み合わされて、ガタツキなく個装箱1の上部に収容されるようになっている。
上記のように緩衝上部材3と緩衝底部材2を組み合わせる前は、図5の(a)に示すように、緩衝底部材2の底板2aが両側の二重側板2d,2dの内側板2c,2cと共に幅方向に揺動するため、梱包品本体Wの保持安定性が不十分であるが、図5の(b)に示すように緩衝上部材3を緩衝底部材2の内側に組み合わせると、緩衝底部材2の二重側板2d,2dの内側板2c,2cが緩衝上部材3の二重側板3dの両端面で内側から支えられて固定されるため、緩衝底部材2の底板2aが上記のように揺動するのを阻止して、梱包品Wの保持安定性を高めることができる。
この緩衝上部材3の上板3aには梱包品の付属品W1が載置されて収容されるので、緩衝上部材3の二重側板3dの外側板3bの上下寸法は、内側板3cの上下寸法よりも付属品W1を収容できる寸法だけ大きく設定すればよいが、この緩衝上部材3の上板3aと個装箱1の天板との間の収容空間V3は、上方からの衝撃に対する緩衝空間の役目も兼ね備えたものであるから、付属品W1が薄い場合でも、前記と同様に5mm以上の緩衝空間V3が形成されるように、外側板3bの上下寸法を内側板3cの上下寸法より5mm以上大きく設定することが好ましい。
また、この緩衝上部材3の二重側板3dの外側板3bと内側板3cとの間の空間V2も、側方からの衝撃に対する緩衝空間となるものであるから、外側板3bと内側板3cとの間隔を5mm以上に設定し、側方からの衝撃に対して十分な緩衝効果を発揮できるようにすることが好ましい。
この緩衝上部材3の二重側板3dが緩衝底部材2の二重側板2dに対して直角方向となるように緩衝上部材3を緩衝底部材2の内側に組み合わせて個装箱に収容すると、緩衝底部材2の両側の二重側板2d,2dと緩衝上部材3の両側の二重側板3d,3dが個装箱1の四側板1c,1d,1e,1fの内面に沿うため、これらの二重側板2d,2d,3d,3dの内側板と外側板との間の緩衝空間V2が個装箱1の四側板の内側に形成されることになる。従って、梱包品本体Wを緩衝底部材ん2と緩衝上部材3の間に保持させ、付属品W1を緩衝上部材3に載置して個装箱1に収容すると、緩衝底部材2の底板2aと個装箱1の底板1aとの間の緩衝空間V1、緩衝上部材3の上板3aと個装箱1の天板(フラップ1g,1h,1i,1jを折り畳んで形成される天板)との間の緩衝空間V3、個装箱1の四側板の内側の緩衝空間V2によって、あらゆる方向からの衝撃が緩和吸収されるので、梱包品本体Wの損傷を十分防止することができる。
この段ボール製の個装箱1は、内部に段ボール製の緩衝底部材2と緩衝上部材3を収容するものであるから、環境に良い影響を与え、発泡スチロール製の緩衝部材を発泡成形する金型や金型の変更費用が不要となるので経済的である。
しかも、上記の緩衝底部材2や緩衝上部材3は、構造が極めて簡単で、段ボールの両端部を2箇所で折り曲げるだけの簡単な作業で組立てることができるものであるから、従来の複雑な段ボール製の緩衝材に比べると、組立作業効率が遥かに高く、かつ、使用する材料の段ボールが遥かに少ないので、相当のコストダウンを図ることができる。
また、上記の緩衝底部材2は、図6に示すように、底板2a両側の二重側板2d,2dの外側板2b,2bを斜め内側に傾斜させると、個装箱1に簡単に嵌め込むことができる。そして、上記の緩衝上部材3は、図7に示すように、二重側板3d,3dの下端を斜めにして外側板3b,3b間の外寸法を個装箱1の側板1d,1fの内寸法より小さくすると、個装箱1に簡単に嵌め込むことができ、嵌め込んでから上板3aを押し込むと、二重側板3d,3dの下端が水平になってガタツキなく個装箱1の上部に収容することができる。
また、上記の緩衝底部材2や緩衝上部材3は、従来の段ボール製の緩衝材のように段ボールを抜き型で打ち抜く必要がなく、抜き型が不要なものであるから、緩衝底部材2や緩衝上部材3の形状変更が必要な場合でも、抜き型を変更することなく、折り曲げ箇所を変更するだけで極く簡単に形状変更をすることができる。例えば、緩衝底部材2や緩衝上部材3の二重側板の内側板2c,3cと外側板2b,3bの上下寸法や、内側板と外側板との間の空間V2の幅寸法を変更して、緩衝空間V1,V2,V3の大きさを変更、調整するような場合でも、段ボールの両端部の折り線の位置を変更するだけで極く簡単に行うことができる。
尚、上記の緩衝底部材2と緩衝上部材3を収容した個装箱1では、緩衝上部材3の上板3aが両側に揺動する可能性があるので、付属品W1の支持安定性があまり良くない。その対策としては、図8,図9に示すように、緩衝上部材3の両側の内側板3c,3cから突片3e,3eを上板3aと面一になるように水平に切り起こし、該突片3e,3eを外側板3b,3bに当接させることが挙げられる。同様に、緩衝底部材2についても、図10に示すように、両側の内側板2c,2cから突片2e,2eを底板と面一になるように水平に切り起こし、該突片2e,2eを外側板2b,2bに当接させると、底板2aの揺動を防止して梱包品本体Wの支持安定性を確保することができる。
本考案の一実施形態に係る個装箱を分解して梱包品と共に示した斜視図である。 同個装箱の平面図である。 図2のA−A線断面図である。 図2のB−B線断面図である。 (a)は同個装箱に収容される緩衝底部材と緩衝上部材を分離して示す側面図、(b)は緩衝底部材と緩衝上部材を組み合わせた側面図である。 緩衝底部材を収容する仕方を説明する説明図である。 緩衝上部材を収容する仕方を説明する説明図である。 緩衝上部材の他の例を示す部分切欠斜視図である。 同緩衝上部材の平面図である。 緩衝底部材の他の例を斜め下方から見た部分切欠斜視図である。
符号の説明
1 個装箱
1c,1e 相対向する一組の側板
1dp1f 相対向する他の一組の側板
2 緩衝底部材
2a 底板
2b 外側板
2c 内側板
2d 二重側板
2e 突片
3 緩衝上部材
3a 上板
3b 外側板
3c 内側板
3d 二重側板
3e 突片
W 梱包品(本体)

Claims (7)

  1. 段ボール製の緩衝底部材と緩衝上部材を収容した個装箱であって、緩衝底部材は、方形の段ボールの両側部を上方へ折り曲げ、次いで外側へ折り曲げ、更に下方へ折り曲げることによって、外側板の上下寸法が内側板の上下寸法より大きい二重側板を底板の両側に形成したものであり、緩衝上部材は、方形の段ボールの両側部を下方へ折り曲げ、次いで外側へ折り曲げ、更に上側へ折り曲げることによって、外側板の上下寸法が内側板の上下寸法より大きい二重側板を上板の両側に形成したものであることを特徴とする個装箱。
  2. 緩衝上部材の二重側板が緩衝底部材の二重側板に対して直角方向となるように緩衝上部材を緩衝底部材の内側に組み合わせたことを特徴とする請求項1に記載の個装箱。
  3. 緩衝底部材の外側板間の外寸法を、個装箱の相対向する一組の側板間の内寸法と実質的に同一とし、緩衝底部材の二重側板の長さ寸法及び底板の長さ寸法を、個装箱の相対向する他の一組の側板間の内寸法と実質的に同一としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の個装箱。
  4. 緩衝上部材の二重側板の長さ寸法及び上板の長さ寸法を、緩衝底部材の内側板間の内寸法と実質的に同一とし、緩衝上部材の外側板間の外寸法を個装箱の相対向する他の一組の側板間の内寸法と実質的に同一としたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の個装箱。
  5. 緩衝底部材の内側板と外側板との間隔を5mm以上とし、緩衝底部材の外側板の上下寸法を内側板の上下寸法より5mm以上大きくしたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の個装箱。
  6. 緩衝上部材の両側の内側板から突片を切り起こし、該突片を両側の外側板に当接させたことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の個装箱。
  7. 緩衝底部材の両側の内側板から突片を切り起こし、該突片を両側の外側板に当接させたことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の個装箱。
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JP2012051601A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Dainippon Printing Co Ltd 梱包体
CN106429015A (zh) * 2016-10-14 2017-02-22 美盈森集团股份有限公司 一种医疗仪器的全纸质缓冲包装箱

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