JP4931658B2 - 緩衝体 - Google Patents

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Description

この発明は、家電製品等を梱包する際に使用する緩衝材に関する。例えば、DVDプレイヤーやDVD−RWやファクシミリやオーディオ・ビデオ等の衝撃に敏感な製品を、段ボール箱に詰め込む際に使用する緩衝体であって、一枚の段ボールを立体的に折り上げた後、突起体を側壁に折込むことにより緩衝作用を有する緩衝体へ形成するようにした緩衝体に関する。
家電製品の梱包には、優れた緩衝特性と種々の形状が自由に得られるという理由から発泡スチロール製パッキンが従来から多用されてきた。ところが、近年、塩化ビニール等の樹脂類と一緒に廃棄物として処理する際に、ダイオキシン発生等の問題が生じたため、その使用が困難になってきた。
一方、段ボール製の外装箱の積圧強度を向上させる手段がとられる。段ボールの材質をグレードアップし、厚さ、もしくは重ね枚数をダブルにする等の対策があるが、組立ての作業性が悪化しコストアップになる。そこで、早くからこのような動向を察知して、発泡スチロール製に劣らない段ボール製の緩衝体の開発を進めてきた。それも、製品を保護するために外装箱の中に装着する緩衝体の改善に的がしぼられてきた。
この様な問題に対処するために、段ボール製の緩衝体の望ましい構造について検討を重ねた結果、唯一枚の段ボールから一挙に所望の形態の緩衝体へと折り上げる方法を採用し、この場合、運送上の理由から扁平に畳んだ中間折畳み体で納入し、製品を梱包する現場で速やかに唯一枚の段ボールから緩衝体へと折り上げることができる緩衝体が使い勝手がよいことが解った。
本発明は、上述事情に鑑みて、一枚の段ボールから折り上げられ、家電製品等を装着するための段差状棚部を備える緩衝体であって、この緩衝体に複数のコ字状体を形成することにより、別体の緩衝部品を付属させること無く広範囲の緩衝強度を有する緩衝体を提供することを目的とする。
上述目的を達成するために、本発明者等は、例えば一枚の段ボールの一部をコの字状に折込むことにより緩衝性を有することに着目し、外部から製品に衝撃が加わる部位にコ字状体を形成することへと発展させた。試作した結果、緩衝強度を広範囲に調整できるという知見を得、このことを具現化したもので、請求項1の発明は、折り目を介して連接した段ボール(100)を折上げることによって、棚部(30)、内壁部(10)、天井部(60)、外壁部(50)及び側壁部(70)が形成される緩衝体(200)であって、上方の前記天井部(60)から前記内壁部(10)と前記外壁部(50)が重なりながら直角に折れ曲がり、更に下方の棚部(30)が直角に折れ曲がるように形成され、かつ、前記内壁部(10)は、角筒状に形成される前記棚部(30)に対して直立し、この外側から前記外壁部(50)が覆設され、かつ、前記内壁部(10)の内側に複数のコ字状体(5)が形成されることを特徴とする緩衝体である。また、請求項2の発明は、請求項1の発明の上述特徴に加えて、前記外壁部(50)の外壁片(51)に備える折り目(S3)を介して緩衝片(54)を設けるとともに、この緩衝片(54)の両側に斜めに刻まれた折り目S1、S2を介して緩衝片(53)、(55)が連接し、前記緩衝片(54)が前記折り目(S3)の部位から折込まれるとともに、前記緩衝片(53)、(55)が折り目(S1)、(S2)の部位から前記内壁部(10)の内側へ折込まれるようにして、前記コ字状体(5)が形成されることを特徴とする緩衝体である。請求項3の発明は、請求項2の発明の上述特徴に加えて、前記コ字状体(5)において、前記緩衝片(54)の先端の切り目(h)が内壁片12に内側から当接し、かつ、前記緩衝片(53)、(55)の先端の切れ目(r)、(r)が内壁片12に内側から当接することを特徴とする緩衝体である。そして、請求項4の発明は、請求項3の発明の上述特徴に加えて、前記緩衝片(53)、(55)の先端の切れ目(r)、(r)が末広がりに拡開して内壁片11、13に内側から当接することを特徴とする緩衝体である。そして、請求項5の発明は、請求項1の発明の上述特徴に加えて、前記内壁部(10)に手の甲大の窪み(H)が形成されることを特徴とする緩衝体である。
本発明に係わる緩衝体によれば、段ボール箱に詰め込む製品を安全に保護する機能を有する。また、扁平に折畳んだ状態で輸送するので嵩張らず輸送コストを低減できるとともに、梱包現場での保管スペースの削減等に寄与する。しかも、一枚の段ボールのみで他の付属品を必要とすることなく扁平に折畳んだ状態から速やかに立体的な緩衝体へと折り上げることが可能である等の効果を奏する。
本発明の実施の形態を、添付図面に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説
明する。
先ず、本発明の実施例1ついて、図1〜図17を参照しながら説明する。図1は、左右一組の一方の緩衝体200Aの展開図で、段ボール100Aである。図2は、段ボール100Aを折り上げる途中の中間折畳み体105A1を示す斜視図である。図3は、更に折り上げる途中の中間折畳み体105A2を示す斜視図である。図4は、更に折り上げる途中の中間折畳み体105A3を示す斜視図である。図5は、更に折り上げる途中の中間折畳み体105A4を示す斜視図である。図6は、更に折り上げる途中の中間折畳み体105A5を示す斜視図である。図7は、更に折り上げる途中の中間折畳み体105A6を示す斜視図である。図8は、中間折畳み体105A7を裏側から見たもので、コ字状体へと折込む状態を示す斜視図である。図9は、更に折り上げる途中の中間折畳み体105A8を裏側から見たもので、コ字状体へ折込み完了した状態を示す斜視図である。図10は、折込み完了後のコ字状体の詳細を示す斜視図である。図11は、パット400PAの展開図で、段ボール300PAである。
図12は、段ボール300PAを折り上げる途中のパットパット中間折畳み体305PA1の斜視図である。図13は、段ボール300PAを折り上げ完了後のパット400PAの斜視図である。図14は、折り上げる途中の左右一組の中間折畳み体105A8と中間折畳み体105a8及びパット400PAを外装箱500に組込み、この上から製品600を載置する状態を示す斜視図である。図15は、製品600を上方から押さえ込むようにして緩衝体200A、200aへと折り曲げ、パット400PAを外装箱500の他方の側壁に組み込んだ状態を示す斜視図である。図16は、図15におけるAA―AA矢視の断面図である。以上の図は、何れも段ボールの厚みを省略したもので、他の実施例についても同様である。また、緩衝体200A、200aは左右対称なので、段ボール100aの図を省略した。後述する中間折畳体、緩衝体も当然左右対称なので、一方の図を省略した。これらについては、他の実施例についても同様である。
左右一組の一方の緩衝体200Aの展開図である略矩形状をした段ボール100Aには、所定の箇所に折り目を設けてあるので、それらについて以下に説明する。図1に示すように、段ボール100Aは、左右方向の折り目に沿って、上下に内壁部10、棚部30、外壁部50、天井部60及び側壁部70に大きく4分割され、また、上下方向の折り目Mにより左右に大きく2分割される。段ボール100Aの上下及び左右の方向については、以上の通りとし、他の実施例についても同様である。また、図の輪郭内の点線は折り目叉は罫線を示し、一方、実線は切れ目を示し、他の実施例についても同様である。上述したように段ボール100Aは、上から折り目Dを左右方向に備え、これと平行に折り目G、そして、更に下方に折り目Hによって大きく4分割される。そして、上方において、更に細かく折り目A、B及びCが左右方向に設けられ、内壁部10は、これらの折り目によって上下に更に4分割され、夫々内壁片11と右方に位置する内壁片15、同様に内壁片12と16、内壁片13と17及び内壁片14と18とに左右に小分割される。また、内壁片12には、上方に凸片19を備え、また、上下方向の折り目Mを中央に折り目M1とM2を備える。内壁片13には、左右方向に罫線X1とこれに直交する切り目f、fを備える。また、内壁片12、13の右方に位置する内壁片16にスリット21を備え、内壁片17にスリット21の下方延長上に切り目jを備える。内壁片14には、窓23、24及び左方に小さい窓22を備え、上述した折り目Mの下方延長上の折り目M、そして、内壁片18の右端にスリット25を備える。次に、内壁部10の下方に折り目E及びFが左右方向に設けられ、棚部30は、これらの折り目によって更に細かく上下に3分割され、夫々棚片31と右方に位置する34、同様に棚片32と35、棚33と36に左右に小分割される。棚片31には、スリット39を備える。棚片32には、左右方向に罫線X2を備え、この両端が二股に開く。棚片32と35との間に、折り目Uを介して棚片37と38を備える。次に、下方の外壁部50は、外壁片51と左方に位置する外壁片52とからなる。外壁片51には左右対称に折り目S3を介して2群の緩衝片が並び、夫々折り目S1、S2を介して緩衝片53、54、55を備える。ここで、緩衝片54の両側に折り目S1、S2を介して対称に緩衝片53、55が連接し、夫々折り目S3から緩衝片54の先端部が狭まるように折り目S1、S2が斜めに刻まれている。そして、緩衝片53及び緩衝片55から夫々釣り針状の切れ目b、bが刻まれ、右方外壁片52の右端に舌片57を備える。以上の外壁部50の下方は、折り目J、K及びLが左右方向に設けられ、天井部60は、これらの折り目によって更に4分割され、天井片61、天井片62、天井片63及び天井片64に上下に小分割される。天井片62には、左右方向に罫線X3とこれに直交する切り目g、gを備え、罫線X3の両端は二股に分かれる。以上の天井部60の右方は側壁部70が位置し、図示のように、折り目K1、K2、K3を介して天井片71、72、73及びリブ74に分割される。また、天井片64は複数の孔65を備え、折上げられた緩衝体において、緩衝作用を有する。
段ボール100Aは以上の構成であって、左右一組の他方の緩衝体200aの展開図である段ボール100aは、段ボール100Aと左右対称で略矩形状である。同様に、折り目によって上下方向に大きく4分割され、また、左右方向に大きく2分割される。 左右一組の段ボール100A、aは、以上のような構成であり、以下に緩衝体200A、aへと折り上げる手順について説明する。
先ず、左右一組の一方の緩衝体200Aの展開図である段ボール100Aを、折り目Fの部位から、これより上方の部位を一体として手前側へ折り曲げ、他の部位へ被せる。この状態を中間折畳体105A1と称し、図2に示す。次に、内壁片14の窓22へ折重なった裏側から外壁片51の舌片56を表側へ出して折り曲げることにより、表の内壁片14と裏側の外壁片51とが一体的に係止される。ここで、舌片56は折り目T1から末広がりに拡がるので窓22から外れ難い。同様に、内壁片18の溝25へ裏側から外壁片52の舌片57を表側へ出して折り曲げることにより、表の内壁片18と裏の外壁片52とが一体的に係止される。同様に、舌片57は折り目T2から末広がりに拡がるので溝25から外れ難い。この状態を中間折畳体105A2と称し、図3に示す。更に折り進め、折り目B、Cの部位から内壁片12、13を直角に表側へ折り曲げた後、内壁片12の凸片19を棚片31のスリット39へ挿着することにより、内壁片12が棚片31に一体的に係止される。この状態を中間折畳体105A3と称し、図4に示す。次に、右方側壁部70のリブ74を折り目K1の部位から直立させ、次いで折り目Hの部位から折り曲げて内壁片16、17のスリット21、切れ目jへ挿着する。この状態を中間折畳体105A4と称し、図5に示す。更に進め、側壁部70の側壁片73を折り目K3の部位から折り曲げ、棚片34の手前の隙間へ挿着する。この状態を中間折畳体105A5と称し、図6に示す。次に、図6の状態から、棚部30の右方の折り目M3、M4及び棚片37、38間の折り目U及び折り目Mの部位から棚部30及び側壁部70を手前左側へ折り曲げ、棚片37、38を棚片32の内側へ潜らせるようにして直角に起こす。この状態を中間折畳体105A6と称し、緩衝体の原形となるL字状の中間折畳体として図7に示す。この図7の折上げ状態を裏返し、図8に示すように、外壁片51に備える左右対称2群の緩衝片を中間折畳体の内側へ折込む。この時、折り目S3の部位から緩衝片54を内側へ折込むと、外壁片53、55の切れ目rが円弧状に形成され、かつ、折り目S1、S2が斜めに刻まれているので両側の緩衝片53と55も一緒に、内側へ折込まれる。ここで、緩衝片53、55の切れ目rが円弧状であり、かつ、緩衝片54が折り目S3から狭くなるように折り目S1、S2が斜めに刻まれていることによって、緩衝片54を中にして両側の緩衝片53、55を内側へ折込む際に、緩衝片53、55が折り曲がり易くなる。この状態を中間折畳体105A7と称し、図8に示す。更に、緩衝片54を外壁片51に対して略直角になるまで内側へ折込むと、外壁片51にコ字状体5、5が内側へ向けて左右対称に断面コ字状に2箇所形成され、この状態を中間折畳体105A8と称し、図9に示す。このコ字状体5を外壁片51の上方から見た拡大図として、図10に示すように、内側へ直角に折れ曲がった緩衝片54を中にして、両側に緩衝片53、55が折り目S1、S2の部位から折れ曲がった断面コ字状体5が形成される。両側の緩衝片53、55の先端のノッチ58、58が、夫々切れ目b、bの裏側に係止されている。ここで、緩衝片53、55の先端のノッチ58、58が釣り針状の切れ目b、bに係止され外れ難いという段ボール切断部位の形状効果がある。なお、図2に示した中間折畳体105A1の状態で段積みにされ、嵩張らない状態で輸送されるので輸送コストの低減を図ることができる。また、製品を梱包する現場でも中間折畳体105A1として狭いスペースに効率よく一時保管することができる。他の実施例についても同様である。
次に、左右の緩衝体とともに外装箱に装着するパットについて説明する。パット400PAの展開図であり、略矩形状をしたパット段ボール300PAには、所定の箇所に折り目を設けてあり、それらについて以下に説明する。図11に示すように、パット段ボール300PAには、上下方向の折り目W1、W2、W3、W4、W5、W6、W7、W8、W9、W10、W11、W12、W13、W14、W15が平行に設けられる。そして、これらに囲まれるように、パット片81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95が形成される。そして、パット片82に窓96、パット片86に舌片97、パット片90に窓99が、また、パット片87に折り目W10を介して両端にヒレ9、9を有する異形状の舌片98を備える。パット段ボール300PAは、以上のような構成であり、以下にパット400PAへと折り上げる手順について説明する。
先ず、左端から上下方向の折り目に沿って角筒体を形成するように手前側へ折り曲げ、図12に示すように角筒体7の手前をパット片83とする。次に、パット片87を中央にして、右端から上下方向の折り目に沿って角筒体8を形成するように折り曲げ、角筒体の手前をパット片89とする。この状態をパット中間折畳体305PA1と称する。
次に、左側の角筒体7におけるパット片82の窓96へパット片86の舌片97を筒の内側へ挿着することにより、角筒体7がパット片85、86に一体的に係止される。ここで、舌片97は折り目W7から末広がりに拡がるので窓96から外れ難い。同様に、右側の角筒体8の窓99へ舌片98を筒の内側へ挿着することにより、右側の角筒体8がパット片87に一体的に係止される。ここで、舌片98は両端にヒレ9、9を有するので、これらが角筒体8の中で拡がるので窓99から外れ難い。この状態をパット400PAと称し、図13に示す。左方の窪みV1は、後で製品600を外装箱500へ組み込んだ時、出っ張った製品端子が収まるスペースとなる。
前述した中間折畳体105A8と同様に、他方の中間折畳体105a8も左右対称に折上げられる。これらの中間折畳体を左右のセットにして外装箱500の中へ組込み、更に、これらに挟まれるようにパット400PAを組込み、次いで、この上から製品600を載置する。中間折畳体105A8、105a8の棚部30、30の棚片31、31の上に製品600を載せ、この状態を図14に示す。ここで、中間折畳体の内壁部10が外装箱500の側壁を背にして直立し、これに対し直角に曲がった棚部30が外装箱500の底面の上に載る。次に、上方へ開いた天井部60における夫々の天井片を内側へ角筒状に折り曲げることにより、左右の緩衝体200A、200aへと折り上る。この時、内壁部10と側壁部70とで直角に形成されるコーナーC1部へ天井片61、62、63、64を折り曲げて形成される角筒体を上面が天井片61になるように嵌め込みながら、二点鎖線で示す製品600を上方から押さえ込み、この状態を図15に示す。
以上のように、外装箱500の中に緩衝体200A、200aを左右に装着し、これらの緩衝体の棚部30へ製品を挿嵌する。この状態を図15におけるAA−AA矢視の断面として図16に示し、以下に断面コ字状体5の緩衝作用について説明する。外装箱500の左右端に緩衝体を装着し、この上に製品600を載置する。緩衝体200Aの下方は、棚部30の棚片31、32、33及び外壁片51からなる角筒体が形成され、この棚片31の上に製品600の端部が載置される。製品600の右方において、内壁片12の内側に断面コ字状体5が折込まれている。この断面コ字状体5を形成する衝撃片54の端面及び両側の衝撃片53、55の左端面が製品600側の内壁片12に当接する。即ち、図8、9及び本図16を参照すると、緩衝片54を中にして両側の斜めに刻まれた折り目S1、S2を介して緩衝片53、55が連接しており、この状態において、緩衝片54が折り目S3の部位から略直角に折り曲げられると、これに追随してこの両側の緩衝片53、55も曲がって緩衝体200Aの中央に向かって末広がりに拡開して形成される。この時、緩衝片54の先端の切れ目hが内壁片12に内側から当接し、かつ、緩衝片53、55における弧状の切れ目r延長上の直線状先端部も内側から内壁片12に当接するとともに、一方、末広がりに拡開して形成された緩衝片53、55の側面は内壁片11、13に内側から当接した状態にある。製品600の上方は、天井部60の天井片61、62、63及び64からなる角筒体が形成され、この天井片63が製品600側に向く。この様にして、製品600の右端部は内壁片12と断面コ字状体5によって、外部からの衝撃から保護され、製品600の下方は棚部30の角筒体によって護られ、製品600の上方は天井部60の角筒体によって保護される。なお、左右の棚部30、30の角筒体の上に製品600が載置されるが、棚部30の角筒体は製品600の重量を支えるに足る充分な強度を有し、また、この角筒体には空洞が形成されるので、外装箱500の下方からの衝撃に対して緩衝作用を有し製品600を保護する。更に、外装箱500内の左右方向は、内壁部10の中に折込まれた断面コ字状体5、5が製品600側を向いているので、左右方向からの衝撃に対して製品600を保護する緩衝作用を有する。詳しくは、更に、外方から断面コ字状体5に、大きな衝撃が加わった場合、図10に示すように断面コ字状体5の両側の衝撃片53、55に備えるノッチ58と切れ目bとの係合が外れ、あるいは3片からなる断面コ字状体5が挫屈することにより製品600に対する衝撃が緩和される。製品600の前後方向は断面図に示さないが、図15に示すように、前方はパット400PAによって外部からの衝撃から保護され、手前側は左右の側壁部70によって衝撃から保護される。なお、外壁部50の外壁片52は、更に内側の内壁片18を間に挟んでリブ74の高さP1(図1に示す)によって内側から支えられ、前後方向の衝撃から製品600を保護する。
以上の他、他部位の緩衝作用について説明する。各種の片に設けた罫線と切り目との組み合わせにより、緩衝効果を持たせる。例えば、図14に示す棚部30の棚片13に設けた罫線X1に交叉するように上下に切れ目f、fを刻むことによって、衝撃による段ボール材が座屈することにより、製品600を保護する。他に、棚部30の棚片32に刻んだ罫線X2は、同様に段ボール材が座屈するので、製品を保護する緩衝作用を有する。また、天井部60の天井片62に設けた罫線X3に交叉するように上下に刻んだ切れ目g、gは、同様に段ボール片が座屈することにより、製品を保護する緩衝作用を有する。ここで、罫線とは、外部からの衝撃によって座屈し易くするために各種片に施した折り目状の浅い刻みのことを意味する。その他、天井部60の天井片64に設けた複数の孔65によって段ボール片が座屈し易く、製品を保護する。他の実施例についてもこれらの緩衝及び座屈作用については同様であり、展開図における罫線、切れ目、孔の符号は省略する。
以上のように、外装箱500の中には左右の緩衝体の間にパットを組込む使い方をする。図14に示すように、コの字状のパット400PAが、緩衝体200Aと緩衝体200aの間で外装箱500の側壁に凹み側を向けて装着される。以下に、製品600を外装箱500へ装着する手順をまとめと、中間折畳体105A8、105a8の棚部30、30の棚片31、31の上に二点鎖線で示す製品600を載せる。次いで、上方へ開いた天井部60を形成する夫々の天井片を内側へ角筒状に折り曲げることにより、図15に示す左右の緩衝体200A、200aが出来上がる。この時、図6の右方に示し、側壁部70に形成される直角のコーナー部C1の部位へ、天井片61、62、63、64により形成される角筒体を嵌めこみ、製品600の両端部を上方から押さえ込む。このことにより上方からの衝撃があっても、製品600を保持固定し、かつ、製品600を衝撃から保護する。パット400PAは、外装箱500の他方の側壁に凹み側を向けて組み込まれるが、製品600は、左右の緩衝体とパット400PAに囲まれたスペースに収まる。このパット400PAの凹みと外装箱500の側壁との間に空間が形成されるので、この箇所に製品600に関するCD盤、取り扱い説明書、アダプター、ケーブル、接続コード等の付属品を製品600とは区分けして収納することができる。
次に、本発明の実施例2ついて、図17〜23を参照しながら説明する。図17は、左右一組の一方の緩衝体200Bの展開図で、段ボール100Bである。図18は、折り上げる途中の中間折畳体105B8を裏側から見たもので、断面コ字状体へ折込みが完了した状態を示す斜視図である。図19は、図18におけるBB−BB矢視の一部断面図を示す。図20は、パット400PBの展開図で、パット段ボール300PBである。図21は、段ボール300PBを折り上げ完了後のパット400PBの斜視図である。図22は、折り上げ途中の左右一組の中間折畳み体105B8、105b8及びパット400PBを外装箱500に組込み、この上から製品600を載置した状態を示す斜視図である。図23は、製品600を上方から押さえ込むようにして緩衝体200B、200bへと折り上げた状態を示す斜視図である。
本実施例は、実施例1をベースに変更したもので、実施例1との主たる相違点は、両手で製品を抱えて緩衝体の棚部に載置する際に、手の甲の逃げ部を緩衝体に設けたところにある。また、左右方向からの衝撃に対する緩衝作用を高めるために、緩衝体に補強用のリブを設けたところにある。以下、実施例1と相違する箇所について主に説明する。
図17に示すように、左右一組の一方の緩衝体200Bの展開図である段ボール100Bには、所定の箇所に折り目を設けてある。そして、左右方向の折り目に沿って、上下方向に内壁部10、棚部30、外壁部50、天井部60及び側壁部70に大きく5分割される。基本的には実施例1の段ボール100Aと同様である。異なるのは、内壁部10の内壁片12、13を跨って切り目に沿って窓26を備える。この窓26は、切れ目p1、p2、p3、p4、p3、p2により囲まれた台形状を示す。また、内壁片14の左右の窓23、24には、左右対称に折り目N1、N1を介してリブ27、27を設ける。細かい点では、棚部30の棚片31に、左右に二箇所のスリット139、139を設ける。これらのスリットに対応して、内壁片12の上方に凸片119、119を設ける。なお、外壁片51の左右に3片からなる2群の緩衝片を対称に設けるのは、段ボール100Aと同様である。
左右一組の段ボール100B、bは以上のように構成され、以下に緩衝体へと折り上げる手順のうち、実施例1と異なるのは以下の事項である。第一は、棚部30を角筒状に折り曲げた後、内壁部10の内壁片12を棚部30の棚片31に固着するにあたり、二箇所の凸片119、119を二箇所のスリット139、139へ挿着するところにある。第二に、衝撃片54が折込まれるのに連動して、内壁片14の折り目N1、N1の部位から左右二箇所のリブ27、27を角筒体の内側へ直角に折り曲げることにより、内側からリブ27、27による支えを形成するところにある。
実施例1と同様に折り曲げた中間折畳体105B8を裏側から見た斜視図として、図18に示す。実施例1と同様に、外壁片51の内側へ緩衝片を折込んでコ字状体5、5を左右対称に形成する。このBB−BB矢視の一部断面を、図19に示す。外壁部50の外壁片51における折り目S3の部位から緩衝片54を内側へ直角に折込むと、同時に両側の緩衝片53、55も内側へ折れ曲がる。この時、実施例1と異なるのは、内壁部10の内壁片14の折り目N1、N1の部位から左右のリブ27、27が内側へ直角に折り曲げられ、緩衝片54、54と背中合わせに重なる。この状態で、緩衝片54先端の切れ目hが内側から内壁片12に当接し、同時に緩衝片53、55における弧状の切れ目r延長上の直線状先端部も内側から内壁片12に当接する。同様に、リブ27先端の切れ目mも内壁片12に内側から当接する。この内壁片12の外側には、一点鎖線で示す製品600が位置するので、角筒状の内壁部10の内壁片12及び、この内側のコ字状体5とリブ27とによって、製品600は二重に外部の衝撃から保護される。
次に、パットについて説明する。パット400PBの展開図であり、略矩形状をしたパット段ボール300PBには、所定の箇所に折り目を設けてあるので、それらについて以下に説明する。図20に示すように、パット段ボール300PBには、上下方向の折り目Z1、Z2、Z3、Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、Z9、Z10、Z11、Z12、Z13、Z14、Z15が平行に設けられる。そして、これらに囲まれるように、パット片181、182、183、184、185、186、187、188、189が形成される。そして、パット片182に窓192、パット片185に舌片193、197、リブ196、切れ目tを挟んで緩衝片195、195の他、上辺の折り目Z18の部位からV字状に折れ曲がるパット片190、191を備える。その他、パット片188に窓198、パット片189にリブ199を備える。パット段ボール300PBは、以上のような構成であり、以下にパット400PBへと折り上げる。
折り上がったパット400PBを図21に示す。パット片185を前面にして、左側に角筒体108及び右側に角筒体107が形成される。パット片185の上辺中央には、パット片190、191が折り目Z17とZ18の部位からV字状に折り曲げられた窪みV2が形成される。この窪みV2には、製品600を組み込んだ後、製品600のリモコンを収納するスペースとなる。そして、左側角筒体108の上部には、手前に直角のコーナー部C2と奥にコーナー部C3が形成され、また、下方に直角のコーナー部C4が形成される。なお、角筒体108の内側において、リブ196、199がツッカイ板の作用をして、内側から角筒体108を支える。角筒体107及び角筒体108に備える夫々の窓へ、夫々の舌片を係止する方法は実施例1と同様である。パット片185中央部の緩衝片195、195は、中央に切れ目tを備え、両側に折り目Z7、8を備える構造であって、製品600の突起部の逃がし部分を形成する。
前述した中間折畳体105B8と同様に、他方の中間折畳体105b8も左右対称に折上げられる。これらの中間折畳体を左右のセットにして外装箱500へ装着し、更に、パット400PBを組込み、この上から製品600を載置した状態を図22に示す。パット400PBを左右の中間折畳体の間に組み込む際に、図に示す通り、このコーナー部C4を中間折畳体105b8における角筒状の棚部30の角部に合わせる。従って、緩衝体105b8側の下部において、パット400PBのコーナー部C4によって、緩衝体200bの位置決めが確実にできる。次いで、中間折畳体105B8と中間折畳体105b8の夫々の棚部30、30の棚片31、31の上に二点鎖線で示す製品600を載せる。この時、天井部60の天井片61、62、63を曲げて形成される角筒体を、上方から400PBに形成される手前のコーナー部C2と奥のコーナー部C3の直角部へ嵌め込む。直方体状の製品600を外装箱500の中に梱包するにあたり、製品600底面の角を両手で抱えながら、左右の緩衝体200B、200bの棚片31、31の上に製品600を載置する。この時、手の甲が緩衝体の内壁部10に当たって棚片31、31の上に製品600を載置し難い。本実施例では左右の緩衝体の内壁部10における内壁片12と13を跨る窓26によって、手の甲大の窪みH1が左右に形成されるので、これらの窪みH1が両手の甲の逃げとなって製品600を左右の緩衝体へ挿着する作業がやり易い。
次に、図22に示すパット400PBのコーナー部C2、C3の直角部へ合わせて、天井片61、62、63、64を天井部60として角筒状に折込んで嵌めこむ。この状態を左右の緩衝体200B、200bとして、図23に示す。この際、製品600の両端部が角筒状の天井部60、60によって上方から押さえ込まれるので、製品600が上方からの衝撃により確実に保護される。
次に、本発明の実施例3ついて、図24、25を参照しながら説明する。図24は、左右一組の一方の緩衝体200の展開図で、段ボール100Cである。
図25は、折り上げる途中の左右一組の中間折畳み体105C8と中間折畳み体105c8及びパット400PBを外装箱500に組込み、この上から製品600を載置する状態を示す斜視図である。
本実施例は、実施例2をベースに変更したもので、実施例2との主たる相違点は、左右の緩衝体の内壁部に形成される窪みの形状が異なるところにある。以下、実施例2と相違する箇所について主に説明する。
図24に示すように、左右一組の一方の緩衝体200Cの展開図である段ボール100Cには、所定の箇所に折り目を設けてある。そして、左右方向の折り目に沿って、上下方向に内壁部10、棚部30、外壁部50、天井部60及び側壁部70に大きく5分割される。基本的には実施例2の段ボール100Bと同様である。異なるのは、内壁部10の内壁片12に窓28及び切り目n1を対称として内壁片12、13を跨って開き窓291、292を左右に備える。ここで、窓28は、q1、q2、q3、q2により囲まれた矩形状を示す。また、二段の開き窓291、292は、切り目n1と折り目B1、B2及び他の切れ目p、qに囲まれた半台形状を示す。
中間折畳体105C8、105c8を左右のセットにして外装箱500の中へ装着し、更に、パット中間折畳体400PBを組込み、この上から製品600を載置した状態を図25に示す。図示の通り、左右の中間折畳体105C8と中間折畳体105c8の夫々の棚部30、30の棚片31、31の上に二点鎖線で示す製品600を載せる。この時、天井部60の天井片61、62、63を曲げて形成される角筒体を、上方から400PBに形成される直角のコーナー部C2とC3の直角部へ嵌め込む。直方体状の製品600を外装箱500の中に梱包するにあたり、製品600底面の角を両手で抱えながら、左右の緩衝体200C、200cの棚片31、31の上に製品600を載置する際、両手の甲が緩衝体に当たって左右の緩衝体に載置し難い。しかし、本図右方の中間折畳体105c8に示すように、本実施例では左右の内壁部10における内壁片12と13を跨って手の甲大の窪みH2が形成される。詳しくは、内壁片12と13を跨る両側の開き窓291、292を、折り目B、B1、B2に沿って角筒状の内壁部10の内側へ押し曲げることにより窪みH2が形成される。ここで、開き窓291は内壁片12の裏側へ重なるように押し曲げられ、一方、開き窓292は直角に折り曲げられて内壁部10を内側から支えるリブの作用をする。この様にして、内壁部10に形成される窪みH2は両手の甲の逃げとなって製品600を左右の緩衝体に挿着する作業がやり易くなる。また、開き窓291、292を角筒状の内壁部10の内側へ押し曲げることにより形成される開き窓292は、内壁部10を内側から支えるリブの作用をするので、製品600に対して左右方向からの衝撃に対して緩衝作用をする。
本発明の実施例4ついて、図26、27を参照しながら説明する。図26は、左右一組の一方の緩衝体200の展開図で、段ボール100Dである。図27は、折り上げる途中の左右一組の中間折畳み体105D8と中間折畳み体105d8及びパット400PBを外装箱500に組込み、この上から製品600を載置する状態を示す斜視図である。
本実施例は、実施例2をベースに変更したもので、実施例3との主たる相違点は、左右の緩衝体の内壁部に形成される窪みの形状が異なるところにある。以下、実施例3と相違する箇所について主に説明する。
図26に示すように、左右一組の一方の緩衝体200Dの展開図である段ボール100Dには、所定の箇所に折り目を設けてある。そして、左右方向の折り目に沿って、上下方向に内壁部10、棚部30、外壁部50、天井部60及び側壁部70に大きく5分割される。基本的には実施例2の段ボール100Bと同様である。異なるのは、内壁部10の内壁片12に窓281、282及び切り目n2を対称として内壁片12、13を跨って開き窓293、294を左右に備える。ここで、窓281はs1、s2、s2により囲まれた略三角形状を示し、窓282はs3、s3、s4により囲まれた略三角形状を示す。また、二段の開き窓293、294は、切れ目n2と折り目B3、B4及び切れ目s2、s3、s4に囲まれた異形状を示す。ここで、製品600を組み込んだ後、折り目B3、B3は両側へ開くように斜めに刻んであるので、両手甲の逃げ部を形成するとともに、段ボール紙の切断目による手切れを防止する等の効果を奏する。
中間折畳体105D8、105d8を左右のセットにして外装箱500の中へ装着し、更に、パット中間折畳体400PBを組込み、この上から製品600を載置した状態を図27に示す。図示の通り、左右の中間折畳体105D8と中間折畳体105d8の夫々の棚部30、30の棚片31、31の上に二点鎖線で示す製品600を載せる。この時、天井部60の天井片61、62、63を曲げて形成される角筒体を、上方から400PBに形成される手前のコーナー部C2と奥のコーナー部C3の直角部へ嵌め込む。直方体状の製品600を外装箱500の中に梱包するにあたり、製品600底面の角を両手で抱えながら、左右の緩衝体200D、200dの棚片31、31の上に製品600を載置する際、両手の甲が緩衝体に当たって左右の緩衝体の間に製品600を載置し難い。しかし、本図右方の中間折畳体105d8に示すように、本実施例では左右の内壁部10における内壁片12と13を跨って手の甲大の窪みH3が形成される。詳しくは、内壁片12と13を跨る両側の開き窓293、294を、折り目B、B3、B4に沿って角筒状の内壁部10の内側へ押し曲げることにより窪みH3が形成される。ここで、開き窓293は内壁片12の裏側へ重なるように押し曲げられ、一方、開き窓294は内壁片13の裏側へ重なるように押し曲げられる。この様にして、内壁部10に形成される窪みH3は両手の甲の逃げとなって製品600を左右の緩衝体に挿着する作業がやり易くなる。また、開き窓293、294を角筒状の内壁部10の内側へ押し曲げることにより、窪みH3の輪郭を象るように折れ目B3、B4の折角が丸く曲げられて形成されるので、中間折畳体105D8、105d8の間に製品600を挿着する際に手を切るようなことが無い。
本発明の実施例5ついて、図28〜32を参照しながら説明する。図28は、左右一組の一方の緩衝体200Eの展開図で、段ボール100Eである。図29は、段ボール100Eを更に折り上げる途中の中間折畳み体105E5の斜視図である。図30は、更に折り上げる途中の中間折畳み体105E6の斜視図である。図31は、折り上げる途中の左右一組の中間折畳み体105E8と中間折畳み体105e8を外装箱500に組込み、この上から製品600を載置する状態を示す斜視図である。図32は、製品600を上方から押さえ込むようにして緩衝体200E、200eへと折り上げた状態を示す斜視図である。
本実施例は、実施例2をベースに変更したもので、実施例2との主たる相違点は、左右の緩衝体の長手方向の両端に側壁部を設けるところにある。以下、実施例2と相違する箇所について主に説明する。
図28に示すように、左右一組の一方の緩衝体200Eの展開図である段ボール100Eには、所定の箇所に折り目を設けてある。そして、左右方向の折り目に沿って、上下方向に内壁部10、棚部30、外壁部50、天井部60及び側壁部70に大きく5分割される。基本的には実施例1の段ボール100Aと同様である。異なるのは、緩衝体の長手方向の右端の側壁部70の他に、左端に側壁部70を設けるところにある。天井部60の左方は側壁部70が位置し、図示のように、折り目K1、K2、K3を介して天井片71、72、73及びリブ74に分割される。また、棚部30において棚片32の両側に棚片35、35を設け、更に、左右の棚片32と35との間に、折り目U、Uを介して棚片37と38左右に備える。なお、外壁片51の左右に3片からなる緩衝片を設けるのは、段ボール100Aと同様である。
左右一組の段ボール100E、eは以上のように構成され、以下に緩衝体へと折り上げる手順のうち、実施例2と異なるのは以下の通りである。左右両端に側壁部70が形成され、この側壁片73を折り目K3の部位から折り曲げ、棚片34の手前の隙間へ挿着し、この中間折畳体105E5の状態を図29に示す。次に、中間折畳体E5の状態から、折り目M3、M4及び棚片37、38間の折り目Uの部位から、側壁部70を中央へ直角に起こす。この際、左右から中央へ直角に起こし、両側へ側壁部70、70を形成することが実施例1と異なる。この状態を中間折畳体105A6と称し、緩衝体の原型となるL字状の中間折畳体として図30に示す。この中間折畳体には製品600を外装箱500へ装着する際に、実施例2と同様に手の甲の逃げとなる窪みH2が形成される。中間折畳体を左右のセットにして外装箱500へ装着し、この上から製品600を載置した状態を図31に示す。直方体状の製品600を外装箱500の中に梱包するにあたり、製品600底面の角を両手で抱えながら、左右の緩衝体200E、200eの棚片31、31の上に製品600を載置する。この時、手の甲が緩衝体の内壁部10に当たって棚片31、31の上に製品600を載置し難い。本実施例では左右の緩衝体の内壁部10における内壁片12と13を跨る窓26によって、手の甲大の窪みH1が左右に形成されるので、これらの窪みH1が両手の甲の逃げとなって製品600を左右の緩衝体へ挿着する作業がやり易い。次に、天井片61、62、63、64を天井部60として角筒状に折込んで製品600の上から挟み込む。この状態を左右の緩衝体200E、200eとして、図32に示す。この際、製品600の両端部が角筒状の天井部60、60によって上方から押さえ込まれるので、製品600が上方からの衝撃により確実に保護される。
製品を外装箱へ装着する手順をまとめと、中間折畳体105E8、105e8の棚部30、30の棚片31、31の上に二点鎖線で示す製品600を載せる。次いで、上方へ開いた天井部60における夫々の天井片を内側へ角筒状に折り曲げることにより、左右の緩衝体200E、200eへと折り上る。この時、図30に示す、側壁部70に形成される直角のコーナー部C1へ天井片16、62、63により形成される角筒体を嵌めこみ、製品600を上方から確実に押さえ込む。ここで、コーナー部C1は左右の緩衝体の夫々前後に4箇所形成される。このことにより上方からの衝撃があっても、製品600を保持固定し、かつ、製品600を衝撃から保護する。
本発明の実施例6ついて、図33、34を参照しながら説明する。図33は、左右一組の一方の緩衝体200の展開図で、段ボール100Fである。図34は、緩衝体200へ折り上げる途中で棚部30を内側へ曲げて直立させる状態を示す斜視図である。
本実施例は、実施例2をベースに変更したもので、実施例2との主たる相違点は、棚部30における棚片33の端部にフラップ40を設けるところにある。以下、実施例2と相違する箇所について主に説明する。
図33に示すように、左右一組の一方の緩衝体200の展開図である段ボール100Fには、所定の箇所に折り目を設けてある。そして、左右方向の折り目に沿って、上下方向に内壁部10、棚部30、外壁部50、天井部60及び側壁部70に大きく5分割される。基本的には実施例2の段ボール100Bと同様である。相違点は、棚部30における棚片33の端部にフラップ40を設けるところにある。詳しくは、棚部30は、棚片31、32、33に3分割され、この中の棚片33の右端部に斜めの折り目M5を介してフラップ40を設ける。
左右一組の段ボール100F、fは以上のように構成され、以下に緩衝体へと折り上げる手順のうち、実施例1、2と異なるのは以下の通りである。実施例1の図6に相当する本実施例の緩衝体の折上げ状態において、棚片32の右方の折り目M3、M4及び棚片37、38間の折り目Uの部位から、棚部30を手前左側へ直角に起こす。即ち、棚片34、35、36からなる角筒体が折り目M4、U、M3の部位からくの字状に凹むように手前左側へ直角に折り曲げる。この時、フラップ40が折り目M5の部位から外側へ曲げてあるので、図34に示すとおり、棚片35と棚片36との折り目Fの角がフラップ40を案内面として曲がり、右方の棚片34、35、36からなる角筒体が左方の棚片31、32、33からなる角筒体の内側へスムーズに入る。
本発明の実施例7ついて、図35〜39を参照しながら説明する。図35は、左右一組の一方の緩衝体200の展開図で、段ボール100Gである。図36は、リブを二段に設ける状態を示す斜視図である。図37は、棚部30へ側壁部70を挿着する状態を示す斜視図である。図38は、棚部30へ外壁片を挿着する状態を示す斜視図である。図39は、棚部30の側面へ外壁片を挿着済みの状態を示す斜視図である。
本実施例は、実施例2をベースに変更したもので、実施例2との主たる相違点は、側壁部70に二段のリブを設け、かつ、側壁部70の側壁片に備える凸片を棚部30の棚片に備えるスリット140に挿着するところにある。また、外壁部50の外側に緩衝体の側方を覆う外壁片を設けたところにある。以下、実施例2と相違する箇所について主に説明する。
図35に示すように、左右一組の一方の緩衝体200の展開図である段ボール100Gには、所定の箇所に折り目を設けてある。そして、左右方向の折り目に沿って、上下方向に内壁部10、棚部30、外壁部50、天井部60及び側壁部70に大きく5分割される。基本的には実施例2の段ボール100Bと同様である。相違点の一は、外壁部50の外側に側面を覆う外壁片を設けたところにあり、詳しくは、外壁片51の外側左方に折り目Xを介して外壁片151と、この上方に折り目Gを介して外壁片152を設ける。相違点の二は、側壁部70において、折り目K1を介してリブ741、742を二段に設けたところにあり、詳しくは、側壁片71の左方に折り目K1を介してリブ741を、更にこの下方に折り目K4を介してリブ742を設け、リブ741の上下方向高さP2はリブ742の高さP3より大きい。
左右一組の段ボール100G、gは以上のように構成され、以下に緩衝体へと折り上げる手順のうち、実施例1、2との相違点は以下の通りである。実施例1の図5に相当する本実施例の緩衝体の折上げ状態において、リブ74の代わりに本実施例では、図36に示すように右方側壁部70のリブ741を折り目K1の部位から直立させ、更に折り目K4の部位からリブ742を重ねるように折り曲げる。次いで、リブ741とリブ742を重ねた状態で折り目Hの部位から折り曲げて内壁片16、17のスリット121、切れ目jへ挿着する。同時に、図37に示すように側壁部70の側壁片72に備える板状の凸片219の部位を棚部30の棚片34に備える細いスリット140に挿着する。これら凸片219とスリット140との嵌合状態はきつい。この様にして、板状の凸片が細い溝に挿着されるので、側壁部70と棚部30とが堅合されて双方が離れ難くなる。なお、外壁部50の外壁片52は、更に内側の内壁片18を間に挟んでリブ741およびリブ742の高さP2、P3によって内側から支えられ、前後方向の衝撃から製品600を保護する。この場合、リブ741およびリブ741の高さP2、P3が異なるので、衝撃による二段の座屈作用を有する。
実施例2との相違点の二は、外壁部50の外側に側面を覆う外壁片を設けたところにある。実施例1の図7に相当する本実施例の緩衝体の折上げ状態において、右方から棚部30及び側壁部70を手前左側へ直角に起こした後、本実施例では図38に示すように、外壁片152を矢印GGの方向に折り目Xの部位から折り曲げて直角に起こしながら、外壁片152を棚部30の角筒体の中へ挿入する。この時、外壁片152上辺の縁153は曲率を有するので、外壁片152は縁153の曲率に沿って棚片32の内側へスムーズに挿入する。次いで、図39に示すように、外壁片152を棚部30の角筒体の中へ挿入した後、外方から棚片33の舌片133折り目T3の部位から曲げて外壁片152の窓154へ挿着、係止される。このことにより、外壁片151、152が棚部30の側面に確実にロックされて、外れるようなことが無い。この様にして、外壁片151、152によって外壁部50の側面がアングル構造体として形成され、覆われる。通常、製品箱500は製品600を装着した状態でパレットの上に段積みして、一時保管する。この時、段積みした製品箱500のズレを防ぐために、段積みした側面部全周をフイルムによりはちまき状に巻くことにより、製品箱500の角部が凹んで変形する。しかしながら、緩衝体200Gの外壁部50が外壁片151、152により形成されたアングル構造体によって補強されるので、製品箱500の中の製品600に損傷を及ぼす恐れも無く、しかも、製品箱500の角部が凹んで変形し見栄えが悪くなるようなことも無い。
本発明の実施例8ついて、図40を参照しながら説明する。図40は、左右一組の一方の緩衝体200の展開図で、段ボール100Hである。
本実施例は、実施例7をベースに変更したもので、実施例7との主たる相違点は、側壁部70の側壁片に備える舌片を内壁部10の内壁片に備える溝に係止するところにある。また、外壁部50の外側には外壁片を設けないところにある。以下、実施例7と相違する箇所について主に説明する。
図40に示すように、左右一組の一方の緩衝体200の展開図である段ボール100Hには、所定の箇所に折り目を設けてある。そして、左右方向の折り目に沿って、上下方向に内壁部10、棚部30、外壁部50、天井部60及び側壁部70に大きく5分割される。基本的には実施例7の段ボール100Gと同様である。相違点は、側壁部70の側壁片72の右端に折り目T4を介して舌片172を設け、かつ、これに対応する内壁部10の内壁片16の右端の位置に溝116を設けるところにある。このことによって、実施例1の図5から図6に相当する本実施例の緩衝体の折上げ状態において、側壁部70の側壁片72に備える舌片172を内壁部10の内壁片16に備える溝116に係止する。この様にして、凸状の舌片が凹状の溝に係止されるので、側壁部70が内壁部10に確実に固着されて双方が離れ難い。また、側壁部70の側壁片72に設けた角部175、176は丸みをおびた面取りを施した部位であり、製品を出し入れする際に角部によって製品を包んだ保護袋を引っ掛けたりして破損するようなことが無いように配慮したものである。
本発明の実施例1における、左右一組の一方の緩衝体200Aの展開図で、段ボール100Aである。 同上、段ボール100Aを折り上げる途中の中間折畳み体105A1を示す斜視図である。 同上、更に折り上げる途中の中間折畳み体105A2を示す斜視図である。 同上、更に折り上げる途中の中間折畳み体105A3を示す斜視図である。 同上、更に折り上げる途中の中間折畳み体105A4を示す斜視図である。 同上、更に折り上げる途中の中間折畳み体105A5を示す斜視図である。 同上、更に折り上げる途中の中間折畳み体105A6を示す斜視図である。 同上、中間折畳み体105A7を裏側から見たもので、コ字状体へと折込む状態を示す斜視図である。 同上、更に折り上げる途中の中間折畳み体105A8を裏側から見たもので、コ字状体へ折込み完了した状態を示す斜視図である。 同上、折込み完了後のコ字状体の詳細を示す斜視図である。 同上、パット400PAの展開図で、段ボール300PAである。 同上、段ボール300PAを折り上げる途中のパットパット中間折畳み体305PA1の斜視図である。 同上、段ボール300PAを折り上げ完了後のパット400PAの斜視図である。 同上、折り上げる途中の左右一組の中間折畳み体105A8と中間折畳み体105a8及びパット400PAを外装箱500に組込み、この上から製品600を載置する状態を示す斜視図である。 同上、製品600を上方から押さえ込むようにして緩衝体200A、200aへと折り曲げ、パット400PAを外装箱500の他方の側壁に組み込んだ状態を示す斜視図である。 同上、図15におけるAA―AA矢視の断面図である。 本発明の実施例2における、左右一組の一方の緩衝体200Bの展開図で、段ボール100Bである。 同上、折り上げる途中の中間折畳体105B8を裏側から見たもので、コ字状体へ折込みが完了した状態を示す斜視図である。 同上、図18におけるBB−BB矢視の一部断面図を示す。 同上、パット400PBの展開図で、パット段ボール300PBである。 同上、段ボール300PBを折り上げ完了後のパット400PBの斜視図である。 同上、折り上げ途中の左右一組の中間折畳み体105B8、105b8及びパット400PBを外装箱500に組込み、この上から製品600を載置した状態を示す斜視図である。 同上、製品600を上方から押さえ込むようにして緩衝体200B、200bへと折り上げた状態を示す斜視図である。 本発明の実施例3における、左右一組の一方の緩衝体200の展開図で、段ボール100Cである。 同上、折り上げる途中の左右一組の中間折畳み体105C8と中間折畳み体105c8及びパット400PBを外装箱500に組込み、この上から製品600を載置する状態を示す斜視図である。 本発明の実施例4における、左右一組の一方の緩衝体200の展開図で、段ボール100Dである。 同上、折り上げる途中の左右一組の中間折畳み体105D8と中間折畳み体105d8及びパット400PBを外装箱500に組込み、この上から製品600を載置する状態を示す斜視図である。 本発明の実施例5における、左右一組の一方の緩衝体200Eの展開図で、段ボール100Eである。 同上、段ボール100Eを更に折り上げる途中の中間折畳み体105E5の斜視図である。 同上、更に折り上げる途中の中間折畳み体105E6の斜視図である。 同上、折り上げる途中の左右一組の中間折畳み体105E8と中間折畳み体105e8を外装箱500に組込み、この上から製品600を載置する状態を示す斜視図である。 同上、製品600を上方から押さえ込むようにして緩衝体200E、200eへと折り上げた状態を示す斜視図である。 本発明の実施例6における、左右一組の一方の緩衝体200の展開図で、段ボール100Fである。 同上、緩衝体200へ折り上げる途中で棚部30を内側へ曲げて直立させる状態を示す斜視図である。 本発明の実施例7における、左右一組の一方の緩衝体200の展開図で、段ボール100Gである。 同上、リブを二段に設ける状態を示す斜視図である。 同上、棚部30へ側壁部70を挿着する状態を示す斜視図である。 同上、棚部30へ外壁片を挿着する状態を示す斜視図である。 同上、棚部30の側面へ外壁片を挿着済みの状態を示す斜視図である。 本発明の実施例8における、左右一組の一方の緩衝体200の展開図で、段ボール100Hである。
符号の説明
100A、B、C、D、E、F、G、H(100) 段ボール
105A1、A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8
200A、a、B、b、C、c、D、d、E、e(200) 緩衝体
300PA、300PB パット段ボール
305PA1 パット中間折畳体
400PA、400PB パット
500 外装箱
600 製品
7、8、107、108 角筒体
V1、V2 窪み
H1、H2、H3 窪み
A、B、C、D、E、F、G、H、J、K、L、M、M1、M2、M3、M4、M5、N1、Q、R、S1、S2、S3、U、W1、W2、W3、W4、W5、W6、W7、W8、W9、W11、W12、W13、W14、W15、X 折り目
B1、B2、B3、B4 折り目
K1、K2、K3、K4 折り目
Z1、Z2、Z3、Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、Z9、Z10、Z11、Z12、Z13、Z14、Z15、Z16、Z17、Z18 折り目
T1、T2、T3、T4 折り目
P1、P2、P3 高さ
X1、X2、X3 罫線
b、f、g、h、j、k、m、r、t、v、w 切れ目
n1、n2 切れ目
p1、p2、p3、p4 切れ目
q1、q2、q3、q4 切れ目
s1、s2、s3、s4 切れ目
C1、C2、C3、C4 コーナー部
10 内壁部
11、12、13、14、15、16、17、18 内壁片
21、39、121、139、140 スリット
27、196、199 リブ
30 棚部
31、32、33、34、35、36、37、38、131 棚片
40 フラップ
50 外壁部
51、52 外壁片
5 コ字状体
53、54、55 緩衝片
58 ノッチ
151、152 外壁片
153 縁
60 天井部
61、62、63、64 天井片
65 孔
70 側壁部
71、72、73 側壁片
175、176 角部
74、741、742 リブ
81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、
56、57、133、156、157、172 舌片
97、98 舌片
193、197 舌片
19、119、219 凸片
25、116、118 溝
22、132、154 窓
23、24 窓
26、28、281、282 窓
96、99 窓
192、198 窓
291、292、293、294 開き窓
9 ヒレ
181、182、183、184、185、186、187、188、189
93、94、95 パット片
190、191 パット片
196、199 リブ

Claims (5)

  1. 折り目を介して連接した段ボール(100)を折上げることによって、棚部(30)、内壁部(10)、天井部(60)、外壁部(50)及び側壁部(70)が形成される緩衝体(200)であって、
    上方の前記天井部(60)から前記内壁部(10)と前記外壁部(50)が重なりながら直角に折れ曲がり、更に下方の棚部(30)が直角に折れ曲がるように形成され、
    かつ、前記内壁部(10)は、角筒状に形成される前記棚部(30)に対して直立し、この外側から前記外壁部(50)が覆設され、
    かつ、前記内壁部(10)の内側に複数のコ字状体(5)が形成されることを特徴とする緩衝体。
  2. 前記外壁部(50)の外壁片(51)に備える折り目(S3)を介して緩衝片(54)を設けるとともに、
    この緩衝片(54)の両側に斜めに刻まれた折り目S1、S2を介して緩衝片(53)、(55)が連接し、
    前記緩衝片(54)が前記折り目(S3)の部位から折込まれるとともに、
    前記緩衝片(53)、(55)が折り目(S1)、(S2)の部位から前記内壁部(10)の内側へ折込まれるようにして、
    前記コ字状体(5)が形成されることを特徴とする請求項1記載の緩衝体。
  3. 前記コ字状体(5)において、
    前記緩衝片(54)の先端の切り目(h)が内壁片12に内側から当接し、
    かつ、前記緩衝片(53)、(55)の先端の切れ目(r)、(r)が内壁片12に内側から当接することを特徴とする請求項2記載の緩衝体。
  4. 前記緩衝片(53)、(55)の先端の切れ目(r)、(r)が末広がりに拡開して内壁片11、13に内側から当接することを特徴とする請求項3記載の緩衝体。
  5. 前記内壁部(10)に手の甲大の窪み(H)が形成されることを特徴とする請求項1記載の緩衝体。
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