JP2016113163A - 梱包箱、梱包部材、および梱包構造 - Google Patents

梱包箱、梱包部材、および梱包構造 Download PDF

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Abstract

【課題】軒樋を安定した姿勢で梱包できる梱包箱、梱包部材、および梱包構造を提供する。【解決手段】梱包箱2は、重心が屋外側である前側に位置した軒樋5を収納可能な箱である。梱包箱2は、梱包箱2の前面部を構成し、梱包箱2に開口部53を上に向けて収納された軒樋5の前壁部51に対向する前板部21を備える。前板部21が、上方程後方に位置するように傾斜する。【選択図】図1

Description

本発明は、軒樋を梱包するための梱包箱、梱包部材、および梱包構造に関する。
特許文献1には、軒樋が開示されている。この軒樋は、屋内側に位置する後板部が底板部に対して垂直であり、屋外側に位置する前板部は上方程前方に位置するように傾斜している。
特開2014−134044号公報
ところで、特許文献1に示す軒樋は、重心が傾斜した前板部が存在する前側に偏りやすい。このため、このような軒樋は、安定した姿勢で梱包することが難しい。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであって、軒樋を安定した姿勢で梱包できる梱包箱、梱包部材、および梱包構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために本発明の梱包箱は、重心が屋外側である前側に位置した軒樋を収納するための箱であって、前記箱の前面部を構成し、前記箱に開口部を上に向けて収納された前記軒樋の前壁部に対向する前板部を備え、この前板部が、上方程後方に位置するように傾斜したことを特徴とする。
また、本発明の梱包部材は、梱包箱と、前記梱包箱に収納された前記軒樋を保持するための保持部材とを備えた梱包部材であって、前記保持部材は、前記軒樋の下方に配置されて前記軒樋を支持する底片部と、前記底片部から上方に突出して前記軒樋の前記前壁部に対向する前片部とを備え、前記底片部が前記前片部よりも前方に突出した突出部を備えたことを特徴とする。
また、本発明の梱包構造は、梱包箱と、第1軒樋と、第2軒樋とを備え、前記第1軒樋および前記第2軒樋のそれぞれは、重心が屋外側となる前側に偏った位置に存在し、底壁部と、前記底壁部の前端部から立ち上がり、上方程前方に位置するように傾斜した前壁部と、前記底壁部の後端部から立ち上がり、前記底壁部に対して垂直な後壁部とを備え、前記第1軒樋は、前記第1軒樋の開口部を上に向け、かつ前記前壁部が前記梱包箱の前面部を構成する前板部に対向するように前記梱包箱に収納され、前記第2軒樋は、前記第2軒樋の開口部を下に向け、前記後壁部を前記第1軒樋の内側に挿入し、かつ前記第2軒樋の内側に前記第1軒樋の前記後壁部を挿入した状態で前記梱包箱に収納され、前記梱包箱の前板部が、前記第1軒樋の前記前壁部に対向し、上方程後方に位置するように傾斜したことを特徴とする。
本発明に係る梱包箱、梱包部材、および梱包構造は、梱包箱に収納された軒樋を梱包箱の傾斜した前板部で支持して、梱包箱内の軒樋を倒れにくくすることができ、軒樋を安定した姿勢で梱包できる。
本発明の実施形態の梱包構造を示し、図2のA−A線断面図である。 前記梱包構造の梱包箱を示す斜視図である。 前記梱包箱の展開図である。 図2のB−B線断面図である。 前記梱包箱の組立途中を示す斜視図である。 他例の梱包構造を示す断面図である。 さらに他例の梱包構造を示す断面図である。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態について説明する。図1に本実施形態の軒樋5の梱包構造を示す。
まず、梱包部材1によって梱包される軒樋5について説明する。なお、以下では、特に記載する場合を除き、軒樋5を建物に設置した状態における方向を基準にして軒樋5について説明する。具体的には、建物設置時における建物側を後方、屋外側(建物と反対側)を前方として説明する。
本実施形態の軒樋5は、金属板から形成されており、具体的には鋼板製である。なお、軒樋5は金属製に限られず、例えば合成樹脂製であってもよい。
具体的に本実施形態の軒樋5は、上方に開口した略U字状に形成されており、底壁部50、前壁部51、および後壁部52を備えている。軒樋5の内側は、軒樋5の上端部に形成された開口部53を介して上方に開放されている。
軒樋5は、重心が前側に偏った位置に存在している。本実施形態の軒樋5の底壁部50の前後幅は、前壁部51および後壁部52の高さよりも短く、軒樋5は全体として縦長の断面形状を有している。
底壁部50、前壁部51、および後壁部52は、平板状に形成されている。前壁部51は、底壁部50の前端部から立ち上がっている。前壁部51は、上方程前方に位置するように傾斜している。
後壁部52は、底壁部50の後端部から立ち上がっている。後壁部52は、底壁部50に対して垂直である。このため、前壁部51と後壁部52の間隔は、上方程大きくなっている。ここで、前記「垂直」には、後壁部52が底壁部50に対して厳密に垂直である場合は勿論、前方に傾斜した前壁部51と比較して垂直に近ければ、前方または後方にわずかに傾斜している場合も含まれる。
後壁部52は、前壁部51よりも背が低く、前壁部51の上端部は、後壁部52よりも上方に突出している。
軒樋5は、軒樋吊具を介して建物の外壁に取り付け可能である。軒樋5は、前記軒樋吊具に掛止可能な、前耳部54および後耳部55を備えている。
前耳部54は、前壁部51の上端部から後方に向かって突出している。前耳部54は、例えば前壁部51の上端部を内側に折り込んで形成される。
後耳部55は、後壁部52の上端部から前方に向かって突出している。後耳部55は、例えば後壁部52の上端部を内側に折り込んで形成される。なお、本実施形態の前耳部54および後耳部55は、軒樋5の内面側に突出しているが、軒樋5の外面側に向かって突出した耳部であってもよい。
次に本実施形態の梱包部材1について説明する。なお、以下では、図1においてD1に示す方向を前方、D2に示す方向を後方として、梱包部材1について説明する。
本実施形態の梱包部材1は、複数の軒樋5を収納するための梱包箱2と、梱包箱2に収納された軒樋5を保持するための保持部材4とを備えている。
図2に梱包箱2を示し、図3に梱包箱2の展開図を示す。梱包箱2は、折曲可能な板状材から形成されている。本実施形態の梱包箱2は、段ボールから形成されている。なお、梱包箱2は、ボール紙等、段ボールに準ずる、紙やプラスッチック等の板状材から形成されてもよい。
図3に示すように、梱包箱2は、底板部20、前板部21、後板部22、および左右の側板部23,24を備えている。本実施形態の梱包箱2は、さらに第1蓋部25、第2蓋部26、左右の第1補強板部27,28、左右の第2補強板部29,30および左右の折込部31,32を備えている。
図2に示すように、梱包箱2は、左右方向に延びた台形箱状に形成されている。前板部21の幅と後板部22の幅は、同じである。前板部21の傾斜角度(前板部21と底板部20との間の内角)と、後板部22の傾斜角度(後板部22と底板部20との間の内角)は、同じであり、各側板部23は、等脚台形状に形成されている。つまり、梱包箱2は、側面視等脚台形状の箱である。
梱包箱2の底板部20は、梱包箱2の下面部を構成する。図3に示すように、底板部20は、左右方向に長い矩形状である。
前板部21は、底板部20の前端部に接続されている。前板部21は、左右方向に長い矩形状である。前板部21は、底板部20に対して折り曲げられ、底板部20の前端部から立ち上がる。前板部21は、梱包箱2の前面部を構成する。前板部21は、上方程後方に位置するように傾斜する。
後板部22は、底板部20の後端部に接続されている。後板部22は、左右方向に長い矩形状である。後板部22は、底板部20に対して折り曲げられ、底板部20の後端部から立ち上がる。後板部22は、梱包箱2の後面部を構成する。後板部22は、上方程前方に位置するように傾斜する。
左右の第1補強板部27,28および左右の第2補強板部29,30は、上底が下底より小さい台形状に形成されている。第1補強板部27,28と、第2補強板部29,30は、同大同形である。なお、左右の第1補強板部27,28および左右の第2補強板部29,30のそれぞれの形状は、台形状に制限されない。
左側の第1補強板部27は、前板部21の左端部に接続されている。左側の第1補強板部27は、前板部21に対して垂直に折り曲げられ、前板部21の左端部から後方に向かって突出する。
右側の第1補強板部28は、前板部21の右端部に接続されている。右側の第1補強板部28は、前板部21に対して垂直に折り曲げられ、前板部21の右端部から後方に向かって突出する。
左側の第2補強板部29は、後板部22の左端部に接続されている。左側の第2補強板部29は、後板部22に対して垂直に折り曲げられ、後板部22から前方に向かって突出する。
右側の第2補強板部30は、後板部22の右端部に接続されている。右側の第2補強板部30は、後板部22に対して垂直に折り曲げられ、後板部22の前方に向かって突出する。
左右の第2補強板部29,30は、対応する第1補強板部27,28と重ねて配置される(図4参照)。なお、第1補強板部27,28と第2補強板部29,30は、第1補強板部27,28を対応する第2補強板部29,30の外面に沿って配置して重ねてもよいし、第2補強板部29,30を対応する第1補強板部27,28の外面に沿って配置して重ねてもよい。
梱包箱2の左右両端部のそれぞれには、第1補強板部27,28と対応する第2補強板部29,30によって構成された補強部が形成されている。
左側の側板部23は、底板部20の左端部に接続され、右側の側板部24は底板部20の右端部に接続されている。左右の側板部23,24は、底板部20に対して垂直に折り曲げられ、底板部20から立ち上がる。左右の側板部23,24は、梱包箱2の側面部を構成する。
左右の側板部23,24は、第1補強板部27,28および第2補強板部29,30と同大同形であり、上底が下底より小さい台形状に形成されている。なお、左右の第1補強板部27,28および左右の第2補強板部29,30は、側板部23,24よりも小さくてもよい。
左側の折込部31は、左側の側板部23の上端部に接続されている。右側の折込部32は、右側の側板部24の上端部に接続されている。左右の折込部31,32は、対応する側板部23,24よりも小さい略矩形状に形成されている。
図4に示すように、左側の折込部31は、左側の側板部23に対して側板部23と平行になるように内側に折り込まれる。左側の折込部31は、左側の第1補強板部27および左側の第2補強板部29のうち、内側に配置された補強板部の内面に沿って配置される。
右側の折込部32も、右側の側板部24に対して側板部24と平行になるように内側に折り込まれる。右側の折込部32は、右側の第1補強板部28および右側の第2補強板部30のうち、内側に配置された補強板部の内面に沿って配置される。
梱包箱2には、底板部20、前板部21、後板部22、および左右の側板部23,24で囲まれた収納空間34が形成されている。梱包箱2の上端部には、前板部21の上縁部、後板部22の上縁部、および左右の側板部23,24の上縁部で構成された上開口部33が形成されている。梱包箱2内の収納空間34は、上開口部33を介して上方に開放することができる。
図3に示すように、第1蓋部25は、前板部21の上端部に接続されている。第1蓋部25は、左右方向に長い矩形状である。第1蓋部25は、図4に示すように、底板部20と平行になるように前板部21に対して折り曲げられ、前板部21の上端部から後方に向かって突出する。
図3に示すように、第2蓋部26は、後板部22の上端部に接続されている。第2蓋部26は、左右方向に長い矩形状である。第2蓋部26は、図4に示すように、第1蓋部25および底板部20と平行になるように、後板部22に対して折り曲げられ、後板部22の上端部から前方に向かって突出する。
第1蓋部25と第2蓋部26は、上下に重ねて配置される。なお、第1蓋部25と第2蓋部26は、第1蓋部25を第2蓋部26の外面に沿って配置することで重ねてもよいし、第2蓋部26を第1蓋部25の外面に沿って配置することで重ねてもよい。第1蓋部25と第2蓋部26で梱包箱2の上面部が構成され、この上面部によって、梱包箱2の上開口部33が閉塞される。
梱包箱2には、図1に示すように梱包箱2内に収納された軒樋5を保持するための保持部材4が収納される。本実施形態では、梱包箱2に、保持部材4が左右方向(梱包箱2の長手方向)に複数並べて収納される。各保持部材4は、軒樋5の外側に位置して軒樋5を保護する。各保持部材4は、例えば搬送時に軒樋5が外力を受けやすい箇所に配置される。
梱包箱2の左右方向の両端部は、梱包箱2をトラックや足場に斜めに立てかけたときに荷重を受けやすい。また、梱包箱2の左右方向の中央部は、作業者が梱包箱2を肩に担いで運ぶときに荷重を受けやすい。このため、保持部材4は、例えば梱包箱2の左右方向の両端部および中央部に設けることが好ましい。
なお、保持部材4は、梱包箱2に一つだけ収納されてもよい。また、この場合、保持部材4は、梱包箱2の左右方向の一部にのみ設けられてもよいし、梱包箱2の左右方向の全長に亘って設けられてもよい。
各保持部材4は、段ボールから形成されている。なお、保持部材4は、段ボールに準ずる、紙やプラスッチック等の材料から形成されてもよい。
保持部材4は、底片部40、前片部41、および後片部42を備えている。底片部40、前片部41、および後片部42は、それぞれ左右方向に長い矩形板状である。
底片部40は、梱包箱2内に収納された軒樋5の下方に配置され、軒樋5を支持する。前片部41は、底片部40の前部から上方に突出し、保持部材4の前面部を構成する。後片部42は、底片部40の後部から上方に突出し、保持部材4の後面部を構成する。前片部41および後片部42は、底片部40に対して垂直である。
保持部材4の底片部40、前片部41、および後片部42で囲まれた空間には、軒樋5が収納される。この空間は、前片部41の上縁部と後片部42の上縁部の間に形成された開口から、上方に開放されている。
底片部40は、前側の突出部43と後側の突出部44を備えている。前側の突出部43は、底片部40の前端部で構成され、前片部41よりも前方に突出している。後側の突出部44は、底片部40の後端部で構成され、後片部42よりも後方に突出している。
保持部材4は、底片部40を梱包箱2の底板部20上に載置した状態で梱包箱2に収納される。このように収納された保持部材4は、前片部41が梱包箱2の前板部21に対向し、後片部42が梱包箱2の後板部22に対向する。
梱包箱2には、図1に示すように、互いに上下逆にして重なるように配置された2つの軒樋5が、前後方向に複数組(図示例では2組)収納される。以下、必要に応じて、開口部53を上に向けて収納された軒樋5を第1軒樋56と記載し、開口部53を下に向けて収納された軒樋5を第2軒樋57と記載する。
各軒樋5は、梱包箱2内に配置された保持部材4の内側に収納される。具体的に各第1軒樋56は、後壁部52を梱包箱2の底板部20に対して垂直にした状態で保持部材4に収納される。これら各第1軒樋56は、底壁部50が梱包箱2に収納された保持部材4の底片部40に載置され、底片部40を介して梱包箱2の底板部20で支持される。
各第2軒樋57は、後壁部52を梱包箱2の底板部20に対して垂直にした状態で保持部材4に収納される。各第2軒樋57の後壁部52は、対応する第1軒樋56の内側に挿入される。各第2軒樋57の内側には、対応する第1軒樋56の後壁部52が挿入される。各第2軒樋57の前壁部51の先端部(建物設置時における上端部)は、保持部材4の底片部40に載置される。
梱包箱2内において最も前方に位置する第1軒樋56は、前壁部51が保持部材4の前片部41および梱包箱2の前板部21に対向する位置に配置される。このため、最も前方に位置する第1軒樋56が前側に倒れようとしたとき、この第1軒樋56の前壁部51が、保持部材4の前片部41および梱包材の前板部21によって支持される。梱包箱2内において最も後方に位置する第2軒樋57は、前壁部51が保持部材4の後片部42および梱包箱2の後板部22に対向する位置に配置される。
梱包箱2に収納された各第1軒樋56の前耳部54と対応する第2軒樋57の後壁部52との間には、隙間60が形成されており、各第1軒樋56の前耳部54は、対応する第2軒樋57の後壁部52の外面に接触しにくい。このため、各第2軒樋57の外面部には、第1軒樋56の前耳部54との接触による傷が付きにくい。
梱包箱2に収納された各第2軒樋57の前耳部54と対応する第1軒樋56の後壁部52の間には、隙間61が形成されており、各第2軒樋57の前耳部54は、対応する第1軒樋56の後壁部52の外面に接触しにくい。このため、各第1軒樋56の外面部には、第2軒樋57の前耳部54との接触による傷が付きにくい。
梱包箱2に収納された各第1軒樋56の後耳部55は、対応する第2軒樋57の内側に配置される。このため、各第2軒樋57の外面部には、第1軒樋56の後耳部55との接触による傷が付きにくい。
梱包箱2に収納された各第2軒樋57の後耳部55は、対応する第1軒樋56の内側に配置される。このため、各第1軒樋56の外面部には、第2軒樋57の後耳部55との接触による傷が付きにくい。
本実施形態の梱包箱2には、例えば以下のように軒樋5が収納される。まず、作業者は、箱状に組み立てられ、かつ第1蓋部25および第2蓋部26が開いた状態にある梱包箱2の底板部20上に、保持部材4を載置する。
次に作業者は、保持部材4の前片部41と後片部42の間に、軒樋5を収納する。このとき作業者は、前述したように、第1軒樋56は開口部53を上に向け、第2軒樋57は開口部53を下に向けて、両軒樋5を上下逆にした状態で重ねる。次に作業者は、梱包箱2の第1蓋部25および第2蓋部26を閉じて、梱包箱2の上開口部33を閉塞する。そして、作業者は、テープ、ステープラー、または接着剤等を用いて、第1蓋部25と第2蓋部26を接続する。
なお、前記梱包時には、梱包箱2の側板部23,24と対応する第1補強板部27,28、側板部23,24と対応する第2補強板部30、ならびに第1補強板部27,28と対応する第2補強板部29,30を、テープ等を用いて接続してもよい。
また、梱包箱2は、保持部材4を梱包箱2の底板部20上に載置するとき、あるいは保持部材4に各軒樋5を収納するときにおいては、図3に示す展開状態や、図5に示す組立途中の状態であってもよい。この場合、梱包箱2は、梱包箱2の底板部20上に保持部材4を載置し、この保持部材4に各軒樋5を収納した後に箱状に組み立てられる。
前記のように梱包箱2に梱包された軒樋5は、例えば以下のように梱包箱2から取り出される。まず、作業者は、第1蓋部25と第2蓋部26を開き、梱包箱2の上開口部33を開放する。次に作業者は、この上開口部33から、梱包箱2に収納された軒樋5を梱包箱2から上方に取り出す。
以上説明した本実施形態の梱包箱2は、以下に示す特徴を有している。梱包箱2は、重心が屋外側である前側に位置した軒樋5を収納するための箱である。梱包箱2は、梱包箱2の前面部を構成し、梱包箱2に開口部53を上に向けて収納された軒樋5の前壁部51に対向する前板部21を備える。前板部21は、上方程後方に位置するように傾斜する。
この特徴を有する梱包箱2に開口部53を上に向けて収納された軒樋5は、重心が前側に位置するため、前側に倒れやすいが、仮に梱包箱2内の軒樋5が前側に倒れようとしたとしても、この軒樋5の前壁部51は、梱包箱2の前板部21で支持される。このため、梱包箱2内の軒樋5を倒れにくくすることができ、軒樋5を安定した姿勢で梱包できる。
また、前板部21は、上方程後方に位置するように傾斜しているため、開口部53を上に向けて収納された軒樋5の前壁部51によって前方に押されたとしても、前側に倒れにくい。仮に前板部21が底板部20に対して垂直であると、前板部21が軒樋5の前壁部51によって前側に押されたとき、前板部21には軒樋5から板状の前板部21に対して垂直な方向の荷重がかかりやすい。このため、前板部21は底板部20との接続部分を軸にして前側に倒れやすい。これに対して、本実施形態の梱包箱2は、前板部21が上方程後方に位置するように傾斜して、軒樋5から前板部21に垂直な方向の荷重がかかりにくい。従って、前板部21は前側に倒れにくい。従って、前板部21により前側に倒れようとする軒樋5をしっかりと支持できる。また、前板部21が前側に倒れて梱包箱2が潰れることも抑制できる。このため、例えば軒樋5を収納した梱包箱2を上下多段に積み重ねたときに、梱包箱2が潰れて荷崩れが生じることも抑制できる。
また、梱包箱2は、本実施形態のように以下の特徴を有することが好ましい。梱包箱2は、開口部53を上に向けて収納される軒樋5(第1軒樋56)を含む複数の軒樋5が軒樋5の長手方向と直交する方向に並べて収納される箱である。梱包箱2は、第1補強板部27、第2補強板部29、側板部23、折込部31、第1蓋部25、および第2蓋部26を備える。第1補強板部27は、前板部21の側端部から後方に突出する。第2補強板部29は、梱包箱2の後面部を構成する後板部22の第1補強板部27側の側端部から前方に突出し、第1補強板部27に沿って配置される。側板部23は、梱包箱2の下面部を構成する底板部20の第1補強板部27側の側端部から上方に突出し、第1補強板部27および第2補強板部29のうちの外側に位置する補強板部の外面に沿って配置される。折込部31は、側板部23の上端部に接続され、第1補強板部27および前記第2補強板部29のうちの内側に配置された補強板部の内面に沿うように折り込まれる。第1蓋部25は、前板部21の上端部から後方に突出し、前板部21に対して折曲可能である。第2蓋部26は、後板部22の上端部から前方に突出し、後板部22に対して折曲可能で、第1蓋部25とで梱包箱2の上開口部33を閉塞する。
この特徴を有する梱包箱2は、第1蓋部25と第2蓋部26を開くことで、梱包箱2の上開口部33を開放でき、この上開口部33から梱包箱2に収納された複数の軒樋5を取り出すことができる。
また、この梱包箱2は、折込部31が、第1補強板部27および第2補強板部29のうちの内側に配置された補強板部の内面に沿うように折り込まれ、折込部31が梱包箱2の外側方に引き出しにくい。このため、作業者は、側板部23を開いて梱包箱2を外側方に開放しにくい。仮に梱包箱2が外側方に開放された場合、この開口部分から軒樋5が外側方に引き出される可能性がある。この場合、軒樋5を梱包箱2から取り出す際の移動距離が大きく、軒樋5同士が擦れて傷付く可能性がある。しかし、本実施形態では、前述のように側板部23を開きにくくして、作業者が第1蓋部25および第2蓋部26を開いて軒樋5を梱包箱2から上方に引き出すように誘導できる。従って、梱包箱2から軒樋5を取り出すときに、軒樋5同士の擦れによって軒樋5に傷が付くことを抑制できる。なお、梱包箱2の表面部には、軒樋5を梱包箱2から上方に引き出すように誘導する表示や、軒樋5を梱包箱2から側方に引き出さないようにするための表示を付しても構わない。
また、本実施形態の梱包部材1は、以下の特徴を有している。梱包部材1は、梱包箱2と、保持部材4とを備える。保持部材4は、梱包箱2に収納された軒樋5を保持する。保持部材4は、底片部40と前片部41を備える。底片部40は、軒樋5の下方に配置されて軒樋5を支持する。前片部41は、底片部40から上方に突出して、開口部53を上に向けて収納された軒樋5の前壁部51に対向する。底片部40が、前片部41よりも前方に突出した突出部43を備える。
この特徴を有する梱包部材1は、保持部材4の前片部41により、梱包箱2に開口部53を上に向けて収納された軒樋5の前壁部51を支持し、軒樋5が前側に倒れることを抑制できる。このため、軒樋5をより安定した姿勢で梱包できる。また、底片部40は、前片部41よりも前方に突出した突出部43を備えている。このため、保持部材4が前側に倒れようとしたとき、突出部43が梱包箱2の底板部20によって支持される。すなわち、突出部43によって保持部材4が前側に倒れることが抑制され、これにより、保持部材4で軒樋5の前壁部51をしっかりと支持できる。また、この突出部43は、梱包箱2の上方程後方に位置するように傾斜した前板部21と、開口部53を上にして配置した軒樋5の上方程前方に位置するように傾斜した前壁部51との間のスペースを利用して配置できる。このため、軒樋5をコンパクトに梱包できる。
また、本実施形態の梱包構造は、以下に示す特徴を有している。梱包箱2、第1軒樋56、および第2軒樋57を備える。第1軒樋56および第2軒樋57のそれぞれは、重心が屋外側となる前側に偏った位置に存在する。第1軒樋56および第2軒樋57のそれぞれは、底壁部50と、前壁部51、および後壁部52を備える。前壁部51は、底壁部50の前端部から立ち上がり、上方程前方に位置するように傾斜する。後壁部52は、底壁部50の後端部から立ち上がり、底壁部50に対して垂直である。第1軒樋56は、第1軒樋56の開口部53を上に向けた状態で梱包箱2に収納される。第2軒樋57は、第2軒樋57の開口部53を下に向け、第2軒樋57の後壁部52を第1軒樋56の内側に挿入し、かつ第2軒樋57の内側に第1軒樋56の後壁部52を挿入した状態で梱包箱2に収納される。梱包箱2の前面部を構成する前板部21が、第1軒樋56の前壁部51に対向し、上方程後方に位置するように傾斜する。
この特徴を有する梱包構造は、開口部53を上に向けた第1軒樋56の内側に、開口部53を下に向けた第2軒樋57の後壁部52が挿入され、第1軒樋56の後壁部52が第2軒樋57の内側に挿入される。このため、第1軒樋56および第2軒樋57を梱包箱2にコンパクトに収納できる。
また、仮に梱包箱2内の第1軒樋56が前側に倒れようとしたとしても、この軒樋5の前壁部51を梱包箱2の前板部21で支持して軒樋5が倒れないようにでき、軒樋5を安定した姿勢で梱包できる。また、梱包箱2の前板部21は、上方程後方に位置するように傾斜しているため、軒樋5によって前方に押されたとしても、前側に倒れにくい。このため、梱包箱2の前板部21により前側に倒れようとする軒樋5をしっかりと支持することができる。また、前板部21が前側に変形して梱包箱2が潰れることも抑制できる。
なお、梱包箱2には、図6に示すように上下逆にして重ねた軒樋5が1組だけ収納されてもよい。また、梱包箱2には、上下逆にして重ねた軒樋5が前後方向に3組以上収納されてもよい。また、梱包箱2には、開口部53を上に向けて配置される軒樋5(第1軒樋56)のみが前後方向に並べて収納されてもよい。また、梱包箱2には、開口部53を上に向けて配置される軒樋5が1つだけ収納されてもよい。
また、梱包箱2の形状は、側面視等脚台形状に制限されない。例えば梱包箱2の後板部22は、底板部20に対して垂直であってもよい。
また、保持部材4の形状も本実施形態の形状に制限されない。例えば保持部材4の後片部42は、省略してもよい。
また、梱包箱2には、図7のように保持部材4を用いずに軒樋5を収納してもよい。
また、軒樋5の形状も、前寄りの位置に重心が位置する形状であれば、本実施形態の形状に制限されない。
また、この他、本実施形態の梱包箱2、梱包部材1、および梱包構造は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
1 梱包部材
2 梱包箱
20 底板部
21 前板部
23 側板部
24 側板部
25 第1蓋部
26 第2蓋部
27 第1補強板部
28 第1補強板部
29 第2補強板部
30 第2補強板部
31 折込部
32 折込部
33 上開口部
4 保持部材
40 底片部
41 前片部
43 突出部
5 軒樋
50 底壁部
51 前壁部
52 後壁部
53 開口部
56 第1軒樋
57 第2軒樋

Claims (4)

  1. 重心が屋外側である前側に位置した軒樋を収納するための箱であって、
    前記箱の前面部を構成し、前記箱に開口部を上に向けて収納された前記軒樋の前壁部に対向する前板部を備え、
    この前板部が、上方程後方に位置するように傾斜したことを特徴とする梱包箱。
  2. 前記軒樋を含む複数の軒樋が前記軒樋の長手方向と直交する方向に並べて収納される梱包箱であって、
    前記前板部の側端部から後方に突出した第1補強板部と、
    前記箱の後面部を構成する後板部の前記第1補強板部側の側端部から前方に突出し、前記第1補強板部に沿って配置される第2補強板部と、
    前記箱の下面部を構成する底板部の前記第1補強板部側の側端部から上方に突出し、前記第1補強板部および前記第2補強板部のうちの外側に位置する補強板部の外面に沿って配置される側板部と、
    前記側板部の上端部に接続され、前記第1補強板部および前記第2補強板部のうちの内側に配置された補強板部の内面に沿うように折り込まれる折込部と、
    前記前板部の上端部から後方に突出し、前記前板部に対して折曲可能な第1蓋部と、
    前記後板部の上端部から前方に突出し、前記後板部に対して折曲可能で、前記第1蓋部とで前記箱の上開口部を閉塞する第2蓋部とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の梱包箱。
  3. 請求項1または請求項2に記載の梱包箱と、
    前記梱包箱に収納された前記軒樋を保持するための保持部材とを備えた梱包部材であって、前記保持部材は、
    前記軒樋の下方に配置されて前記軒樋を支持する底片部と、
    前記底片部から上方に突出して前記開口部を上に向けて収納された前記軒樋の前記前壁部に対向する前片部とを備え、
    前記底片部が前記前片部よりも前方に突出した突出部を備えたことを特徴とする梱包部材。
  4. 梱包箱と、
    第1軒樋と、
    第2軒樋とを備え、
    前記第1軒樋および前記第2軒樋のそれぞれは、重心が屋外側となる前側に偏った位置に存在し、
    底壁部と、
    前記底壁部の前端部から立ち上がり、上方程前方に位置するように傾斜した前壁部と、
    前記底壁部の後端部から立ち上がり、前記底壁部に対して垂直な後壁部とを備え、
    前記第1軒樋は、前記第1軒樋の開口部を上に向けた状態で前記梱包箱に収納され、
    前記第2軒樋は、前記第2軒樋の開口部を下に向け、前記第2軒樋の前記後壁部を前記第1軒樋の内側に挿入し、かつ前記第2軒樋の内側に前記第1軒樋の前記後壁部を挿入した状態で前記梱包箱に収納され、
    前記梱包箱の前面部を構成する前板部が、前記第1軒樋の前記前壁部に対向し、上方程後方に位置するように傾斜したことを特徴とする梱包構造。
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