JP6264564B2 - 包装用箱 - Google Patents

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Description

本発明は、食品、飲料、医薬品等を収容した小型容器等の破損し易い収容物を保護する緩衝機能を備えた包装用箱に関するものである。
従来より、内部にパッキン等の充填物を設けず、外部からの衝撃等による破損を防止する緩衝用の仕切部を備え、ワンタッチで組み立てることができる包装用箱が公知である。
例えば、互いに連接された側面と、組立状態で連接された側面で形成される一開口端部を閉鎖する底部分が設けられ、底部分は、第一底蓋片と第二底蓋片と一対の底フラップと糊付片が設けられ、第一底蓋片の端部には、収容物を保持する緩衝用の仕切り片であり組立状態で第一底蓋片から立ち上がる立上片と、第二底蓋片の裏面に重ねられる第一底部ロック片が設けられ、第二底蓋片の端部には、組立状態で第二底蓋片から立ち上り立上片に重ねられる係止板と、第一底蓋片の裏面に重ねられる第二底部ロック片が設けられ、組立状態で第一底部ロック片は第二底蓋片の係止板に交差して係止され、第二底部ロック片は第一底蓋片の立上片に交差して係止され、底部分の形状を保持し、仕切り片は、組立状態で底部分から立ち上がる立上片と上面片と仕切り用糊付片が設けられ、立上片と上面片の間の折罫線上には、収容物が嵌合される打ち抜き部が形成され、係止板と側面との間には空間が形成され、空間に、収容物の取り扱い説明書等を収容可能とする緩衝機能付包装用箱が公知である(特許文献1参照)。
これにより、包装用箱に収容される収容物が上面片における打ち抜き部の周縁部によって、当該収容物の周囲が保持され、全体として緩衝効果を有して保持することができるものである。
特許第5484754号公報
しかしながら、上記構造では、組み立て時に底部が引き起こされて形成され、第一底部ロック片が第二底蓋片の端部に重ねられ交差して係止されるとともに、第二底部ロック片が第一底蓋片の端部に重ねられ交差して係止されるものであるため、打ち抜き部に嵌合して収容される収容物を取り出す際に、打ち抜き部に引っ掛かることで、仕切り片が浮き上がってしまい、円滑な取り出しを行うことができない虞があり、使用時における作業効率の低減が懸念されるものであった。
そこで、本発明はこのような問題点を解決するものであって、食品、飲料、医薬品等を収容した小型容器等の破損し易い収容物を保護する緩衝機能を備えるとともに、当該収容物の取り出しを容易に行うことができる包装用箱を提供することを課題とする。
前記問題点を解決するために、本発明の請求項1に記載の包装用箱は、4枚の外周壁を構成する第1側板から第4側板及び側板糊代片を折線を介して横一方向に順次連接し、前記第4側板の下端には、折線を介して第1下蓋を設け、前記第2側板の下端には、底部緩衝部を構成する第2下蓋、保持板、載置板、底部糊代板を折線を介して縦一方向に設け、前記第1側板及び前記第3側板の下端には、折線を介して補助下蓋をそれぞれ設けるとともに、前記補助下蓋に折線を介して前記第1下蓋、前記第2下蓋に貼着させる補助下蓋糊代片をそれぞれ設け、前記第2側板の上端には、仕切部を構成する仕切板糊代板、開口部を有する仕切板、前記保持板に貼着される立上板を折線を介して縦一方向に設けるとともに、前記仕切板に折線を介して横方向に支持板を設け、前記第1側板から第4側板におけるいずれかの側板の上端には、折線を介して上蓋を設けるとともに、前記上蓋の上端に折線を介して差し込み片を設けてなり、前記各折線にしたがって各構成板及び構成片を折曲し、底部糊代板及び仕切部糊代板を第2側板に貼着し、保持板を立上板に貼着し、それぞれの補助下蓋糊代片を第1下蓋、第2下蓋に貼着し、さらに側板糊代片を第1側板に貼着して組み立てて、前記底部緩衝部及び前記仕切部を一体的に形成し、前記開口部から収容物を収容して前記支持板と前記立上板とをロック機構にて係止させることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載の包装用箱は、請求項1に記載の包装用箱において、前記支持板は、折り畳み状態にて前記立上板上に折曲して重合される第1支持板を少なくとも備えてなり、組立状態にて前記第1支持板が前記立上板によって押し開かれることで前記ロック機構が作用するものである。
また、本発明の請求項3に記載の包装用箱は、請求項1又は請求項2に記載の包装用箱において、前記支持板は、折り畳み状態にて前記第3側板上に重合される第2支持板を少なくとも備えてなり、前記組立状態にて前記第2支持板が前記第3側板の起き上がりに伴って、内側方向に折曲されることにより生ずる元の折曲されていない状態に戻ろうとする復元力により前記第3側板を外側方向へ押圧するものである。
また、本発明の請求項4に記載の包装用箱は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の包装用箱において、前記組立状態にて、前記第4側板に当接する当接片を前記支持板に備えるものである。
また、本発明の請求項5に記載の包装用箱は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の包装用箱において、廃棄に際する折り畳み時に、前記第2下蓋の側面が前記第1側板に当接するのを回避する底部折曲片を前記第2下蓋に備えるものである。
また、本発明の請求項6に記載の包装用箱は、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の包装用箱において、廃棄に際する折り畳み時に、前記立上板の側面が前記第1側板に当接するのを回避する仕切部折曲片を前記立上板に備えるものである。
また、本発明の請求項7に記載の包装用箱は、請求項6に記載の包装用箱において、前記仕切部折曲片は、前記組立状態にて前記第4側板に当接するものである。
本発明の包装用箱では、底部緩衝部にて収容物の底部を浮かせた状態で載置し、仕切板の開口部にて収容物の胴部を保持することができる。また、収容物の取り出しに際して、仕切部のロック機構が作用することで、仕切板の上方への移動が規制されるので、収容物を円滑に取り出すことができる。
本発明の実施例1における包装用箱を展開した状態の表面図である。 本発明の実施例1における包装用箱を展開した状態の裏面図である。 本発明の実施例1における包装用箱を図2に示す状態から折り進めた状態説明図である。 本発明の実施例1における包装用箱を図3に示す状態から折り進めた状態説明図である。 本発明の実施例1における包装用箱を図4に示す状態から折り進めた状態説明図である。 本発明の実施例1における包装用箱を図5に示す状態から折り進めた状態説明図である。 本発明の実施例1における包装用箱の組立状態の一部破断拡大斜視図である。 本発明の実施例1における包装用箱の組立状態の平面図である。 本発明の実施例1における包装用箱の図8のA−A断面図である。 本発明の実施例における包装用箱に小型容器及び添付書類を収容した状態の斜視図である。 本発明の実施例2における包装用箱を展開した状態の裏面図である。 本発明の実施例2における包装用箱の組立状態の平面図である。 本発明の実施例2における包装用箱の図12のB−B断面図である。
以下、本発明の実施の形態における包装用箱を図面に基づいて説明する。当該包装用箱において、上蓋が設けられる側を当該箱の上方とし、下蓋が設けられる側を当該箱の下方とする。また、展開図において、上下方向を縦とし、左右方向を横とする。以下の実施例において、包装用箱に収容される収容物は瓶状の小型容器とされるが、これに限られるものではない。
本発明に係る包装用箱は、食品、飲料、医薬品等を収容した小型容器Bの底部を底部緩衝部にて緩衝機能を付与した状態で載置し、仕切部にて小型容器Bの胴部を保持するとともに、小型容器Bの取り出しに際して、底部緩衝部と一体的に形成される仕切部のロック機構が作用することで、小型容器Bを円滑に取り出すことができるものである。
当該包装用箱は、一枚の台紙から形成されており、図1及び図2に示すような展開図からなるものである。図1は、当該包装用箱を展開した状態の表面図であり、図2は、その裏面図である。
図2に示すように、包装用箱は展開した状態において、4枚の外周壁を構成する第1側板から第4側板及び側板糊代片5を折線a、b、c、dを介して横一方向に順次連接している。尚、本実施例においては、右側板1、前側板2、左側板3、後側板4、側板糊代片5とを折線a、b、c、dを介して横一方向に順次連設している。
右側板1、前側板2、左側板3、後側板4は、略同一形状となるよう形成される。側板糊代片5の横寸法は、右側板1等における横寸法の略1/3とされる。また、側板糊代片5の縦寸法は、右側板1等における縦寸法と略同等とされる。更に、図1に示すように、第1糊代片5の表面部は、糊等が塗布される貼着部Pとされる。
図2に示すように、右側板1及び左側板3には、夫々上端に折線e、fを介して内蓋6を構成する上内蓋6a、6bが設けられる。一方、下端には折線g、hを介して補助蓋7を構成する補助下蓋7a、7bが設けられる。補助下蓋7a、7bは、例えば略三角形状に形成され、一方の傾斜片から折線i、jを介して補助蓋7の糊代片を構成する補助下蓋糊代片8a、8bが設けられる。同図に示すように、補助下蓋糊代片8a、8bの裏面部は、糊等が塗布される貼着部Pとされ、後述する第1下蓋11、第2下蓋12に貼着される。
後側板4には、上端に折線kを介して上蓋9が設けられ、更に上蓋9の上端には折線lを介して差し込み片10が設けられる。一方、下端には折線mを介して第1下蓋11が設けられる。
また、前側板2には、下端に折線nを介して第2下蓋12が設けられる。第2下蓋12は、例えば下方側を短辺とする略台形状に形成され、一方の傾斜片から折線oを介して底部折曲片13が設けられる。当該底部折曲片13は、包装用箱を折り畳む際に、底部折曲片13の側面が右側板1に当接することで、折り畳み作業の妨げとなるのを防止するために設けられる。第2下蓋12の縦寸法は、右側板1等における横寸法より短く形成される。
更に、第2下蓋12には、下端に折線pを介して保持板14が設けられる。また、保持板14には、下端に折線qを介して載置板15が設けられる。更に、載置板15には、下端に折線rを介して底部糊代板16が設けられる。保持板14の縦寸法は、収容される小型容器Bが包装用箱の底部から底上げされる分の寸法とされる。また、載置板15の縦寸法は、右側板1等における横寸法より短く形成され、第2下蓋12の縦寸法と略同等に形成される。また、底部糊代板16の横寸法は、載置板15の横寸法と略同等に形成される。
図1及び図2に示すように、保持板14の表面部、底部糊代板16の裏面部は、糊等が塗布される貼着部Pとされる。また、必要に応じて、載置板15の縦方向の適宜領域に線状の補強リブ15aを設けることもできる。そして、少なくとも第2下蓋12、保持板14、載置板15及び底部糊代板16は縦一方向に連接され、小型容器Bの底部を載置させる底部緩衝部を構成する。
また、前側板2には、上端に折線sを介して仕切部糊代板17が設けられる。仕切部糊代板17の横寸法は、前側板2の横寸法と略同等に形成される。また、図2に示すように、仕切部糊代板17の裏面部は、糊等が塗布される貼着部Pとされる。
また、仕切部糊代板17には、上端に折線tを介して仕切板18が設けられる。当該仕切板18には、小型容器Bを収容するための開口部19が設けられる。仕切板18の縦寸法は、載置板15の縦寸法と略同等に形成され、仕切板18の横寸法は、仕切部糊代板17の横寸法と略同等に形成される。本実施例においては、開口部19は、例えば、上下端部が折線t、wに沿うよう形成される略丸型提灯形状とされるが、これに限られるものではなく、小型容器Bの外形に嵌合し得る箇所を有して、小型容器Bと嵌合するよう形成されていればよい趣旨である。
また、仕切板18には、左右端に折線を介して支持板が設けられる。当該支持板は、組立状態において、仕切板18に対して略垂直となるよう折曲され、仕切板18を支持するものである。具体的には、仕切板18の左端に折線uを介して第1支持板20が設けられ、右端に折線vを介して第2支持板22が設けられる。当該第1支持板20には、上端にロック機構を構成する係止片21が突出して設けられる。当該係止片21を除いた第1支持板20の縦寸法、第2支持板22の縦寸法は、仕切板18の縦寸法と略同等に形成される。
更に、仕切板18には、上端に折線wを介して立上板23が設けられる。当該立上板23は、保持板14に貼着することで、仕切部と底部緩衝部とを連結するものである。また、立上板23には、左端にロック機構を構成し、係止片21に対応する切欠部24が設けられる。
また、立上板23の上端角部には、上端から切欠部24にかけて折線xが設けられ、当該折線xにて区画される当該角部の領域は仕切部折曲片25とされる。当該仕切部折曲片25は、底部折曲片13と同様にして、包装用箱を折り畳む際に、仕切部折曲片25の側面が右側板1に当接することで、折り畳み作業の妨げとなるのを防止するために設けられる。そして、仕切部糊代板17、仕切板18、支持板及び立上板23は連接されて、小型容器Bの胴部を保持する仕切部を構成する。
また、前側板2には、折線sとなる上端と複数の弱め線26にて囲われる破断部が設けられる。例えば、当該上端から略U字状の弱め線26が設けられ、前側板2における上端と略平行な下辺26aと、当該下辺26aの両端から上端とを連結する側辺26bとを有する。
また、仕切部糊代板17には、前側板2に重合した際、弱め線26に対応する箇所に弱め線27にて囲われる破断部が設けられる。例えば、当該下端から略U字状の弱め線27が設けられ、前側板2における下端と略平行な上辺27aと、当該上辺27aの両端から下端とを連結する側辺27bとを有する。また、同図に示すように、弱め線27で囲われた裏面部の一部は、糊等が塗布される貼着部Pとされる。
更に、後側板4の下端には、折線mとなる下端と複数の弱め線28にて囲われる破断部が設けられる。例えば、当該下端から円弧状の弱め線28が設けられる。
このようにして展開図が形成される包装用箱は、図3から図10に示すようにして各折線にしたがって折曲させ、所定箇所を貼着することによって組み立てられる。
組み立てられた包装用箱は、当該内部に小型容器Bの底部を底部緩衝部に載置することで、底部緩衝部と一体的に形成される仕切部のロック機構が作用し、仕切部の形状が保持されるものである。
以下、包装用箱の組み立て順序について、図3から図10に基づいて詳細に説明する。図3から図6は、当該包装用箱における折り畳みの状態説明図である。図7は、包装用箱における組立状態の一部破断拡大斜視図である。図8は、包装用箱における組立状態の平面図である。図9は、図8のA−A断面図である。図10は、包装用箱に小型容器及び添付書類を収納した状態の斜視図である。以下の組み立て順序は一例であり、これに限られるものではないのは勿論である。
まず、図3に示すように、折線pにしたがって保持板14、載置板15及び底部糊代板16をまとめて内側に折曲させる。このとき、底部折曲片13が内側に折曲可能となるように、折線oにしたがって僅かに折曲させておくことが望ましい。
また、折線sにしたがって仕切部糊代板17、仕切板18及び立上板23をまとめて内側に折曲させるとともに、折線tにしたがって仕切板18及び立上板23を外側へ折曲させる。当該状態において、底部糊代板16及び仕切部糊代板17における裏面部の貼着部Pを前側板2に貼着する。
次に、図4に示すように、折線n、rにしたがって第2下蓋12、保持板14及び載置板15を内側に折曲させるとともに、保持板14を仕切板18の上方に重合させる。
そして、図5に示すように、折線wにしたがって立上板23を内側に折曲させるとともに、保持片14の上方に重合させた状態で保持片14における表面部の貼着部Pを立上板23に貼着する。このとき、仕切部折曲片25が内側に折曲可能となるように、折線xにしたがって僅かに折曲させておくことが望ましい。
また、折線g、hにしたがって補助下蓋7a、7bを内側に折曲させるとともに、折線i、jにしたがって補助下蓋糊代片8a、8bを外側に折曲させて、補助下蓋7a、7bにそれぞれ重合させる。更に、折線mにしたがって第1下蓋11を内側に折曲させる。
最後に、折線uにしたがって第1支持板20を内側に折曲させ、折線aにしたがって右側板1を内側に折曲させ、補助下蓋糊代片8aにおける裏面部の貼着部Pを第2下蓋12に貼着するとともに、折線cにしたがって後側板4を内側に折曲させ、補助下蓋糊代片8bにおける裏面部の貼着部Pを第1下蓋11に貼着する。これにより、下蓋を形成した状態とし、側板糊代片5における表面部の貼着部Pを右側板1に貼着する。このようにして、折曲及び貼着を行うことで、図6に示した状態とする。当該状態においては、包装用箱は扁平状に折り畳まれるとともに、底部緩衝部及び仕切部が内側に折り畳まれた状態となり、輸送、保管の際、スペースを不要とし非常に便利なものとなる。
次に、図6に示す状態において、包装用箱の左右方向から力を加えると、右側板1、前側板2、左側板3及び後側板4がそれぞれ起き上がり、外周壁を形成する。また、これに伴って、補助下蓋糊代8a、8bが貼着された第1下蓋11、第2下蓋12がそれぞれ起き上がり、相互に組み合わさることで箱底部が形成され、載置板15の下方への押し込みに応じて、図7に示した状態となる。
当該状態において、包装用箱の内部においては、図7から図10に示すように、立上板23が保持板14に貼着されることから、仕切部と底部緩衝部とが一体的に形成される。具体的には、前側板2の内側面に仕切部糊代板17が重合して貼着されるとともに、折線tにしたがって仕切板18が後側板4側に向けて略水平となるよう配置される。また、仕切部糊代板17が貼着される前側板2の下方に底部糊代板16が前側板2に重合して貼着されるとともに、折線rにしたがって載置板15が後側板4側に向けて略水平となるよう配置される。そして、折線p、qにしたがって略垂直となるよう配置される保持板14に対して、折線wにしたがって略垂直となるよう配置される立上板23が貼着されることで、仕切部と底部緩衝部とが一体的に形成される。
また、折り畳み時に第1支持板20が折線uにしたがって内側に折曲され、立上板23上に重合されることから、載置板15の下方への押し込みに応じて、立上板23によって右側板1側へと押し開かれて仕切板18に対して略垂直となるよう配置され、第1支持板20の係止片21が立上板23の切欠部24に嵌まり込んで係止した状態となる。これにより、仕切部のロック機構が作用し、仕切部の形状が保持される。
また、第2支持板22においては、折り畳み時に第1支持板20のように折曲されることなく左側板3上に重合されることから、左側板3の起き上がりに伴って、摺動しながら折線vにしたがって内側へ折曲されるため、その復元力により左側板3を外側へ押圧した状態となり、仕切部が略中央位置に配置された状態となる。
また、図9に示すように、少なくとも第2下蓋12、保持板14及び載置板15により形成される底部緩衝部の第2下蓋12においては、第1下蓋11上に重合されるとともに、載置板15においては、保持板14の縦寸法をもって、箱底部から浮いた状態となる。
更に、第2下蓋12、載置板15及び仕切板18の縦寸法は、右側板1等における横寸法より短く形成されることから、図9及び図10に示すように、立上板23と後側板4との間に所定の間隙が形成される。当該間隙は、添付書類Mを収容する収容空間29とされる。
このようにして組み立てられる包装用箱は、図10に示すように、小型容器Bの底部を載置板15に載置することで、仕切部が完全に立ち上がった状態となり、仕切部のロック機構が作用するとともに、小型容器Bが開口部19に嵌合することで小型容器Bの胴部が保持され、全体として緩衝効果を有した状態で保持される。また、収容空間29には添付書類Mが収容される。すなわち、包装用箱を組み立てながら、小型容器Bを開口部19に収容することができる。これにより、組み立て時における作業効率を向上させることができる。
そして、小型容器Bの取り出しに際しては、緩衝効果を奏するよう開口部19の外形が小型容器Bの外形と略同寸法に形成されることから、小型容器Bとともに仕切板18が引っ張られて浮き上がろうとするが、第1支持板20の係止片21が立上板23の切欠部24に嵌まり込んで係止しているため、上方への移動が規制される。これにより、仕切板18が浮き上がることがなく、小型容器Bの円滑な取り出しを行うことができ、使用時における作業効率を向上させることができる。
また、包装用箱における廃棄時の折り畳みに際しては、後側板4の弱め線28にて囲われる破断部を押圧し、弱め線28に沿って破断して包装用箱の下蓋を開口させる。そして、4枚の外周壁を扁平状に折り畳む。具体的には、図8に示すように、右側板1と後側板4が形成する包装用箱の角部と、前側板2と左側板3が形成する包装用箱の角部とを近づけるようにして折り畳む。このとき、折線oにしたがって底部折曲片13が折曲されるとともに、折線xにしたがって仕切部折曲片25が折曲されることから、これら底部折曲片13、仕切部折曲片25のそれぞれの側面が右側板1に当接するのを回避した状態で、摺動しながら折線に沿って折り畳むことができる。これにより、廃棄時における作業効率を向上させることができる。
以上、説明した本発明に係る包装用箱によれば、底部緩衝部にて小型容器Bの底部を浮かせた状態で載置し、仕切板18の開口部19にて小型容器Bの胴部を保持することができる。また、小型容器Bの取り出しに際して、仕切部のロック機構が作用することで、仕切板18の上方への移動が規制されるので、小型容器Bを円滑に取り出すことができる。
また、上述した組み立て順序により、折線aからxにしたがって各構成板及び構成片を折曲すればよいので、自動製函機(サックマシン)で作製できるものとなり、量産化がし易いものとなる。
本発明に係る包装用箱の実施例2について、図11から図13に基づいて説明する。本実施例2における包装用箱は、実施例1における構造と略同様であるが、仕切板18に複数の開口部19を設ける点、下蓋が係止して組み立てられる点で実施例1と相違するものである。図11は、包装用箱を展開した状態の裏面図である。図12は、包装用箱における組立状態の平面図である。図13は、図12のB−B断面図である。
実施例2における包装用箱は、図11に示すように、前側板2、後側板4、底部緩衝部及び仕切部を構成する各構成板の横寸法を大きくすることで、仕切板18に3つの開口部19を設ける構造としたものである。また、第2支持片22の上端には、組み立て時に後側板4に当接する当接片30が突出して設けられる。本実施例においては、係止片21と略同形状とされるが、これに限られるものではない。
また、第1下蓋11の下端には係止片31が突出して設けられ、当該係止片31が第2下蓋12に設けられる貫通孔32に係止することで組み立てられる。また、貫通孔32の周辺には、弱め線33が設けられる。
このようにして展開図が形成される包装用箱は、実施例1と同様にして各折線にしたがって折曲させ、所定箇所を貼着することによって組み立てられる。そして、図12及び図13に示すように、組立状態にて、実施例1と同様にしてロック機構が作用するとともに、当接片30が後側板4に当接する。これにより、第2支持板22の当接片30と後側板4との摺動抵抗がロック機構のような効果を奏することから、仕切板18の横寸法が大きい場合であっても、第1支持板20と対向位置にある第2支持板22側が小型容器Bの取り出し時に浮き上がることがなく、実施例1と同様にして小型容器Bの円滑な取り出しを行うことができる。更に、第1支持板20側において、仕切部折曲片25を後側板4に当接させることもできる。
また、上記実施例1及び実施例2において、底部緩衝部及び仕切部は、前側板2以外の右側板1、左側板3、後側板4に設けることもできるし、側板糊代片5は、後側板4以外の右側板1、前側板2、左側板3に設けることもできる。すわなち、収容空間29は、後側板4側に限らず、左側板3側、右側板1側、前側板2側に設けられる。
また、仕切部における第1支持片20に切欠部24を設けるとともに、立上板23に係止片21を設けることで、ロック機構を構成することもできるし、これに限られない。すなわち、組立状態にて、載置板15の下方への押し込みに応じて、立上板23によって右側板1側へと押し開かれることで、ロック機構が作用するよう構成されるものであればよい趣旨である。そして、第2支持板22においては、仕切板18の横寸法が大きい場合等、仕切部を保持するのに際して必要に応じて設ければよいのであって、仕切部が保持されるのであれば必ずしも設ける必要はない。
更に、底部折曲片13、仕切部折曲片25は、折り畳み時にてそれぞれの側面が右側板1に当接するのを回避させるために設けられるものであったが、これに限られることなく、当該箇所を切り欠いた状態として回避させることもできる。
更に、補助下蓋糊代片8a、8bの設ける位置を変更することで、補助下蓋糊代片8aを第1下蓋11に貼着し、補助下蓋糊代片8bを第2下蓋12に貼着することもできる。
その他、形状、寸法、材質等を適宜変更して実施することが可能である。また、一部構成を省略することができるし、一部抽出した構成とすることができるのは勿論である。
1 右側板
2 前側板
3 左側板
4 後側板
5 側板糊代片
6 内蓋
6a、6b 上内蓋
7 補助蓋
7a、7b 補助下蓋
8 補助蓋糊代片
8a、8b 補助下蓋糊代片
9 上蓋
10 差し込み片
11 第1下蓋
12 第2下蓋
13 底部折曲片
14 保持板
15 載置板
16 底部糊代板
17 仕切部糊代板
18 仕切板
19 開口部
20 第1支持板
21 係止片
22 第2支持板
23 立上板
24 切欠部
25 仕切部折曲片
26、27、28、33 弱め線
29 収容空間
30 当接片
31 係止片
32 貫通孔
B 小型容器
M 添付書類
P 貼着部
a〜x 折線



Claims (7)

  1. 4枚の外周壁を構成する第1側板から第4側板及び側板糊代片を折線を介して横一方向に順次連接し、
    前記第4側板の下端には、折線を介して第1下蓋を設け、
    前記第2側板の下端には、底部緩衝部を構成する第2下蓋、保持板、載置板、底部糊代板を折線を介して縦一方向に設け、
    前記第1側板及び前記第3側板の下端には、折線を介して補助下蓋をそれぞれ設けるとともに、前記補助下蓋に折線を介して前記第1下蓋、前記第2下蓋に貼着させる補助下蓋糊代片をそれぞれ設け、
    前記第2側板の上端には、仕切部を構成する仕切板糊代板、開口部を有する仕切板、前記保持板に貼着される立上板を折線を介して縦一方向に設けるとともに、前記仕切板に折線を介して横方向に支持板を設け、
    前記第1側板から第4側板におけるいずれかの側板の上端には、折線を介して上蓋を設けるとともに、前記上蓋の上端に折線を介して差し込み片を設けてなり、
    前記各折線にしたがって各構成板及び構成片を折曲し、底部糊代板及び仕切部糊代板を第2側板に貼着し、保持板を立上板に貼着し、それぞれの補助下蓋糊代片を第1下蓋、第2下蓋に貼着し、さらに側板糊代片を第1側板に貼着して組み立てて、前記底部緩衝部及び前記仕切部を一体的に形成し、前記開口部から収容物を収容して前記支持板と前記立上板とをロック機構にて係止させることを特徴とする包装用箱。
  2. 前記支持板は、折り畳み状態にて前記立上板上に折曲して重合される第1支持板を少なくとも備えてなり、前記組立状態にて前記第1支持板が前記立上板によって押し開かれることで前記ロック機構が作用する請求項1に記載の包装用箱。
  3. 前記支持板は、折り畳み状態にて前記第3側板上に重合される第2支持板を少なくとも備えてなり、前記組立状態にて前記第2支持板が前記第3側板の起き上がりに伴って、内側方向に折曲されることにより生ずる元の折曲されていない状態に戻ろうとする復元力により前記第3側板を外側方向へ押圧する請求項1又は請求項2に記載の包装用箱。
  4. 前記組立状態にて、前記第4側板に当接する当接片を前記支持板に備える請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の包装用箱。
  5. 廃棄に際する折り畳み時に、前記第2下蓋の側面が前記第1側板に当接するのを回避する底部折曲片を前記第2下蓋に備える請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の包装用箱。
  6. 廃棄に際する折り畳み時に、前記立上板の側面が前記第1側板に当接するのを回避する仕切部折曲片を前記立上板に備える請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の包装用箱。
  7. 前記仕切部折曲片は、前記組立状態にて前記第4側板に当接する請求項6に記載の包装用箱。
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