JP3094917U - 収納箱 - Google Patents

収納箱

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JP3094917U
JP3094917U JP2002008237U JP2002008237U JP3094917U JP 3094917 U JP3094917 U JP 3094917U JP 2002008237 U JP2002008237 U JP 2002008237U JP 2002008237 U JP2002008237 U JP 2002008237U JP 3094917 U JP3094917 U JP 3094917U
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八穂 小島
雅信 伊藤
進 鹿児島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 梱包材等を不要とする収納箱を提供する。 【構成】 間仕切り部2と、それを挟む複数の仕切り板
6a,6bからなる仕切部3,4とを一体化し、それを
汎用の収納箱(ダンボール箱)に収容するとともに、収
納箱から取り外しできる構造にする。外力の付加により
可動部2を変形して収容物を圧接し、また、仕切部その
ものを折り畳み可能な構造にすることで、汎用の収納箱
を部品等の通箱として共通に使用できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、例えば、電子部品等を収容し、搬送するための収納箱に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
電子部品や機械部品等の製造メーカーは、顧客への部品等の納入の際、専用の 梱包箱(例えば、ダンボール箱)、あるいは、通箱(通函、あるいは通函箱とも いう)と呼ばれる専用ケースに部品等を入れて輸送し、客先へ納入している。一 方、納入先では、これらの箱を開梱後、その内容物である部品等を取り出して、 それらを製造ラインへ流すという手順をとっている。
【0003】 例えば、電子機器の表面実装用電子部品の場合、通常、これらの部品は、一定 間隔に載置してテーピングしたものをリール状に巻きとり、それをリールケース に入れて一単位とし、納入数に合わせた個数を所定の梱包箱に入れて納品してい る。このリールケース(コートボール)は、大きさが決まっているため、納品に 使用する梱包箱も一定サイズのものでよい。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来より使用している梱包箱は、輸送時における振動から部品 等を保護したり、荷崩れ等を防ぐために専用の梱包材が必要であり、梱包時、お よび開梱時のいずれにおいてもコストと手間がかかるだけでなく、梱包材の単価 を含めた納入(物流)コスト全体の上昇を引き起こすという問題がある。
【0005】 また、必要とされる梱包材が専用の梱包材であるが故に多方面で共用化できず 、一度の使用で廃棄する場合も多々あり、環境への影響や資源リサイクルの観点 からも問題となる。
【0006】 本考案は、上述した課題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは 、専用の梱包材を必要としない収納箱を提供することである。
【0007】 また、本考案の他の目的は、部品等の収容部を取り外し、および再利用できる 収納箱を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成し、上述した課題を解決する一手段として、例えば、以下の 構成を備える。すなわち、本考案に係る収納箱は、開閉自在の蓋部を有する方形 の外装箱と、物品を収納可能な複数の空間に区切られ、かつ上記外装箱に着脱自 在な区切り部材とにより構成され、上記区切り部材は、上記外装箱に収納された ときに上記外装箱をほぼ中央部から2分する間仕切り部材と、上記間仕切り部材 と上記外装箱の内側面との間を列状に仕切るように上記間仕切り部材より延出す る複数の仕切板とを備え、上記間仕切り部材の上部には、筒状で、その開口断面 を変形可能な圧接部が配され、上記圧接部は、上記蓋部を開いたときに上記圧接 部の内壁が互いに接するように変形可能であり、上記蓋部を閉じたときに上記開 口断面がほぼ菱形に変形した状態を維持しながら、上記複数の空間に収納された 物品に当接して上記物品を保持することを特徴とする。
【0009】 また、上述した課題を解決する他の手段として、例えば、以下の構成を備える 。すなわち、本考案に係る収納箱は、開閉自在の蓋部を有する方形の外装箱と、 物品を収納可能な複数の空間に区切られ、かつ上記外装箱に着脱自在な区切り部 材とにより構成され、上記区切り部材は、上記外装箱に収納されたときに上記外 装箱をほぼ中央部から2分する間仕切り部材と、上記間仕切り部材と上記外装箱 の内側面との間を列状に仕切るように上記間仕切り部材より延出する複数の仕切 板とを備え、上記間仕切り部材の上部には、V字状に組んだ可動平板からなる圧 接部が配され、上記圧接部は、上記蓋部を開いたときに上記圧接部の内壁が互い に接するように変形可能であり、上記蓋部を閉じたときに上記可動平板が開いた 状態を維持しながら、上記複数の空間に収納された物品に当接して上記物品を保 持することを特徴とする。
【0010】 例えば、上記複数の仕切板は、上記外装箱の内側面に接する端部天板を備え、 上記区切り部材は、上記外装箱より取り出したときに上記間仕切り部材を中心と して上記端部天板を回動させることにより、上記間仕切り部材と上記複数の仕切 板と上記端部天板とが密着状態に折り畳み可能であることを特徴とする。
【0011】 また、例えば、上記間仕切り部材と上記端部天板の所定部位、および、上記外 装箱の内側面のうち、上記所定部位に対向する部位に面ファスナーを配設して、 上記区切り部材を上記外装箱に収納したときに上記面ファスナーが相互に接合さ れるようにしたことを特徴とする。
【0012】 例えば、上記圧接部の内壁に面ファスナーを配設し、上記蓋部を開いたときの 上記圧接部の変形状態を維持可能にしたことを特徴とする。
【0013】 例えば、上記圧接部の外壁部であって、上記物品に当接する部位に保護部材を 配したことを特徴とする。また、例えば、上記区切り部材は、上記折り畳んだ端 部天板を元に戻すことによって上記複数の空間が復元されることを特徴とする。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本考案に係る実施の形態例を詳細に説明する。図 1は、本実施の形態例に係る収納箱(通箱ともいう)の組立て構成図である。ま た、図2は、組立て後、収納物を入れた収納箱の状態を示す外観斜視図である。
【0015】 本実施の形態例に係る収納箱は、図1および図2に示すように、例えば、ダン ボール等からなる外装箱1と、可撓性のある、例えば、プラスチック材やダンボ ール等からなる間仕切り部2と、間仕切り部2を挟んで、その両側に位置し、リ ールケース(図2において、符号21で示す)等に巻き取られた電子部品等を収 容するための、例えば、厚紙等からなる仕切部3,4とによって構成される。
【0016】 外装箱1は、収容箱として一般的に広く使用されている、所定サイズの汎用ダ ンボール箱を用いることができる。外装箱1の上部の四辺には、例えば、外装箱 1の側壁を延長して、この延長部分を、図1に示すように四辺に沿って折り曲げ ることで開閉自在に形成した、4つの蓋部5a,5b,5c,5dが配されてい る。蓋部5a,5b,5c,5dは、部品等を収容した後、収納箱の上面全体を 覆うための上蓋として機能する。なお、図示しないが、外装箱1の底部も同様の 構造の底蓋を有する。
【0017】 間仕切り部2は、仕切部3,4を互いに仕切る仕切り部材として機能する固定 部7と、固定部7の上部に位置する可動部25(詳細は後述する)とによって構 成されている。また、各々の仕切部3,4は、顧客へ納入する部品等を収容する ための区切られた空間を形成する、列状に配設された複数個の仕切り板6a,6 bを有し、仕切り板6a,6bの両端部が、それぞれ天板8,9に接合する構造 を有する。仕切り板6a,6bで仕切られた空間は、収納する部品等の大きさに 合わせた一定の幅と高さを有する。
【0018】 仕切部3,4の一方の天板8の全面を間仕切り部2の固定部7に接着すること で、仕切部3,4と間仕切り部2とが一体化される。一体化された仕切部3,4 と間仕切り部2は、図1において白抜き矢印に示す方向に従って、外装箱1の内 部に収められる。よって、本実施の形態例に係る収納箱は、図2に示すように、 間仕切り部2が外装箱1内の中央部に垂直に立ち、その両脇の空間を仕切部3, 4が占める構造をとる。
【0019】 なお、後述するように、仕切部3,4全体の小容積化(折り畳み)が可能とな るよう、個々の仕切り板6a,6bは、間仕切り部2の固定部7との接合部分( つまり、天板8との接合部)、および、天板9との接合部において可動構造を有 する。
【0020】 なお、天板8を省略して、仕切り板6a,6bを直接、間仕切り部2の固定部 7に接着する構造にしてもよい。こうすることで、収容箱を構成する部品点数を 減らし、コストの低減が可能となる。
【0021】 間仕切り部2の上部に配された可動部25は、図1に示すように、上辺34と 下辺33とを共通にして、互いに向き合う2枚の可動板26,27(例えば、プ ラスチック材やダンボールからなる)で構成される。可動部25は、その上部方 向から、例えば、人間の手によって一定の力を付与すると、それぞれの辺31, 32,34,33に沿って折れ曲がり、その断面が菱形に変形する。なお、間仕 切り部2の詳細構造については、後述する。
【0022】 図3は、収納箱の断面構造によって、可動部25の動きを模式的に示している 。同図の白抜き矢印で示す方向より、可動部25の上部へ一定の力を加えると、 破線で示すように、その開口部が閉じた状態(破線は断面形状を示す)にあった 可動部25aは、2枚の可動板26,27が、その中央部に設けられた折れ加工 部(つまり、上述した辺31,32)に沿って外側に折れ曲がり、それらが互い に離れながら徐々に変形する。そして、可動部に力を加え続けると、可動部25 aの状態から可動部25b(その断面形状を一点鎖線で示す)へと変形する。
【0023】 可動部25の変形が進み、その可動板26,27が、例えば、仕切部3,4内 にあるリールケース21の外周部に接触すると変形が止まり、例えば、図3にお いて実線で示す菱形の断面形状を持つ可動部25cとなる。この状態で、外装箱 1の蓋部5a,5cを、図中の矢印A,Bの方向へ動かすとともに、図3では不 図示の蓋部5b,5dも同じように移動して、外装箱1の上面の蓋を閉めること で、これらの蓋部5a,5c等は、可動部25の上部(頂部)に当接する。
【0024】 その結果、可動部25は、図3に示す可動部25cの断面形状を維持しながら 、収納されているリールケース21に圧接した状態となる。そして、このような 圧接状態が維持されることにより、リールケース21は、仕切部3,4内におい て、いずれの方向へも移動しない状態、つまり、部品等が外装箱1の内部に固定 された状態に維持される。従って、単に外装箱1に蓋をするのみで、部品を外装 箱1に入れたまま搬送可能となる。
【0025】 次に、本実施の形態例に係る間仕切り部の詳細構造について説明する。図4は 、本実施の形態例に係る収納箱に使用する間仕切り部2の外観斜視図である。上 述したように、間仕切り部2の上部には、その中央部が折れ加工された、対向す る2枚の可動板26,27(図1参照)が一体化された可動部25が配設されて いる。可動板26,27のうち、可動板26は、辺31に沿ってくの字に折れ曲 がる上部板37と下部板35からなり、可動板27は、辺32に沿ってくの字折 れ曲がる上部板38と下部板36からなる。
【0026】 以上の構成を備える可動部25を、例えば、図3に示すように、頂部より圧力 を付与して変形させた場合、上記の下部板35,36の外側の面が、仕切部3, 4に収容されているリールケースの一部に圧接する。そこで、リールケースが下 部板35,36と接触することによる損傷等から保護するため、下部板35,3 6の外側の略全面には、例えば、ウレタンマット、あるいはミラーマットからな る保護材41,42が貼着されている。
【0027】 また、上部板37,38それぞれの内側の面の両端部には、所定形状(例えば 、矩形)の面ファスナー45〜48が、互いに対向する位置に貼り付けられてい る。これは、可動部25が変形される前の状態(図3の可動部25a参照)にお いて、面ファスナー45と46、面ファスナー47と48が相互に接合して、可 動部25の開口部が閉じた状態を維持できるようにするためのものである。
【0028】 従って、面ファスナーが相互に接合して、開口部が閉じた状態にある可動部2 5の頂点部分(尾根状の部分)に、垂直方向下側へ一定以上の圧力を付与すると 、可動板26,27には、それをくの字に折り曲げようとする力が作用する。そ の結果、面ファスナー間の接合が解け、可動部25は、その開口部が開いた状態 に移行する。
【0029】 図5は、本実施の形態例に係る収納箱を構成する仕切部等の折り畳み時の様子 を示している。同図の(a)は、折り畳み前において、間仕切り部2(固定部7 )と仕切部3,4とが一体となっているときの平面図であり、仕切り板6a,6 bで形成される複数の空間に部品等を収容できる、通常の使用状態にあるときの 様子を示している。
【0030】 仕切部3,4を構成する仕切り板6a,6bの一方の端部、つまり、間仕切り 部2の固定部7との接合部分と、他方の端部、つまり、天板9との接合部分は、 蝶番のごとく可動する(屈曲する)構造を有する。
【0031】 そのため、図5(a)の状態にある仕切部3,4に対して、矢印AA,BBで 示す方向に力(押圧力)を加えると、同図の(b)に示すように、上述した接合 部分を中心に側壁が一斉に倒れ始め、仕切部3,4全体が変形する。この変形に より、仕切部3,4の容積が小さくなる。
【0032】 図5(b)に示す状態から、さらに押圧力を加えることで、仕切部3,4全体 が間仕切り部2と平行の位置を保って略平らになる。その結果、図5(c)に示 すように、間仕切り部2(固定部7)と仕切部3,4とが相互に重なり合って平 板状になる。このように折り畳まれた後の仕切部3,4は、空間を占める体積が 最小となる。
【0033】 なお、相互に重なり合って平板状になった間仕切り部2と仕切部3,4を、外 装箱1に収容する際には、上記と逆の工程、つまり、折り畳まれた仕切部3,4 を間仕切り部2から引き起こし、図5(a)に示す状態に戻してから、外装箱1 内へ収める。
【0034】 ここで、本実施の形態例に係る収納箱の使用例について説明する。この収納箱 は、図2に示すように、仕切り板6a,6bの開口部が垂直上部を向く状態で使 用しても(この場合、部品は垂直に出し入れする)、あるいは、図示を省略する が、収納箱の一側面を下側にして、仕切り板6a,6bの開口部が横を向くよう にして使用してもよい。後者の場合、部品等を横方向(水平方向)から出し入れ できるため、収納箱を、そのまま部品の収納棚として使用可能である。
【0035】 特に、製造メーカー等の現場において、本収納箱を作業テーブルの上に乗せて 部品の出し入れを行うときには、仕切り板6a,6bの開口部が横を向くように 収納箱を設置することで、作業者にとって、部品の出し入れが容易になるだけで なく、製品コードラベルが貼られた部品等の確認も容易、かつ誤りなく行うこと ができる。
【0036】 以上説明したように、本実施の形態例によれば、間仕切り部と、それを挟む複 数の仕切り板で形成される仕切部とを一体化したものを、汎用の収納箱(ダンボ ール箱)に収容、および取り外しできるようにし、かつ、外力の付加により仕切 部を折り畳み可能な構造にすることで、汎用の収納箱を部品等の通箱として共通 に使用でき、部品等の納入後において、仕切部と間仕切り部のみを収納箱から取 り外して、折り畳んだ状態で回収できる。そのため、梱包材が不要となり、納入 コストの削減、および資源の有効活用ができ、結果として、企業等にとっては、 梱包に要する人件費や梱包材料費の低減ができる。
【0037】 また、仕切部と間仕切り部を折り畳んで、平板状にすることができるので、そ れらを複数個まとめた状態にしてもかさ張らず、搬送および取り扱いが容易にな る。さらには、仕切部を引き起こして折り畳み前の状態に戻し、それを収納箱に 再度、収容できるため、仕切部と間仕切り部を何度でも再利用できる。
【0038】 また、間仕切り部の上部に可動、かつ変形する板状構造を配し、それによって 、収納箱に収容した部品等を押さえる(圧接する)ようにすることで、搬送時に おける振動防止等のための特別な部材が不要となる。
【0039】 本考案は、上述した実施の形態例に限定されるものではなく、考案の趣旨を逸 脱しない範囲において、以下に述べるような種々の変形が可能である。
【0040】 <変形例1> 図6は、本実施の形態例の変形例に係る間仕切り部60の外観斜視図である。 本変形例に係る間仕切り部60の上部には、V字型になって対向する2枚の可動 板75,76からなる可動部77が配され、可動板75,76は、これらに共通 の辺73に沿って開閉動作をする。
【0041】 可動部77の可動板75,76の外側の略全面には、例えば、ウレタンマット 、あるいはミラーマットからなる保護材61,62が貼着されている。そこで、 本変形例に係る間仕切り部60に、上記実施の形態例に係る仕切部3,4を接合 したものを外装箱内に収容した後、可動板75,76を開くように変形する。こ のとき、可動板75,76の外側の面は、仕切部3,4に収容されている、例え ば、リールケースの一部と接触するが、その面には保護材61,62が配されて いるため、リールケースは、かかる接触による損傷等から保護される。
【0042】 また、可動板75,76それぞれの内側面の両端部には、所定形状の面ファス ナー65〜68が、互いに対向する位置に貼り付けられている。可動部77の可 動板75,76が閉じた状態にあるとき、面ファスナー65と66、面ファスナ ー67と68それぞれが相互に接合するため、可動部77は閉じた状態を維持で きる。
【0043】 一方、面ファスナーが相互に接合して、閉じた状態にある可動部77の可動板 75,76に対して、左右方向へ一定以上の力を付与することで、可動板75, 76には、それらが開く力が作用する。その結果、面ファスナー間の接合が解け 、可動板75,76が開いた状態になる。
【0044】 <変形例2> 上述した実施の形態例では、間仕切り部2と仕切部3,4は、一体化された構 造をとっているが、これらを個別に外装箱内に収容できる構造にしてもよい。す なわち、間仕切り部と仕切部とを分離できる構造にして、例えば、間仕切り部を 外装箱の中央近傍に収容した後、その両脇の各空間に個別に仕切部を収めること ができるようにする。
【0045】 この場合、仕切部は、上下2枚の天板と、これらの天板によって支持されなが ら天板間を、例えば、等間隔で走る複数の側壁(仕切り板)とによって構成され る。そして、天板と側壁との各接合部は、仕切部全体が折り畳み可能となるよう 、可動構造を有する。
【0046】 外装箱内に収容された各仕切部の一方の天板は、間仕切り部の下部である固定 部に対して全面で接触し、他方の天板は、外装箱の内壁に全面で接することにな る。このとき、天板と間仕切り部(固定部)、および天板と外装箱の内壁とに、 例えば、面ファスナー等を配し、それらを相互に係止するようにしてもよい。
【0047】 <変形例3> 図1に示すように、間仕切り部2の下部(固定部)の両端に設けた突起部11 ,12と、それらに対向する外装箱1の内壁とに、それぞれ面ファスナー101 ,102,103,104を配し、また、仕切部3,4の外側の端部と、それら に対向する外装箱1の内壁とに、それぞれ面ファスナー111,112,114 等を配する。
【0048】 このように面ファスナーを配した間仕切り部2と仕切部3,4を外装箱1内へ 収容することで、突起部11,12が外装箱1の内壁と係止し、また、仕切部3 ,4と外装箱1の内壁とが係止する。その結果、収納箱(外装箱1)を傾けたり 、あるいは逆さまにしても、容易に収納箱から間仕切り部2や仕切部3,4が脱 落しない。また、これらの係止部位に一定以上の力を加えることで、外装箱1か ら間仕切り部2と仕切部3,4を容易に離脱することができる。
【0049】 <変形例4> 外装箱内に収める仕切部3,4の仕切り板6a,6bの構成段数や、各仕切り の幅および高さは、収納する部品等の大きさに合わせて適宜、変えることができ るようにしてもよい。例えば、あらかじめ用意した様々な段数の仕切り部を、要 求に応じて入れ替えできる構成にしてもよい。
【0050】 また、上記の実施の形態例等では、間仕切り部等における各部位相互の接合に 面ファスナーを使用しているが、接合部材は、これに限定されるものではなく、 例えば、両面テープ等を採用してもよい。
【0051】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、部品等の収納のための梱包材が不要と なり、納入コストの削減、および資源の有効活用が可能な収納箱を提供できる。
【0052】 また、本考案によれば、収納箱内で使用する仕切部を折り畳み可能とすること で小容積化でき、さらに、折り畳んだ仕切部を引き起こして、元に戻すことによ り、何度も再使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態例に係る収納箱の組立て構
成を示す図である。
【図2】実施の形態例に係る収納箱に収納物を入れた様
子を示す図である。
【図3】実施の形態例に係る可動部の動きを収納箱の断
面構造によって模式的に示す図である。
【図4】実施の形態例に係る収納箱に使用する間仕切り
部の外観斜視図である。
【図5】実施の形態例に係る仕切部の折り畳み時の様子
を示す図である。
【図6】変形例に係る間仕切り部の外観斜視図である。
【符号の説明】
1 外装箱 2 間仕切り部 3,4 仕切部 5a,5b,5c,5d 蓋部 6a,6b 仕切り板 7 固定部 8,9 天板 21 リールケース 25 可動部 26,27,75,76 可動板 41,42,61,62 保護材 45〜48,65〜68 面ファスナー

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉自在の蓋部を有する方形の外装箱
    と、 物品を収納可能な複数の空間に区切られ、かつ前記外装
    箱に着脱自在な区切り部材とにより構成され、 前記区切り部材は、前記外装箱に収納されたときに前記
    外装箱をほぼ中央部から2分する間仕切り部材と、前記
    間仕切り部材と前記外装箱の内側面との間を列状に仕切
    るように前記間仕切り部材より延出する複数の仕切板と
    を備え、 前記間仕切り部材の上部には、筒状で、その開口断面を
    変形可能な圧接部が配され、前記圧接部は、前記蓋部を
    開いたときに前記圧接部の内壁が互いに接するように変
    形可能であり、前記蓋部を閉じたときに前記開口断面が
    ほぼ菱形に変形した状態を維持しながら、前記複数の空
    間に収納された物品に当接して前記物品を保持すること
    を特徴とする収納箱。
  2. 【請求項2】 開閉自在の蓋部を有する方形の外装箱
    と、 物品を収納可能な複数の空間に区切られ、かつ前記外装
    箱に着脱自在な区切り部材とにより構成され、 前記区切り部材は、前記外装箱に収納されたときに前記
    外装箱をほぼ中央部から2分する間仕切り部材と、前記
    間仕切り部材と前記外装箱の内側面との間を列状に仕切
    るように前記間仕切り部材より延出する複数の仕切板と
    を備え、 前記間仕切り部材の上部には、V字状に組んだ可動平板
    からなる圧接部が配され、前記圧接部は、前記蓋部を開
    いたときに前記圧接部の内壁が互いに接するように変形
    可能であり、前記蓋部を閉じたときに前記可動平板が開
    いた状態を維持しながら、前記複数の空間に収納された
    物品に当接して前記物品を保持することを特徴とする収
    納箱。
  3. 【請求項3】 前記複数の仕切板は、前記外装箱の内側
    面に接する端部天板を備え、前記区切り部材は、前記外
    装箱より取り出したときに前記間仕切り部材を中心とし
    て前記端部天板を回動させることにより、前記間仕切り
    部材と前記複数の仕切板と前記端部天板とが密着状態に
    折り畳み可能であることを特徴とする請求項1または2
    記載の収納箱。
  4. 【請求項4】 前記間仕切り部材と前記端部天板の所定
    部位、および、前記外装箱の内側面のうち、前記所定部
    位に対向する部位に面ファスナーを配設して、前記区切
    り部材を前記外装箱に収納したときに前記面ファスナー
    が相互に接合されるようにしたことを特徴とする請求項
    3記載の収納箱。
  5. 【請求項5】 前記圧接部の内壁に面ファスナーを配設
    し、前記蓋部を開いたときの前記圧接部の変形状態を維
    持可能にしたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
    かに記載の収納箱。
  6. 【請求項6】 前記圧接部の外壁部であって、前記物品
    に当接する部位に保護部材を配したことを特徴とする請
    求項1乃至5のいずれかに記載の収納箱。
  7. 【請求項7】 前記区切り部材は、前記折り畳んだ端部
    天板を元に戻すことによって前記複数の空間が復元され
    ることを特徴とする請求項3記載の収納箱。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0241776A (ja) * 1988-07-29 1990-02-09 Sansha Electric Mfg Co Ltd ガスシールドアーク溶接方法
JP2010006419A (ja) * 2008-06-26 2010-01-14 Sato Knowledge & Intellectual Property Institute 物品運送用通い箱およびその内部仕切り方法

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