JPH10236558A - 支持シート、保護ケース及び卵ケース - Google Patents

支持シート、保護ケース及び卵ケース

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JPH10236558A
JPH10236558A JP9045343A JP4534397A JPH10236558A JP H10236558 A JPH10236558 A JP H10236558A JP 9045343 A JP9045343 A JP 9045343A JP 4534397 A JP4534397 A JP 4534397A JP H10236558 A JPH10236558 A JP H10236558A
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egg
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JP9045343A
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Shigeki Kobayashi
茂樹 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 卵のような割れ易い対象物の破損や損傷を防
ぎつつ支持することの可能な支持シート、保護すること
の可能な保護ケース、卵ケースを提供することを課題と
する。 【解決手段】 第2の外容器15に取付けられた第2の
支持シート19の支持孔に卵が差し込まれ、第1の支持
シート17が取付けられた第1の外容器13が上から覆
うように取付けられて、内容物の卵は異なる2箇所の輪
郭部で第1の支持シート17及び第2の支持シート19
によって支持され、第1の外容器13及び第2の外容器
15と非接触状態となって、ぶつかるような衝突を防ぐ
ことができて、割れることを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、支持シート、保
護ケース及び卵ケースに関し、特に、支持される対象
物、保護される内容物、卵の破損や損傷を防ぐことがで
きるような支持シート、保護ケース及び卵ケースに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、アウトドアが盛んになっており、
アウトドアでは卵を用いた料理が行われる場合がある。
特に、生卵は割れ易いため、生卵を保護する保護ケース
としての卵ケースが用いられている。従来から用いられ
ている卵ケースは、卵の形状を形どったプラスチック成
形物の容器であり、外観的には、メッシュ状のもの、全
部を覆うようなものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
卵ケースでは、仮に落としたとしても卵ケース自体は破
損しにくいが、落としたり、車の移動中の何らかの原因
によって、生卵が卵ケースとぶつかることで、割れてし
まう場合があった。従って、折角料理に用いようとして
も、生卵が割れてしまって料理に用いることができない
ばかりか、卵ケースやその付近のものに白身や黄身が付
いてしまい衛生的でないという問題があった。さらに、
ゆで卵の場合にも、殻の破片が卵ケース内で散っていた
り、メッシュの卵ケースの場合には、卵ケース外にまで
散ってしまう場合もあり、掃除を行う必要があって不便
であった。
【0004】ゆえに、請求項1及び2の発明は、卵のよ
うな破損や損傷し易いものを破損や損傷させないように
弾力的に支持可能な支持シートを提供することを課題と
する。請求項3から6の発明は、卵のような内容物を外
容器と衝突させずに保護することの可能な保護ケースを
提供することを課題とする。
【0005】請求項7の発明は、卵を外容器とぶつけず
に保護することの可能な卵ケースを提供することを課題
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、一方
の形状が支持される輪郭部の断面積よりも小さな断面積
の被支持対象物を支持する柔軟な支持シートであって、
被支持対象物の一方が差し込まれ、差し込み状態でその
支持される輪郭部の形状に沿った縁の孔と、孔の縁に中
心から外れる方向に形成された切欠とを備えている。
【0007】このような発明によって、被支持対象物は
孔と切欠とで形成される部分で面接触となり、線接触で
支持する場合に比べて、弾力的な支持が可能となる。請
求項2の発明は、請求項1の被支持対象物が卵形状をな
しており、孔が円形の孔を含み、切欠が円形の孔の中心
から放射状で、かつ、円周に沿って等間隔で形成された
4つの切欠を含むことを特徴としている。
【0008】このような発明によって、請求項1の発明
の場合と同様に、卵形状をなした被支持対象物を弾力的
に支持できる。請求項3の発明は、内容物を保護するた
めの保護ケースであって、第1の外容器と、第1の外容
器に取付けられ、内容物が第1の外容器に非接触状態と
なるように内容物の第1の輪郭部を支持する第1の支持
手段とを備えている。
【0009】このような発明によって、保護されるべき
内容物は第1の外容器と非接触状態で支持されて、第1
の外容器との衝突が防がれる。請求項4の発明は、請求
項3の発明特定事項に加えて、第1の外容器と共に内容
物を包含する第2の外容器と、第2の外容器に取付けら
れ、内容物が第2の外容器にも非接触状態となるように
内容物の第2の輪郭部を支持する第2の支持手段とを備
えている。
【0010】このような発明によって、内容物は第1の
外容器及び第2の外容器両者に対して非接触状態で支持
されて、第1の外容器及び第2の外容器との衝突が防が
れる。請求項5の発明は、請求項3の第1の支持手段
が、柔軟な支持シートと、その付設面に対して移動を阻
止しつつ、支持シートを第1の外容器に取付ける取付け
手段とを含んでいる。
【0011】このような発明によって、内容物の重量が
かかっても、支持シートは付設面に対して移動が阻止さ
れているので、内容物は第1の外容器側へ移動せず、請
求項3の発明と同様の作用が得られる。請求項6の発明
は、請求項5の内容物が少なくとも一方が略半球状をな
しており、支持シートが、内容物の一方が差し込まれ、
差し込み状態でその支持される輪郭部の形状に沿った縁
の孔と、孔の縁に中心から外れる方向に形成された切欠
とを備えている。
【0012】このような発明によって、内容物は第1の
外容器に非接触状態となって支持されるのみならず、支
持シートの孔と切欠とで形成された部分の面接触で支持
されて、線接触で支持された場合に比べて、弾力的に内
容物を支持することができる。請求項7の発明は、卵を
保護する卵ケースであって、第1の外容器と、第1の外
容器と共に卵を包含する第2の外容器と、その付設面に
対しての移動が阻止されつつ、第1の外容器に取付けら
れる第1の支持シートと、その付設面に対しての移動が
阻止されつつ、第2の外容器に取付けられる第2の支持
シートとを備えて、第1の支持シートが、6つの円形孔
と、各円形孔の4つの切欠とを有し、第2の支持シート
も、6つの円形孔と、各円形孔の4つの切欠とを有す
る。そして、第1の支持シートの6つの円形孔のそれぞ
れは、卵の一方が差し込まれ、第1の外容器と卵とが非
接触状態の差し込み状態でその支持される第1の輪郭部
の形状に沿った縁の孔である。4つの切欠は、各円形孔
の縁にその中心から放射状で、かつ、円周に沿って等間
隔で形成された切欠である。第2の支持シートの6つの
円形孔のそれぞれは、卵の他方が差し込まれ、第2の外
容器と卵とが非接触状態の差し込み状態でその支持され
る第2の輪郭部の形状に沿った縁の孔である。4つの切
欠は、各円形孔の縁にその中心から放射状で、かつ、円
周に沿って等間隔で形成された切欠である。
【0013】
【発明の効果】請求項1の発明は、孔と切欠で形成され
た部分で被支持対象物を面接触で支持し、弾力的な支持
を行うことで、被支持対象物が例えば卵のような割れ易
いものであっても、割れるような破損や損傷を防ぐこと
ができる。請求項2の発明も、卵形状をした被支持対象
物を円形孔とその縁に形成された4つの切欠とで形成さ
れる4つの部分の面接触で弾力的に支持するので、卵形
状をした被支持対象物の破損を防止できる。
【0014】請求項3の発明は、内容物を第1の外容器
と非接触状態で支持するので、内容物が第1の外容器に
衝突することが防がれ、内容物の破損や損傷を防止でき
る。請求項4の発明は、内容物が第1の外容器及び第2
の外容器共に非接触状態で支持されるので、内容物が第
1の外容器及び第2の外容器に衝突することが防がれ、
内容物の破損や損傷を防止できる。
【0015】請求項5の発明は、付設面に対して移動し
ない支持シートによっても、内容物が第1の外容器へ移
動せず、請求項3の発明と同様の効果が得られる。請求
項6の発明は、卵形状をなした内容物が第1の外容器に
衝突することが防がれるのみならず、支持シートの孔と
切欠とで形成される部分の面接触で内容物を支持するこ
とができるので、弾力的な支持が可能となり、例えば卵
のような割れ易い内容物に対しても、その破損や損傷を
防止することができる。
【0016】請求項7の発明は、第1の支持シートの円
形孔と切欠とで第1の外容器と非接触状態で卵を支持で
きると共に、円形孔と切欠とで形成される部分で卵を面
接触で弾力的に支持し、同様に、第2の支持シートの円
形孔と切欠とで第2の外容器と非接触状態で卵を支持で
きると共に、面接触で卵を弾力的に支持することがで
き、例えば第1の外容器及び第2の外容器内に卵が入っ
ている場合においても、卵は第1の外容器及び第2の外
容器と衝突せず、卵の割れることを防ぐことができる。
従って、割れたことに伴う卵の白身や黄身が卵ケースに
付着したり、他の周囲のものに付着するようなこともな
く、アウトドアでの料理で卵が使用される場合でも、割
れていない状態で保護することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態にか
かる卵ケースの分解斜視図である。図1を参照して、保
護ケースとしての卵ケース11は、第1の外容器13
と、第2の外容器15と、第1の支持シート17と、第
2の支持シート19とを備えている。第2の外容器15
は、保護するために第1の外容器13と共に卵を包含す
るものである。第1の支持シート17は、後述するよう
に、その付設面に対しての移動が阻止されつつ、第1の
外容器13に取付けられるものである。第2の支持シー
ト19は、第1の支持シート17と同じものであり、後
述するように、その付設面に対しての移動が阻止されつ
つ、第2の外容器15に取付けられるものである。第1
の外容器13及び第2の外容器15は、プラスチック成
形物であり、第1の支持シート17及び第2の支持シー
ト19は、塩化ビニルで形成された柔軟なシートであ
る。
【0018】図2は、図1の矢印IIの方向から第1の
外容器を見た図であり、図3は、図2のIII−III
ラインから第1の外容器を見た図であり、図4は、図2
のIV−IVライン断面図であり、図5は、図2のV−
Vライン断面図であり、図6は、図2のVI−VIライ
ンから第1の外容器を見た図であり、図7は、図2のV
II−VIIライン断面図であり、図8は、図2のVI
II−VIIIライン断面図である。
【0019】図2から図8を参照して、第1の外容器1
3には、外側に向けて延びたフラップ21、フラップ2
2、フラップ23、フラップ24が設けられている。フ
ラップ21には、第2の外容器15と係合するための長
穴21a,bが形成されており、フラップ22、フラッ
プ23、フラップ24のそれぞれに、長穴22a,長穴
23a,b,長穴24aが形成されている。又、第1の
外容器13には、第2の外容器15と係合するための係
合壁25が内部を囲むように縁どって形成されている。
又、係合壁25とフラップ21、フラップ22、フラッ
プ23、フラップ24との間には係合壁25の外側壁に
沿って係合用フランジ27が形成されている。
【0020】さらに、第1の外容器13には、係合用フ
ランジ27と同じ高さで係合壁25の内側壁から内側に
向ってシート取付用フランジ29が形成されており、シ
ート取付用フランジ29からへこんだ形の6つの半球状
へこみ部31a〜fが形成されている。この半球状へこ
み部31a〜fは卵の形に沿わせたものである。さら
に、シート取付用フランジ29には、半球状へこみ部3
1a〜fで形成される6連銭のような形状の周囲に沿っ
て、囲むように突起33a〜zが形成されている。突起
33a〜zは、第1の支持シート17をその付設面に対
して移動を阻止しつつ第1の外容器13に取付けるため
の突起である。さらに、第1の外容器13には、半球状
へこみ部31a,b,e,dの間に突出部35aが形成
され、半球状へこみ部31b,c,f,eの間に突出部
35bが形成されている。さらに、半球状へこみ部31
a,b,c,d,e,fのそれぞれを仕切るために、仕
切り部37a〜gが形成されている。
【0021】図9は、図2の矢印IXの方向から第2の
外容器を見た図であり、図10は、図9のX−Xライン
から第2の外容器を見た図であり、図11は、図9のX
I−XIライン断面図であり、図12は、図9のXII
−XIIライン断面図であり、図13は、図9のXII
I−XIIIラインから第2の外容器を見た図であり、
図14は、図9のXIV−XIVライン断面図であり、
図15は、図9のXV−XVライン断面図である。
【0022】図9から図15を参照して、図第2の外容
器15には、第1の外容器13のフラップ21、フラッ
プ22、フラップ23、フラップ24の代わりに、はめ
込み突起41a,b、はめ込み突起42、はめ込み突起
43a,b、はめ込み突起44が設けられている。はめ
込み突起41aは、フラップ21の長穴21aと係合
し、はめ込み突起41bは、フラップ21の長穴21b
と係合する。他のはめ込み突起42、はめ込み突起43
a,b、はめ込み突起44は、それぞれ長穴22a、長
穴23a,b、長穴24aに係合する。
【0023】又、第2の外容器15には、はめ込み突起
41a,b、はめ込み突起42、はめ込み突起43a,
b、はめ込み突起44よりも内側に、内部を囲むよう
に、周囲に沿って縁どった係合壁45が形成されてい
る。係合壁45よりも内側には、第1の外容器13の係
合用フランジ27に対応するようなシート取付用フラン
ジ47が形成されており、半球状へこみ部31a〜fに
対応する半球状へこみ部51a〜f、突起33a〜zに
対応する突起53a〜z、突出部35a,bに対応する
突出部55a,b、仕切り部37a〜gに対応する仕切
り部57a〜gが形成されている。
【0024】尚、突出部35a,突出部35bと突出部
55a,突出部55bは、第1の外容器13と第2の外
容器15とが取付けられた状態で、対向しつつ接触し
て、第1の外容器13及び第2の外容器15の中心部分
の強度を大きくするためのものである。また、図16
は、図2のXVI−XVIライン拡大断面図である。
【0025】図17は、図1の矢印XVIIの方向から
第1の支持シートを見た図である。図17を参照して、
第1の支持シート17には、第1の外容器13の半球状
へこみ部31a,b,c,d,e,fに対応する、円形
の支持孔59、60、61、62、63、64が形成さ
れている。又、支持孔59の円周に沿った縁には、その
中心から放射状で、かつ、円周に沿って等間隔で形成さ
れた4つの切欠59a,b,c,dが形成されている。
支持孔60、61、62、63、64についても、同様
の4つの切欠が形成されている。
【0026】さらに、第1の支持シート17には、第1
の外容器13の突起33a〜zが挿通する取付け孔65
a〜zが形成されており、突出部35a,bが挿通する
孔66a,bが形成されている。なお、支持孔59(6
0,61,62,63,64)の円周である縁は、図1
8に示す卵58(略半球状のものを2つ合わせたような
形状の保護されるべき内容物、支持されるべき被支持対
象物)の支持される第1の輪郭部67aに沿ったもので
ある。しかも、その円形の孔の大きさは、支持シート1
7が取付け孔65a〜zと第1の外容器13の突起33
a〜zとで第1の外容器13に取付けられて、卵58が
取付け孔65aで支持された状態で卵58が第1の外容
器13に衝突しないような非接触状態で支持できる大き
さである。
【0027】第2の支持シート19は、図17の第1の
支持シート17と同様のものであるため、説明を省略す
る。ただし、第2の支持シート19に形成された円形状
の支持孔は、図18の卵58の第2の輪郭部67bを支
持するための支持孔であり、第2の支持シート19は、
第1の支持シート17が第1の外容器13に取付けられ
るのと同様に、第2の外容器15に取付けられる。
【0028】次に、卵を卵ケース11に収容することに
ついて説明する。まず、第2の外容器15に取付けられ
た第2の支持シート19の6つの支持孔に、必要数だけ
卵を差し込む。この差し込みよって、図18の卵58で
言えば、第2の輪郭部67bが支持孔によって支持され
て、卵58は、第2の外容器15と非接触状態の宙づり
状態で保持される。
【0029】そして、次に、第1の支持シート17が第
1の外容器13に取付けられた状態で、第1の外容器1
3と第2の外容器15とを係合させる。この係合は、前
述したように、フラップ21の長穴21a等とはめ込み
突起41a等とを係合させることで行われる。この係合
状態で、卵は、第2の支持シート19で保持された輪郭
部とは別の輪郭部、図18の卵58で言えば、第2の輪
郭部67aが第1の支持シート17の支持孔64などに
よって支持される。
【0030】これにより、収容された卵は、第1の外容
器13及び第2の外容器15とは非接触状態で、宙づり
状態で支持される。しかも、ここでの支持は面接触での
支持が可能であり、外部から卵ケース11に何らかの衝
撃があった場合でも、卵が割れないような工夫がなされ
ている。それは、第1の支持シート17から明らかなよ
うに、例えば、支持孔59には、切欠59a,b,c,
dが形成されているので、切欠59a、切欠59b、支
持孔59の円周で3辺が規定される面接触部59eが面
接触で卵と接触可能であり、同様に、面接触部59f、
面接触部59e、面接触部59hも面接触で卵と接触可
能だからである。従って、面接触は卵からの圧力を面積
分だけ分散させることができるので、線接触の場合に比
べて、卵を弾力的に支持することが可能となっている。
【0031】このように、生卵が収容されていれば、卵
を第1の外容器13及び第2の外容器15のような外側
のケースに接触させずに保持することで、第1の外容器
13及び第2の外容器15との衝突が防がれ、割れたこ
とに伴う白身や黄身が卵ケース11に付着するようなこ
とがなく、アウトドアで調理が必要な時まで、卵を保護
することが可能となる。
【0032】図19は、他の支持シートを示した図であ
る。図17の第1の支持シート17と異なるのは、支持
孔59、60、61、62、63、64の代わりに、放
射状の切れ目で形成される支持孔73〜78が形成され
たことである。図19に示す支持シート71から分かる
ように、卵の輪郭部の形状に沿った円形の孔が、初めか
ら形成される必要はなく、保持された状態で、結果的に
形状に沿った円形をなせば十分である。そして、この際
の切欠は、卵を保持した状態からさらに切れ目が形成さ
れている場合の残りの切れ目から裂け防止のための丸く
欠いた部分が該当する。
【0033】なお、本発明の実施の形態では、第1の外
容器及び第2の外容器、第1の支持シート及び第2の支
持シートのように、対のものを用いたが、一方であって
もよい。例えば、一方であっても、支持されていない側
についてスポンジをカバーのように用いて保護すること
も可能であり、又、ペーパーバックの下方に支持シート
を取付ける部分を設けておき、上から卵を載せるような
ものであってもよい。
【0034】又、本発明の実施の形態では、卵を保持す
る卵ケースに付いて説明したが、保護される内容物は、
卵に限られず、例えばガラス製品等であってもよい。さ
らに、内容物の形状も、卵形状をなしたものである必要
はなく、たとえば、対のうち一方の場合には、支持孔に
差し込まれる一方の形状が支持される輪郭部分の断面積
よりも小さな断面積のものであれば、支持孔への差込が
可能であり、このような形状の内容物でもよい。
【0035】さらに、卵を保護する場合であっても、店
頭で販売されたパック状態のものを保護される内容物と
とらえて保護することも可能である。この場合、本来の
卵の大きさに加えてパックの形状も考慮した大きさの支
持孔とすればよい。さらに、外容器の形状に付いては、
卵に合わせた形状にする必要はなく、直方体ものや、メ
ッシュ状のものであってもよい。
【0036】さらに、卵のような被支持対象物の輪郭部
を保持する手段としては、支持シートのみならず、例え
ば、ゴム状の弾力性のあるリング的なものを用いてもよ
い。さらに、支持シートを付設面の方向に移動すること
を阻止するために、突起33aのような突起を設けた
が、突起を設けず、例えば、フランジを設けずに縁を完
全に固定したり、フランジに張りつけるようなものであ
ってもよい。即ち、支持シートがその付設方向に移動を
阻止するような取付けであれば十分である。
【0037】さらに、支持シートに形成された支持孔
は、6つとしているが、1つでも良く、これは、限定さ
れるものではない。さらに、支持孔の縁に形成された切
欠についても、4つに限定されるものではなく1つでも
良く、又、切欠の形成された方向も、中心から放射状に
形成される必要はなく、中心から外れる方向に形成され
たものであればよい。
【0038】さらに、支持孔の縁に形成される切欠に付
いては、卵のような割れ易いものでは面接触で弾力的に
することが望ましいが、例えば茶碗のような陶器のよう
にある程度の強度があるものであれば、茶碗の保持され
る保持部分の形状に沿った単なる孔であってもよい。さ
らに、卵のサイズに付いても限定される必要はなく、M
サイズとLサイズの両者に適用できるようなものであっ
てもよい。このような両者に適用できるかは、支持孔の
断面積の大きさと、切欠の長さによって調整が可能だか
らである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる卵ケースの分解斜
視図である。
【図2】図1の矢印II方向から第1の外容器を見た図
である。
【図3】図2のIII−IIIラインから第1の外容器
を見た図である。
【図4】図2のIV−IVライン断面図である。
【図5】図2のV−Vライン断面図である。
【図6】図2のVI−VIラインから第1の外容器を見
た図である。
【図7】図2のVII−VIIライン断面図である。
【図8】図2のVIII−VIIIライン断面図であ
る。
【図9】図2の矢印IX方向から第2の外容器を見た図
である。
【図10】図9のX−Xラインから第2の外容器を見た
図である。
【図11】図9のXI−XIライン断面図である。
【図12】図9のXII−XIIライン断面図である。
【図13】図9のXIII−XIIIラインから第2の
外容器を見た図である。
【図14】図9のXIV−XIVライン断面図である。
【図15】図9のXV−XVライン断面図である。
【図16】図2のXVI−XVIライン拡大断面図であ
る。
【図17】図1の矢印XVIIの方向から第1の支持シ
ートを見た図である。
【図18】卵の支持される部分としての異なる2つの輪
郭部を示した図である。
【図19】他の支持シートを示した図である。
【符号の説明】
11・・・卵ケース 13・・・第1の外容器 15・・・第2の外容器 17・・・第1の支持シート 19・・・第2の支持シート 59、60、61、62、63、73、74、75、7
6、77、78・・・支持孔 59a,b,c,d・・・切欠 58・・・卵 33a〜z、53a〜z・・・突起 65a〜z・・・取付け孔

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の形状が支持される輪郭部の断面積
    よりも小さな断面積の被支持対象物を支持する柔軟なシ
    ートであって、 前記被支持対象物の一方が差し込まれ、差し込み状態で
    その支持される輪郭部の形状に沿った縁の孔と、 前記孔の縁に中心から外れる方向に形成された切欠とを
    備えた、支持シート。
  2. 【請求項2】 前記被支持対象物は卵形状をなしてお
    り、 前記孔は円形の孔を含み、 前記切欠は前記円形の孔の中心から放射状で、かつ、円
    周に沿って等間隔で形成された4つの切欠を含む、請求
    項1記載の支持シート。
  3. 【請求項3】 内容物を保護するための保護ケースであ
    って、 第1の外容器と、 前記第1の外容器に取付けられ、前記内容物が前記第1
    の外容器に非接触状態となるように前記内容物の第1の
    輪郭部を支持する第1の支持手段とを備えた、保護ケー
    ス。
  4. 【請求項4】 前記第1の外容器と共に前記内容物を包
    含する第2の外容器と、 前記第2の外容器に取付けられ、前記内容物が前記第2
    の外容器にも非接触状態となるように前記内容物の第2
    の輪郭部を支持する第2の支持手段とを備えた、請求項
    3記載の保護ケース。
  5. 【請求項5】 前記第1の支持手段は、 柔軟な支持シートと、 その付設面に対して移動を阻止しつつ、前記支持シート
    を前記第1の外容器に取付ける取付け手段とを備える、
    請求項3記載の保護ケース。
  6. 【請求項6】 前記内容物は少なくとも一方が略半球状
    をなしており、 前記支持シートは、 前記内容物の一方が差し込まれ、差し込み状態でその支
    持される輪郭部の形状に沿った縁の孔と、 前記孔の縁に中心から外れる方向に形成された切欠とを
    備えている、請求項5記載の保護ケース。
  7. 【請求項7】 卵を保護する卵ケースであって、 第1の外容器と、 前記第1の外容器と共に前記卵を包含する第2の外容器
    と、 その付設面に対しての移動が阻止されつつ、前記第1の
    外容器に取付けられる第1の支持シートと、 その付設面に対しての移動が阻止されつつ、前記第2の
    外容器に取付けられる第2の支持シートとを備え、 前記第1の支持シートは、 前記卵の一方が差し込まれ、前記第1の外容器と前記卵
    とが非接触状態の差し込み状態でその支持される第1の
    輪郭部の形状に沿った縁の6つの円形孔と、 前記各円形孔の縁にその中心から放射状で、かつ、円周
    に沿って等間隔で形成された4つの切欠とを有し、 前記第2の支持シートは、 前記卵の他方が差し込まれ、前記第2の外容器と前記卵
    とが非接触状態の差し込み状態でその支持される第2の
    輪郭部の形状に沿った縁の6つの円形孔と、 前記各円形孔の縁にその中心から放射状で、かつ、円周
    に沿って等間隔で形成された4つの切欠とを有する、卵
    ケース。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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