JP2003231553A - 容器ホルダおよび当該ホルダを備えた容器 - Google Patents

容器ホルダおよび当該ホルダを備えた容器

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JP2003231553A JP2002027054A JP2002027054A JP2003231553A JP 2003231553 A JP2003231553 A JP 2003231553A JP 2002027054 A JP2002027054 A JP 2002027054A JP 2002027054 A JP2002027054 A JP 2002027054A JP 2003231553 A JP2003231553 A JP 2003231553A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アイスクリームやパフェを収容して販売され
る容器において、蓋材をシール紙等で封止する必要をな
くす。 【解決手段】 円板状の底部21を有する収容本体20と、
周縁にフランジ11を有し収容本体の上部に取り付けられ
る蓋材10と、を備えた容器に対して、その外周側に連結
される容器ホルダ。容器ホルダは、多角形の筒状に構成
されていて、当該多角形を構成する周壁部31a〜31dに
は、円板状底部21の外周部を保持する底部ホールド開口
34a、および蓋部フランジ11の外周部を保持する上部ホ
ールド開口32a、32bが形成されている。容器ホルダの
各開口が収容本体20および蓋材10を保持することで、容
器を蓋材で閉じた状態が維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アイスクリームや
パフェ等を収容した状態で販売される容器に関する。さ
らに詳しくは、そのような容器の外周に固定される容器
ホルダに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】例え
ば、プリンを収容して販売するカップ入りプリンでは、
内容物たるプリンの上面は平坦であるので、当該カップ
の蓋材は、カップの上端縁にヒートシールしたフィルム
材等で構成することが可能である。内容物がゼリー等で
ある場合も同様である。
【0003】ところが、トッピングアイスやパフェを収
容するカップ容器等、ドーム状の蓋材が必要となる場合
には、当該ドーム状蓋をカップに対してヒートシール連
結することは困難であるので、凹部と凸部とによる弾性
係合等を利用して、蓋材をカップに連結し、シール紙を
貼り付けて封止すること等が行なわれている。
【0004】本発明は、そのようなシール紙を廃止する
とともに、流通途中における容器の破損防止や、外光か
らの内容物の保護、および広告のための印刷領域の確保
を可能ならしめる容器ホルダを提供することを課題とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段・作用・効果】本発明は、
上記課題を有効に解決するために創案されたものであっ
て、以下の特徴を備えた容器ホルダを提供する。
【0006】すなわち、本発明の容器ホルダは、「円板
状の底部を有する収容本体」と「周縁にフランジを有し
収容本体の上部に取り付けられる蓋材」とを備えた容器
に対して、その外周側に連結される。この容器ホルダ
は、多角形の筒状に構成されていて、当該多角形を構成
する周壁部には、「上記円板状底部の外周部を保持する
底部ホールド開口」および「上記フランジの外周部を保
持する上部ホールド開口」を形成している。容器ホルダ
の各開口が収容本体および蓋材を保持することで、容器
を蓋材で閉じた状態が維持される。
【0007】上記構成を有する本発明の容器ホルダを使
用すると、ホルダ自身が容器の収容本体と蓋材とを連結
する機能を有するので、従来必要であった蓋部材封止用
のシール紙を省略することができる。
【0008】また、それだけでなく、筒状の容器ホルダ
が容器を外周側から保護するので、外光から内容物(ア
イスクリームやパフェ等)を保護することができ、酸化
して味が落ちることを防止できる。さらには、容器ホル
ダが保護部材となって、輸送中に容器が破損するのを防
止したり、商品広告等のための印刷面積を確保できると
いった利点がある。
【0009】なお、本発明の容器ホルダは、多角形の筒
状体であるので、内部に収容される容器が円筒状である
場合には、筒状体のコーナ部に隙間が生じる。この隙間
を利用してスプーン等の付属物を収容することも可能と
なる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を、添付の図面
を参照して以下に詳細に説明する。
【0011】容器の構成 図1は、本発明の容器ホルダが適用される容器を示して
いる。この容器1は、例えば、アイスクリームやパフェ
等を収容した状態で販売される。容器1は、アイスクリ
ーム等を収容する収容本体20と蓋10とで構成される。
【0012】収容本体20は、円板状の底部21を備え、こ
れにより自立することができる。一方、蓋10は、ドーム
状であって、その周縁にフランジ11を有する。蓋10は、
収容本体20の上部フランジ22において、収容本体20に連
結される。
【0013】蓋10は、フランジ11のやや内側に不図示の
係合部を有していて、当該係合部と収容本体20の上部フ
ランジ22とが弾性係合することにより、収容本体20に連
結される。また、後述するように、容器ホルダ30(図2
参照)によって収容本体20と蓋10とが連結されるので、
蓋10は、上部フランジ22の上側に単に載せられるような
構成としてもよい。
【0014】容器ホルダの構成 図2は、容器ホルダ30の斜視図を示している。容器ホル
ダ30は、四角筒状に構成されていて、4つの周壁31a〜
31dを備える。各周壁の上部には、ホールド開口32a〜
32d(ホールド機能を有する開口)が形成されている。こ
れらの開口は、容器の蓋10のフランジ周縁をホールドす
るものである。
【0015】対向する2つの周壁31aおよび31cの底部
には、折罫を介して、折返フラップ33aおよび33cが形
成されている。折返フラップ33aは、図2中矢印Aで示
したように、ホルダ内部へと折り返すことができる。対
向する反対側の周壁31cに形成した折返フラップ33cに
ついても同様である。折返フラップ33aおよび33cに
は、容器の蓋10の収容本体の底部周縁をホールドするホ
ールド開口34aおよび34cが形成されている。
【0016】折返フラップ33aは、図3の一部破断図に
示したように、ホルダの内側へと折り返されて、そこに
形成したホールド開口34aが収容本体底部21の周縁をホ
ールドする。なお、図3では、図示を明瞭にするため、
反対側の折返フラップ33cは省略している。
【0017】図4の中央縦断面図から分かるように、蓋
10のフランジ11が上部ホールド開口32a〜32dに保持さ
れ、収容本体20の円板状底部21が底部ホールド開口33
a、33cに保持される。すなわち、容器ホルダ30によっ
て、収容本体20と蓋10とが連結状態に維持される。した
がって、容器1の収容本体20と蓋10との連結をホルダ30
のみによって達成することも可能で、その場合には、収
容本体20および蓋10に両者を係合させる手段を設けるこ
となく、単に蓋10を容器20上に載置するような構成とす
ることも可能である。
【0018】図示の例では、下方側のホールド開口34
a、34cを折返フラップ33a、33cに対して形成してい
るが、このような折返フラップを設けることなく、上部
側のホールド開口32a〜32dの場合と同様に、下方側に
おいても、周壁面に直接ホールド開口を形成するように
してもよい。図示の例のように、折返フラップ33a、33
cを設けて、そこに底部ホールド開口34a、34cを設け
た場合には、容器1の頭部を筒状のホルダ30の下側から
挿入することで、ホルダ30を簡単に容器に取り付けるこ
とができるという利点がある。
【0019】また、容器ホルダとして、5角形や6角形
の多角筒を採用する場合には、適当な任意の壁面に対し
て、ホールド開口を備えた折返フラップを設けることが
可能である。
【0020】易破断領域 各周壁31a〜31d間の境界には稜線が存在する。各稜線
のホルダ上方部分には、ミシン目で構成される易破断領
域35a〜35dを設けている。易破断領域35a〜35dを設
けることで、図5に示したように、両手でホルダを破っ
て、簡単に容器を取り出すことができる。易破断領域
は、ミシン目で構成する他にも、多数の細孔から構成す
る等、容易に破れる領域であれば、具体的構成は問わな
い。
【0021】図示の例では、容器ホルダ30は四角筒状に
構成されているが、3角筒、5角筒、6角筒、その他の
多角形を採用してもよい。容器ホルダを多角形にする
と、その中に保持される容器が円筒状の場合に、ホルダ
内側の多角形のコーナ位置に隙間ができ、その隙間にス
プーン等の付属物を収容できるという利点がある。
【0022】以上に説明した実施形態では、収容本体20
と蓋10とから構成される容器1に対して、別部材として
取り付けられる容器ホルダ30を説明しているが、収容本
体20、蓋10、および容器ホルダ30の全体で1つの容器と
して考えることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の容器ホルダが取り付けられる容器を
説明する斜視図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係る容器ホルダの斜視
図である。
【図3】 図1の容器に対して、図2の容器ホルダを取
り付けた状態を示す斜視図である。
【図4】 図3の中央縦断面図である。
【図5】 易破断領域を利用して容器ホルダを破断する
方法を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 容器 10 蓋 11 フランジ 20 収容本体 21 底部 22 フランジ 30 容器ホルダ 31a〜31d 周壁 32a〜32d 上部ホールド開口 33a、33c 折返フラップ 34a、34c 底部ホールド開口 35a〜35d ミシン目(易破断領域)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 謙介 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 3E060 AA03 AB02 CC03 CC04 CC54 CE07 CE15 CE19 CE30 DA06 DA11 DA17 DA23 EA06 EA13 3E067 AA23 AB99 AC01 BA20A BB01A EC03 FC03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円板状の底部(21)を有する収容本体(20)
    と、周縁にフランジ(11)を有し収容本体の上部に取り付
    けられる蓋材(10)と、を備えた容器(1)に対して、その
    外周側に連結される容器ホルダ(30)であって、 当該容器ホルダ(30)は、多角形の筒状に構成されてい
    て、 当該多角形を構成する周壁部(31a〜31d)には、上記円
    板状底部の外周部を保持する底部ホールド開口(34a、3
    4c)、および上記フランジの外周部を保持する上部ホー
    ルド開口(32a〜32d)が形成されていて、 上記各開口が収容本体(20)および蓋材(10)を保持するこ
    とで、容器を蓋材で閉じた状態が維持されることを特徴
    とする、容器ホルダ。
  2. 【請求項2】 多角形筒状を構成する各周壁部間の境界
    稜線において、ホルダ上端部から所定長さに渡って、易
    破断領域(35a〜35d)を設けたことを特徴とする、請求
    項1記載の容器ホルダ。
  3. 【請求項3】 上記周壁部の下端に、容器ホルダ内側に
    折り返される折返フラップ(33a、33c)が、折罫を介し
    て連設されており、上記底部ホールド開口(34a、34c)
    を当該折返フラップに形成したことを特徴とする、容器
    ホルダ。
  4. 【請求項4】 円板状の底部(21)を有する収容本体(20)
    と、周縁にフランジ(11)を有し収容本体の上部に取り付
    けられる蓋材(10)と、収容本体の外周側に連結される容
    器ホルダ(30)と、を備えた容器であって、 上記容器ホルダ(30)は、多角形の筒状に構成されてい
    て、 当該多角形を構成する周壁部(31a〜31d)には、上記円
    板状底部の外周部を保持する底部ホールド開口(34a、3
    4c)、および上記フランジの外周部を保持する上部ホー
    ルド開口(32a〜32d)が形成されていて、 上記各開口が収容本体および蓋材を保持することで、容
    器を蓋材で閉じた状態が維持されることを特徴とする、
    容器。
  5. 【請求項5】 上記容器ホルダの多角形筒状を構成する
    各周壁部間の境界稜線において、ホルダ上端部から所定
    長さに渡って、易破断領域(35a〜35d)を設けたことを
    特徴とする、請求項4記載の容器。
  6. 【請求項6】 上記容器ホルダの周壁部の下端に、容器
    ホルダ内側に折り返される折返フラップ(33a、33c)
    が、折罫を介して連設されており、上記底部ホールド開
    口(34a、34c)を当該折返フラップに形成したことを特
    徴とする、請求項4または5記載の容器。
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JP2007253958A (ja) * 2006-03-20 2007-10-04 Dainippon Printing Co Ltd 表示用枠体
JP2012101821A (ja) * 2010-11-10 2012-05-31 Miyakehonten Co Ltd 包装用容器

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