JP3180455U - 玉子ポケット付き蓋 - Google Patents

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Abstract

【課題】弁当、麺類等の食品を収納する容器本体の開口部を覆う透明な蓋であって、上記蓋が玉子を収納できる凹部を備えながら、玉子によって邪魔されることなく、外部から内部の食品を容易に観察することができる、玉子ポケット付き蓋を提案すること。
【解決手段】容器本体1の開口部を覆う透明な蓋2であって、上記蓋が上面3と側面4を備え、底部が開口している形状であり、上記蓋の底部外周に上記容器本体の外周と係合する係合部4aを備える蓋において、上記蓋の上面に玉子を収納できる凹部6を備え、上記凹部が上記蓋の上面の中心Oから偏心して設けられていることを特徴とする玉子ポケット付き蓋とした。
【選択図】 図1

Description

本考案は、弁当、麺類等の食品を陳列して販売するための、容器本体の開口部を覆う透明な蓋に関する。特に、弁当、麺類等の食品に食用玉子を添えて陳列及び販売するための玉子ポケット付き蓋に関するものである。
近年、弁当、麺類等の食品がコンビニ等の店で容器に入れて販売されている。ここで、購買者の購買意欲をかきたてるために、弁当のおかずや麺類の具等は工夫を凝らして製造されている。そして、それらの食品を入れた容器の蓋は透明な材料で作られ、それらの工夫を凝らした弁当のおかずや具等を購買者が見ることができるようにされている。
一方、特許文献1の図1〜図3には、容器本体の上面の蓋であって、副次的な食品(サラダ、ふりかけ、ゆで卵など)を収納するための凹部が蓋の中央部に設けられた、マイクロ波加熱用包装体が開示されている。
図8は、このような弁当、麺類等の食品に鶏卵などの食用玉子を添えて陳列及び販売するための、他の従来技術による玉子ポケット付き蓋の斜視図である。
図8の従来技術による蓋においては、弁当、麺類等の食品を収納した容器本体101の開口部が玉子ポケット付き蓋102で覆われ、食品が保護されている。容器本体101の上部周縁と玉子ポケット付き蓋102の下部周縁は、着脱自在に係合されている。そして、図示されていない弁当、麺類等を外部から観察できるように、玉子ポケット付き蓋102は透明なプラスチック材料で形成されている。玉子ポケット付き蓋102の中央部には、玉子を収納するための玉子ポケットである凹部103が形成されている。なお、図において二点鎖線で示されている玉子Tは、1個の場合も縦に半分に切られた場合もある。弁当、麺類等の食品を収納した容器本体101と、容器本体101と係合し、かつ中央部の凹部103に玉子Tを入れた玉子ポケット付き蓋102は、透明なプラスチックフィルム或いは透明な熱収縮フィルムなどで被覆され、その状態で出荷され、店頭に陳列される。
特開2007−308174号公報
ところで、弁当等の食品を購入するか否かを判断するときの重要な判断材料は、具やおかずが、どのようなものであり、どのくらいの量であり、どのような状態であるかである。従って、これらの食品の製造者と販売者は、購入を迷っている者にアッピールするために、それらについて上記したように種々の工夫を凝らしている。その目的のために、生玉子、温泉玉子又はゆで玉子(以下、玉子と総称する)を添えることは大きなアッピールとなる。
しかし、特許文献1の図1〜図3に示されているマイクロ波加熱用包装体においても、図8に示した従来技術による玉子ポケット付き蓋においても、玉子は蓋の中央部に設けた凹部に収納される。この結果、蓋の中央部の凹部と、その中の玉子に邪魔されて、容器の中に収納されている弁当、麺類等の食品を上方から観察できる範囲が狭くなってしまう。
そのため、折角、玉子を付けるというサービスを加えても、その玉子が邪魔をして、工夫を凝らした食品を外部から観察することが困難になることは、目的と矛盾する。勿論、玉子が邪魔をしていても、手に取ってじっくりと観察すれば、蓋は透明であるために収納した食品を観察することは可能である。しかし、コンビニ等で陳列されている多数の商品を一見するだけで購入するか否かを判断する客も少なからず存在する。すなわち、じっくり観察することを全ての客に期待することはできない。
本考案は、上述した背景技術に鑑み、弁当、麺類等の食品を収納する容器本体の開口部を覆う透明な蓋であって、上記蓋が玉子を収納できる凹部を備えながら、玉子によって邪魔されることなく、外部から内部の食品を容易に観察することができる、玉子ポケット付き蓋を提案することを課題とする。
上記した課題は、請求項1に記載の本考案によって解決された。
すなわち、容器本体の開口部を覆う透明な蓋であって、上記蓋が上面と側面を備え、底部が開口している形状であり、上記蓋の底部外周に上記容器本体の外周と係合する係合部を備える蓋において、上記蓋の上面に玉子を収納できる凹部を備え、上記凹部が上記蓋の上面の中心から偏心して設けられていることを特徴とする、玉子ポケット付き蓋によって解決された。
また、好ましい実施形態として、請求項2に記載したように、上記凹部の縁部の一部分の高さが、上記上面の縁部の他の部分の高さより低い構造とすることができる。
また、好ましい実施形態として、請求項3に記載したように、上記凹部の縁部の一部分の高さが、上記上面の縁部の他の部分の高さより低いことと、上記低い縁部の中央付近に膨出部を備える構造とすることができる。
また、好ましい実施形態として、請求項4に記載したように、上記蓋が、円形の逆深皿形の形状とすることができる。また、請求項5に記載したように、上記上面の縁部から側面に亘って、中心部に向かう複数本の波状の線条から成る複数の波線構造の組を有する構造とすることができる。
上記した請求項1の本考案に係る玉子ポケット付き蓋によれば、容易に容器内部の弁当、麺類等の食品を観察することができる。すなわち、コンビニ等では、弁当、麺類等の食品は、通常、斜め上方向から客が見るように陳列されて販売される。本考案においては、玉子を収納する凹部が蓋の上面の中心から偏心して設けられているので、玉子がない部分が客側になるように商品を配置した時、斜め上方向から観察することにより、玉子に邪魔されることなく、容易に容器内部の弁当、麺類等の食品の上面のほとんど全面を観察することができる。
また、上記した請求項2の本考案に係る玉子ポケット付き蓋によれば、蓋の凹部の縁部の一部分の高さが低いので、その低い部分から収納した玉子を容易に取り出すことができる。
また、上記した請求項3の本考案に係る玉子ポケット付き蓋によれば、高さの低い縁部に設けられた膨出部の存在により、蓋の凹部に収納した玉子の取り出しが容易でありながらも、玉子が脱落し難いものとなる。
また、上記した請求項4の本考案に係る玉子ポケット付き蓋によれば、どんぶり状の容器の蓋として使うことができると共に、蓋に形成された凹部の底面が容器の内容物と接触し難くなる。請求項5の本考案に係る玉子ポケット付き蓋によれば、蓋の機械的強度を強化できる。
本考案に係る玉子ポケット付き蓋の一実施形態を用いた容器全体を概念的に示した斜視図である。 図1の玉子ポケット付き蓋の概念的な平面図である。 図1の玉子ポケット付き蓋の概念的な側面図である。 容器本体と組み合わせた状態における、図2の玉子ポケット付き蓋のX−X線に沿う部分の概念的な断面図である。 図1の玉子ポケット付き蓋の概念的な背面図である。 図1の玉子ポケット付き蓋の波線構造部の概念的な拡大断面図である。 図1の玉子ポケット付き蓋の角部補強構造の概念的な斜視図である。 従来技術による玉子ポケット付き蓋の一例を示した概念的な斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本考案に係る玉子ポケット付き蓋を更に詳しく説明する。図1の容器本体1に、図示されていない弁当、麺類等の食品が収納される。その容器本体1の開口部を、本考案に係る玉子ポケット付き蓋2で覆って、それらの食品を保護する。図1に示した実施形態では、容器本体1は平面視略円形であり、玉子ポケット付き蓋2は、円形の逆深皿形の形状に形成されている。但し、本考案の技術思想は、その形状に限られるものではない。例えば、容器本体1が平面視四角形の場合、玉子ポケット付き蓋2を四角形の逆深皿形の形状に形成して、本考案を実施することができる。以下、図1の形状に玉子ポケット付き蓋2を形成した場合を例として、本考案を説明する。
容器本体1の上部の周縁部と、玉子ポケット付き蓋2の底部の周縁部4aは、従来技術によって着脱自在に係合している。例えば、円形の容器本体1の上部の周縁部の外径と、玉子ポケット付き蓋2の底部の周縁部4aの内径をほぼ同じに形成し、それらを篏合させ、それらの弾性変形により両者を係合することが普通に行われている。或いは、一方の周縁部に沿って凸条を設け、他方の周縁部に沿って凹溝を設け、凸条を凹溝に嵌合させて、係合することもできる。さらに、蓋の底部の周縁部から上方向に向かって延設された嵌合部を設け、該嵌合部を容器本体の開口部上方の内面側に沿って嵌入させる、所謂内嵌合によって係合することもできる。図1の玉子ポケット付き蓋2と容器本体1とは、最前に記載した方法で係合している。
図1の玉子ポケット付き蓋2は、上面3と側面4を備え、底部が開口した逆深皿形の形状であり、上記蓋の上面3に、二点鎖線で示す食用玉子Tを収納できる玉子ポケットである凹部6を備える。玉子ポケット付き蓋2の凹部6は、収納される食用玉子T、例えば、鶏卵などの生玉子やゆで玉子の大きさよりやや大きい概略直方体形状に形成され、上記凹部6の長さと幅と深さは収容される食用玉子を収容できる寸法に設計される。凹部6は、蓋2の上面3の中心Oから偏心して設けられる。蓋の上面の中心Oとは、蓋が平面視円形の場合はその円の中心であり、蓋が平面視四角の場合はその四角の対角線の交点であり、他の形状の場合はそれに準じる位置である。
図2は、図1の玉子ポケット付き蓋2の平面図である。玉子ポケット付き蓋2の上面3は、中心Oを含む中央平面部2aと、上記中央平面部2aを内側にくぼませて形成した凹部6と、上記中央平面部2aと上記凹部6を取り囲む縁部からなる。縁部は、上記中央平面部2aとつながる第1の縁部7aと、上記凹部6とつながる第2の縁部7bからなる。第1の縁部7aと第2の縁部7bは、凹部6を含む上面3を取り囲んでいる。
図3の玉子ポケット付き蓋2の側面図に示すように、機械的強度を強くするため、すなわち中央平面部2aの形状保持能力を向上させるために、第1の縁部7aは中央平面部2aより1〜2mm高い堤状に形成されている。そして第2の縁部7bは第1の縁部7aに比較して低く形成されている。
凹部6は中央部の平らな底面6aと、底面6aの周りから立ち上がる凹部壁面から成る。底面6aの図2において右側に示す部分から立ち上がる第1の凹部壁面6bは、上記中央平面部2aにつながっている。底面6aの図2において左側の部分から立ち上がる第2の凹部壁面6cは、上記第2の縁部7bにつながっている。第1の凹部壁面6bと第2の凹部壁面6cは、凹部の底面6aを取り囲んでいる。
第2の縁部7bは第1の縁部7aに比較して低く形成され、図3の側面図に示すように、第2の凹部壁面6cは、第1の凹部壁面6bの高さより低い。そのため、図1、図3及び図4から分かるように、凹部6に玉子Tを入れた状態では、一方向の壁面が低くなっているので、その低くなっている部分から収納した玉子Tを取り出し易いものとなる。
第2の壁面6cが第1の凹部壁面6bの高さより低いので、玉子を取り出すことは容易であるが、その反面、意図せずに玉子が凹部6から脱落する可能性が生じる。それを防止するために、第2の縁部7bの中央付近に膨出部7cが設けられている。第2の縁部7bの膨出部7cは第2の縁部7bの一部であるので、第2の凹部壁面6cとつながっている。
図5の背面図は、中央の膨出部7cが左右の第2の縁部7bより高く、かつ、第1の縁部7aよりは低いことを示している。この結果、玉子が意図せずに脱落することを防止することができるとともに、取り出す際には、その取り出しが容易なものとなる。
弁当、麺類等の食品Sが収納された容器本体1を本考案に係る玉子ポケット付き蓋2で覆い、その玉子収容用の凹部6に玉子Tを収納したものは、透明なフィルム、例えば包装用の薄いラップ或いは熱収縮性フィルムで包装されてコンビニ等の店頭に陳列される。このとき、客から見て玉子Tが奥になるように陳列される。すなわち、図1においては手前が客側であり、図4においては右側が客側である。
図4に示すように、客の視線Aは、玉子Tに邪魔されることなく、透明な蓋の中央平面部2a及び側面4の上部を通して、弁当、麺類等の食品Sの上面のほとんど全面に到達する。この結果、製造者や販売者が工夫を凝らしたおかずや具の上面のほとんど全てを客が観察することができる。このことは、図8に示したような蓋の中央に設けた凹部に玉子が収納される従来技術によっては、得られなかった効果である。また、上記した構成の玉子ポケット付き蓋2の場合、玉子ポケットから玉子Tを取り出し、容器本体1の中の弁当や麺類等の食品Sのみをマイクロ波加熱器で加熱することも容易に行うことができる。
上記玉子ポケット付き蓋2は、透明な合成樹脂シートの成形品で構成されていることが好ましく、その合成樹脂シートの基材樹脂としては、スチレンの単独重合体、スチレンとメタクリル酸やメタクリル酸メチルなどの他のモノマーとを共重合したスチレン系共重合体、スチレンの単独重合体及び/又はスチレン系共重合体とスチレン−ブタジエンブロック共重合体などのスチレン系エラストマーとの混合物などのポリスチレン系樹脂;プロピレンの単独重合体、プロピレンとエチレン、ブテンなどの他のモノマーとを共重合したプロピレン系共重合体などのポリプロピレン系樹脂;ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、テレフタル酸とエチレングリコールとシクロヘキサンジメタノールとの共重合体等の芳香族ポリエステル樹脂等が例示される。
玉子ポケット付き蓋2の素材として、特に、上記した合成樹脂を基材樹脂とする透明性の高い樹脂、中でも、ポリスチレン系樹脂を基材樹脂とする樹脂シートからなるものが好適に使用される。
蓋は、透明かつ軽量にするために、できるだけ薄く作られる。しかし、形状を保持するため強度を担保できる厚さの素材板から形成される。通常、厚さは0.2mmから0.6mm程度であるが、素材によってはこの範囲に限られない。
本考案に係る玉子ポケット付き蓋2は、商品としての食品の上面のほとんど全面を購買者が観察することができるという構造であるばかりでなく、材料の厚さを薄くしても形状を保持できる強度を担保するための構造を有している。
そのための第1の構造は、既に説明したように、第1の縁部7aが中央平面部2aより1〜2mm高い堤状に形成されていることである。この構造により、食品の入った容器などを重ねるなどして蓋に力が加わっても、ある程度までは玉子ポケット付き蓋2の上面の平面性を維持することができる。
第2の構造は、玉子ポケット付き蓋2の第1の縁部7aから側面4に亘って、中心部に向かう複数本の波状の線条から成る複数の波線構造の組を有することである。図1から図5に示す実施形態では、3本の波状の線条9a,9b,9cからなる複数組の波線構造9が、側面4の周囲にほぼ等間隔に設けられている。図6は一つの波線構造の断面図である。この構造により、側面4に外力が加わっても、ある程度までは側面4は座屈せず、その形状を維持することができる。
さらに、本考案に係る玉子ポケット付き蓋2には、側面4の下部に設けられた容器本体と係合する部分4aが、第1のフランジ部4b及び第2のフランジ部4eによって階段状形状に形成されているとともに、角部4cに小さな略立方体形状の突出段部4dが形成されている。この部分の拡大斜視図を図7に示す。この突出段部4dは側面4に沿って略等間隔に複数箇所で形成されている。この構造により、蓋2を積み重ねた際に、蓋同士の嵌り込みを防止することできるため、取扱い性に優れたものとなる。
以上、説明した本考案に係る玉子ポケット付き蓋は、コンビニ等の店で、弁当、麺類等の食品を容器に入れて販売する際の、陳列及び販売用の容器の蓋として広く利用することができる。
1 容器本体
2 玉子ポケット付き蓋
2a 中央平面部
3 上面
4 側面
4a 容器本体と係合する部分
4b 第1のフランジ部
4c 角部
4d 突出段部
4e 第2のフランジ部
6 凹部
6a 底面
6b 第1の凹部壁面
6c 第2の凹部壁面
7a 第1の縁部
7b 第2の縁部
7c 膨出部
9 波線構造
T 食用玉子
S 弁当、麺類等の食品
A 視線
O 中心

Claims (5)

  1. 容器本体の開口部を覆う透明な蓋であって、上記蓋が上面と側面を備え、底部が開口している形状であり、上記蓋の底部外周に上記容器本体の外周と係合する係合部を備える蓋において、上記蓋の上面に玉子を収納できる凹部を備え、上記凹部が上記蓋の上面の中心から偏心して設けられていることを特徴とする、玉子ポケット付き蓋。
  2. 上記凹部の縁部の一部分の高さが、上記上面の縁部の他の部分の高さより低いことを特徴とする、請求項1記載の玉子ポケット付き蓋。
  3. 上記凹部の縁部の一部分の高さが、上記上面の縁部の他の部分の高さより低いことと、上記低い縁部の中央付近に膨出部を備えることを特徴とする、請求項1記載の玉子ポケット付き蓋。
  4. 上記蓋が、円形の逆深皿形の形状であることを特徴とする、請求項1記載の玉子ポケット付き蓋。
  5. 上記上面の縁部から側面に亘って、中心部に向かう複数本の波状の線条から成る複数の波線構造の組を有することを特徴とする、請求項1記載の玉子ポケット付き蓋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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