JP3108122U - 梱包材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】収納物の上下左右及び前後の全周囲にエア緩衝材30を配置して収納する立方体形状のケース10であって、ケース10の最大平面の内側に複数の突起体25を設けて突起体25の先端平面によりエア緩衝材30の外周面を支持する梱包材とする。
【選択図】図9
Description
これらの電子機器は、人の手に持って移送することが可能な大きさ及び重量であり、比較的高価であって衝撃に弱いため、緩衝材で固定するようにしてダンボール箱などのケースに収納されて移送保管されることが多かった。
また、ハードディスクなどの特定の電子機器では、近年、合成樹脂製の専用ケースが使用され、この専用ケースとしては、ヒンジにより開閉蓋と本体とが一体とされ、蓋の内側及び本体の内側に弾性変形が可能とされた樹脂製の支持片が複数個設けられ、この支持片により電子機器をケース内に浮かせるようにして支持するものとし、ケースの外部から加わる衝撃が直接に電子機器に伝達されることがないようにするものがある(例えば特許文献1)。
このため、近年、発泡スチロールの小片をケースである収納箱の空間充填材として使用することも行われている。
また、近年では、エア緩衝材と呼ばれる合成樹脂製の空気袋を利用することも行われている。
しかし、平板状の電子機器などを平らに落下させたとき、電子機器に損傷が生じる場合があった。
このように、突起体(25)の先端平面でエア緩衝材(30)を支持すれば、ケース(10)の外部から衝撃が加わったとき、突起体(25)がエア緩衝材(30)に食い込むようにしてエア緩衝材(30)を弾性変形させ、収納物(40)への衝撃を小さくすることができる。
このように、2枚のスペーサー(20)とエア緩衝材(30)とをケース(10)内に収めるようにすれば、従来のケース(10)をそのまま使用してエア緩衝材(30)により収納物(40)に与える衝撃を効果的に小さくすることができる。
このように、突起体(25)の先端面を同一平面に配置することにより、突起体(25)で略均等にエア緩衝材(30)を支えるようにしてエア緩衝材(30)の支持面積をケース(10)の内面面積よりも小さくできる。
なお、エア緩衝材30としては、本体部31が袋構造とされたものを用いる場合のみでなく、長方形の平板マット状のものを使用し、長辺方向を折り畳んで収納物40を包むと共に、短辺方向の両端も折り畳んで収納物40の全周囲を包むようにすることも有る。
そして、突起体25は、平板部21の中央と4隅近傍に配置するものであり、突起体25の縦及び横の長さは、平板部21の縦及び横の長さに対して15%乃至20%程度とし、高さを10mm乃至20mm程度の同一高さとして上端を平坦面とし、全ての突起体25の上端を同一平面とするようにしている。
また、段ボールケース10の大きさは、収納物40の上下に各々3cm乃至5cm程度の空間を形成し、収納物40の前後及び左右は各々5cm乃至8cm程度の空間を形成してエア緩衝材30で包んだ収納物40をスペーサー20と共に収納できるようにしている。
なお、段ボールケース10は、図1に示したように両側の外フラップ16,18をつき合わせて底部や蓋部を形成するものに限ることなく、図7に示すように上蓋が本体と一体に形成されるもの、図8に示すように蓋体と本体とが分離されて形成されるもの、図9に示すように側壁部分が開閉蓋とされるものなど、種々の形式の箱体を使用することができる。
そして、この収納ケース10は、段ボールケース10に限るものでなく、合成樹脂製のケース10とすることも有り、ケース10の上蓋内面及び底板内面に突起体25を設けるか、上蓋内面及び底板内面に突起体25を有するスペーサー20を挿入又は固定すれば足りるものである。
このときは、突起体25の上端を平坦面とすると共に、突起体25の角部は全て丸味を持たせてエア緩衝材30を破損させないようにするものである。
厚さ41mm、幅145mm、奥行198mm、重さ1KgのDVDドライブの梱包を行った。
エア緩衝材30は、空気排出時の本体部31が、幅370mm、袋の深さ310mmであり、カバー部33の本体部31からの突出長さが180mmのものに10.6×103Kgf/m2の圧力で空気を充填し、エア緩衝材30の厚みを約5cm、本体部31の全体の厚さを約13cmとした。
このエア緩衝材30で梱包したDVDドライブを、従来梱包品として幅31cm、奥行28cm、高さ12cmの段ボールケース10に詰め、高さ80cmの位置から落下させた。
11 前側壁 12 後側壁
13 右側壁 14 左側壁
15 底部内フラップ 16 底部外フラップ
17 蓋内フラップ 18 蓋外フラップ
20 スペーサー
21 平板部 25 突起体
30 エア緩衝材
31 本体部 33 カバー部
35 空気挿入口 36 弁部
40 収納物
Claims (3)
- 収納物の上下左右及び前後の全周囲にエア緩衝材を配置して収納する立方体形状のケースであって、ケースの最大平面の内側に複数の突起体が設けられ、突起体の先端平面によりエア緩衝材の外周面を支持することを特徴とする梱包材。
- ケースの内法よりも僅かに小さい方形平板状の平板部に複数の突起体を有するスペーサーをエア緩衝材の両面に配置し、スペーサーの平板部をケースの内面に密着させてスペーサーの突起体によりエア緩衝材を支持することを特徴とする請求項1に記載した梱包材。
- 複数の突起体は、各々先端を平坦面とする同一高さであり、各突起体の先端面により同一平面を形成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載した梱包材。
Priority Applications (1)
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JP2004005915U JP3108122U (ja) | 2004-10-06 | 2004-10-06 | 梱包材 |
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JP2004005915U JP3108122U (ja) | 2004-10-06 | 2004-10-06 | 梱包材 |
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JP3108122U true JP3108122U (ja) | 2005-04-07 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3108122U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6275217B1 (ja) * | 2016-09-08 | 2018-02-07 | 日鉄住金物流株式会社 | コンテナへのコイルの積載方法およびコイルの積載構造 |
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2004
- 2004-10-06 JP JP2004005915U patent/JP3108122U/ja not_active Expired - Fee Related
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