JP5974577B2 - 梱包組物 - Google Patents
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Description
これらの問題点は、第1の緩衝材及び第2の緩衝材により被梱包物を上下から覆っている場合も同様に生じていた。
そこで、本願第1発明においては、梱包体に、4辺を有する矩形の第1面部と、前記第1面部の第1辺に連続する第2面部と、前記第1面部の第2辺に連続する第3面部と、前記第1面部の第3辺に連続する第4面部と、前記第1面部の第4辺に連続する第5面部と、前記第2面部から前記第5面部のいずれかの少なくとも1つに連続し、組み立てられた状態で前記第1面部と対向する開放可能な第6面部とを設ける。また、組み立てられ箱状となる梱包体の第2面部から第5面部に、箱状の内側に折り込み可能な折込部を設ける。また、上下の緩衝材(第2緩衝体及び第1緩衝体)に、それぞれ箱状の内側に折り込まれた折込部の一部を挟み込む溝部を設ける。
梱包体を箱状に組み立てて、上下の緩衝材(第2緩衝体及び第1緩衝体)で覆われている被梱包物を梱包する場合、上下の緩衝材(第2緩衝体及び第1緩衝体)の溝部には、それぞれ箱状の内側に折り込まれた第2面部から第5面部の折込部の一部が挟み込まれている。これにより、梱包時、緩衝材の溝部に折込部の一部を挟み込んでいない構造に比して、ガタツキが少なく強固に被梱包物を固定することができる。
さらに、梱包体の第1面部から第6面部を展開した状態で上記のような位置関係とすることにより、開梱時、箱状の梱包体の第6面部を開放して上側の緩衝材(第2緩衝体)を上方に引き抜くように取り出す際に、第2面部から第5面部を外側に押圧することで折込部の一部の挟み込みが緩み、箱状を保持する規制が少なくなり、梱包体と緩衝材の密着度が低減されて、上側の緩衝材(第2緩衝体)を上方に引き抜き易くなる。また、完全に上側の緩衝材(第2緩衝体)を上方に引き抜き取り出すと、上側の緩衝材(第2緩衝体)の溝部に挟み込まれていた第2面部から第5面部の折込部の一部がもはや挟み込まれないこととなり、箱状を保持する規制が少なくなり、箱状の梱包体は容易に展開されて平板状となる。そして、露わになった被梱包物を下側の緩衝材(第1緩衝体)から分離するように取り出すことは極めて容易に行える。なお、梱包時、上下の緩衝材(第2緩衝体及び第1緩衝体)の溝部に第2面部から第5面部の折込部の一部を挟み込むことでは箱状を保持する規制として十分でない場合には、紐等で第2面部から第5面部の周囲を縛って固定するようにしてもよい。
梱包体を箱状に組み立てて、上下の緩衝材(第2緩衝体及び第1緩衝体)で覆われている被梱包物を梱包する場合、下側の緩衝材(第1緩衝体)の溝部には、それぞれ箱状の内側に折り込まれた第2面部から第5面部の折込部の少なくとも基部の一部が挟み込まれるとともに、上側の緩衝材(第2緩衝体)の溝部は、それぞれ箱状の内側に折り込まれた第2面部から第5面部の折込部の凸部と第6面部側から第1面部側に向かう方向で嵌合する。これにより、梱包時、よりガタツキが少なく強固に被梱包物を固定することができる。
さらに、梱包体の第1面部から第6面部を展開した状態で上記のような位置関係とすることにより、開梱時、箱状の梱包体の第6面部を開放して上側の緩衝材(第2緩衝体)を上方に引き抜くように取り出す際に、第2面部から第5面部の折込部の凸部との嵌合が解除されるわずかな距離のみ上側の緩衝材(第2緩衝体)を上方に引き抜けば、第2面部から第5面部を外側に押圧することで折込部の一部の挟み込みが緩み、箱状を保持する規制が少なくなり、梱包体と緩衝材の密着度が低減されて、上側の緩衝材(第2緩衝体)を上方に引き抜き易くなる。また、完全に上側の緩衝材(第2緩衝体)を上方に引き抜き取り出すと、第2面部から第5面部の折込部の凸部との嵌合が解除され、箱状を保持する規制が少なくなり、箱状の梱包体は容易に展開されて平板状となる。そして、露わになった被梱包物を下側の緩衝材(第1緩衝体)から分離するように取り出すことは極めて容易に行える。
梱包体を箱状に組み立てて、上下の緩衝材(第2緩衝体及び第1緩衝体)で覆われる被梱包物を梱包する場合、下側の緩衝材(第1緩衝体)の溝部には、それぞれ箱状の内側に折り込まれた第2面部から第5面部の折込部の少なくとも1つの第2凸部の一部が嵌合するとともに、上側の緩衝材(第2緩衝体)の溝部は、それぞれ箱状の内側に折り込まれた第2面部から第5面部の折込部の第1凸部及び第2凸部と第6面部側から第1面部側に向かう方向で嵌合する。これにより、梱包時、よりガタツキが少なく強固に被梱包物を固定することができる。なお、上側の緩衝材(第2緩衝体)の第6面部側から第1面部側に向かう方向での嵌め込み動作に対応して、第2凸部は、第1凸部より、第1面部に近い位置かつ箱状の内側の位置に設けられる。
さらに、梱包体の第1面部から第6面部を展開した状態で上記のような位置関係とすることにより、開梱時、箱状の梱包体の第6面部を開放して上側の緩衝材(第2緩衝体)を上方に引き抜くように取り出す際に、第2面部から第5面部の折込部の第1凸部及び第2凸部との嵌合が解除されるわずかな距離のみ上側の緩衝材(第2緩衝体)を上方に引き抜けば、第2面部から第5面部を外側に押圧することで折込部の一部の挟み込みが緩み、箱状を保持する規制が少なくなり、梱包体と緩衝材の密着度が低減されて、上側の緩衝材(第2緩衝体)を上方に引き抜き易くなる。また、完全に上側の緩衝材(第2緩衝体)を上方に引き抜き取り出すと、第2面部から第5面部の折込部の第1凸部及び第2凸部との嵌合が解除され、箱状を保持する規制が少なくなり、箱状の梱包体は容易に展開されて平板状となる。そして、露わになった被梱包物を下側の緩衝材(第1緩衝体)から分離するように取り出すことは極めて容易に行える。
図1に示すように、梱包組物は、段ボール箱等からなる梱包体100と、発泡スチロール等からなる下側の第1緩衝体200と、発泡スチロール等からなる上側の第2緩衝体300から構成されている。略立方体の箱状に組み立てられた梱包体100の内側表面と電子機器等からなる被梱包物400の間に第1緩衝体200と第2緩衝体300が介装されている。
ここで、第1緩衝体200及び第2緩衝体300は、特に、外部からの前後左右方向における衝撃等による損傷等を効果的に抑止するために、組み立てられた梱包体100の4側面をなす面2,3,4,5の内側表面に密着するような大きさ及び形状に形成されている。
梱包体100は、展開されている状態では、図2に示すように、略立方体の箱状に組み立て可能に、所定の裁断機により段ボール等が切断等されて形成されている。
具体的には、4辺を有する略正方形の面1と、面1の第1辺に連続する略正方形の面2と、面1の第2辺に連続する略正方形の面3と、面1の第3辺に連続する略正方形の面4と、面1の第4辺に連続する略正方形の面5と、面5に連続する略長方形の面6aと、面3に連続する略長方形の面6bを有している。面1は下面(底面)を形成し、面2乃至面5は4側面を形成し、面6a及び面6bは、組み立てられた状態で略正方形の面1と対向する開放可能な略正方形の上面(天面)のフラップ部を形成している。なお、以下では、面6a及び面6bを合わせて面6ということがある。
さらに、面5と面6aの境界に折曲線60aが、面3と面6bの境界に折曲線60bが設けられており、垂直に起立させた面5及び面3の内側に90度折り曲げて上面を形成可能としている。
また、面2の他側の折込板は、長方形と三角形の組み合わせによる半矢印形状の基部20bと、組み立てられた状態で面1から面6に向けて基部20bの長方形部分より延伸する第1凸部21bと、組み立てられた状態で第1凸部21bより、面1に近い位置かつ箱状のより内側の位置から面6側に向けて基部20bの三角形部分より延伸する第2凸部22bを有している。
また、面3の他側の折込板は、長方形と三角形の組み合わせによる半矢印形状の基部30bと、組み立てられた状態で面1から面6に向けて基部30bの長方形部分より延伸する第1凸部31bと、組み立てられた状態で第1凸部31bより、面1に近い位置かつ箱状のより内側の位置から面6側に向けて基部30bの三角形部分より延伸する第2凸部32bを有している。
また、面4の他側の折込板は、長方形と三角形の組み合わせによる半矢印形状の基部40bと、組み立てられた状態で面1から面6に向けて基部40bの長方形部分より延伸する第1凸部41bと、組み立てられた状態で第1凸部41bより、面1に近い位置かつ箱状のより内側の位置から面6側に向けて基部40bの三角形部分より延伸する第2凸部42bを有している。
また、面5の他側の折込板は、長方形と三角形の組み合わせによる半矢印形状の基部50bと、組み立てられた状態で面1から面6に向けて基部50bの長方形部分より延伸する第1凸部51bと、組み立てられた状態で第1凸部51bより、面1に近い位置かつ箱状のより内側の位置から面6側に向けて基部50bの三角形部分より延伸する第2凸部52bを有している。
第1緩衝体200について、図1における手前側上方視における斜視図を図3に示す。
さらに、隣接する2側面により形成される4辺を含む4隅にはそれぞれ、高さ方向に渡り垂直面の溝部70aと、溝部70aの上端から上方内側に向かって凹部7に至るまで傾斜する斜面の溝部71aが、また、同様に垂直面の溝部70bと斜面の溝部71b、垂直面の溝部70cと斜面の溝部71c、垂直面の溝部70dと斜面の溝部71dが設けられている。
垂直面の溝部70及び斜面の溝部71の深さ方向の寸法は、組み立てられた梱包体100の基部20a等の折込幅の寸法と整合するように形成されている。また、斜面の溝部71の傾斜角度は、組み立てられた梱包体100の基部20a等の三角形部分がなす角度と整合するように形成されている(図6のA−A断面図も参照)。
第2緩衝体300について、図1における手前側下方視における斜視図を図4に示す。
さらに、隣接する2側面により形成される4辺を含む4隅にはそれぞれ、高さ方向に渡り垂直面の溝部80dと、溝部80dの上端外側に設けられ組み立てられた梱包体100の第1凸部41b及び第1凸部51aと嵌合する空間(逆凹)を形成する第1凹部の溝部81dと、溝部80dの下端内側に設けられ組み立てられた梱包体100の第2凸部42b及び第2凸部52aと嵌合する空間(逆凹)を形成する第2凹部の溝部82dが、また、同様に垂直面の溝部80aと第1凹部の溝部81a(不図示)と第2凹部の溝部82a、垂直面の溝部80bと第1凹部の溝部81b(不図示)と第2凹部の溝部82b、垂直面の溝部80cと第1凹部の溝部81c(不図示)と第2凹部の溝部82cが設けられている。
図5等を参照して、梱包組物により被梱包物400を梱包する手順を説明する。
まず、図2に示すように展開された状態に梱包体100を準備する。
次に、梱包体100の面1に積み重ねるように、第1緩衝体200を載置する。
そして、面2乃至面5を、それぞれ折曲線10a,10b,10c,10dに沿って、90度折り曲げ、垂直に起立させて4側面を形成し、面1に載置した第1緩衝体200を密着して囲い込む。それと同時に、面6a及び面6bを、それぞれ折曲線60a,60bに沿って、90度折り曲げ、外側に開いておく。この時の梱包体100及び第1緩衝体200の位置関係は図1に示すとおりである。ここで、理解の容易化のために、図1における梱包体100の手前側の2側面、すなわち面4、面5及び面6a等を取り除いた仮想状態を図5に示す。
図5を参照すると、上記の梱包体100の面2乃至面5を起立させて第1緩衝体200を囲い込む際に、面2乃至面5の両側の90度折り込まれている折込板も第1緩衝体200の溝部と嵌合する。具体的には、梱包体100の基部20a及び50bが並び重なり合って第1緩衝体200の垂直面の溝部70aに挿し込まれて斜面の溝部71aと嵌合する。斜面の溝部71aの鉛直方向に対する傾斜角度は、梱包体100の梱包体100の基部20a及び50bの三角形部分が鉛直方向に対して斜線となる辺がなす角度と整合するように形成されている(図6のA−A断面図も参照)。また、垂直面の溝部70a及び斜面の溝部71aの幅方向の寸法は、梱包体100の基部20a及び50bが並び重なり合った厚みの寸法より若干大きくなるように形成されている。
同様に、梱包体100の基部20b及び30aが並び重なり合って第1緩衝体200の垂直面の溝部70bに挿し込まれて斜面の溝部71bと嵌合する。また、梱包体100の基部30b及び40aが並び重なり合って第1緩衝体200の垂直面の溝部70cに挿し込まれて斜面の溝部71cと嵌合する。また、梱包体100の基部40b(不図示)及び50a(不図示)が並び重なり合って第1緩衝体200の垂直面の溝部70dに挿し込まれて斜面の溝部71dと嵌合する。
図5を参照すると、上記の第2緩衝体300が落とし込まれる際に、梱包体100の面2乃至面5の両側の90度折り込まれている折込板も第2緩衝体300の溝部と嵌合する。具体的には、梱包体100の第1凸部41b,51a(不図示)と、基部40b,50a(不図示)と、第2凸部42b,52a(不図示)がそれぞれ並び重なり合っている状態において、第2緩衝体300の垂直面の溝部80dが基部40b,50aに案内されて第2緩衝体300が落とし込まれ、第2緩衝体300の第1凹部の溝部81dが梱包体100の第1凸部41b,51aと嵌合するとともに、第2緩衝体300の第2凹部の溝部82dが梱包体100の第2凸部42b,52aと嵌合する(図6のA−A断面図も参照)。
同様に、図5には示していないが、第2緩衝体300の第1凹部の溝部81aが梱包体100の第1凸部21a,51bと嵌合するとともに、第2緩衝体300の第2凹部の溝部82aが梱包体100の第2凸部22a,52bと嵌合する。また、第2緩衝体300の第1凹部の溝部81bが梱包体100の第1凸部21b,31aと嵌合するとともに、第2緩衝体300の第2凹部の溝部82bが梱包体100の第2凸部22b,32aと嵌合する。また、第2緩衝体300の第1凹部の溝部81cが梱包体100の第1凸部31b,41aと嵌合するとともに、第2緩衝体300の第2凹部の溝部82cが梱包体100の第2凸部32b,42aと嵌合する。
次に、図5等を参照して、被梱包物400を梱包している梱包組物を開梱する手順を説明する。
まず、図1に示すように梱包体100のフラップ部を形成する面6a,6bを開放する。
この際に、第2緩衝体300の4つの溝部とそれぞれ嵌合している梱包体100の面2乃至面5の両側の折込板の第1凸部及び第2凸部の嵌合(具体的には、上記の梱包手順で説明したので重複する説明は省略する)も解除される。
このように、第2緩衝体300の溝部と梱包体100の第1凸部及び第2凸部の嵌合が解除されると、第1緩衝体200を密着して囲い込む梱包体100の面2乃至面5は、垂直に起立させておくことが困難である、あるいはかろうじて垂直に起立している状態となる。なぜなら、面2乃至面5の両側の90度折り込まれている折込板は、幅方向の寸法が梱包体100の2つの基部が並び重なり合った厚みの寸法より若干大きい第1緩衝体200の溝部と嵌合しているに過ぎなく、このことのみが垂直に起立している状態を保持する規制となるからである。
したがって、梱包体100の面2乃至面5の自重により自然に、あるいは4側面を形成するかろうじて垂直に起立している面2乃至面5を手で外側にわずかに押圧することにより、梱包体100を図2に示すような展開した状態であって、梱包体100の面1に第1緩衝体200を載置した状態にすることができる。
これにより、梱包時には、梱包体100の面2乃至面5の両側の折込板の基部と第1緩衝体200の四隅の溝部が嵌合するとともに、梱包体100の面2乃至面5の両側の折込板の第1凸部及び第2凸部と第2緩衝体300の四隅の溝部がそれぞれ嵌合することとなる。したがって、梱包組物による梱包時、ガタツキが少なく強固に被梱包物400が固定される。
一方、開梱時には、梱包体100の開放した面6a,6bから、第2緩衝体300を上方に引き抜くように取り出す際に、第2緩衝体300の四隅の溝部とそれぞれ嵌合している梱包体100の面2乃至面5の両側の折込板の第1凸部及び第2凸部との嵌合が解除されるわずかな距離のみ第2緩衝体300を上方に引き抜けば、梱包体100の面2乃至面5を外側に押圧することで折込板の基部の第2緩衝体300の四隅の溝部への挟み込みが緩み、梱包体100の箱状を保持する規制が少なくなり、梱包体100と第2緩衝体300の密着度が低減されて、第2緩衝体300を上方に引き抜き易くなる。また、完全に第2緩衝体300を上方に引き抜き取り出すと、面2乃至面5の両側の折込板の第1凸部及び第2凸部との嵌合が解除され、梱包体100の面2乃至面5の両側の折込板の基部が第1緩衝体200の四隅の溝部と嵌合しているに過ぎない状態となり、面2乃至面5は、自重により自然に、あるいは手で外側にわずかに押圧することで展開し、その結果、梱包体100全体が展開した状態において、面1に被梱包物400を収納している第1緩衝体200を載置した状態となる。したがって、手を自由に動かして第1緩衝体200から被梱包物400を容易に取り出すことができる。
梱包体100の面2乃至面5の両側の折込板の第1凸部と第2凸部は形成されていない、簡易な構成であってもよい。
すなわち、梱包時には、第1緩衝体200及び第2緩衝体300の四隅の溝部には、それぞれ梱包体100の面2乃至面5の両側の折込板の一部が挟み込まれる。これにより、梱包時、第1緩衝体200及び第2緩衝体300の四隅の溝部に折込板の一部を挟み込んでいない構造に比して、ガタツキが少なく強固に被梱包物400を固定することができる。
また、開梱時には、第2緩衝体300を上方に引き抜くように取り出す際に、面2乃至面5を外側に押圧することで折込板の一部の挟み込みが緩み、箱状を保持する規制が少なくなり、梱包体100と第2緩衝体300の密着度が低減されて、第2緩衝体300を上方に引き抜き易くなる。また、完全に第2緩衝体300を上方に引き抜き取り出すと、第2緩衝体300の溝部に挟み込まれていた面2乃至面5の折込板の一部がもはや挟み込まれないこととなり、箱状を保持する規制が少なくなり、箱状の梱包体100は容易に展開されて平板状となる。そして、露わになった被梱包物400を第1緩衝体200から分離するように取り出すことは極めて容易に行える。なお、梱包時、第1緩衝体200及び第2緩衝体300の四隅の溝部に面2乃至面5の両側の折込板の一部を挟み込むことでは箱状を保持する規制として十分でない場合には、紐等で面2乃至面5の周囲を縛って固定するようにしてもよい。
梱包体100の面2乃至面5の両側の折込板の第2凸部は、複数形成されてもよい。これにより、よりガタツキが少なく強固に被梱包物400を固定することができる。また、第2凸部が複数形成されている場合において、梱包体100の面1に最も近い位置の第2凸部が第2緩衝体300と嵌合することとすると、より面1(底面)側の位置で安定的に固定することができる。
200 第1緩衝体
300 第2緩衝体
400 被梱包物
1〜5、6a、6b 面
20a、20b、30a、30b、40a、40b、50a、50b 基部
21a、21b、31a、31b、41a、41b、51a、51b 第1凸部
22a、22b、32a、32b、42a、42b、52a、52b 第2凸部
70a〜d、71a〜d 溝部(第1緩衝体)
80a〜d、81a〜d、82a〜d 溝部(第2緩衝体)
Claims (5)
- 箱状に組み立てられ被梱包物が内部に収容される梱包体と、該梱包体の内部に収容され、該被梱包物の少なくとも一部を覆う緩衝体とからなる梱包組物であって、
前記梱包体は、4辺を有する矩形の第1面部と、
前記第1面部の第1辺に連続する第2面部と、
前記第1面部の第2辺に連続する第3面部と、
前記第1面部の第3辺に連続する第4面部と、
前記第1面部の第4辺に連続する第5面部と、
前記第2面部から前記第5面部のいずれかの少なくとも1つに連続し、組み立てられた状態で前記第1面部と対向する開放可能な第6面部と、を備え、
前記第2面部から前記第5面部は前記組み立てられた状態で前記箱状の内側に折り込み可能な折込部を備え、
前記緩衝体は、
前記箱状の内側の前記第1面部側に配置され、少なくとも前記折込部の一部を挟み込む溝部が形成された第1緩衝体と、
前記箱状の内側において、前記第1緩衝体よりも前記第6面部側に配置され、少なくとも前記折込部の一部を挟み込む溝部が形成された第2緩衝体と、を備え、
前記第1緩衝体及び前記第2緩衝体により形成される空間に前記被梱包物が配置されることを特徴とする梱包組物。 - 前記折込部は、
基部と、
前記組み立てられた状態で前記第1面部側から前記第6面部側に向けて前記基部より延伸する凸部と、を備え、
前記第1緩衝体の溝部は、少なくとも前記基部の一部を挟み込み、
前記第2緩衝体の溝部は、前記凸部と前記第6面部側から前記第2面部側に向かう方向で嵌合することを特徴とする請求項1記載の梱包組物。 - 前記折込部は、
基部と、
前記組み立てられた状態で前記第1面部側から前記第6面部側に向けて前記基部より延伸する第1凸部と、
前記組み立てられた状態で前記第1凸部より、前記第1面部に近い位置かつ前記箱状の内側の位置から前記第6面部側に向けて前記基部より延伸する少なくとも1つ以上の第2凸部と、を備え、
前記第1緩衝体の溝部は、少なくとも1つの前記第2凸部の一部と嵌合し、
前記第2緩衝体の溝部は、前記第1凸部及び前記第2凸部と前記第6面部側から前記第1面部側に向かう方向で嵌合することを特徴とする請求項1記載の梱包組物。 - 前記第1面部に最も近い位置の前記第2凸部は、前記第6面部側から前記第1面部側に向かう方向で前記第1緩衝体と嵌合し、前記第1面部側から前記第6面部側に向かう方向で前記第2緩衝体と嵌合することを特徴とする請求項3記載の梱包組物。
- 前記第1緩衝体及び前記第2緩衝体は平面視で四隅に前記溝部が形成された直方体であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の梱包組物。
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