JP2002318177A - 包埋装置及びその温度制御方法 - Google Patents

包埋装置及びその温度制御方法

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JP2002318177A
JP2002318177A JP2001121919A JP2001121919A JP2002318177A JP 2002318177 A JP2002318177 A JP 2002318177A JP 2001121919 A JP2001121919 A JP 2001121919A JP 2001121919 A JP2001121919 A JP 2001121919A JP 2002318177 A JP2002318177 A JP 2002318177A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の融点を有するパラフィン等の包埋材が
溶融されて貯留されている貯留槽の溶融包埋材の液面と
流量調節弁との高低差を利用して溶融包埋材を流量調節
弁から吐出する包埋装置であって、流量調整弁から溶融
包埋材を安定して吐出し得る包埋装置を提供する。 【解決手段】 組織片等の試料を、所定の融点を有する
パラフィン中に埋め込む包埋装置であって、該パラフィ
ンが溶融されて貯留されている貯留槽12と、貯留槽1
2に貯留されている溶融パラフィンの液面よりも下方に
設けられ、前記試料を埋め込むに必要な所定量の溶融パ
ラフィンを吐出させるニードル弁14とが、下方に突出
するU字状の配管30によって連結され、U字状の配管
30のうち、ニードル弁14側の立ち上がり配管部に制
御弁Vが設けられていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は包埋装置及びその温
度制御方法に関し、更に詳細には組織片等の試料を、所
定の融点を有するパラフィン等の包埋材中に埋め込む包
埋装置及びその温度制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】人体等から採取した組織片を顕微鏡標本
とするには、採取した組織片を、所定の融点を有するパ
ラフィン等の包埋材中に埋め込んだ後、包埋材と共に組
織片を薄片に切断する。かかる組織片をパラフィン等の
包埋材中に埋め込む包埋作業を、図9に示す包埋装置1
00を用いて行われる。図9に示す包埋装置100に
は、包埋材としてのパラフィンが溶融されて貯留された
貯留槽102と、貯留槽102に貯留されている溶融パ
ラフィンの液面よりも下方に位置する、流量調整弁とし
てのニードル弁104と、貯留槽102とニードル弁1
04とを連結する配管の途中に設けられた制御弁の開閉
スイッチ106とが設けられている。この貯留槽102
とニードル弁104とを連結する配管は、図10に示す
様に、下方に突出するU字状の配管108である。かか
るU字状の配管108のうち、貯留槽102側の立ち上
がり配管部に、開閉スイッチ106によって開閉される
制御弁110が設けられている。この様な包埋装置10
0に用いるパラフィンは、通常、融点(凝固点)が55
〜60℃であるため、パラフィンを溶融状態に保持すべ
く、貯留槽102を加熱する貯留槽加熱ヒータ112、
制御弁110及びその近傍の配管部を加熱する制御弁加
熱ヒータ114、及び制御弁110からニードル弁10
4までの配管部を加熱する配管加熱ヒータ116が設け
られている。かかる貯留槽加熱ヒータ112、制御弁加
熱ヒータ114及び配管加熱ヒータ116は、包埋装置
100の運転の開始時又は停止時に、同時にON−OF
Fされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図9及び図10に示す
包埋装置100を用い、組織片をパラフィン中に埋め込
む包埋作業を行う際には、組織片を挿入した容器をニー
ドル弁104の出口下方に載置し、開閉スイッチ106
を押して制御弁110を開とした後、ニードル弁104
の開度を調整し、所定量の溶融パラフィンを容器に充填
する。図9及び図10に示す包埋装置100では、夜間
等の包埋作業を長時間行わない場合には、省エネルギー
等の観点から包埋装置100のメイン電源をOFFとす
ることが多い。この様に、包埋装置100のメイン電源
をOFFにすると、制御弁加熱ヒータ114及び配管加
熱ヒータ116もOFFとなるため、制御弁110及び
配管108に充填されているパラフィンは凝固する。と
ころで、制御弁110は、配管108に比較して熱容量
が大であり、加熱され難く冷却され難いため、制御弁1
10内のパラフィンは配管108内のパラフィンよりも
後に凝固する。更に、制御弁110内のパラフィンが凝
固すると、パラフィンの凝固に因る収縮に伴なって制御
弁110の弁体が移動して弁座との間に隙間が形成さ
れ、制御弁110が開放状態となり易い。
【0004】また、包埋装置100の運転開始時に、制
御弁加熱ヒータ114及び配管加熱ヒータ116に同時
に通電されて、配管108と制御弁110が同時に加熱
されると、配管108内のパラフィンが溶融状態となっ
ても、制御弁110内のパラフィンは依然として凝固状
態にある場合がある。この場合、制御弁110が開放状
態となっていると、貯留槽102の溶融パラフィンが漏
れ出したり、ニードル弁104から空気が配管内に入り
込み、制御弁110の直下に空気溜りが形成されるおそ
れがある。制御弁110の直下の空気溜りは、溶融パラ
フィンの流動方向と逆方向に貯留槽102方向に移動せ
んとするため、溶融パラフィンの流動に伴なってニード
ル弁104から排出され難く次第に成長する。この様
に、制御弁110の直下に空気溜りが形成されると、貯
留槽102の溶融パラフィンの液面とニードル弁104
との高さ差を利用して溶融パラフィンをニードル弁10
4から吐出する包埋装置100では、ニードル弁104
から溶融パラフィンを安定して吐出し難くなる。一方、
制御弁110の直下の空気溜りは、送りポンプを設けて
溶融パラフィンを強制的に送り出すことによって容易に
排出できる。しかしながら、送りポンプを装着するに
は、送りポンプを装着するスペースを確保することを要
するため、包埋装置100が大型化する。しかも、送り
ポンプには脈動が発生し易く、ニードル弁104から吐
出される溶融パラフィンの吐出量も脈動する。そこで、
本発明の課題は、所定の融点を有するパラフィン等の包
埋材が溶融されて貯留されている貯留槽の溶融包埋材の
液面と流量調節弁との高低差を利用して溶融包埋材を流
量調節弁から吐出する包埋装置であって、流量調整弁か
ら溶融包埋材を安定して吐出し得る包埋装置及びその温
度制御方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記課題
を解決すべく検討を重ねた結果、U字状の配管108の
うち、流量調整弁であるニードル弁104側の立ち上が
り配管部に、開閉スイッチ106によって開閉される制
御弁110を設けることによって、制御弁110の直下
に空気溜りが形成されても、容易にニードル弁104か
ら溶融包埋材を吐出できることを知り、本発明に到達し
た。すなわち、本発明は、組織片等の試料を、所定の融
点を有するパラフィン等の包埋材中に埋め込む包埋装置
において、該包埋材が溶融されて貯留されている貯留槽
と、前記貯留槽に貯留されている溶融包埋材の液面より
も下方に設けられ、前記試料を埋め込むに必要な所定量
の溶融包埋材を吐出する流量調整弁とが、下方に突出す
るU字状の配管によって連結され、前記U字状の配管の
うち、前記流量調整弁側の立ち上がり配管部に制御弁が
設けられていることを特徴とする包埋装置にある。
【0006】また、本発明は、所定の融点を有するパラ
フィン等の包埋材が溶融されて貯留されている貯留槽
と、前記貯留槽に貯留されている溶融包埋材の液面より
も下方に設けられ、組織片等の試料を埋め込むに必要な
所定量の溶融包埋材を吐出する流量調整弁とが、下方に
突出するU字状の配管によって連結され、且つ前記U字
状の配管のうち、前記流量調整弁側の立ち上がり配管部
に制御弁が設けられている包埋装置を用い、前記U字状
の配管に充填されて凝固された包埋材を溶融する際に、
前記制御弁内に凝固された包埋材が、前記貯留槽から制
御弁に至る配管部内の包埋材よりも先に溶融されるよう
に、前記制御弁及び配管に配設された加熱ヒータを制御
することを特徴とする包埋装置の温度制御方法にある。
【0007】本発明の包埋装置では、包埋材が溶融され
て貯留されている貯留槽と、貯留槽に貯留されている溶
融包埋材の液面よりも下方に設けられた流量調整弁と
が、下方に突出するU字状の配管によって連結され、こ
のU字状の配管のうち、流量調整弁側の立ち上がり配管
部に制御弁が設けられている。このため、制御弁の直下
に空気溜りが形成されても、空気溜りの移動方向は、溶
融包埋材の流動方向と同様に、流量調整弁の方向である
ため、流量調整弁から空気溜りを容易に抜き出すことが
できる。その結果、貯留槽の溶融包埋材の液面と流量調
節弁との高低差を利用して溶融包埋材を流量調節弁から
吐出する包埋装置でも、流量調整弁から溶融包埋材を安
定して吐出できる。更に、かかる包埋装置に、U字状の
配管に充填されて凝固された包埋材を溶融する際に、制
御弁内に凝固された包埋材が、貯留槽から制御弁に至る
配管部に充填された包埋材の溶融よりも先に溶融される
ように、制御弁及び配管に配設された加熱ヒータを制御
する制御部を設けた場合、制御弁内の包埋材の凝固に伴
なう収縮によって弁座から引離された弁体を、弁座に密
着させて制御弁を閉状態とした後、貯留槽から制御弁に
至る配管部内に充填されて凝固された包埋材を溶融する
ため、溶融された包埋材の漏出も防止でき、更に安定し
て溶融包埋材を流量調整弁から吐出できる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係る包埋装置の一例を図
1に示す。図1(a)は包埋装置10の平面図であり、
図1(b)は包埋装置10の側面図である。図1に示す
包埋装置10には、包埋材としてのパラフィンが溶融さ
れて貯留された貯留槽12と、貯留槽12に貯留されて
いる溶融パラフィンの液面よりも下方に位置する、流量
調整弁としてのニードル弁14と、貯留槽12とニード
ル弁14とを連結する配管の途中に設けられた制御弁の
開閉スイッチ16とが設けられている。この包埋装置1
0のニードル弁14の左右前方には、組織片が挿入され
る容器等を温めるホットプレート18,18が設けら
れ、ニードル弁14の左右後方には、容器等に挿入され
た組織片等を扱うピンセット等の器具を温める器具ホル
ダ22,22が設けられている。更に、ニードル弁14
の前方には、ペルチェ素子によって冷却されているコー
ルドスポット20が形成されている。このコールドスポ
ット20は、組織片が挿入された容器に充填された溶融
パラフィンを凝固させる際に使用される。尚、包埋装置
10に装着された貯留槽12の上方の蓋24は、開閉自
在に装着されており、貯留槽12にパラフィンの補給等
を自在に行うことができる。
【0009】図1に示す包埋装置10では、貯留槽12
とニードル弁14とを連結する配管は、図2に示す様
に、下方に突出するU字状の配管30である。かかる配
管30のうち、ニードル弁14側の立ち上がり配管部
に、開閉スイッチ16によって開閉される制御弁Vが設
けられている。この様な包埋装置10に用いるパラフィ
ンは、通常、融点(凝固点)が55〜60℃であるた
め、パラフィンを溶融状態に保持すべく、貯留槽12を
加熱する貯留槽加熱ヒータ40、貯留槽12から制御弁
Vに至る第1配管部32を加熱する第1加熱ヒータ4
2、制御弁V及びその近傍の配管部を加熱する制御弁加
熱ヒータ44、及び制御弁Vからニードル弁104まで
の第2配管部36を加熱する第2加熱ヒータ46が設け
られている。かかる貯留槽加熱ヒータ40、第1加熱ヒ
ータ42、制御弁加熱ヒータ44及び第2加熱ヒータ4
6は、包埋装置10の運転の開始時又は停止時に、同時
にON−OFFされる。かかる加熱ヒータのうち、第1
加熱ヒータ42、制御弁加熱ヒータ44及び第2加熱ヒ
ータ46の各加熱程度は、第1配管部32、制御弁V及
び第2配管部36の各々に設けられた温度センサから送
信される温度信号に基づいて制御部48によって制御さ
れる。
【0010】この制御部48には、マイクロコンピュー
タが設けられており、図3に示す様に、CPU50、メ
モリ52、液晶等の表示部54及びテンキー等の入力部
56から成り、配管部32,36及び制御弁Vに設けら
れた各温度センサからの現在温度の信号に基づいて加熱
ヒータ42、制御弁加熱ヒータ44及び加熱ヒータ46
の各々を制御する。ここで、メモリ52には、予め第1
配管部32,第2配管部36及び制御弁Vの設定温度T
1、第2配管部36の下限設定温度T2、制御弁Vの下限
設定温度T V、及び使用パラフィンの凝固状態を維持し
得る凝固点近傍温度(TF)の各々を入力部56から入
力して記憶させておく。かかる制御部48による各加熱
ヒータの制御手順は、図4に示す手順に従ってなされ
る。先ず、図1に示す包埋装置10のメインスッチがO
Nされたとき、貯留槽加熱ヒータ40、第1加熱ヒータ
42、制御弁加熱ヒータ44及び第2加熱ヒータ46が
ON状態となる(ステップS1)。
【0011】更に、制御弁Vの現在温度がメモリ52に
記憶されている下限設定温度(TV)よりも低温で且つ
第1配管部32の現在温度がメモリ52に記憶されてい
る凝固点近傍温度(TF)以上である場合(ステップS
2,S3)、第1配管部32の温度を現在温度に維持す
るように、第1加熱ヒータ42を制御し(ステップS
4)、制御弁V及び第2配管部36を昇温するように第
2加熱ヒータ46及び制御弁加熱ヒータ44を制御す
る。この際に、第2配管部36の現在温度がメモリ52
に記憶されている下限設定温度(T2)よりも低温であ
る場合(ステップS5)又は制御弁Vの現在温度が下限
設定温度(TV)よりも低温である場合(ステップS
6)は、ステップS4に戻り、制御弁V及び第2配管部
36の昇温を続行するように第2加熱ヒータ46及び制
御弁加熱ヒータ44を制御する。一方、第2配管部36
の現在温度が下限設定温度(T2)以上で且つ制御弁V
の現在温度が下限設定温度(TV)以上となったとき
(ステップS5,S6)、第1配管部32、制御弁V及
び第2配管部36の温度をメモリ52に記憶されている
設定温度(T1)に昇温するように第2加熱ヒータ46
及び制御弁加熱ヒータ44を制御する(ステップS
7)。次いで、第1配管部32、制御弁V及び第2配管
部36の温度が設定温度(T 1)に昇温されたとき(ス
テップS8)、分注可能ランプを点灯する(ステップS
9)。
【0012】かかる図4のステップS3において、第1
配管部32の現在温度が凝固点近傍温度(TF)よりも
低温の場合は、第1配管部32内のパラフィンは凝固状
態にある。このため、第1配管部32の温度を、パラフ
ィンの凝固状態を維持し得る凝固点近傍温度(TF)ま
で昇温して維持するように第1加熱ヒータ42を制御す
る(ステップS10)。ここで、第1配管部32の温度
を、パラフィンの融点以上に昇温すると、制御弁V及び
第2配管部36内のパラフィンが凝固状態である場合、
制御弁V内のパラフィンの凝固に伴なう収縮に因る弁体
の移動によって形成された、弁体と弁座との間の隙間か
ら貯留槽12の溶融パラフィンが漏れ易くなる。このた
め、第2配管部36の温度が下限設定温度(T2)以上
で且つ制御弁Vの温度が下限設定温度(TV)以上に加
熱され、第2配管部36及び制御弁V内のパラフィンが
完全に溶融されるまで、第1配管部32の温度を凝固点
近傍温度(TF)に維持するように第1加熱ヒータ42
を制御する(ステップS10,S11,S12)。一
方、ステップS10,S11において、第2配管部36
の温度が下限設定温度(T2)以上で且つ制御弁Vの温
度が下限設定温度(TV)以上に加熱されときには、ス
テップ7に移行し、第1配管部32、制御弁V及び第2
配管部36の温度を設定温度(T1)に昇温するように
第1加熱ヒータ42、制御弁加熱ヒータ44及び第2加
熱ヒータ46を制御する。尚、ステップ2において、最
も熱容量が大きい制御弁Vの現在温度が下限設定温度
(TV)よりも高温である場合は、制御弁Vよりも熱容
量の小さい第1配管部32及び第2配管部36の温度
は、いずれもパラフィンの融点以上であるため、直ちに
ステップ7に移行する。
【0013】図1に示す包埋装置10を長時間運転停止
した後、運転再会する場合の様に、U字状の配管30及
び制御弁V内のパラフィンが凝固状態であるとき、図4
に示す手順に従って各加熱ヒータを制御しつつ、凝固状
態のパラフィンを溶融した。この場合の第1配管部3
2、制御弁V及び第2配管部の温度パターンを図5に示
す。ここで、メモリ52の設定温度(T1)を62℃と
し、第2配管部36の下限設定温度(T2)及び制御弁
Vの下限設定温度(TV)を各々61℃とした。更に、
第1配管部32内のパラフィンの凝固状態を維持し得る
凝固点近傍温度(TF)を40℃とした。この場合、図
4に示す手順のステップ3において、第1配管部32の
現在温度が40℃よりも低温であるため、ステップS1
0に移行し、第1配管部32を40℃に昇温して維持す
るように第1加熱ヒータ42を制御する。この様に、第
1配管部32を40℃に維持している間に、第2配管部
36及び制御弁Vを昇温するように第2加熱ヒータ46
及び制御弁加熱ヒータ44を制御する。第2配管部36
及び制御弁Vの温度が共に61℃以上となったとき(ス
テップS11,S12)、ステップS7に移行し、第1
配管部32、制御弁V及び第2配管部36を62℃に昇
温するように第1加熱ヒータ42、制御弁加熱ヒータ4
4及び第2加熱ヒータ46を制御する。
【0014】次に、短時間の停電等の影響によって、例
えば図6に示す様に、制御弁Vの温度が61℃よりも低
温となったものの、第1配管部32は40℃以上であり
且つ第2配管部36の温度も61℃以上の場合は、図4
に示すステップS4に移行し、第1配管部32の温度を
現在温度に維持するように、第1加熱ヒータ42を制御
する。この様に、第1配管部32の温度を現在温度に維
持している間に、制御弁Vを昇温するように制御弁加熱
ヒータ44を制御する。第2配管部36及び制御弁Vの
温度が共に61℃以上となったとき(ステップS5,S
6)、ステップS7に移行し、第1配管部32、制御弁
V及び第2配管部36を62℃に昇温するように第1加
熱ヒータ42、制御弁加熱ヒータ44及び第2加熱ヒー
タ46を制御する。また、比較的長い停電等の影響によ
って、例えば図7に示す様に、第1配管部32の温度が
40℃よりも低温となって、第1配管部32内のパラフ
ィンが凝固し、制御弁Vの温度も61℃よりも低温とな
ったものの、第2配管部36の温度は61℃以上の場合
は、図4に示すステップS10に移行し、第1配管部3
6の温度を40℃に昇温して維持するように、第1加熱
ヒータ42を制御する。この様に、第1配管部32を4
0℃に維持している間に、制御弁Vを昇温するように制
御弁加熱ヒータ44を制御する。第2配管部36及び制
御弁Vの温度が共に61℃以上となったとき(ステップ
S11,S12)、ステップS7に移行し、第1配管部
32、制御弁V及び第2配管部36を62℃に昇温する
ように第1加熱ヒータ42、制御弁加熱ヒータ44及び
第2加熱ヒータ46を制御する。
【0015】図5〜図7に示す様に、第1配管部32の
62℃の昇温を、制御弁V及び第2配管部36の温度が
61℃に到達した後とすることは、制御弁V及び第2配
管部36内のパラフィンが完全に溶解されたことを確認
してから所定温度に昇温することを意味している。この
ため、制御弁V及び第2配管部36内のパラフィンの溶
解が不完全な状態で第1配管部32を昇温することを確
実に防止できる。
【0016】ところで、図1に示す包埋装置10には、
前述した様に、ニードル弁14の左右前方に、組織片が
挿入される容器等を温めるホットプレート18,18が
設けられ、ニードル弁14の左右後方には、容器等に挿
入された組織片等を扱うピンセット等の器具を温める器
具ホルダ22,22が設けられている。かかるホットプ
レート18,18及び器具ホルダ22,22は、図8に
示す金属板60上に設けられている。この金属板60
は、器具ホルダ22,22が設けられるアルミブロック
から成る第2金属板としての器具ホルダ部62と、ホッ
トプレート18,18が設けられるアルミ板から成る第
1金属板としてのホットプレート部64とから構成され
る。ホットプレート部64は、その略中央部がペルチェ
素子によって冷却されるコールドスポット20が設けら
れる切欠部66によって幅狭部68に形成されている。
このため、ホットプレート部64の幅狭部68を挟む両
端部64a,64aに、第1ヒータとしてのラバーヒー
タ70,70が装着されている。
【0017】かかるホットプレート部64と所定の接合
面積で接合されている器具ホルダ部62には、第2ヒー
タとしてのカートリッジヒータ72が装着されており、
ラバーヒータ70,70及びカートリッジヒータ72
は、制御部74によって制御されている。この制御部7
4には、ホットプレート部64の1箇所に設けられた温
度センサ76からの温度信号が送信されている。かかる
制御部74では、ホットプレート18,18の設定温度
に対して器具ホルダ22,22の温度が5℃程高温とな
るように、ホットプレート部64のラバーヒータ70,
70の通電率よりも器具ホルダ部62のカートリッジヒ
ータ72の通電率を高くし、温度センサ76の温度信号
に対しては主としてラバーヒータ70,70を制御す
る。尚、制御部74は、ホットプレート部64の1箇所
に設けられた温度センサ76からの温度信号に基づいて
ラバーヒータ70,70を制御するため、温度センサ7
6を設ける位置については、予め所望の温度制御が可能
であることを確認しておくことが必要である。
【0018】以上、述べてきた図1〜図8に示す包埋装
置10によれば、例え制御弁Vの直下に空気溜りが形成
されても成長し難く、ニードル弁14から安定して溶融
パラフィンを吐出することができるため、組織片等の包
埋処理を容易に行うことができる。また、長期間の運転
停止した包埋装置10の運転を再開等する際に、制御弁
から溶融パラフィンが漏出する事態や空気の漏れ込みを
防止でき、安全に且つ確実に包埋処理を施すことができ
る。
【0019】
【発明の効果】本発明の包埋装置では、貯留槽に貯留さ
れている溶融包埋材の液面と流量調節弁との高低差を利
用し、貯留槽に貯留されている溶融包埋材を流量調節弁
から安定して吐出できるため、組織片等の包埋処理を安
全に且つ確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る包埋装置の一例を説明するための
平面図及び側面図である。
【図2】図1に示す包埋装置の配管等の概略を説明する
ための概略図である。
【図3】図2に示す包埋装置を制御する制御部の概略を
説明するための概略図である。
【図4】図3に示す制御部の制御の手順を説明するフロ
ーチャートである。
【図5】図4に示す制御手順によって図2に示す配管等
の温度を制御した一例を示す温度グラフである。
【図6】図4に示す制御手順によって図2に示す配管等
の温度を制御した他の例を示す温度グラフである。
【図7】図4に示す制御手順によって図2に示す配管等
の温度を制御した他の例を示す温度グラフである。
【図8】図1に示す包埋装置のホットプレート18,1
8及び器具ホルダ22,22が設けられる金属板の概略
を説明するための概略図である。
【図9】従来の包埋装置を説明するための側面図であ
る。
【図10】図9に示す包埋装置の配管等の概略を説明す
るための概略図である。
【符号の説明】
10 包埋装置 12 貯留槽 14 ニードル弁(流量調整弁) 18 ホットプレート 20 器具ホルダ 30 U字状の配管 32 第1配管部 36 第2配管部 42 第1加熱ヒータ 44 制御弁加熱ヒータ 46 第2加熱ヒータ 48,74 制御部 60 金属板 62 器具ホルダ部(第2金属板) 64 ホットプレート部(第1金属板) 70 ラバーヒータ(第1ヒータ) 72 カートリッジヒータ(第2ヒータ) 76 温度センサ V 制御弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北澤 雄司 長野県更埴市大字鋳物師屋75番地5 株式 会社千代田製作所内 (72)発明者 関 茂雄 長野県更埴市大字鋳物師屋75番地5 株式 会社千代田製作所内 Fターム(参考) 2G052 AA28 AD32 EB11 FA02 GA31 HC22 HC28 JA09 2H052 AE07

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組織片等の試料を、所定の融点を有する
    パラフィン等の包埋材中に埋め込む包埋装置において、 該包埋材が溶融されて貯留されている貯留槽と、前記貯
    留槽に貯留されている溶融包埋材の液面よりも下方に設
    けられ、前記試料を埋め込むに必要な所定量の溶融包埋
    材を吐出する流量調整弁とが、下方に突出するU字状の
    配管によって連結され、 前記U字状の配管のうち、前記流量調整弁側の立ち上が
    り配管部に制御弁が設けられていることを特徴とする包
    埋装置。
  2. 【請求項2】 U字状の配管に充填されて凝固された包
    埋材を溶融する際に、制御弁内に凝固された包埋材が、
    貯留槽から制御弁に至る配管部内の包埋材よりも先に溶
    融されるように、前記制御弁及び配管に配設された加熱
    ヒータを制御する制御部が設けられている請求項1記載
    の包埋装置。
  3. 【請求項3】 U字状の配管には、貯留槽から制御弁に
    至る第1配管部を加熱する第1加熱ヒータと、前記制御
    弁を加熱する制御弁加熱ヒータと、前記制御弁から流量
    調整弁に至る第2配管部を加熱する第2加熱ヒータとが
    設けられ、 前記U字状の配管に充填されて凝固された包埋材を溶融
    する際に、前記制御弁及び第2配管部の包埋材が溶融さ
    れるまでは、前記第1配管部の包埋材が凝固状態を維持
    し得る凝固点近傍の温度で保持されるように、前記第1
    加熱ヒータ、制御弁加熱ヒータ及び第2加熱ヒータを制
    御する制御部が設けられている請求項1又は請求項2記
    載の包埋装置。
  4. 【請求項4】 流量調整弁の近傍に、溶融包埋材が充填
    される容器等が載置されて保温されるホットプレートが
    一面側に形成されるように他面側に第1ヒータが設けら
    れた第1金属板と、ピンセット等の器具が挿入されて保
    温される器具ホルダが一面側に形成されるように他面側
    に第2ヒータが設けられた第2金属板とが、所定の接合
    面積で接合され、 前記器具ホルダが形成される第2金属板の部分が、前記
    ホットプレートが形成される第1金属板の部分よりも高
    温となるように、前記第1ヒータと第2ヒータとを制御
    する温度制御手段が設けられている請求項1〜3のいず
    れか一項記載の包埋装置。
  5. 【請求項5】 二箇所にホットプレートが一面側に形成
    されるように他面側に第1ヒータが設けられた第1金属
    板と、器具ホルダが一面側に形成されるように他面側に
    第2ヒータが設けられた第2金属板とが、所定の接合面
    積で接合され、 前記第1金属板のホットプレート間の所定個所に設けら
    れた温度センサによって検出された温度に基づいて、前
    記器具ホルダがホットプレートよりも所定温度高温とな
    るように、前記第1ヒータと第2ヒータとを制御する温
    度制御手段が設けられている請求項4記載の包埋装置。
  6. 【請求項6】 所定の融点を有するパラフィン等の包埋
    材が溶融されて貯留されている貯留槽と、前記貯留槽に
    貯留されている溶融包埋材の液面よりも下方に設けら
    れ、組織片等の試料を埋め込むに必要な所定量の溶融包
    埋材を吐出する流量調整弁とが、下方に突出するU字状
    の配管によって連結され、 且つ前記U字状の配管のうち、前記流量調整弁側の立ち
    上がり配管部に制御弁が設けられている包埋装置を用
    い、 前記U字状の配管に充填されて凝固された包埋材を溶融
    する際に、前記制御弁内に凝固された包埋材が、前記貯
    留槽から制御弁に至る配管部内の包埋材よりも先に溶融
    されるように、前記制御弁及び配管に配設された加熱ヒ
    ータを制御することを特徴とする包埋装置の温度制御方
    法。
  7. 【請求項7】 U字状の配管には、貯留槽から制御弁に
    至る第1配管部を加熱する第1加熱ヒータと、前記制御
    弁を加熱する制御弁加熱ヒータと、前記制御弁から流量
    調整弁に至る第2配管部を加熱する第2加熱ヒータとが
    設けられ、 前記U字状の配管に充填されて凝固された包埋材を溶融
    する際に、前記制御弁及び第2配管部を包埋材の溶融温
    度以上に昇温するまでは、前記第1配管部を前記包埋材
    が凝固状態を維持し得る凝固点近傍の温度に保持するよ
    うに、前記第1加熱ヒータ、制御弁加熱ヒータ及び第2
    加熱ヒータを制御し、 前記制御弁及び第2配管部を包埋材の溶融温度以上に昇
    温した後、前記第1配管部を包埋材の溶融温度以上に昇
    温するように、前記第1加熱ヒータ、制御弁加熱ヒータ
    及び第2加熱ヒータを制御する請求項1記載の包埋装置
    の温度制御方法。
  8. 【請求項8】 外乱等によって第2配管部及び/又は制
    御弁の温度が設定温度よりも低下した際に、第1配管部
    の現在温度が包埋材の凝固温度以上であれば、前記第1
    配管部を現在温度に保持し、前記制御弁及び第2配管部
    を設定温度に昇温した後、前記第1配管部を包埋材の溶
    融温度以上に昇温するように、第1加熱ヒータ、制御弁
    加熱ヒータ及び第2加熱ヒータを制御する請求項7記載
    の包埋装置の温度制御方法。
  9. 【請求項9】 外乱等によって第2配管部及び/又は制
    御弁の温度が設定温度よりも低下した際に、第1配管部
    の現在温度が包埋材の凝固温度よりも低温であれば、前
    記第1配管部を前記包埋材が凝固状態を維持し得る凝固
    点近傍の温度に保持し、前記制御弁及び第2配管部を包
    埋材の溶融温度以上に昇温した後、前記第1配管部を包
    埋材の溶融温度以上に昇温するように、第1加熱ヒー
    タ、制御弁加熱ヒータ及び第2加熱ヒータを制御する請
    求項7記載の包埋装置の温度制御方法。
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