JPH1019875A - 溶融塩劣化試験装置 - Google Patents

溶融塩劣化試験装置

Info

Publication number
JPH1019875A
JPH1019875A JP16883596A JP16883596A JPH1019875A JP H1019875 A JPH1019875 A JP H1019875A JP 16883596 A JP16883596 A JP 16883596A JP 16883596 A JP16883596 A JP 16883596A JP H1019875 A JPH1019875 A JP H1019875A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test
molten salt
dummy
fused salt
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP16883596A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Meguro
誠一 目黒
Masaaki Kobayashi
正明 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP16883596A priority Critical patent/JPH1019875A/ja
Publication of JPH1019875A publication Critical patent/JPH1019875A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)
  • Testing Resistance To Weather, Investigating Materials By Mechanical Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、溶融塩劣化試験装置に関するもの
で、特に槽内の溶融塩の温度が均一に伝わる事を目的と
する。 【解決手段】 内部に溶融塩を収納する複数の内槽4
と、各内槽4を収納し且つ各内槽4間を仕切る仕切り板
3を各々設けダミー溶融塩を収納している外槽1のダミ
ー溶融塩を加熱すべくCOGバーナー7とを設けた事を
特徴とする溶融塩劣化試験装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製鉄業に於ける線
材製造時の冷却工程等で使用される溶融塩の劣化試験装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】溶融塩劣化試験装置としては以下のよう
な例が知られている。 (1)ヒーター内蔵の電気炉試験装置 図3に示すように、試験用溶融塩16を各試験用溶融塩
収納容器13に入れてエア導管14、熱電対15を溶融
塩内にセットした後、図示しない不定形炉蓋でシール
し、炉内温度計12を介して自動制御で温度管理を行
う、溶融塩劣化試験装置である。 (2)直火式劣化試験装置 図4に示すように、試験用溶融塩18を各試験用溶融塩
収納容器17に入れ、ガスバーナー19上に設置した
後、エア導管20熱電対21を溶融塩内にセットし、温
度計を介して燃焼ガス流量調整バルブ22により燃焼ガ
ス流量を調整して温度管理を行う、溶融塩劣化試験装置
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図3に示すヒーター内
蔵の電気炉試験装置、及び図4に示す直火式劣化試験装
置には、それぞれ以下に示すような問題点を有してい
る。 (1)ヒーター内蔵の電気炉試験装置 温度コントロールは容易であるが、ヒーター間の絶縁不
良による電源トリップが発生し、頻繁に絶縁体交換が必
要となる。また、試験中のエアバブリング状況の監視が
できない。 (2)直火式劣化試験装置 図4に示すように、直火式劣化試験装置は各々の試験用
溶融塩収納容器を分離独立した状態で加熱するため、各
々の試験用溶融塩を同一温度にコントロールする事が非
常に難しく、その結果、各々の試験用溶融塩の加熱温度
のバラツキが大きくなり試験精度が低下する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来技術の課
題を有利に解決するものであり、その要旨とするところ
は、内部に試験用溶融塩を入れる複数の内槽と、各内槽
を収納すると共に各内槽間を仕切る下部に開孔部を設け
た仕切り板を有してダミー溶融塩を収納している外槽
と、外槽のダミー溶融塩を加熱するガスバーナーとを設
け、試験用溶融塩をダミー溶融塩で間接加熱し、仕切り
板下部の開孔部からダミー溶融塩が交流するようにした
事を特徴とする溶融塩劣化試験装置である。
【0005】図1及び図2に示すような本発明による溶
融塩劣化試験装置では、試験開始後時間の経過と共に同
一槽内のダミー溶融塩2は液体となり熱対流によって同
一温度となるが、ダミー溶融塩2を収納している各外槽
1は仕切板3の下部が開孔しているので、各々の内槽4
へは同一エネルギーが供給されることになる。このため
各内槽4内の試験用溶融塩5の加熱温度のバラツキを小
さくすることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図1及び図2に基づいて本
発明の実施例を説明する。まず、図1は本発明における
溶融劣化試験装置の構成を示したものである。図1にお
いて外槽1はステンレス製で、複数の仕切り板3と複数
の内槽4を有しており、仕切り板3は下部に開孔部24
が設けられている。内槽4はステンレス製で、底部に脚
25を有し、外槽1との空間を確保、内部に試験用溶融
塩5を収納する。マスキング蓋6はステンレス製でダミ
ー溶融塩2と試験用溶融塩5の接触を防止し、試験用溶
融塩5の搬入・搬出の為、脱着式にしている。尚、図1
中の7はCOG等を用いるガスバーナー、8は吹き込み
エア導管、9はK熱電対、10はガス流量調整バルブを
示す。
【0007】次に、図2に基づいて本発明の溶融塩劣化
試験装置を使用した溶融塩劣化試験手順の一例を説明す
る。 1.ガスバーナー7の上側に外槽1をセットする。 2.外槽1に各々の内槽4をセットする。 3.各々の内槽4に試験用溶融塩5を入れる。 4.外槽1と内槽4の間にダミー溶融塩2を入れる。 5.内槽4にマスキング蓋6をセットする。 6.ガスバーナー7を点火し、ダミー溶融塩2を徐々に
加熱する。 7.加熱開始から約1時間後、内槽4のマスキング蓋6
を取り外す。 8.加熱による減量分を補充するため、外槽1と内槽4
の間にダミー溶融塩2を追加する。 9.加熱による減量分を補充するため、各々の内槽4に
試験用溶融塩5を追加する。 10.K熱電対9で温度を監視しながら試験用溶融塩5
を520±20℃となるように昇温する。通常では約
1.5時間を要する。 11.エアポンプを起動しエア導管8よりエアを吹き込
む。 12.約500時間にわたり試験用溶融塩5の劣化試験
を実施する。 13.ガスバーナー7を消火する。 14.約3時間放冷後、試験用溶融塩5を内槽4から取
り出し、化学成分分析を行う。
【0008】図5は従来法である直火式劣化試験装置と
本発明の溶融塩劣化試験装置での試験用溶融塩の温度偏
差を示したものである。この図5からもわかるように、
従来法である直火式劣化試験装置では耐久試験基準温度
530℃になるように直接溶融塩を加熱するので、熱せ
られた面の温度と熱せられていない面の温度との差が大
きく±60℃の偏差を生じている。一方、本発明の溶融
塩劣化試験装置では図1に示すように各ガスバーナー7
は外槽1内のダミー溶融塩2を加熱する。即ち、ダミー
溶融塩の顕熱が各内槽4内の試験用溶融塩5に伝わる間
接的な加熱であるため、試験用溶融塩5へ均一に熱が伝
わるので温度偏差は±15℃以内に制御することができ
る。
【0009】
【発明の効果】以上のように、本発明の溶融塩劣化試験
装置を使用すれば、試験用溶融塩の温度管理が容易にな
り、従来法と比較して溶融塩劣化試験をより同一の条件
下で実施でき試験精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明における溶融塩劣化試験装置の構成を
示す斜視図である。
【図2】本願発明における溶融塩劣化試験装置の縦断面
図である。
【図3】従来法のヒーター内蔵電気炉試験装置の構成を
示す斜視図である。
【図4】従来法の直火式劣化試験装置の構成を示す斜視
図である。
【図5】従来法の直火式劣化試験装置と本発明の溶融塩
劣化試験装置で試験用溶融塩を耐久試験温度530℃に
加熱した場合の試験用溶融の上面と下面の温度偏差を示
した図である。
【符号の説明】
1 外槽 13 試験用溶融
塩収納容器 2 ダミー溶融塩 14 吹き込みエ
ア導管 3 仕切り板 15 熱電対 4 内槽 16 試験用溶融
塩 5 試験用溶融塩 17 試験用溶融
塩収納容器 6 マスキング蓋 18 試験用溶融
塩 7 ガスバーナー 19 ガスバーナ
ー 8 吹き込みエア導管 20 吹き込みエ
ア導管 9 K熱電対 21 熱電対 10 ガス流量調整用バルブ 22 ガス流量
調整用バルブ 11 温度指示計 23 温度指示
計 12 炉内温度計 24 仕切板下
部の開孔部 25 内槽4の底部の脚

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に試験用溶融塩(5)を入れる複数
    の内槽(4)と、各内槽(4)を収納すると共に各内槽
    (4)間を仕切る下部に開孔部(24)を設けた仕切り
    板(3)を有してダミー溶融塩(2)を収納している外
    槽(1)と、外槽(1)のダミー溶融塩(2)を加熱す
    るガスバーナー(7)とを設け、試験用溶融塩(5)を
    ダミー溶融塩(2)で間接加熱し、仕切り板(3)下部
    の開孔部(24)からダミー溶融塩(2)が交流するよ
    うにした事を特徴とする溶融塩劣化試験装置。
JP16883596A 1996-06-28 1996-06-28 溶融塩劣化試験装置 Withdrawn JPH1019875A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16883596A JPH1019875A (ja) 1996-06-28 1996-06-28 溶融塩劣化試験装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16883596A JPH1019875A (ja) 1996-06-28 1996-06-28 溶融塩劣化試験装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1019875A true JPH1019875A (ja) 1998-01-23

Family

ID=15875412

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16883596A Withdrawn JPH1019875A (ja) 1996-06-28 1996-06-28 溶融塩劣化試験装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1019875A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100812075B1 (ko) 2006-08-10 2008-03-07 주식회사 포스코 응축수 부식 시험장치
CN102928566A (zh) * 2012-11-22 2013-02-13 淮南中科储能科技有限公司 测试型高温融盐回路
CN104344961A (zh) * 2013-08-02 2015-02-11 重庆车辆检测研究院有限公司 汽车油箱耐火试验台
KR20160090197A (ko) 2015-01-21 2016-07-29 조선대학교산학협력단 빨래건조장치
CN108956443A (zh) * 2017-05-22 2018-12-07 中国科学院上海应用物理研究所 熔盐温差腐蚀试验装置
CN115825145A (zh) * 2022-11-18 2023-03-21 哈尔滨工业大学 高温液态熔盐热辐射及导热参数联合测量装置及反演方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100812075B1 (ko) 2006-08-10 2008-03-07 주식회사 포스코 응축수 부식 시험장치
CN102928566A (zh) * 2012-11-22 2013-02-13 淮南中科储能科技有限公司 测试型高温融盐回路
CN104344961A (zh) * 2013-08-02 2015-02-11 重庆车辆检测研究院有限公司 汽车油箱耐火试验台
CN104344961B (zh) * 2013-08-02 2018-04-10 重庆车辆检测研究院有限公司 汽车油箱耐火试验台
KR20160090197A (ko) 2015-01-21 2016-07-29 조선대학교산학협력단 빨래건조장치
CN108956443A (zh) * 2017-05-22 2018-12-07 中国科学院上海应用物理研究所 熔盐温差腐蚀试验装置
CN115825145A (zh) * 2022-11-18 2023-03-21 哈尔滨工业大学 高温液态熔盐热辐射及导热参数联合测量装置及反演方法
CN115825145B (zh) * 2022-11-18 2023-07-11 哈尔滨工业大学 高温液态熔盐热辐射及导热参数联合测量装置及反演方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4029887A (en) Electrically heated outlet system
US4726831A (en) Molten glass delivery and conditioning system
BR112014029811B1 (pt) instalação de fusão de vidro ou de rocha e processo contínuo de fusão de vidro ou de rocha que utiliza uma tal instalação
US3960137A (en) Apparatus for frying food by immersing it in boiling oil
JPH1019875A (ja) 溶融塩劣化試験装置
US3239324A (en) Method and apparatus for agitating molten glass
CN106536428A (zh) 用于调节玻璃的预精炼装置
JP2583503B2 (ja) 熱処理装置
US6258172B1 (en) Method and apparatus for boronizing a metal workpiece
KR20120085494A (ko) 사이폰 원리를 이용한 커피 제조장치 및 제어 방법
US1499922A (en) Electric-arc furnace
JP3629325B2 (ja) 試料温度制御方法
KR102326510B1 (ko) 가스압출용기 예열장치
US3134828A (en) Method for heating glass melting pot
JPH0249464B2 (ja) Hannonetsusokuteisochi
JPS59178157A (ja) 溶融金属注入ノズルの加熱方法および装置
SU1762184A1 (ru) Устройство дл испытани изделий на термическую усталость
JP2002286892A (ja) ガラス溶融炉の間接加熱装置
CN108473354A (zh) 浮法玻璃生产方法和设施
KR20210027660A (ko) 망간강 제품의 열처리 시스템
JP2948791B2 (ja) 液体貯蔵容器の交換方法
KR19990066530A (ko) 반도체의 유체접촉방식 복사가열장치
JPH1036103A (ja) フッ素蒸留装置
KR100616256B1 (ko) 다크 월 히터를 구비한 전기로
KR100291312B1 (ko) 방사빔의가열방법및그장치

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030902