JPS59178157A - 溶融金属注入ノズルの加熱方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本ＷＢＦＩは、溶融金属収納容器の底部に設けた溶融金
属注入ノズルの加熱方法及び装置に関するものである。

溶融金属収納容器たとえばタンディツシュについて、先
づ詳細に説明する。

周知のようにタンディツシュ（以下Ｔ、Ｄと略記する）
は、溶鋼から鋳片を得る過程で取鍋からの溶鋼流の安定
化、各ストランドへの溶鋼の分配などの役割を果たすほ
か、Ｔ、Ｄ底部に、該底部から下方に向って突出する浸
漬ノズルを具備し、鋼質にも大きな影響を及ぼす介在物
浮上処理等がＴ、Ｄ　　で行わｎている。

また、鋼の連続鋳造に於ては鋳込温度は狭い範囲を要求
さｎｌこの範囲より高過ぎ几げブレークアウト、又、低
過ぎ几はノズル詰シを生じることはよく知らｎている。

この要求を満すために、上記Ｔ、Ｄ及び溶融全域注入ノ
ズルであるＴ、Ｄ浸漬ノズル３を予じめ浴６Ｆ＋注入前
に８５０°〜９００℃位に加熱している。そして、Ｔ、
Ｄの加熱は、第１図に示すように、’Ｉ’、Ｄ１０の上
部のＴ、Ｄ蓋１５に適数個設けた、例えばコークス炉ガ
スを燃料とするバーナー９でもって行わ几、Ｔ、Ｄ容量
、形状によって異なるが、その加熱には一般的には１２
０分〜１６０分位が必要とさ几ている。

一方、Ｔ、Ｉ）　Ｉ　Ｏの底部から一般に８００期〜１
　、５００　ｍｎ下方に延びてお逆、外周に加熱終了後
の放熱防止用の耐熱利（カオウール）２を巻いてあり、
第２図に示すように、Ｔ、Ｄ底部耐火煉瓦１３を貫通ｉ
−で１゛、Ｄ内に開口している細長い浸漬ノズル３に１
該浸漬ノズルに向って垂下しているストッパー１で、そ
の上端開口部１７が閉状態にさ１、かつ、周囲を保熱カ
バー１２で包囲さｎｌそして該浸漬ノズルの下方に設け
たバーナー１４で、例えばコークス炉ガスを燃焼して加
熱さ九ている。

この加熱方式では、前記の通りＴ、Ｄ浸漬ノズル３が耐
熱材２でもって外周を巻かれているために、炎が浸漬ノ
ズルに直接届かず、加熱に時間ｆ要し、所望時間内に所
望の昇温かできなかった。こｆｌ、け、Ｔ、１）以外の
溶融金属収納容器罠ついても同様である。

又、上記の従来の加熱方式では、Ｔ、Ｄと浸漬ノズルと
の接合部近傍の温度がＴ、Ｄのその他の部分の温度より
も低く、そのため、１鍋目溶鋼の温度を約１０℃増加す
る必要があった。

上記の１０℃増加という対策は、鋳漬初其月のノズル詰
りを防止するためであり、この１０℃の増加を避けるに
は、一般的にはＴ、Ｄ浸漬ノズルのｒ１Ａ度をノズル加
熱終了時９００℃以上の温度に確保することが必要であ
るが、従来の加熱装置でそうするには、長時間を要し、
実操業上かＣ）は実施困難である。

一方、鋳片の品質面からは鋳片組織が均一になる低温鋳
造が望ま几、また、低温鋳造ができることは出鋼温度の
低下につながり、転炉での耐火物原単位の低減、酸素原
単位の低減などが期待できる。

本発明は、上述した問題点全解決すること、即ち、受鋼
注入前の加熱工程時間の短縮、並びに品質面での阻害要
因を除去すること′ｆｃＤ的とし、その要旨は、溶融金
属収納容器底部に設けた溶融金属注入ノズルの先端に着
脱自在なエジェクタ外筒を装着し、該エジェクタ外筒に
よって前記溶融金属収納容器加熱用高温ガスを溶融金属
収納容器に沿って吸引流通せしめて前記溶融金属注入ノ
ズルを加熱するようにしたことを特徴とする溶融金属注
入ノズルの加熱方法。

溶融金属収納容器底部に設けた溶融金属注入ノズルの先
端に、前記溶融金属収納容器加熱用高温ガスを溶融金属
流通経路に沿って吸引流通せしめるエジェクタ外筒を着
脱自在に設けたことを特徴とする浴融金属注入ノズルの
加熱装置である。

以下第３図、４図にもとづいて、本布萌の一実〃侑例を
説明する。

第３図は本発明の加熱装置による溶融金属注入ノズル加
熱状況の説明図であシ、第４図は本発明の加熱装置全ノ
ズルに取付ける方法の説明図である。

本発明の一具体例の装置は第３，４図に示すように、浴
融金属収納容器外部に設けた圧空供給パイプ３０に圧力
計２９を設け、該圧空供給パイプ３０に脱着自由なジヨ
イント２８により接続さｆた、エジェクターノズル２７
が、溶融金属注入ノズル２２の先端にノズルホール２１
を堕うようにセットさｎたエジェクター外筒２４に取付
けらまたエジェクタ外筒ぞイブ２６内で、該エジェクタ
ーパイプのほぼ中心線上に位置している。

本具体例では、該エジェクター外筒の内側は耐火物でコ
ーティング２５してあり、第４図（１）に示すように、
溶融金属収納容器に取付けられたバネ４０によシ、カオ
ウール２３の下端に該耐火物コーテングの上端が押しつ
けら几で取付けらｎ、る。

なお、エジェクター外筒２４とノズル２２の間に多少の
エアーリークがあってもよい。また、エジェクター外筒
の取付方法は、第４図（２）に示すようにエジェクター
外筒２４を下方からスプリング４１で支持する方法でも
よく、又第４図（３）に示すように周知の固定手段４２
でエジェクター外筒２４をノズル２２に固定する方法で
もよい。

次に本具体例の装置によるノズル２２の加熱方法につい
て説明する。先づ第３図に示す位置にエジェクターノズ
ル２７をジヨイント２８で圧空供給ノξイゾ３０に連結
する。次にストッパー１もしぐはＳＮ　ノズルを全開に
して、バーナーで、溶融金属収納容器の加熱を開始する
。而して、例えば１’　、　りの場合、Ｔ　、　Ｄ全体
の加熱時間である１８０分のうち１２０分を経過した後
、空圧１￥ｉで６０分間圧空をエジェクターノズル２７
から噴出させる。

１該圧空は、第３図に示すようにエジェクターノイゾ２
６の左方から右方にエジェクターノミイブ２６の外部に
向って流几、この流ｎ、３３によシ吸引力が生じ溶融金
属収納容器内の高温ガス３２を溶融金属注入ノズル２２
内に吸引し、ノズルを内側より直接加熱する。

上記の加熱による温度推移をＴ、Ｄの場合について説明
する。ノズルの内面から１０調離′ｎ−た内部個所に熱
電対温変針測定部の先端がくるようＫして、ノズルの上
部と下部との２個所のｘ点（第５図）に温度計測定部を
埋め込み測定した。従来の加熱装置九ついても同様の測
定を行い、本具体例と、従来装置の両方の測定結果を第
５図（イ）に示す。

第５図にお−て、口は本具体例装置の上部、ｍは下部の
測定値であシ、○は従来装置の上部、骨は下部の測定値
である。

尚、第５図（ロ）は、第５図（イ）の横軸の加熱時間に
対応した６時における加熱消火等の処理を示してあＸ。

この第５図によ几ば、従来装置では、加熱１２０分経過
後からの昇温か乏しく、又ノズルの上部の温度が低いこ
とが知られ、本具体例装置では、下部と上部との温度差
は殆んどなく、かつ１２００℃まで昇温でき、溶鋼注入
時に尚９００℃を越えた附近の温度を維持していること
が判る。

上記第５因から判るように本発明の加熱装置は、従来の
加熱装置よシもノズルを高温に加熱でき、そして消火６
０分後でも９００℃以上の高温に保持することができる
。

以上の如く、本ｕａｈに係る溶融金属収納容器のノズル
の加熱装置によれば溶融金属収納容器加熱のための燃焼
ガスを、圧空利用により溶融金属収納容器のノズル内に
導いて従来の加熱装置では、所望時間内に達することが
できなかったノズルの高温加熱を短時間に達成でき、又
、ノズルｆ直接加熱するので、省エネルギーに著しく寄
与できる。

Ｘ［ｆ？ｌｔのスペースについても、溶融金属収納容器
の燃焼ガスを利用できるものである故、別設の設備スペ
ースを要せずしかも安価に提供することができるという
利点もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の加熱方式による浴融金属収納容器全体の
概略断面図、第２図は従来の溶融金属収納容器ノズルの
加熱方式の説明図、第３図は本発明の具体例装置の説明
図及び加熱状況の説明図、第４図（１，）　、　（２）
　、　（３）は本発明の具体例装置の取付方法σ）説明
図、勇５図（イ）は第１図に示す従来方式と本発明によ
る加熱方式の比較を表すノズル加熱試験結果を示１２、
同図（ロ）は加熱時間内の工程比較を、にわす。 八・・溶融金属収納容器、２２・・・溶融金属注入ノズ
ル、２４・・・エジェクター外筒、２６・・・エジェク
ター・にイブ 代理人　弁理士　秋　沢　政　光 外２名 ７１図 １０ ｏｃ７ 井４閉

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）溶融金属収納容器底部に設けた溶融金属注入ノズ
   ルの先端に着脱自在なエジェクタ外筒を製列流通せしめ
   て前記溶融金属注入ノズルを加熱するようにしたことを
   特徴とする溶融金属注入ノズルの加熱方法。
2. （２）溶融金属収納容器底部に設けた溶融金属注入ノズ
   ルの先端Ｋ、前記溶融金属収納容器加熱用品基ガスを溶
   融金属流通経路に沿って吸引流通せしめるエジェクタ外
   筒を着脱自在に設けたことを特徴とする溶融金属注入ノ
   ズルの加熱装置。