JPH0723107Y2 - はんだ槽温度制御装置 - Google Patents

はんだ槽温度制御装置

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JPH0723107Y2
JPH0723107Y2 JP1990082512U JP8251290U JPH0723107Y2 JP H0723107 Y2 JPH0723107 Y2 JP H0723107Y2 JP 1990082512 U JP1990082512 U JP 1990082512U JP 8251290 U JP8251290 U JP 8251290U JP H0723107 Y2 JPH0723107 Y2 JP H0723107Y2
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JP
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solder
temperature
sensor
control device
bath
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JP1990082512U
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弘光 平仲
宅英 丸木
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弘光 平仲
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、はんだ槽内はんだの温度を所定の値に維持す
るための温度制御装置に関するものである。
〔従来の技術〕
はんだ付けされる電子部品のリード線やプリント配線基
板に溶融状態のはんだを溶融させてはんだ付けするため
のはんだ槽は、はんだ付けすべき対象物やはんだの種類
に応じて決まる最適値にはんだ温度を維持し得るもので
あることが、安定した高精度めっき実施のために重要で
ある。そのため、はんだ槽には必ずはんだ温度の制御装
置が付属しており、はんだ温度が常時検出され、検出さ
れた温度値に基づき、はんだ温度が最適温度に維持され
るよう、はんだ加熱用ヒーターの熱出力が調節される。
通常のはんだ槽は、後述する使用例を示す第2図に現わ
れているように、溶融はんだS1の貯槽部分11と、その中
に、大部分が溶融はんだS1に浸漬されるように支持され
た箱状の区画であるはんだ吹口12からなり、貯槽部分11
の溶融はんだS1をポンプ13ではんだ吹口12に吸い込んで
噴流状態にしてはんだ吹口上部開口部14から溢流させ、
そのときはんだ付け対象物Pと接触させるようになって
いるが、従来、温度制御装置のセンサは、貯槽部分11
の、はんだ加熱用ヒーター15の近傍に設置されていた。
しかしながら、激しい流動状態におかれるのははんだ吹
口内12のはんだS2だけであって貯槽部分11におけるはん
だS1は大部分か流動状態になく、また溶融はんだの熱伝
導率はあまり大きくないから、はんだ槽11内におけるは
んだの温度むらは大きい。そして、実際にはんだ付けが
行なわれる上部開口部14におけるはんだ温度は貯槽部分
11に設置された温度センサが検出する温度よりもかなり
低い。そして、その温度差は、槽内はんだの流動状態の
不可避的変動に伴い変動する。従って、加熱ヒーター近
傍のはんだ温度をいかに精密に制御しても、実際にはん
だ付け対象物と接触する時点でのはんだ温度は目標値±
4〜5℃程度で変動しており、それがはんだ付けの仕上
がりを不安定なものとしていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
そこで本考案の目的は、はんだが実際にはんだ付け対象
物と接触するはんだ吹口部分における温度を従来よりも
精度よく目標値に維持し、安定した高品質はんだ付け作
業を可能にするはんだ槽温度制御装置を提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
はんだ槽内はんだの温度設定に応じてはんだ槽加熱ヒー
ターの熱出力を調節してはんだ温度を所定の値に維持す
るためのはんだ槽温度制御装置において、はんだ温度検
出用センサをはんだ加熱部とはんだ吹口との溶融はんだ
内に設置し、溶融はんだをはんだ吹口に送り込む循環ポ
ンプが作動中ははんだ吹口部のセンサを温度制御装置に
接続し、上記環境ポンプが停止中ははんだ加熱部のセン
サを温度制御装置に接続するための切り替え接続手段を
設けた。
〔作用〕
本考案の温度制御装置では、2つの温度センサを次のよ
うに使い分ける。まず、はんだ槽の使用開始時、即ち槽
内のはんだをそれがまだ使用適温よりもはるかに低い温
度から使用適温、例えば約250℃まで昇温するときは、
ヒーターの熱出力を上げて加熱するほうが効率がよい
が、その間は、貯槽部加熱ヒーター付近に設置したセン
サによりはんだ温度を監視するのが適切であるのでこれ
を使用する。貯槽内はんだの温度が充分高くなりはんだ
付けが可能になった後は、はんだ吹口に噴流を生じさせ
る循環ポンプを作動させると共に使用センサをはんだ吹
口部分のものに切り替える。はんだ付け作業中は、常に
はんだ吹口部分のセンサが検出するはんだ温度に基づき
ヒーターの熱出力を調節する。使用するセンサの切替え
は自動的に行なわれるようにすることができるが、手動
で行なうようにしてもよい。
〔実施例〕 第1図に構成の概略を示した本考案実施例の主要部は、
制御装置本体1,センサ2およびセンサ3からなる。セン
サ2および3は手動切替えスイッチ4および手動切替え
スイッチ5を経由して、あるいは手動切替えスイッチ4
および電磁リレー6の接点6aを経由して、それらのいず
れか一方が制御装置本体1内の増幅回路に接続されるこ
とにより、温度トランスジューサを構成する。電磁リレ
ー6は、その励磁コイルがはんだ循環ポンプ駆動用モー
タ7の電源回路Eに、モータ7と並列に接続されてい
て、それにより、循環ポンプの作動に連動して接点6aが
切替わるようになっている。なお、接点6aは、常時閉
(NC)接点がセンサ2に、また常時開(NO)接点がセン
サ3に、それぞれ接続されている。制御装置本体1は、
最適はんだ温度に合わせて設定される基準温度Tを記憶
する記憶回路,センサ2または3により検出されるはん
だ温度と基準温度Tを比較する比較回路、比較回路の出
力信号に基づきはんだ加熱用のヒーター15への通電制御
を行なうスイッチ回路等からなる。
第2図に示した使用例のように、本実施例はセンサ2を
従来のセンサと同様にはんだ槽の貯槽部分11にある加熱
用ヒーター15の近傍に設置し、センサ3をはんだ吹口部
分12に置く。電磁リレー6の励磁コイルは循環ポンプ13
駆動用モータ7と並列に、該モータの電源回路に接続す
る。そして、はんだ槽使用開始時のようにはんだ温度が
常温か使用適温よりもはるかに低い場合、そこから使用
適温まで昇温するときは、循環ポンプ13を停止したまま
ヒーター15の熱出力を上げて加熱するが、そのときは、
貯槽部加熱ヒーター15付近に設置したセンサ2を制御装
置本体1に接続し、センサ2によりはんだS1の温度を監
視する。センサ2を制御装置本体1に接続するには、手
動操作の場合、手動切替えスイッチ4を接点a側にし、
手動切替えスイッチ5を接点a側にする(図示した状
態)。自動操作の場合は、手動スイッチ4を接点b側に
しておくだけでよい。モータ7の電源回路のスイッチ16
が切れていて電磁リレー6は励磁されず、接点6aがNC側
にあるから、センサ2が制御装置本体1に接続される。
センサ2により検出されたはんだ温度があらかじめ設定
された基準温度Tを越えると、制御装置本体1のスイッ
チ回路が作動してヒーター15の全部または一部の電源回
路を切断し、はんだ温度が上がり過ぎるのを防ぐ。
貯槽11内のはんだS1の温度が適温まで上昇してはんだ付
けが可能になり、循環ポンプ13を作動させてはんだ吹口
12に噴流を生じさせ、はんだ付けを開始した時は、セン
サをセンサ3に切替えて、はんだ吹口12部分のはんだS2
の温度に基づき温度制御を行なう。そのため、手動操作
の場合は手動スイッチ5を接点b側に切替えてセンサ3
を制御装置本体1に接続する。自動操作の場合は、循環
ポンプ駆動用モータ7の電源回路Eのスイッチ16が入る
と同時に電磁リレー6が励磁され、接点6aがNO側に切替
わって自動的にセンサ3を接続するので、切替え操作は
不要である。この後はセンサ3が、実際にはんだ付けが
行なわれるはんだ吹口開口部14におけるはんだの温度と
実質的に差のないはんだS2の温度を検出し、それに基づ
き、制御装置本体1のスイッチ回路がヒーター15の一部
または全部の電源回路をON,OFFして熱出力を調節し、基
準温度Tからの偏差の少ないはんだ温度を維持する。
なお、はんだ温度は理想的な浴温管理状態においてもヒ
ーター15近傍とはんだ吹口12部分とでは後者のほうが低
いのが普通である。
また、ヒーターの熱出力の調節は、上記例のようにヒー
ターの全部または一部のオン,オフを行なう方法が最も
簡単であるが、これに限られるわけではなく、外にも任
意の電力制御方法を採用することができる。
〔考案の効果〕
本考案は上述のようにはんだ温度検出用センサをはんだ
加熱部とはんだ吹口とに設置し、上記二つのセンサの一
方を選択的に温度制御装置本体と接続するための切り替
え接続手段を設け、はんだ槽の使用開始時、ヒーターの
熱出力を上げて加熱する間は貯槽部加熱ヒーター付近に
設置したセンサを用い、はんだ付け作業中は常にはんだ
吹口部分のセンサを用いて温度制御を行なうことを可能
にしたので、最初の立ち上げ時にはんだを効率良く加熱
溶解させ、実際にはんだ付けが行なわれる箇所における
はんだ温度を従来よりも精度よく好適値に維持すること
ができ、はんだ付けの品質向上に貢献することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の温度制御装置の一例の構成説明図、第
2図は第1図の温度制御装置を取り付けたはんだ槽の断
面略図、第3図は第1図III-III線断面図である。 1……制御装置本体,2,3……センサ,4,5……手動切替え
スイッチ,6……電磁リレー,7……モータ,11……貯槽部
分,12……はんだ吹口,13……循環ポンプ,14……開口部,
15……ヒーター

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】はんだ槽内はんだの温度設定に応じてはん
    だ槽加熱ヒーターの熱出力を調節してはんだ温度を所定
    の値に維持するためのはんだ槽温度制御装置において、
    はんだ温度検出用センサをはんだ加熱部とはんだ吹口と
    の溶融はんだ内に設置し、溶融はんだをはんだ吹口に送
    り込む循環ポンプが作動中ははんだ吹口部のセンサを温
    度制御装置に接続し、上記循環ポンプが停止中ははんだ
    加熱部のセンサを温度制御装置に接続するための切り替
    え接続手段を設けたことを特徴とするはんだ槽温度制御
    装置。
JP1990082512U 1990-08-03 1990-08-03 はんだ槽温度制御装置 Expired - Lifetime JPH0723107Y2 (ja)

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JPH0439564U JPH0439564U (ja) 1992-04-03
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5329659B2 (ja) * 1973-01-23 1978-08-22
US4775776A (en) * 1983-02-28 1988-10-04 Electrovert Limited Multi stage heater
JPH0144221Y2 (ja) * 1985-11-06 1989-12-21

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JPH0439564U (ja) 1992-04-03

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