JP2002068061A - スクータ型自動二輪車 - Google Patents

スクータ型自動二輪車

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JP2002068061A
JP2002068061A JP2000261173A JP2000261173A JP2002068061A JP 2002068061 A JP2002068061 A JP 2002068061A JP 2000261173 A JP2000261173 A JP 2000261173A JP 2000261173 A JP2000261173 A JP 2000261173A JP 2002068061 A JP2002068061 A JP 2002068061A
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    • F02B2275/18DOHC [Double overhead camshaft]

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】吸気通路を長く形成可能なスクータ型自動二輪
車を提供するにある。 【解決手段】Vベルト式自動変速装置を内装するクラン
クケースとこのクランクケースの前部に略水平に配置さ
れたシリンダアッセンブリ32とを有するエンジンユニ
ットを備えたスクータ型自動二輪車において、エアクリ
ーナ35を内装するクリーナボックス36と、このクリ
ーナボックス36の下流に配置されるスロットルボディ
37と、このスロットルボディ37の下流に配置される
サージタンク38とを備えた吸気装置34をトンネル形
状の立上り部分内に収納すると共に、スロットルボディ
37とサージタンク38とを左右に並設してシリンダア
ッセンブリ32の上方に配置し、さらにこれらのスロッ
トルボディ37およびサージタンク38の上方にクリー
ナボックス36を配置して各機器を平面視で略S字状に
なるようにパイプ39,40で連結したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクータ型自動二
輪車に関する。
【0002】
【従来の技術】ハンドルバーと運転シートとの間を下方
に大きく略U字状に湾曲させて車体の幅方向に延びる足
通し空間を形成し、その底部の左右に運転者が足を載せ
る低床のフットレストフロアを備えたスクータ型自動二
輪車には、例えば特開平11−129969号公報に記
載されたもののように、フットレストフロア近傍に略水
平に配置されたシリンダアッセンブリを備えるエンジン
を搭載し、ヘッドパイプの下部から後下方に向かって延
びるダウンチューブに沿って吸気装置を配置すると共
に、この吸気装置とエンジンとを吸気管で直線的に連結
したものがある。
【0003】また、上記公報記載のスクータ型自動二輪
車はエンジンを車体フレームの強度メンバとして利用し
(ダイヤモンドフレーム構造)、車体フレームの後部に
ピボット部を設けてスイングアームを揺動可能に支持し
ている。
【0004】一方、例えば特開平11−105764号
公報に記載されたスクータ型自動二輪車のように、車体
フレームを前後に二分割して間にエンジンを強度部材と
して用いると共に、このエンジンの後部にピボット部を
設けてスイングアームを揺動可能に支持しているものも
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】スクータ型自動二輪車
のように低速回転で出力を出すエンジンが求められる場
合、吸気通路を長くすることにより吸気脈動を利用して
エンジンの吸気効率を高め、エンジンの出力特性を低速
型としている。
【0006】しかしながら、ヘッドパイプの下部から延
びるダウンチューブに沿って吸気装置を配置し、この吸
気装置とエンジンとを吸気管で直線的に連結する場合、
ヘッドパイプとエンジンとの距離が短く、吸気通路は必
要な長さを得られない。
【0007】一方、エンジンを車体フレームの一部とし
て用いる場合、また、エンジンでスイングアームを支持
する場合、エンジンの強度を高める必要があり、重量が
かさんでしまう。
【0008】また、上記特開平11−129969号公
報に記載されたスクータ型自動二輪車のようにエンジン
のクランクシャフト端部にVベルト式自動変速装置のド
ライブプーリを取り付け、Vベルト式自動変速装置をエ
ンジンの一側に偏位させて配置した場合、エンジンの左
右幅が広がり、車体フレームでエンジンを取り囲むクレ
ードル型フレーム構造を採用すると車体フレームの幅が
エンジンよりさらに広がり、バンク角に影響を及ぼす。
【0009】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、吸気通路を長く形成可能なスクータ型自動二輪
車を提供することを目的とする。
【0010】本発明の他の目的は、クレードル型フレー
ム構造を採用しながらも車体フレーム幅の増加を抑えた
スクータ型自動二輪車を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスクータ型
自動二輪車は、上述した課題を解決するために、請求項
1に記載したように、フロントフォークを介して前輪を
左右に操舵可能に支持するヘッドパイプと乗員着座用の
運転シートとの間の車体フレームおよび車体カバーを下
方に略U字状に湾曲させて車体の幅方向に延びる足通し
空間を形成し、その底部の左右に運転者が足を載せる低
床のフットレストフロアを形成すると共に、このフット
レストフロアの中央部にトンネル形状を形成し、このト
ンネル形状内に車幅方向に延びるクランクシャフトとは
別体且つ平行に配置されたドライブシャフトおよびドリ
ブンシャフトを備えたVベルト式自動変速装置を内装す
るクランクケースとこのクランクケースの前部に略水平
に配置されたシリンダアッセンブリとを有するエンジン
ユニットを備えたスクータ型自動二輪車において、エア
クリーナを内装するクリーナボックスと、このクリーナ
ボックスの下流に配置されるスロットルボディと、この
スロットルボディの下流に配置されるサージタンクとを
備えた吸気装置を上記トンネル形状の立上り部分内に収
納すると共に、上記スロットルボディと上記サージタン
クとを左右に並設して上記シリンダアッセンブリの上方
に配置し、さらにこれらの上記スロットルボディおよび
上記サージタンクの上方に上記クリーナボックスを配置
して各機器を平面視で略S字状になるようにパイプで連
結したものである。
【0012】また、上述した課題を解決するために、請
求項2に記載したように、上記シリンダアッセンブリの
前方に上記エンジンユニット冷却用のラジエターを配置
すると共に、このラジエターはその内部の冷却水を強制
冷却する冷却ファンを備え、この冷却ファンを上記ラジ
エター後方の車幅方向上記サージタンク側に配置したも
のである。
【0013】さらに、上述した課題を解決するために、
請求項3に記載したように、上記トンネル形状の立上り
部分の左右にレッグシールドを形成すると共に、上記ク
リーナボックスの左右両側の、上記レッグシールド上部
の空間内にそれぞれ物入れスペースを形成したものであ
る。
【0014】さらにまた、上述した課題を解決するため
に、請求項4に記載したように、フロントフォークを介
して前輪を左右に操舵可能に支持するヘッドパイプと乗
員着座用の運転シートとの間の車体フレームおよび車体
カバーを下方に略U字状に湾曲させて車体の幅方向に延
びる足通し空間を形成し、その底部の左右に運転者が足
を載せる低床のフットレストフロアを形成すると共に、
このフットレストフロアの中央部にトンネル形状を形成
し、このトンネル形状内に車幅方向に延びるクランクシ
ャフトとは別体且つ平行に配置されたドライブシャフト
およびドリブンシャフトを備えたVベルト式自動変速装
置を内装するクランクケースとこのクランクケースの前
部に略水平に配置されたシリンダアッセンブリとを有す
るエンジンユニットを備えたスクータ型自動二輪車にお
いて、上記エンジンユニットの駆動力を後輪へ伝達する
プロペラシャフトに上記ドリブンシャフトの回転方向を
変換して伝達する動力伝達方向変換部を上記エンジンユ
ニット側部に設けると共に、上記ヘッドパイプの下部か
ら左右一対のロアーダウンチューブを後下方に向かって
延ばし、上記クランクシャフトの下方からこのクランク
シャフトと上記動力伝達方向変換部との間の空間を通っ
て後上方に延設させると共に、上記ロアーダウンチュー
ブの立上り部分から左右一対のメインチューブを上記エ
ンジンユニットの上面に沿って後方に向かって延設し、
上記エンジンユニットの後部で上記ロアーダウンチュー
ブに連結させて側面視でループ状のフレームを形成する
一方、上記メインチューブと上記ロアーダウンチューブ
との連結部の下部にサブフレームを着脱自在に設け、こ
のサブフレームで後輪の懸架装置およびこの懸架装置を
支持するショックアブソーバのリンク機構を支持したも
のである。
【0015】そして、上述した課題を解決するために、
請求項5に記載したように、上記サブフレームで上記エ
ンジンユニットおよびメインスタンドを支持したもので
ある。
【0016】そしてまた、上述した課題を解決するため
に、請求項6に記載したように、フロントフォークを介
して前輪を左右に操舵可能に支持するヘッドパイプと乗
員着座用の運転シートとの間の車体フレームおよび車体
カバーを下方に略U字状に湾曲させて車体の幅方向に延
びる足通し空間を形成し、その底部の左右に運転者が足
を載せる低床のフットレストフロアを形成すると共に、
このフットレストフロアの中央部にトンネル形状を形成
し、このトンネル形状内に車幅方向に延びるクランクシ
ャフトとは別体且つ平行に配置されたドライブシャフト
およびドリブンシャフトを備えたVベルト式自動変速装
置を内装するクランクケースとこのクランクケースの前
部に略水平に配置されたシリンダアッセンブリとを有す
るエンジンユニットを備えたスクータ型自動二輪車にお
いて、クランクシャフトの一端にその回転をドライブシ
ャフトに伝達するプライマリドライブギヤを設け、反対
側にVベルト式自動変速装置を配置する一方、クランク
ケースのプライマリドライブギヤ側下部を下方に向かっ
て膨出させてその内部にオイルパンを形成し、シリンダ
アッセンブリの下部にその基端部が接続される排気管を
オイルパンの側部であるVベルト式自動変速装置下方の
空間を通って後方に延設したものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0018】図1は、この発明を適用したスクータ型の
自動二輪車の一例を示す左側面図である。また、図2は
この内部構造を示す左側面図である。そして、図3は、
図1および図2に示す自動二輪車の概略平面図である。
図1、図2および図3に示すように、このスクータ型自
動二輪車1は車体フレーム2を有し、この車体フレーム
2の前端にはヘッドパイプ3が設けられる。ヘッドパイ
プ3には前輪4を回動自在に支持するフロントフォーク
5やハンドルバー6等が設けられ、このハンドルバー6
により前輪4が左右に回動自在に操舵される。
【0019】車体フレーム2の中央下部にはエンジンユ
ニット7が搭載される。また、ヘッドパイプ3の下部か
らは左右一対のロアーダウンチューブ8が後下方に向か
って延び、エンジンユニット7の両側部を通って後上方
に向かって延設される。さらに、ロアーダウンチューブ
8の立上り部分略中央からは左右一対のメインチューブ
9がエンジンユニット7の上面に沿って後方に向かって
延び、エンジンユニット7の後部でロアーダウンチュー
ブ8に連結されて側面視でループ状のフレームを形成す
る。
【0020】一方、ヘッドパイプ3の上部からは左右一
対のアッパーダウンチューブ10が後下方に向かって延
び、メインチューブ9の途中に接続される。そして、メ
インチューブ9とロアーダウンチューブ8との連結部の
下部にはプレート状のサブフレーム11が着脱自在に設
けられる。さらに、このサブフレーム11はメインスタ
ンド12を回動自在に支持する。
【0021】エンジンユニット7後部には動力伝達部で
ある伝達ユニット13が配置され、この伝達ユニット1
3の前部が後述するピボットシャフト14を介して上記
サブフレーム11に枢着される。この伝達ユニット13
はスイングアーム方式の後輪懸架装置を兼ねており、シ
ョックアブソーバ15により車体に弾性的、且つ揺動可
能に支持される。そして、ショックアブソーバ15はそ
の下端がリンク機構16を介してサブフレーム11に、
また、上端がロアーダウンチューブ8の後端にそれぞれ
支持される。さらに、伝達ユニット13の後端に駆動輪
である後輪17が保持される。
【0022】後輪17の上方にはヘルメット18や図示
しない荷物、工具等の収納容器である物品収納室19が
設けられる。また、物品収納室19の上方にはこの物品
収納室19の蓋を兼ねた乗員着座用の運転シート20が
開閉自在に設置される。さらに、運転シート20の前下
部とエンジンユニット7後上部との間には燃料タンク2
1が配置される。そして、車体フレーム2はその廻りを
例えば合成樹脂成形品である車体カバー22により覆わ
れる。
【0023】ヘッドパイプ3と運転シート20前部との
間の車体フレーム2および車体カバー22は下方に大き
く略U字状に湾曲して車体の幅方向に延びる足通し空間
23を形成し、その底部の左右に運転者が足を載せる低
床の、具体的には車体フレーム2のメインチューブ9と
ロアーダウンチューブ8との間に位置するライダ用フッ
トレストフロア24が形成される。また、この左右のラ
イダ用フットレストフロア24の後方には同乗者が足を
載せるピリオンライダ用フットレストフロア25が形成
される。さらに、ライダ用フットレストフロア24の中
央部には上方に突出するトンネル形状26がメインチュ
ーブ9を覆うように前後に延びて形成され、さらにアッ
パーダウンチューブ10を覆うようにヘッドパイプ3に
向かって前上方に立上る共に、トンネル形状26の立上
り部分の左右にはレッグシールド27が形成される。
【0024】図4は、エンジンユニット7の拡大平面図
である。図2〜図4に示すように、エンジンユニット7
は動力発生部であるエンジン本体28と、第一の変速部
であるトランスミッション部29と、第二の変速部であ
る動力伝達方向変換部30とに三分割される。エンジン
本体28は、主にクランクケース31と、クランクケー
ス31の前部に略水平に配置されたシリンダアッセンブ
リ32とから構成され、その後下部がサブフレーム11
に、他の部分がブラケット33等を介して車体フレーム
2に固定される。
【0025】図5は、図2のV矢視図である。また、図
6は図2のVI−VI線に沿う断面図である。図2、図
5および図6に示すように、シリンダアッセンブリ32
の上部には吸気装置34が配置される。吸気装置34
は、エアクリーナ35を内装するクリーナボックス36
と、このクリーナボックス36の下流に配置されるスロ
ットルボディ37と、このスロットルボディ37の下流
に配置されるサージタンク38とを備え、車体フレーム
2のアッパーダウンチューブ10間に挟まれたトンネル
形状26の立上り部分内に収納される。
【0026】スロットルボディ37とサージタンク38
とは左右に並設されてシリンダアッセンブリ32の上方
に配置される。また、これらのスロットルボディ37お
よびサージタンク38の上方にクリーナボックス36が
配置される。さらに、クリーナボックス36とスロット
ルボディ37とはこれらの側面で略U字状のクリーナア
ウトレットパイプ39によって接続されると共に、スロ
ットルボディ37の下流に配置されるサージタンク38
とシリンダアッセンブリ32の上部とはクリーナアウト
レットパイプ39とは半対側の側面で略U字状のインテ
ークパイプ40によって接続され、吸気装置34は平面
視で略S字状に連結される。そして、クリーナボックス
36の左右両側の、レッグシールド27上部の空間内に
はそれぞれ物入れスペース41が形成される(図6参
照)。
【0027】一方、シリンダアッセンブリ32の下部に
は排気管42の基端部が接続される。そして、排気管4
2はエンジンユニット7の下部に導かれて後方に向かっ
て延設され、その下流端にマフラ43が接続される。な
お、本実施形態においてマフラ43は車体の進行方向に
向かって右側に車体の中心からオフセットして配置され
る。
【0028】本実施形態に用いられるエンジン本体28
はクランクケース31内を車幅方向に延びる一本のクラ
ンクシャフト44を共有する二本のシリンダ45が左右
に並設されたいわゆる並列二気筒エンジンである。
【0029】クランクシャフト44の一端、本実施形態
においては左端、にはプライマリドライブギヤ46が設
けられる。プライマリドライブギヤ46後方のクランク
ケース31は後方に向かって延設されて延設部31aを
形成し、平面視略L字形状のクランクケース31を形成
すると共に、この延設部31aの内部に第一連結シャフ
ト47がクランクシャフト44と平行に配置される。第
一連結シャフト47にはプライマリドリブンギヤ48が
設けられて一次減速装置を構成し、このプライマリドリ
ブンギヤ48がクランクシャフト44に設けられたプラ
イマリドライブギヤ46に作動連結されてクランクシャ
フト44の回転が第一連結シャフト47に伝達される。
【0030】第一連結シャフト47の一端側、本実施形
態においては左端側、には後述する冷却水循環用のウォ
ータポンプ49が連結される一方、他端側、本実施形態
においては右端側、には潤滑オイル圧送用のオイルポン
プ50が軸上に配置される。
【0031】クランクケース31の後方にはトランスミ
ッション部29が配置され、その内部にはVベルト式自
動変速装置51が配置される。この変速装置51は、ド
ライブプーリ52を備えたドライブシャフト53と、ド
リブンプーリ54を備えたドリブンシャフト55とを有
し、ドライブシャフト53はクランクシャフト44の後
方で、第一連結シャフト47と車体の幅方向に対向した
位置にこの第一連結シャフト47と同軸上に配置される
と共に、このドライブシャフト53の後方にドリブンシ
ャフト55がドライブシャフト53と平行に配置され
る。
【0032】ドライブシャフト53の第一連結シャフト
47に対向した端部、本実施形態においては左端部、は
第一連結シャフト47に例えばスプライン連結される。
そして、ドライブプーリ52とドリブンプーリ54との
間にはVベルト56が張架され、このVベルト56を介
してドリブンプーリ54にエンジン本体28の回転駆動
力が伝達される。
【0033】トランスミッション部29は、クランクケ
ース31同様平面視略L字形状に形成され、トランスミ
ッション部29の折部内側とクランクケース31の折部
内側とが向かい合って配置される。
【0034】クランクケース31の延設部31a後方に
は動力伝達方向変換部30が配置され、その内部には第
二連結シャフト57が設けられる。第二連結シャフト5
7はドリブンシャフト55と車体の幅方向に対向した位
置にこのドリブンシャフト55と同軸上に配置され、両
シャフト55,57は例えばスプライン連結されて変速
装置51によって変速されたエンジン本体28の回転駆
動力が第二連結シャフト57に伝達される。
【0035】図7は、図4のVII−VII線に沿う断
面図である。図2および図7に示すように、クランクケ
ース31のプライマリドライブギヤ46側下部は下方に
向かって膨出してその内部にオイルパン58を形成す
る。そして、シリンダアッセンブリ32の下部にその基
端部が接続された排気管42はオイルパン58の側部で
あるVベルト式自動変速装置51下方の空間を通って後
方に延びる。また、前記ロアーダウンチューブ8はクラ
ンクシャフト44の下方からこのクランクシャフト44
と動力伝達方向変換部30との間の空間を通って後上方
に延設される。
【0036】動力伝達方向変換部30内にはエンジンユ
ニット7の最終出力軸である伝達シャフト59が第二連
結シャフト57に直交して配置され、二次減速装置であ
るベベルギヤ60を介して第二連結シャフト57の回転
方向が90°変換されて伝達シャフト59に伝達され
る。そして、伝達シャフト59に伝達されたエンジン本
体28の回転駆動力は前記伝達ユニット13内に収納さ
れたプロペラシャフト61を介して後輪17のアクスル
シャフト62に伝達される。
【0037】伝達ユニット13は前述したようにスイン
グアーム方式の後輪懸架装置を兼ねており、平行に配置
された左右一対のアーム部13,63を備える。一方
の、本実施形態においては車体の進行方向に向かって右
側のアーム部63は単純な棒形状(または管形状)を有
し、その後端にはアクスルシャフト62の支持部材64
が、その前端にはピボットシャフト14の支持部材65
がそれぞれ設けられる。
【0038】一方、本実施形態において車体の進行方向
に向かって左側のアーム部13は前述した伝達ユニット
であって、その内部にプロペラシャフト61等の動力伝
達部材を収納可能に中空に形成される。
【0039】アーム基部66の前端内側にはピボットシ
ャフト14の支持部67材が設けられ、アーム基部66
と上記右側のアーム部63とがこれらの支持部材65,
67の後方で連結部材68を介して連結されると共に、
これらの支持部材65,67はエンジンユニット7後部
を車体フレーム2に固定するサブフレーム11に形成さ
れたピボット部69にピボットシャフト14を介して枢
着される。
【0040】伝達ユニット13内に収納されたプロペラ
シャフト61は前記動力伝達方向変換部30の伝達シャ
フト59と自在継手70で連結される。そして、この自
在継手70により、エンジン本体28の回転駆動力がプ
ロペラシャフト61に伝達される。
【0041】一方、伝達ユニット13内のプロペラシャ
フト61の途中には動力伝達部材である発進クラッチ機
構71が配置される。この発進クラッチ機構71は例え
ば電磁制御式湿式多板のものが用いられる。
【0042】ここで、電磁制御式湿式多板の発進クラッ
チ機構71とは、詳細には図示しないが電気的に断続制
御可能で伝達トルクの小さいパイロットクラッチと、こ
のパイロットクラッチに比べて大きなトルクを伝達可能
なメインクラッチとを備え、パイロットクラッチを接続
することによりメインクラッチとの間に回転位相差が生
じ、この回転位相差がパイロットクラッチに設けられた
カム機構によりメインクラッチのプレッシャプレートの
押圧力に変換されると共に増幅され、大きなトルクの伝
達を可能にするものである。電磁制御のパイロットクラ
ッチが小型に形成できることにより、クラッチのレスポ
ンスが向上すると同時に、メインクラッチの小型化も可
能となり、伝達ユニット13全体の小型化にも繋がる。
なお、電磁制御式湿式多板のクラッチ機構71の代り
に、遠心式のクラッチ機構(図示せず)を用いてもよ
い。
【0043】さらに、プロペラシャフト61の後端部近
傍には動力伝達部材である前記アクスルシャフト62が
回転自在に支持され、動力伝達部材、且つ最終減速装置
であるベベルギヤ72を介してプロペラシャフト61の
回転方向が90°変換されてアクスルシャフト62に伝
達される。
【0044】ところで、この自動二輪車1に搭載される
エンジン本体28は水冷式であって、シリンダアッセン
ブリ32前方の前輪4とエンジン本体28との間の車体
カバー22内にエンジン本体28冷却用の冷却水を冷却
するラジエター73が配置される(図2および図3参
照)。このラジエター73はその内部の冷却水を強制冷
却する冷却ファン74を備えており、図5に示すよう
に、この冷却ファン74はラジエター73後方の車幅方
向サージタンク38側に配置される。
【0045】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0046】吸気装置34を、エンジンの前上方の、車
体フレーム2のアッパーダウンチューブ10間に挟まれ
たトンネル形状26の立上り部分内に収納すると共に、
スロットルボディ37とサージタンク38とを左右に並
設してシリンダアッセンブリ32の上方に配置し、さら
にこれらのスロットルボディ37およびサージタンク3
8の上方にクリーナボックス36を配置して各機器を平
面視で略S字状になるようにパイプ(クリーナアウトレ
ットパイプ39およびインテークパイプ40)で連結し
たことにより、狭い空間であっても吸気通路の長さを長
く確保でき、本発明に係るスクータ型自動二輪車1のよ
うにエンジンの出力特性が低速型のエンジンに適した吸
気装置34を得ることが可能になる。
【0047】また、吸気装置34を構成するサージタン
ク38は隣接されるスロットルボディ37に比べその外
形が平坦且つ簡素な形状であるため、ラジエター73の
冷却水を強制冷却する冷却ファン74をラジエター73
後方の車幅方向サージタンク38側に配置すれば、冷却
ファン74が発生する冷却風の通りがよくなってラジエ
ター73の冷却性能が向上する。
【0048】さらに、クリーナボックス36の左右両側
の、レッグシールド27上部の空間内にそれぞれ物入れ
スペース41を形成したことにより、デッドスペースの
有効利用が図れる。
【0049】ところで、Vベルト式自動変速装置51の
ドライブプーリ52を備えたドライブシャフト53をエ
ンジンのクランクシャフト44と別体に設けることによ
りクランクシャフト44部のクランクケース31幅を狭
くすることができるが、後輪17へのエンジン駆動力伝
達をシャフトドライブ式にすると共に、プロペラシャフ
ト61を車両の幅方向中央よりに配置した場合、Vベル
ト式自動変速装置51のドリブンシャフト55の回転方
向を変換してプロペラシャフト61に伝達する動力伝達
方向変換部30がエンジン側方に突出してしまう。
【0050】本発明においては、車体フレーム2を構成
するロアーダウンチューブ8をクランクシャフト44の
下方からこのクランクシャフト44と動力伝達方向変換
部30との間の空間を通って後上方に延設させたことに
よりロアーダウンチューブ8の左右幅を狭くでき、バン
ク角を十分に確保できる。
【0051】また、スイングアームやショックアブソー
バ15のリンク機構16、エンジンユニット7およびメ
インスタンド12を支持するサブフレーム11を車体フ
レーム2に着脱自在に設けたことにより、例えばスイン
グアームを含めた後輪懸架装置を部組みしてユニット化
した後に車体フレーム2へ組付けることが可能となり、
組付性および整備性が各段に向上する。
【0052】さらに、クランクシャフト44の一端にプ
ライマリドライブギヤ46を設け、プライマリドライブ
ギヤ46後方のクランクケース31を後方に向かって延
設して延設部31aを形成すると共に、クランクケース
31のプライマリドライブギヤ46側下部を下方に向か
って膨出させてその内部にオイルパン58を形成し、シ
リンダアッセンブリ32の下部にその基端部が接続され
る排気管42をこのオイルパン58の側部であるVベル
ト式自動変速装置51下方の空間を通って後方に延設し
たことにより、オイルパン58内に容量を十分に確保し
てエンジンユニット7の耐久性を向上させることが可能
になると同時に排気管42をオイルパン58の最低部よ
り高く配置でき、バンク角および最低地上高を十分に確
保することができる。
【0053】また、排気管42をオイルパン58から離
して配置することも可能となり、排気管42によるオイ
ルパン58内のオイル温度の上昇も防止できる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るスク
ータ型自動二輪車によれば、フロントフォークを介して
前輪を左右に操舵可能に支持するヘッドパイプと乗員着
座用の運転シートとの間の車体フレームおよび車体カバ
ーを下方に略U字状に湾曲させて車体の幅方向に延びる
足通し空間を形成し、その底部の左右に運転者が足を載
せる低床のフットレストフロアを形成すると共に、この
フットレストフロアの中央部にトンネル形状を形成し、
このトンネル形状内に車幅方向に延びるクランクシャフ
トとは別体且つ平行に配置されたドライブシャフトおよ
びドリブンシャフトを備えたVベルト式自動変速装置を
内装するクランクケースとこのクランクケースの前部に
略水平に配置されたシリンダアッセンブリとを有するエ
ンジンユニットを備えたスクータ型自動二輪車におい
て、エアクリーナを内装するクリーナボックスと、この
クリーナボックスの下流に配置されるスロットルボディ
と、このスロットルボディの下流に配置されるサージタ
ンクとを備えた吸気装置を上記トンネル形状の立上り部
分内に収納すると共に、上記スロットルボディと上記サ
ージタンクとを左右に並設して上記シリンダアッセンブ
リの上方に配置し、さらにこれらの上記スロットルボデ
ィおよび上記サージタンクの上方に上記クリーナボック
スを配置して各機器を平面視で略S字状になるようにパ
イプで連結したため、吸気通路の長さを長く確保できて
エンジンの出力特性を低速型にできる。
【0055】また、上記シリンダアッセンブリの前方に
上記エンジンユニット冷却用のラジエターを配置すると
共に、このラジエターはその内部の冷却水を強制冷却す
る冷却ファンを備え、この冷却ファンを上記ラジエター
後方の車幅方向上記サージタンク側に配置したため、ラ
ジエターの冷却性能が向上する。
【0056】さらに、上記トンネル形状の立上り部分の
左右にレッグシールドを形成すると共に、上記クリーナ
ボックスの左右両側の、上記レッグシールド上部の空間
内にそれぞれ物入れスペースを形成したため、デッドス
ペースを有効に利用できる。
【0057】さらにまた、フロントフォークを介して前
輪を左右に操舵可能に支持するヘッドパイプと乗員着座
用の運転シートとの間の車体フレームおよび車体カバー
を下方に略U字状に湾曲させて車体の幅方向に延びる足
通し空間を形成し、その底部の左右に運転者が足を載せ
る低床のフットレストフロアを形成すると共に、このフ
ットレストフロアの中央部にトンネル形状を形成し、こ
のトンネル形状内に車幅方向に延びるクランクシャフト
とは別体且つ平行に配置されたドライブシャフトおよび
ドリブンシャフトを備えたVベルト式自動変速装置を内
装するクランクケースとこのクランクケースの前部に略
水平に配置されたシリンダアッセンブリとを有するエン
ジンユニットを備えたスクータ型自動二輪車において、
上記エンジンユニットの駆動力を後輪へ伝達するプロペ
ラシャフトに上記ドリブンシャフトの回転方向を変換し
て伝達する動力伝達方向変換部を上記エンジンユニット
側部に設けると共に、上記ヘッドパイプの下部から左右
一対のロアーダウンチューブを後下方に向かって延ば
し、上記クランクシャフトの下方からこのクランクシャ
フトと上記動力伝達方向変換部との間の空間を通って後
上方に延設させると共に、上記ロアーダウンチューブの
立上り部分から左右一対のメインチューブを上記エンジ
ンユニットの上面に沿って後方に向かって延設し、上記
エンジンユニットの後部で上記ロアーダウンチューブに
連結させて側面視でループ状のフレームを形成する一
方、上記メインチューブと上記ロアーダウンチューブと
の連結部の下部にサブフレームを着脱自在に設け、この
サブフレームで後輪の懸架装置およびこの懸架装置を支
持するショックアブソーバのリンク機構を支持したた
め、ロアーダウンチューブの左右幅を狭くできると共
に、組付性および整備性が向上する。
【0058】そして、上記サブフレームで上記エンジン
ユニットおよびメインスタンドを支持したため、組付性
および整備性が向上する。
【0059】そしてまた、フロントフォークを介して前
輪を左右に操舵可能に支持するヘッドパイプと乗員着座
用の運転シートとの間の車体フレームおよび車体カバー
を下方に略U字状に湾曲させて車体の幅方向に延びる足
通し空間を形成し、その底部の左右に運転者が足を載せ
る低床のフットレストフロアを形成すると共に、このフ
ットレストフロアの中央部にトンネル形状を形成し、こ
のトンネル形状内に車幅方向に延びるクランクシャフト
とは別体且つ平行に配置されたドライブシャフトおよび
ドリブンシャフトを備えたVベルト式自動変速装置を内
装するクランクケースとこのクランクケースの前部に略
水平に配置されたシリンダアッセンブリとを有するエン
ジンユニットを備えたスクータ型自動二輪車において、
クランクシャフトの一端にその回転をドライブシャフト
に伝達するプライマリドライブギヤを設け、反対側にV
ベルト式自動変速装置を配置する一方、クランクケース
のプライマリドライブギヤ側下部を下方に向かって膨出
させてその内部にオイルパンを形成し、シリンダアッセ
ンブリの下部にその基端部が接続される排気管をオイル
パンの側部であるVベルト式自動変速装置下方の空間を
通って後方に延設したため、バンク角および最低地上高
を十分に確保でき、また、オイルパン内のオイル温度の
上昇も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスクータ型自動二輪車の一実施形
態を示す左側面図。
【図2】図1に示すスクータ型自動二輪車の内部構造を
示す左側面図。
【図3】図1および図2に示すスクータ型自動二輪車の
概略平面図。
【図4】エンジンユニットの拡大平面図。
【図5】図2のV矢視図。
【図6】図2のVI−VI線に沿う断面図。
【図7】図4のVII−VII線に沿う断面図。
【符号の説明】
1 スクータ型自動二輪車 2 車体フレーム 3 ヘッドパイプ 4 前輪 5 フロントフォーク 7 エンジンユニット 8 ロアーダウンチューブ 9 メインチューブ 10 アッパーダウンチューブ 11 サブフレーム 12 メインスタンド 15 ショックアブソーバ 16 リンク機構 17 後輪 20 運転シート 22 車体カバー 23 足通し空間 24,25 フットレストフロア 26 トンネル形状 27 レッグシールド 30 動力伝達方向変換部 31 クランクケース 32 シリンダアッセンブリ 34 吸気装置 35 エアクリーナ 36 クリーナボックス 37 スロットルボディ 38 サージタンク 39 クリーナアウトレットパイプ 40 インテークパイプ 41 物入れスペース 42 排気管 44 クランクシャフト 46 プライマリドライブギヤ 51 Vベルト式自動変速装置 53 ドライブシャフト 55 ドリブンシャフト 58 オイルパン 61 プロペラシャフト 73 ラジエター 74 冷却ファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62M 7/02 B62M 7/02 F 9/08 9/08 A

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントフォークを介して前輪を左右に
    操舵可能に支持するヘッドパイプと乗員着座用の運転シ
    ートとの間の車体フレームおよび車体カバーを下方に略
    U字状に湾曲させて車体の幅方向に延びる足通し空間を
    形成し、その底部の左右に運転者が足を載せる低床のフ
    ットレストフロアを形成すると共に、このフットレスト
    フロアの中央部にトンネル形状を形成し、このトンネル
    形状内に車幅方向に延びるクランクシャフトとは別体且
    つ平行に配置されたドライブシャフトおよびドリブンシ
    ャフトを備えたVベルト式自動変速装置を内装するクラ
    ンクケースとこのクランクケースの前部に略水平に配置
    されたシリンダアッセンブリとを有するエンジンユニッ
    トを備えたスクータ型自動二輪車において、エアクリー
    ナを内装するクリーナボックスと、このクリーナボック
    スの下流に配置されるスロットルボディと、このスロッ
    トルボディの下流に配置されるサージタンクとを備えた
    吸気装置を上記トンネル形状の立上り部分内に収納する
    と共に、上記スロットルボディと上記サージタンクとを
    左右に並設して上記シリンダアッセンブリの上方に配置
    し、さらにこれらの上記スロットルボディおよび上記サ
    ージタンクの上方に上記クリーナボックスを配置して各
    機器を平面視で略S字状になるようにパイプで連結した
    ことを特徴とするスクータ型自動二輪車。
  2. 【請求項2】 上記シリンダアッセンブリの前方に上記
    エンジンユニット冷却用のラジエターを配置すると共
    に、このラジエターはその内部の冷却水を強制冷却する
    冷却ファンを備え、この冷却ファンを上記ラジエター後
    方の車幅方向上記サージタンク側に配置した請求項1記
    載のスクータ型自動二輪車。
  3. 【請求項3】 上記トンネル形状の立上り部分の左右に
    レッグシールドを形成すると共に、上記クリーナボック
    スの左右両側の、上記レッグシールド上部の空間内にそ
    れぞれ物入れスペースを形成した請求項1または2記載
    のスクータ型自動二輪車。
  4. 【請求項4】 フロントフォークを介して前輪を左右に
    操舵可能に支持するヘッドパイプと乗員着座用の運転シ
    ートとの間の車体フレームおよび車体カバーを下方に略
    U字状に湾曲させて車体の幅方向に延びる足通し空間を
    形成し、その底部の左右に運転者が足を載せる低床のフ
    ットレストフロアを形成すると共に、このフットレスト
    フロアの中央部にトンネル形状を形成し、このトンネル
    形状内に車幅方向に延びるクランクシャフトとは別体且
    つ平行に配置されたドライブシャフトおよびドリブンシ
    ャフトを備えたVベルト式自動変速装置を内装するクラ
    ンクケースとこのクランクケースの前部に略水平に配置
    されたシリンダアッセンブリとを有するエンジンユニッ
    トを備えたスクータ型自動二輪車において、上記エンジ
    ンユニットの駆動力を後輪へ伝達するプロペラシャフト
    に上記ドリブンシャフトの回転方向を変換して伝達する
    動力伝達方向変換部を上記エンジンユニット側部に設け
    ると共に、上記ヘッドパイプの下部から左右一対のロア
    ーダウンチューブを後下方に向かって延ばし、上記クラ
    ンクシャフトの下方からこのクランクシャフトと上記動
    力伝達方向変換部との間の空間を通って後上方に延設さ
    せると共に、上記ロアーダウンチューブの立上り部分か
    ら左右一対のメインチューブを上記エンジンユニットの
    上面に沿って後方に向かって延設し、上記エンジンユニ
    ットの後部で上記ロアーダウンチューブに連結させて側
    面視でループ状のフレームを形成する一方、上記メイン
    チューブと上記ロアーダウンチューブとの連結部の下部
    にサブフレームを着脱自在に設け、このサブフレームで
    後輪の懸架装置およびこの懸架装置を支持するショック
    アブソーバのリンク機構を支持したことを特徴とするス
    クータ型自動二輪車。
  5. 【請求項5】 上記サブフレームで上記エンジンユニッ
    トおよびメインスタンドを支持した請求項4記載のスク
    ータ型自動二輪車。
  6. 【請求項6】 フロントフォークを介して前輪を左右に
    操舵可能に支持するヘッドパイプと乗員着座用の運転シ
    ートとの間の車体フレームおよび車体カバーを下方に略
    U字状に湾曲させて車体の幅方向に延びる足通し空間を
    形成し、その底部の左右に運転者が足を載せる低床のフ
    ットレストフロアを形成すると共に、このフットレスト
    フロアの中央部にトンネル形状を形成し、このトンネル
    形状内に車幅方向に延びるクランクシャフトとは別体且
    つ平行に配置されたドライブシャフトおよびドリブンシ
    ャフトを備えたVベルト式自動変速装置を内装するクラ
    ンクケースとこのクランクケースの前部に略水平に配置
    されたシリンダアッセンブリとを有するエンジンユニッ
    トを備えたスクータ型自動二輪車において、クランクシ
    ャフトの一端にその回転をドライブシャフトに伝達する
    プライマリドライブギヤを設け、反対側にVベルト式自
    動変速装置を配置する一方、クランクケースのプライマ
    リドライブギヤ側下部を下方に向かって膨出させてその
    内部にオイルパンを形成し、シリンダアッセンブリの下
    部にその基端部が接続される排気管をオイルパンの側部
    であるVベルト式自動変速装置下方の空間を通って後方
    に延設したことを特徴とするスクータ型自動二輪車。
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