JP2003327186A - 自動二輪車のラジエター装置 - Google Patents

自動二輪車のラジエター装置

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JP2003327186A JP2002133959A JP2002133959A JP2003327186A JP 2003327186 A JP2003327186 A JP 2003327186A JP 2002133959 A JP2002133959 A JP 2002133959A JP 2002133959 A JP2002133959 A JP 2002133959A JP 2003327186 A JP2003327186 A JP 2003327186A
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    • F28F2280/10—Movable elements, e.g. being pivotable
    • F28F2280/105—Movable elements, e.g. being pivotable with hinged connections

Abstract

(57)【要約】 【課題】ラジエター装置後方の空間での作業を容易にし
た自動二輪車のラジエター装置を提供するにある。 【解決手段】前輪を左右に操舵するハンドルバーと運転
シートとの間の車体下部に軸線２３が略水平、且つその
前部が前斜め上方に向かって傾斜して配置されたシリン
ダアッセンブリ２４を有する水冷式のエンジン２０を固
定的に搭載すると共に、エンジン２０の後方、且つ運転
シートの下方に変速装置を連設した自動二輪車におい
て、前輪とエンジン２０との間にシリンダアッセンブリ
２４のシリンダヘッド２７を前方から覆うようにラジエ
ター装置３１を配置し、このラジエター装置３１とエン
ジン２０とをホース３５，３６で接続すると共に、ラジ
エター装置３１を縦長方形に形成し、その左右方向一側
を上下方向に延在する回動軸４０を介して車体に取り付
け、回動軸４０を中心にラジエター装置３１の左右方向
他側が前方に向かって揺動可能に構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車のラジ
エター装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えばスクータ型の自動二輪車はその車
両全体を車体カバーで覆い、ハンドルバーと運転シート
前部との間を下方に大きく略Ｕ字状に湾曲して車体の幅
方向に延びる足通し空間を形成し、その底部の左右に運
転者が足を載せる低床の足載せ部を形成した特有の形状
を備えている。
【０００３】小型のスクータ型自動二輪車の場合、その
エンジンは通常運転シートの下方に配置しているが、中
・大型のスクータ型自動二輪車の場合はエンジンを含む
動力系が大型化するため、エンジンは上記足載せ部の下
方に配置されるようになる。
【０００４】一方、エンジンの大型化に伴って安定した
冷却性能および静粛性を求めるために、水冷エンジンを
備える車両が増えている。また、冷却水を冷却するラジ
エター装置は走行風を最大限に利用できるよう、前輪の
直後に配置されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、足載せ
部の下方にエンジンを配置し、ラジエター装置を前輪の
直後に配置すると、エンジンの頭部とラジエター装置が
近接し、ラジエター装置後方の空間での作業、例えばシ
リンダヘッドにおける点火プラグの交換といったメンテ
ナンスが困難になる。
【０００６】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、ラジエター装置後方の空間での作業を容易にし
た自動二輪車のラジエター装置を提供することを目的と
する。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動二輪車
のラジエター装置は、上述した課題を解決するために、
請求項１に記載したように、前輪を左右に操舵するハン
ドルバーと運転シートとの間の車体下部に軸線が略水
平、且つその前部が前斜め上方に向かって傾斜して配置
されたシリンダアッセンブリを有する水冷式のエンジン
を固定的に搭載すると共に、上記エンジンの後方、且つ
上記運転シートの下方に変速装置を連設した自動二輪車
において、上記前輪と上記エンジンとの間に上記シリン
ダアッセンブリのシリンダヘッドを前方から覆うように
ラジエター装置を配置し、このラジエター装置と上記エ
ンジンとをホースで接続すると共に、上記ラジエター装
置を縦長方形に形成し、その左右方向一側を上下方向に
延在する回動軸を介して車体に取り付け、上記回動軸を
中心に上記ラジエター装置の左右方向他側が前方に向か
って揺動可能に構成したものである。
【０００８】また、上述した課題を解決するために、請
求項２に記載したように、上記ラジエター装置はラジエ
ターコア部と、このラジエターコア部の上下に配置され
た上下一対の冷却水タンクとから構成され、これらの冷
却水タンクに上記ホースを接続する一方、これらのホー
スをそれぞれ上記冷却水タンクの、上記ラジエター装置
の回動軸が配置される側に接続したものである。
【０００９】さらに、上述した課題を解決するために、
請求項３に記載したように、上記ハンドルバーと上記運
転シート前部との間を下方に大きく略Ｕ字状に湾曲して
車体の幅方向に延びる足通し空間を形成し、その底部の
左右に運転者が足を載せる低床の足載せ部を形成すると
共に、この足載せ部の左右方向中央部に前後に延びて上
方に突出するフロアトンネルを形成し、このフロアトン
ネルの内部に上記エンジンおよび上記ラジエター装置を
配置したものである。
【００１０】そして、上述した課題を解決するために、
請求項４に記載したように、上記ラジエター装置の下部
を上記シリンダアッセンブリより下方まで延出し、この
延出部の後面と上記シリンダアッセンブリの前下面とに
囲まれて下方が開放された空間に冷却ファンを配置した
ものである。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【００１２】図１は、この発明を適用したスクータ型の
自動二輪車の一例を示す右側面図である。図１に示すよ
うに、この自動二輪車１は車体フレーム２を有し、この
車体フレーム２の前端にはヘッドパイプ３が設けられ
る。
【００１３】ヘッドパイプ３の下部からは、左右一対の
ロアーダウンチューブ４Ｒ，４Ｌが左右に拡開して下方
に向かって延び、後方に向かって折曲されて斜め後上方
に向かって延設される。ロアーダウンチューブ４Ｒ，４
Ｌの下方に向かって延びる部分の途中からは左右一対の
メインチューブ５が水平よりやや斜め後下方に向かって
延び、その途中にロアーダウンチューブ４Ｒ，４Ｌの末
端が接続される。さらに、ヘッドパイプ３の上部から
は、左右一対のアッパーダウンチューブ６が左右に拡開
して斜め後下方に向かって延び、その末端がメインチュ
ーブ５の途中に接続される。
【００１４】また、ヘッドパイプ３には前輪７を回動自
在に支持するフロントフォーク８やハンドルバー９等が
設けられ、このハンドルバー９により前輪７が左右に回
動自在に操舵される。
【００１５】車体フレーム２の中央下部にはパワーユニ
ット１０が搭載される。また、パワーユニット１０後部
には伝達ユニット１１が配置され、この伝達ユニット１
１の前部がパワーユニット１０後部に枢着される。この
伝達ユニット１１はスイングアーム方式の後輪懸架装置
を兼ねており、ショックアブソーバ（図示せず）により
車体に弾性的に且つ揺動可能に支持される。そして、伝
達ユニット１１の後端に駆動輪である後輪１２が保持さ
れる。
【００１６】後輪１２の上方には図示しないヘルメット
や荷物、工具等の収納容器である物品収納室１３が設け
られる。また、物品収納室１３の上方にはこの物品収納
室１３の蓋を兼ねた乗員着座用の運転シート１４が開閉
自在に設置される。さらに、運転シート１４の前下部と
パワーユニット１０後上部との間には燃料タンク１５が
配置される。そして、車体フレーム２はその廻りを例え
ば合成樹脂成形品である車体カバー１６により覆われ
る。
【００１７】ハンドルバー９と運転シート１４前部との
間の車体フレーム２および車体カバー１６は下方に大き
く略Ｕ字状に湾曲して車体の幅方向に延びる足通し空間
を形成し、その底部の左右に運転者が足を載せる低床
の、具体的には車体フレーム２のメインチューブ５とロ
アーダウンチューブ４Ｒ，４Ｌとの間に位置するライダ
用足載せ部１７が形成される。また、この左右のライダ
用足載せ部１７の後方には同乗者が足を載せるピリオン
ライダ用足載せ部１８が形成される。さらに、ライダ用
足載せ部１７の左右方向中央部には前後に延びて上方に
突出するフロアトンネル１９が形成される。
【００１８】図２は、パワーユニット１０の拡大右側面
図である。また、図３は図２のＩＩＩ矢視図である。さ
らに、図４は図２のＩＶ矢視図である。図１〜図４に示
すように、パワーユニット１０は動力発生部であるエン
ジン２０や図示しないクラッチ機構、図示しないミッシ
ョン機構を内装したクランクケース２１と、図示しない
Ｖベルト式自動変速装置を内装した変速機ケース２２と
から構成される。
【００１９】また、エンジン２０は、主にクランクケー
ス２１の前半分部と、クランクケース２１の前部にその
軸線２３が略水平、且つその前部が前斜め上方に向かっ
て傾斜して配置されたシリンダアッセンブリ２４とから
構成され、パワーユニット１０は複数のエンジン取付部
２５を介して車体フレーム２に固定的に搭載される。エ
ンジン２０は、前記フロアトンネル１９の内部に配置さ
れると共に、変速機ケース２２はエンジン２０の後方、
且つ運転シート１４下方の燃料タンク１５のさらに下方
に連設される。
【００２０】シリンダアッセンブリ２４は、クランクケ
ース２１の前部に配置されるシリンダブロック２６と、
このシリンダブロック２６の前側に設けられるシリンダ
ヘッド２７とから構成され、シリンダヘッド２７の上部
には図示しない吸気管が接続される一方、図１に示すよ
うに、シリンダヘッド２７の下部には排気管２８の基端
部が接続される。そして、排気管２８はパワーユニット
１０の下部に導かれて後方に向かって延設され、その下
流端にマフラ２９が接続される。さらに、シリンダヘッ
ド２７には点火プラグ３０が外方前側よりねじ結合され
る。
【００２１】そして、この自動二輪車１に搭載されるエ
ンジン２０は水冷式であって、エンジン２０冷却用の冷
却水を冷却するラジエター装置３１を備える。ラジエタ
ー装置３１は、前輪７とエンジン２０との間の車体カバ
ー１６内に、より具体的には、エンジン２０同様フロア
トンネル１９の内部にシリンダアッセンブリ２４のシリ
ンダヘッド２７を前方から覆うように配置される。
【００２２】クランクケース２１の右側面前下部にはウ
ォーターポンプ３２が配置される。このウォーターポン
プ３２は、図示しないクランクシャフトによって回転駆
動され、冷却水を圧送する。
【００２３】ウォーターポンプ３２からはクランクケー
ス２１内を図示しない冷却水通路がシリンダブロック２
６との合せ面に向かって延び、冷却水をシリンダブロッ
ク２６内のシリンダ（図示せず）の周囲に形成されたウ
ォータージャケット（図示せず）およびシリンダヘッド
２７内の燃焼室（図示せず）の周囲に形成されたウォー
タージャケット（図示せず）に圧送してエンジン２０各
部を冷却する。
【００２４】シリンダブロック２６の上方には感温弁で
あるサーモスタット３３が設けられ、エンジン２０各部
を冷却した冷却水が導かれる。サーモスタット３３は冷
却水が所定の温度に達すると開くように設定されてお
り、サーモスタット３３の下流側にはウォーターポンプ
３２に向かって延びる冷却水バイパスホース３４および
ラジエター装置３１に向かって延びる冷却水送りホース
３５がそれぞれ接続される。
【００２５】すなわち、サーモスタット３３に導かれた
エンジン２０冷却後の冷却水はその温度が所定値に達す
るまでは（エンジン２０冷機時）冷却水バイパスホース
３４を経てウォーターポンプ３２に導かれ、再びシリン
ダブロック２６およびシリンダヘッド２７内に導かれ
る。また、冷却水はその温度が所定値に達すると（エン
ジン２０暖気時）サーモスタット３３が開くことにより
冷却水送りホース３５を経てラジエター装置３１に導か
れる。そして、ラジエター装置３１に導かれた冷却水は
ラジエター装置３１で冷却された後、冷却水戻しホース
３６を経てウォーターポンプ３２に導かれる。
【００２６】図３に示すように、ラジエター装置３１は
正面視で側面の長さが上下面より長い縦長方形に形成さ
れ、左右のロアーダウンチューブ４Ｒ，４Ｌ間に配置さ
れる。ラジエター装置３１はラジエターコア部３７と、
このラジエターコア部３７の上下に配置された上下一対
の冷却水タンク３８ａ，３８ｂとから構成され、上側の
冷却水タンク３８ａには前記サーモスタット３３から延
びる冷却水送りホース３５が、下側の冷却水タンク３８
ｂには前記ウォーターポンプ３２に向かって延びる冷却
水戻しホース３６がそれぞれ接続される。
【００２７】ラジエター装置３１は、その左右方向一
側、本実施形態においては車両の進行方向に向かって右
側（図３においては図の左側）が車体フレーム２、本実
施形態においては右側のロアーダウンチューブ４Ｒに設
けられた回動ブラケット３９に上下方向に延在する回動
軸４０を介して、図４に示すように、この回動軸４０を
中心にラジエター装置３１の左右方向他側、本実施形態
においては車両の進行方向に向かって左側（図４におい
ては図の上側）が前方（図４においては図の右側）に向
かって揺動可能に取り付けられる。
【００２８】また、ラジエター装置３１の左右方向他側
には取付片４１が設けられ、この取付片４１が左側のロ
アーダウンチューブ４Ｌに設けられた取付ブラケット４
２に例えばボルト４３で着脱自在に取り付けられる。
【００２９】さらに、冷却水送りホース３５および冷却
水戻しホース３６はそれぞれ冷却水タンク３８ａ，３８
ｂの、ラジエター装置３１の回動軸４０が配置される
側、本実施形態においては車両の進行方向に向かって右
側に接続される。
【００３０】一方、図２に示すように、ラジエター装置
３１はその下部がエンジン２０のシリンダアッセンブリ
２４より下方まで延出され、この延出部の後面とシリン
ダアッセンブリ２４の前下面とに囲まれて下方が開放さ
れた空間に、ラジエターコア部３７に強制的に冷却風を
導く（例えば渋滞等で十分な走行風が得られない場合）
例えば電動式の冷却ファン４４が配置される。
【００３１】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【００３２】ラジエター装置３１を車体フレーム２に揺
動可能に取り付けたことにより、点火プラグ３０の着脱
等の、シリンダヘッド２７回りの作業を、ラジエター装
置３１全体や配管等を取り外すことなく、容易に行うこ
とができる。
【００３３】また、ラジエター装置３１を縦長方形に形
成し、その長辺である左右方向の一側に回動軸４０を上
下方向に延在させて揺動可能とした場合、回動軸４０を
短辺である左右方向に延在させて揺動可能としたものに
比べ、ラジエター装置３１と前輪７との間隔が同じであ
ればラジエター装置３１の回動角度を大きくとれるの
で、シリンダヘッド２７回りの作業性が良い。
【００３４】さらに、上記回動軸４０を上下方向に延在
させてラジエター装置３１を揺動可能とした場合、図４
に示すように、前輪７を一方側に操舵させることにより
ラジエター装置３１と前輪７との実質的な間隔が広ま
り、ラジエター装置３１の回動角度がさらに大きくとれ
るので、シリンダヘッド２７回りの作業性が大幅に向上
する。
【００３５】そして、冷却水送りホース３５および冷却
水戻しホース３６をそれぞれ冷却水タンク３８ａ，３８
ｂの、上記ラジエター装置３１の回動軸４０が配置され
る側に接続されるので、ラジエター装置３１を揺動させ
てもこれらのホース３５，３６類が引っ張られる量は少
なくて済み、これらのホース類３５，３６を必要以上長
くすることが不用になると共に、接続部分の弛みの発生
も低下する。
【００３６】さらに、ハンドルバー９と運転シート１４
前部との間を下方に大きく略Ｕ字状に湾曲して車体の幅
方向に延びる足通し空間を形成し、その底部の左右に運
転者が足を載せる低床のライダ用足載せ部１７を形成す
ると共に、ライダ用足載せ部１７の左右方向中央部に前
後に延びて上方に突出するフロアトンネル１９を形成
し、このフロアトンネル１９の内部にエンジン２０およ
びラジエター装置３１を配置したことにより、例えライ
ダ用足載せ部１７の幅を広くしてフロアトンネル１９の
幅が狭くなっても、エンジン２０の整備性を低下させる
ことなくラジエター装置３１の冷却性能を確保できる。
【００３７】さらにまた、ラジエター装置３１下部の延
出部の後面とシリンダアッセンブリ２４の前下面とに囲
まれて下方が開放された空間に冷却ファン４４を配置し
たことにより、冷却ファン４４の作動によってラジエタ
ーコア部３７を通過した熱風がシリンダアッセンブリ２
４の前下面に沿って下方に導かれるので、フロアトンネ
ル１９内に熱風が溜まらない。
【００３８】なお、上述した実施形態においては本発明
をスクータ型の自動二輪車１に適用した例を示したが、
他のタイプの自動二輪車にも適用できることは言うまで
もない。
【００３９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自動
二輪車のラジエター装置によれば、ラジエター装置が揺
動可能となるのでシリンダヘッド回りの作業性が向上す
る。また、ホース類の接続部分の弛みが発生し難くな
る。
【００４０】さらに、冷却ファンの作動によってラジエ
ターコア部を通過した熱風はシリンダアッセンブリの前
下面に沿って下方に導かれるので、フロアトンネル内に
熱風が溜まらない。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る自動二輪車のラジエター装置の一
実施形態を示すスクータ型自動二輪車の右側面図。
【図２】パワーユニットの拡大右側面図。
【図３】図２のＩＩＩ矢視図。
【図４】図２のＩＶ矢視図。
【符号の説明】
１ 自動二輪車 ４Ｒ，４Ｌ ロアーダウンチューブ ７ 前輪 ９ ハンドルバー １０ パワーユニット １４ 運転シート １７ ライダ用足載せ部 １９ フロアトンネル ２０ エンジン ２３ シリンダアッセンブリの軸線 ２４ シリンダアッセンブリ ２７ シリンダヘッド ３１ ラジエター装置 ３５ 冷却水送りホース ３６ 冷却水戻しホース ３７ ラジエターコア部 ３８ａ，３８ｂ 冷却水タンク ４０ 回動軸 ４４ 冷却ファン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 前輪を左右に操舵するハンドルバーと運
    転シートとの間の車体下部に軸線が略水平、且つその前
    部が前斜め上方に向かって傾斜して配置されたシリンダ
    アッセンブリを有する水冷式のエンジンを固定的に搭載
    すると共に、上記エンジンの後方、且つ上記運転シート
    の下方に変速装置を連設した自動二輪車において、上記
    前輪と上記エンジンとの間に上記シリンダアッセンブリ
    のシリンダヘッドを前方から覆うようにラジエター装置
    を配置し、このラジエター装置と上記エンジンとをホー
    スで接続すると共に、上記ラジエター装置を縦長方形に
    形成し、その左右方向一側を上下方向に延在する回動軸
    を介して車体に取り付け、上記回動軸を中心に上記ラジ
    エター装置の左右方向他側が前方に向かって揺動可能に
    構成したことを特徴とする自動二輪車のラジエター装
    置。
  2. 【請求項２】 上記ラジエター装置はラジエターコア部
    と、このラジエターコア部の上下に配置された上下一対
    の冷却水タンクとから構成され、これらの冷却水タンク
    に上記ホースを接続する一方、これらのホースをそれぞ
    れ上記冷却水タンクの、上記ラジエター装置の回動軸が
    配置される側に接続した請求項１記載の自動二輪車のラ
    ジエター装置。
  3. 【請求項３】 上記ハンドルバーと上記運転シート前部
    との間を下方に大きく略Ｕ字状に湾曲して車体の幅方向
    に延びる足通し空間を形成し、その底部の左右に運転者
    が足を載せる低床の足載せ部を形成すると共に、この足
    載せ部の左右方向中央部に前後に延びて上方に突出する
    フロアトンネルを形成し、このフロアトンネルの内部に
    上記エンジンおよび上記ラジエター装置を配置した請求
    項１または２記載の自動二輪車のラジエター装置。
  4. 【請求項４】 上記ラジエター装置の下部を上記シリン
    ダアッセンブリより下方まで延出し、この延出部の後面
    と上記シリンダアッセンブリの前下面とに囲まれて下方
    が開放された空間に冷却ファンを配置した請求項１、２
    または３記載の自動二輪車のラジエター装置。
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