JP4089279B2 - パワーユニットの冷却装置 - Google Patents

パワーユニットの冷却装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4089279B2
JP4089279B2 JP2002123030A JP2002123030A JP4089279B2 JP 4089279 B2 JP4089279 B2 JP 4089279B2 JP 2002123030 A JP2002123030 A JP 2002123030A JP 2002123030 A JP2002123030 A JP 2002123030A JP 4089279 B2 JP4089279 B2 JP 4089279B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
cylinder
cooling
cooling water
power unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002123030A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003314277A (ja
Inventor
義一 松井
一立 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Co Ltd filed Critical Suzuki Motor Co Ltd
Priority to JP2002123030A priority Critical patent/JP4089279B2/ja
Publication of JP2003314277A publication Critical patent/JP2003314277A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4089279B2 publication Critical patent/JP4089279B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パワーユニットの冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンを備えたパワーユニットの冷却方法として、空冷式および水冷式の冷却装置を用いることが一般的である。空冷式の冷却装置は、例えば複数の冷却フィンをシリンダヘッドやシリンダブロックに一体に設け、これらのフィンの間に走行風を通すことによりエンジンが発生させる熱を大気中に放熱するようになっている。空冷式の冷却装置は、構造が簡単で、重量も軽くて済む反面、走行風の当たり方によっては冷却むらができたり、渋滞などで走行風が十分に流れないとオーバーヒートを起こし易いといった事があるため、小型のエンジンに用いられるのが一般的である。
【0003】
一方、水冷式の冷却装置は、シリンダヘッドの燃焼室やシリンダブロックのシリンダ周囲にウォータージャケットを形成し、これらのウォータージャケット内にウォーターポンプを用いて冷却水を循環させてこの冷却水でエンジンが発生させる熱を吸収させ、熱くなった冷却水をラジエターで冷却して再びウォータージャケットに戻す構造を用いている。
【0004】
水冷式の冷却装置は、構造が複雑化して重量もかさむ反面、冷却性能が安定しており、オーバーヒートを起こしにくいため、近年、中・大型のエンジンを備えたほとんどの車両に用いられている。
【0005】
ところで、エンジン始動直後や寒冷地などでエンジンが十分に暖まっていない状態で冷却水をラジエターで冷却すると過冷却となる場合がある。そこで、一般にはエンジンに設けられる冷却水の出口に感温弁であるサーモスタットを設け、エンジンが十分に暖まらないうちは冷却水をラジエターに送らないようにしている。そして、通常冷却水の出口はシリンダヘッドに設けられているため、サーモスタットもシリンダヘッドに設けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、シリンダヘッドの周囲には他の機器が多く配置されている場合があり、シリンダヘッドにサーモスタットを設けるとレイアウト上の制約が発生し、場合によっては他の機器と干渉する虞があるため、冷却水配管が複雑になってしまう。
【0007】
本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、冷却水配管をシンプルかつコンパクトにしたパワーユニットの冷却装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るパワーユニットの冷却装置は、上述した課題を解決するために、請求項1に記載したように、略水平に配置されたシリンダブロックおよびシリンダヘッドを備え、これらのエンジン各部に冷却水を圧送するウォーターポンプを備えると共に、上記シリンダブロックおよびシリンダヘッドにそれぞれウォータージャケットを形成し、これらのウォータージャケットの下流にサーモスタットを設けてこのサーモスタット下流に設けられる冷却水路を上記ウォーターポンプに向かう水路ないしラジエターに向かう水路を選択使用するパワーユニットの冷却装置において、上記シリンダブロックの外壁を膨出させて上記サーモスタット収納用のサーモケースを形成すると共に、上記サーモスタットを上記シリンダブロックおよび上記シリンダヘッドに形成されたウォータージャケットより高い位置に配置する一方、上記シリンダブロックのウォータージャケットと上記サーモケースとの間に隔壁を設けると共に、上記サーモケースを上記シリンダヘッドのウォータージャケットに連通させたものである。
【0009】
また、上述した課題を解決するために、請求項2に記載したように、上記シリンダブロックは複数のシリンダを有し、上記ウォーターポンプに近い一方のシリンダのウォータージャケットから他方のシリンダのウォータージャケットに向けてバイパス配管を繋いで冷却水を導くと共に、上記一方のシリンダのウォータージャケットより上記バイパス配管のほうへ多くの冷却水が流れるよう、上記バイパス配管上流側の分岐点における上記一方のシリンダのウォータージャケットに繋がる連通路の通路断面積より上記バイパス配管の通路断面積を広くしたものである。
【0010】
さらに、上述した課題を解決するために、請求項3に記載したように、上記バイパス配管の途中に分岐通路を形成し、この分岐通路から、潤滑オイルを濾過するオイルフィルタの水冷式オイルクーラに冷却水を導くと共に、このオイルクーラから上記ウォーターポンプの上流側に冷却水を戻すように構成したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0012】
図1は、この発明を適用したスクータ型の自動二輪車の一例を示す左側面図である。図1に示すように、この自動二輪車1は車体フレーム2を有し、この車体フレーム2の前端にはヘッドパイプ3が設けられる。ヘッドパイプ3には前輪4を回動自在に支持するフロントフォーク5やハンドルバー6等が設けられ、このハンドルバー6により前輪4が左右に回動自在に操舵される。
【0013】
車体フレーム2の中央下部にはパワーユニット7が搭載される。また、パワーユニット7後部には伝達ユニット8が配置され、この伝達ユニット8の前部がパワーユニット7後部に枢着される。この伝達ユニット8はスイングアーム方式の後輪懸架装置を兼ねており、ショックアブソーバ(図示せず)により車体に弾性的に且つ揺動可能に支持される。そして、伝達ユニット8の後端に駆動輪である後輪10が保持される。
【0014】
後輪10の上方には図示しないヘルメットや荷物、工具等の収納容器である物品収納室11が設けられる。また、物品収納室11の上方にはこの物品収納室11の蓋を兼ねた乗員着座用の運転シート12が開閉自在に設置される。さらに、運転シート12の前下部とパワーユニット7後上部との間には燃料タンク13が配置される。そして、車体フレーム2はその廻りを例えば合成樹脂成形品である車体カバー14により覆われる。
【0015】
ヘッドパイプ3と運転シート12前部との間の車体フレーム2および車体カバー14は下方に大きく略U字状に湾曲して車体の幅方向に延びる足通し空間を形成し、その底部の左右に運転者が足を載せる低床の、具体的には車体フレーム2の上側フレーム2aと下側フレーム2bとの間に位置するライダ用フットレストフロア15が形成される。また、この左右のライダ用フットレストフロア15の後方には同乗者が足を載せるピリオンライダ用フットレストフロア16が形成される。さらに、ライダ用フットレストフロア15の中央部には前後に延びて上方に突出するトンネル形状部17が形成される。
【0016】
図2は、パワーユニット7および伝達ユニット8の拡大左側面図である。また、図3はパワーユニット7の平面図である。さらに、図4はパワーユニット7を前方下部右寄りから眺めた図である。図2〜図4に示すように、パワーユニット7は動力発生部であるエンジン18や図示しないクラッチ機構、図示しないミッション機構を内装したクランクケース19と、図示しないVベルト式自動変速装置を内装した変速機ケース20とから構成される。また、エンジン18は、主にクランクケース19の前半分部と、クランクケース19の前部に略水平、本実施形態においては上方に向かってやや傾斜して配置されたシリンダアッセンブリ21とから構成され、パワーユニット7は複数のエンジン取付部22を介して車体フレーム2に固定される。
【0017】
また、この自動二輪車1に搭載されるエンジン18は水冷式であって、前輪4とエンジン18との間の車体カバー14内にエンジン冷却用の冷却水を冷却するラジエター23が配置される。
【0018】
シリンダアッセンブリ21は、クランクケース19の前部に配置されるシリンダブロック24と、このシリンダブロック24の前側に設けられるシリンダヘッド25とから構成され、シリンダヘッド25の上部には図示しない吸気管が接続される一方、図1に示すように、シリンダヘッド25の下部には排気管26の基端部が接続される。そして、排気管26はパワーユニット7の下部に導かれて後方に向かって延設され、その下流端にマフラ27が接続される。なお、本実施形態においてマフラ27は車体の進行方向に向かって右側に配置される。
【0019】
図5は図2のV−V線に沿う断面図である。また、図6は図5のVI−VI線に沿う断面図である。そして、図7はエンジン18の冷却系統を示すブロック図である。なお、各構成部材の位置関係はパワーユニット7を車両に搭載した状態で説明する。
【0020】
本実施形態に用いられるエンジン18はクランクケース19内を車幅方向に延びる図示しない一本のクランクシャフトを共有する二本のシリンダ28R,28Lが左右に並設されたいわゆる並列二気筒エンジンである。
【0021】
図2〜図7に示すように、クランクケース19の右側面前下部にはウォーターポンプ29が配置される。このウォーターポンプ29は、詳細には図示しないが、クランクシャフトによって回転駆動され、冷却水を圧送する。
【0022】
ウォーターポンプ29からはクランクケース19内を冷却水通路30がシリンダブロック24との合せ面に向かって延びる。一方、シリンダブロック24内に並設された左右のシリンダ28R,28Lの周囲にはそれぞれウォータージャケット31R,31Lが形成され、これらのウォータージャケット31R,31Lは左右のシリンダ28R,28L間で連通される。そして、右側シリンダ28Rのウォータージャケット31R下方、すなわち排気管26が接続される側、には冷却水導入路32が例えばシリンダ28の軸方向に延びて形成される。
【0023】
冷却水導入路32の上流側はクランクケース19との合せ面に向かって延び、上記冷却水通路30に接続される一方、冷却水導入路32の下流側には分岐点33が設けられ、この分岐点33から連通路34を介して右側シリンダ28Rのウォータージャケット31R下側に接続される。
【0024】
また、冷却水導入路32下流の分岐点33からはバイパス配管35が左側シリンダ28Lのウォータージャケット31Lに向かって延びる。バイパス配管35はシリンダブロック24とは別体に形成され、シリンダブロック24の下部に、シリンダブロック24の外壁に沿って配設される。
【0025】
ウォーターポンプ29によって圧送された冷却水は冷却水通路30を経て冷却水導入路32に流入し、分岐点33において一部の冷却水は連通路34から右側シリンダ28Rのウォータージャケット31Rに流入すると共に、残りの冷却水はバイパス配管35を経由して左側シリンダ28Lのウォータージャケット31Lに流入する。なお、右側シリンダ28Rのウォータージャケット31Rに流入した冷却水は左右のシリンダ28R,28L間でも左側シリンダ28Lのウォータージャケット31Lに合流する。
【0026】
分岐点33においては、右側シリンダ28Rのウォータージャケット31Rよりバイパス配管35のほうへ多くの冷却水が流れるように連通路34およびバイパス配管35の通路断面積が設定される(連通路34の通路断面積<バイパス配管35の通路断面積)。
【0027】
左右のシリンダ28R,28Lのウォータージャケット31R,31Lに流入した冷却水はシリンダブロック24とシリンダヘッド25との合せ面からシリンダヘッド25の燃焼室(図示せず)の周囲に形成されたウォータージャケット36(図7参照)に流入する。
【0028】
右側シリンダ28Rのウォータージャケット31R上方、すなわち吸気管(図示せず)が接続される側、にはサーモケース37がシリンダブロック24と一体に形成される。サーモケース37は、シリンダブロック24の外壁を膨出させて設けられ、シリンダブロック24に形成されたウォータージャケット31R,31Lおよびシリンダヘッド25に形成されたウォータージャケット36より高い位置に配置される。
【0029】
また、右側シリンダ28Rのウォータージャケット31Rとサーモケース37との間には冷却水戻り通路38が例えばシリンダ28の軸方向に延びて形成される。冷却水戻り通路38は右側シリンダ28Rのウォータージャケット31Rと短絡しないよう、隔壁39によって区画される。そして、冷却水戻り通路38の上流側はシリンダヘッド25に形成されたウォータージャケット36に接続される。
【0030】
すなわち、左右のシリンダ28R,28Lのウォータージャケット31R,31Lに流入した冷却水はシリンダヘッド25のウォータージャケット36から冷却水戻り通路38を経てサーモケース37に導入される。
【0031】
サーモケース37内には感温弁であるサーモスタット40が設けられる。サーモスタット40は冷却水が所定の温度に達すると開くように設定されており、サーモスタット40の下流側にはウォーターポンプ29に向かって延びる水路である冷却水バイパスホース41およびラジエター23に向かって延びる水路である冷却水ホース42がそれぞれ接続される。
【0032】
すなわち、サーモケース37内に導かれた冷却水はその温度が所定値に達するまでは(エンジン18冷機時)冷却水バイパスホース41を経てウォーターポンプ29に導かれ、再びシリンダブロック24およびシリンダヘッド25内に導かれる。また、冷却水はその温度が所定値に達すると(エンジン18暖気時)サーモスタット40が開くことにより冷却水ホース42を経てラジエター23に導かれる。そして、ラジエター23に導かれた冷却水はラジエター23で冷却された後、冷却水戻しホース43を経てウォーターポンプ29に導かれる。
【0033】
クランクケース19の前下部には潤滑オイルを濾過するオイルフィルタ44が配置される。また、このオイルフィルタ44には水冷式のオイルクーラ45が備えられる。一方、前記バイパス配管35の途中には分岐通路46が形成され、この分岐通路46からはクーラホース47がオイルクーラ45の上流側に向かって延びると共に、オイルクーラ45の下流側からはクーラ戻しホース48がウォーターポンプ29の上流側に向かって延びる。すなわち、バイパス配管35を経由して左側シリンダ28Lのウォータージャケット31Lに流入する冷却水の一部はバイパス配管35の途中からオイルクーラ45に導かれ、潤滑オイルを冷却した後にウォーターポンプ29に戻される。
【0034】
次に、本実施形態の作用について説明する。
【0035】
サーモケース37を、シリンダブロック24の外壁を膨出させて設けると共に、シリンダブロック24に形成されたウォータージャケット31R,31Lおよびシリンダヘッド25に形成されたウォータージャケット36より高い位置に配置したことにより、部品点数や組み付けコストが削減できると共に、冷却系統の配管がシンプル且つコンパクトに配索でき、車体フレーム2も近接して配置できる。さらに、エンジン18内に空気溜まりが発生しない。
【0036】
また、右側シリンダ28Rのウォータージャケット31Rとサーモケース37との間に隔壁39を設けると共に、サーモケース37をシリンダヘッド25のウォータージャケット36に連通させるようにしたので、冷却水の経路中での短絡が防止され、冷却性能の部分的な偏りが低減する。
【0037】
さらに、ウォーターポンプ29に近い方の、本実施形態においては右側シリンダ28Rのウォータージャケット31Rから他の、本実施形態においては左側シリンダ28Lのウォータージャケット31Lに向けてバイパス配管35を繋いで冷却水を導くと共に、右側シリンダ28Rのウォータージャケット31Rよりバイパス配管35のほうへ多くの冷却水が流れるよう、バイパス配管35上流側の分岐点33における右側シリンダ28Rのウォータージャケット31Rに繋がる連通路34の通路断面積よりバイパス配管35の通路断面積を広くしたことにより、異なるシリンダ28同士での冷却性能の偏りが低減する。
【0038】
さらにまた、バイパス配管35の途中に分岐通路46を形成し、この分岐通路46から、潤滑オイルを濾過するオイルフィルタ44の水冷式オイルクーラ45に冷却水を導くと共に、このオイルクーラ45からウォーターポンプ29の上流側に冷却水を戻すように構成したことにより、冷却系統の配管がシンプル且つコンパクトに配索できると共に、温度の低い冷却水をエンジン18の各部だけではなくオイルクーラ45へも導くことができる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るパワーユニットの冷却装置によれば、冷却水配管がシンプル且つコンパクトに配索できると共に、エンジン内に空気溜まりが発生しない。
【0040】
また、異なるシリンダ同士での冷却性能の偏りが低減する。さらに、温度の低い冷却水をオイルクーラへ導くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパワーユニットの冷却装置の一実施形態を示すスクータ型自動二輪車の右側面図。
【図2】パワーユニットおよび伝達ユニットの拡大左側面図。
【図3】パワーユニットの平面図。
【図4】パワーユニットを前方下部右寄りから眺めた図。
【図5】図2のV−V線に沿う断面図。
【図6】図5のVI−VI線に沿う断面図。
【図7】エンジンの冷却系統を示すブロック図。
【符号の説明】
1 スクータ型自動二輪車
7 パワーユニット
18 エンジン
19 クランクケース
23 ラジエター
24 シリンダブロック
25 シリンダヘッド
28R,28L シリンダ
29 ウォーターポンプ
30 冷却水通路
31R,31L シリンダブロックのウォータージャケット
32 冷却水導入路
33 分岐点
34 連通路
35 バイパス配管
36 シリンダヘッドのウォータージャケット
37 サーモケース
38 冷却水戻り通路
39 隔壁
40 サーモスタット
41 冷却水バイパスホース(ウォーターポンプに向かう水路)
42 冷却水ホース(ラジエターに向かう水路)
44 オイルフィルタ
45 オイルクーラ
46 分岐通路

Claims (3)

  1. 略水平に配置されたシリンダブロックおよびシリンダヘッドを備え、これらのエンジン各部に冷却水を圧送するウォーターポンプを備えると共に、上記シリンダブロックおよびシリンダヘッドにそれぞれウォータージャケットを形成し、これらのウォータージャケットの下流にサーモスタットを設けてこのサーモスタット下流に設けられる冷却水路を上記ウォーターポンプに向かう水路ないしラジエターに向かう水路を選択使用するパワーユニットの冷却装置において、上記シリンダブロックの外壁を膨出させて上記サーモスタット収納用のサーモケースを形成すると共に、上記サーモスタットを上記シリンダブロックおよび上記シリンダヘッドに形成されたウォータージャケットより高い位置に配置する一方、上記シリンダブロックのウォータージャケットと上記サーモケースとの間に隔壁を設けると共に、上記サーモケースを上記シリンダヘッドのウォータージャケットに連通させたことを特徴とするパワーユニットの冷却装置。
  2. 上記シリンダブロックは複数のシリンダを有し、上記ウォーターポンプに近い一方のシリンダのウォータージャケットから他方のシリンダのウォータージャケットに向けてバイパス配管を繋いで冷却水を導くと共に、上記一方のシリンダのウォータージャケットより上記バイパス配管のほうへ多くの冷却水が流れるよう、上記バイパス配管上流側の分岐点における上記一方のシリンダのウォータージャケットに繋がる連通路の通路断面積より上記バイパス配管の通路断面積を広くした請求項1記載のパワーユニットの冷却装置。
  3. 上記バイパス配管の途中に分岐通路を形成し、この分岐通路から、潤滑オイルを濾過するオイルフィルタの水冷式オイルクーラに冷却水を導くと共に、このオイルクーラから上記ウォーターポンプの上流側に冷却水を戻すように構成した請求項2記載のパワーユニットの冷却装置。
JP2002123030A 2002-04-24 2002-04-24 パワーユニットの冷却装置 Expired - Fee Related JP4089279B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002123030A JP4089279B2 (ja) 2002-04-24 2002-04-24 パワーユニットの冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002123030A JP4089279B2 (ja) 2002-04-24 2002-04-24 パワーユニットの冷却装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003314277A JP2003314277A (ja) 2003-11-06
JP4089279B2 true JP4089279B2 (ja) 2008-05-28

Family

ID=29538475

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002123030A Expired - Fee Related JP4089279B2 (ja) 2002-04-24 2002-04-24 パワーユニットの冷却装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4089279B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4587977B2 (ja) * 2006-02-28 2010-11-24 本田技研工業株式会社 水冷式内燃機関の冷却構造
JP4851899B2 (ja) * 2006-09-21 2012-01-11 川崎重工業株式会社 車両用エンジン
JP5486872B2 (ja) * 2009-08-27 2014-05-07 本田技研工業株式会社 パワーユニットの冷却装置
JP6561771B2 (ja) * 2015-10-27 2019-08-21 スズキ株式会社 鞍乗型車両

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003314277A (ja) 2003-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3696508B2 (ja) 車両用ラジエータ装置
US6601667B2 (en) Motorcycle engine cooling system
US9266421B2 (en) Cooling system structure for vehicular water-cooled internal combustion engine
JP6561771B2 (ja) 鞍乗型車両
JP2006240315A (ja) 鞍乗型車両
JP4209440B2 (ja) 車両用内燃機関
US6412451B2 (en) Cooling water circulating structure in internal combustion engine
JP2009019581A (ja) 小型車両用エンジンの冷却装置
JP3912046B2 (ja) 雪上車用エンジンの冷却構造
JP2005104210A (ja) 鞍乗り型車両
JP4089279B2 (ja) パワーユニットの冷却装置
EP2110303B1 (en) Motorcycle
WO2003095293A1 (fr) Radiateur pour vehicule a moteur a deux roues
JP3777298B2 (ja) 車両におけるラジエータ搭載構造
JP2019171993A (ja) 自動二輪車
JP3819700B2 (ja) 車両用ラジエータ装置
JP2010064706A (ja) 自動二輪車用エンジンの冷却装置及び自動二輪車
JP2007077908A (ja) 自動二輪車のエンジン冷却装置
JP2007085264A (ja) 並列多気筒エンジンの冷却水通路
JP4145425B2 (ja) 自動二輪車におけるラジエータのフィラーネック取付構造
JP6763273B2 (ja) 自動二輪車の冷却装置
JP7282652B2 (ja) 車両
JP4116368B2 (ja) 自動二輪車用エンジンの冷却装置
JP4579127B2 (ja) 鞍乗型車両のエンジン冷却構造
JP2003343267A (ja) 自動二輪車用エンジンの冷却装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050325

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080218

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120307

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130307

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130307

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140307

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees