JP2005104210A - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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正 大島
Katsumi Kanai
勝美 金井
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    • F01P2050/00Applications
    • F01P2050/16Motor-cycles

Abstract

【課題】 、放熱器の泥の付着を少なくし、エンジン前方の放熱器を小型化するとともに、エンジンに冷却風を当たりやすくして、エンジン冷却性能の向上を図る。
【解決手段】 オイルクーラー86は、第1オイルクーラー91と第2オイルクーラー92とで構成し、第1オイルクーラー91をエンジン12の前方に配置し、第2オイルクーラー92をフロントカバー61内で且つ、前輪17の上端93より高い位置に配置した。第1オイルクーラー91は、冷却ファン74の直前に配置した。第1オイルクーラー91が冷却ファン74の導風路76を塞ぐ割合は、50%未満となるように配置した。第1オイルクーラー91と第2オイルクーラー92はオイルライン109に直列に配置した。第2オイルクーラー92の放熱面積は、第1オイルクーラー91の放熱面積より大きい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エンジンの前方に冷却ファン及びエンジンオイル冷却用の放熱器を配置した鞍乗り型車両に関するものである。
鞍乗り型車両は、四輪車で、中央の上部に設けた座席シートと、座席シートの下部に配置したエンジンと、座席シートの前方に設けたステアリングハンドルと、四輪駆動機構など不整地走行に適した機能を備えたもので、運転者は座席シートに跨るように座って運転する。エンジンは、一般的には、自然空冷式であるが、エンジンの前方に強制冷却する冷却ファンを備えたものもある。
従来の冷却ファンを備えた鞍乗り型車両として、冷却ファンでエンジンとともにオイルクーラーを冷却するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
実開平1−139022号公報
図9は、特許文献1の第1図の再掲図である。
特許文献1の鞍乗り型四輪車両1は、前に取り付けた前輪10及びステアリングハンドル9と、中央の上部に配設した座席シート19と、下部に搭載したエンジン13と、エンジン冷却装置と、を備える。エンジン冷却装置は、エンジン13の前方に配設した冷却ファン22と、冷却ファン22の下半分に隣接して配設したオイルクーラー(熱交換器)23とを備え、冷却ファン22の上半分から送風される空気によりエンジン上部を冷却することができる。
しかし、特許文献1の鞍乗り型車両のようにエンジンの前方にオイルクーラー(熱交換器)23を配置した場合、オイルクーラー23は、泥の付着に対する配慮が別途必要になる。
また、特許文献1のエンジン冷却装置のような構成では、オイルクーラー23の前方にフロントパイプ7など部材が多く、例えば、出力をさらに向上させようとすると、オイルクーラー23の寸法を比較的大きくする必要がある。この場合、エンジンへの冷却風が減少することが考えられる。
本発明は、放熱器の泥の付着を少なくし、エンジン前方の放熱器を小型化するとともに、エンジンに冷却風を当たりやすくして、エンジン冷却性能の向上を図った鞍乗り型車両を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、前後車輪間にエンジンを配置し、このエンジンをエンジンの前方に配置した冷却ファンで強制空冷するとともに、エンジンオイルを外部に配置した放熱器で冷却し、エンジン、放熱器並びに前輪をフロントカバーで一括して覆い、乗員はエンジン上方に設けた座席シートに跨って運転することのできる鞍乗り型車両において、放熱器は、第1放熱器と第2放熱器とで構成し、第1放熱器はエンジンの前方に配置し、第2放熱器はフロントカバー内で且つ、前輪の上端より高い位置に配置したことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、第1放熱器は、冷却ファンの直前に配置することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、第1放熱器が冷却ファンの導風路を塞ぐ割合は、50%未満となるように配置したことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、第1放熱器と第2放熱器はオイルラインに直列に配置したことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、第2放熱器の放熱面積は、第1放熱器の放熱面積より大きいことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、第2放熱器の前方には、マッドガードを兼ねた導風通路を設けたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、放熱器は、第1放熱器と第2放熱器とで構成し、第1放熱器はエンジンの前方に配置したので、第1放熱器の小型化が可能となり、エンジンの前方に配置した冷却ファンで発生させる風は効率よくエンジンに当たり、エンジンの冷却性能を向上することができるという利点がある。
第2放熱器はフロントカバー内で且つ、前輪の上端より高い位置に配置した構成なので、第2放熱器は、第1放熱器に比べて泥が付着し難く、且つ、水没し難くなる。
請求項2に係る発明では、第1放熱器は、冷却ファンの直前に配置する構成なので、冷却ファンによる風を受けることができ、鞍乗り型車両が低速走行時、もしくは停止したときの冷却性能を高めることができる。
請求項3に係る発明では、第1放熱器が冷却ファンの導風路を塞ぐ割合は、50%未満となるように配置した。
導風路を塞ぐ割合が50%以上では、エンジンに当たる風量が少なくなり、鞍乗り型車両を低速走行時、もしくは停止させたときのエンジンの冷却性能は低下する。
導風路を塞ぐ割合が50%未満にすることにより、導風路の50%以上を確実にエンジン冷却のために使用することができる。その結果、エンジンに確実に冷却風が当たり、エンジン冷却性能の向上を図ることができる。
請求項4に係る発明では、第1放熱器と第2放熱器はオイルラインに直列に配置した構成なので、第1放熱器と第2放熱器の両方に確実にエンジンオイルを流すことができ、第1放熱器と第2放熱器でエンジンオイルの熱を大気に放散することができる。
また、第1放熱器と第2放熱器はオイルラインに直列に配置した構成なので、第1放熱器と第2放熱器を接続するそれぞれの管に分岐管を用いる必要がなく、各管の接続は複雑にならず、手間がかからない。
請求項5に係る発明では、第2放熱器の放熱面積は、第1放熱器の放熱面積より大きいので、エンジンの前方に配置した第1放熱器に泥が付着して、第1放熱器の放熱性能が低下したとしても、第2放熱器で熱の放散を維持することができ、結果的に放熱器の機能を維持することができる。
請求項6に係る発明は、第2放熱器の前方には、マッドガードを兼ねた導風通路を設けたので、フロントカバーの開口から第2放熱器へ走行中の風をより確実に導くことができる。
導風通路はまた、マッドガードを兼ね、導風通路を取り付けることで、第2放熱器に泥が付きにくくなるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は、本発明の鞍乗り型車両の側面図であり、鞍乗り型車両10は、車体フレーム11と、車体フレーム11の中央下部に搭載したエンジン12と、エンジン12に接続するとともに車体フレーム11に取り付けた動力伝達装置13と、動力伝達装置13の前後を車体フレーム11に揺動可能に保持した懸架装置14(前・後サスペンション15,16を備える。)と、動力伝達装置13の前の左右に取り付けた前輪17,17(図2参照)と、後の左右に取り付けた後輪18,18(左と同様)と、前輪17に連結するとともに車体フレーム11に取り付けたステアリング装置21と、車体フレーム11に取り付けたフェンダ22と、を備え、乗員Mはエンジン12上方に設けた座席シート33に跨って運転することができるものである。
車体フレーム11は、メインフレーム25と、メインフレーム25の前後に取り付けた前・後フレーム26,27と、前フレーム26の下の左右間に取り付けたブラケット31と、上の左右間に取り付けたクロスメンバ32と、を有する。33はメインフレーム25に取り付けた座席シート、34は燃料タンク、35は前フレーム26に取り付けたフロントガード、36は前フレーム26に取り付けたフロントキャリア、37はメインフレーム25の後部に取り付けたリアキャリアを示す。
懸架装置14は、前輪独立懸架で、前サスペンション15は、車体フレーム11に揺動可能に取り付けたフロントアーム41と、フロントアーム41並びにクロスメンバ32間に取り付けたショックアブソーバ42と、コイルばね43と、を備える。後サスペンション16は、車体フレーム11に取り付けたショックアブソーバ44を備える。45は前輪17の中心軸線を示す。
動力伝達装置13は、4輪駆動可能な変速機47と、ギアチェンジペダル48と、変速機47の前後に連結した前・後駆動軸51,52と、前駆動軸51に連結し且つフロントアーム41に取り付けた前最終減速装置53と、後駆動軸52に連結した後最終減速装置54と、を有する。
ステアリング装置21は、メインフレーム25の前上部にシャフトホルダ55で取り付けたステアリングシャフト56と、ステアリングシャフト56に取り付けたハンドル57と、を有する。
フェンダ22は、フロントカバー61と、リアカバー62とからなる。フロントカバー61を後述する。
エンジン12は、4サイクルエンジンで、シリンダブロック63と、シリンダブロック63の上に取り付けたシリンダヘッド64と、前部に接続した排気装置65と、後部に取り付けたキャブレター66と、シリンダヘッド64内に設けた動弁機構67と、シリンダブロック63内を移動するピストン71と、ピストン71に連結したクランクシャフト72と、シリンダブロック63の下方に配置しオイルパン73と、エンジン12の前方に配置してエンジン12を強制空冷する冷却ファン74と、潤滑機構75と、を備える。
冷却ファン74は、導風路76の中央に電動モータ77を取り付け、電動モータ77にファン78を取り付けたもので、電動モータ77は、図に示していない制御装置の情報に基づいてファン78を回転させる。導風路76の左右をメインフレーム25にラグ81,81(図3参照)で固定した。
潤滑機構75は、エンジンオイル82を変速機47の変速歯車、動弁機構67及びクランクシャフト72に給油するもので、オイルパン73内に配置したオイルストレーナ83と、オイルポンプ84と、オイルフィルタ85(図5参照)と、放熱器であるところのオイルクーラー86と、を備える。
オイルクーラー(放熱器)86は、第1放熱器としての第1オイルクーラー91と第2放熱器としての第2オイルクーラー92とで構成し、第1オイルクーラー(第1放熱器)91をエンジン12の前方に配置し、第2オイルクーラー(第2放熱器)92をフロントカバー61内で且つ、前輪17の上端93より高い位置に配置した構造であり、エンジンオイル82を空気で冷却する。
第1オイルクーラー(第1放熱器)91を冷却ファン74の直前に配置した。
第2オイルクーラー(第2放熱器)92を前輪17の中心軸線45のぼぼ真上に配置した。
なお、デザインなどの条件によっては、第2オイルクーラー(第2放熱器)92を前輪17の中心軸線45の前方(矢印aの方向)若しくは後方(矢印bの方向)に位置してもよい。
フロントカバー61は、エンジン12、オイルクーラー(放熱器)86並びに前輪17を一括して覆い、また、左右にヘッドランプ94,94(図2参照)を配置し、中央下部に第1開口95を成形し、第1開口95の後部に第2開口96を成形し、この第2開口96にグリル97を嵌めたものである。
図2は、本発明の鞍乗り型車両の正面図である。
鞍乗り型車両10は既に説明したように、エンジン12(図1参照)をエンジンの前方に配置した冷却ファン74で強制空冷するとともに、エンジンオイル82(図1参照)を外部に配置したオイルクーラー86で冷却し、エンジン、オイルクーラー86並びに前輪17,17をフロントカバー61で一括して覆った構成を有する。
オイルクーラー86は説明したように、フロントカバー61内で且つ、前輪17,17の上端93より高い位置に第2オイルクーラー92を配置した放熱器である。
第2開口96は、フロントカバー61の外面101に連ねて成形した導入路102(底部103、側壁104,104)を有し、第2オイルクーラー92に向けて走行中の風を導くとともに、鞍乗り型車両10が停止したときの風の通りをよくする。
フロントガード35は、縦部材105と横部材106を有し、これらの縦部材105と横部材106を第1・第2開口95,96と干渉しないように取り付けた。
図3は、図1の3−3線断面図であり、冷却ファン74、オイルクーラー86(第1オイルクーラー91、第2オイルクーラー92)を示す。
第1・第2オイルクーラー91,92は、主な構成は既存のオイルクーラーとほぼ同様である。107,107は第2オイルクーラー92を車体フレーム11(図1参照)に取り付けるブラケットを示す。
なお、第1オイルクーラー91を車体フレーム11(図1参照)にラグ81,81で取り付けた。
次に第1オイルクーラー91の位置について説明する。
第1オイルクーラー91が冷却ファン74の導風路76を塞ぐ割合は、50%未満となるように配置した。ここで、導風路76の内径をDf、導風路76の面積をAf(Af=π・Df/4)としたときに、導風路76の面積Afが50%未満となるように第1オイルクーラー91を配置した。
導風路76を塞ぐ割合が50%以上では、エンジン12(図1参照)に当たる風量が少なくなり、鞍乗り型車両10を低速走行時、もしくは停止させたときのエンジンの冷却性能は低下する。
導風路76を塞ぐ割合が50%未満にすることにより、導風路76の面積Afの半分(50%以上)を確実にエンジン冷却のために使用することができる。その結果、エンジンに確実に冷却風が当たり、エンジン冷却性能の向上を図ることができる。
なお、ここでは、第1オイルクーラー91を冷却ファン74の電動モータ77の中心軸108より上に位置する上半分に配置したが、逆に、下半分に第1オイルクーラー91を配置してもよい。更に、条件によっては、中心軸108に対して、左半分若しくは右半分に第1オイルクーラー91を配置することも可能である。
次に第1・第2オイルクーラー91,92の放熱面積について説明する。
第2オイルクーラー92の放熱面積は、第1オイルクーラー91の放熱面積より大きい構造とした。当然ながら、正面から見たときの投影面積においても、第2オイルクーラー92の投影面積は、第1オイルクーラー91の投影面積より大きい。
なお、条件によっては、逆でもよい。例えば、第1オイルクーラー91の放熱面積を第2オイルクーラー92の放熱面積より大きくしても、使用環境下で所望の放熱性能を得られる場合には、第1オイルクーラー91の放熱面積を大きくしてもよい。
また、放熱面積が同じでもよい。放熱性能を得られる場合には、第2オイルクーラー92の放熱面積と第1オイルクーラー91の放熱面積を同じにしても構わない。
図4は、図1の4矢視図であり、第2オイルクーラー92、グリル97、第2開口96、第1開口95を示す。
第2開口96は上述したとおり、導入路102を有し、導入路102はフロントカバー61の外面101に連ねて底部103及び側壁104,104を成形した部位で、第2オイルクーラー92に対して、ほぼ直交させた空気取り入れ用の溝である。
グリル97は、異物の侵入と整流を主な目的とし、構成やデザインは任意である。
図5は、本発明の鞍乗り型車両に採用した放熱器の配管の斜視図であり、放熱器であるところのオイルクーラー86とともにエンジン12の潤滑機構75(オイルポンプ84、オイルフィルタ85)と、第1オイルクーラー(第1放熱器)91を冷却ファン74の直前に配置した状態を示す。
潤滑機構75では、第1オイルクーラー(第1放熱器)91と第2オイルクーラー(第2放熱器)92をオイルライン109に直列に配置した。オイルライン109は、潤滑経路の全体であり、第1〜第3管111〜113で第1・第2オイルクーラー91,92を直列に接続した。具体的には、オイルフィルタ85の出口115に第1管111の一端を接続し、第1管111の他端を第2オイルクーラー92の入口116に接続し、第2オイルクーラー92の出口118に第2管112の一端を接続し、第2管112の他端を第1オイルクーラー91の入口121に接続し、第1オイルクーラー91の出口122に第3管113の一端を接続し、第3管113の他端を供給口123に接続した。
ここで、エンジンオイル82の流れの一部を簡単に説明する。
まず、エンジンオイル82は、オイルポンプ84から吐出された後、オイルフィルタ85のフィルタ本体124を通過してオイルフィルタ85の出口115から一旦出る。引き続き、第1管111を矢印dのように流れ、更に、第2オイルクーラー92→第2管112→第1オイルクーラー91→第3管113の順に流れ、供給口123から前述の各部位に供給される。
なお、放熱器で冷却する冷却液をエンジンオイルとしたが、エンジンオイル以外の冷却液としては、水冷式に用いる水を挙げることができる。水冷式に用いる水には、例えば、水冷式エンジンの水、水冷式オイルクーラーの水、水冷式電気部品の水を含む。
以上に述べた鞍乗り型車両に採用した放熱器の作用を次に説明する。
図6は、本発明の鞍乗り型車両に採用した放熱器の作用図である。
オイルクーラー86は、第1オイルクーラー91と第2オイルクーラー92とで構成し、第1オイルクーラー91をエンジン12の前方に配置したので、第1オイルクーラー91の小型化が可能となり、エンジン12の前方に配置した冷却ファン74で発生させる風は効率よくエンジンに当たり、エンジン12の冷却性能を向上することができる。
オイルクーラー86では、第2オイルクーラー92をフロントカバー61内で且つ、前輪17の上端93より高い位置に配置したので、第2オイルクーラー92は、第1オイルクーラー91に比べて泥が付着し難く、且つ、水没し難水没し難くなる。
第1オイルクーラー91は、冷却ファン74の直前に配置する構成なので、冷却ファン74による風を矢印eの如く受けることができ、鞍乗り型車両10が低速走行時、もしくは停止したときのオイルクーラー86の冷却性能を高めることができる。
第1オイルクーラー91が冷却ファン74の導風路76を塞ぐ割合は、50%未満となるように配置したので、導風路76の50%以上を確実にエンジン冷却のために使用することができる。その結果、エンジン12に確実に冷却風が当たり、エンジン冷却性能の向上を図ることができる。
図5に示すように、第1オイルクーラー91と第2オイルクーラー92はオイルライン109に直列に配置したので、第1・第2オイルクーラー91,92の両方に確実にエンジンオイルを流すことができ、第1・第2オイルクーラー91,92でエンジンオイルの熱を大気に放散することができる。
また、第1オイルクーラー91と第2オイルクーラー92はオイルライン109に直列に配置したので、並列に比べて、第1オイルクーラー91と第2オイルクーラー92を接続するそれぞれの管に分岐管を用いる必要がなく、各管の接続は複雑にならず、手間がかからない。
図3に示す通り、第2オイルクーラー92の放熱面積は、第1オイルクーラー91の放熱面積より大きいので、エンジンの前方に配置した第1オイルクーラー91に泥が付着して、第1オイルクーラー91の放熱性能が低下したとしても、第2オイルクーラー92で熱の放散を維持することができ、結果的に放熱器の機能を維持することができる。
次に、本発明の別の実施の形態で、請求項6に対応する形態を示す。
図7は、別の実施の形態図であり、上記図1に示す実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
フロントカバー61Bは、エンジン12、オイルクーラー(放熱器)86並びに前輪17を一括して覆い、また、左右にヘッドランプ94,94(図2参照)を配置し、中央下部に第1開口95を成形し、第1開口95の後部に第2開口96を成形し、この第2開口96にグリル97を嵌め、グリル97の後で、且つ、第2オイルクーラー(第2放熱器)92の前方にマッドガードを兼ねた導風通路98を設けたものである。
図8は、図7の8矢視図であり、上記図4に示す実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
導風通路98は、断面コ字形状で、第2開口96の後方から第2オイルクーラー92へ走行中の風をより確実に導くことができる。
導風通路はまた、マッドガードを兼ね、導風通路を取り付けることで、第2オイルクーラー92に泥が付きにくくなる。
導風通路98は、特に、後退時に小石などの飛散物を第2オイルクーラー92に当たり難くすることができる。
尚、本発明の鞍乗り型車両は、実施の形態では四輪車に適用したが、三輪車、二輪車にも適用可能であり、一般の車両に適用することも可能である。
本発明の鞍乗り型車両は、四輪車に好適である。
本発明の鞍乗り型車両の側面図 本発明の鞍乗り型車両の正面図 図1の3−3線断面図 図1の4矢視図 本発明の鞍乗り型車両に採用した放熱器の配管の斜視図 本発明の鞍乗り型車両に採用した放熱器の作用図 別の実施の形態図 図7の8矢視図 特許文献1の第1図の再掲図
符号の説明
10…鞍乗り型車両、12…エンジン、17…前輪、18…後輪、33…座席シート、61…フロントカバー、74…冷却ファン、76…導風路、82…エンジンオイル、86…放熱器(オイルクーラー)、91…第1放熱器(第1オイルクーラー)、92…第2放熱器(第2オイルクーラー)、93…前輪の上端、98…導風通路、109…オイルライン、乗員…M。

Claims (6)

  1. 前後車輪間にエンジンを配置し、このエンジンをエンジンの前方に配置した冷却ファンで強制空冷するとともに、エンジンオイルを外部に配置した放熱器で冷却し、前記エンジン、放熱器並びに前輪をフロントカバーで一括して覆い、乗員はエンジン上方に設けた座席シートに跨って運転することのできる鞍乗り型車両において、
    前記放熱器は、第1放熱器と第2放熱器とで構成し、前記第1放熱器は前記エンジンの前方に配置し、前記第2放熱器はフロントカバー内で且つ、前輪の上端より高い位置に配置したことを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記第1放熱器は、前記冷却ファンの直前に配置することを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記第1放熱器が前記冷却ファンの導風路を塞ぐ割合は、50%未満となるように配置したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記第1放熱器と第2放熱器はオイルラインに直列に配置したことを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記第2放熱器の放熱面積は、第1放熱器の放熱面積より大きいことを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両。
  6. 前記第2放熱器の前方には、マッドガードを兼ねた導風通路を設けたことを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両。
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