JP3368696B2 - 自動二輪車 - Google Patents

自動二輪車

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    • F02B61/02Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving cycles

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動二輪車、とくにエ
アクリーナ等の構成や配置に特徴のある自動二輪車に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車には、エアクリーナが車体の
側方(右側または左側)に配置されるものがある。エア
クリーナはエンジンの吸気系に接続される装置で、エン
ジンのシリンダやシリンダヘッドに近い位置にあるのが
望ましく、また、所定の頻度でフィルターエレメント等
のメンテナンスが必要であり外部から作業をするため、
エンジンに近い、車体の側方という箇所が好ましい位置
なのである。とくに、いわゆるV型エンジンが横置き
(すなわちクランク軸が車体の左右に向く配置)に搭載
された自動二輪車の場合に、上記のとおり車体側方にエ
アクリーナの配置される例が多い。エアクリーナからキ
ャブレター(気化器)へとつながる吸気の通路を、エア
クリーナを外側にして車体の左右に向け、シリンダが形
成するVの字の谷間の部分に収容するのが、空間の有効
利用の面で合理的なうえ外観上も好ましいからである。
エアクリーナをこのように車体の側方に配置した自動二
輪車の例は、たとえば特開昭60−131317号公報
に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】車体側方に配置された
エアクリーナは、その容積を大きくするのが難しい。上
記の公報にも記載されているように、大きくすれば左右
に突出して運転者の脚に接近するし、また、側方からか
なり目立つようになって見栄えが劣るからでもある。と
はいえ、エアクリーナを含む吸気系で発生する騒音(吸
気音)を低減するためには、エアクリーナの容積は大き
い方がよい。吸気音は、シリンダ内でピストンが往復す
るのにともなう吸気の脈動に起因して発生するが、エア
クリーナの容積が大きければその脈動が弱められ、吸気
音も低くなるのである。
【0004】そのような点を考慮して、上記公報に記載
の自動二輪車では、やや大きめの容量をもつ吸気ダクト
がエアクリーナの下流側、つまりエアクリーナとキャブ
レターとの間に接続されている。エアクリーナとその吸
気ダクトとの二箇所に容積をもたせれば、いわば膨張室
を二段設けたことになって吸気の脈動を弱くでき、エア
クリーナ自体をさほど大きくしなくとも吸気音が低減さ
れるからである。
【0005】しかしながら、当該公報に記載された手段
をとるとしても、つぎの点にはなおも改善の余地があ
る。すなわち、イ ) エアクリーナにおける外気の吸入口、すなわち吸気
系に最初に外気を取り入れる開口が、車体の側方におい
て剥き出しの状態となるため、その部分で発生する吸気
音が騒音となって外部に広がる。吸気音は、吸気の通路
のうち流速の高いあらゆる部分で発生するが、外へ開い
た外気の吸入口におけるもの(いわゆる吸込み音)が一
般的には最も強いため、たとえ脈動の影響が弱まったと
しても、十分に騒音低減が図れるとは言い切れない。
【0006】ロ) エアクリーナの下流側に接続する上記
の吸気ダクトは、自動二輪車上にしっかりと、しかも容
易に取り付けられ、外観上できれば目立たないのが好ま
しいが、そうした具体的な要求がつねに満たされるとは
限らない。吸気音の低減のために当該ダクトを大きくす
れば、それは外観を損ねるほどに目立つことがあり、ま
た適切な固定方法が見いだせない場合もあるからであ
る。
【0007】本発明は、車体側方にエアクリーナを設け
る自動二輪車について、エアクリーナそのものを大容量
化することなく吸気音を低減し、さらに上記イ)・ロ)の課
題をも解決できる手段を提供せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の自動二輪車は、
エアクリーナを車体側方に配置した自動二輪車であっ
て、吸気系に最初に外気を吸い込む開放口である外気の
吸入口を有していてエアクリーナの上流側につながる吸
気室を、燃料タンクの下部に形成した凹部におさまり、
かつ車体のメインフレームにまたがる位置に設け、前記
吸気室に前記エアクリーナと同程度又は同程度以上の内
部容積をもたせたものである。
【0009】この自動二輪車についてはさらに、請求項
2に記載したとおりエアクリーナと吸気室とを別体と
し、シール可能な継手(差し込み式やフランジ式などの
継手)を介して両者を接続するのもよい。また請求項3
のように、燃料タンクの下部凹部のうち上記吸気室の外
気吸入口に面する部分に吸音材を付けると、なお好まし
い。そのほか請求項4のように、車体の右側と左側とに
エアクリーナを配置して下流側にそれぞれキャブレター
を接続するとともに、それらエアクリーナの上流側(吸
気の流れについて上流側)に共用(たとえばエアクリー
ナの二つに対して一つ)の吸気室を設けるのもよい。
【0010】
【作用】本発明の自動二輪車にはつぎのような作用があ
る。
【0011】a) エアクリーナと吸気室とを有し、それ
らの二箇所が吸気の膨張室となるので、吸気の脈動を効
果的に弱めることができる。したがって、エアクリーナ
自体を大容量化しなくとも吸気音が低減される。エアク
リーナを大きくしないですむため、それが運転者の脚に
近くなったり自動二輪車の外観を損ねたりすることもな
い。
【0012】b) 燃料タンクの下部に形成された凹部に
おさまるように上記の吸気室が設けられるので、外部か
らはその吸気室がほとんど見えず、自動二輪車の外観に
は影響を与えない。外観に影響しない以上、当該吸気室
は、美感を有しない低コストのものとして構成すること
もできる。
【0013】c) 同じく燃料タンクのその凹部におさま
るよう吸気室が設けられるので、吸気室の外気の吸入口
で発生する吸気音が外部へ発散しにくい。つまり、前述
したように吸気音が発生しやすいその吸入口付近が上部
および前後または左右から燃料タンクにて囲まれること
から、当該タンクが防音壁となり、周囲への騒音を低減
するのである。なお、このようにタンクで覆われるため
に、吸気室、とくにその吸入口に対して雨水等の防止策
をとりやすい。
【0014】d) 吸気室が、燃料タンクの下部で車体の
メインフレームにまたがる位置に設けてあるので、その
固定が容易で確実である。吸気室をそのメインフレーム
に取り付けることができ、または場合によって燃料タン
クの一部に結合させることもできるからである。
【0015】請求項2に記載の自動二輪車の場合はさら
に、 e) エアクリーナと吸気室とが別体であるため、それぞ
れの製作が容易であるうえ、自動二輪車に対するそれら
の組み込みも容易である。なお、両者はシール可能な継
手を介して接続されるので、接続部分から外気が流入し
たり、それにともなって別の吸込み音が発生したりする
ことも防止される。
【0016】請求項3の自動二輪車なら、 f) 上記のc)による騒音の低減作用が一層顕著である。
なぜなら、吸気室を囲っている燃料タンクの凹部のうち
吸音材を付けた部分は、比較的高い吸気音の発生源であ
る外気吸入口に面する部分であるため、当該吸音材が、
タンクの壁面で吸気音を効果的に減衰させるからであ
る。
【0017】また、請求項4の自動二輪車の場合は、 g) エアクリーナおよびキャブレターを複数使用するた
め、それらが一組である場合よりもエンジンの性能を高
く発揮させることができる。そしていずれの場合もエア
クリーナが上記のような吸気室につながっているため、
上記と同様に、エアクリーナ自体を大容量化しなくても
吸気音が低く、また外観上・取付け上のメリットをもた
らす。なお、吸気室は共用としたが、エアクリーナ等の
数に合わせて分けて設けるよりも内部の容積を確保しや
すく、また部品点数の増加も抑えることができる。
【0018】
【実施例】図1および図2に発明の第一実施例を示す。
図1は自動二輪車1の要部についての側面図、図2は、
図1におけるII−II矢視図である。
【0019】図1のように、自動二輪車1は、パイプ類
を主体とするダブルクレードル形式の車体フレーム2に
対し、V型2気筒のエンジン3を横置き(クランク軸を
車体の左右に向けて搭載)にした形式のものである。通
常の車体と同様に、フレーム2のうち上部のメインフレ
ーム(アッパーパイプ)2aと前方・下部のダウンチュ
ーブ2bとの間にエンジン3が設けられており、メイン
フレーム2aの上に燃料タンク20が取り付けられる。
なお、図中の符号3A・3Bはそのエンジン3の各シリ
ンダを表し、5A・5Bは各シリンダ3A・3Bからの
排気管ないしマフラである。
【0020】二つのシリンダ3A・3Bの間(Vの字の
谷間の部分)には、それらに共用のキャブレター4が一
つ配置され、その側方(車体の右側)にエアクリーナ1
0が設けられている。すなわち図2のように、キャブレ
ター4は、エンジン3(図1)へ向かう(つまり図1の
シリンダヘッド3Aa・3Baへ通じる)通気口4bを
内側にして上流側の通気口4aを車体右側に向け、その
側方にエアクリーナ10が接続されている。
【0021】さて、この自動二輪車1では、車体側方に
設けた上記のエアクリーナ10の小型化を図る等の目的
で別に吸気室15を設け、図1のとおり当該エアクリー
ナ10の上流側に接続している。吸気室15にはエアク
リーナ10と同程度の内部容積をもたせたので、エンジ
ン3へ至る吸気に対して双方が膨張室として機能するこ
とにより、エアクリーナ10自体がさほど大きくなくて
も吸気の脈動を効果的に減衰させ、吸気音を低減させる
ことができる。なお吸気室15は、エアクリーナ10の
上流側に接続しているため、外気を吸い込むため外に開
いた吸入口15aを備えている。
【0022】そしてこの吸気室15の配置位置は、図1
のとおり燃料タンク20に覆われ、しかも図2のように
メインフレーム2aに跨がる位置とした。タンク20に
は、メインフレーム2aを通す溝状の凹部とともにこの
吸気室15を収容するためのボックス状の凹部20aを
形成しておき、メインフレーム2aを跨ぐように吸気室
15を取り付け、かつブラケット15bやボルト・ナッ
ト(図示せず)を介して吸気室15をメインフレーム2
aに固定したのち、そのタンク20を上からかぶせ得る
ようになっている。こうしたことにより、吸気室15の
取り付けが容易であるほか、吸気音の高い吸入口15a
の箇所を含めて吸気室15がタンク20に覆われること
から、騒音の広がりを抑制できる。タンク20の当該凹
部20aのうち、吸気室15の吸入口15aに近い部分
には発泡ウレタン製の吸音材21を貼り付けたので、騒
音低減の効果は一層顕著である。なお、吸気室15は安
価な樹脂製とし、とくに意匠を施してはいないが、タン
ク20にかくれて見えないため自動二輪車1の外観を損
ねることもない。
【0023】吸気室15とエアクリーナ10とは、自動
二輪車1へのそれらの取り付けやすさを考慮し、接続可
能な別体として構成した。すなわち図1に示すように、
両者を合わせ面14にて接続・分離自在とし、エアクリ
ーナ10から上向きに延びた突出口11cを継手として
吸気室15内に差し込むことにより両者を一体化できる
ようにした。差し込んだ際、吸気室15を構成する樹脂
の弾性に基づいて当該突出口11cの周囲の隙間が封じ
られエアクリーナ10・吸気室15間のシールが実現さ
れる。
【0024】使用したエアクリーナ10は、吸気室15
に接続される管状部分11aとそれにつながる円盤状の
ホルダー11bおよび円筒形のカバー13とによってケ
ーシング11を構成し、そのホルダー11b・カバー1
3間に円筒形(外周面濾過形式)のフィルターエレメン
ト12を内蔵したものである。ホルダー11bは、ボル
ト・ナット類(図2のボルト11e等)によってエンジ
ン3のシリンダ3Aまたは3Bに取り付けている。構造
の簡単化およびメンテナンスの容易化のため、カバー1
3は、中心部に設ける単一のボルト13aによってホル
ダー11bに装着・固定するものとし、それにともなっ
て図1のとおり、キャブレター4へ至る通気口4aおよ
びエレメント12を偏心位置に設けている。エレメント
12を偏心配置したことと関連して、ホルダー11bに
対する管状部分11aの接続部11dの断面積を下流側
ほど小さくしたので、当該断面積変化が吸気の流量に対
応し、したがって吸気の流れが円滑である。また、軸心
すなわちボルト13aを通した部分を水平にし、上方か
ら外周付近に向かって吸気が入るようにしたので、吸気
中のゴミが遠心力で分離されたうえカバー13の下部に
溜まり、エレメント12の目詰まりを起こしにくい、と
いった利点もある。
【0025】つづいて図3に、発明の第二実施例を示
す。図3は、前記実施例における図2と同じ方向から見
た自動二輪車(全体の図示は省略)の同様の部分を示す
図である。この例は、複数気筒のエンジン(図示せず)
に対して二つのキャブレター5A・5Bを設け、各上流
側にエアクリーナ30A・30Bのそれぞれを接続した
もので、キャブレターの数が多い分だけ吸気の効率に優
れエンジンの出力性能が高い。図2の例と同様に、キャ
ブレター5A・5Bのそれぞれはエンジンへ向かう通気
口5Ab・5Bbを内側にし、上流側の通気口5Aa・
5Baを車体の外側(右側および左側)に向けて取り付
け、その各側方にエアクリーナ30A・30Bを接続し
ている。
【0026】この図3の例では、二つのエアクリーナ3
0A・30Bの上流側に一つの吸気室35を接続してい
る。この吸気室35にも各エアクリーナ30A・30B
と同程度以上の内部容積を与えたので、吸気室35でも
吸気の脈動が弱められ、その結果、エアクリーナ30A
・30Bを大型化しなくても吸気音の低減効果がもたら
される。吸気室35は、図1・図2の例と同様に燃料タ
ンク(図示せず)下部の凹部におさめ、かつ図示のよう
にメインフレーム2aを跨がせてその上に固定すること
から、吸入口35aを中心とした吸込み音などの発散を
防止する効果があり、自動二輪車の美観を損ねることが
なく、しかも吸気室35の取り付けは容易である。な
お、吸気室35は一つであって、エアクリーナ30A・
30Bとキャブレター5A・5Bとの二組に対して共用
であるが、二つに分けて設けるよりも容積を確保(吸気
音の低減のためには容積の大きいことが重要である)し
やすく、また部品点数の増加も抑えることができて好ま
しい。
【0027】
【発明の効果】本発明の自動二輪車にはつぎのような効
果がある。
【0028】a) 吸気室に前記エアクリーナと同程度又
は同程度以上の内部容積をもたせたので、エアクリーナ
と吸気室との二箇所で吸気の脈動を弱めることとなり
エアクリーナ自体を大容量化しなくとも吸気音が低減さ
れる。また、エアクリーナを大きくしないですむため、
それが運転者の脚に接近したり自動二輪車の外観を損ね
たりすることもない。
【0029】b) 燃料タンクの下部の凹部に上記の吸気
室がおさめられるので、自動二輪車の外観上好ましく、
吸気室に要するコストの点でも有利である。
【0030】c) 吸気室が燃料タンクで覆われるため、
その外気の吸入口等で発生する吸気音が外部へ発散しに
くい点で騒音防止効果がとくに高い。
【0031】d) 吸気室が、燃料タンクの下部で車体の
メインフレームにまたがる位置に設けてあるので、容易
にしっかりとその固定ができる。
【0032】請求項2に記載の自動二輪車の場合はさら
に、 e) エアクリーナと吸気室とが別体であるため、それら
の製作ならびに自動二輪車への組み込みが容易である。
【0033】請求項3の自動二輪車なら、 f) 高い吸気音が発生しがちな外気吸入口に面する部分
に吸音材が付けてあるので、上記c)のような騒音低減効
果が一層顕著である。
【0034】また、請求項4の自動二輪車の場合は、 g) エアクリーナおよびキャブレターを二組使用するた
めエンジンの性能上好ましい。また上記のような効果の
ほか、吸気室の容積を確保しやすく部品点数の増加を抑
制できる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の第一実施例である自動二輪車1について
要部を示す側面図である。
【図2】エアクリーナ10等の詳細図で、図1における
II−II矢視図である。
【図3】発明の第二実施例を示し、前記実施例における
図2と同じ方向から見た自動二輪車の同様の部分を示す
詳細図である。
【符号の説明】
1 自動二輪車 2a メインフレーム 3 エンジン 4・5A・5B キャブレター 10・30A・30B エアクリーナ 15・35 吸気室 15a・35a 吸入口 20 燃料タンク 20a 凹部 21 吸音材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−143773(JP,A) 特開 平2−28077(JP,A) 特開 平1−218988(JP,A) 特開 昭60−131317(JP,A) 特開 昭57−44582(JP,A) 実開 昭55−168491(JP,U) 実開 昭58−51052(JP,U) 実開 昭50−148352(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62J 39/00 B62K 11/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアクリーナを車体側方に配置した自動
    二輪車であって、 吸気系に最初に外気を吸い込む開放口である外気の吸入
    口を有していてエアクリーナの上流側につながる吸気室
    を、燃料タンクの下部に形成した凹部におさまり、かつ
    車体のメインフレームにまたがる位置に設け 前記吸気室に前記エアクリーナと同程度又は同程度以上
    の内部容積をもたせた ことを特徴とする自動二輪車。
  2. 【請求項2】 エアクリーナと上記の吸気室とを別体と
    し、シール可能な継手を介して両者を接続した請求項1
    に記載の自動二輪車。
  3. 【請求項3】 燃料タンクの下部の凹部のうち、上記吸
    気室の外気の吸入口に面する部分に吸音材を付けた請求
    項1又は2に記載の自動二輪車。
  4. 【請求項4】 車体の右側と左側とにエアクリーナを配
    置して下流側にそれぞれキャブレターを接続するととも
    に、それらエアクリーナの上流側に共用の吸気室を設け
    た請求項1〜3のいずれかに記載の自動二輪車。
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