JP3109313B2 - 自動車用エアクリーナの取付構造 - Google Patents

自動車用エアクリーナの取付構造

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JP3109313B2
JP3109313B2 JP05027492A JP2749293A JP3109313B2 JP 3109313 B2 JP3109313 B2 JP 3109313B2 JP 05027492 A JP05027492 A JP 05027492A JP 2749293 A JP2749293 A JP 2749293A JP 3109313 B2 JP3109313 B2 JP 3109313B2
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンルームにエア
クリーナを搭載するための、自動車のエアクリーナ取付
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車においてエンジンルームにエンジ
ンを搭載するときには、エンジンの振動が車体側に伝わ
るのを防止するために、振動吸収機能を有するマウント
部材を介して支持することになる。図3は自動車のエン
ジンルームを上方から見た平面図であり、図4はこの図
3のものをA−A方向から見た正面図である。これらの
図において1は自動車の車体、2はエンジン、3はイン
テークマニホールド、4はエキゾーストマニホールド、
5はトランスミッションである。インテークマニホール
ド3にはエアインテークホース6を介してエアクリーナ
7が接続されている。
【0003】このようなレイアウトを有するエンジンル
ームにおいて、エンジン2をその慣性主軸で支持しよう
とすると、そのためにマウント部材8を配設する位置
は、図中にa,b,c,dで示すところになる。エンジ
ン2の補機のうちエアクリーナ7は、ケースの内部にエ
レメントであるフィルタを収容するが(一例として実開
平2-150018号公報等参照)、浄化するエアの通りをよく
するためにケースの内部容積をある程度大きくとる関係
上、全体的な寸法が大きくならざるを得ない。
【0004】車体にこのエアクリーナ7を搭載する場
合、その位置としてはエンジン2の向きなどとの関係
で、図中のaあるいはbで示すところになる。いまbで
示すところに搭載しようとすると、この位置においては
上下方向に余裕があるので、さほどの問題も生じない
が、aのマウント部材8の近傍に取付けようとすると、
マウント部材8とエアクリーナ7とが高さ方向でほぼ同
じ位置になるため、エアクリーナ7の容量が小さくなっ
てしまう。このため、容量を大きくしたいときには他の
場所に取付けたり、マウント部材8の位置を変えること
になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようにエアクリー
ナ7の容量を大きくするためにマウント部材8の位置を
変えると、エンジンの振動が車体に伝わるのを防止する
効果が小さくなってしまうことになった。そこでマウン
ト部材8を設ける位置を優先させると、エアクリーナ7
の容量が充分に取れにくいことになるので、性能上不利
になった。従来においては、マウント部材8の位置は変
えずに、エアクリーナのケースの形状を変えるなどの工
夫により、可及的に大きな容積を得るようにして、これ
に対処していた。
【0006】本発明は、この点に鑑みて成されたもので
あり、マウント部材の位置を変える必要がなく、しかも
容量を充分に大きくとることができる自動車用エアクリ
ーナの取付構造を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、請求項1に記載の発明は、自
動車のエンジンをマウント部材を介して車体で支持する
と共に、前記エンジンに連結するエアクリーナをマウン
ト部材の近傍に取付けた自動車用エアクリーナの取付構
造において、前記エアクリーナの下部の側壁にエア入口
を形成し、該エア入口から直線方向に、前記エアクリー
ナの内部にエア流路を設け、該エア流路から外れた位置
のエアクリーナの下部に凹部を形成し、該凹部で前記マ
ウント部材の上方及び側部を覆うように、前記エアクリ
ーナを取付けたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】請求項1に記載の発明は、エアクリーナの下部
に凹部を設ける必要がある場合、エアクリーナの下部の
側壁に設けたエア入口からエアクリーナの内部に、直線
方向にエア流路を確保して、すなわち、凹部の壁部と、
エアクリーナに吸入されたエアとが干渉しないように、
凹部を避けた位置にエア流路を設けて、エアクリーナ内
の吸気抵抗の増加を防止する。また、エアクリーナに形
成した凹部でマウント部材の上方及び側方を覆うことに
より、エアクリーナがマウント部材を避けて配置され、
エアクリーナの搭載がマウント部材の振動防止効果に影
響を及ぼさないようする。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1および図2に
ついて説明する。マウント部材8は、車体1側のパネル
9にボルト10によって取付けられるブラケット11と、こ
のブラケット11に中心部を軸12で支持されたゴム13およ
び一部を環状部14にしてこの環状部14でゴム13の外周を
把持するブラケット15で概略構成されている。この構造
により、このゴム13の変形範囲でエンジン2の振動を吸
収することになる。ブラケット15は、エンジン2のタイ
ミングベルトカバー16に押し当てられ、図示しないボル
トによってエンジン2のシリンダブロック(あるいはシ
リンダヘッド)に固着されたエンジン2側のマウントブ
ラケット17に、図示しないボルトで固着される。
【0010】エアクリーナ7のケース18は、下方に凹部
を形成するようにケース18の下部を延出させ、その底部
が車体1側の屈折したパネル9に載置される状態で取付
けられており、エアクリーナ7のケース18ならびにその
内部に収容される図示しないフィルタの一部が、マウン
ト部材8の上方にオーバーハングして突出するように位
置設定されている。すなわち、エアクリーナ7の下方に
形成した凹部でマウント部材8の上方及び側方を覆うよ
うにエアクリーナ7が取付けられている。この場合にお
いて、マウント部材8の高さは、可及的に低くしてあ
る。また、エアクリーナ7の下部の側壁にはエア入口19
が設けられており、このエア入口19から直線方向に、エ
アクリーナ7の内部にエア流路が形成されている。この
エア流路から外れた位置のエアクリーナの下部には、前
述した凹部が形成されている。図中20はエア出口であ
る。
【0011】このように構成されたこの自動車のエアク
リーナ取付構造によれば、エアクリーナ7の下方に凹部
が形成されるように,エアクリーナ7の下部を延出させ
たことにより、エアクリーナ7のケース18が充分に大き
くとれるので、フィルタの大きさも大きくすることがで
きる。したがって、エアの浄化効率が高くなる上に、エ
ンジンルーム内のスペースを有効に使用できることにな
る。さらに、マウント部材8をエアクリーナ7の配設位
置にかかわらず、エンジンの振動が車体に伝わるのを最
も効果的に防止することができる位置に取付けることが
可能となる。また、エアクリーナ7の下部の側壁に形成
したエア入口から直線方向に、エアクリーナ7の内部に
エア流路を設けたことにより、すなわち、前記凹部の壁
部と、エアクリーナに吸入されたエアとが干渉しないよ
うに、凹部を避けた位置にエア流路を設けたことによ
り、エアクリーナ7に吸入されるエアの吸気抵抗の増加
を防止することが可能になる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように構成された自動車用
エアクリーナの取付構造であるから、請求項1に記載さ
れた発明は、エアクリーナの下部の側壁に設けたエア入
口から直線方向に、エアクリーナの内部にエア流路を設
けたので、すなわち、マウント部材の取付位置に対応さ
せてエアクリーナの下部に凹部を設ける必要がある場合
であっても、この凹部の壁部と、吸入されたエアとが干
渉しないように、凹部を避けた位置にエア流路を設けた
ので、エアクリーナ内の吸気抵抗の増加を防止すること
ができる。 さらに、エアクリーナに設けた凹部でマウン
ト部材の上方及び側方を覆ったので、エアクリーナがマ
ウント部材を避けて配置されることになり、エアクリー
ナの搭載がマウント部材の振動防止効果に影響を及ぼす
ことはない。すなわち、エアクリーナの搭載位置にかか
わらずマウント部材を振動防止効果の最も高い位置に取
付けることができる。これによって、エンジンの振動が
車体に伝わるのを防止する機能を充分に保持することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の正面図であり、図3におけ
るB方向矢視図である。
【図2】図1のものの側面図であり、図3におけるC方
向矢視図である。
【図3】自動車のエンジンルームを上方から見た平面図
である。
【図4】図3のものをA−A方向から見た正面図であ
る。
【符号の説明】
1 車体 2 エンジン 7 エアクリーナ 8 マウント部材 9 パネル 11 ブラケット 13 ゴム 15 ブラケット 16 タイミングベルトカバー 17 マウントブラケット 18 ケース

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のエンジンをマウント部材を介し
    て車体で支持すると共に、前記エンジンに連結するエア
    クリーナをマウント部材の近傍に取付けた自動車用エア
    クリーナの取付構造において、 前記エアクリーナの下部の側壁にエア入口を形成し、該
    エア入口から直線方向に、前記エアクリーナの内部にエ
    ア流路を設け、該エア流路から外れた位置のエアクリー
    ナの下部に凹部を形成し、該凹部で 前記マウント部材の
    上方及び側部を覆うように、前記エアクリーナを取付け
    たことを特徴とする自動車用エアクリーナの取付構造
JP05027492A 1993-01-22 1993-01-22 自動車用エアクリーナの取付構造 Expired - Fee Related JP3109313B2 (ja)

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