JP3157677B2 - エンジンのヘッドカバー - Google Patents
エンジンのヘッドカバーInfo
- Publication number
- JP3157677B2 JP3157677B2 JP05745694A JP5745694A JP3157677B2 JP 3157677 B2 JP3157677 B2 JP 3157677B2 JP 05745694 A JP05745694 A JP 05745694A JP 5745694 A JP5745694 A JP 5745694A JP 3157677 B2 JP3157677 B2 JP 3157677B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- head cover
- gap
- ceiling
- intake manifold
- extension
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F7/00—Casings, e.g. crankcases or frames
- F02F7/006—Camshaft or pushrod housings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
- F02B75/22—Multi-cylinder engines with cylinders in V, fan, or star arrangement
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はエンジンのヘッドカバ
ーに関する。
ーに関する。
【0002】
【従来の技術】V型エンジンでは図3,図4のようにシ
リンダブロック1のバンク1a内側を通る吸気マニホー
ルド2と、シリンダヘッド3上部を覆うヘッドカバー4
との間に隙間Sが生じる。この場合、ヘッドカバー4は
シリンダヘッド3の上面を囲む側壁部4aと、その開口
面を覆う天井部4bとに分割され、側壁部4aをボルト
5でシリンダヘッド3に締め付けると共に、側壁部4a
との間で天井部4bが簡単に外せるようにボルト6で結
合される。
リンダブロック1のバンク1a内側を通る吸気マニホー
ルド2と、シリンダヘッド3上部を覆うヘッドカバー4
との間に隙間Sが生じる。この場合、ヘッドカバー4は
シリンダヘッド3の上面を囲む側壁部4aと、その開口
面を覆う天井部4bとに分割され、側壁部4aをボルト
5でシリンダヘッド3に締め付けると共に、側壁部4a
との間で天井部4bが簡単に外せるようにボルト6で結
合される。
【0003】バンク1aと1aの間には燃料噴射ポンプ
7が配置され、そのポンプ7から各気筒の噴射ノズルへ
燃料を供給する噴射管8が隙間Sを横断して配管され
る。ヘッドカバー4の側壁部4aに噴射管8を通して噴
射ノズルに連結するパイプナット9が挿入される。
7が配置され、そのポンプ7から各気筒の噴射ノズルへ
燃料を供給する噴射管8が隙間Sを横断して配管され
る。ヘッドカバー4の側壁部4aに噴射管8を通して噴
射ノズルに連結するパイプナット9が挿入される。
【0004】ヘッドカバー4にバルブ系の振動音が伝わ
るのを抑えるため、この例ではボルト5の頭部と側壁部
4aの間に防振ラバー10が介装されるが、それでもヘ
ッドカバー4と吸気マニホールド2との隙間Sからハイ
レベルの騒音が放射されるという不具合があった。これ
は吸気の脈動音とバルブ系の振動音が隙間Sで干渉して
増幅されるためと考えられる。そのため、隙間Sを弾性
的に嵌合する吸音材で塞ぐようにしたものが見られる
(実開平5ー83338号公報)。
るのを抑えるため、この例ではボルト5の頭部と側壁部
4aの間に防振ラバー10が介装されるが、それでもヘ
ッドカバー4と吸気マニホールド2との隙間Sからハイ
レベルの騒音が放射されるという不具合があった。これ
は吸気の脈動音とバルブ系の振動音が隙間Sで干渉して
増幅されるためと考えられる。そのため、隙間Sを弾性
的に嵌合する吸音材で塞ぐようにしたものが見られる
(実開平5ー83338号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来例では隙間Sに噴射管8などが入り組むため、
吸音材の組み付けが難しく、吸音材が邪魔して整備性を
損なうという問題があった。
うな従来例では隙間Sに噴射管8などが入り組むため、
吸音材の組み付けが難しく、吸音材が邪魔して整備性を
損なうという問題があった。
【0006】この発明はこのような問題点を考慮してな
されたもので、整備性を確保しながら隙間の防音を低コ
ストで実現することを目的とする。
されたもので、整備性を確保しながら隙間の防音を低コ
ストで実現することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明では、V型エ
ンジンのシリンダヘッド上部を覆うヘッドカバーにおい
て、その天井部にこれとバンクの内側を通る吸気マニホ
ールドとの隙間を囲う庇状に張り出す延長部を形成す
る。
ンジンのシリンダヘッド上部を覆うヘッドカバーにおい
て、その天井部にこれとバンクの内側を通る吸気マニホ
ールドとの隙間を囲う庇状に張り出す延長部を形成す
る。
【0008】第2の発明では、延長部の先端縁に噴射管
との干渉を避ける凹部を形成し、その凹部を含む先端縁
に隙間の密閉性を高めるためのシール材を設ける。
との干渉を避ける凹部を形成し、その凹部を含む先端縁
に隙間の密閉性を高めるためのシール材を設ける。
【0009】
【作用】第1の発明によれば、ヘッドカバーをバンクの
シリンダヘッドに取り付けると、その天井部から庇状に
張り出す延長部で、吸気マニホールドとの隙間が囲われ
るため、隙間から騒音が漏れるのを防止できる。ヘッド
カバーをシリンダヘッドから外すと、吸気マニホールド
との隙間が一緒に開放されるので、整備性なども良好に
確保できる。ヘッドカバーの延長部で吸気マニホールド
との一体感が増すので、外観の見栄えも向上する。延長
部は天井部に形成容易なため、低コストで隙間の遮音が
実現できる。
シリンダヘッドに取り付けると、その天井部から庇状に
張り出す延長部で、吸気マニホールドとの隙間が囲われ
るため、隙間から騒音が漏れるのを防止できる。ヘッド
カバーをシリンダヘッドから外すと、吸気マニホールド
との隙間が一緒に開放されるので、整備性なども良好に
確保できる。ヘッドカバーの延長部で吸気マニホールド
との一体感が増すので、外観の見栄えも向上する。延長
部は天井部に形成容易なため、低コストで隙間の遮音が
実現できる。
【0010】第2の発明によれば、噴射管との干渉も避
けられ、良好な整備性を確保しつつ、遮音性をさらに向
上できる。
けられ、良好な整備性を確保しつつ、遮音性をさらに向
上できる。
【0011】
【実施例】図1,図2において、20はV型エンジンの
シリンダブロック、21はバンク20aのシリンダヘッ
ド、22はシリンダヘッド21のヘッドカバーで、シリ
ンダヘッド21の上面を囲む側壁部22aと、その開口
面を覆う天井部22bとに分割され、側壁部22aをボ
ルト23でシリンダヘッド21に締め付けると共に、側
壁部22aとの間で天井部22bが簡単に外せるように
ボルト24で結合される。25はボルト23の防振ラバ
ーを示す。
シリンダブロック、21はバンク20aのシリンダヘッ
ド、22はシリンダヘッド21のヘッドカバーで、シリ
ンダヘッド21の上面を囲む側壁部22aと、その開口
面を覆う天井部22bとに分割され、側壁部22aをボ
ルト23でシリンダヘッド21に締め付けると共に、側
壁部22aとの間で天井部22bが簡単に外せるように
ボルト24で結合される。25はボルト23の防振ラバ
ーを示す。
【0012】バンク20aの内側からシリンダヘッド2
1に吸気マニホールド26が結合され、後述の延長部2
7で囲われる隙間Sを形成する。バンク20bの間には
燃料噴射ポンプ28が配置され、そのポンプ28から各
気筒の噴射ノズルへ燃料を供給する噴射管29が隙間S
を横断して配管される。噴射管28は延長部27との関
係から隙間Sに掛かる部分で吸気マニホールド26に接
触しながらヘッドカバー22の側壁部22aへ延びるよ
うに曲げられ、パイプナット(図示せず)を通してシリ
ンダヘッド21の噴射ノズルに連結される。
1に吸気マニホールド26が結合され、後述の延長部2
7で囲われる隙間Sを形成する。バンク20bの間には
燃料噴射ポンプ28が配置され、そのポンプ28から各
気筒の噴射ノズルへ燃料を供給する噴射管29が隙間S
を横断して配管される。噴射管28は延長部27との関
係から隙間Sに掛かる部分で吸気マニホールド26に接
触しながらヘッドカバー22の側壁部22aへ延びるよ
うに曲げられ、パイプナット(図示せず)を通してシリ
ンダヘッド21の噴射ノズルに連結される。
【0013】ヘッドカバー22の天井部22bには吸気
マニホールド26へ向けて張り出す延長部27が設けら
れる。延長部27は隙間Sの上面およびその両端を遮蔽
する庇状に形成され、その先端縁に噴射管29との干渉
を避ける凹部30が設けられる。隙間Sの密封性を高め
るため、グロメット31(シール材)が延長部27の凹
部30を含む先端縁に取り付けられる。なお、延長部2
7は天井部22bに一体成型される。
マニホールド26へ向けて張り出す延長部27が設けら
れる。延長部27は隙間Sの上面およびその両端を遮蔽
する庇状に形成され、その先端縁に噴射管29との干渉
を避ける凹部30が設けられる。隙間Sの密封性を高め
るため、グロメット31(シール材)が延長部27の凹
部30を含む先端縁に取り付けられる。なお、延長部2
7は天井部22bに一体成型される。
【0014】このような構成により、ヘッドカバー22
の天井部22bを側壁部22aに組み付けると、天井部
22bから張り出す延長部27で、吸気マニホールド2
6との隙間Sが囲われるため、隙間Sから放射される騒
音を遮断できる。この場合、延長部27の先端縁にグロ
メット31を備えるので、隙間Sの密閉性が高まるた
め、騒音の漏れを有効に防止できる。ヘッドカバー22
の天井部22bを側壁部22aから外すと、隙間Sが一
緒に開放されるので、噴射管29などに対する整備性も
良好に確保できる。ヘッドカバー22の延長部27で吸
気マニホールド26との一体感が増すので、外観の見栄
えも向上する。延長部27は天井部22bに形成するの
が簡単なため、低コストで隙間の良好な遮音が実現でき
る。
の天井部22bを側壁部22aに組み付けると、天井部
22bから張り出す延長部27で、吸気マニホールド2
6との隙間Sが囲われるため、隙間Sから放射される騒
音を遮断できる。この場合、延長部27の先端縁にグロ
メット31を備えるので、隙間Sの密閉性が高まるた
め、騒音の漏れを有効に防止できる。ヘッドカバー22
の天井部22bを側壁部22aから外すと、隙間Sが一
緒に開放されるので、噴射管29などに対する整備性も
良好に確保できる。ヘッドカバー22の延長部27で吸
気マニホールド26との一体感が増すので、外観の見栄
えも向上する。延長部27は天井部22bに形成するの
が簡単なため、低コストで隙間の良好な遮音が実現でき
る。
【0015】なお、延長部27の内面に遮音材を張って
も良い。また、延長部27はについては、側壁部22a
から天井部22bが簡単に外せる分離型に限らず、側壁
部22aに天井部22bが結合する一体型のヘッドカバ
ーにも広く適用できる。
も良い。また、延長部27はについては、側壁部22a
から天井部22bが簡単に外せる分離型に限らず、側壁
部22aに天井部22bが結合する一体型のヘッドカバ
ーにも広く適用できる。
【0016】
【発明の効果】第1の発明によれば、V型エンジンのシ
リンダヘッド上部を覆うヘッドカバーにおいて、その天
井部にこれとバンクの内側を通る吸気マニホールドとの
隙間を囲う庇状に張り出す延長部を形成したので、整備
性や見栄えを確保しながら、ヘッドカバーと吸気マニホ
ールドとの隙間から放射される騒音を効率よく低減でき
る。
リンダヘッド上部を覆うヘッドカバーにおいて、その天
井部にこれとバンクの内側を通る吸気マニホールドとの
隙間を囲う庇状に張り出す延長部を形成したので、整備
性や見栄えを確保しながら、ヘッドカバーと吸気マニホ
ールドとの隙間から放射される騒音を効率よく低減でき
る。
【0017】第2の発明によれば、第1の発明における
延長部の先端縁に噴射管との干渉を避ける凹部を形成
し、その凹部を含む先端縁に隙間の密閉性を高めるため
のシール材を設けたので、良好な整備性を確保しつつ、
遮音性をさらに向上できる。
延長部の先端縁に噴射管との干渉を避ける凹部を形成
し、その凹部を含む先端縁に隙間の密閉性を高めるため
のシール材を設けたので、良好な整備性を確保しつつ、
遮音性をさらに向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すエンジンの斜視図であ
る。
る。
【図2】同じくA方向から見る一部側面図である。
【図3】従来技術を説明するエンジンの斜視図である。
【図4】同じくA方向から見る一部側面図である。
20 シリンダブロック 20a バンク 21 シリンダヘッド 22 ヘッドカバー 22a 側壁部 22b 天井部 26 吸気マニホールド 27 延長部 29 噴射管 30 凹部 31 グロメット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02F 7/00 F02B 75/22 F02B 77/13 F16M 1/026
Claims (2)
- 【請求項1】V型エンジンのシリンダヘッド上部を覆う
ヘッドカバーにおいて、その天井部にこれとバンクの内
側を通る吸気マニホールドとの隙間を囲う庇状に張り出
す延長部を形成したことを特徴とするエンジンのヘッド
カバー。 - 【請求項2】延長部の先端縁に噴射管との干渉を避ける
凹部を形成し、その凹部を含む先端縁に隙間の密閉性を
高めるためのシール材を設けたことを特徴とする請求項
1に記載のヘッドカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05745694A JP3157677B2 (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | エンジンのヘッドカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05745694A JP3157677B2 (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | エンジンのヘッドカバー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07259644A JPH07259644A (ja) | 1995-10-09 |
JP3157677B2 true JP3157677B2 (ja) | 2001-04-16 |
Family
ID=13056180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05745694A Expired - Fee Related JP3157677B2 (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | エンジンのヘッドカバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3157677B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010163960A (ja) * | 2009-01-15 | 2010-07-29 | Honda Motor Co Ltd | ヘッドカバー |
-
1994
- 1994-03-28 JP JP05745694A patent/JP3157677B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07259644A (ja) | 1995-10-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |